JPS61123647A - 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物

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JPS61123647A
JPS61123647A JP24420784A JP24420784A JPS61123647A JP S61123647 A JPS61123647 A JP S61123647A JP 24420784 A JP24420784 A JP 24420784A JP 24420784 A JP24420784 A JP 24420784A JP S61123647 A JPS61123647 A JP S61123647A
Authority
JP
Japan
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weight
copolymer
units
latex
styrene
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Pending
Application number
JP24420784A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakai
中井 芳雄
Yasunobu Shimomura
下村 泰宣
Masamitsu Tateyama
立山 正光
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 〔従来の技術〕 これまで耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂
を得る方法として、ジエン系ゴムにスチレンやアクリロ
ニトリルをグラフト共重合させたグラフト共重合体に、
α−メチルスチレン、メタクリル酸メチルおよびアクリ
ロニトリルからなる三元共重合体を混合する方法(特開
昭57−70143号公報′)、あるいはポリカーボネ
ート樹脂とジエン系ゴムとを混合する方法(特公昭38
−15225号公報)などが提案されている。しかしこ
れらの方法では、耐熱性と耐衝撃性のバランスが難しく
、またポリカーボネートとジエン系ゴムの混合物の場合
、流動加工性が著しく低下するなどの問題点を有してお
り、耐熱性と耐衝電性をかね備えた材料はいまだに開発
されていないのが実情である。
〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、流動加工性の良好な耐熱性、耐衝撃性熱
可臆性樹脂組成物について鋭意検討した結果、特定の組
成および構造を有する重合体の樹脂組成物が所期の目的
が十分達成することを見い出し本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨とするところは、メタクリル酸メチル単位
50〜98重量%、スチレン単位またはビニルトルエン
単位1〜25重量%および無水マレイン酸単位1〜25
重量%からなる共重合体〔I〕と、 (イ) アルキル基の炭素数が2〜8のアクリル酸アル
キルエステル単位30〜99重量%と、1.3−ブタジ
エン単位70〜1重量%およびこれらと共重合性の他の
単官能性または多官能性のビニル系単量体単位10−0
重量%、とからなる乳化重合したゴム状共重合体〔II
〕ラテックスのポリマー分100重量部に対して、(ロ
)元素の周期律表で第1A〜第vlA族の第2および第
3周期に属する元素群の中から選ばれた元素を中心とす
る酸素酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、
亜鉛、ニッケルおよびアルミニウムの塩の中から選ばれ
た少なくとも一種の酸素酸塩を0.1〜5重量部添加し
てゴム状共重合体〔[〕ラテックスを肥大化させ、平均
粒子径を0.12〜0.4μmの範囲とし、さらにこの
肥大化ゴム状共重合体〔II丁うテックス100重量部
の存在下に、′←1 メタクリル酸メチルおよびスチレ
ンの中から選ばれた少なくとも一種の単量体50〜10
0重量%と、これと共重合性の他の単官能性または多官
能性単量体50〜0重量%からなる単量体混合物10〜
i、o o o重量部を添加し、重合して得られる グラフト共重合体〔置〕とを配合し、組成物中に1〜7
