JPS6036523A - 粒子状重合体の製造法 - Google Patents

粒子状重合体の製造法

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JPS6036523A
JPS6036523A JP58145214A JP14521483A JPS6036523A JP S6036523 A JPS6036523 A JP S6036523A JP 58145214 A JP58145214 A JP 58145214A JP 14521483 A JP14521483 A JP 14521483A JP S6036523 A JPS6036523 A JP S6036523A
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polymer
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栗本 俊哉
Hiroshi Nishizawa
西澤 廣
Yoshiyuki Mukoyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒子状重合体の製造法に関し、さらに詳しくは
主にシート、成形モールド品、接着剤。
塗料、複合材料などに適用しうる耐熱性のすぐれた粒子
状重合体の製造法に関する。
ポリイソシアネートと酸無水物基を有するポリカルボン
酸とをN−メチルピロリドン、ジメチルフォルムアミド
、ジメチルアセトアミドなどの高価な溶媒中で溶液状で
反応させて、イミド基を有する重合体溶液9例えばポリ
アミドイミド溶液。
ポリイミド溶液などを得ることが知られている。
しかしながら、かかる本合体溶液から固体重合体を得る
ためには極めて不経済なプロセスによる溶媒の除去又は
回収操作が必要であり、工業的規模の製造においてコス
ト的に大きな問題がある。固体重合体を得るための有力
な一つの製法は溶媒を必要としない塊状重合法である。
しかしながら。
イミド基を有する重合体は一般に剛直で高極性の分子構
造をもち、高いガシス転移温度によって特徴づけられる
。従って、塊状重合法の適用にあたっては、一般に高温
、高圧の過酷な条件下で反応を進める必要があるだめ9
反応の制御、副反応の抑制などが困難であり、未だ実用
化に成功した例は見当らない。
又、ポリアミド樹脂の中では芳香族ポリアミドが非常に
耐熱性が良いと知られているが一般的に芳香族ジカルボ
ン酸と芳香族ジアミンとの反応性は充分でない。
6.6−ナイロンや6−ナイロンのような高分子量の重
合体を得るためには、遊離のカルボン酸より反応性に富
む芳香族ジカルボン酸二塩化物と芳香族ジアミ/の重合
反応が用いられる。しかし。
芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸二塩化物の反応で
は塩酸が副生じ、好ましくないアミン塩酸塩が生成する
などの副反応を起こすので塩酸を除去する必要があり、
工業的規模の製造では問題を残している。
本発明者らは、耐熱性のすぐれた粒子状重合体の安価な
製造法についての検討を重ねた結果、非水有機液体中に
分散させた粒子状重合体の製造法を完成するに至った。
本発明は、生成する粒子状重合体に対して不溶性である
第一の非水有機液体、第一の非水有機液体に可溶な分散
安定剤及び生成する粒子状重合体に対して可溶性又は膨
潤性であり、第一の非水有機液体とは本質上非混和性で
ある第二の非水有機液体の存在下で、ポリイソシアネ−
1−(l)と酸無水物基を有するポリカルボン酸fI[
)及び/又はポリカルボン酸(Iff)とを反応させて
、第一の非水有機液体中に分散された粒子状重合体とす
る粒子状重合体の製造法において、該分散安定剤として
炭素数6以上の炭化水素基からなる側鎖を有するエチレ
ン性不飽和単僅体囚)とヒドロキシル基を有するエチレ
ン性不飽和単量体(Blをモル比で(Al/(B)を1
/1から5/1の範囲として反応させて得られる数平均
分子量6000以上のヒドロキシル基含有ビニル重合体
を、第二の非水有機液体、ポリイソシアネート、酸無水
物基を有するポリカルボン酸及び/又はポリカルボン酸
に対してo、 s @、 IB係係上上用ることを特徴
とする粒子状重合体の製造法に関する。
本発明の製造法によれば1粒子状重合体は、第一の非水
有機液体中で比較的小さな粒子の分散体として得られる
ためろ過操作によって容易に分散体から回収できる。ま
た、特に本発明になる製造法では第一の非水有機液体と
して生成する粒子状重合体に対して不溶性である安価な
汎用溶媒を用いることができる。重合体の溶媒に対する
不溶性によって高固形分化に限界がある溶液重合法と違
って1本発明によれば非水有機液体中で50重量−以上
の高固形分を得ることができる。
また7本発明における粒子状重合体への単量体の転換率
は溶液重合法における反応温度領域で十分に高めること
ができ、比較的温和な条件下で反応を完結できるため副
反応などによる純度の低下をきたさない。
本発明における第一の非水有機液体としては。
生成する粒子状重合体に対して不溶性であって。
重合反応を阻害しない不活性な性質を有する非水有機液
体が用いられる。
例えばn−ヘキサン、オクタン、ドデカン、流動パラフ
ィン、l5OPAR−E、l5OPAR−H。
I S 0PA1.(−K (以上、エッソ・スタンダ
ード石油社製商品名。沸点範囲が40〜300℃程度の
石油系飽和脂肪族又は脂環族炭化水素)等の脂肪族又は
脂環族炭化水素類などが用いられる。反応温度を考慮す
ると沸点が80℃以上のものが好ましい。これらは単独
で又は二種以上を用いることができる。
本発明における第一の非水有機液体とは本質上非混和性
である第二の非水有機液体は9重合反応を阻害しない不
活性な性質を有する非水イ1機液体であり9反応剤(上
記(11,(It)及び/又は(町)の少なくとも1種
に対して可溶性又は膨潤性であって。
重合反応過程において末端基間の反応を接触化し。
生成する重合体の高分子量化を達成するための溶媒とし
て作用するものが用いられる。ここで、第一の非水有機
液体とは本質上非混和性とは第一の非水有機液体に対し
て完全に不溶性なものに加えて、完全に不溶性ではない
が、ある混合比において二液が相分離する程度に非混和
性である非水有機液体をも含むという意味である。かか
る第二の非水有機液体は極性液体であって、第一の非水
有機液体よりも分散相に含まれる生成する重合体又は反
応剤に対して大きな親和性を持つものが好ましい。この
