JPH09307700A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09307700A
JPH09307700A JP8120529A JP12052996A JPH09307700A JP H09307700 A JPH09307700 A JP H09307700A JP 8120529 A JP8120529 A JP 8120529A JP 12052996 A JP12052996 A JP 12052996A JP H09307700 A JPH09307700 A JP H09307700A
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JP
Japan
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image
sensor
solid
image pickup
light
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Application number
JP8120529A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kimura
力 木村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSセンサを使用することなく、高空間分
解能でかつ色情報の正確な画像信号が得られるようにす
る。 【解決手段】 ネガフィルム12を透過した光を光分岐
部材22、32等を通してLATDセンサ(ホトダイオ
ード)34でRGB毎に分割して受光すると共に、固体
撮像素子38上に結像させて撮像する。演算制御部46
は、固体撮像素子38から出力されるRGB画像色信号
を取り込み、取り込んだ画像色信号をLATDセンサ3
4のRGB出力比に等しくなるよう補正する。そして、
補正後の画像色信号を使って露光量を決定し、決定した
露光量に応じて調光フィルタ18及びブラックシャッタ
26を制御して焼付けを行う。これにより、高価なMO
Sセンサを使用せずに適性な焼付けを行え、しかも色情
報の正確な画像情報が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に係り、特
に写真フィルムに記録された画像を読み取る撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録された画
像に光を照射し、画像を透過した光を読み取ってRGB
各色の画像色信号に変換し、変換された画像色信号に基
づいてプリントを行う所謂デジタルプリントに関する技
術が提案されている。また、上記デジタルプリント以外
にも写真フィルムに記録された画像を読み取って画像色
信号を得、得られた画像色信号に基づいてCRT等のモ
ニタに画像を表示する画像表示装置が利用されている。
【0003】ところで、写真フィルムに記録された画像
をCRT等のモニタに表示したり、所定の記録材料へプ
リントする際には、適性に表示あるいはプリントできる
露光条件等を設定する必要がある。従来、前記露光条件
設定用のセンサとしてMOS型撮像素子(MOSセン
サ)が、また画像読み取り用のセンサとして固体撮像素
子(CCDセンサ)が各々使用されている。MOSセン
サは、低空間分解能ではあるが、色に関して条件を出す
ことができ、CCDセンサは、高空間分解能の画像情報
を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記M
OSセンサは、比較的高価であり、装置全体の高コスト
化を招くにも拘わらず、前記CCDセンサが色に関して
十分満足できる性能をもっていないため、適用せざるを
得ない、という問題があった。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、MOSセンサを使用することなく、高空間分解能で
かつ色情報の正確な画像信号を得ることができる撮像装
置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、写真フィルムに記録された画
像を読み取る撮像装置であって、前記写真フィルムを透
過した光による画像が結像される固体撮像素子と、前記
画像の透過光を受光して該画像の積算透過濃度をRGB
の各色毎に測定するための濃度測定用センサと、前記固
体撮像素子から出力されるRGB各色の画像色信号を前
記濃度測定用センサのRGBの出力により求めた画像の
RGB毎の積算透過濃度比に基づいて補正する補正手段
と、を備えている。
【0007】請求項1記載の発明では、写真フィルムを
透過した光による画像が固体撮像素子上に結像されて読
み取られると共に、前記画像の透過光が濃度測定用セン
サで受光されて画像の積算透過濃度がRGB各色毎に測
定される。ここで、濃度測定用センサとしては、ダイナ
ミックレンジ及び感度が高いホトダイオード、ホトトラ
ンジスタ、ホトマル等を使用することが好ましい。補正
手段では、前記固体撮像素子から出力されるRGBの画
像色信号が前記濃度測定用センサのRGBの出力により
求めた画像のRGB毎の積算透過濃度比に基づいて補正
される。
【0008】上記では、固体撮像素子から出力されるR
GBの画像色信号を濃度測定用センサのRGB出力によ
り求めた画像のRGB毎の積算透過濃度比、即ち測定し
た画像の色情報に応じて補正するので、固体撮像素子の
分光感度特性に拘わらず、正確な色情報をもつ画像色信
号を得ることができる。しかも、濃度測定用センサで測
定された画像の色情報に応じて固体撮像素子からの画像
色信号を補正することで、補正した画像色信号を使って
プリント時等の露光条件を決定できるので、従来のMO
Sセンサを使用する必要がなくなり、装置の低価格化を
図ることができる。すなわち、固体撮像素子からの画像
色信号を使って露光条件等を決定することにより、従来
のように露光条件設定用センサで画像情報を得る必要が
なくなり、高価なMOSセンサに代えて安価なホトダイ
オード等のセンサを使用できる。
【0009】なお、前記積算透過濃度比は、濃度測定用
センサの出力比に対応しているため、この濃度測定用セ
ンサの出力比に基づいて補正してやることが最も迅速に
処理することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記濃度測定用センサの出力に基づいて前
記固体撮像素子による撮像時のダイナミックレンジを変
更するダイナミックレンジ変更手段を、更に備えたこと
を特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明では、濃度測定用セン