0重量%の肥大化ゴム状共重合体〔II〕′を含有させ
てなることを特徴とする耐熱性および耐衝撃性にすぐれ
た熱可塑性樹脂組成物にある。
本発明の樹脂組成物は、メタクリル酸メチル、スチレン
またはビニルトルエンおよび無水マレイン酸の共重合体
〔I〕と前記の特定組成および構造を有するグラフト共
重合体[11との相乗効果によって耐熱性および耐衝撃
性にすぐれた特性を発現させることができるものである
本発明における共重合体CDは、メタクリル酸メチル単
位50〜98重量%、スチレン単位またはビニルトルエ
ン単位1〜25重t%およθ無水マレイン酸単位1〜2
5重量%からなり、最終的な樹脂組成物に耐熱性と流動
加工性を付与する作用を有している。
共重合体〔l〕中のメタクリル酸メチル、スチレンまた
はビニルトルエンおよび無水マレイン酸の各構成単位の
割合は、共重合体(1)の耐熱性、耐候性、重合速度、
流動加工性などのバランスから定められたものであり、
いずれの年号体成分も上記の範囲外では、耐熱性や耐候
性が劣ったり、生産性が極めて悪いなどの問題点を生ず
る。
共重合体〔1〕は、上記の単量体混合物をラジカル重合
開始剤によって、塊状重合、溶液重合など、通常行われ
ている重合方法によって製造することができる。
グラフト共重合体〔I〕は目的とする樹脂組成物に耐衝
撃性を付与させる作用を有している。
本発明の最も重要な点のひとつは、グラフト共重合体〔
璽〕の構造罠ある。ゴム状共重合体として、比較的ガラ
ス転移点(TP)の低い、アクリル酸アルキルエステル
と1,3−ブタジエンを主要共重合成分として用い、そ
してこれらの組成割合において、耐候性にすぐれたアク
リル酸アルキル単位を30重量%以上用い、ゴム特性に
すぐれた1、3−ブタジエンを耐候性に影響を及ぼさな
い範囲の70重量%以下で用いること、および耐衝撃性
を向上させるために、上記で示した特殊な構造を有する
物質でゴム状共重合体を肥大化して、特定の粒子径範囲
とした後、硬質樹脂成分をグラフト重合してグラフト共
重合体とすることにある。
ゴム状共重合体[11は、アルキル基の炭素数2〜8の
アクリル酸アルキルエステル30〜99重量%と、1.
3−ブタジエン70〜1重量%、および共重合性の他の
単量体0〜10重量%からなる単量体混合物を乳化重合
して得られるものである。
ここで用いるアクリル酸アルキルエステルは、好ましく
はアクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシルであ
る。同じく共重合性の他の単量体は、アクリロニトリル
、メタクリル酸メチルなどのメタクリル酸アルキルエス
テル類に代表される単官能性単量体、ジビニルベンゼン
、エチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリ
コールジアクリレート、トリアリルシアヌレート、トリ
アリルイソシアヌレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト等の多官能性単量体である。
乳化重合自体は公知の手法に従って行うことができる。
なお、ゴム状共重合体を得る際に、メルカプタン等の連
鎖移動剤を添加することも可能である。
乳化重合によって得られるゴム状共重合体〔[〕の粒子
径は0.03〜0.20μmの範囲が好ましく、0.0
5〜0.15μmの範囲がより好ましい。
この範囲外では、重合速度や重合温度の制御が困難にな
ること、後工程である肥大化時に希望する粒子径となら
ず、重合系が不安定になること、最終組成物の耐衝撃性
や外観が低下することなどの問題が生じる場合がある。
元素の周期律表で第1A〜第vIA族の第2および第3
周期に属する元素群の中から選ばれた元素を中心とする
酸素酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、亜
鉛、ニッケルおよびアルミニウムの塩の中から選ばれた
少なくとも−Sの酸素酸塩が前述のゴム状共重合体[1
11ラテツクスの肥大化剤として用いられる。かかる酸
素酸塩の具体的な例としては、硫酸、硝酸、リン酸等と
カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、ニ
ッケル、アルミニウムとの塩が挙げられる。好ましくは
硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫
酸アルミニウム、リン駿ナトリウム、リン酸マグネシウ
ムなどが挙げられる。
以上に述べた酸素酸の塩は、それぞれ単独で用いてもま
たは併用してもよい。酸素酸塩はゴム状共重合体〔韮〕
に添加する。また、酸素酸塩の添加量は基体ゴム〔II
1100重量部当り0.1〜5重量部であり、好ましく
は0.1〜4重量部である。適量を加えることによって
基体ゴムの肥大化がより効率的に行われ、得られる大粒
子後ゴムラテックスの安定性も大巾に向上する。
このようにして肥大化処理を行ったゴム状共重合体〔■
〕′ラテックス100重量部の存在下でスチレンおよび
メタクリル酸メチルから選ばれる一種の単量体を50重
量%以上含む単量体を10〜1,000重量部重合させ
ることにより、目的の樹脂が得られる。肥大化ゴム状共
重合体〔II〕′ラテックスにグラフトさせる単量体と
しては、スチレン単独、メチルメタクリレート単独のほ
か、スチレン−アクリロニトリル単量体混金物、スチレ
ン−アクリル酸エステル単量体混合物、メチルメタクリ
レート−アクリロニトリル単量体混合物、メチルメタク
リレート−アクリル酸エステル単量体混合物、アクリロ
ニトリル−アクリル酸エステル単量体混合物などがあり
、更にこれらの単量体を三種以上混合した単量体混合物
を用いることもできる。
或いは、最初にメタクリル酸メチルまたはスチレンを主
成分とする単量体またはその混合物に、公知の多官能性
単量体(ジビニルベンゼン、1.4−ブタンジオールジ
アクリレートなど)を加えてグラフト重合した後、多官
能性単量体を添加しない単量体またはその混合物をグラ
フト重合する方法などのように、2段階以上のプロセス
で重合することも可能である。
グラフト共重合体〔I〕の製造までのゴム状共重合体(
11およびグラフト共重合体([)を得る乳化重合に際
しての重合温度は30〜120℃、より好ましくは50
〜100℃であり、重合時間は重合開始剤および乳化剤
の種類とその量、重合温度等によって異なるが、通常は
各重合段階においてそれぞれ0.5〜24時間である。
重合体と水の比は単量体/水=1/20〜1/1が好ま
しい。
重合開始剤および乳化剤は、水相、単量体相のいずれか
片方または双方に添加することができる。
ゴム状共重合体[1〕およびグラフト共重合体〔厘〕の
重合における各単量体の仕込方法は、一括または分割で
行うことができるが、ゴム状共重合体〔II〕およびグ
ラフト共重合体〔置〕の重合の場合には重合発熱等の点
で分割仕込法がより好ましい。
乳化剤は通常用いられる乳化剤であれば特に限定する必
要はなく、用いられる乳化剤の例としては、長鎖アルキ
ルカルボン数基、スルホコハク酸アルキルエステル塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩等である。
重合開始剤の種類も特に限定する必要はなく通常用いら
れる水溶性の過硫酸塩、過硼酸塩等の無機開始剤を単独
で、または亜硫酸塩、チオ硫酸塩等と組み合せてレドッ
クス開始剤として用いることもできる。また有機ヒドロ
パーオキシド−第1鉄塩、有機ヒドロパーオキシドーソ
ジウムスルホキシレートのようなレドックス開始系、ベ
ンゾイルパーオキシド、アゾビスイソブチロニトリル等
の開始系も用いることができる。
乳化重合法により得られたグラフト共重合体・〔■〕の
ポリマーラテックスは公知の方法により凝固乾燥させる
共重合体(1)とグラフト共重合体〔鳳〕との配合割合
は、組成物に肥大化ゴム状共重合体〔■〕′が1〜70
重量%、特に好ましくは5〜40重量%含有するように
配合する。0.1重量%未滴では耐衝撃性の発現効果が
少なく、70重量%を超えると耐熱性が低下する。
共重合体(1)とグラフト共重合体〔置〕を配合させる
場合には、溶融混合する方法が理想的である。溶融混合
に先立って、樹脂組成物以外に安定剤、滑剤、可重剤、
染料、ll容、充てん剤等を必要に応じて適宜加え、V
型プレンダー、ヘンシェルミキサー等で混合し゛た後、
ミキシングロール、スクリュ一式押出機等を用いて15
0〜300℃で溶融混練する。
〔実施例〕
以下、実施例に基き、本発明をさらに詳しく説明する。
なお、実施例中の部は重量部を、%は重量%を表わす。
実施例1〜2、比較例1〜2 共重合体(1)の製造 冷却管、温度計、かきまぜ装置を備えたSUS製の反応