ような第二の非水有機液体としては。
例えばN−メチルピロリドン、N−ビニルピロリドン、
ジメチルフォルムアミド、ジメヂルアセトアミド、γ−
ブチロラクトン、フェノール、クレゾールなどが用いら
れる。これらは単独で又は二種以上が用いられる。好ま
しくは、第一の非水有機液体として脂肪族又は脂環族炭
化水素とN−メチルピロリドンとの組み合わせが用いら
れる。
本発明において分散安定剤の製造に用いられる炭素数6
以上の炭化水素基からなる側鎖を有するエチレン性不飽
和単量体としては1例えば1−オクテン、1−又は2−
ノネン、1−父は2−デセン、1−又は2−ドデセン、
1−又は2−ヘキサ−y七ン、1−又は2−へブタデセ
ン、2−メチル−1−ノネン、2−メチル−1−デセン
、2−メチル−1−ドデセン、2−メチル−1−ヘキサ
デセン、2−メチル−1−ヘプタテセンナトのごニル、
プロペニル又はインプロペニル基含有脂肪族直鎖型不飽
和炭化水素、アクリル酸又はメタクリル酸と2−エチル
ヘキシルアルコール、ヘキシルアルコール等の炭素数6
以上の脂肪族アルコール又はシクロヘキザノール、ノル
ボナノール、アダマンタノール等の炭素数6以上の脂環
族アルコールドのエステルなどが用いられる。
本発明で用いられるヒドロキシル基金有するエチレン性
不飽和単量体としては、アリルアルコールテン−1−オ
ール、5−又は4−ヘキセン−1−オール、6−又は5
−へブテン−1−オール、7−又は6−オクテン−1−
オール、8−又は7−ノネン−1−オール、2−メチル
アリルアルコール、3−メチル−3−ブテン−1−オー
ル、4−メチル−4−ペンテン−1−オール、5−メチ
ル−5−ヘキセン−1−オール、6−メチル−6−ヘブ
テンー1−オール、7−メチル−7−オクテン−1−オ
ール、8−メチル−8−ノネン−1−オールなどの脂肪
族不飽和アルコール、アクリル酸又はメタクリル酸とエ
チレングリコール、1,2−父は1,3−プロパンジオ
ール、1,3−又は1,4−ブタンジオールとのモノエ
ステルなどが用いられる。これらの炭素数6以上の炭化
水素基からなる側鎖を有するエチレン性不飽和単量体と
ヒドロキシル基を有するエチレン性不飽和単量体はラン
ダム共重合体、ブロック共重合体又はグシフト共重合体
として得られ2分散安定剤として機能する。
共1合体としてはラウリルメタクリレート、ステアリル
メタクリレート、ラウリルアクリレート又はステアリル
アクリレートとアクリル酸又はメタクリル酸−2−ヒド
ロキシエチルとのランダム共重合体が好ましい。
分散安定剤を得る重合法には特に制限はなく。
反応開始剤としてラジカル開始剤を用いる通常のエチレ
ン性単量体の重合法などが利用できる。
即ち2分散安定剤の炭素数6以上の炭化水素基からなる
側鎖部分は、第一の非水有機液体に可溶な部分であり、
共重合体の第一の非水有機液体への溶解性を保持する。
更に該部分は分散粒子同士の融合を防ぐ分散粒子表面を
おおう反撥層を形成する。
又、ヒドロキシル基は第一の非水有機液体には本質的に
不溶な部分でオシ、むしろ第二の非水有機液体に溶解性
がある。
さらに1粒子状重合体を構成するポリイソシアネートと
ヒドロキシル基が、化学的に結合することにより分散剤
が分散粒子表面に固定され1個々の分散粒子に安定な反
撥層を形成させ得る。
従って2以上の二種の異なる機能の兼ね合いが分散安定
剤の効果を決定する。炭素数6以上の炭化水素基からな
る側鎖を有するエチレン性不飽和単量体(A)とヒドロ
キシル基を有するエチレン性不飽和単量体(B)のモル
比(A)/(B)が5/1を越えると分散粒子への親和
性より第一の非水有機液体への溶解性が太きいため2分
散安定剤の効果が充分発揮されない。1/1未満では1
分散安定剤としての効果が発揮できないほど第一の非水
有機液体への溶解性が低下する。
一方9分散粒子表面をおおう反撥層を形成し分散粒子同
士の融合を防ぐ、即ち分散安定剤としての効果を発揮す
るには、共重合体の数平均分子量が6000以上である
ことが必要である。数平均分子量が6000未満では反
撥層の形成が不充分で1分散粒子同士の融合する割合が
多くなるだめ。
分散粒子が凝集しやすくなり安定な粒子状重合体の合成
が困難となる。通常の重合法で得た数平均分子量の大き
な共重合体を分散安定剤として用いることについては特
に制限はない。又、一定条件下で粒子状重合体を合成す
ると得られた粒径と共重合体の数平均分子量には関連が
ある。例えば数平均分子−H6o ooの共重合体を分
散安定剤として用いると主粒子径は50〜500μであ
ったが。
数平均分子量60000の共重合体では主粒子径は20
〜40μで数平均分子量300,000では主粒子径は
5〜20μであった。これは特別な製造装置を使用せず
に数平均分子量の異った共重合体を分散安定剤として用
いるだけで得られる粒子状重合体の粒径調節ができると
いう工業的に有効な技術であることを示している。
しかし、数平均分子量を300. OOOよシ大きくす
ると当然粘度が上昇し、取り扱いにくくなシ。
更に微細な粒子を得る目的には数平均分子量の大きな分
散剤を使用するよりも乳化器(ホモミキサー)を用いる
など合成装置を改良した方が有利である。
以上のことから分散安定剤としては共重合体の数平均分
子量は6.000以上が必要で、数平均分子量6,00
0から300.000の範囲が好ましいとされる。数平
均分子量は9分子量既知のポリスチレンを検量線とする
ゲルパーミェーションクロマトグラフィ法からめられる
分散安定剤の数平均分子量は、その製造の際の。
反応温度と触媒量によって調節される。
分散安定剤の使用量は分散粒子(第二の非水有機液体、
ポリイソシアネート、酸無水物基を有するポリカルボン
酸及び/又はポリカルボン酸)の重量に対して0.5重
量%以上とされる。
分散安定剤の使用量は耐熱性と経済性を考慮すれば、2
〜20重量%の範囲が好ましい。
分散安定剤は9通常溶液の形で製造され、溶液の形で使
用されるがその使用量は例えば170℃で2時間乾燥後
の溶液中の不揮発分の重量により計算される。
本発明に用いられるポリイソシアネートとしては9例え
ばトリレンジイソシアネート、キシリレンジイソ7アネ
ート、4.4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート
、ナフタレン−1,5−ジイソシアネー)、4.4’−
ジフェニルメタンジインシアネート等の芳香族ジインシ
アネート、エチレンジイソシアネート、1,4−テトラ
メチレンジインシアネー)、1.6−ヘキサメチレンジ
