JP2572672B2 - クレジット端末装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクレジットカードでもって販売商品に対する
代金の支払いができるクレジット端末装置に関する。

〔従来の技術〕

クレジットカードでもって販売商品の代金の支払いが
できるクレジット端末装置においては、一般にこのクレ
ジット端末装置と外部のカード発行会社のホストコンピ
ュータとを電話回線等でオンライン接続している。クレ
ジット端末装置はクレジットカードに磁気記録されてい
るカード発行会社の企業コード、会員番号等のカード情
報を読取る磁気カードリーダと、カード支払い金額等を
入力するキーボードと、クレジット会社名、支払方法等
のカード取引データを専用の単票用紙に印字する伝票用
プリンタと、買い上げ商品名、金額等の登録結果をレシ
ート用紙およびジャーナル用紙にそれぞれ印字記録する
R/Jプリンタ等から構成されており、クレジット販売時
販売許可を示す販売許諾応答伝文をホストコンピュータ
から受信したことに応じて、カード取引データをクレジ
ットカード取引専用の単票用紙に印字出力する。この単
票用紙は例えば４枚つづり伝票であり、客に手渡す客用
伝票、販売店売上管理用伝票、販売店経理用伝票、カー
ド発行会社用伝票からなる。クレジット販売があった場
合はレシートとともに客用伝票が客に手渡されるが、こ
の単票用紙を伝票用プリンタへ装着する作業が煩わしい
ことから、特開昭63−10296号公報に次のようなクレジ
ット端末装置が提案されている。これは登録結果ととも
にカード取引データをもレシート用紙に印字出力する手
段を備えたものでカード取引データを単票用紙に印字す
る代わりにレシート用紙に印字出力することでクレジッ
ト販売業務全体の作業効率を向上するものである。

しかしながら、前記従来のクレジット端末装置には次
のような欠点がある。すなわち、単票用紙に印字する代
わりに常にレシート用紙に印字することから、クレジッ
ト会社もしくは客から単票用紙に印字した形式の伝票を
希望された場合に対応できないものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したように従来のクレジット端末装置は常にカー
ド取引データをレシート用紙に印字するので、 （１）クレジット会社が単票用紙の形式のカード発行会
社用伝票を必要としたとき、もしくは単票用紙の形式で
なければ受付けない場合になどに手書きでやり直さなく
てはならず煩わしい。

（２）客から単票用紙の形式の伝票が必要である旨の申
請があった場合などは、手書きでやり直すなどかえって
時間がかかり作業効率を低下させてしまう。

本発明は、上記従来技術の課題に鑑み第１の発明はレ
シート用紙もしくは単票用紙にカード取引データを印字
するクレジット端末装置を提供することを目的とし、第
２の発明は会社によって単票用紙にカード取引データを
印字できるクレジット端末装置を提供することを目的と
し、第３の発明及び第４の発明は客の要望に応じて単票
用紙にカード取引データを印字できるクレジット端末装
置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

（１） 商品の登録処理をし、登録データをレシート用
紙に印字してレシートを発行するとともに、クレジット
カードのカード情報が入力されたことに応じて伝送回線
を介して外部のホストシステムへ前記カード情報を送信
し、このホストシステムからの販売許諾応答を受信する
ことに基づいてカード取引を成立させ、締め処理の指示
入力に基づいてカード取引データを伝票用紙に印字して
カード取引伝票を発行するクレジット端末装置におい
て、前記伝票用紙の種別を指示する伝票用紙指示手段
と、この伝票用紙指示手段により第１の伝票用紙が指示
されたことに基づいて単票用紙が印字手段に装着されて
いることを検出して前記カード取引データを前記単票用
紙に印字させ、伝票用紙指示手段により第２の伝票用紙
が指示されたことに基づいて前記カード取引データを前
記レシート用紙に印字させるカード取引データ印字制御
手段とを備えたことを特徴とするクレジット端末装置。

