JPS6099113A - 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物 - Google Patents

耐衝撃性メタクリル樹脂組成物

Info

Publication number
JPS6099113A
JPS6099113A JP58204896A JP20489683A JPS6099113A JP S6099113 A JPS6099113 A JP S6099113A JP 58204896 A JP58204896 A JP 58204896A JP 20489683 A JP20489683 A JP 20489683A JP S6099113 A JPS6099113 A JP S6099113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
monomer
methacrylic resin
acrylic
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58204896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370747B2 (ja
Inventor
Yoshio Nakai
中井 芳雄
Masamitsu Tateyama
立山 正光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP58204896A priority Critical patent/JPS6099113A/ja
Priority to EP84113137A priority patent/EP0143991B1/en
Priority to DE8484113137T priority patent/DE3478450D1/de
Priority to US06/667,345 priority patent/US4595728A/en
Publication of JPS6099113A publication Critical patent/JPS6099113A/ja
Publication of JPH0370747B2 publication Critical patent/JPH0370747B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F265/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00
    • C08F265/04Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00 on to polymers of esters
    • C08F265/06Polymerisation of acrylate or methacrylate esters on to polymers thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、透明性と耐候性にすぐれた表面光沢の良好な
耐衝撃性メタクリル樹脂に関し、より詳しくは、メタク
リル樹脂に、特殊な構造を有する物質により架橋された
アクリル酸エステルを主成分とするアクリル系弾性体に
メタクリル酸メチルを主成分とする単量体をグラフl−
重合したグラフト共重合体を配合した表面光沢の良好な
耐衝撃性メタクリル樹脂に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
メタクリル樹脂はプラスチック材料の中でも透明性及び
光学的性質に卓越した特性を有し、また表面光沢、耐候
性、染顔料着色性及び成形加工性等においても極めてす
ぐれている。これらの特性を生かして、照明、看板、窓
材、光学レンズ、車輌部品及びディスプレイ等の多方面
の分野で使用されている。
しかしメタクリル樹脂は耐衝撃性が不足しているという
問題点を有しており、個々の用途分野においてその改良
が強く望まれている。メタクリル樹脂に耐衝撃性を付与
