JPH10187815A - 販売時情報管理端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレジット売り上げの処理時間を短縮するこ
と。 【解決手段】 クレジットカードを読み取るカードリー
ダ２と、このカードリーダ２で読み取ったクレジットカ
ードによる売り上げ情報が入力される入力手段１と、こ
の入力手段１に入力された売り上げ情報を記憶する会計
データ記憶手段６と、この会計データ記憶手段６に格納
された売り上げ情報を所定のクレジット伝票に変換する
伝票生成手段７と、この伝票生成手段７によって生成さ
れたクレジット伝票を印刷する印刷手段９とを備えてい
る。しかも、入力手段１が、印刷手段９で印刷するクレ
ジット伝票の枚数が入力される枚数入力部１Ａを備え、
伝票生成手段７が、枚数入力部１Ａに入力された枚数情
報に基づいて当該枚数分クレジット伝票を生成する枚数
管理部７Ｂを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、販売時情報管理端
末（ＰＯＳターミナル）に係り、特に、クレジット売上
処理を行う販売時情報管理端末に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の販売時情報管理端末（ＰＯＳター
ミナル）では、クレジット売上処理時に発行するクレジ
ット伝票は、複写用紙（この場合、３枚の複写用紙）を
用いて発行する場合と、お客控え、クレジット会社控
え、店舗控えといった３枚（３種類）の伝票を（白紙
の）ロール紙で発行する場合とがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複写用
紙を使用する場合、ＰＯＳターミナルとは別に複写用紙
にクレジット売上処理内容を印字する専用プリンタが必
要となる、という不都合があった。

【０００４】また、ロール紙でクレジット伝票を発行さ
せる場合は、３枚の伝票を発行させるため、例えば繁忙
期には３枚の伝票の印字が完了するまで、次のお客のク
レジット売上処理を行うことができない。つまり、３枚
の伝票発行の時間を短縮することができない、という不
都合があった。

【０００５】特開昭６３−１０２９６号に開示された手
法のように、レシートの発行枚数を可変にすると、店控
用取引レシートの過不足を防ぐことができるが、クレジ
ット伝票の発行枚数は可変できないのため、クレジット
売上処理時間を短縮することはできない。

【０００６】このように、従来例では、クレジット売上
を専用の複写用紙を用いているため、ＰＯＳターミナル
とは別に専用のプリンタが必要となる、という不都合が
あった。さらに、ロール紙でクレジット伝票を印字する
場合、、伝票枚数を制御する手段を持たないため、発行
する伝票枚数（種類）を変えることができず、従って、
不必要な時間を使って不要な伝票を印刷してしまうこと
がある、という不都合があった。

【０００７】

【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
解消し、特に、クレジット売り上げの処理時間を短縮す
ることを、その目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ク
レジットカードを読み取るカードリーダと、このカード
リーダで読み取ったクレジットカードによる売り上げ情
報が入力される入力手段と、この入力手段に入力された
売り上げ情報を記憶する会計データ記憶手段と、この会
計データ記憶部に格納された売り上げ情報を所定のクレ
ジット伝票に変換する伝票生成手段と、この伝票生成手
段によって生成されたクレジット伝票を印刷する印刷手
段とを備えている。しかも、入力手段が、印刷手段で印
刷するクレジット伝票の枚数が入力される枚数入力部を
備え、伝票生成手段が、前記枚数入力部に入力された枚
数情報に基づいて当該枚数分クレジット伝票を生成する
枚数管理部を備えた、という構成を採っている。これに
より前述した目的を達成しようとするものである。

【０００９】クレジットカードによる売り上げが発生す
ると、枚数入力部に発行する伝票の枚数が入力される。
そして、枚数管理部は、枚数入力部に入力された枚数情
報に基づいて当該枚数分クレジット伝票を生成する。次
いで、印刷手段は、この枚数管理部によって生成された
伝票を印刷出力する。このため、不要な伝票の印刷を行
わない。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は本発明の実施形態の構成を示すブ
ロック図である。図１に示すように、本実施形態による
販売時情報管理端末は、クレジットカードを読み取るカ
ードリーダ２と、このカードリーダ２で読み取ったクレ
ジットカードによる売り上げ情報が入力される入力手段
１と、この入力手段１に入力された売り上げ情報を記憶
する会計データ記憶手段６と、この会計データ記憶手段
６に格納された売り上げ情報を所定のクレジット伝票に
変換する伝票生成手段７と、この伝票生成手段７によっ
て生成されたクレジット伝票を印刷する印刷手段９とを
備えている。

