JPS6080835A - 写真撮影装置及び露光条件測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、写真製版カメラ等の写真撮影装置において、
最適露光条件を、マイクロコンピュータ等によシ自動制
御するようにした写真撮影装置及び露光制御力法に関す
る。

写真製版カメラによる撮影には、１回の露光ですむ連続
調写真、線画の撮影、主露光のほか、フラッシュ露光等
の補助露光を必要とする網写真撮影とがあるが、いずれ
も、適正な露光条件が設定されなければ、良質の複製画
像を得ることができない。

従来、露光条件の設定にあたって、所与の原稿濃度、撮
影倍率に応じて、光源強度、露光時間、レンズ絞シの最
適値を、オペレータの経験によシ決定するようにしてい
たが、近年になって、種々の自動露光制御装置が開発さ
れてきている。

従来の露光制御方法には、大別して、（１）原稿濃度測
定型と、（２）　ピント面測光型の２通シが知られてい
る。

（１）のタイプでは、通常、まず原稿濃度の他、倍率や
絞シ値を設定し、それらのデータをもとに計算して、適
正な露光時間をめている。

この方法の長所は、広範囲の倍率変化、及び原稿の濃度
変化に、容易に対応できることである。

しかし、原稿のノ・イライト点、シャド一点等の濃度測
定のだめに、別に濃度計が必要であること、相反則不軌
が生じるときには、その補正のために、他の諸データの
変更を含め、複雑な計算処理を必要とすること、さらに
は、原稿面上での照度分布の変化や光源劣化、あるいは
ランプ交換などによシ生じる基本データの変更に応処し
なくてはならないなど、精度のよい自動露光制御を行な
ううえで、多くの障害がある。

他力、（２）のピント面測光型のものでは、１つの方法
として、露光時間をまず決め、そのうえで、ピント面の
画像のハイライト点、シャド一点等の明るさを測定し、
レンズの絞シ値や光源の明るさを調節するようにしてい
るから、濃度計を用いる必要がなく、従って、濃度値を
設定する作業も必要ない。

更に、センサーを利用してピント面上のハイライト点等
の重蚕点を、一定の明るさになるように制御できるので
、露光時間が一定となシ、また相反則不軌についても、
考慮しなくてもよいという利点がある。

しかし反面光量調整項が、通常、レンズ絞シに集中する
ことになるので、調整範囲が限定され、解像力のよい画
像を複製する上で、最適の絞υ値を設定できなくなると
いった欠点がある。

しかも、明るさの測定にあたって、センサー感度の再現
性が要求され、とシわけ、シャド一点の測定を行なうに
は、極めて高感度のセンサーを必要とする。

さらに、ピント面測光型では、センサー自体が手元架（
カメラバッグ）に内蔵されているために、手元架での作
業に制約のあるロールフィルムタイプのカメラに導入す
ることば困離でちる。

また、従来の（１１、（２）いずれの方法においても、
オペレータが、原稿上でか又は原稿の投影さ九たピント
面上の像の中から、ノ・イライト点及びシャド一点をめ
、これらの各点位置での濃度測定を行なわねばならない
不便があった。

ピント面測光屋では、第２の方法として、レンズ絞シを
調節しないで、ピント面の像の明るさに応じて、露光時
間を制御するや多方があるが、こｎは、前２者の中間的
方法であって６萱者の々占のいずれかを併せもつことに
なる。

本発明の第１の目的は、従来、オペレータが自らの経験
によって試行錯誤的に設定していた露光条件を、全自動
化することによシ、オペレータを、かかる煩雑な作業か
ら解放することにある。

本発明の第２の目的は、原稿面上での照度分布の変化、
ｃｏｓ’θ則の影響、原稿濃度の変化、光源強度の変化
等に対応して、迅速かつ正確に、適正な露光条件を設定
しうる写真撮影装置及び露光制御方法を提供することに
ある。

上記諸口的は、ＣＣＤカメラ（固体撮像カメラ）等の光
電変換カメラを、製版カメラ等のレンズ位置に配設し、
原稿濃度等の原稿自体の条件、及び原稿面上での照度分
布や光源強度等の照明条件を、前記固体撮像カメラで電
気信号として把握し、原稿の所望のトリミング領域にお
けるハイライト点、シャドウ点をみつけて、露光諸条件
を演算して測定するようにした写真撮影装置及び露光制
御方法を提供することによって達成されたものである。

ワ、下、本発明に係る写真撮影装置及び露光制御方法の
実施例を、添付図面に基づいて説明する。

第１図に示した製版カメラは、架台（１１上で水平方向
に光軸をもつレンズ架（２）が、固定されたフィルム架
（３）と可動の原稿架（４）の間で、前後に移動するも
のである。