する方法については、古くから多くの提案がなされてい
るものの、メタクリル樹脂本来の特性である透明性およ
び外観、耐候性、成形加工性等を具備した耐衝撃性メタ
フタル樹脂材料は未だ出現していないのが実情である。
これらの方法の多くは、常温でゴム状の弾性体をメタク
リル樹脂中に分散させることからなるものである。ゴム
状弾性体としては、プクジェンを主成分とした不飽和ゴ
ム状弾性体2ブチルアクリレート、2−エチルへキシル
ブクリレートなどを主成分としたアクリル酸エステル系
共重合体、あるいはエチレン/酢酸ビニル共重合体など
の飽和ゴム状弾性体が使用されている。
不飽和ゴム状弾性体の導入は耐衝撃性の発現性の面では
すぐれているものの、ポリマー主鎖の不飽和結合に起因
する耐候性不良の問題があり、一方飽和ゴム状弾性体の
導入は、耐候性の面ではすぐれているものの、ゴム成分
自体の弾性率と弾性回復性が低く、さらに硬質樹脂成分
とのグラフ1−重合性に乏しいため、耐衝撃性の発現性
、透明性。
表面光沢等が劣り、また流動模様を生じるなど、表面外
観にも問題がある。一般にこれらゴム弾性体が粒子状の
不連続相としてメタクリル樹脂などの硬質樹脂の連続相
中に均一に分散した2成分系よりなる耐衝撃性樹脂を合
成する場合、重要な因子として、ゴム状弾性体の粒子径
、架橋度、ゴム相への硬質樹脂相のグラフト重合性およ
び硬質樹脂相の分子量などが挙げられている。実際に樹
脂の最終組成物の樹脂特性の優劣とバランスは、これら
の因子によって大きな影響を受ける。
すなわち、ゴム状弾性体の粒子径は小さい程透明性の面
ですぐれているものの、耐衝撃性の発現効果が劣り、ま
たこの弾性体の架橋度は架橋密度が高い程最終樹脂組成
物の表面光沢はすぐれているものの、耐衝撃性に劣ると
いう欠点を生じる。
同様に、硬質樹脂相のゴム状弾性体へのグラフト重合性
の程度は、ゴム状弾性体の連続樹脂相への相溶性1分散
性を大きく支配し、耐衝撃性、透明性、耐ストレス白化
性2表面光沢、流動加工性など多くの特性に影響を及ぼ
し、飽和ゴム状弾性体を使用する場合、一般にグラフト
重合性は低く、特別な考慮を払う必要がある。硬質樹脂
の分子量は大きい方が耐衝撃性の面では効果的であるが
、最終組成物の成形加工性と表面外観の面では逆に劣る
弾性体と硬質樹脂成分の相溶性を満たず方法としてアク
リル酸アルキルエステル系弾性体の存在下にアクリル酸
エステルを含むメタクリル酸メチル系単量体混合物を多
段階で重合する方法が提案されている(米国特許第35
62235号)が、この方法は四段階以上となっており
煩雑である。
本発明者らは以前に、アクリル酸エステル系弾性体を重
合により得る際に、アクリル酸エステル系単量体に(メ
タ)アクリル酸アリルを混合し重合せしめる方法によっ
て、該弾性体とメタクリル酸メチルを主要構成単位とす
る硬質樹脂との相溶性を満足させ、透明でかつ耐候性に
すぐれた耐衝撃性メタクリル樹脂を得る方法について出
願した。
(特公昭54−18298号)。
この方法により、確かに先述の相溶性は改善され、透明
であり、かつ耐候性にすくれた耐衝撃性メタクリル樹脂
を得ることが可能である。しかし、この方法によって得
られた樹脂組成物は、比較的成形条件の影響を受け易く
、特に、成形品の表面光沢にその影響が出易い欠点があ
った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記した欠点の解消にあり、すなわち、
透明性1表面外観、耐候性及び流動加工性等のメタクリ
ル樹脂本来の特性を損することなく、成形条件の影響を
受けにり<、かつ耐衝撃性が優れたメタクリル樹脂組成
物の提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明者らは、上記した欠点を解消すべく鋭意検討した
結果、驚くべきことに、アクリル酸アルキルエステルを
重合する際に、特殊な構造を有する架橋性単量体の特定
量を共重合成分として使用し、これにメタクリル酸メチ
ルを主成分とする単量体またはその混合物をグラフト重
合せしめ、硬質樹脂を形成させたものの特定量を、メタ