【００１１】しかも、入力手段１が、印刷手段９で印刷
するクレジット伝票の枚数が入力される枚数入力部１Ａ
を備え、伝票生成手段７が、枚数入力部１Ａに入力され
た枚数情報に基づいて当該枚数分クレジット伝票を生成
する枚数管理部７Ｂを備えた。

【００１２】図２は伝票生成手段の詳細構成を示すブロ
ック図である。図２に示すように、伝票生成手段７は、
クレジットカード保有者の氏名が記入されるサイン記入
欄を伝票に生成する制御をするサイン記入欄生成機能１
１を備えている。

【００１３】さらに、入力手段は、前記印刷手段で印刷
するクレジット伝票の種別が入力される種別入力部を備
え、伝票生成手段が、種別入力部に入力された伝票種別
情報に応じて各伝票に伝票種別を出力する伝票種別出力
機能１２を備えている。

【００１４】本発明の実施の形態の動作について説明す
る。

【００１５】使用可否チェック手段３は、カードリーダ
２で読み込まれたクレジットカードが使用可能か否かを
チェックする。使用不可であれば、その旨の表示を画面
４に表示させる。使用可能であれば、使用可能である旨
の情報を通信手段１０に通知する。

【００１６】通信手段１０は、会計データ記憶部６から
送信されるクレジット売上データ（この場合、売上金
額、支払い回数等）を、クレジット会社へ送信する。ク
レジット会社との通信が完了したら、通信手段１０は、
印字制御手段８に完了したことを通知する。

【００１７】印字制御手段８は、この通知を受け取った
後、プリンタ９へ伝票生成手段７に指定される枚数情報
分の印字データをプリンタ９に出力する。プリンタ９
は、印字制御手段８から送信されたクレジット伝票の印
字データを出力（発行）する。

【００１８】また、キーボード１から入力されるクレジ
ット売上によるデータ（金額や支払い回数等）は、会計
データ記憶部６に記録される。更に、キーボード１は、
クレジット伝票を何枚発行するかという枚数情報を、伝
票生成手段７に送信する。伝票生成手段７は、記録され
ている枚数情報を、印字制御手段８に送信する。

【００１９】伝票生成手段７に記録されている枚数情報
は、キーボード１から枚数情報が新たに入力された時
は、印字制御手段８に入力される。枚数情報は、次にキ
ーボード１から枚数情報が入力され、伝票生成手段７に
枚数情報が記録しなおされ、印字制御手段８に枚数情報
が入力されるまで有効となる。

【００２０】すなわち、枚数管理部は、枚数入力部に入
力された枚数情報を記憶する枚数情報記憶機能と、枚数
入力部から枚数情報が入力されなかったときには前記枚
数情報記憶機能に格納された枚数情報に基づいて当該枚
数分クレジット伝票を生成する格納情報使用機能を備え
ている。

【００２１】印字制御手段８は、入力された枚数情報の
印字データをプリンタ９に送信する。プリンタ９に印字
データを送信する場合は、通信手段１０から通信が完了
した旨の通知が入力された直後に行われる。

【００２２】最後に、プリンタ９からクレジット伝票が
伝票生成手段７に記録されている枚数情報分の伝票が発
行される。

【００２３】

【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。

【００２４】本発明のＰＯＳターミナルは、クレジット
カードのカードデータを読み取るカードリーダ２と、こ
のカードリーダ２から送信されるカードデータの有効期
限情報に基づいて当該カードの使用可否を判断する使用
可否チェック手段３と、カードが使用できない旨やクレ
ジット売上等の表示を行う画面４と、クレジット売上に
関するデータや発行枚数を入力するための入力手段とし
てのキーボード１とを備えている。

