JPS6112759A - 伸展性を有するポリウレタン塗料組成物 - Google Patents

伸展性を有するポリウレタン塗料組成物

Info

Publication number
JPS6112759A
JPS6112759A JP13205684A JP13205684A JPS6112759A JP S6112759 A JPS6112759 A JP S6112759A JP 13205684 A JP13205684 A JP 13205684A JP 13205684 A JP13205684 A JP 13205684A JP S6112759 A JPS6112759 A JP S6112759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepolymer
polyol
nco
diisocyanate
coating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13205684A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6410023B2 (ja
Inventor
Kazuki Saka
和樹 坂
Norio Oyabu
大薮 則雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP13205684A priority Critical patent/JPS6112759A/ja
Publication of JPS6112759A publication Critical patent/JPS6112759A/ja
Publication of JPS6410023B2 publication Critical patent/JPS6410023B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、伸展性を有する2液型ポリウレタン塗料用の
硬化剤を製造する方法、及び製造された硬化剤を1成分
とするポリウレタン組成物に関る。更に詳しくは樹脂製
自動車バンパー、自動車以外の樹脂製品や建築外装材等
に使用される伸展性を有する2液型ポリウレタン塗料に
関する。
〈従来技術〉 近年、自動車のバンパーに代表されるように。
安全性の向上、軽量化、衝撃吸収能などの目的から各種
の樹脂製品が鋼材にかわり自動車部品として採用されて
いる。しかしながら一般に樹脂製品は屋外曇露による老
化、すなわち経時的変色や性能低下が避られない、従っ
て老化防止、及び美粧性からも塗装が要求される。この
場合、塗料に要求される性能としては、自動車が使用さ
れるあらゆる環境に耐えるものが必要である。すなわち
被塗物であるプラスチックの可とう性、衝撃復元力、剛
性を維持しつつ、−aO℃に及ぶ低温下における良好な
、可とう性、耐衝撃性、密着性等の諸物性及び優れた耐
候性が要求される。また建築外装材用途についても厳し
い気象条件にさらされるので同様な物性が要求される。
こうした要求物性に応えるものとしては1例えば特公昭
48−32568に提出されている末端OH基を有する
ポリウレタン樹脂をアミノプラスト樹脂で架橋させる焼
付型ポリウレタン塗料が知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このl原型ポリウレタン塗料は焼付温度
が高く、また低温たわみ性が乏しい欠点がある。この場
合に酸触媒を加える事で硬化温度を下げる試みもなされ
ているが、触媒添加でも110〜120℃の温度で30
分以上の焼付が必要であり、また一方で塗料の貯蔵安定
性が悪くなり。
ゲル化等の好ましくない現象が起りやすい問題がある。
さらに、特開昭58−32662には自動車の外装鋼板
の補修に用いられる2液型ポリウレタン塗料に対して軟
質成分としてOH基を有するポリカプロラクトンポリオ
ールを加え塗膜に弾性を付与する方法が開示されている
。この方法は自動車外板(鋼板)と樹脂製部品(樹脂製
 バンパー)の補修な同時に行う際に外板用塗料と樹脂
製部品用塗料を別々に準備する必要はなく、自動車外板
用の主剤/硬化剤の塗料系に第3成分を所定量追加配分