インシアネート。
1.12−ドデカンジイソシアネ−1・等の脂肪族ジイ
ソシアネート、シクロブテン1,3−ジイソシアネート
、シクロヘキサン1.3−および1.4−ジインシアネ
−1・、イソフォロンジイソシアネート等の脂環式ジイ
ソシアネート、トリフェニルメタン−4,a: 4″−
トリイソシアネー1− 、ポリフェニルメチルポリイソ
シアネート、例えばアニリンとフォルムアルデヒドとの
縮合物をフォスゲン化したもの等のポリイソシアネート
、これらのポリインシアネートの三量化反応によって得
られるイソシアヌレート環含有ポリイソシアネートが使
用される。
耐熱性、コスト面等を考慮すると、好適にはトリレンジ
イソシアネート、4.4’−ジフェニルメタンジインシ
アネート、4.4’−ジフェニルエーテルジインシアネ
ート、トリフェニルメタン−4,4: 4“−トリイソ
シアネートなどの芳香族ポリイソシアネート及びこれら
のうちの芳香族ジイソシアネートの三量化反応によって
得られるインシアヌレ−1・環を有するポリインシアネ
ートを用いることが好ましい。好適なインシアヌレート
環含有ポリイソシアネートの製造法は特公昭56−34
209号公報に示されている。イソシアヌレート環含有
ポリイソシアネートは分岐成分として使用され、そのイ
ンシアヌレート環骨核はすぐれた耐熱性を付与する。実
質的に線状であって熱可塑性である粒子状重合体の合成
には二官能性のポリインシアネートが使用される。また
9分岐した熱硬化性の粒子状重合体の合成には三官能性
以上のポリイソシアネートが使用される。これらポリイ
ソシアネートは目的に応じて単独で又は二種以上が用い
られる。ポリイソシアネートは重縮合反応過程での反応
速度を制御し、安定な粒子状重合体を得るためにメタノ
ール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、ε−カグ
ロラクタム、メチルエチルケトンオキシム、フェノール
、クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有する適当
なブロック剤で一部分又は全部を安定化したものを使用
してもよい。
酸無水物基を有するポリカルボン酸としては。
例えばトリメリット酸無水物、1,2.4−ブタントリ
カルボン酸−1,2−無水物、3,4.4’−ベンゾフ
ェノントリカルボン酸−3,4′−無水物等のトリカル
ボ/酸無水物、1,2,3.4−ブタンテトラカルボン
酸、’iミクロペンタンテトラカルボン、エチレンテト
ラカルボン酸、ビシクロ−〔2,2,2〕−オクト−(
カーエン−2:3,5:6−テトラカルボン酸等の脂肪
族系および脂環族系四塩基酸、ピロメリット酸、3.3
:4.4’−ベンゾフェノンテトラカルポン酸、ビス(
3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル、2,3,6
.7−ナフタレンテトラカルボン酸、1,2,5.6−
ナフタレ/テトラカルボン酸、エチレングリコールビス
トリメリテート、2.2’−ビス(3,4−ヒスカルボ
キシフェニル)フロパン。
2、2: a、 a’−又は3.3: 4.4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸、ペリレン−3,4,9,10
−テトラカルボン酸、ヒス3.4−ジカルボキシフェニ
ルスルホン。
ス2−ビスC4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)
フェニル〕プロパン、2.2−ビス(4−(2゜3−ジ
カルボキシフェノキシ)フェニル〕フロパン、4−(2
,3−ジカルボキシフェノキシ)−4′−(3,4−ジ
カルボキシフェノキシ)−ジフェニル−42−プロパン
等の芳香族四塩基酸、チオフェン−2,3,4,5−テ
トラカルボン酸、ピラジンテトラカルボン酸等の複素環
式四塩基酸などの四塩基酸二無水物又は−無水物などが
挙げられる。
トリカルボン酸無水物などの遊離のカルボキシル基をも
つ酸無水物基を含有するポリカルボン酸とポリイソシア
ネートとからポリアミドイミドが得られる。また、テト
ラカルボン酸二無水物などの酸無水物基のみをもつ酸無
水物基を有するポリカルボン酸とポリインシアネートと
からポリイミドが得られる。一般的には耐熱性、コスト
面等を考慮すればトリメリット酸無水物、2,2−ビス
(4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕
フロパンニ無水物、 a、 3:4.4′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物又はピロメリット酸二無
水物が好ましい。
ポリカルボン酸としては例えばテレフタル酸。
イソフタル酸、 2.6−、2,5−又は3,6−ジカ
ルボキシトルエン、2.6−ジカルボキシナフタレン。
3.3′−又は4,4′−ジカルボキシピフェニル、ビ
ス(3−又は4−カルボキシフェニル)エーテル。
ビス(3−又は4−カルボキシフェニル)ケトン。
ビス(3−又は4−カルボキシフェニル)スルホン、 
ヒス(3−又ハ4−カルボキシフェニル)メタン、ビス
(3−又は4−カルボキシフェニル)ジメチルメタン、
トリメリット酸、トリメシン酸。
ピロメリット酸、トリス(2−カルボキシエチル)イソ
シアヌレート、トリカルパリリック酸、ニトリロ三酢酸
、ニトリロ三プロピオン酸、アジピン酸、セバシン酸、
ドデカンジカルボン酸などが用いられる。
耐熱性などを考慮すればイソフタル酸又はテレフタル酸
、トリメシン酸、トリス(2−カルボキシエチル)イン
シアヌレート又はニトリロ三酢酸が好ましい。
ポリイン7アネートと酸無水物基を有するポリカルボン
酸及び/又はポリカルボン酸の使用駐は。
ポリイソシアネートの全インシアネート基に対して酸無
水物基を有するポリカルボン酸及び/又はポリカルボン
酸の全カルボキシル基の当量比(全カルボキシル基/全
インシアネート基)が0.5〜2.0の範囲内とするこ
とが好ましい。ここで、酸無水物基1当量はカルボキシ
ル基1当量として取り扱う。十分に高分子量であって高
度な耐熱性。
可とり性を有する粒子状重合体が要求される場合ニハ、
インシアネート基に対するカルボキシル基く の当量比が好ましくは0.85〜1.15.より好まし
くは実質的に当量となるように調整される。
本発明によればゲル化した粒子状重合体も得ることがで
きる。ゲル化した粒子状重合体を得るには、ゲル化する
