JPS61126123A - 粒子状重合体の製造法 - Google Patents

粒子状重合体の製造法

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JPS61126123A
JPS61126123A JP59247378A JP24737884A JPS61126123A JP S61126123 A JPS61126123 A JP S61126123A JP 59247378 A JP59247378 A JP 59247378A JP 24737884 A JP24737884 A JP 24737884A JP S61126123 A JPS61126123 A JP S61126123A
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JP
Japan
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acid
particulate polymer
organic liquid
polycarboxylic acid
aqueous organic
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JP59247378A
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English (en)
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Toshiya Kurimoto
栗本 俊哉
Hiroshi Nishizawa
西沢 廣
Yoshiyuki Mukoyama
向山 吉之
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は粒子状重合体の製造法に関し、さらに詳しくは
主にシート、成形モールド品、接着剤。
塗料、複合材料などに適用しうる耐熱性のすぐれた粒子
状重合体の製造法に関する。
(従来技術) ポリインシアネートと酸無水物基を有するポリカルボン
酸とをN−メチルピロリドン、ジメチルフォルムアミド
、ジメチルアセトアミドなどの高価な溶媒中で溶液状で
反応させて、イミド基を有する重合体溶液1例えばポリ
アミドイミド溶液。
ポリイミド溶液などを得ることが知られている。
しかしながら、かかる重合体溶液から固体重合体を得る
ためには極めて不経済なグミセスによる溶媒の除去又は
回収操作が必要であシ、工業的規模の製造においてコス
ト的に大きな問題がある。固体重合体を得るための有力
な一つの製法は溶媒を必要としない塊状重合法である。
しかしながら。
イミド基を有する重合体は一般に剛直で高極性の分子構
造をもち、高いガラス転移温度によって特徴づけられる
。従って、塊状重合法の適用にあ九っては、一般に高温
、高圧の過酷な条件下で反応を進める必要があるため1
反応の制御、副反応の抑制などが困難であり、未だ実用
化に成功した例は見当らない。
又、ポリアミド樹脂の中では芳香族ボリアミドが非常に
耐熱性が良いと知られているが一般的に芳香族ジカルボ
ン酸と芳香族ジアミンとの反応性は充分でない。
6.6−ナイロンや6−ナイロンのような高分子′量の
重合体を得るためには、遊離のカルボン酸よ9反応性に
富む芳香族ジカルボン酸二塩化物と芳香族ジアミンの重
合反応が用いられる。しかし。
芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸二塩化物の反応で
は塩酸が副生じ、好ましくないアミン塩酸塩が生成する
などの副反応を起こすので塩酸を除去する必要があり、
工業的規模の製造では問題を残している。
これら耐熱性の優れた樹脂を有機液体中に分散させる製
造法については既に特公昭50−6038号公報、%開
昭58−2348号公報及び特開昭58−160319
号公報〈記載されている。これらは、耐熱性の優れた樹
脂を有機液体中に分散した粒子状重合体として直接合成
系で製造することで安価に樹脂を得ることを目的として
いる。しかし、これらの方法は、常圧で合成を行うため
に。
上記した有機液体の沸点によって反応温度に制約があシ
2反応温度よシ高い沸点を持つ有機液体を選ぶ必要があ
った。この結果、高価な有機液体を使用せざるを得なく
なったり、有機液体の沸点が高すぎ、脱溶媒特に乾燥工
程を高温で行ったり。
低沸点溶剤と置換して乾燥する必要があるなど。
工業的に不経済であった。