容器に、メタクリル酸メチル66ゆ、スチレン19kl
iF、無水マレイン酸15klll、t−ドデシルメル
カプタン250Pを仕込み、かきまぜながら窒素ガスを
吹き込んで、系内の空気を追い出した。その後加熱し、
内温70℃で、2.2′−アゾビス÷2,4−ジメチル
バレロニトリル)200Pを加えて、内温95℃から1
5分間保持した後室温まで冷却し粘稠な部分重合物を得
た。
この部分重合物100に1Fに対して、ラウロイルパー
オキシド400P、t−ドデシルメルカプタン300 
J’、 Tinuvin−P  (チバ・ガイギ社製)
307’、JP−504(城北化学(株)製)201、
Mark−329(アデカ・アーガス(t#J製)10
0J’、ステアリン酸モノグリセライド10073を加
え、十分にかきまぜて溶解させた後、ポリ塩化ビニル製
ガスケットを介してなる6Bの間隔で相対する2枚の強
化ガラス板で形成し熱電対をセットしたセル数組に、先
に調整した部分重合物を注入し、80℃の温水中に浸漬
し重合硬化させた。浸漬後セルの内温がピークに達した
ことを確認し、さらに30分間重合を継続した後、温水
中よりセルを取り出し130℃の空気加熱f中で2時間
熱処理した。冷却後セルを外し、厚みが約6wmの樹脂
板を得た。この板状ポリマーを切断、粉砕してベレット
状物とした。
ゴム状共重合体〔II〕の製造 ブチルアクリレート       6に91.3−ブタ
ジエン        4に9ジイソグロビルベンゼン
ヒドロパーオキシド  20  F牛脂脂肪酸カリウム
      100  PN−ラウロイルザルコシン酸
ナトリウム   50  J’ビロリン酸ナトリウム 
     50  ?硫酸第一鉄          
 0,5Fデキストローズ        30  F
脱イオン水          20  kg上記組成
割合の物質の中で、1.3−ブタジエンを除く物質につ
いては、その中に含まれる酸素を窒素で置換し、実質上
重合反応を阻害しない状態とした。その後金ての物質を
40jオートクレーブに仕込み、50℃で重合した。9
時間でほぼ重合は完了し、転化率97%、粒子径0.0
7μmのゴムラテックスが得られた。
肥大化ゴム状重合体〔[〕′の調整 ポリマー固型分10kgを含むゴム状共重合体〔II〕
2テックスの入った601オートクレーブをかき混ぜな
がら、酸素酸塩として10%硫酸ナトリウム水溶液1.
5すを、内温50℃で加えて15分間保持した。得られ
た肥大化ゴム状重合体〔I〕′の平均粒子径は0.14
8μmであった。
グラフト共重合体〔置〕ラテックスの製造肥大化ゴム状
共重合体〔U〕′のポリマー固型分10に9を含む肥大
化ラテックスの入った、肥大化を行った反応容器に、脱
イオン水9に9、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキ
シレート20I、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウ
ム501を加え内温を75℃に昇温し、下記の原料を9
0分間にわたり連続的に添加し重合した。
メタクリル酸メチル    4320  J’アクリル
酸エチル      180Pノルマルオクチルメルカ
プタン   6,757’クメンヒドロパーオキシド 
   16  J’添加終了後、さらに60分間重合を
継続したメタクリル酸メチルの転化率ははぼ100%で
あった。
得られた重合体ラテックスに、スチレン化フェノール5
8t、ジラウリルチオジグロピオネ−)44F、)リフ
エエルフオスファイト58tを加え、50℃の温度条件
下、0.25%の硫酸水により、ラテックス/水=1/
2で凝集させて、さらに85℃で5分間保持した。
得られたスラリ状ポリマーを洗浄・脱水して65℃で3
6時間乾燥し白色の粉末を得た。
次に上記で得られた共重合物(1)とグラフト共重合体
〔厘〕を表1の割合でヘンシェルミキサーにより混合し
た後、スクリュー押出機を使用して、シリンダ一温度2
00〜270℃、グイ温度260℃で溶融混練しベレッ
ト化した。これを下記の条件で射出成形し、得られた試
験片から表1の評価結果を得た。
射出成形機;日本製鋼新製、V−17−65凰スクリ工
一式自動射出成形機 射出成形条件;シリンダ一温度 変更 射出圧 700 kg/cIIL” 金製温度 52℃ 試験片サイズ; 110xllOx2(厚さ)11aL
