JPS6112310B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトータリーゼータシステムにおける売
上金照会方式に係り、特に発売締切前後に売上金
の照会があつたか否かを認識できる如くして売上
金を出力できる売上金照会方式に係る。

通常、投票券発売機での発売においては各レー
ス毎に窓口単位（発売機毎）で売上の精算を行な
う方法がとられている。

かかる場合、各レースの発売締切後に照会操作
を行ない、発売機より印刷された売上照会データ
とその窓口（発売機）での売上金とを照合し余剰
及び過不足がないかを確認して売上金を収納係に
納めることとなる。そして収納係は売上金が印刷
された明細印刷シートと売上現金とを確認し、合
つていれば収納完了とみなす。

ところで、従来の投票券発売機では発売途中で
も売上チエツクを行なう必要があることから、発
売途中で照会動作が行なえるようになつている。
しかし、従来の方式ではその明細印刷シートが発
売途中での照会によるものか、又は発売締切後の
照会によるものかの区別がなされていないため、
窓口での発売機オペレータに悪意があると発売途
中での照会による明細印刷シートが発売締切後の
照会による明細印刷シートとして悪用され、該照
会があつたときから発売締切までの売上金をオペ
レータが収得する事態を生じる。

しかるに本発明はかかる事態を防止するために
売上金の照会が締切前、又は締切後にあつたもの
かどうかを明細印刷シートに区別できるように印
刷したものである。

以下、図面に従つて本発明を詳細に説明する。

第１図は本発明を説明するためのトータリゼー
タシステムのブロツク図であり、１ａ………１ｎ
は各々発売装置、１１は図示しないキーボード上
に設けられた照会スイツチ、１２は発売装置を制
御すると共に集計装置間とのデータ受授を制御す
る制御部、１３は明細印刷部、２はコンピユータ
より成る集計装置、２１は照会が締切前にあつた
ことを記憶するフラグ手段（たとえばフリツプフ
ロツプ）、２２は照会が締切後にあつたかを示す
フラグ手段、２３は各発売装置毎の売上金の明細
を記憶するメモリである。尚、各発売装置１ｂ〜
１ｎは１ａと全く同一構成になつている。

今、発売装置１ａの照会スイツチ１１を押圧す
ると制御部１２は第２図に示す照会電文、即ち照
会機能信号及び投票券発売装置の装置番号を集計
装置２に伝送する。

集計装置２は前記照会電文を受信すれば直ちに
メモリ２８より該装置番号に対応する売上金額を
よみ出し、これにフラグ手段２１，２２の内容を
付して投票券発売装置１ａにアンサバツクする。

尚、集計装置２より発売装置に伝送される照会
明細データ電文は第３図の如く照会コード、装置
番号、締切識別フラグ、売上金明細データで構成
されている。

制御部１２は集計装置２より照会明細データ電
文を受信すれば、該電文中の照会コードにより送
られてきた情報が照会明細データであることを認
識し、明細印刷部１３をコントロールして、第４
図に示す装置番号、売上金明細データ、締切前後
の識別マークを照会明細シートに印刷する。

尚、第４図中○照は照会符号印字であることを示
し、その下の数字が１であれば締切前の印刷であ
り、２であれば締切後の印刷であることを示す。

以上、本発明によれば明細印刷シートが締切前
によるものか、後によるものかを容易に区別する
ことができ、従来のようにオペレータによる悪用
を防止でき、トータリゼータとしての機能をアツ
プすることができる。

尚、照会前後の識別は締切前後に応じて印字色
を変える等、種々変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるトータリゼータシステム
のブロツク図、第２図は照会要求電文例、第３図
は照会明細データ電文例、第４図は明細印刷例で
ある。 図中、１１は照会キー、１２は制御部、１３は
明細印刷部、２１は締切前フラグ手段、２２は締
切後フラグ手段、２３は売上金明細を記憶するメ
モリである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数の投票券発売機と、各投票券発売機毎に
   売上金額を集計し、これを記憶する集計装置とを
   備えたトータリーゼータシステムにおいて、集計
   装置は売上金の照会要求があつた際、該照会要求
   を発した発売機に対応する売上金情報に、当該照
   会要求が発売締切前に生じたものであるか発売締
   切後に生じたものであるかを区別する情報を付し
   て当該発売機に伝送し、該発売機は上記情報にも
   とづいて売上金及び発売締切前後の区別を示す表
   示を出力することを特徴とするトータリーゼータ
   システムにおける売上金照会方式。