(発明の目的) 本発明は、耐熱性のすぐれた粒子状重合体の安価な製造
法を提供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明は、生成する粒子状重合体に対して不溶性である
非水有機液体及び非水有機液体に可溶な分散安定剤の存
在下で、ポリインシアネート(■)と酸無水物基を有す
るポリカルボン酸(II)及び/又はポリカルボン酸(
II)とを反応させて、非水有機液体中に分散された粒
子状重合体とする粒子状重合体の製造法において1反応
系を加圧し、非水有機液体の沸点以上の反応温度で反応
させる粒子状重合体の製造法に関する。
本発明における非水有機液体としては、生成する粒子状
重合体に対して不溶性であって2重合反応を阻害しない
不活性な性質を有する非水有機液体が用いられる。
例、tば、ヘキザン、オクタン、ドデカン。
l5OPA几−E、l5OPAR,−H(以上、エッソ
・スタンダード石油社製商品名、沸点範囲が40〜18
0℃程度の石油系飽和脂肪族又は脂環族炭化水素)等の
脂肪族又は脂環族炭化水素類などが用いられる。反応温
度と圧力を考慮すると沸点が50℃〜2.00℃のもの
が好ましい。更忙乾燥条件を考慮すると沸点が50〜1
50℃のものがよシ好ましい。これらは単独で又は二程
以上を用いることができる。
本発明に用いられる分散安定剤は、非水有機液体に可溶
であって、生成する粒子状重合体の表面にあって安定化
層を形成し、少なくとも重合過程における粒子の分散状
態を安定化する働きを有するものであれば使用でき、特
に制限はない。このような分散安定剤としては2例えば
分散相となる重合体又は重合体を形成する反応剤溶液(
ポリイソシアネートと酸無水物基を有するポリカルボン
酸及び/又はポリカルボン酸とから形成される溶液)に
対して親和性を有する第一の有機成分と連続相となる非
水有機液体に可溶性の第二の有機成分とを共有する樹脂
が用いられる。
分散安定剤は非水有機液体く可溶性の第二の有機成分と
してラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレー
ト、ラウリルアクリレート又はステアリルメタクリレー
トと分散相に対して親和性である第一の有機成分として
メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸グリシジル及び/又はアクIJル
酸−2−ヒドロキシエチルとのランダム共重合体が好ま
しい。
このランダム共重合体である分散安定剤の数平均分子量
は6,000以上であることが好ましい。
数平均分子量が6. OO0未満であると重合過程で凝
集を起とし易い。数平均分子量が30.000〜300
、000の範囲が更に好ましい。分散安定剤の数平均分
子量の測定は9例えば分子量既知のポリスチレンを検量
線とするゲルパーミェーションクロマトグラフ法から求
められる。
また、ランダム共重合体である分散安定剤は。
第一の有機成分と第二の有機成分をモル比で176〜1
/1の範囲で反応させることが好ましい。
1/6未満では分散安定剤は生成する粒子状重合体と結
合できない結果2重合体の粒子表面に安定化層を形成で
きず、凝集を起こし易くなる。また。
1/1を越えると、生成する粒子状重合体が好ましくな
いゲル化を生ずることがある。
分散安定剤の数平均分子量は2例えばその製造の際の反
応温度と触媒量によって調節される。
分散安定剤の使用量は9分散粒子(ポリイソシアネート
、酸無水物基を有するポリカルボン酸及び/又はポリカ
ルボン酸)の重量に対して0.1重量%以上とされる。
分散安定剤の使用量は耐熱性、経済性及び重合反応の安
定性を考慮すれば2分散粒子忙対して0.1〜20重量
−の範囲が好ましく、O,S〜1゜重量−の範囲が更に
好ましい。
分散安定剤は2通常溶液の形で製造され、溶液の形で使
用されるがその使用量は例えば200”Cで2時間乾燥
後の溶液中の不揮発分の重量にょシ計算される。
本発明に用いられるポリイソシアネートとしては2例え
ばトリレンジイソシアネート、キシリレンジインシアネ
ート、44′−ジフェニルエーテルジインシアネート、
す7タレy−1,5−ジイノシアネート、4.4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート等の芳香族ジインシア
ネート、エチレンジイソシアネート、1.4−テトラメ
チレンジインシアネート、L6−へキシリレンジインシ
アネート。
l、12−ドデカンジイソシアネート等の脂肪族ジイン
シアネート、シクロブテン1,3−ジインシアネート、