に充分な3官能以上の架橋成分を含む樹脂組成で反応を
ゲル化するまで進めれば良い。
前記したポリイソシアネートのうち、3官能以上の架橋
成分となシうるものとしては、ジイソシアネートを3量
化して得られる化合物9例えば1リレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネ−)、4.4’−ジフェニ
ルエーテルジインンアネート、ナフタレン−1,5−ジ
イソシアネート、4.4’−ジノエ;ルメタンジイソシ
アネーI・等の芳香族ジイソシアネートの3量体、エチ
レンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソ
シアネート。
1.6−へキサメチレンジイソシアネート、1.12−
ドデカンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート
の3量体、シクロブテン1.3−ジイソシアネート、シ
クロヘキサン1,3−および1,4−ジイソシアネート
、インフオロンジイソシアネート等の脂環式ジイソシア
ネートの3量体、トリイソシアネート化合物2例えばト
リフェニルメタン−4,4:4’−トリイソシアネート
、ポリフェニルメチルポリイソシアネート、例えばアニ
リンとフォルムアルデヒドとの縮合物とホスゲンを反応
させたものなどが用いられる。これらの架橋成分となシ
うるポリイソシアネートは、ポリインシアネート成分の
全部又は一部に用いることができる。
前記した酸無水物基を有するポリカルボン酸及び/又は
ポリカルボン酸のうち3官能以上の架橋成分となり得る
ものとしては、トリメリット酸。
トリメシン酸、ピロメリット酸、トリス(2−カルボキ
シエチル)インシアヌレート、トリカルパリリック酸、
ニトリロ三酢酸、ニトリロ三プロピオン酸などが用いら
れる。
本発明においては、ポリイソシアネートと反応される酸
無水物基を有するポリカルボン酸及びポリカルボン酸は
9両者か又はいずれかが用いられる。これらの架橋成分
となりうるポリカルボン酸は、酸無水物基を有するポリ
カルボン酸及び/又はポリカルボン酸の全部又は一部に
用いることができる。
以上述べた3官能以上の架橋成分を用いてゲル化した粒
子状重合体を得る方法の他に、副反応を利用してゲル化
させる方法や焼結によりゲル化させる方法などがある。
例えば2官能間士のポリイソシアネートと酸無水物基を
有するポリカルボン酸及び/又はポリカルボン酸の当量
比i実質i、。
で反応させる際に120℃以上の高温で1反応を長時間
通めると副反応によりゲル化した粒子状重合体が得られ
る。
連続相となる第一の非水有機液体と分散相となる反応剤
(上記のけ)、 (II)及び/又は(■))との量比
は第一の非水有機液体と反応剤との総量に対して反応剤
が10〜80重量%となる範囲が好ましい。
生産効率、コスト・上の観点から40重量%以上が特に
好ましい。
第二の非水有機液体と反応剤との量比は第二の非水有機
液体と反応剤との総量に対して第二の非水有機液体が0
.5〜70重量%となる範囲が好ましい。0.5重量−
未満であると重合反応は高温でのみ進行するため好まし
くない副反応が起こり易くなる。70重量%を越えると
反応剤が第二の非水有機液体に溶解した比重の大きい連
続相が形成される結果、比重の小さい第一の非水有機液
体と相分離を起こし8分散相を形成しにくくなる。また
9分散相全形成しても重合反応中に凝集を起こし易くな
り、コスト的にも不利である。特に好まし7くば1〜3
0i骨チの範囲が用いられる。
ポリイソシアネート、酸無水物基分有するポリカルボン
酸及び/又はポリカルボン酸の反応温度としては80〜
250℃が好捷しい。
重合反応は、実質上無水の状態で実施されることが好ま
しい。従って、窒素ガスなどの不活性雰囲気下で行なう
のが望ましい。当然のことながら。
本発明の製造法によって得られる粒子状重合体はその反
応剤、特にポリイソシアネ−1・が水と接触することに
よって、すみやかに不活性な化合物に変質するために、
水を分散媒体として製造することは不可能である。反応
は、全ての原料を同時に仕込んでもよいl〜、目的に広
口て段階的に仕込み。
反応を進めてもよい。
反応剤の少なくとも一成分は第二の非水有機液体に可溶
性又は膨潤性であるか1反応温度で液体でちることが望
ましい。好ましい具体例としては。
酸成分を除く全成分を混合した均−溶液又はポリイソシ
アネートと第二の非水有機液体との均一溶液が第一の非
水有機液体中に油滴状態で分散した不均一溶液に、微粉
末化した酸成分全添加して反応が進められる。この方法
によれば、比較的低い反応温度で重合反応を進めること
ができ、好ましくない副反応を抑制することができる。
ポリイソシアネートヲ除く全成分を混合した均−溶液又
は酸成分と第二の非水有機液体との均一溶液が第一の非
水有機液体中に油滴状態で分散した不均一溶液にポリイ
ソシアネートを添加して反応を進めてもよい。もちろん
最初から全酸物を混合して反応を進めることも可能であ
る。重合反応中における粒子状重合体の分散安定性を保
持し。
小粒径化するだめに分散安定剤を段階的に仕込む方法を
用いてもよい。分散安定剤は溶液として用いてもよい。
本発明により得られる粒子状重合体は反応中又は反応後
に必要に応じてメタノール、n−ブタノール、ベンジル
アルコール、ε−カグロラクタム。
メチルエチルケトンオキシム、アセトアルドキシム、フ
ェノール、クレゾールなどの活性水素を分子内に1個有
する適当なブロック剤を添加反応させて安定化させるこ
とができる。
反応におけるかくはん方法としては乳化器(ホモミキサ
ー)による高速剪断を伴うかくはん方法。
プロペラ型かくはん器による粒子の機械的切断。
粉砕を伴わないかくはん方法などが用いられる。
乳化器は重合体への反応剤の転換率が余り高くない領域
で使用することが好ましい。望ましいかくはん方法とし
ては9反応の初期に乳化器によって粒子の小径化を行な
い、その粒子の分散安定性が良好なる重合率付近でプロ
ペラ型かくはん器に代えて、さらに反応を進める方法が
ある。この方法によれば、比較的小粒径で粒度のそろっ
た粒子状重合体を得ることができる。合成系によっては
反応前に乳化器を使用して小粒子化することも可能であ
る。
本発明になる製造法によれば2粒子状重合体は。
第一の非水有機液体中に分散させて得られ1分散相には
この粒子状重合体の他に第二の非水有機液体1分散安定
剤1反応剤等が含まれるが、これらは精製を行なうこと
によって除去される。
不法において得られる粒子状重合体は、平均粒度が0.
