JPS61136525A - 変性ポリテトラフルオロエチレン成形体の接合体 - Google Patents
変性ポリテトラフルオロエチレン成形体の接合体Info
- Publication number
- JPS61136525A JPS61136525A JP25732684A JP25732684A JPS61136525A JP S61136525 A JPS61136525 A JP S61136525A JP 25732684 A JP25732684 A JP 25732684A JP 25732684 A JP25732684 A JP 25732684A JP S61136525 A JPS61136525 A JP S61136525A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bonding
- ptfe
- molding
- modified
- bonded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は変性ポリテトラフルオロエチレン成形体の接合
体に関する。
体に関する。
えヱニ且3
ポリテトラフルオロエチレン(以下、単にPTFEと称
することがある)は高い耐熱性、すぐれた耐化学薬品性
及び電気的特性を有し、更には非粘着性、低摩擦性など
独特の性質を有しているため、化学、機械、電気などの
諸工業で、或いは家庭用器具などで広範に使用されてい
る。
することがある)は高い耐熱性、すぐれた耐化学薬品性
及び電気的特性を有し、更には非粘着性、低摩擦性など
独特の性質を有しているため、化学、機械、電気などの
諸工業で、或いは家庭用器具などで広範に使用されてい
る。
しかしながら、PTFEは非常に低い表面張力と高い溶
融粘度のために接着を行なうことが困難であり、その用
途は可成り限定されたものとなっているのが実情である
。
融粘度のために接着を行なうことが困難であり、その用
途は可成り限定されたものとなっているのが実情である
。
従ってこの接着についての問題の解決はPTFEの用途
を拡大していくのに当って極めて重要な意義をもってい
る。
を拡大していくのに当って極めて重要な意義をもってい
る。
こうした実情を反映して近年PTFE成形体の表面を濡
らすことが可能なテトラフルオロエチレン/バーフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(以下、単にP
FAと称することがある)及びテトラフルオロエチレン
/バーフルオロ(アルキルビニルエーテル)/パーフル
オロ(アル午ルエチレン)共重合体(以下学にEPEと
称することがある)などの低い表面張力と低い溶融粘度
を有する高度にフッ素化されたテトラフルオロエチレン
の共重合体が使用されるようになって来た。
らすことが可能なテトラフルオロエチレン/バーフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(以下、単にP
FAと称することがある)及びテトラフルオロエチレン
/バーフルオロ(アルキルビニルエーテル)/パーフル
オロ(アル午ルエチレン)共重合体(以下学にEPEと
称することがある)などの低い表面張力と低い溶融粘度
を有する高度にフッ素化されたテトラフルオロエチレン
の共重合体が使用されるようになって来た。
これらの共重合体はエチレン/テトラフルオロエチレン
共重合体C以下単にETFEと称することがある)及び
テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロペン共重
合体(以下単にFEPと称することがある)に較べてか
なり高い接着力を有するものの、なおその接合部の強度
が十分とは言えず、又被接着体としてフィルム状又はシ
ート状の厚さ約1mm以下のPTFE成形体を使用した
場合には、その接合境面にシワが発生するなどの問題が
あった。
共重合体C以下単にETFEと称することがある)及び
テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロペン共重
合体(以下単にFEPと称することがある)に較べてか
なり高い接着力を有するものの、なおその接合部の強度
が十分とは言えず、又被接着体としてフィルム状又はシ
ート状の厚さ約1mm以下のPTFE成形体を使用した
場合には、その接合境面にシワが発生するなどの問題が
あった。
が しよ〜と るロ 占
本発明は接着力が高く接合境面及びその周囲にシワの発
生のないPTFE成形体の接合体を提供することを目的
とする。
生のないPTFE成形体の接合体を提供することを目的
とする。
木発明者は接着力が高く接合境面及びその周囲にシワの
発生のないPTFE成形体の接合体について研究の結果
、下記式の変性剤 X IX 3 X t X 3(式
中Rfは炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、Xr
、X2 、XsはFtたはH)によって変性された比
溶融粘度IX’107〜I X l 011ポイズの変
性ポリテトラフルオロエチレン成形体同志又は該成形体
と耐熱性物品との接合体は高い接着力を有し、且つ接合
境面及びその周囲にシワ、波立ちなどのない極めて優れ
た接合体になることを見出し本発明を完成した。
発生のないPTFE成形体の接合体について研究の結果
、下記式の変性剤 X IX 3 X t X 3(式
中Rfは炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基、Xr
、X2 、XsはFtたはH)によって変性された比
溶融粘度IX’107〜I X l 011ポイズの変
性ポリテトラフルオロエチレン成形体同志又は該成形体
と耐熱性物品との接合体は高い接着力を有し、且つ接合
境面及びその周囲にシワ、波立ちなどのない極めて優れ