シクロヘキサン1,3−および1,4−ジインシアネー
ト、イノ7オaンジイノシアネート等      ゛の
脂環式ジインシアネート、トリフェニルメタン=4.4
: 4” −)リインクアネート、ポリフェニルメチル
ポリイソシアネート、例えばアニリンとフォルムアルデ
ヒドとの縮合物を7オスゲン化したもの等のポリイソシ
アネート、これらのポリイソシアネートの三量化反応に
よって得られるインシアヌレート環含有ポリインシアネ
ートが使用される。
耐熱性、コスト面等を考慮すると、好適にはトリレンジ
イソシアネート、4.4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、4.4’〜ジフエニルエーテルジインシアネ
ート、トリフェニルメタン−4,4: 4”−トリイソ
シアネートなどの芳香族ポリイソシアネート及びこれら
のうちの芳香族ジイソシアネートの三量化反応によって
得られるインシアヌレート環を有するポリインシアネー
トを用いることが好ましい。好適なインシアヌレート環
含有ポリイソシアネートの製造法は特公昭56−342
09号公報に示されている。インシアヌレート!含有ポ
リインシアネートは分岐成分として使用され、そのイン
シアヌレート環骨核はすぐれた耐熱性を付与する。実質
的に線状であって熱可塑性である粒子状重合体の合成に
は二官能性のポリインシアネートが使用される。また2
分岐した熱硬化性の粒子状重合体の合成VC#′i三官
能性以上のポリイソシアネートが使用される。これらポ
リイソシアネートは目的忙応じて単独で又は二種以上が
用いられる。ポリイソシアネートは重合反応過程での反
応速度を制御し、安定な粒子状重合体を得るためにメタ
ノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、g−カ
グロラクタム、メチルエチルケトンオキシム、フェノー
ル、クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有する適
当なブロック剤で一部分又は全部を安定化したものを使
用してもよい。
酸無水物基を有するポリカルボン酸としては。
例えばトリメリット酸無水物、1.ス4−ブタントリカ
ルボン酸−1,2−無水物、3,4.4’−ベンゾフェ
ノントリカルボン酸−3,4′−無水物等のトリカルボ
ン酸無水物、1,2,3.4−ブタンナト2カルボン酸
、シクロペンタうテトラカルボン酸、エチレンテトラカ
ルボン酸、ビシクロ−(2,2,2)−オクト−(7)
−エン−2:3,5:6−テトラカルボン酸等の脂肪族
系および脂環族系四塩基酸、ビロメリット酸、ai+、
+’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)エーテル、2,3,6.7−
ナフタレンテトラカルボン酸、1.λ5.6−す7タレ
ンテトラカルポン酸、エチレングリコールビストリメリ
テー)、2.2’−ビス(3,4−ビスカルボキシフェ
ニル)プロパン。
ススλ3′−又は& g 4.4’−ビア土ニルテトラ
カルボン酸、ペリレン−34,9,10−テトラカルボ
ン酸、ヒス3.4−ジカルボキシフェニルスルホン。
λ2−ビス(4−(i−ジカルボキシフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン、λ2−ビス[:4−(2゜3−ジカル
ボキシフェノキシ)フェニル〕フロパンt  4−(λ
3−ジカルボキシフェノキシ)−4’−(34−ジカル
ボキシフェノキシ)−ジ7工二ルー2.2−プロパン等
の芳香族四塩基酸、チオ7エンー「■、5−テトラカル
ボン酸、ピラジンテトラカルボン酸等の複素環式四塩基
酸などの四塩基酸二無水物又は−無水物などが挙げられ
る。
トリカルボン酸無水物などの遊離のカルボキシル基をも
つ酸無水物基を含有するポリカルボン酸とポリイソシア
ネートとからポリアミドイミドが得られる。また、テト
ラカルボン酸二無水物などの酸無水物基のみをもつ酸無
水物基を有するポリカルボン酸とポリイソシアネートと
からポリイミドが得られる。一般的には耐熱性、コスト
面等を考慮すればトリメリット酸無水物、λ2−ビス(
4−(λ4−ジカルボキ7フェノキシ)フェニル〕プロ
パンニ無水物、a、s:44’−ぺ/ジフェノ/テトラ
カルボン酸二無水物又はピロメリット酸二無水物が好ま
しい。
ポリカルボン酸としては例えばテレフタル酸。
イン7タル酸、λ6−.2.5−又はへ6−ジカルポキ
シトルエン、46−ジカルボキシナフタレ/。
