JPS61113125A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは高温高湿
下において耐久性にすぐれる磁気記録媒体の結合剤組成
に関する。

〔従来技術〕

磁気記録媒体は近年とみに用途の拡大がはかられ、それ
にともない従来よシーそうの電磁変換特性その他諸特性
の向上が要求されてきている。

このため、磁性材料における結合剤組成に関しても種々
の探索および改良が試みられてきた。

しかし、これまでに得られた結合剤組成は、それらのい
ずれもが長所とともに短所をも有し、種々の特性を同時
に満足させるにはいまだいたっていない。

従来、磁気記録媒体のための結合剤としては、セルロー
ス誘導体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレ
タン樹脂、アクリル系樹脂およびこれらの共重合体、塩
化ビニＩＪデンおよびその共重合体、エポキシ樹脂、フ
ェノキシ樹脂、合成ゴム、ポリエステルなどが単独で、
あるいは数種類の成分の組合せにより使用されてきてい
る。なかでも、ポリウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体との組合せおよびポリウレタン樹脂とニト
ロセルワースとの組合せがその代表例としてあけられる
。

しかしながら、これらの成分の組合せＫよっては磁性粒
子の分散性を耐摩耗性の点で十分満足するものはいまだ
得られていない◇％ＫＢＥＴ比表面積Ｊ　Ｏｆｎ　２／
　Ｊｉ１以上の微細な磁性粒子を使用する場合には上記
に加え摩擦係数においても満足なレベルを保持すること
は出来なかった。

上記の問題を解決するための試みとして、たとえば特開
昭！♂−グ／４ｔＪｊ、特開昭ｊ４−／ｊｊ／り、特開
昭！♂−１ｏｒグコタ、特開昭Ｊ／−７０３−４ｔ３０
１特開昭６７−７０４ｔλダ、特開昭１１−７０４１２
．ｒ、ＵＳ４ｔ＋ｔＪｊ／／７など各種結合剤の組合せ
たよる磁気記録媒体の開発が行なわれている。

これらによシ上記の問題は一応解決されはしたけれども
、とくに高温および高湿の条件下における８７Ｎの劣化
を防止あるいは軽減する効果はいまだ見いだされていな
い〇 〔発明の目的〕 本発明の目的は、高温および高湿の条件下において耐久
性にすぐれる、とくにビデオ８７Ｎ劣化の少ない磁気記
録媒体を提供するにある。

〔発明の構成〕

非磁性支持体上に磁性層を設けてなる磁気記録媒体にお
いて、該磁性層がスルホン酸金属壇基を含有するポリウ
レタン樹脂とθ、、２ｆｉ〜／、！重量％未満のマレイ
ン酸を含有する塩酢ビ系樹脂とを含むことを特徴とする
磁気記録媒体に関する・以下、本発明の磁気記録媒体に
ついて具体的に説明する。本発明に用いられるスルホン
酸金属塩基含有ポリウレタン樹脂は、数平均分子量１０
゜ｏｏｏから１００，０００．重合度が約−２００から
λ、０００程度であってガラス転移温度が００〜りＯＱ
（：１スルホン酸金属塩基を７０〜１０００当量／　／
　ｏ’９有する。また、機械的特性は初期弾性率が一〇
〜ＪθθＩｃｇ／１ｍ２、破断強度λ〜１０ｋｇ／ｗｍ
”　、破断伸度３〜１００％を有する。

マレイン酸含有塩酢ビ樹脂は数平均分子量♂。

０００から１００，０００、平均重合度が約コ！０から
／θ００程度であシ、マレイン酸の含有量が０．２重量
％から／、！重量％未満でおる。具体的には商品名ＶＭ
ＣＨＶＭＣＣ（Ｕ、Ｃ，Ｃ社製）、商品名ＭＰＲ−ＴＭ
（日信化学製）などがある。

又更にこれらの三元共重合体に加えてビニルアルコール
、無水マレイン酸　アクリロニトリル、アクリル酸、メ
タクリル酸、アクリル酸エステルなどのモノマーが共重
合もしくはグラフト重合されていてもよい。これらのモ
ノマーは全体の０．／〜２ｊ重量優含有し得る。