（２） 前記伝票用紙指示手段は、少なくともクレジッ
ト会社コードを記憶するクレジット会社コード記憶手段
と、このクレジット会社コード記憶手段の内容及び前記
カード情報のクレジット会社コードに基づいて前記第１
の伝票用紙または第２の伝票用紙のいずれか一方を選択
する第１の伝票用紙選択手段とからなることを特徴とす
る請求項第１項記載のクレジット端末装置。

（３） 前記伝票用紙指示手段は、伝票用紙の種別を入
力する伝票用紙種別入力手段と、この伝票用紙種別入力
手段から入力された種別に対応するデータを記憶する伝
票用紙種別データ記憶部と、この伝票用紙種別データ記
憶部の内容から第１の伝票用紙または第２の伝票用紙の
いずれか一方を選択する第２の伝票用紙選択手段とから
なることを特徴とする請求項第１項記載のクレジット端
末装置。

（４） 商品の登録処理をし、登録データをレシート用
紙に印字してレシートを発行するとともに、クレジット
カードのカード情報が入力されたことに応じて伝送回線
を介して外部のホストシステムへ前記カード情報を送信
し、このホストシステムからの販売許諾応答を受信する
ことに基づいてカード取引を成立させ、締め処理の指示
入力に基づいてカード取引データをレシート用紙に印字
してカード取引伝票を発行するクレジット端末装置にお
いて、単票用紙への印字出力を指示する単票用紙指示入
力手段と、前記カード取引データのレシート用紙への印
字終了後において前記カード取引データを保持するカー
ド取引データ記憶手段と、前記単票用紙指示入力手段の
指示に基づいて単票用紙が印字手段に装着されているこ
とを検出して前記カード取引データ記憶手段で記憶した
前記カード取引データを単票用紙に印字させる単票用紙
印字制御手段とを備えたことを特徴とするクレジット端
末装置。

〔作用〕

第１の発明は伝票用紙指示手段により第１の伝票用紙
もしくは第２の伝票用紙を指示し、第１の伝票用紙が指
示された場合は単票用紙にカード取引データを印字し、
第２の伝票用紙が指示された場合はレシート用紙にカー
ド取引データを印字する。

また第２の発明はクレジット会社コード記憶手段の内
容とカード情報のクレジット会社コードから印字する用
紙を単票用紙かレシート用紙かを選択し、レシート用紙
への印字が指示されていた場合はレシート用紙にカード
取引データを印字し、単票用紙への印字が指示されてい
た場合は単票用紙にクレジット取引のカード取引データ
を印字する。

また第３の発明は伝票用紙種別入力手段によりカード
取引データをレシート用紙に印字するか、単票用紙に印
字するかを指示し、この伝票用紙種別入力手段によりレ
シート用紙への印字が指示されていた場合はレシート用
紙にカード取引データを印字し、単票用紙への印字が指
示されていた場合は単票用紙にクレジット取引のカード
取引データを印字する。

また第４の発明はレシート用紙にカード取引データを
印字した後に、客から単票用紙にカード取引データを印
字してほしい旨を伝えられた場合に、単票用紙印字制御
手段によりその客のクレジット取引のカード取引データ
を単票用紙に印字する。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。第２図
は第１の実施例であるクレジット端末装置の外観図であ
る。クレジット端末装置は本体であるレジスタ15と、こ
のレジスタ15とケーブル16を介して接続された単票用紙
にクレジット取引のカード取引データを印字用の伝票用
プリンタ17で構成されている。そしてレジスタ15は、キ
ーボード18、レシート用紙及びジャーナル用紙に印字用
のR/Jプリンタで印字されたレシートを発行する発行口1
9、金額等を表示する表示器20、磁気カード挿入用スリ
ット21、ドロワー22等から構成されている。