λ3′−又は4.4′−ジカルボキシビフェニル、ビス
(3−又ti4−カルボキシフェニル)エーテル。
ビス(34は4−カルボキシフェニル)ケトン。
ビス(3−又は4−カルボキシフェニル)スルホ7、 
 ヒス(3−又d4−カルボキシフェニル)メタン、ビ
ス(a−又は4−カルボキシフェニル)ジメチルメタン
、トリメリット酸、トリメシン酸。
ピロメリット酸、トリス(2−カルボキシエチル)イン
シアヌレート、トリカルパリリック酸、ニトリロ三酢酸
、ニトリロ三プロピオ/酸、アジピン酸、セバシン酸、
ドデカンジカルボン酸などが用いられる。
耐熱性などを考慮すればイソフタル酸又はテレフタル酸
、トリメシン酸、トリス(2−カルボキシエチル)イン
シアヌレート又はニトリロ三酢酸が好ましい。
ポリイソシアネートと酸無水物基を有するポリカルボン
酸及び/又はポリカルボン酸の使用量は。
ポリインシアネートの全インシアネート基に対して酸無
水物基を有するポリカルボン酸及び/又はポリカルボン
酸の全カルボキシル基の当量比(全カルボキシル基/全
インシアネート基)が0.5〜20の範囲内とすること
が好ましい。ここで、酸無水物基1轟量はカルボキシル
基1当量として取シ扱う。十分に高分子量であって高度
な耐熱性。
可とう性を有する粒子状重合体が要求される場合には、
インシアネート基に対するカルボキシル基の当量比が好
ましくは0.85〜1.15.よシ好ましくは実質的に
当量となるように調整される。
本発明によればゲル化した粒子状重合体も得ることがで
きる。ゲル化した粒子状重合体を得るには、ゲル化する
に充分な3官能以上の架橋成分を含む樹脂組成で反応を
ゲル化するまで進めれば良い。
前記したポリイソシアネートのうち、3官能以上の架橋
成分となシうるものとしては、ジインシアネートを3量
化して得られる化合物2例えばトリレンジイソシアネー
ト、キシリレ/ジイソシアネート、4.4’−ジフェニ
ルエーテルジイソシアネート、す7タレンー1.5−ジ
インシアネート、4゜4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート等の芳香族ジイソシアネートの3量体、エチレ
ンジイソシアネート、1.4−テトラメチレンジイソシ
アネー)、1.6−ヘキサメチレンジインシアネート、
1゜12−ドデカンジイソシアネート等の脂肪族ジイソ
シアネートの3量体、シクロブテン1.3−ジイソシア
ネート、シクロヘキサン1.3−および1.4−ジイソ
シアネート、イソフオロンジイソシアネート等の脂環式
ジイソシアネートの3量体、トリイソシアネート化合物
2例えばトリフェニルメタン−4,4: 4“−トリイ
ソシアネート、ポリフェニルメチルポリイノシアネート
、例えばアニリンとフォルムアルデヒドとの縮合物とホ
スゲ/を反応させたものなどが用いられる。これらの架
橋成分となシうるポリイソシアネートは、ポリイノシア
ネート成分の全部又は一部に用いることができる。
前記した酸無水物基を有するポリカルボン酸及び/又は
ポリカルボン酸のうち3官能以上の架橋成分となり得る
ものとしては、トリメリット酸。
トリメシン酸、ピロメリット酸、トリス(2−カルボキ
シエチル)インシアヌレート、トリカルノ(リリツク酸
、ニトリロ三酢酸、ニトリロ三プロピオン酸などが用い
られる。
本発明においては、ポリイックアネートと反応される酸
無水物基を有するポリカルボン酸及びポリカルボン酸は
2両者か又はいずれかが用いられる。これらの架橋成分
となシうるポリカルボン酸は、酸無水物基を有するポリ
カルボン酸及・び/又はポリカルボン酸の全部又は一部
に用いることができる。
以上述べた3官能以上の架橋成分を用いてゲル化した粒
子状重合体を得る方法の他に、副反応を利用してゲル化
させる方法や焼結によシゲル化させる方法などがある。
例えば2官能同士のポリイソシアネート(I1・と酸無
水物基を有するポリカルボン酸及び/又はポリカルボン
酸の轟量比を実質1.0で反応させる際に240℃以上
の高温で2反応を長時間道めると副反応によシゲル化し
た粒子状重合体が得られる。
連続相となる非水有機液体と分散相となる反応剤(上記
の(I)、 +1)及び/又は(■))との量比は非水
有機液体と反応剤との総量に対して反応剤が10〜80
重量%となる範囲が好ましい。生産効率。
コスト上の観点から40重量%以上が特に好ましい。
ポリイソシアネート、酸無水物基を有するポリカルボン
酸及び/又はポリカルボン酸の反応温度としでは80〜
250℃が好ましい。
反応系を加圧することで非水有機液体の沸点以上の反応
温度は達成される。反応温度は通常反応速度調節のため