するだけでよいという簡便さはある。しかし々から、こ
の場合においても適正なNCO/OH当量比を維持する
ためには、主剤/硬化剤の比を第3成分添加量に応じて
変更しなければならないことや、配合ミスがあった場合
に塗膜物性への影響が大きいため、主剤/硬化剤/添加
剤、3成分の配合比を厳密に管理しなければならない等
の作業面での問題がおる。
また、自動車の外板(鋼材)の補修に用いられる塗膜は
硬さが要求されており、主剤には比較的ガラス転移点(
Tp点)の高いアクリル樹脂が用いられている。更に硬
化剤には、例えばヘキサメチレンジイノシアネートから
得られるビユレットアダクト、トリメチロールプロパン
アダクト、イソシアヌレート体などがあり、市販されて
いるものとして、デュラネー) 24A−90CX (
旭化成工業■、商品名)、コロネートHL、コロネー)
 EH(いずれも日本ポリウレタン■、商品名)などが
ある。これらの硬化剤はNCO含有量が高く同一分子内
のNC0間の距離の短いポリイソシアネートである。こ
のため第3成分として軟化剤を添加しても架橋構造の中
に剛直な部分が残シ、全体として弾性を増そうとすると
、多量の軟質成分を加えねばならず、硬さや強度が不十
分であって耐候性に劣った塗膜しか得られないという問
題が起る。
さらに軟質成分に含まれる水などの不純物の塗膜への影
響が大きく、塗膜性能低下を生じ易い0本発明者らの目
的は、特定のポリオールと組合せたイン7アネートプレ
ポリマーを開発することにより、従来から用いられてい
る金属用ポリウレタン塗料の主剤あるいは、それに類す
る比較的Tf点の高いアクリルポリオールよりなる主剤
を七のまま用い、第3成分を特に添加しない2成分系塗
料配合で、伸展性を有し、かつ、低温での可とう性、耐
水性、耐候性に優れた塗料組成物を得ることでおる。
〈問題点を解決するだめの手段〉 本発明者らは、上記の諸問題を解決するために研究を重
ねた結果、特定の分子量のポリカプロラクトンポリオー
ルと脂肪族または脂環族ジイソシアネートよりなるプレ
ポリマーを開発することによシ上記問題を克服し得るこ
とを見出し本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、脂肪族ジイソシアネートまたは脂環
族ジイソシアネートと数平均分子量500〜1500の
ポリカブリラクトンジオール及び/又はトリオールとを
NCO/OH当量比5〜40で反応させ、しかるのち未
反応の脂肪族ジインシアネートまたは脂環族ジインシア
ネートを除去する事を特徴とする伸展性を有するポリウ
レタン塗料用プレポリマーを餘t#       −と
ガラス転移点が30−100℃で、かつ樹脂基準で10
〜150の水酸基価を有するアクリルポリオールとをN
CO/OH当量比0.5〜2.0で配合する事を特徴と
する伸展性を有するポリウレタン塗料組成物に関する○ 本発明における脂肪族ジイソシアネートまたは脂環族ジ
イソシアネートとしては、例えばテトラメチレンジイソ
シアネート、ベンタメチレンジインシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、トリメチルへキサメチレン
ジイソシアネート、リジンジインシアネート、インホロ
ジインシアネート水添キシリレンジインシアネー)、1
.4−ジイノシアネートシクロヘキサン等を挙げること
ができる。
また、本発明でプレポリマーの原料として用いることが
できるポリオールは特定の数平均分子量をもつポリカプ
ロラクトンポリオールである。
両末端に水酸基を有する長鎖のポリオールとしては、・
従来ポリエステル系ポリオール及びポリエーテル系ポリ
オールとが主として使用されている。
ポリニスデル系ポリオールにはエチレングリコール、1
,4−ブチレングリコール又は1,6−ヘキサングリコ
ール等とアジピン酸から合成されるポリエステルポリオ
ールが一般に使用されている。ポリエステルポリオール
と脂肪族または脂環族ジイソシアネートから合成したプ
レポリマー(硬化剤)とアクリルポリオール(主剤)か
ら塗膜を形成しても、耐水性、耐候性に欠点を有する。
またポリエーテル系ポリオールとしてはエチレンオキサ
イドやプロピレンオキサイドの重合体あるいは共重合体
、さらにテトラハイドロ7ランの重合体であるポリテト