塩化ビニルおよび酢酸ビニルの混合比率は、重量比で６
０〜？ｊ：ａｏ〜ｊ１好ましくは７０〜り０：３０〜１
０である。

これら結合剤の混合比率はＯｏ−重量％から／、！重量
饅未満マレイン酸含有塩酢ビ系樹脂が２０〜６！重量％
、好ましくは３０．Ｊｒ　１重量％であり、スルホ／酸
金属塩基含有ポリウレタンが／Ｑ〜３！重量％好ましく
は７０〜ダ！重量係である。

該塩酢ビ系樹脂が、２０重量％未満の場合、磁性粒子の
分散性が不良となＶＪｔ１重量％を越える場−合脆弱な
磁気テープが得られ、スクット箇所よシしばしば磁性層
の欠落が生ずる。

スルホン酸金属塩基含有ポリウレタンの混合比率が３！
重量％未満の場合、磁性層と支持体との接着性が劣化し
、２０重量％を越す場合、表面性が劣化し、またテープ
粘着がしばしば生じる。

さらＫこれらの結合剤組成にポリインシアネートを添加
することによシ、より強固な磁性層を形成することがで
きる。゛ 本発明に使用されるポリインシアネートは、分子中に一
４９＝（）Ｑ基を２個以上有する脂肪族、芳香族および
脂環式化合物から選ばれるジ、トリおよびテトラインシ
アネートである◎ たトエばエタンジインシアネート、ブタンジイソシアネ
ート、ヘキサンジインシアネート、コ。

Ｊ−ジメチルペンタンジイソシアネート、２，２゜ター
トリメチルペンタンジイソシアネート、デカンジイソシ
アネート、ω、ω′−ジイソシアネー）−／、！−ジメ
チルペンゾール、ω、ω′−ジイソシアネー）−／、２
−ジメチルシクロヘキサン、ω、ω′−ジイソシアネー
トー／、＜ｔ−ジエチルペンゾール、ω、ω′−ジイソ
シアネートー／、Ｊ−ジメチルナフタリン、ω、ω′−
ジイソシアネート−ｎ−プロピルビフェニル、／、ｊ−
フェニレンジイソシアネート、／−メチルベンゾ−ルー
−、グージイソシアネート、／、！−ジメチルベンゾー
ルー２．ｔ−ジイソシアネート、ナフタレン−／、４ｔ
−ジイソシアネート、／、７′−ジナフチル−２，２′
−ジインシアネート、ビフェニルーコ、り′−ジインシ
アネート、！、！’−ジメチルビフェニルーｇ、４ｔ’
−ジインシアネート、ジフェニルメタン−ａ、４ｔ’−
ジイソシアネート、＠２，２’−ジメチルジフェニルメ
タンーグ、Ｚ′−ジイソシアネート、３．３′−ジメト
キシジフェニルメタン−ａ、４ｔ’−ジインシアネート
、ａ、ａ’−ジェトキシジフェニルメタン−ｘ、４ｔ’
−ジイソシアネート、ｌ−メチルベンゾ−ルー−１４ｔ
、乙−トリイソシアネート、’ｌ’１ｊ−ト＋）メチル
ベンゾ−ルーλ、４ｔ、乙−トリインシアネート、ジフ
ェニルメタン−ｘ、４ｔ、４ｔ’−トリイソシアネート
、トリフェニルメタン−弘。

り′り一トリインシアネート、トリレンジインシアネー
ト、／、！−ナフチレ／ジインシアネートなど；これら
インシアネートの一量体または３量体；またはこれらイ
ンシアネートとコ価または３価のポリアルコールとの付
加生成物である０これらは、たとえばトリメチロールプ
ロノンとトリレンジインシアネート、ヘキサメチレンジ
インシアネートなどとの付加生成物である。

前記の結合剤成分は磁性粒子７００重量部に対して７０
〜♂０重量部、好ましくは／／〜４ｔｏ重量部添加され
る。

又、ポリイソシアネート成分は結合剤成分７００重量部
に対して１〜１００重量部、好ましくは２０〜７０重量
部添加される。

本発明に於て使用される潤滑剤、有機溶剤、その他の添
加剤、支持体、または磁気記録媒体の製造方法等につい
ては特公昭ｊ４−２１１２０号に記載されてお）、必要
に応じて本発明に適用出来る。以下に本発明を実施例に
よシ更に具体的に説明する。ここに示す成分、割合、操
作順序尋は本発明の精神から逸脱しない範囲において変
更しうるものであることは本業界に携わるものにとって
は容易に理解されることである。