段階的に上げられる。加圧の方法。
圧力及び時間などには特に制限はないが、加圧方法とし
ては不活性ガスによる圧力調節法が一般的に用いられる
。加圧時間にも特に制限はなく1重合工程全般にわたっ
て実施してもよいし2重合工程の一部分で実施してもよ
い。
重合反応は、実質上無水の状態で実施されることが好ま
しい。従って、窒素ガスなどの不活性雰凹気下で行うの
が望ましい。当然のことながら。
本発明の製造法によって得られる粒子状重合体はその反
応剤、特にポリインシアネートが水と接触することによ
って、すみやかく不活性な化合物に変質するために、水
を分散媒体として製造することは不可能である。反応は
、全ての原料を同時に仕込んでもよいし、目的に応じて
段階的に仕込み。
反応を進めてもよい。
反応剤の少なくとも一部分は、少なくとも反応温度で液
体であることが必要である。
重合反応中における粒子状重合体の分散安定性を保持す
るために分散安定剤を段階的忙仕込んでもよい。
本発明によシ傅られる粒子状重合体は反応中又は反応後
に必要に応じてメタノール、n−ブタノール、べ/ジル
アルコール、ε−カグロラクタム。
メチルエチルケトンオキシム、アセトアルドキシム、フ
ェノール、クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有
する適当なブロック剤を添加反応させて安定化させるこ
とができる。
また、エポキシ樹脂との相溶性を増す意味で。
例えばトリメリット酸無水物と4.4′−ジフェニルメ
タンジインシアネートとをトリメリット酸を過剰として
合成して得た粒子状重合体に一般式Cn H2n+t 
OH(”は1〜4の整数)のアルコール。
たとえばメタノールを反応させてアルコール変性   
・粒子状重合体とすることができる。
反応におけるかくはん方法としては乳化器(ホモミキサ
ー)Kよる高速剪断を伴うかくはん方法。
プロペラ型かくはん器による粒子の機械的切断。
粉砕を伴わないかくはん方法などが用いられる。
乳化器は重合体への反応剤の転換率が余シ高くない領域
で使用することが好ましい。望ましいがくけん方法と、
しては2反応の初期に乳化器によって粒子の小径化を行
い、その粒子の分散安定性が良好なる重合率付近でプロ
ペラ型かくはん器に代えて、さらに反応を進める方法が
ある。この方法に:れば、比較的小粒径で粒度のそろっ
た粒子状重合体を得ることができる。合成系によっては
反応前に乳化器を使用して小粒子化することも可能であ
る。
本発明になる製造法によれば2粒子状重合体は。
非水有機液体中に分散させて得られる。分散相にはこの
粒子状重合体の他に分散安定剤2反応剤等が含まれるが
、これらは必要に応じて常法に従い除去される。
本発明において得られる粒子状重合体は、平均粒度が0
.05〜2000μm及びそれ以上の範囲にある非塊状
の粒子形態で得られる。好ましい平均粒度は011〜5
00μm、最も好ましいものは0、5〜100μmであ
る。かかる粒子状重合体の回収方法は濾過又はデカンテ
ーションによって分散体溶液から回収できる。
回収した粒子状重合体は更に乾燥し、非水有機液体を除
去する。
本発明によって得られる粒子状重合体に必要に応じて、
エポキシ樹脂、アミン樹脂、フェノールホルムアルデヒ
ド樹脂、フッ素樹脂、インシアヌレート環含有ポリイン
シアネート及び酸成分としてテレフタル酸及び/又はイ
ソフタル酸を用いて得られる水酸基を有するポリエステ
ル樹脂のいずれかl又は2以上を添加して、複合材料と
することができる。エポキシ樹脂としてはエピコート8
28.1001,1004,1007等のビスフェノー
ル系エポキシ樹脂、DEN431,438(以上、ダウ
・ケミカル社製商品名)等のエポキシ化ノボラック樹脂
、トリグリシジルイソシアヌレートなどが好ましい。ア
ミノ樹脂とじてはメラミンホルムアルデヒド樹脂及びこ
のアルコキシ変性樹脂9例えばブトキシベンゾグアナミ
ンホルムアルデヒド樹脂、ヘキテメトキシメラミン樹脂
な゛ どが好ましい。フェノールホルムアルデヒド樹脂
としては、フェノールホルムアルデヒ)’fall!、
 フルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、これらの
樹脂を主体としたメラミン変性フェノールホルムアルデ
ヒド樹脂、ベンゾグアナミン変性フェノールホルムアル
デヒド樹脂などが好ましい。インシアヌレート環含有ポ
リインシアネートとしては芳香族ジイソシアネート、%
にトリレンジイソシアネートを第三級アミンの存在下で