クリル樹脂中に配合分散させることによって当初の目的
が達成されることを見い出し、本発明を完成するに到っ
た。
すなわち、本発明の耐衝撃性メタフタル樹脂組成物は、
スチレン及びビニルトルエンのうち少なくとも1種9.
9〜29.9重量%、炭素数2〜8のアルキル基を有す
るアクリル酸アルキルエステルの少なくとも1種70〜
90重量%、一般式:%式%) で示される物質のうち少なくとも一種0.1〜5重量%
、及びこれらと共電可能で炭素間2重結合を2個以上有
する架橋性単量体0〜5重量%からなる単量体の混合物
(A)を重合して得られた、アクリル系弾性体(1)1
00重量部の存在下に、ヌククリル酸メチル80〜10
0重量%と、これと共重合性の他のビニル又はビニリデ
ン単量体の1種類以上20〜0重量%とからなる単量体
又むよその混合物(B)10〜900重量部を重合させ
て得られるグラフト共重合体(II)からなるものであ
り、並びに、それに、さらにメタクリル酸メチル単位8
0〜100重量%、これと共重合性の1種類以上ビニル
またはビニリデン単量体単位20〜O重量%からなる単
量体(C)を重合して得られたメタクリル樹脂(II[
)に0.5〜70重量%含有させてなるものである。
本発明で用いられる、硬質樹脂相(B)およびブレンド
に使用するメタクリル樹脂(III)は、良好な透明性
を付与せしめるために、各重合段階で個別的に必要とす
る助剤、架橋性単量体成分を除いた単量体組成は同一と
するかまたは極めて近似させることが望ましい。また、
アクリル系弾性体(I)の屈折率も、前記の硬質樹脂セ
グメントと極めて近似させることが好ましい。
また連続樹脂相中にゴム粒子を分散せしめて得られる樹
脂組成物において、透明性および表面外観と耐衝撃性の
発現性能のバランスのため分散させるゴム粒子径を考慮
する必要がある。本発明の組成物においては、透明性耐
衝撃性何れにも優れた組成物を得るため、アクリル系弾
性体(1)の重合が実質上完了した時点で0.03〜0
.25μm、より好ましくは0.05〜0.15μmの
粒子径の範囲がよい。
本発明のアクリル系弾性体(1)はアルキル基の炭素数
が1〜8のアクリル酸アルキルエステル群の中で、好ま
しくはn−ブチルアクリレート、2−エチルへキシルア
クリレートの少なくとも1種69.9〜89.9重量%
とスチレン単独またはスチレンとその誘導体の混合物1
0〜30重量%ならびに一般式: %式%) で示される物質のうち好ましくは、イソフタル酸ジアリ
ル及びテレフタル酸ジアリルのうち少なくとも一4!0
.1〜5重量%これらと共重合可能で、炭素間2M結合
を2個以上有する架橋性単量体0〜5重量%の範囲より
なる単量体混合物の共重合体である。アクリル酸エステ
ル系単量体とスチレンまたはスチレンとその誘導体の混
合物との組成割合は透明性を付与するために重要な因子
の一つであり、上記組成範囲以外では透明性が低下する
一般式で示される物質は本発明を構成する因子の中で最
も重要な部分の一つであり、これによって本発明の目的
が達成される。その作用効果の詳細については明確では
ないが、架橋アクリル酸エステル系共重合体(B)の架
橋度とメタクリル酸メチルとのグラフト重合性がバラン
スよくコントロールされるためと推論される。その添加
量は、単独で用いる場合と併用する場合とによって適正
値が異なるものの、0.1〜5重量%の範囲が適当であ
る。また一般式で示された物質以外に、公知の多官能性
単量体を0〜5重量%の範囲で併用することもできる。
またこの多官能性単量体は特に限定する必要はなく通常
用いられるものである。具体的化合物としては、エチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、113ブチレンジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンなどを用いるこ
とができる。
本発明のグラフト共重合体(II)は、アクリル系弾性
体(1)の存在下で単量体または単量体混合物(B)を
重合せしめたものであるが、これを構成する成分組成は
、メタクリル酸メチル80〜100重量%、アルキル基