第１図は第１の実施例に使用するクレジット端末装置
のハードウェア構成図である。CPU1は、磁気カードリー
ダ13、キーボード18から入力された各種データに対して
演算処理を実行する本装置の中枢であり、このCPU1には
アドレスバス、データバス、制御線からなるバスライン
２を介して固定データを記憶するROM3、可変データを記
憶するRAM4をはじめとして、キーボード18を制御するキ
ーボードコントローラ５、外部との伝送を制御する伝送
制御回路６、現在の日時を計時する時計回路７、表示器
20を制御する表示コントローラ８、R/Jプリンタ10を制
御するプリンタコントローラ９、伝票用プリンタ17を制
御する伝票用プリンタコントローラ11、ドロワ22開放用
の信号出力用I/Oポート12、磁気カードリーダ13を制御
するカードリーダコントローラ14がつながれている。

第３図は、このクレジット端末装置を接続したクレジ
ットシステムのシステム構成図である。クレジットシス
テムは複数のクレジット端末装置23とこれらのクレジッ
ト端末装置23を管理するファイルコントローラ24さらに
このファイルコントローラ24を管理するストアコントロ
ーラ25がインラインで接続され、このストアコントロー
ラ25がいくつかのクレジット会社のホストコンピュータ
26と電話回線でつながっている。またクレジット端末装
置23は販売商品の登録業務を行うものであり、ファイル
コントローラ24はクレジット端末装置で登録した登録デ
ータを単品ごとやキャッシャーごと等に記憶するもので
あり、ストアコントローラ25は単価等の設定データの変
更や登録データの収集を行うものである。

第４図は、クレジット端末装置23のキーボード18のキ
ー配置図である。キーボード18は、金額等の数値を入力
するためのテンキー27、商品の部門を入力するための部
門キー28、登録商品の合計を表示させる際に入力する小
計キー29、クレジットで商品代金を支払う際の締めキー
であるカードキー30、単票用紙にクレジット取引のカー
ド取引データを印字することを指示する単票用紙指示入
力手段である伝票発行キー31等から構成されている。

第５図はRAM4内の第１の実施例で使用する主要なメモ
リの構成図である。RAM4は、商品毎に売上を累積記憶す
る単品テーブルや客からの預かり金額を記憶するエリア
とともに、クレジットカード発行会社の会社コードや会
社名等を記憶するクレジット会社コード記憶手段である
カード情報メモリ32、レシート用紙で伝票を発行した際
に１がセットされるレシート伝票フラグ33、クレジット
カードから読込んだ会社コード及び支払い方法を記憶す
るカード取引メモリ34、レシート用紙及びジャーナル用
紙に印字するデータを記憶するR/Jプリンタ編集メモリ3
5、単票用紙に印字するデータを記憶するカード取引デ
ータ記憶手段である伝票プリンタ編集メモリ36、等が形
成されている。またカード情報メモリ32は会社コードを
記憶するコードメモリ321、伝票に印字する会社名を記
憶する名称メモリ322、単票用紙のかわりとしてレシー
ト用紙を使用できる取引の限度額を記憶する限度額メモ
リ323、単票用紙のかわりにレシート用紙をしようとす
ることをしめすレシート発行フラグ324から構成されて
いる。

第６図は第１の実施例の処理を示すフローチャートで
ある。このフローチャートはカードキー30が入力される
と実行する。ステップ100で磁気カード挿入用スリット2
1にクレジットカードが挿入されるのをまち、クレジッ
トカードが挿入されるとステップ101で磁気カードリー
ダ13でクレジットカードに記憶されている会社コードを
読取りカード取引メモリ34に記憶する。ステップ102で
支払い方法が入力されるのを待ち、支払い方法が入力さ
れるとステップ103でそれをカード取引メモリ34に記憶
し、ステップ104で該当するクレジット会社のホストコ
ンピュータに問い合わせをすべくカード取引メモリ34の
内容を送信する。