た接合体になることを見出し本発明を完成した。
変性PTFEとは、TFE (テトラフルオロエチレン
)の重合において少量の、通常0.5%未満の前述の変
性剤を共重合したものであって、モールディングパウダ
ーの場合には耐クリープ性の優れた成形品が、またファ
インパウダーの場合には押出成形性の優れた粉末が得ら
れることが知られている。
)の重合において少量の、通常0.5%未満の前述の変
性剤を共重合したものであって、モールディングパウダ
ーの場合には耐クリープ性の優れた成形品が、またファ
インパウダーの場合には押出成形性の優れた粉末が得ら
れることが知られている。
本発明の接合体に使用されるPTFE成形体は上記変性
PTFEを圧縮成形法、ペースト押出成形法、あるいは
その他の適切な方法によって成形されるフィルム状、シ
ート状、ブロック状、及びその他の形状の成形体である
。
PTFEを圧縮成形法、ペースト押出成形法、あるいは
その他の適切な方法によって成形されるフィルム状、シ
ート状、ブロック状、及びその他の形状の成形体である
。
上記変性PTFEは前述の説明から明らかな通り、PF
A、EPE及びFEPなどの溶融成形性のフッ素樹脂と
は異なり、PTFEと同様の方法を用いて成形するタイ
プのフッ素樹脂であり、その溶融粘度が1X107〜L
X 1011ポイズであることにより溶融成形性フッ
素樹脂(比溶融粘度lX103〜1X10G)とは明ら
かに区別される。
A、EPE及びFEPなどの溶融成形性のフッ素樹脂と
は異なり、PTFEと同様の方法を用いて成形するタイ
プのフッ素樹脂であり、その溶融粘度が1X107〜L
X 1011ポイズであることにより溶融成形性フッ
素樹脂(比溶融粘度lX103〜1X10G)とは明ら
かに区別される。
変性PTFEの比溶融粘度がlX107ポイズより低い
場合には、接着温度で樹脂は流動性を帯びるようになる
ため、接合体の形状が著るしく崩れてしまうか又は接合
部周辺にシワ、波立ちが発生するという問題があり、一
方比溶融粘度が1XIQilポイズより高い場合には接
着強度が低いという問題があるため、本発明の接合体に
供される変性ポリテトラフルオロエチレンの比溶融粘度
はlXl0’〜I X 1011ポイズの範囲であるこ
とが必要である。特にlXl0”〜5 X I O10
ポイズの範囲の変性PTFEの使用は、接着力、接合体
の状態などの面から好ましい結果を与える6本発明の接
合体は上記変性PTFE成形体同志又は上記変性PTF
E成形体と鉄、ガラス、セラミックスなどの耐熱性物品
とを、変性PTFEの融点以上1通常330〜420℃
、好ましくは350〜390℃の温度で熱圧着すること
により得ることができる。
場合には、接着温度で樹脂は流動性を帯びるようになる
ため、接合体の形状が著るしく崩れてしまうか又は接合
部周辺にシワ、波立ちが発生するという問題があり、一
方比溶融粘度が1XIQilポイズより高い場合には接
着強度が低いという問題があるため、本発明の接合体に
供される変性ポリテトラフルオロエチレンの比溶融粘度
はlXl0’〜I X 1011ポイズの範囲であるこ
とが必要である。特にlXl0”〜5 X I O10
ポイズの範囲の変性PTFEの使用は、接着力、接合体
の状態などの面から好ましい結果を与える6本発明の接
合体は上記変性PTFE成形体同志又は上記変性PTF
E成形体と鉄、ガラス、セラミックスなどの耐熱性物品
とを、変性PTFEの融点以上1通常330〜420℃
、好ましくは350〜390℃の温度で熱圧着すること
により得ることができる。
上記接合体は実施例及び比較例にみられる通りPTFE
成形体同志を直接熱圧着した接合体に較べてその接着力
が高いことは当然のこととして、PTFE成形体同志の
接合において例えばPFAフィルム等を接着剤としてP
TFE成形体間に介し熱圧着した接合体よりも高い接着
力を有するものである、更に加えて本発明の接合体はP
TFEと接着剤との熱収縮の差によって生ずる接合境面
及びその周囲のシワ及び波立ちの発生がないという利点
がある。
成形体同志を直接熱圧着した接合体に較べてその接着力
が高いことは当然のこととして、PTFE成形体同志の
接合において例えばPFAフィルム等を接着剤としてP
TFE成形体間に介し熱圧着した接合体よりも高い接着
力を有するものである、更に加えて本発明の接合体はP
TFEと接着剤との熱収縮の差によって生ずる接合境面
及びその周囲のシワ及び波立ちの発生がないという利点
がある。
実施例1〜3
375°Cに加熱した加圧機のプレス面にアルミニウム
板(200X200mmX厚さ2mm)を置き、そのア
ルミニウム板上に接合すべき長方形の試料シート(20
0X60mmX厚さ1mm)を2枚重ねて置き、その上
に押板としてアルミニウム板(200X25mmX厚さ
2mm)を試料シートの長辺方向に合せて置き、試料シ
ート及びアルミニウム板が375℃になるまで約5分間
無加圧の状態で保持した。ついで3kg/cm2の圧力
を加え5分間保持し、試料シート同志を接合した。接合
後アルミニウム板ごと試料を加圧機から取出し試料が温
室に下るまで空冷した。
板(200X200mmX厚さ2mm)を置き、そのア
ルミニウム板上に接合すべき長方形の試料シート(20
0X60mmX厚さ1mm)を2枚重ねて置き、その上
に押板としてアルミニウム板(200X25mmX厚さ
2mm)を試料シートの長辺方向に合せて置き、試料シ
ート及びアルミニウム板が375℃になるまで約5分間
無加圧の状態で保持した。ついで3kg/cm2の圧力
を加え5分間保持し、試料シート同志を接合した。接合
後アルミニウム板ごと試料を加圧機から取出し試料が温
室に下るまで空冷した。
得られた接合試料シートを短辺方向に10mm間隔に切
断し、10mmX60mmの試料片を得て、温度23±
1℃、剥離速度50mm/minの条件で試験片の剥離
強度を測定した。
断し、10mmX60mmの試料片を得て、温度23±
1℃、剥離速度50mm/minの条件で試験片の剥離