ラメチレングリコールが使用される。
ポリエーテル系ポリオールと脂肪族または脂環族ジイソ
シアネートから合成したプレポリマーを硬化剤として塗
膜を形成しても、エーテル結合のため酸化劣化しやすく
、耐候性、耐熱性が悪いという欠点がある。さらにその
他のポリオールとして、ポリブタジェン系ポリオール、
ひまし油系ポリオール等があるが、これらのポリオール
と脂肪族または脂環族ジイソシアネートから合成したプ
レポリマーは、アクリルポリオールとの相溶性が悪く、
また耐候性にも欠点を有する。
一方、本発明に使用するポリカプロラクトンポリオール
は、耐水性にすぐれるのみならず、ポリエーテル系ポリ
オールでは得られない耐候性、耐熱性に極めてすぐれて
いるという特徴を有する。
しかしながら、数平均分子量で500〜1500  と
いう特定の分子量範囲のポリカプロラクトンポリオール
を使用しなければ本発明の目的は達成されない。すなわ
ち、数平均分子量が500以下のポリカプロラクトンポ
リオールを用いてプレポリマー化したものを硬化剤とし
て使用した、アクリルポリオールとの塗膜は、伸展性が
十分でない。また数平均分子量1500以上のポリカプ
ロラクトンポリオールを用いてプレポリマー化した場合
は、得られたプレポリマーは固体ないしはワックス状で
あシ、NCO含有量も低く、塗料溶剤への溶解性が悪く
実用性に劣る。
またアクリルポリオールとの相溶性が低下して塗膜の透
明性、平滑性が悪くなシ易い傾向がある。
本発明における数平均分子量とはポリカプロラクトンの
水酸基価を測定し、次式により求めた値である。
水酸基価: JIS  K−4557の6.4に準じて
測定した値 N  :開始剤である多価アルコールの価数本発明に用
いるポリカプロラクトンポリオールは、ε−カプロラク
トンを2価あるいは3価のアルコールを開始剤として、
触媒の存在下に開環重合して得ることができる。開始剤
としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール
等の2価アルコールとトリメチロールプロパン、グリセ
リン等の3価アルコールが用いられる。低粘度のプレポ
リマーを得るという面からは分岐を有する多価アルコー
ルが好ましい。触媒としては、テトラブチルチタネート
、テトラプロピルチタネート、テトラエチルチタネート
等の有機チタン系化合物、オクチル酸スズ、ジブチルス
ズオキシド、ジブチルスズジラウレート、塩化第1スズ
、臭化第1スズ等のスズ系化合物が用いられる。e−カ
プロラクトンの開環重合はN2ガス雰囲気で、ε−カプ
ロラクトン、上記の開始剤を所望の分子量になるように
モル比を設定し、更にε−カプロラクトンに対して触媒
を0.1〜1100pp添加し、150〜200℃(F
lii&テ4〜10時間反応させることにょつて得られ
る。カプロラクトンポリオールとして市販されているも
のには、プラクセル305、プラクセル308、プラク
セルs 12 A L Nプラクセル205、プラクセ
ル212AL  (いずれもダイセル化学工業■、商品
名)等がある。
ポリカプロラクトンポリオールと脂肪族ジイソ7アネー
)または脂環族ジイソシアネートの反応は下記の如くに
して行われる。
反応温度は、常温〜200℃の範囲、好ましくは80℃
〜140℃の範囲で行われる。反応温度が低い場合は反
応の完結に時間がかかりすぎ、逆に200℃を越える反
応条件では望ましくない副反応が起ってプレポリマー粘
度が上昇したり、生成するプレポリマーに著しい着色が
生じたりして実用的でない。反応の際には、無溶媒でも
良いし、インシアネート基に不活性な任意の溶媒を用い
ても良い。また必要であればインシアネート基と水酸基
の反応促進のための触媒を用いても良い。
反応に際して、ジイソシアネートとポリカプロツクトン
ポリオールの当量比は重要でNCO/OH当量比で5〜
40を選ぶ必要がある。との当量比が・5よシ小さい場
合はジイソシアネートとポリカプロラクトンポリオール
間に逐次付加重合が起こり、高分子体が生成するためプ
レポリマーの粘度が上昇し好ましくない。さらにNCO
/OH当量比がβよシ小さい条件で反応したプレポリマ
ーは、塗料主剤であるアクリルポリオールとの相溶性が
良くない傾向を有するのみならず塗膜の伸展性にも好ま