ステップ105で応答を待ち、応答が取扱不可能を示す
ものであれば、ステップ106で取消処理をし、取扱可能
を示すものであればステップ107でR/Jプリンタ編集メモ
リ35および伝票プリンタ編集メモリ36にカード取引デー
タを印字フォーマットにそって編集し、ステップ108で
レシート用紙もしくは単票用紙のどちらの用紙に取引結
果を印字するかを判別する。第１の伝票用紙選択手段で
あるステップ108で該当する会社コードのレシート発行
フラグをチェックし、フラグがセットされていなければ
ステップ116以下で単票用紙にクレジット取引のカード
取引データを印字する。レシート発行フラグに１がセッ
トされていればステップ109で購入金額が限度額未満か
判別し、未満でなければステップ116以下で単票用紙に
クレジット取引のカード取引データを印字する。ステッ
プ109で限度額未満であれば、ステップ110で単票用紙に
印字しない旨を表示し、ステップ111で伝票発行キー31
もしくは小計キー29が入力されるのを待つ。ここで、伝
票発行キー31が入力されるとステップ116以下で単票用
紙を発行し、小計キー29が入力されると、ステップ114
でレシート伝票フラグ33に１をセットし、ステップ115
でクレジット取引のカード取引データをレシート用紙及
びジャーナル用紙に印字する。

単票用紙に印字する場合は、ステップ116で伝票用プ
リンタ17に単票用紙がセットされたことに応じて単票用
紙にカード取引データを印字し、ステップ117でレシー
ト用紙及びジャーナル用紙に取引結果を印字する。

ステップ115、ステップ116がカード取引データ印字制
御手段である。

ステップ118でキー入力を待ち、キー入力があるとス
テップ119で伝票発行キー31か判別する。伝票発行キー
以外のキーであれば、レシート伝票フラグ33をクリア、
カード取引メモリをクリアしてその他の処理を実行す
る。伝票発行キー31であればステップ120でレシート伝
票フラグ33をチェックし、１がセットされていなければ
エラー処理をおこない、１がセットされていれば単票用
紙印字制御手段であるステップ121で単票用紙に印字す
る。

つぎにこの実施例の動作を説明する。クレジットカー
ドを読み取り販売許可の応答をクレジット会社のホスト
コンピュータから受信すると、カード取引メモリ内の該
当する会社のレシート発行フラグを参照し、レシート用
紙もしくは単票用紙にカード取引データを印字する。レ
シート発行フラグに１がセットされており、購入金額も
限度額未満であり、客もレシート用紙でよいことを確認
し、小計キーを押すと第７図（１）のようなクレジット
会社名（ア）、支払い方法（イ）等を印字した伝票を発
行する。このデータはジャーナル用紙にも印字される。
この後客から単票用紙を希望された場合は、伝票発行キ
ー31を入力することにより，第８図（２）に示すクレジ
ット会社名（キ）、支払い方法（ク）等を印字した伝票
を発行する。このときの単票用紙には一回レシート用紙
で伝票を発行したことを示す再発行マークが（カ）のよ
うに印字される。レシート発行フラグに１がセットされ
ていない場合、購入金額が限度額以上の場合および複式
伝票発行キーが操作された場合は、単票用紙にクレジッ
ト会社名（エ）、支払い方法（オ）等を印字する。そし
てレシート用紙にクレジット取引である旨を（ウ）のよ
うに印字する。この場合の伝票の再発行は不可である。

このように本実施例によればクレジット取引のカード
取引データをレシート用紙に印字するか単票用紙に印字
するかを会社ごとにわけて設定記憶しておけることか
ら、単票用紙が必要なクレジット会社に対応でき、また
次の客の登録を開始する前に伝票発行キーを入力したこ
とに応じて単票用紙にカード取引データを印字すること
を可能としたのでレシート用紙にカード取引データを印
字した場合でも、客からの要請により単票用紙にカード
取引データを印字できるようになる。なお本発明は上記
実施例に限定されるものではない。例えば、実施例では
レシート用紙及びジャーナル用紙に印字するプリンタと
単票用紙に印字するプリンタとが別体のものについて説
明したが、一体のものでも良い。その他本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。