05〜2000μm及びそれ以上の範囲にある非塊状の
粒子形態で得られる。好ましい平均粒度は0,1〜50
0μm、最も好ましいものは0.5〜100μmである
。かかる粒子状重合体の回収方法は21−J過又はデカ
ンテーションし1次いで常圧又は減圧下で乾燥すること
によって分散体溶液から回収できる。
本発明によって得られる粒子状重合体に必要に応じて、
エポキシ樹脂、アミン樹脂、フェノールホルムアルテヒ
ド樹脂、インシアヌレート環含有ポリイソシアネート及
び酸成分としてテレフタル酸及び/又はイソフタル酸を
用いて得られる水酸基をイfするポリエステル樹脂のい
ずれか1又は2以上を添加して、複合材料とすることが
できる。
エポキシ樹脂としてはエピコート828 、1001゜
1004.1007等のビスフェノール系エポキシ樹脂
、DEN431,43B (以上、ダウ・ケミカル社製
商品名)等のエポキシ化ノボラック樹脂。
トリグリシジルイソシアヌレートなどが好ましい。
アミン樹脂としてはメラミンホルムアルデヒド樹脂及び
このアルコキシ変性樹脂9例えばブトキシベンゾグアナ
ミンホルムアルデヒド樹脂、ヘキサメトキシメラミン樹
脂などが好ましい。フェノールホルムアルデヒド樹脂と
しては、フェノールホルムアルデヒドa(脂、アルキル
フェノールホルムアルデヒド樹脂、これらの樹脂を主体
としたメラミン変性フェノールホルムアルデヒドtl脂
、ペンゾグアナミ/変性フェノールホルムアルデヒド樹
脂などが好ましい。イソシアヌレート環含有ポリイソシ
アネートとしては芳香族ジイソシアネート。
特にトリレンジイソシアネート全第三級アミンの存在下
で反応させて得られた三量体又は三量体を含むインシア
ヌレート環含有ポリイン7アネート混合物などが好まし
い。酸成分としてテレフタル酸及び/又はイソフタル酸
を用いて得られる水酸基を有するポリエステル樹脂とし
ては1分岐成分トシてトリス(2−ヒドロキシエチル)
イソシアヌレートを用いたポリエステル樹脂、ポリエス
テルイミド樹脂、ポリエステルアミド樹脂などが好まし
い。このような粒子状重合体及びその複谷材料は良好な
耐熱性9機械特性、電気特性を示し。
耐熱塗料、耐熱シート、耐熱接着剤、耐熱積層材料、耐
熱摺動材料、耐熱成形モールド品、ガラス繊維、炭素繊
維との耐熱複合材料などに有用である。特に微粒子系で
は比較的安定な分散系が得られるので分散体溶液のまま
で分散塗料として利用することもできる。更に、ゲル化
した粒子状重合体は、耐熱揺変則、耐熱充填剤、潤滑油
の増稠剤。
無機元素の吸着剤、有機化合物の分離材料などに有用で
ある。
本発明を実施例及び比較例を用いて説明する。
実施例1 (1)分散安定剤の合成 温度計、かき丑ぜ機2球管冷却器をつけた四つロフラス
コに、l5OPAR−H(エッソスタンダード石油社製
脂肪族炭化水素、商品名>152g。
ラウリルメタクリレート87.59及びメタクリル酸−
2−ヒドロキシエチル20.59を入れ、145℃に昇
温した。窒素ガスを通しながら、あらかじめ調製したラ
ウリルメタクリレート87.09.メタクリル酸−2−
ヒドロキシエチル5.09.過酸化ベンゾイルペースト
(過酸化ベンゾイルの含分50重量%) 9.69の混
合物をかくはんしながら2時間かけて滴下した。引き続
き同温度で4時間反応させた。この分散安定剤溶液は1
70℃で2時間乾燥した時の不揮発分が40重量%であ
り。
分散安定剤の数平均分子量(分子量既知のポリスチレン
を検量線とするゲルパーミェーションクロマトグラフィ
法によってめた。以下同じ)は6400であった。
(2)粒子状重合体の合成 温度計、かきまぜ機1球管冷却器をつけた500meの
四つロフラスコに窒素ガスを通しながら、4゜4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート75g。
(1)で得た分散安定剤溶液(不揮発分40重量%)1
99、l5OPAR−H1509,N−メチルピロリド
ン339を入れ、38Qr、p、mでかくはんしながら
90℃に昇温した。この状態でこれらの混合物は均一溶
液となった。あらかじめ、微粉末化したトリメリット酸
無水物729を添加し。
100℃で1時間、115℃で1時間、さらに125℃
に昇温して4時間反応を進めた。連続相のI 5OPA
R−H中に分散した褐色の粒子状重合体を得たので、こ
れをe過によって回収し、更にメタノールで煮沸後P別
したものを減圧下、60℃で5時間乾燥させた。この粒
子状重合体の赤外吸収スペクトルには、 1780cm
−”にイミド結合。
1650cm””と1540cm−’にアミド結合の吸
収が認められた。このポリアミドイミド粒子状重合体の
主粒子径は約10〜80μmであった。
実施例2 分散安定剤溶液の使用量を24gとした以外は実施例1
 、 (2)と全く同様に粒子状重合体を合成し。
処理した。得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトル
には1780cm” Kイミド結合、1650cm ”
と1540cm−”にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約lO
〜50μmであった。
更に得られたポリアミドイミド粒子状重合体10g、ビ
スフェノール型エポキシ樹脂エビコー)828(シェル
化学製、商品名)10g及ヒ硬化助剤2PZ−CN (
四国化成社製、商品名)0.19を配合し、常法に従い
130°03時間、160℃5時間、200℃10時間
加熱し、HDT試験片を作成した。HD Tは175℃
と良好な耐熱性を示した。
実施例3 (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 (1)と同様の装置を用いて、フラスコ
にl5OPA几−H135,7g、 ラウリルメタクリ
レートl O6,8G 、メタクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル6.1gr入れ、100℃に昇温した。窒素ガ
スを通しながら、あらかじめ調製したラウリルメタクリ
レート106.99.メタクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル24.5g 、 過酸化ペンソイルヘースト(過酸
化ベンゾイルの含分50重量%)2.4gの混合物をか
くはんしながら2時間かけて滴下した。引き続き100
℃で1時間保温後140℃に昇温し、同温度で4時間反
応させた。この分散安定剤溶液は170℃で2時間乾燥
した時の不揮発分は55重量φであり1分散安定剤の数
平均分子量は66.800であった。