しくない影響を与える。またNCO/OH当量比が40
より大きいと生産性が悪くなるため好ましくない。
反応が終了したならば反応混合物中の未反応のジイソシ
アネートを例えば掻取式薄蒸発装置もしくは溶剤抽出等
を用いて回収する。この未反応のジイソシアネートの回
収はできるだけ完全に行い、プレポリマー中に含まれる
ジイソシアネートの量はプレポリマーに対して0.7重
量−以下にすることが望ましい。これ以上のジイソシア
ネートモノマーを含有した場合は、プレポリマー中に含
まれるジイソシアネートモノマーの蒸気に起因する毒性
、刺激性等が問題となるからである。
本発明に用いられるポリウレタン塗料の成分であるアク
リルポリオールは、従来、ポリイソシアネート硬化剤型
アクリルウレタン塗料に用いられていたものをそのまま
転用することができる。すなわち、加熱装置、攪拌機、
モノマー注入装置などを備えたアクリル重合体製造装置
を用いて、適当な溶媒の存在下に溶液重合法゛で製造さ
れる。
上記アクリルポリオールの製造に用いられる不飽和単量
体の代表例を示せば次のとおりである。
t 水酸基含有アクリル系モノマー:2−ヒドロキ7エ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシグ
ロブルアクリレートなど。
Z ラジカル重合性不飽和モノマー (a)  アクリル酸又はメタクリル酸のエステル;例
えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ベングロビル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ラウリル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル
、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリ
ル酸又はメタクリル酸のC五−1會アルキル又はシクロ
アルキルエステル;アクリル酸メトキシブチル、メタク
リル酸メトキシブチル、アクリル酸メトキシエチル、メ
タクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチル
、メタクリル酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメタ
クリル酸のアルコキシアルキルエステル;グリシジルア
クリレート又はグリシジルメタクリレートと03〜18
 モノカルボン酸化合物(例えば酢酸、プロピオン酸、
オレイン酸、ステアリン酸、2ウリン酸、p−t−ブチ
ル安息香酸等)との付加物、カージュアE−10とアク
リル酸等の不飽和酸との付加物など。
(b)  ビニル芳香族化合物;例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレ
ン、ビニルヒリジンなど、 (c)  α、1−エチレン性不飽和カルボン酸;例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸など、 (d)  グリシジル基含有ビニル系単量体;例えば、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
アリルグリシジルエーテルなど、(e)  アクリル酸
又はメタクリル酸のアミド;例えば、アクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチルア
クリルアミドなど、 (f)  アルコキシシラン基を有するエチレン性不飽
和モノマー;例えば、1−メタクリロキシトリメトキシ
シランなど、 (g)  その他;アクリロニトリル、メタクリレート
リル。
これらのラジカル重合性不飽和単量体は所望の樹脂物性
に応じて適宜選択され、それぞれ単独で用いてもよく、
或いは2種又はそれ以上組合わせて使用することができ
る。
上記の水酸基含有アクリル系モノマーとラジカル重合性
不飽和モノマーの共重合は、それ自体公知の方法に従い
、例えば溶液重合法で行うことができる。重合は一般に
、上記2種またはそれ以上のモノマー成分を適当な溶媒
中で重合触媒の存在下に、通常40〜170℃の反応温
度において4〜10時間反応させることにより行なうこ