【００２５】さらに、キーボード１から入力されるクレ
ジット売上に関するデータ（売上金額や支払い回数等）
を一時的に記録し、印字制御手段８にクレジット売り上
げに関するデータを送信する会計データ記憶部６と、キ
ーボード１から入力される発行枚数情報を記録すると共
に印字制御手段８に発行枚数情報を送信する伝票生成手
段７と、会計データ記憶部６から送信されるクレジット
売上データを受信すると共に伝票生成手段７から送信さ
れる発行枚数情報分の伝票データを印刷する制御をする
印字制御手段８と、印字制御手段８から送信される印字
データを印字するプリンタ９とを備えている。

【００２６】また、使用可否チェック手段３から使用可
能との情報を受信すると共に会計データ記憶部６から送
信されるクレジット売上データをクレジット会社へ送信
する機能と、クレジット会社との通信が完了した旨の通
知を印字制御手段８に送信する機能と有する通信手段１
０から構成される。

【００２７】次に、本実施例の動作について説明する。

【００２８】まず、クレジット売上処理を行う前に、キ
ーボード１からクレジット伝票の発行枚数情報を伝票生
成手段７に入力する。以下は、発行する枚数を３枚と設
定した場合について記述する。

【００２９】キーボード１から枚数情報（この場合は３
枚）を、伝票生成手段７に入力される。このとき、プリ
ンタ９から発行されるクレジット伝票は、お客控え、店
舗控え、クレジット会社控えの３枚が発行される。

【００３０】次にクレジット売上の一般的な概要手順に
沿って説明すると、クレジットカードをカードリーダ２
で読み込ませる。読み込まれたカードデータが使用可否
チェック手段３に送信される。クレジット使用可否チェ
ック手段３では、カードの有効期限のデータから使用可
否を判断する。つまり有効期限内であれば使用可能と
し、有効期限を過ぎていれば使用不可と判断する。

【００３１】次に、使用可否チェック手段３は、カード
の使用可否情報を通信手段１０に送信する。ここで、カ
ード使用不可の場合は、通信手段１０と画面４に使用不
可情報が送信される。この時画面４はオペレータに対
し、クレジットカードが使用できない旨の表示を行う。

【００３２】また、通信手段１０は、クレジット会社と
の通信を行わない処理を行う。クレジットカードが使用
可能であれば、通信手段１０に使用可否チェック手段３
から使用可能な旨の情報が送信される。通信手段１０
は、会計データ記憶部６からクレジット売上に関するデ
ータ（売上金額、支払い回数、支払い開始時期等）が入
力されるまで、クレジット会社との通信の待機状態とす
る。

【００３３】次に、キーボード１からは、クレジット売
上に関するデータ（売上金額、支払い回数、支払い開始
時期等）が会計データ記憶部６に記録（入力）される。

【００３４】会計データ記憶部６は、入力された売上デ
ータを、通信手段１０と、印字制御手段８に送信する通
信手段１０は、入力されたクレジット売上に関するデー
タをクレジット会社に送信する。

【００３５】送信が完了し、クレジット会社と通信が完
了したら、通信手段１０は、通信が完了した旨の通知を
印字制御手段８に送信する。印字制御手段８は、前述の
通知を受信した後、伝票生成手段７から入力された枚数
情報（この場合３枚）をもとに、３枚分の印字データを
プリンタ９に送信する。

【００３６】プリンタ９は、受信した印字データを（ク
レジット伝票として）発行する。

【００３７】次に、クレジット伝票の発行枚数を３枚か
ら２枚に変更する場合、まず、キーボード１からクレジ
ット伝票の発行枚数情報を伝票生成手段７に送信する。

【００３８】伝票生成手段７は、クレジット伝票の発行
枚数情報を３枚から２枚に変更し登録する。

【００３９】変更された枚数情報は印字制御手段８に送
信される。

【００４０】印字制御手段８は、受信した枚数情報をも
とにこれ以降、プリンタ９へ送信する印字データを２枚
分のデータを送信するように設定する。

【００４１】また、２枚のクレジット伝票の内容は、お
客控えおよびクレジット会社控えの２枚を印字するよう
に設定される。

【００４２】ただし、キーボード１から入力された枚数
情報が１枚との情報が伝票生成手段７に入力された場
合、伝票生成手段７は、枚数情報は書き換えないように
処理する。