の炭素数1〜8のアクリル酸アルキルエステルの少なく
とも1種O〜20重量%ならびにこれと共重合可能な他
のビニル系単量体0〜10重量%以下よりなるものであ
る。
前記単量体又は単量体混合物(B)中のメタクリル酸メ
チルの含有量が80重重量未満の場合には透明性、耐熱
性などの特性に劣り、またこれと共重合するアクリル酸
アルキルエステルとしては、メ1チルアクリレート、エ
チルアクリレート、ブチルアクリレート等が挙げられる
。また更に共重合成分として使用可能な他のビニル単量
体としてはスチレン、アクリロニトル、メタクリル酸な
どが挙げられる。単量体または単量体混合物(B)中、
アクリル酸エステルが20重量%を越える場合には最終
組成物の耐熱性や透明性の点で好ましくなく、また共重
合可能な他のビニル単量体が10重量%を越えると透明
性、耐熱性あるいは耐水性などの点で好ましくない。
単量体または単量体混合物(B)はアクリル系弾性体(
1)100重量部に対して10〜900重量部の範囲で
重合せしめる必要がある。10重量部未満の場合には耐
衝撃性の発現性が劣ったり、表面光沢が低下したりして
好ましくない。一方、900重量部を越える場合には生
産性が低下し好ましくない。
単量体または単量体混合物(B)には、必要に応じて分
子量を調節するため、メルカプタン等の重合度調節剤等
を必要に応じて用いることも可能である。用い得る重合
度調節剤としては、アルキルメルカプタン、チオグリコ
ール酸およびそのエステル、β−メルカプトプロピオン
酸およびそのエステル、チオフェノール、チオクレゾー
ル等の芳香族メルカプタンなどがあげられる。
本発明の−の発明は上記したグラフト共□重合体[I[
)からなるものであるが、他の発明はこのグラフト共重
合体〔■〕に下記するメタクリル樹脂(III)を配合
してなるものである。
本発明のメタクリル樹脂(III)は、他の熱可塑性樹
脂、好ましくはメタクリル酸メチル80〜100重量%
と0〜20重量%の他のビニル又はビニリデン単量体、
例えば炭素数1〜4のアルキル基をもつアクリル酸エス
テルとの重合体である。
本発明における他の発明は上記したグラフト共重合体〔
■〕をメタクリル樹脂(1)に0.5〜70重量%含有
させてなるものである。
本発明の多重構造であるメタクリル樹脂組成物の製造は
、乳化重合法によるのが特に好ましいことにより、乳化
重合法による場合の例について説明する。
反応容器に脱イオン水、必要があれば乳化剤を加えた後
、アクリル系弾性体(I)を構成する単量体混合物を重
合し、次いで単量体または単量体混合物(B)を重合せ
しめる。
重合温度は30〜120℃、より好ましくは50〜10
0℃である。
重合時間は重合開始剤および乳化剤の種類とその量、重
合温度等によって異なるが、通當は各重合段階(A)、
(B)でそれぞれ0.5〜7時間である。
重合体と水の比は、単量体/水−1/2o〜1/1が好
ましい。
重合開始剤および乳化剤は、水相単量体相のいずれか片
方または双方に添加することができる。
重合段階(A)、(B)における各単量体の仕込方法は
、一括または分割で行なうことができるが重合発熱等の
点で分割仕込法がより好ましい。
乳化剤は通常用いられる乳化剤であれば特に限定する必
要はなく、用いられる乳化剤の例としては、長鎖アルキ
ルカルボン酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、
アルキルヘンゼンスルホン酸塩等である。
重合開始剤の種類も特に限定する心間はなく通常用いら
れる、水溶性の、過硫酸塩、過硼酸塩等の無機開始剤を
単独で、または亜硫酸塩、チオ硫酸塩等と組み合わせて
レドックス開始剤として用いることもできる。また有機
ヒドロパーオキシド−第1鉄塩、有機ヒドロパーオキシ
ドーソジウムスルホキシレートのようなレドックス開始
系、ベンゾイルパーオキシド、アゾビスイソブチロニト
リル等の開始系も用いることができる。
乳化重合法により得られたポリマーラテックスは公知の
方法により凝固乾燥させる。
得られたグラフト共重合体(U)を他のメタクリル樹脂