とができる。
また、重合触媒としては、例えばアゾ系化合物、パーオ
キサイド系化合物、ジアゾ化合物、レドックス系等の通
常のラジカル重合用の開始剤を使用することができる。
かくして得られるアクリルポリオールのガラス転移点(
TfA)は、本発明の目的に適合せしめるほか、通常の
自動車の補修用塗料にも用いることを考慮して30〜1
00℃の範囲とすることが望ましい。ここでアクリルポ
リオールのT、点は、各ホモポリマーのTfA(6)よ
シ下記の式で計算したものである。主なホモポリマーの
T、点は、Po13’marHandbook (zn
d Edition)  (A Wiley Inte
rscience社刊)に掲載されている。
WA、WB・・・・・・ニアクリルポリオール中のモノ
マーA1モノマーB・・・の 重量% Tyh 、 Trn・・・・・・:モノマーA1モノマ
ーB・・・の客ホモポリマーのT、点(6) Polymer Handbook Kホモポリマーの
T、点が与えられていないモノマーを用いた場合のアク
リルポリオールの71点は、ディラドメトリー法により
実測して得られる。
本発明で用いるアクリルポリオールは、樹脂基準で水酸
基価が10〜15G (mrKOH/f)  のもので
ある。樹脂基準で水酸基価がlOよシ低いポリオールは
、塗膜中の架橋密度が小さく耐溶剤性等に好ましくない
影響がある。また水酸基価が150よシよシ大きいポリ
オールを用いると塗膜の伸展性に好ましくない影響を与
える。
なお水酸基価はJIS K−1557の6,4に準じて
測定した値である。
市販のアクリルポリオールとしては、アクリレートA−
801、アクリレートA−802(大日本インキ化学■
、商品名)、ヒタロイド3008 、ヒタロイドaos
a (日立化成■、商品名) LH−601、LH−6
03(東し■、商品名)等がある。
本発明におけるポリウレタン塗料は、前記のポリウレタ
ン塗料用プレポリマーと、同じく前記のアクリルポリオ
ールを配合し、両者の反応によって形成される。NCO
/OH(当量比)  0.5〜2.0の割合で混合して
用いられる。その際必要に応じてトリエチルアミン、テ
トラ(2−エチルヘキシル)チタネート、ジラウリル酸
ジーn−ブチルスズ等の硬化促進触媒を加えることがで
きる。
〈発明の効果〉 本発明で得られるプレポリマー、すなわち脂肪族または
脂環族ジイン7アネートと特定の数平均分子量をもつポ
リカプロラクトンポリオールとをNeo10H当量比5
〜40させ、さらに未反応ジイソシアネート除去して得
られたプレポリマーは、室温(25℃)で液状であり透
明性が良い。また、長期間の貯蔵に安定な、毒性、刺激
性のない2官能及び/又は3官能の末端NCOタイプの
ものである。このプレポリマーは弾性を要求されるプラ
スチックなどのポリウレタン塗料用として、あるいは、
コンクリートのクラック、ヒビ割れなどに追従できる伸
展性のある建築外装材用ポリウレタン塗料用途など幅広
い分野に応用可能なものである。
また本発明で得られたプレポリマーを硬化剤として用い
自動車外板(鋼材)K用いられるアクリルポリオールを
主剤として用いると驚くべきことに、ポリカプロラクト
ンポリオールを第3成分として添加する場合にくらべて
、顕著に高い伸度を示すことが明らかになつ7’j。
また本発明のプレポリマーを用いると自動車外板(鋼板
)とプラスチック部品(プラスチックノくンパー)の補
修を同時に行う際に共通の主剤で塗装が行える簡便さが
ある。また従来プラスチック部品の塗装に用いられてい
る、自動車外板用の主剤/硬化剤の組合せの塗料系に第
3成分を所定量追加配分する方法では適正なNCO/O
H白量比を維持するために主剤/硬化剤の比を変更しな
けれはならないことや配合ミスによる塗膜物の影響が太
きいが、本発明のプレポリマーを硬化剤に使用すれば、
2液系で伸展性を有する塗膜が得られるので作業面で大
きな利点を有する。
また本発明の塗料組成物による堕膜は透明性がよく、−
30℃という低温での、耐屈曲性、耐衝撃性に優れてお
り自動車バンパー用途に代表される樹脂製部品の塗装に
適している。これらの特徴は本発明の請求範囲でちる特
定の数平均分子値のポリカプロラクトンポリオールとジ
イソシアネートから合成したプレ・ビリマーではじめて