以下本発明の第２の実施例を図面を用いて説明する。
クレジットシステムのシステム構成は前述しただい１の
実施例と同様である。第10図は第２の実施例であるクレ
ジット端末装置の外観図である。クレジット端末装置は
本体であるレジスタ53と、このレジスタ53とケーブル54
を介して接続された、単票用紙に印字用の伝票用プリン
タ55、及びクレジット取引のカード取引データをレシー
ト用紙に印字するか単票用紙に印字するかの指示を客が
入力する伝票用紙種別入力手段である客用用紙選択キー
ボード56とから構成されている。そしてレジスタ53は、
キーボード57、レシート用紙及びジャーナル用紙に印字
用のR/Jプリンタで印字されたレシートを発行する発行
口58、金額等を表示する表示器59、磁気カード挿入用ス
リット60、ドロワー61等から構成されいる。

第９図は、第２の実施例に使用するクレジット端末装
置のハードウェア構成図である。CPU38は、キーボード5
7、磁気カードリーダ51から入力された各種データに対
して演算処理を実行する本装置の中枢であり、このCPU3
8にはアドレスバス、データバス、制御線からなるバス
ライン39を介して固定データを記憶するROM40、可変デ
ータを記憶するRAM41をはじめとして、キーボード57を
制御するキーボードコントローラ42、外部との伝送を制
御する伝送制御回路43、現在の日時を計時する時計回路
44、客用用紙選択キーボード56を制御する客用用紙選択
キーボードコントローラ45、表示器59を制御する表示コ
ントローラ45、R/Jプリンタ47を制御するプリンタコン
トローラ48、伝票用プリンタ55を制御する伝票用プリン
タコントローラ49、ドロワ61開放用の信号出力用I/Oポ
ート50、磁気カードリーダ51を制御するカードリーダコ
ントローラ52がつながれている。

第11図は、第２の実施例の客用用紙選択キーボード56
の外観図である。客用用紙選択キーボード56本体には伝
票指定スイッチ62と、伝票指定スイッチ62の操作が有効
であることを示す設定可のダイオード63と、クレジット
取引のカード取引データがレシート用紙もしくは単票用
紙のどちらに印字されるかをしめす印字用紙表示用ダイ
オード64がもうけられている。印字用紙表示用ダイオー
ド64はレシート用紙を示すダイオード641と単票用紙を
示すダイオード642の二つからなり、現在どちらの用紙
が選択されているかを表示するようになっている。

第12図はクレジット端末装置のレジ53のキーボード57
のキー配置図である。キーボード57は、金額等の数値を
入力するためのテンキー66、商品の部門を入力するため
の部門キー67、登録商品の合計を表示させる際に入力す
る小計キー68、クレジットで商品代金を支払う際の締め
キーであるカードキー69等から構成されている。

第13図は、RAM41内の、第２の実施例で使用する主要
なメモリの構成図である。RAM41は、商品毎に売上を累
積記憶する単品テーブルや客からの預かり金額を記憶す
るエリアとともに、クレジットカード発行会社の会社コ
ードや会社名等を記憶するカードメモリ70、客用用紙選
択キーボード56によって選択された用紙が何であるかを
判別するための伝票用紙種別データ記憶部である選択ス
イッチフラグ71と、クレジットカードから読込んだ会社
コード及び支払い方法を記憶するカード取引メモリ72、
レシート用紙及びジャーナル用紙に印字するデータを記
憶するR/Jプリンタ編集メモリ73、単票用紙に印字する
データを記憶する伝票プリンタ編集メモリ74、等が形成
されている。またカードメモリ70は会社コードを記憶す
るコードメモリ701、伝票に印字する会社名を記憶する
名称メモリ702、単票用紙のかわりにレシート用紙を使
用することをしめすレシート発行フラグ703から構成さ
れている。さらに選択スイッチフラグ71はレシート用紙
に印字することを示すレシート用紙用フラグ711と単票
用紙に印字することを示す単票用紙用フラグ712とから
なっている。どちらのフラグも設定可能中に客用用紙選
択キーボード56の伝票指定スイッチ62が操作されたこと
によりセットされる。