に配合分散せしめる場合には溶融混合する方法が理想的
である。溶融混合に先立って樹脂組成物以外に必要があ
れば、安定剤、滑剤、可塑剤、染顔料、充てん剤等を適
宜加え、■型ブレンダー、ヘンシェルミキサーで混合し
た後、ミキシンクロール、スクリュー型押出機等を用い
て150℃〜300℃で溶融混練する。
かくして得られた組成物を押出成形機、射出成形機等に
より成形することにより、透明性9表面光沢に優れ、耐
衝撃性に富んだ成形品を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上において詳述したとおり、本発明のメタクリル樹脂
組成物は、透明性1表面外観、耐候性及び流動加工性等
のメタクリル樹脂本来の特性を損することな(、しかも
成形条件の影響を受けにくく、かつ耐衝撃性が優れたも
のであり、その工業的価値は極めて大である。
以下実施例に基づき、本発明をさらに詳しく説明する。
実施例中の部は重量部を、%7は重量%を表わず。
〔発明の実施例〕
実施例−1 (1)アクリル系弾性体(1)の製造 内容積10(lのステンレススチール製反応容器に、先
ず下記(イ)の原料を各割合で入れ、攪拌下に窒素を吹
き込み実質的に酸素の影響のない状態とした後、75℃
に昇温しで下記(ロ)の原料を添加して、90分間重合
を行なった。その後下記(イ)−2に示したものと同組
成の原料5.6 kgを130分間にわたって連続的に
添加しさらに150分間重合を継続した。
(イ)原料 (イ)−1 脱イオン水 57.5kg *1) ザルコシネートLN(S−1、N) 150g硼酸 1
00g 炭酸ソーダ 10g (イ)−2 (ロ)原料 脱イオン水 500g ロンガリソト 40g *1)日光ケミカルズ(株)製品 この重合におけるBAの重合率は97%、s−Fの重合
率は99%で、得られたラテックスの粒子径は0.07
μmであった。
(2)単量体混合物(B)の重合によるグラフト共重合
体(II)の製造 上記(1)で得られたアクリル系弾性体〔138kg(
1,00部)を含むラテックスの存在する同反応容器に
、 脱イオン水 500g 5−LN 75g を添加して攪拌した後、80℃に昇温し、下記の単量体
混合物(B)を300分間にわたって連続的に添加して
重合した。その後さらに60分間重合を継続しグラフト
共重合体(II)をラテックス状で得た。単量体混合物
(B)の重合率は、MMA、EAいずれも99.5%以
上であった。
(C8−5l+) CHP (0,3%り このラテックスを以下に述べる方法により凝固。
洗浄、乾燥してグラフト共重合体(IIIの粉体を得た
ステンレス製舎器に10%硫酸水140 kgを仕込み
、攪拌下80℃に昇温し先に製造したラテックス70k
gを20分間にわたって連続的に添加し、その後内温を
95℃まで昇温し5分間保持した。
室温まで冷却した後ポリマーを濾別し、脱イオン水で洗
滌し白色のクリーム状ポリマーを得、これを70“Cで
24時間乾燥して白色粉体状のポリマーを得た。
次にこの粉体を、外径40韮φのスクリュー型押出機(
(株)日本製鋼新製、P−40−26AB−−V型、L
/D=、26)を使用し、シリンダ一温度200〜26
0°C,ダイ温度250℃で溶融混練してペレットとな
し、アクリル弾性体〔■〕の含有量25%の耐衝撃性メ
タクリル樹脂組成物を得た。
これらを下記の条件で射出成形し、得られた試験片から
表−1の評価を得た。
射出成形機; (株)日本製鋼所製、V−17−−65
型スクリュ一式自動射出成 形成 射出成形条件;シリンダ一温度、金型温度、変更、射出
圧700 kg/cf 試験片サイズ;110鰭×110鮪×2龍(厚さ) 70鶴X 12.5龍×6.2龍 (厚さ) 実施例−2〜5.比較例−1〜2 (1)アクリル系弾性体〔I−〕の製造内容積50βの
ステンレススチール製反応容器に、先ず下記の(イ)お
よび表−1の原料をそれぞれの割合で投入し、攪拌下に
窒素を吹き込み実質的に酸素の影響のない状態とした後
、65℃に昇温して下記(ロ)の原料を添加し、さらに
80°Cに昇温しで90分間重合を継続した。その後表
=2に示したものと同組成の原料を5kg(50部)を