実現されるものである。
以下実施例によシさらに詳しく本発明の説明を行うが、
これらによって本発明を限定するものでない。
実施例工 (合成) 温度側、冷却器、攪拌器付の217ラスコに、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HMDI ) ?<12.4
g(9,43当量)とポリカプロラクトンポリオール[
プラクセル305−1(ダイセル化学工業(製)、商品
名、数平均分子量550、水酸基価305■Kon/f
)115.3 y (0,63当会)とを仕込み、攪拌
下100℃で1時間反応させた。
かくして裂られた反応液を160℃、0.2txxHy
で薄膜蒸留し、未反応のHMD Iを除去した。缶底液
として、NCO濃度11.7重量%(理論値12,0重
量%)、25℃における粘度が4800ep、ガスクロ
マトグラフィーにより分析した遊離HMDIモノマーが
0.2重量%の淡黄色透明なポリインシアネートプレポ
リマ−209,9pを得た。
実施例2〜7、比較例1〜4(合成) 数平均分子値の異なる各種ポリカプロラクトンポリオー
ル(注1)とへキサメチレンジイソシアネー) (HM
DI)を表IK示す配合で反応させ六得られたプレポリ
マーの性状を同表に示した。数平均分子量1500を越
えるポリカプロラクトンポリオールを用いて合成したプ
レポリマーは、NCOチも低く高粘度となっている。な
お実施例6及び実施例7は、2種類のポリカプロラクト
ンポリオールの等重量混合物を表2に示す配合で反応さ
せたものでおる。また比較例3及び比較例4は、薄膜蒸
留による未反応HMD Iの除去が困難であったので、
n−へキサン抽出法により未反応HMDIを除去した。
(注1)ダイセル化学工業■製、商品名プラクセル 以下余白 実施例8 (合成) 温度計、冷却器、攪拌器付の2tスラスコに、イソホロ
ンジイソシアネー) (IPDI) aaa y (a
当量)とポリカプロラクトンポリオール「プラクセル3
05J(ダイセル化学工業■、商品名)501(o、z
7当量)を仕込み、攪拌下120℃で2時間反応させた
かくして得られた反応液を180℃、0.2 mmH9
で薄膜蒸留してIPDIモノマーを除去した。得られた
プレポリマー1011を酢酸エチルと混合し固形分75
M量%の浴液とした。プレポリマーの酢酸エチル溶液は
、NCO濃度7.3重量q6<理論値7,8重量%)、
25℃における粘度が280cp、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析した遊離IPDIモノマーが0.5重量
%の淡黄色透明な液体であった。
実施例9〜15、比較例5〜8(塗膜試験)実施例1〜
7、比較例1〜4で合成したプラクセル系プレポリマー
、希釈溶剤(酢酸エテル;酢酸フチル:トルエン:キシ
レy:酢酸セ四ンルブ= 20 : 30 : 30 
: 15 : 5重量%)及びアクリディックA−80
1(大日本インキ化学■製アクリルポリオール、水酸基
価50 WKOH/f Tf点=70℃)を表2の割合
で混合し本発明の塗料組成物を得た。この塗料組成物を
用いて種々の比較試験を行った結果を表3VCまとめた
本発明の塗料組成物は、図IVC示したようにポリカブ
ロックトンポリオールを単にブレンドしたものに比較す
ると破断伸度が著しく優れていることがわかる。また表
3に表したように破断伸度、破断強度、低温屈曲性、低
温衝撃性に優れた塗膜が得られた。
以下余白 実施例16(塗膜試験) 実施例8で合成したIPDIとプラクセル305系のプ
レポリマーの75チ酢酸エチル溶液10f1希釈溶剤(
表2と同じ組成、以下同じ)52、アクリデイクA−8
0119,59を混合し、NCO/OH=1.0(当量
比)の塗料組成物を得た。この塗料組成物を用いて種々
の比較試験を行った結果を表4Kまとめた。
実施例17(塗膜試験) 実施例1で合成したプラクセル305プレポリマー 1
2.3 f、希釈溶剤12.31  を用いた以外は実
施例9と同様にして、NCO/OH=1.5 (当量比
)の塗料組成物を得た。この塗料組成物を用いて種々の
比較試験を行った結果を表4にまとめた。
実施例18(塗膜試験) 実施例1で合成したプラクセル305プレポリマー5.