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液側1)で得られたものとした以外は実施
例1.(2)と全く同様にして粒子状重合体を合成し処
理した。
得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには178
0cm””にイミド結合、 l 650cm−”と15
40cm−”にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約20
〜40μmであった。
実施例4 (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 il+と同様の装置音用いて、フラスコ
にl5OPAR−H92,99、ラウリルメタクリレー
トio6.sg、メタクリル酸T2−ヒドロキシエチル
6.19e入れ、80℃に昇温した。窒素ガスを通しな
がら、あらかじめ調製したラウリルメタクリレート10
6.9g、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル24.
5 g、 過酸化ベンゾイルペースト(過酸化ベンゾイ
ルの含分50重−i%)1.29の混合物をかくはんし
ながら4時間かけて滴下した。引き続き80℃でl5O
PAR,−H92,8gを1時間かけて滴下し、更に8
0℃で1時間保温後140℃に昇温し、同温度で4時間
反応させた。
この分散安定剤溶液は170℃で2時間乾燥し一時の不
揮発分は47重量饅であり9分散安定剤の数平均分子量
は290.000であった。
(2)粒子状1合体の合成 分散安定剤溶液を(1)で得られたものとした以外は実
施例1 、 (21と全く同様に粒子状重合体を合成し
、処理した。
得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには178
0cm−”にイミド結合、 1650cm−”と154
0cm”にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状1合体の主粒子径は約2〜
20μmであった。
実施例5 (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 (11と同様の装置ヲ用いて、フラスコ
にl5OPAR−I−11529を入れ、120℃に昇
温した。窒素ガスを通しながら、あらがじめ調製したラ
ウリルメタクリレートisag、メタクリル酸−2−ヒ
ドロキシエチル18.79 、 ae化ヘンゾイルペー
スト(過酸化ベンゾイルの含分5゜;EIfffi% 
) 10 gの混合物をがくはんしながら2時間かけて
滴下した。引き続き140’Cに昇温し。
同温度で4時間反応させた。この分散安定剤溶液は17
0℃で2時Nl乾燥した時の不揮発分は41M量チであ
り1分散安定剤の数平均分子量は1 o、 o o o
であった。
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液を本実施例(1)で得られたものを10
0 g、l5OPA几−I−(r 1009用いた以外
は実施例1 、 (2)と全く同様に粒子状重合体を合
成し、処理した。
得られた粒子状9体の赤外吸収スペクトルには1780
cm”−”にイミド結合+ 1650cm−”と154
0cm−1にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約30
〜40μmであった。
実施例6 分散安定剤溶液の使用量を9、ogとした以外は実施例
5 、 (21と全く同様に粒子状重合体を合成し。
処理した。
得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには、17
80cm”にイミド結合、 1650cm−’と154
0cm−”にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約50
〜500μmであった。
実施例7 (1) 分散安定剤の合成 実施例2 、 (2)と同様の装置を用いて、フラスコ
KISOPA几−H132g、ラウリルメタクリレート
74.59.メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル10
.29を入れ、120℃に昇温した。窒素ガスを通しな
がら、あらかじめ調製したラウリルメタクリレート74
.59.メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル40.8
9 、過酸化ベンゾイルベースト(過酸化ベンゾイルの
含分50重量′1))2gの混合物をかくはんしながら
2時間かけて滴下した。引き続き120℃でl5OPA
R−i−I 1009を1時間かけて滴下し、140℃
に昇温し、同温度で4時間反応させた。この分散安定剤
溶液は白濁しており、170℃で2時間乾燥した時の不
揮発分は51重ffi%であり2分散安定剤の数平均分
子量は44.500でらった。
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液を(11で得られたものとした以外は、
実施例1 、 (21と全く同様に粒子状重合体を合成
し、処理した。
得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには178
0cm−”にイミド結合、 1650cm−1と154
0cm’−1にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約10
〜30μnlであった。
実施例8 実施例1 、 (2)と同じ装置を用いて、窒素ガスを
通しながら、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ー)75g、実施例3 、 (1)で得た分散安定剤溶
液(不揮発分55重量% ) 199 、 l5OPA
R,−H130g、N−メチルピロリドン339金入れ
かくはんしながら90℃に昇温した。めらがしめ微粉末
化したピロメリット酸無水物64.79 ffi添加し
、100℃で1時間、120℃で1時間。
140℃で1時間、さらに180℃に昇温して反応を進
め9重合体の酸価が60 (KOHmg/ 9 〕とな
ったところを終点とした。l5OPA几−I(中に分散
した褐色の粒子状重合体を得たので、これを濾過によっ
て回収し、更にメタノールで煮沸後P別したものを減圧
下、60℃で5時間乾燥させた。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには1780c