第14図および第15図は第２の実施例の処理を示すフロ
ーチャートである。

第14図は客用用紙選択キーボード56からの伝票用紙の
設定のフローチャートである。登録業務において客に対
し商品登録を開始すると、設定可能フラグ（図示せず）
をセットし、客用用紙選択キーボード56の設定可のダイ
オード63を点灯する。ここで客用用紙選択キーボード56
の伝票指定スイッチ62を操作されると、このフローチャ
ートは実行する。ステップ200で選択スイッチフラグ71
のレシート用紙用フラグ711をチェックし、フラグがセ
ットされてなければ、ステップ201で単票用紙用フラグ7
12をクリアし、ステップ202でレシート用紙用フラグ711
をセットする。ステップ203で単票用紙用発行ダイオー
ド642を消灯し、ステップ204でレシート用紙用発行ダイ
オード641を点灯させ処理を終了する。レシート用紙用
フラグ711がセットされていれば、ステップ205でレシー
ト用紙用フラグ711をクリアし、ステップ206で単票用紙
用フラグ712をセットする。ステップ207でレシート用紙
用発行ダイオード641を消灯し、ステップ208でレシート
用紙用発行ダイオード208を点灯させ処理を終了する。

第15図はこの実施例の処理を示すフローチャートであ
る。このフローチャートはカードキー69が入力されると
実行する。このとき設定可能フラグ（図示せず）はカー
ドキー69の入力に応じてクリアされ、客用用紙選択キー
ボード56の設定可を示す発行ダイオード63は消灯する。
ステップ209で磁気カード挿入用スリット60にクレジッ
トカードが挿入されるのをまち、クレジットカードが挿
入されるとステップ210で磁気カードリーダ51でクレジ
ットカードに記憶されている会社コードを読取りカード
取引メモリ72に記憶する。ステップ211で支払い方法が
入力されるのを待ち、支払い方法が入力されるとステッ
プ212でそれをカード取引メモリ72に記憶し、ステップ2
13で該当するクレジット会社のホストコンピュータに問
い合わせをすべくカード取引メモリ72の内容を送信す
る。

ステップ214で応答を待ち、応答が取扱不可能を示す
ものであれば、ステップ215で取消処理をし、取扱可能
を示すものであればステップ216でR/Jプリンタ編集メモ
リ73および伝票プリンタ編集メモリ74にカード取引デー
タを印字フォーマットにそって編集し、ステップ217で
客用用紙選択キーボード56が操作されたかを客用用紙選
択キーボード56が操作されたことによりセットされる、
選択スイッチフラグ71をチェックして確認する。レシー
ト用紙用フラグ711がセットされていればステップ218で
レシート用紙にカード取引データを印字して処理を終了
する。レシート用紙用フラグ711がセットされていなけ
ればステップ219で単票用紙用フラグ712をチェックし、
フラグがセットされていればステップ221で単票用紙の
挿入をうながすメッセージを表示し、ステップ222で単
票用紙が伝票用プリンタ55に挿入されたことに応じて単
票用紙にカード取引データを印字する。そしてR/Jプリ
ンタで結果を印字して処理を終了する。ステップ217、
ステップ219が第２の伝票用紙選択手段である。選択ス
イッチフラグ71がどちらもセットされていなければ、客
用用紙選択キーボード56が操作されていないということ
なので、ステップ220で該当する会社コードのレシート
発行フラグ703をチェックし、レシート発行フラグに１
がセットされていればステップ218でレシート用紙にカ
ード取引データを印字して処理を終了する。レシート発
行フラグ703がセットされていなければステップ221で単
票用紙の挿入をうながすメッセージを表示し、ステップ
222で単票用紙が伝票用プリンタに挿入されたことに応
じて単票用紙にクレジット取引のカード取引データを印
字する。そしてR/Jプリンタで結果を印字して処理を終
了する。ステップ218、ステップ222がカード取引データ
印字制御手段である。