7?、希釈溶剤5.7fを用いた以外は実施例9と同様
にして、NCO/OH=0.7 (当量比)の塗料組成
物を得た。この塗料組成物を用いて種々の比較試験を行
った結果を表4にまとめた。
実施例19(塗膜試験) 実施例1で合成したプレポリマー8.2t、希釈溶剤8
.2F、7クリデイクA−80431,2F(犬日本イ
ンキ化学■ アクリルポリオール、水酸基価40■KO
H/y、12点52℃)を混合しNCO/OH=t、。
(当量比)の塗料組成物を得た。この組成物を用いて種
々の比較試験を行った結果を表4にまとめた。
実施例20(塗膜試験) 実施例1で合成したプレポリマー4.IS’、希釈溶剤
4.1y、yクリデイクA−80725f (大日本イ
ンキ■製アクリルポリオール、水酸基価25mf 1c
ou/y、’rp点8点上5℃混合しNCO10H=1
.0(当量比)の塗料組成物を得た。この塗料組成物を
用いて種々の比較試験を行った結果を表4にまとめた。
以下余白 1群 表1に示したプレポリマー(硬化剤)とアクリルポリオ
ール(アクリデイクA −801、大日本インキ化学■
製アクリルポリオール、商品名)(主剤)からNCO1
0H=1.0 (当量比)で作成した塗膜A−実施例4
(プラクセル2o5) B−実施例3(プラクセルat2AL)C−実施例5(
プラクセル212AL)D−比較例2(プラクセル22
0 AL )■群 ヘキサメチレンジイソシアネート水アダクト(デュラネ
ー)−90CX、旭化成工業■、商品名)(硬化剤)ア
クリルポリオール(アクリデイクA−801) (主剤
)、ポリカプロラクトンポリオール(プラクセル、ダイ
セル化学工業■、商品名)(添加剤)からNCO10H
=1.0 (当量比)で作成した塗膜。なおプラクセル
の添加量は、塗膜中のプラクセル重量が1群、■群で同
一になるようにした。
a−プラクセル205  添加 b−プラクセル812 AL添加 C−プラクセル212 AL添加 d−プラクセル330AL添加
【図面の簡単な説明】
第1図は、破断伸度と塗膜中のプラクセル量との関係図
である。 特許出願人 旭化成工業株式会社 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脂肪族ジイソシアネートまたは脂環族ジイソシア
    ネートと数平均分子量500〜1500のポリカプロラ
    クトンジオール及び/またはトリオールとを、反応させ
    た2官能及び/又は3官能の末端NCOを有するプレポ
    リマーとガラス転移点が30〜100℃で、かつ樹脂基
    準で、10〜150の水酸基価を有するアクリルポリオ
    ールとをNCO/OH当量比0.5〜2.0の割合で配
    合することを特徴とする伸展性を有するポリウレタン塗
    料組成物
JP13205684A 1984-06-28 1984-06-28 伸展性を有するポリウレタン塗料組成物 Granted JPS6112759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13205684A JPS6112759A (ja) 1984-06-28 1984-06-28 伸展性を有するポリウレタン塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13205684A JPS6112759A (ja) 1984-06-28 1984-06-28 伸展性を有するポリウレタン塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6112759A true JPS6112759A (ja) 1986-01-21
JPS6410023B2 JPS6410023B2 (ja) 1989-02-21

Family

ID=15072485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13205684A Granted JPS6112759A (ja) 1984-06-28 1984-06-28 伸展性を有するポリウレタン塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6112759A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004277498A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリウレタンプレポリマー
CN106957570A (zh) * 2015-12-14 2017-07-18 现代自动车株式会社 涂覆组合物、使用其的钢化玻璃及制造钢化玻璃的方法