m−”にイミド結合の吸収が認められ。
1650cm−” 、 1540cm−”にアミド結合
の吸収は認められなかった。このポリイミド粒子状重合
体の主粒子は約10〜80μmであった。
実施例9 実施例1 、 (21と同じ装置を用いて、窒素ガスを
通しながら、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート759.実施例3 、 (1)で得た分散安定剤溶
液(不揮発分55重量係> 259 、 l5OI)A
几−[■1509、N−メチルピロリドン339金入れ
かくはんしながら90℃に昇温した0あらかじめ微粉末
化したイソフタル酸49.3gk添加し。
100℃で1時間、115°Cで1時間、さらに130
℃に昇温して反応を進め、重合体の酸価が70 [:K
OHmg/ 9 ]となったところを終点とした。
連続相のl5OPAR−H中に分散した白色の粒子状重
合体を得たので、これ全濾過によって回収し。
n−ヘキサンで洗浄したのら、減圧下、60℃で5時間
乾燥させた。この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルに
は、 1780cm’−1のイミド結合の吸収は認めら
れず、 1650cm−”と1540cm−”にアミド
結合の吸収のみが認められた。このポリアミド粒子状重
合体の主粒子径は約20〜80μmであった。
実施例1O (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 (1)と同様の装置を用いて、フラスコ
にl5OPAR−H100g 、ステアリルメタクリレ
ート142.2g、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチ
ル12.2 si入れ、100℃に昇温した。
窒素ガスを通しながら、あらかじめ調製したl5OPA
R−H85,7g 、ステアリルメタクリレート142
.29.メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル49.0
9.過酸化ベンゾイルペースト(過酸化ベンゾイルの含
分50重量%)4.8gの混合物をかくはんしながら2
時間かけて滴下した。引き続き100℃で1時間保温し
た後140℃に昇温し、同温度で4時間反応させた。こ
の分散安定剤溶液は170℃で2時間乾燥した時の不揮
発分は51重量%であり1分散安定剤の数平均分子量は
650(JOであった。
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液f:(1)で得られたものとした以外は
実施例1 、 (21と全く同様に粒子状重合体を合成
し、処理した。
得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには178
0cm−1にイミド結合、 l 650cm−1と15
40cm−1にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約10
〜30μn1であった。
実施例11 4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート257.
19.トリメリット酸無水物246.9g。
N−メチルピロリドン113.19.l5OPA几−H
314,3gおよび実施例3 、 (1)で得た分散安
定剤溶液68.6gi混合してホモミキザーを使用して
高速かくはん下に100℃1時間反応を進めた。
その後実施例1 、 (1)と同様の装置に移し、11
5℃1時間、さらに125℃に昇温して4時間反応を進
め1反応終了後メタノール処理し乾燥した。
得られた粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには178
0cm”にイミド結合、 1650cm−1と1540
cm−”にアミド結合の吸収が認められた。
このポリアミドイミド粒子状重合体の主粒子径は約0.
5〜2μmであった。
実施例12 (1)トリレンジイソシアネート3量体の合成温度計、
かきまぜ機9球管冷却器をつけた四つロフラスコにトリ
レンジイソシアネート10009、アニス酸0.529
.ジメチルアミノエタノール0.3009を入れ、窒素
を通しながら80℃に昇温した。同温度でインシアネー
ト基の含有風(初期濃度:48重量%)が32重量%に
なるまで反応させた。このものの赤外吸収スペクトルに
は1710cm−”と1410cm−”にインシアヌレ
ート環の吸収が認められ、 2260cm−”にはイン
シアネート基の吸収が認められた。
(2) ゲル化した粒子状重合体の合成。
温度計、かきまぜ機2球管冷却器をつけた四つロフラス
コに窒素ガスを通しながら、4.4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート48.4 g 、 (2)で得たト
リレンジイソシアネート3量体48.49.実施例7 
、 (11で得た分散安定剤溶液(不揮発分51重量%
) 19.0 g、 l5OPAR−H150g、 N
−メチルピロリドン33G、)リメリット酸無水物37
.29を添加し、110℃で1時間、120℃で1時間
、130℃で1時間、140℃で1時間、150℃で1
時間、160℃で2時間反応させた。l5OPAR−H
中に分散した茶色の粒子状重合体の一部を上パツトで取
シ出して、N−メチルビ01,1トン中に加えたところ
粒子状重合体は。
N−メチルピロリドンに溶解せず、N−メチルピロリド
ンは着色しなかった。ついでこれを濾過によって回収し
、n−へキサンさらにアセトンで洗浄したのち減圧下、
60℃で5時間乾燥させた。
この粒子状重合体の赤外吸収スペクトルには。
1780cm−1にイミド結合、 1650cm−”と
1540cm−’にアミド結合の吸収が認められた。こ
の粒子状重合体を走査電子顕微鏡で観察すると形状は球
形であり、主粒子径は約10〜30μmであった。
比較例1 (11分散安定剤の合成 実施例1.(1)と同様の装置を用いて、フラスコにl
5OPAR((152gを入れ、160℃に昇温した。
窒素ガスを通しながら、あらかじめ調製したラウリルメ
タクリレート183.39.メタクリル酸−2−ヒトク
キジエチルao、6g、過酸化ベンゾイルペースト(過
酸化ベンゾイルの含分50M量%)11.79の混合物
をかくはんしながら2時間かけて滴下した。引き続き同
温度で4時間反応させた。この分散安定剤溶液は170
℃で2時間乾燥した時の不揮発分は25i景係であり。
分散安定剤の数平均分子量は2800であった。