70X12,5X6.2(厚さ)B 実施例3〜4、比較例3〜5 ゴム状共重合体〔II〕を構成する単量体混合物成分が
表2に示す組成割合である以外は実施例1と全く同様に
して熱可塑性樹脂組成物を得た。
その評価結果を表3に示す。
表3の結果は次のことを示している。
C本発明による組成物(実施例3,4)に比較して、 Oブタジェン単位の多いゴムは、耐熱安定性、耐候性が
劣る(比較例3)、 0多葉のスチレン単位を含むゴムは耐衝撃性が劣る(比
較例4)、 0ブタジ工ン単位を全(含まないゴムは低温耐衝撃性が
劣る(比較例5)。
実施例5〜7、比較例6〜8 ゴムラテックス〔l〕に添加する酸素酸塩の種類と量を
表4に示すように変更した以外は、実施例1と全(同様
にして耐衝撃性熱可塑性樹脂PA成酸物得た。その評価
結果を表5に示す。
この結果から、本発明以外の方法で製造したものは、ゴ
ムの肥大化がなく物性も劣っていることが分る。
実施例13〜12 グラフト重合を行う際の単量体混合物の単量体成分の組
成1割合およびその量を表6に示すように変更した以外
は、実施例1と全く同様にして耐衝撃性熱可塑性樹脂組
成物を得た。その評価結果を表6に示す。なお実施例1
2は、グラフト重合を2段階で行った。まず単量体混合
物(C−1’)を30分間で連続的に添加して重合させ
、添加終了後さらに60分間重合を継続した。次いで単
量体混合物(C−2)を90分間にわたり連続的に添加
して重合させ、添加終了後さらに60分間重合を継続し
た。(C−1)t(C−2)には、実施例1と同量のク
メンヒドロパーオキシドをそれぞれ添加した。
表6の結果から、単量体混合物は、グラフト重合を多段
階で行った場合(実施例12)、またはメタクリル酸メ
チル以外にメタクリル酸メチル/スチレン単量体混合物
、スチレン/アクリロニトリル単量体混合物とした場合
などでも有用な組成物の得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上詳述した構成であるから、耐熱性、耐衝
撃性にすぐれた成形品を5ることができるので、車輌外
装部品、ソーラーシステム機器部品および電機部品等の
用途に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタクリル酸メチル単位50〜98重量%、スチレ
    ン単位またはビニルトルエン単位1〜25重量%および
    無水マレイン酸単位1〜25重量%からなる共重合体〔
    I 〕と、 (イ)アルキル基の炭素数が2〜8のアクリル酸アルキ
    ルエステル単位30〜99重量% と、1,3−ブタジエン単位70〜1重量%およびこれ
    らと共重合性の他の単官能性ま たは多官能性のビニル系単量体単位10〜 0重量%とからなる乳化重合したゴム状共 重合体〔II〕ラテックスのポリマー分100重量部に対
    して、 (ロ)元素の周期律表で第IIIA〜第IVA族の第2およ
    び第3周期に属する元素群の中から 選ばれた元素を中心とする酸素酸のアルカ リ金属塩またはアルカリ土類金属塩、亜鉛、ニッケルお
    よびアルミニウムの塩の中から 選ばれた少なくとも一種の酸素酸塩を0.1〜5重量部
    添加してゴム状共重合体〔II〕ラテックスを肥大化させ
    、平均粒子径を0.12〜0.4μmの範囲とし、さら
    にこの肥大化ゴム状共重合体〔II〕ラテックス100重
    量部の存在下に、 (ハ)メタクリル酸メチルおよびスチレンの中から選ば
    れる一種の単量体50〜100重 量%と、これと共重合性の他の単官能性ま たは多官能性単量体50〜0重量%からな る単量体混合物10〜1000重量部を添 加し、重合して得られる グラフト共重合体〔III〕とを配合し、組成物中に、1
    〜70重量%の肥大化ゴム状共重合体〔II〕′を含有さ
    せてなることを特徴とする耐熱性および耐衝撃性にすぐ
    れた熱可塑性樹脂組成物。
JP24420784A 1984-11-19 1984-11-19 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS61123647A (ja)

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