強度を測定した。
各試料シートの材質、接合試料シートの剥離強度及び接
合状態を第1表に示す。
合状態を第1表に示す。
比較例1〜2
試料シートとしてPTFEシートを用い 接着剤を使用
せず実施例と同様に熱圧着を行なったケース、及び接着
剤として厚さ0.1mmのPFAフィルムをPTFEシ
ート間に介し、実施例と同様に熱圧着を行なったケース
の接合試料片の剥離強度及び接合状態を第1表に併記す
る。
せず実施例と同様に熱圧着を行なったケース、及び接着
剤として厚さ0.1mmのPFAフィルムをPTFEシ
ート間に介し、実施例と同様に熱圧着を行なったケース
の接合試料片の剥離強度及び接合状態を第1表に併記す
る。
第 1 表
比溶融粘度は特公昭51−46794記載の方法で測定
した。
した。
坐」L例」L里
丘記実施例から明らかなように、本発明の変性PTFE
成形体の接合体は、PTFE成形体の接合体、あるいは
PTFE成形体を゛PFAフィルムを介して接合した接
合体に比し剥離強度が高く接合状態も良好である。
成形体の接合体は、PTFE成形体の接合体、あるいは
PTFE成形体を゛PFAフィルムを介して接合した接
合体に比し剥離強度が高く接合状態も良好である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記式の変性剤 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
式、表等があります▼ (式中R_fは炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基
、X_1、X_2、X_3はFまたはH)によって変性
された比溶融粘度1×10^7〜1×10^1^1ポイ
ズの変性ポリテトラフルオロエチレン成形体同志又は該
成形体と耐熱製物品との接合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25732684A JPS61136525A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 変性ポリテトラフルオロエチレン成形体の接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25732684A JPS61136525A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 変性ポリテトラフルオロエチレン成形体の接合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61136525A true JPS61136525A (ja) | 1986-06-24 |
JPS6367808B2 JPS6367808B2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=17304803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25732684A Granted JPS61136525A (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | 変性ポリテトラフルオロエチレン成形体の接合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61136525A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0947309B1 (en) * | 1996-12-03 | 2004-09-15 | Daikin Industries, Limited | Method for joining modified polytetrafluoroethylene mouldings |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865722A (ja) * | 1981-09-09 | 1983-04-19 | ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト | 変性ptfe―粉末 |
JPS59115313A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-07-03 | イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− | 改質された粒状ポリテトラフルオロエチレン共重合体およびその製造方法 |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP25732684A patent/JPS61136525A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865722A (ja) * | 1981-09-09 | 1983-04-19 | ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト | 変性ptfe―粉末 |
JPS59115313A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-07-03 | イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− | 改質された粒状ポリテトラフルオロエチレン共重合体およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6367808B2 (ja) | 1988-12-27 |
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