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液を(1)で得られたものe649用いた
以外は実施例1 、 +2)と全く同様に粒子状重合体
を合成した。125℃に昇温したとこる15分後に凝集
した。
比較例2 (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 (11と同様の装置を用いて、フラスコ
にl5OPAR−H1529を入れ、80℃に昇温した
。窒素ガスを通しながら、あらかじめ調製したラウリル
メタクリレート183.09.メタクリ/L−酸−2−
ヒドロキシエチル12−09 、 Ae化ヘンゾイルペ
ースト(過酸化ベンゾイルの含分50重量%)1゜Og
の混合物をかくはんしながら2時間かけて滴下した。更
にl5OPAR−H100gを1時間かけて滴下し、引
き続き80℃に1時間保温した後、140℃に昇温し、
同温度で4時間反応させた。この分散安定剤溶液は17
0℃で2時間乾燥した時の不揮発分は50M量チであり
分散安定剤の数平均分子量は230. OOOであった
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液を(1)で得られたものを38g用いた
以外は実施例1 、 +2)と全く同様に合成全行なっ
たが115℃に昇温後30分で凝集した。
比較例3 (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 (1)と同様の装置を用いて、フラスコ
にl5OPAR−H74,3gと2ウリルメタクリレ−
1−97,8gを入れ、80℃に昇温した。窒素ガスを
通しながら、あらかじめ調製したラウリルメタクリレ−
)97.89.過酸化ベンゾイルペースト(過酸化ベン
ゾイルの含分50重量%>1.ogの混合物をかくはん
しながら2時間かけて滴下した。更にl5OPAR−H
74,39を1時間かけて滴下し、引き続き80℃立会
1時間保温した後。
100℃で1時間、140℃で5時間反応させた。
この分散安定剤溶液は170℃で2時間乾燥した時の不
揮発分は53%であり9分散安定剤の数平均分子量は1
34,000であった。
(2)粒子状重合体の合成 分散安定剤溶液ft(11で得られたものをaog用い
た以外は実施例1 、 (21と全く同様に合成を行な
ったがトリメリット酸無水物を添加し、100℃で30
分反応させたところ凝集した。。
比較例4 分散安定剤溶液を実施例5 、 (11で得られたもの
を1,09用いた以外は実施例1 、 (11と全く同
様に合成を行なったが、トリメリット酸無水物を添加し
、115℃に昇温後30分で凝集した。
比較例5 (1)分散安定剤の合成 実施例1 、 (11と同様の装置を用いて、)2スコ
注)*1:A=ニラウリルメタクリレートB−メタクリ
ル酸−2−ヒドロキシエチイレのモル比。
*2 ニラウリルメタクリレートの代わりにステアリル
メタクリレートを用いた。
*3 ニラウリルメタクリレート単独重合体。
*4:10回中6回凝集した。
表1から明らかなように1本発明によれば耐熱性のすぐ
れた粒子状重合体を安定に製造できることが示される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、生成する粒子状重合体に対して不溶性である第一の
    非水有機液体、第一の非水有機液体に可溶な分散安定剤
    及び生成する粒子状重合体に対して可溶性又は膨潤性で
    あり、第一の非水有機液体とは本質上非混和性である第
    二の非水有機液体の存在下で、ポリイソシアネー)(I
    )と酸無水物基を有するポリカルボン酸(If)及び/
    又はポリカルボン酸(1111とを反応させて、第一の
    非水有機液体中に分散された粒子状重合体とする粒子状
    重合体の製造法において、該分散安定剤として炭素数6
    以上の炭化水素基からなる側鎖を有するエチレン性不飽
    和単量体(Alとヒドロキシル基を有するエチレン性不
    飽和単量体(Bl kモル比で(Al/(−Bl ’t
     1 /1から5Aの範囲として反応させて得られる数
    平均分子量6000以上のヒドロキシル基含有ビニル重
    合体を、第二の非水有機液体、ポリイソシアネ−1−。 酸無水物基を有するポリカルボン酸及び/又はポリカル
    ボン酸に対して0.5重量%以上用いることを特徴とす
    る粒子状重合体の製造法。 2、 ヒドロキシル基含有ビニル重合体がラウリルメタ
    クリレ−1・、ステアリルメタクリレート。 ラウリルアクリレート又はステアリルアクリレートとア
    クリル酸又はメタクリル酸−2−ヒドロキシエチルとの
    ランダム共重合体である特許請求の範囲第1項記載の粒
    子状重合体の製造法。 3、第一の非水有機液体が脂肪族又は脂環族炭化水素で
    あシ、第二の非水有機液体がN−メチルピロリドンでお
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の粒子状重合体
    の製造法。 4、 ポリイソシアネート(■)が4,4′−ジフェニ
    ルメタンジインシアネート、4.4’−ジフェニルエー
    テルジイソシアネート、トリレンジインシアネート。 トリフェニルメタン−4,4,’ 4″−トリイソ7ア
    ネート又はイソシアヌレート環を有するポリイソシアネ
    ートである特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記
    載の粒子状重合体の製造法。 5、酸無水物基を有するポリカルボン酸tn+がトリメ
    リット酸無水物、ピロメリット酸二無水物。 a、 3’、 4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボ
    ン酸二無水物又は2.2−ビス[4−(3,4−ジカル
    ボキシフェノキシ)フェニル〕プロパンニ無水物である
    特許請求の範囲第1頂、第2項、第3項又は第4項記載
    の粒子状重合体の製造法。 6、 ポリカルボン酸(III)がイソフタル酸、テレ
    フタル酸、トリメシン酸、トリス(2−カルボキシエチ
    ル)イソシアヌレート又はニトリロ三酢酸である特許請
    求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項記
    載の粒子状重合体の製造法。
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