90分間にわたって連続的に添加し、さらに120分間
重合を行ないアクリル系弾性体〔I〕のラテックスを得
た。
(イ)原料 硼酸 100g 炭酸ソーダ 10g (ロ)原料 脱イオン水 500g ロンガリソト 50g なお、実施例−2の重合におけるBAの重合率は98%
、STの重合率は99%で、得られたラテックスの粒子
径は0.08μmであった。
(2)単量体混合物(B)の重合によるグラフト共重合
体(n)の製造 上記(1)で得られたアクリル系弾性体CI)の固型分
10kg(100部)を含むラテックスの存在する同反
応容器に、 脱イオン水 500g ザルコシネートLN (S−LN) 25 gを添加し
て攪拌した後、80℃に保持したまま、下記の単量体混
合物(B)を40部/時間の速度で連続的に添加した。
その後更に1時間重合を継続した。そして、グラフト共
重合体(n)をラテックス状で得た。単量体混合物(B
)の重合率は99.5%以上であった。
単量体混合物(B) このラテックスを以下に述べる方法により凝固。
洗浄、乾燥して多重構造メタクリル樹脂組成物の粉体を
得た。
ステンレス製容器に1.0%硫酸水50kgを仕込み、
攪拌下で85℃に昇温し、先に製造したラテックス25
kgを15分間にわたって連続的に添加し、その後内温
を90℃まで昇温し5分間保持した。室温まで冷却した
後ポリマーを濾別し脱イオン水で洗滌し、白色のクリー
ム状ポリマーを得、これを70℃×36時間の条件下で
乾燥し白色粉体状のポリマーを得た。
次に、上記(2)で得られたグラフト共重合体(II)
の粉体10’に+rとアクリル樹脂〔■〕 (アクリル
ベットVH,三菱レイヨン(株)製品)10kg及びト
リフェニルフォスファイト60gとをヘンシェルミキサ
ーにより混合した後、実施例1で用いたスクリュー型押
出機を使用して、シリンダ一温度200〜270℃、グ
イ温度260℃で溶融混練し、これを下記の条件で射出
成形し、得られた試験片から表−3の評価を得た。
射出成形機; (株)日本製鋼新製、V−17−−65
型スクリュ一式自動射出 成形機 射出成形条件;シリンダ一温度、金型温度、変更 試験片サイズ;110m++X110重賞×2貫貫(厚
さ) 7 0 mm X 12.5 賞IX6.211m(厚
さ) 上記の結果で明らかなように、アクリル系弾性体(1)
の重合の際に、本発明のフタル酸ジアリル(DAP) 
、イソフクル酸ジアリル(MDAP)または、テレフタ
ル酸ジアリル(DATP)を用いることにより、成形品
の表面光沢や、表面外観の成形条件への依存性が少なく
メタクリル樹脂本来の特性に極めて近似した耐衝撃性メ
タクリル樹脂組成物が得られる。 “ 実施例−6〜7.比較例3〜6 実施例2〜5の一連の製造方法の内、表−2に示した部
分のモノマー組成のみを表−4に示したように変更して
、グラフト共重合体(I[)を得、実施例2〜5とまっ
たく同様に評価し、表−5の結果を得た。
表−4 以上の結果から明らかなように、アクリル系弾性体(1
)の重合において本発明で使用するフタル酸ジアリル、
イソフタル酸ジアリル及びテレフタル酸ジアリルの物質
がまったくの無添加である場合(比較例4)、添加され
ても本発明の使用範囲外である場合(比較例−5,6)
、さらに本発明の使用範囲内の添加量であっても、アク
リル系弾性体(I)を構成すべき単量体組成が本発明の
範囲外である場合(比較例7)には本発明の目的を達成
し得ないことが判る。
手続補正書 昭和60年 1月28日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第204896号 2、発明の名称 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (603) 三菱レイヨン株式会社4、代理人 5、補正命令の日付 自発 ■、明細書の特許請求の範囲の欄を、別紙の通り補正す
る。
II 、明細書の発明の詳細な説明の欄を、次の通り補
正する。
(1)明細書第11頁9行目記載の「1〜8」を、「2
〜8」と補正する。
(2)同12行目記載(7) r B9.9〜89..