反応させて得られた三量体又は三量体を含むインシアヌ
レート環含有ポリイノシアネート混合物などが好ましい
酸成分としてテレフタル酸及び/又はイソフタル酸を用
いて得られる水酸基を有するポリエステル樹脂としては
1分岐成分としてトリス(2−ヒドロキシエチル)イン
シアヌレートを用いたポリエステル樹脂、ポリエステル
イミド樹脂、ポリエステルアミド樹脂などが好ましい。
仁のような粒子状重合体及びその複合材料は良好な耐熱
性2機械特性、電気特性を示し、耐熱塗料、耐熱シート
、耐熱接着剤、耐熱積層材料、耐熱摺動材料、耐熱成形
モールド品、ガラス繊維。
炭素繊維との耐熱複合材料などに有用である。特に微粒
子系では比較的安定な分散系が得られるので分散体溶液
のままで分散塗料として利用することもできる。更に、
ゲル化した粒子状重合体は。
耐熱揺変性、耐熱充填剤、潤滑油の増稠剤、無機元素の
吸着剤、有機化合物の分離材料などく有用である。
(発明の効果) 本発明の製造法によれば2粒子状重合体は、非水有機液
体中で比較的小さな粒子の分散体として得られるためろ
過操作によって容易に分散体から回収できる。また2%
に本発明になる製造法では非水有機液体として、生成す
る粒子状重合体に対して不溶性である安価な汎用溶媒を
用いることができる。重合体の溶媒に対する不溶性によ
って高固形分化に限界がある溶液重合法と違って2本発
明によれば非水有機液体中で50重量%以上の高固形分
を得ることができる。
また、従来は非水有機液体を重合反応時に到達する最高
反応温度よりlO℃以上程度高いものを選んだので通常
10 mmHg以下の減圧下で100℃以上の加熱乾燥
が必要であったが発明によれば反応温度よシも低い沸点
の非水有機液体を選ぶことができるので例えば風乾や常
圧での加熱程度で充分乾燥できる。
(実施例) 本発明を実施例及び比較例を用いて説明する。
実施例1 (1)分散安定剤の合成 温度計、かきまぜ機2球管冷却器をつけた四つロフラス
コに、l5OPAR−H(エッソスタンダード石油社製
脂肪族炭化水素、商品名)11149、ラウリルメタク
リレート641g及びメタクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル37gを入れ。
100℃に昇温した。窒素ガスを通しながら、あらかじ
め調製したラウリルメタクリレート6419、メタクリ
ル酸−2−ヒドロキシエチル147a、 過酸化ベンゾ
イルペースト(過酸化ベンゾイルの含分50重量%)t
t<Hの混合物をかくはんしながら2時間かけて滴下し
た。引き続きl5OPA几−H3009を1時間かけて
滴下し。
滴下終了後160℃に昇温し、同温度で2時間反応させ
た。この分散安定剤溶液は200℃で2時間乾燥した時
の不揮発分が35重量%であシ2分散安定剤の数平均分
子量(分子量既知のボリスチリンヲ検量線トスルケルパ
ーミエーショ/クロマトグラフィ法によって求めた。以
下同じ)は70、000であった。
(2)粒子状重合体の合成 温度センサ、 Nt導入管、−次圧力調節弁及び攪拌装
置を装着した51!加圧容器[n−ヘキサ/1.2に9
.4.4’−ジフェニルメタンジインシアネー)(MD
I)soog、)リメリット酸無水物(TMA)576
G及び実施例1(1)で合成した分散安定剤259を仕
込み、 N2置換し攪拌を開始した。N2導入バルブの
開度を一定にし、加温を行い、−次圧力調節弁を6kg
/cm”にセットし2反応温度140℃で1時間反応さ
せた。更に一次圧力調節弁を9kg/am”とし160
℃で1時間1次いで13 kg/cm”とし、180℃
で2時間反応を進めた。
n−ヘキサン中に分散した淡黄色の粒子状重合体を炉別
し、1晩(15時間)風乾し、n−ヘキサンを含まない
粒子状重合体を得た。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには。
1780cm−’にイミド結合、 1650cm−1と
1540CIl+’にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合の主粒子径は約10〜
80μmであった。
実施例2 実施例1(2)と同様の加圧容器にn−オクタン1.2
に9.MD1.6659.THA 5119及び実施例
1(1)で合成した分散安定剤259を仕込み。
NZ置換し攪拌を開始した。N2導入パルプの開度を一
定にし、加温を行い、−次圧力調節弁を1.5kg /
cm2にセットし1反応温度140℃で1時間反応させ
た。更に一次圧力調節弁を3.5kg/cm”とし18