原稿架（４）にセットされた原稿（５）に対しては、そ
れが透過原稿の場合には、背後からランプ（６）が照明
し、反射原稿のときには、前方ｌ’Ｌぼ４５°の角度か
らの２つのランプ（７ａ）（７ｂ）が照明するようにな
っている。

レンズ架（２）は、たとえば第２図（ａ）に示すように
、製版レンズ（８）とＣＣＤカメラ（９）とが左右に並
設されるとともに、後述するモータコントロール機構に
よシ、自動的に光軸０■に対して左右にスライドされ１
、切替可能にレンズ架中央に位置決めされうるようにな
っている。

このように、製版レンズ（８）とＣＣＤカメラ（９）と
を移動させて交換する方式以外にも、たとえば第２図（
ｂ）に示す方式であってもよい。

すなわち、光軸α０に対して４５°の角度をなすハーフ
ミラ−（財）（あるいははねあげ式ミラー）を設置し、
レンズ架（２）のレンズ（８）と光学的に等価な位置に
ＣＣＤカメラ（９）を配置し、画像を読み取るようにし
たものである。

ａυは、操作パネル台αａ上に載置されたモニタスクリ
ーンである。

前記ＣＣＤカメラ（９）は、電荷結合素子がたとえば２
００Ｘ　２００画素程度配置さｔ、入力する画像を光電
変換し、画素毎に蓄積したうえ、所要のクロックに従っ
て走査さ九、映像信号として送シ出す方式のもので、そ
の映像を、ビデオコントローラ０３）（第３図参照）を
介して、モニタスクリーンＱυに映し出せるようになっ
ている。

モニタスクリーンαυでは、撮影さｉた原画の映像だけ
でなく、トリミングのためのへアラ・インカーソル、ヒ
ストグラム、特性曲線等を表示するようにしている。す
なわち、モニタスクリーン０υは、原画トリミング等の
画像複製に際して必要な位置確認を主体にしているだめ
、階調再現性については、特に高い精度は要求されない
。モニタによる対話形式の操作を行うためには、映像カ
ーソルの他、種々のキャラクタ表示も必要とされる。

第３図は、本発明方法を実施するようにした自動露光制
御装置のコントロールブロックの一例を示している。

ＣＣＤカメラ（９）からの映像は、ビデオコントローラ
０９を介してモニタスクリーンαυに供給され、ビデオ
コントローラ（Ｉ３ではタイミングパルス（ＰＡ）（Ｐ
ｎ）が作られ、パルス（ＰＡ）に従って、キャラクタジ
ェネレータ（＋４＋から４（アシタル・アナログ）変換
器０りを介して、キャラクタ信号が供給されている。

マイクロコンピュータ（ＣＰ　Ｕ’）　（Ｉ［９ハ、パ
スラインａηを介してビデオコントローラａ１を制御す
るとともに、／（アナログ・デジタル）変換器Ｈを介し
て書込まれたビデオメモＨ１における映像信号から、Ｍ
ＡＸ（最明部）、ＭＩＮ（最暗部）、ヒストグラム等の
演算処理を行っている。

ヘアラインカーソルジェネレータ■は、ヘアラインカー
ソルを表示するだめのもので、たとえば、操作パネル台
（Ｉａ（第１図）のジョイスティックＣ！υを操作して
、モニタスクリーンαυ上の原稿像にトリミング指定を
行なうようにしている。トリミング指定は、パネル台α
２のスイッチボード０４にょシ、たとえば長方形のエリ
アであれば、対角２点の座標指定で行なうことができる
。ｕ３１は、これらパネル台０擾との間のインタフェイ
スである。

以上の他、ＣＰＵ（１６１と接続されたパスライン囲に
は、クロック発生器（２４１，照明およびシャッター制
御部（２５１、レンズ架（２）と原稿架（４）の駆動制
御部（２６１、ＣＣＤカメラ（９）とレンズ（８）との
切替制御部（２η、レンズ架（２）と原稿架（４）のリ
ミットスイッチインクフェイス（ハ）、および原点設定
スイッチインフッエイスレしＣＣＤカメラ（９）とレン
ズ（８）の光軸設定スイッチインタフェイス（至）、自
動焦点制御のだめのエンコーダロジックＣ１１）、その
他製版データを蓄えるタメ（Ｄ　ＲＯＭ　０ａ、ＲＡＭ
０３１．ＮＶＲＡＭＣ１４１等を備えている。なお、０
９はキャラクタバッファである。

このような、ＣＰＵＱ６１による自動焦点制御および光
源点滅、絞シ値と連動する露光時間制御を行なうカメラ
撮影制御装置は、ＣＣＤカメラ（９）を用いて、適正露
光時間設定のため、原稿に対する照明条件を測定し、た
とえば、第４図に示すような、一般的な製版工程管理を
実現できる。