つぎに第２の実施例の動作を説明する。クレジットカ
ードを読み取り販売許可の応答をクレジット会社のホス
トコンピュータから受信すると、選択スイッチフラグお
よびカード取引メモリ内の該当する会社のレシート発行
フラグを参照し、レシート用紙もしくは単票用紙にカー
ド取引データを印字する。選択スイッチフラグのレシー
ト用紙用フラグもしくはレシート発行フラグに１がセッ
トされていると第16図（１）のようなクレジット会社名
（ケ）、支払い方法（コ）等を印字したレシートを伝票
として発行する。このデータはジャーナル用紙にも印字
される。選択スイッチフラグ71の単票用紙用フラグ712
もしくはレシート発行フラグ703に１がセットされてい
ない場合は単票用紙にカード取引データを印字する。印
字形式は第16図（２）のようにクレジット会社名
（サ）、支払い方法（シ）等を印字する。そしてレシー
ト用紙にクレジット取引である旨をスのように印字す
る。

このように本実施例によればクレジット取引のカード
取引データをレシート用紙に印字するか、単票用紙に印
字するかを客がキー操作により任意に切り換えることを
可能としたので客からの要請に的確に対応することがで
きる。

尚、前記実施例では用紙切り換えスイッチを客用とし
て設けたが、オペレータがわに設置し、オペレータが操
作しても良いものである。その他本発明の用紙を逸脱し
ない範囲で種々変形実施可能である。

〔発明の効果〕

第１の発明では、伝票用紙の種別を指示する伝票用紙
指示手段と、この伝票用紙指示手段により第１の伝票用
紙が指示されたことに基づいて単票用紙が印字手段に装
着されていることを検出して前記カード取引データを前
記単票用紙に印字させ、伝票用紙指示手段により第２の
伝票用紙が指示されたことに基づいて前記カード取引デ
ータを前記レシート用紙に印字させるカード取引データ
印字制御手段とを備えたことにより希望する形式の伝票
用紙に確実に印字することができる。

第２の発明では、伝票用紙指示手段は、少なくともク
レジット会社コードを記憶するクレジット会社コード記
憶手段と、このクレジット会社コード記憶手段の内容及
び前記カード情報のクレジット会社コードに基づいて前
記第１の伝票用紙または第２の伝票用紙のいずれか一方
を選択する第１の伝票用紙選択手段とからなることにし
たことによりクレジット会社が単票用紙のカード発行会
社用伝票を必要としたとき、もしくは単票用紙の形式で
なければ受け付けない会社に確実にしかも迅速に対処す
ることができる。

第３に発明では、伝票用紙指示手段は、伝票用紙の種
別を入力する伝票用紙種別入力手段と、この伝票用紙種
別入力手段から入力された種別に対応するデータを記憶
する伝票用紙種別データ記憶部と、この伝票用紙種別デ
ータ記憶部の内容から第１の伝票用紙または第２の伝票
用紙のいずれか一方を選択する第２の伝票用紙選択手段
とからなることにしたことにより予め必要とする伝票形
式を入力することができるので客の希望する伝票用紙を
発行するこができる。

第４の発明では、単票用紙への印字出力を指示する単
票用紙指示入力手段と、前記カード取引データのレシー
ト用紙への印字終了後においても前記カード取引データ
を保持するカード取引データ記憶手段と、前記単票用紙
指示入力手段の指示に基づいて単票用紙が印字手段に装
着されていることを検出して前記カード取引データ記憶
手段で記憶した前記カード取引データを単票用紙に印字
させる単票用紙印字制御手段とを備えたことによりカー
ド取引データをレシート用紙に印字してしまった後など
に客から単票用紙の形式の伝票が必要である旨の申請が
あった場合などにも、手書きでやる直す必要がなく迅速
に対処することができる