したがって、本発明は、下記の実施例に制限されるべき
ではない。

なお実施例中「部」はすべて重量部を示す。

実施例−１ （Ａ）　　磁性体Ｃｏ含有ｒ　−Ｆ　ｅ　２０３Ｈｃ：
４ｊＯＯｅ 粒子サイズ：　０．４１　Ｘ　Ｏ，０ｊＸＯ，０！ｐｍ
３００部 （Ｂ）　　塩酢ビ系共重合体 （Ｃ）　　ポリウレタン樹脂 （Ｄ）　　導電性カーボンブラック （平均粒径　ｊ　Ｏｍ　ｐ　ｍ　）　　　　−２０部（
Ｆｌｉ）　　オレイン酸　　　　　　　　　　　３部（
Ｆ）　　ステアリン酸　　　　　　　　　　３部（Ｇ）
　　ブチルステアレート　　　　　　　４部（Ｈ）　　
メチルエチルケトン／トルエン（７７７重量比）７００
部 よシなる組成物をボールミルで混合分散させた。

分散＆、（Ｉ）７モルのトルエンジインシアネートと１
モルのトリメチロールプロノンを付加反応させた３官能
性ポリイソシアネ一ト化合物の７ｔｗｔ、％酢酸エチル
溶液（ＤｅｓｍｏｄｕｒＬ−７！、ＢａｙｅｒＡ、Ｇ、
ｌｌＩり／ｒ部をＭＥＫ／トルエン２００部に溶解し添
加混合させた後磁性塗布液とし、厚さ／！μのポリエス
テル支持体上に乾燥厚！μとなるように塗布しカレンダ
ーロールにて表面成型した。

この広巾磁気ウェブを／／２インチ巾にスリットシ、磁
気テープとして完成させた。このサンプルを実施例ム／
とする。

実施例−４２〜５ 実施例−Ａ１に於て成分（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）を表−／の
ごとく種々変えて同様にサンプル扁コ〜Ｉ＆１を作成し
た。

比較例１〜５ 実施例１〜５に於て成分（Ｂ）、（Ｃ）をそれぞれ表−
２のごとく変更し、添加量は同一にして同様にサンプル
を作成した。サンプルを比較例ｆ／〜墓よとする。

これらの実施例及び比較例についてビデオ感度、ビデオ
Ｓ／Ｎ、強制温湿度条件下７００回くり返し後のビデオ
Ｓ／Ｎ低下を測定したところ表−３に示す結果が得られ
た。

ビデオ感度（ｄＢ）：実施例ＡＪのビデオ感度を基準と
し、これを±θｄＢとした場合の相対比較値で示す。

ビデオＳ／Ｎ（ｄＢ）：実施例４１のビデオＳ／Ｎを基
準とし、これを±ＯｄＢとした場合の相対比較値で示す
。

／θ０回走行後のビデオＳ／Ｎ低下（ｄＢ）：各サンプ
ルテープの初期ビデオ８７Ｎを基準とし、±θｄＢとし
た場合各Ｊ分長について７００回走行後のビデオ８７Ｎ
低下を示す。（，２３０ｃｒ。

％ＲＨ及びダθ０Ｃｒｏ％Ｒ，Ｈ下にて走行層測定）表
３よシあきらかなごとく、本発明の結合剤による実施例
は、比較例に示す公知の結合剤組成によるサンプルにく
らべとくに４ｔＯ０Ｃ♂Ｑ％Ｒ，Ｈの高温高湿下でくシ
返し走行させたのちのビデオＳ／Ｎ劣化度測定において
顕著な改良効果を示すことがわかる。

〔発明の効果〕

本発明による磁気記録媒体けとくに高温高湿下における
く夛返し走行層のビデオＳ／Ｎ劣化の少ない、すぐれた
それである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）非磁性支持体上に磁性層を設けてなる磁気記録媒
   体において、該磁性層がスルホン酸金属塩基を含有する
   ポリウレタン樹脂と、０．２％〜１．５重量％未満のマ
   レイン酸含有塩酢ビ系樹脂とを含むことを特徴とする磁
   気記録媒体。
2. （２）前記磁性層がポリイソシアネートを含有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気記録媒体
   。