まず、電源を投入すると、レンズ架（２）と原稿架（４
）とが駆動され、リミットスイッチが作動し、それぞれ
の原点に位置決めされる（ステップ（至）乃至ステップ
（４り）。

次に、原稿（５）を原稿架（４）に装填し、スイッチボ
ード０りから、所望倍率の入力（または原稿寸法とそれ
に対応する複製寸法の入力）を行ない、自動焦点制御（
ステップ（ａ−ｒ５Ｉ）、ＣＣＤカメラによる撮像ステ
ップ（ステップ６０〜６η）、計算ステップ（ステップ
６樽〜ｌ０１）、網点まだは線画露光ステップ（ステッ
プＩｌｌ〜σ［９）が、順次行なわれる。

ＣＣＤカメラ（９）による撮像ステップでは、まずＣＣ
Ｄカメラ（９）が光軸位置に切替えられ、光源が点灯さ
ｔて撮像さ九た原稿像が、モニタスクリーンＵυに表示
さｎる。このとき、ＣＣＤカメラ（９）のピント合わせ
は、手動または電動で行ない、ヘアラインカーソルも同
時に表示させて、ジョイスティックを操作し、モニタス
クリーンαυ上の原稿像に所定のトリミング指定を行な
う。

計算ステップにおいては、設定されたトリミング枠内の
最明部（ハイライトポイント）、最暗部（シャドーポイ
ント）の明るさく　Ｍ　Ｉ　Ｎ　、　Ｍ　Ａ　Ｘ　）や
ヒストグラム計算などが、マイクロコンピュータαＧに
よって演算処理され、その結果ならびに設定条件が、モ
ニタスクリーン（１１１に表示される。

上述のトリミング機能は、原稿領域外の部分あるいは原
稿領域内であっても、撮影を要しない部分がＣＣＤカメ
ラに入力さハた場合、最明部、最暗部、ヒストグラム等
の原稿条件を演算データから除外するだめのものである
。

次に、再度レンズ架（２）の光軸上に製版レンズ（８）
を移動させて、絞シ値を設定し、フィルム架（３）に、
製版フィルムや所定のコンタクトスクリーンをセットし
た後、″露光ステップに従って、網撮シ露光（主露光、
フラッシュまたはスクリーンなし露光）、あるいは、線
画露光が行なわれる。

主露光時間（ＴＭ）とともに、フラッシュ露光時間（Ｔ
Ｆ　）を計算し、光源を点灯しておいて、連続して撮影
する場合には、レンズ架（２）にシャッタ・−を設けれ
ばよい。

なお、上述の実施例においては、光電変換カメラとして
ＣＣＤカメラを例示したが、入射光を電気信号に変換で
きる形式のカメラであれば、例えばビジコンカメラ等い
かなるものでもよい。

こうして、本発明では、画像複製にあたって、フィルム
架（３）に手を触れることなく、ピント面測光型とほぼ
同様の測光ができる。したがって、ロールフィルムタイ
プの自動フィルム送シ機構をもつ装置にも適用できる。

本発明では、ＣＣＤカメラによシ原稿画像を広範囲に、
しかも、小区画に分割して取シ込むようにしているため
、ＣＣＤカメラへの入力データから、最明部、最暗部を
決定したシ、ヒストグラムを計算したシすることが容易
となシ、これによって、露光条件を自動的に決定するこ
と妙手できる。

さらに、モニタスクリーンαυ上の画像との対話操作を
行々うために、ロールフィルムタイプで、かつ明室操作
可能であれば、モニタを映したまま露光操作を行なえる
という利点がある。

またＣＣＤカメラ（９）を製版レンズが本来位置すべき
光軸位置に移動させて、測定するようにしているので、
光源に対する原画の照度分布やｃｏｓ’θ則の影響につ
いても、十分正確に読み取ることができる。すなわち光
源配置の変更や光源劣化、ランプ交換等があっても、本
発明においては、これらをも、原稿及び照明に関する所
与の露光条件としてＣＣＤカメラによシ読み取シ、露光
条件の演算処理に反映されることになるので、オペレー
タがことさらにその対処をする必要はない。

以上述べたように、本発明によれば、製版レンズと等価
な位置に、ＣＣＤカメラなどの光電変換カメラを配置す
るようにして、照明条件の変動を正確に把握し、精度よ
く露光条件を決定でき、信頼性や操作性を飛躍的に高め
ることができる。