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例に使用するクレジット端末装置の
ハードウェア構成図、第２図は第１の実施例であるクレ
ジット端末装置の外観図、第３図はこのクレジット端末
装置を接続したクレジットシステムのシステム構成図、
第４図は第１の実施例のクレジット端末装置のキーボー
ドのキー配置図、第５図は第１の実施例で使用する主要
なメモリの構成図、第６図は第１の実施例の処理を示す
フローチャート、第７図は第１の実施例のレシート用紙
の印字例、第８図は第１の実施例の単票用紙の印字例、
第９図は第２の実施例に使用するクレジット端末装置の
ハードウェア構成図、第10図は第２の実施例であるクレ
ジット端末装置の外観図、第11図はこの実施例の客用用
紙選択キーボード56の外観図、第12図は第２のクレジッ
ト端末装置のキーボードのキー配置図、第13図は第２の
実施例で使用する主要なメモリの構成図、第14図および
第15図はこの第２の実施例の処理を示すフローチャー
ト、第16図は第２の実施例のレシート用紙及び単票用紙
の印字例である。 31……伝票発行キー（単票用紙指示入力手段）、32……
カード情報メモリ（クレジット会社コード記憶手段）、
56……客用用紙選択キーボード（伝票用紙種別入力手
段）、71……選択スイッチフラグ（伝票用紙種別データ
記憶部）、74……伝票プリンタ編集メモリ（カード取引
データ記憶手段）

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品の登録処理をし、登録データをレシー
   ト用紙に印字してレシートを発行するとともに、クレジ
   ットカードのカード情報が入力されたことに応じて伝送
   回線を介して外部のホストシステムへ前記カード情報を
   送信し、このホストシステムからの販売許諾応答を受信
   することに基づいてカード取引を成立させ、締め処理の
   指示入力に基づいてカード取引データを伝票用紙に印字
   してカード取引伝票を発行するクレジット端末装置にお
   いて、前記伝票用紙の種別を指示する伝票用紙指示手段
   と、この伝票用紙指示手段により第１の伝票用紙が指示
   されたことに基づいて単票用紙が印字手段に装着されて
   いることを検出して前記カード取引データを前記単票用
   紙に印字させ、伝票用紙指示手段により第２の伝票用紙
   が指示されたことに基づいて前記カード取引データを前
   記レシート用紙に印字させるカード取引データ印字制御
   手段とを備えたことを特徴とするクレジット端末装置。
2. 【請求項２】前記伝票用紙指示手段は、少なくともクレ
   ジット会社コードを記憶するクレジット会社コード記憶
   手段と、このクレジット会社コード記憶手段の内容及び
   前記カード情報のクレジット会社コードに基づいて前記
   第１の伝票用紙または第２の伝票用紙のいずれか一方を
   選択する第１の伝票用紙選択手段とからなることを特徴
   とする請求項第１項記載のクレジット端末装置。
3. 【請求項３】前記伝票用紙指示手段は、伝票用紙の種別
   を入力する伝票用紙種別入力手段と、この伝票用紙種別
   入力手段から入力された種別に対応するデータを記憶す
   る伝票用紙種別データ記憶部と、この伝票用紙種別デー
   タ記憶部の内容から第１の伝票用紙または第２の伝票用
   紙のいずれか一方を選択する第２の伝票用紙選択手段と
   からなることを特徴とする請求項第１項記載のクレジッ
   ト端末装置。
4. 【請求項４】商品の登録処理をし、登録データをレシー
   ト用紙に印字してレシートを発行するとともに、クレジ
   ットカードのカード情報が入力されたことに応じて伝送
   回線を介して外部のホストシステムへ前記カード情報を
   送信し、このホストシステムからの販売許諾応答を受信
   することに基づいてカード取引を成立させ、締め処理の
   指示入力に基づいてカード取引データをレシート用紙に
   印字してカード取引伝票を発行するクレジット端末装置
   において、単票用紙への印字出力を指示する単票用紙指
   示入力手段と、前記カード取引データのレシート用紙へ
   の印字終了後において前記カード取引データを保持する
   カード取引データ記憶手段と、前記単票用紙指示入力手
   段の指示に基づいて単票用紙が印字手段に装着されてい
   ることを検出して前記カード取引データ記憶手段で記憶
   した前記カード取引データを単票用紙に印字させる単票
   用紙印字制御手段とを備えたことを特徴とするクレジッ
   ト端末装置。