9−+を、「70〜80」と補正する。
(3)同13行目記載の「10〜30」を、「9.9〜
29.9Jと補正する。
(4)同第12頁9行〜IO行目記載の「架橋アクリル
酸エステル共重合体(B)」を、[アクリル系弾性体 
[工1」と補正する。
特許請求の範囲 1、 スチレン及びビニルトルエンのうち少なくとも1
種8.9〜29,9重量%: 炭素数2〜8のアルキル基を有するアクリル酎アルキル
エステルの少なくとも1種70〜90重h1%; 一般式: %式%) で示される物質のうち少なくとも一種0.1〜5東量%
 ; 及び これらと共電可能で炭素間2重結合を2測具−1ニイ1
する架橋性単量体0〜5重量%からなる単量体の混合物
(A)を重合して得られた、アクリル系弾性体[II 
100重量部の存在下に、メタクリル酸メチル80〜1
00重量%と、これと共重合性の他のビニル又はビニリ
デン単量体の1種類以上20〜0重量%と からなる単量体又はその混合物(B)10〜900重量
部を重合させて得られるグラフト共重合体[II ]か
らなる耐衝撃性メタクリル樹脂組成物。
2、 スチレン及びビニルトルエンのうち少なくとも1
種8.9〜29.9重量%: 1ノ素数2〜8のアルキル基を有するアクリル醇アルキ
ルエステルの少なくとも1種70〜80重量%; 一般式: %式%) で示される物質のうち少なくとも一種0.1〜5重量%
; 及び これらと共電可能で炭素間2重結合を2測具土石する架
橋性単量体0〜5重量%からなる単量体の混合物(A)
を重合して得られた、アクリル系弾性体[II 100
重量部の存在下に、メタクリル酸メチル80〜100重
量%と、これと共重合性の他のビニル又はビニリデン単
量体の1種類以」二20〜0重量%と からなる単量体又はその混合物(B)10〜900重量
部を重合させて得られるグラフト共重合体IIを、メタ
クリル酎メチル単位80〜100重量%、これと共重合
性の1種類以」ニビニルまたはビニリデン単量体単位2
0〜0重量%からなる単量体、(C)を重合して得られ
たメタクリル樹脂[III]に、0.5〜70重量%含
有させてなる耐衝撃性メタクリル樹脂組成も 3、一般式: %式%) で示される物質が、イソフタル酸ジアリルである特許請
求の範囲第1項又は第2項記載の耐衝撃性メタクリル樹
脂組成物。
4、一般式: %式%) で示される物質が、テレフタル酩ジアリルである特許請
求の範囲第1項又は第2項記載の#衝撃性メタクリル樹
脂組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スチレン及びビニルトルエンのうち少なくとも1種
    9.9〜29.9重量%; 炭素数2〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
    エステルの少なくとも1種70〜90重量%; 一般式: %式%) で示される物質のうち少なくとも一種0.1〜5重量%
    ; 及び これらと典型可能で炭素間2重結合を2個以上゛有する
    架橋性単量体0〜5重量%からなる単量体の混合物(A
    )を重合して得られた、アクリル系弾性体(I)100
    重量部の存在下に、メタクリル酸メチル80〜100重
    量%と、これと共重合性の他のビニル又はビニリデン単
    量体の1種類以上20〜0重量%と からなる単量体又はその混合物(B)10〜900重量
    部を重合させて得られるグラフト共重合体(11)から
    なる耐衝撃性メタクリル樹脂組成物。 2、スチレン及びビニルトルエンのうち少なくとも1種
    9.9〜29.9重量%; 炭素数2〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
    エステルの少なくとも1種70〜90重量%; 一般式: %式% で示される物質のうち少なくとも一種0.1〜5重最%
    i 及び これらと典型可能で炭素間2重結合を2個以上有する架
    橋性単量体0〜5重量%からなる単量体の混合物(A)
    を重合して得られた、アクリル系弾性体〔13100重
    量部の存在下に、メタクリル酸メチル80〜100重皇
    %と、これと共重合性の他のビニル又はビニリデン単量
    体の1種類以上20−o7M%と からなる単量体又はその混合物(B)10〜900重量
    部を重合させて得られるグラフト共重合体■を、メタク
    リル酸メチル単位80〜100重JJ%、これと共重合
    性の1種類以上ビニルまたはビニリデン単量体単位2o
    −o重量%からなる単量体(Clを重合して得られたメ
    タクリル樹脂〔■〕に、0.5〜70重量%含有させて
    なる耐衝撃性メタクリル樹脂組成物物。 3・一般式: %式%) で示される物質が、イソフタル酸ジアリルである特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の耐衝撃性メタクリル樹
    脂組成物。 4・一般式: %式%) で示される物質が、テレフタル酸ジアリルである特許請
    求の範囲第1゛項又は第2項記載の胴fJ′I撃性メタ
    クリル樹脂組成物。
JP58204896A 1983-11-02 1983-11-02 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物 Granted JPS6099113A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58204896A JPS6099113A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
EP84113137A EP0143991B1 (en) 1983-11-02 1984-10-31 Impact-resistant methacrylic resin composition
DE8484113137T DE3478450D1 (en) 1983-11-02 1984-10-31 Impact-resistant methacrylic resin composition
US06/667,345 US4595728A (en) 1983-11-02 1984-11-01 Impact-resistant methacrylic resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58204896A JPS6099113A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6099113A true JPS6099113A (ja) 1985-06-03
JPH0370747B2 JPH0370747B2 (ja) 1991-11-08

Family

ID=16498190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58204896A Granted JPS6099113A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4595728A (ja)
EP (1) EP0143991B1 (ja)
JP (1) JPS6099113A (ja)
DE (1) DE3478450D1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU588042B2 (en) * 1985-07-01 1989-09-07 Mitsubishi Rayon Company Limited Coating film for a high luminance reflector