さらに、ＣＣＤカメラ等の固体撮像カメラをレンズ架前
面に取シ付け、本撮影用主光源を点灯しだ状態で測定す
るようにしているので、前述のピント面側光力式に比べ
て、光量は充分であシ、しかも、撮影倍率に変化があっ
ても、固体撮像カメラに入射する光の明るさには変化が
ないので、好条件で高精度の測定ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施するようにした製版カメラの一
例を示す図、 第２図（ａ）は、同カメラのレンズ架を示す図、第２図
ｆｂ）は、レンズ架側方にＣＣＤカメラを設置する要領
を示す図、 第３図は、本発明のコントロールブロックを示す図、 第４図は、本発明によシ実現される一般的な製版工程の
一例を示す図である。 ＋１１架台　（２）レンズ架 （３）フィルム架　（４）原稿架 （５）原稿　（６）（７ａ）（７ｂ）ランプ（８）製版
レンズ　（９）　（９）　ＣＣＤカメラＯＣ光軸　０υ
モニタスクリ一ン α２操作パネル台　αｅマイクロコンピュータＱυジョ
イスティック　（ハ）スイッチボード（至）〜σｅ各動
作ステップ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｆｌｌ　写真撮影装置のレンズ位置に移動自在に配設さ
   れた光電変換カメラと、前記光電変換カメラと電気的に
   接続された画像信号処理回路とを備えてなシ、前記光電
   変換カメラに入力された画像信号を、前記画像信号処理
   回路によって演算処理することによシ、所与の露光条件
   を測定するようにしたことを特徴とする写真撮影装置。 （２）光電変換カメラを固体撮像カメラとするとともに
   、レンズと択一的に光軸上の同一位置に移動可能とし、
   所与の露光条件を測定するときには、前記固体撮像カメ
   ラを露光時のレンズ位置まで移動させ、また写真撮影の
   ときには、レンズを所定のレンズ位置に移動させるよう
   にした特許請求の範囲第（１）項に記載の写真撮影装置
   。 （３）光電変換カメラには、前記画像信号処理回路と接
   続された駆動モータを設け、この駆動モータによシ、前
   記光電変換カメラの移動を行わせるようにした特許請求
   の範囲第（１）項又は第（２）項に記載の写真撮影装置
   。 （４）写真撮影装置の原稿保持部、レンズ保持部、感光
   材保持部、レンズ絞シの少なくとも１つに、画像信号処
   理回路と電気的に接続された駆動モータを配設し、前記
   画像信号処理回路からの演算結果にしたがって、前記各
   部の設定を自動的に行うようにした特許請求の範囲第（
   １）項ないし第（３）項のいずれかに記載の写真撮影装
   置。 （５）原稿保持部とレンズとの間の光軸上に配設さｔた
   光反射手段と、前記光反射手段によって反射された光軸
   上の前記レンズと等価な位置に配設さｔた光電変換カメ
   ラと、前記光電変換カメラと電気的に接続された画像信
   号処理回路とを備えてなシ、前記光反射手段を介して前
   記光電変換カメラに入力された画像信号を、前記画像処
   理回路によって演算処理することによシ、所与の露光条
   件を測定するようにしたことを特徴とする写真撮影装置
   。 （６）光反射手段が、ハーフミラ−である特許請求の範
   囲第（５）項に記載の写真撮影装置。 （７）光反射手段が、全反射ミラーである特許請求の範
   囲第（５）項に記載の写真撮影装置。 （８）光反射手段を移動可能とし、所与の露光条件を測
   定するときには、前記光反射手段を光軸上に位置せしめ
   、写真撮影のときには、前記光反射手段を光軸上から離
   脱させるようにしてなる特許請求の範囲第（５）項ない
   し第（７）項のいずれかに記載の写真撮影装置。 （９）写真撮影すべき原稿を、写真撮影装置の原稿保持
   部に載置し、固体撮像カメラを写真撮影する際の写真撮
   影装置のレンズ位置、又は前記レンズ位置と等価な位置
   に位置せしめ、原稿の照明を写真撮影のときの条件と同
   一に維持した状態で、前記原稿からの光を、前記固体撮
   像カメラで電気信号に変換し、前記電気信号を画像信号
   処理回路によシ演算することによって、原稿を写真撮影
   する際の所与の露光条件を測定することを特徴とする露
   光条件測定方法。 α＠　画像信号処理回路からの演算結果に基づいて、写
   真撮影装置の原稿保持部の位置、レンズ位置、感光材保
   持部の位置、レンズ絞シの少なくとも１つの値を決定す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（９）項に記載の
   露光条件測定方法。 （＋１）　決定値に基づいて、対応する原稿保持部の位
   置、レンズ位置、感光材保持部の位置、レンズ絞シの少
   なくとも１つを制御することを特徴とする特許請求の範
   囲第Ｑ（ｉ項に記載の露光条件測定方法。 ０２　固体撮像カメラに入射した光を変換した電気信号
   から、原稿の所望領域での露光条件を測定することを特
   徴とする特許請求の範囲第（９）項に記載の露光条件測
   定方法。