WO2018180443A1 (ja) 2017-03-30 2018-10-04 旭化成株式会社 ポリイソシアネート硬化剤、水性塗料組成物、塗膜及び塗装物
CN111410901A (zh) * 2019-01-04 2020-07-14 Kcc公司 面涂用涂料组合物
JP2023137698A (ja) * 2022-03-18 2023-09-29 亜細亜工業株式会社 ウレタン塗膜防水用トップコート組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004277498A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリウレタンプレポリマー
CN106957570A (zh) * 2015-12-14 2017-07-18 现代自动车株式会社 涂覆组合物、使用其的钢化玻璃及制造钢化玻璃的方法
CN106957570B (zh) * 2015-12-14 2020-08-18 现代自动车株式会社 涂覆组合物、使用其的钢化玻璃及制造钢化玻璃的方法
WO2018180443A1 (ja) 2017-03-30 2018-10-04 旭化成株式会社 ポリイソシアネート硬化剤、水性塗料組成物、塗膜及び塗装物
CN111410901A (zh) * 2019-01-04 2020-07-14 Kcc公司 面涂用涂料组合物
CN111410901B (zh) * 2019-01-04 2023-01-24 Kcc公司 面涂用涂料组合物
JP2023137698A (ja) * 2022-03-18 2023-09-29 亜細亜工業株式会社 ウレタン塗膜防水用トップコート組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6410023B2 (ja) 1989-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6103824A (en) Curable compositions based on functional polysiloxanes
JPH021718A (ja) ウレタンプレポリマー及びポリウレタン塗料組成物
EP0454219A1 (en) Polyurethane reaction mixtures and coating compositions therefrom
JPH07232052A (ja) 硬化性水中油エマルジヨン、それらの製造方法およびそれらの使用
JPH041033B2 (ja)
JPS63183913A (ja) 一液性樹脂組成物
JPS6128518A (ja) 伸展性を有するポリウレタン塗料用プレポリマ−の製造方法
JPH0125322B2 (ja)
JP3191890B2 (ja) ヒドロキシ官能性コポリマーの製造方法
JPS6112759A (ja) 伸展性を有するポリウレタン塗料組成物
JPH0565323A (ja) 光硬化型水性樹脂組成物
JPS6366307B2 (ja)
EP1940884B1 (en) High temperature polymerization process for making branched acrylic polymers, caprolactone-modified branched acrylic polymers, and uses thereof
JPH08113612A (ja) アリルエステルとアリル系アルコールまたはプロポキシル化アリル系アルコールとのポリマー
JPH01297420A (ja) ポリイソシアネート組成物およびそれを含有してなる樹脂組成物
US20070238819A1 (en) Curing Agent for Polyurethane Paint and Process for Producing the same
JPH0450277A (ja) 伸展性を有するポリウレタン塗料用プレポリマーおよびその製法
JP3890546B2 (ja) 一液湿気硬化型シーラント
JPH1142746A (ja) ソフトコートが施されたアクリル系樹脂成形体
JPH05279446A (ja) ウレタン結合を含む共縮合ポリエステルの製造方法
JP2001151998A (ja) ラクトン連鎖を低減したラクトン変性反応性単量体組成物の製造法
JPH10218960A (ja) 水性樹脂分散体の製造方法
JPH10130353A (ja) 自己乳化型ポリイソシアネ−ト組成物並びにこれを用いた水系塗料組成物及び水系接着剤組成物
JP2893197B2 (ja) エポキシウレタン樹脂の製造方法
JPS6249289B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term