GB8701021D0 (en) * 1987-01-19 1987-02-18 Pethrick R A M Polymeric materials
JPS63227606A (ja) * 1987-03-16 1988-09-21 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂の製造方法
US5004785A (en) * 1987-11-30 1991-04-02 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Light-diffusing methacrylic resin and process for production thereof
US4963624A (en) * 1988-02-17 1990-10-16 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Process for producing light-diffusing methacrylic resin article
CA2101957A1 (en) * 1992-08-18 1994-02-19 Samuel J. Makower Acrylic thermoplastic elastomer
DE4440675A1 (de) * 1994-11-14 1996-05-15 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von kautschukmodifizierten Formmassen mittels in den Kautschuk eingebauten, bei thermischer Zersetzung Radikale bildenden Gruppen
DE4440674A1 (de) * 1994-11-14 1996-05-15 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von kautschukmodifizierten Formmassen unter Verwendung von Peroxygruppen aufweisenden Verbindungen
DE19623661A1 (de) * 1996-06-13 1997-12-18 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von mit Acrylkautschuk modifizierten Formmassen mittels in den Acrylkautschuk eingebauten Gruppen, die mit einer Redoxkomponente zu Radikalen zersetzt werden

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1117124A (en) * 1964-09-02 1968-06-19 Rohm & Haas Thermoplastic modifiers for vinyl chloride polymers
GB1254226A (en) * 1969-07-21 1971-11-17 Mitsubishi Rayon Co Graft-copolymers and blends thereof excellent in impact resistance and weather resistance
FR2092389A5 (ja) * 1970-04-13 1972-01-21 Rohm & Haas
US3812205A (en) * 1970-04-13 1974-05-21 Rohm & Haas Process for preparing graftlinked heteropolymer film
US3843753A (en) * 1972-02-09 1974-10-22 Rohm & Haas Composite interpolymer and low haze impact resistant thermoplastic compositions thereof
CH586722A5 (ja) * 1973-12-07 1977-04-15 Lonza Ag
JPS5124689A (ja) * 1974-08-23 1976-02-28 Kanegafuchi Chemical Ind Fuirumuyoakurirukeijushino seizohoho

Also Published As

Publication number Publication date
US4595728A (en) 1986-06-17
EP0143991A2 (en) 1985-06-12
EP0143991A3 (en) 1986-10-08
DE3478450D1 (en) 1989-07-06
EP0143991B1 (en) 1989-05-31
JPH0370747B2 (ja) 1991-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60229911A (ja) 耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物
JPS62230841A (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
JPS6099113A (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
JPS6221804B2 (ja)
JPS63122748A (ja) メタクリル樹脂組成物
JPS63120716A (ja) 耐衝撃性樹脂の製造方法
JPH0465848B2 (ja)
JPH0781062B2 (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
JPH037704B2 (ja)
JPS63254114A (ja) 耐衝撃性に優れたメタクリル樹脂の製造方法
JPS6099114A (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
JPS6245886B2 (ja)
JPS6032849A (ja) 熱可塑性樹脂用耐衝撃性改質剤
JPS6342940B2 (ja)
JP2767041B2 (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS60123517A (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
JPS59124947A (ja) メタクリル樹脂組成物
JPS62285942A (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物
JPH06192535A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH0143779B2 (ja)
JPS6060151A (ja) 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物
JPS621747A (ja) 耐衝撃性メタクリル樹脂組成物の製造法
JPS6065053A (ja) 耐衝撃性改質剤
JPS5839179B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS60127345A (ja) メタクリル樹脂組成物