0℃で1時間1次いで5.5kg/am”とし200℃
で2時間反応を進めた。n−オクタン中に分散した橙黄
色の粒子状重合体を炉別し、60℃で5時間減圧乾燥(
数mmHg ) L 、 n−オクタンを含まない粒子
状重合体を得た。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには。
1780cm−’ VCイミド結合、1650Cm−’
と1540cm ’にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合の主粒子径は約10〜
80μmであった。
実施例3 MDIを707g及びイン7タル酸を469g用いた以
外は実施例2と全く同様に合成を行い。
n−オクタン中に分散した白色の粒子状重合体を得た。
80℃の熱風乾燥を5時間行いn−オクタンを含まない
粒子状重合体を得た。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには。
1780cm−1のイミド結合の吸収は認められず16
50ロー1と1540ロー1にアミド結合の吸収が認め
られた。このポリアミド粒子状重合体の主粒子径は約1
0〜80μmであった。
実施例4 MDIを514g及びベンゾフェノンテトラカルボン酸
無水物を662g用いた以外は実施例2と全く同様に合
成を行い、n−オクタン中に分散した茶褐色の粒子状重
合体を得た。60℃で減圧乾燥を5時間行いn−オクタ
ンを含まない粒子状重合体を得た。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには。
1780cm−’のイミド結合の吸収が認められ。
1650cm−”と1540an−’のアミド結合の吸
収は認められなかった。このポリイミド粒子状重合体の
主粒子径は約10〜80μmであった。
比較例 温度計、N2導入管1球管冷却管及びかきまぜ機をつけ
た四つロフラスコに流動パラフィン1.2 kg。
MDI 6009.TMA5769及び実施例1(1)
セ合成した分散安定剤259を仕込み、 Nzガスを通
しながら反応を開始した。反応温度140℃で1時間反
応させ、180℃で1゛時間9次いで200℃で2時間
反応を進めた。流動パラフィン中に分散した橙黄色の粒
子状重合体をF別し、125℃で8時間減圧乾燥したが
、湿った感じの粒子状重合体しか得られなかった。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには。
1780cm−”にイミド結合、  1650an−”
と1540C111−1にアミド結合の吸収が認められ
、更に3000cm−’ K流動パラフィンの吸収が認
められた。このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子
径は約10〜80μmであった。
実施例及び比較例の結果を表1にまとめた。
表1の結果から本発明の製造法によ九ば温和な乾燥条件
が選択でき、経済的な効果が大きく2本発明は工業上極
めて有効なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、生成する粒子状重合体に対して不溶性である非水有
    機液体及び非水有機液体に可溶な分散安定剤の存在下で
    、ポリイソシアネート( I )と酸無水物基を有するポ
    リカルボン酸(II)及び/又はポリカルボン酸(III)
    とを反応させて、非水有機液体中に分散された粒子状重
    合体とする粒子状重合体の製造法において、反応系を加
    圧し、非水有機液体の沸点以上の反応温度で反応させる
    ことを特徴とする粒子状重合体の製造法。
JP59247378A 1984-11-22 1984-11-22 粒子状重合体の製造法 Pending JPS61126123A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01213303A (ja) * 1987-12-03 1989-08-28 Ppg Ind Inc 安定に分散した非水溶性の微粒子分散体の調整方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01213303A (ja) * 1987-12-03 1989-08-28 Ppg Ind Inc 安定に分散した非水溶性の微粒子分散体の調整方法

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