【００４３】なぜなら、クレジット売上において発行さ
れるクレジット伝票は最低、お客控え、クレジット会社
控えが必要となるため、１枚のみの発行となる運用がで
きないからである。

【００４４】また、各伝票にはお客控え、店舗控え、ク
レジット会社控えが分かるよう名称データをプリンタ９
に送信したり、クレジット会社控え（または店舗控え）
にお客のサインを記入する欄のデータをプリンタ９に送
信する機能をクレジット伝票印字データ記録部８は有
し、そのデータもプリンタ９に送信し、プリンタ９で印
字される。

【００４５】伝票の発行枚数を３枚から２枚等減らせる
ことができるのでプリンタでの伝票発行する時間が短縮
でき、特にバーゲン等の繁忙期のクレジット売上処理時
間を短縮できるため、クレジット売上処理において、処
理時間を短縮することができるようになり、また、ロー
ル紙でクレジット伝票をＰＯＳターミナルに付属のプリ
ンタから発行させることができるため、クレジット伝票
用の専用プリンタが不要となる。

【００４６】

【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、枚数管理部が、枚数入力部に入力
された枚数情報に基づいて当該枚数分クレジット伝票を
生成し、印刷手段は、この枚数管理部によって生成され
た伝票を印刷出力するため、不要な伝票の印刷を行うこ
とがなく、従って、クレジット売り上げ処理時間を最小
限にすることができる従来にない優れた販売時情報管理
端末を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。

【図２】図１に示した伝票生成手段の詳細構成を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

１ 入力手段（キーボード） ２ カードリーダ ３ 使用可否チェック手段 ４ 画面 ６ 会計データ記憶手段 ７ 伝票生成手段 ８ 印字制御手段 ９ プリンタ １０ 通信手段

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クレジットカードを読み取るカードリー
   ダと、このカードリーダで読み取ったクレジットカード
   による売り上げ情報が入力される入力手段と、この入力
   手段に入力された売り上げ情報を記憶する会計データ記
   憶手段と、この会計データ記憶部に格納された売り上げ
   情報を所定のクレジット伝票に変換する伝票生成手段
   と、この伝票生成手段によって生成されたクレジット伝
   票を印刷する印刷手段とを備えた販売時情報管理端末に
   おいて、 前記入力手段が、前記印刷手段で印刷するクレジット伝
   票の枚数が入力される枚数入力部を備え、 前記伝票生成手段が、前記枚数入力部に入力された枚数
   情報に基づいて当該枚数分クレジット伝票を生成する枚
   数管理部を備えたことを特徴とする販売時情報管理端
   末。
2. 【請求項２】 前記枚数管理部が、枚数入力部に入力さ
   れた枚数情報を記憶する枚数情報記憶機能と、前記枚数
   入力部から枚数情報が入力されなかったときには前記枚
   数情報記憶機能に格納された枚数情報に基づいて当該枚
   数分クレジット伝票を生成する格納情報使用機能を備え
   たことを特徴とする請求項１記載の販売時情報管理端
   末。
3. 【請求項３】 前記伝票生成手段が、クレジットカード
   保有者の氏名が記入されるサイン記入欄を前記伝票に生
   成する制御をするサイン記入欄生成機能を備えたことを
   特徴とする請求項１記載の販売時情報管理端末。
4. 【請求項４】 前記入力手段が、前記印刷手段で印刷す
   るクレジット伝票の種別が入力される種別入力部を備
   え、 前記伝票生成手段が、前記種別入力部に入力された伝票
   種別情報に応じて各伝票に伝票種別を出力する伝票種別
   出力機能を備えたことを特徴とする請求項１記載の販売
   時情報管理端末。