サの出力に基づいて撮像時のダイナミックレンジを変更
するので、写真フィルムに記録された画像の濃度にかか
わらず、固体撮像素子から出力される画像色信号を最適
なレベルに調整できる。すなわち、前述のような濃度測
定用センサは、通常ダイナミックレンジ及び感度が高い
ため、画像の濃度に拘わらず画像の透過光を受光できる
のに対し、固体撮像素子にはダイナミックレンジが狭い
ため、画像の濃度によっては固体撮像素子の各画像が飽
和したり、小さすぎたりしてしまう。本発明では、撮像
時のダイナミックレンジを画像の濃度に基づいて変更す
るので、固体撮像素子から適切なレベルの画像色信号を
出力させることができる。なお、前記ダイナミックレン
ジを変更する方法としては、固体撮像素子の信号蓄積時
間(感度)を変化させる方法、固体撮像素子の入射光量
を変化させる方法等が挙げられる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記濃度測定用センサの分光感度
を、プリントすべき記録材料の分光感度に一致させるこ
とを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明では、固体撮像素子よ
り得られるRGBの画像色信号を、更にプリントすべき
記録材料の分光感度特性に合うよう補正できるので、前
記記録材料へのプリント時に正しい色を再現できる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項記載の発明において、前記濃度測定用セン
サが、前記透過光の光路上に配置されかつ前記固体撮像
素子へ至る光の一部を分岐させる光分岐手段による光分
岐方向に配置されていることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明では、固体撮像素子へ
至る画像を透過した光の一部を分岐させて濃度測定用セ
ンサによって正面から受光するので、前記画像の積算透
過濃度を正確に測定できる。
【0016】請求項5の発明は、前記請求項1乃至請求
項4のいずれか1項記載の発明において、前記補正手段
により補正された前記画像色信号に基づいてカラーフェ
リアの補正値を算出し、露光データを演算することを特
徴としている。
【0017】請求項5の発明では、補正後の画像色信号
を用いてカラーフェリアの補正値を算出し、算出結果に
基づいて露光データ(例えば、露光量)を得るため、固
体撮像素子のダイナミックレンジを有効利用でき、精度
の良い露光データを得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0019】図1には、本発明の撮像装置が適用される
写真焼付装置10が示されている。写真焼付装置10
は、ネガフィルムに記録された複数の画像を印画紙等の
記録材料にコマ毎に焼付ける画像焼付部10Aと、前記
複数の画像を読み取って画像データに変換し、変換され
た画像データに基づいてCRT等に画像を表示したり、
所謂インデックス画像の焼付け等を行う画像処理部10
Bと、から構成されている。画像焼付部10Aには、ネ
ガフィルム12を搬送して所定の画像コマを焼付位置に
位置決めするネガキャリア14が設けられている。ネガ
キャリア14の上方には、ハロゲンランプ等から成る白
色光源16、調光フィルタ18及び拡散ボックス20が
順に配置されている。白色光源16から射出した光は、
調光フィルタ18でRGB各色光の光量が調整(色補
正)された後、拡散ボックス20を介してネガフィルム
12を一様に照射する。ネガキャリア14の下方には、
結像レンズ系24、ブラックシャッタ26及び印画紙2
8が順に配置されており、前記ネガフィルム12を透過
した光による画像が結像レンズ系24によって印画紙2
8上に結像されて焼付けられるよう構成されている。
【0020】前記ネガフィルム12及び結像レンズ24
間の焼付光路Y中にはハーフプリズム等から成る第1の
光分岐部材22が配置されており、前記ネガフィルム1
2を透過した光の一部を焼付光路Yから分岐する。第1
の光分岐部材22によって分岐(反射)される光の光路
上には、レンズ30及び第2の光分岐部材32が順に配
置され、第1の光分岐部材22で分岐した光を更に2方
向に分岐する。
【0021】第2の光分岐部材32によって分岐(反
射)される一方の光の光路上には、二次元固体撮像素子
38が配置されており、第1の光分岐部材22によって
焼付光路Yから分岐された光がレンズ30及び第2の光
分岐部材32を通じて固体撮像素子38上に結像される
ようになっている。固体撮像素子38は、前記ネガフィ
ルム12を透過した光による画像を多数の領域に分割し
て読み取ると共に、分割された各領域の濃度をRGBの
3色に分解して測定し、測定したRGBの濃度情報を画
像色信号として出力端より出力する。固体撮像素子38
の信号出力端側には、増幅器40及びA/D変換器42
を介して画像メモリ44が接続されている。
【0022】前記第2の光分岐部材32によって分岐
(透過)される他方の光の光路上には、前記画像の積算
透過濃度(LATD)を測定するためのLATDセンサ
(本発明の濃度検出用光センサに対応する)34が配置
されている。LATDセンサ34は、R(赤)、G
(緑)、B(青)の3色に対応して3つのホトダイオー
ド(図示せず)を備えており、第1の光分岐部材22に
よって焼付光路Yから取り出された反射光をRGBの各
色成分に分解して各々受光する。なお、前記3つのホト
ダイオードの感度は予め印画紙28の分光感度に合うよ
うに設定されており、LATDセンサ34のRGBの出
力信号比が印画紙28の分光感度に合うよう調整され
る。さらに、LATDセンサ34は、ネガ面の平均的な
情報を出力するようピント面からずれせて配置され、ネ
ガの特定の箇所の情報をとらない位置になっている。
【0023】LATDセンサ34にはlog変換器36
を介して演算制御部46が接続されており、LATDセ
ンサ34で検知されたRGB各色光の光量に対応する信
号がlog変換器36でLATDを表す情報(以下「L
ATD情報」という)r、g、bに変換されて演算制御
部46に取り込まれる。演算制御部46は、CPU46
A、ROM46B、RAM46C、VRAM46D及び
入出力インターフェース(I/F)46Eを備えてお
り、これらはバス46Fを介して相互に接続されてい
る。
【0024】演算制御部46の入出力I/F46Eには
画像メモリ44が接続されており、固体撮像素子38か
ら出力されるRGBの画像色信号R0 、G0 、B0 が画
像メモリ44を通じて演算制御部46に取込まれる。演
算制御部46は、取込んだ画像色信号R0 、G0 、B0
をLATDセンサ34側からのLATD情報r、g、b
に基づいて補正し、補正後の画像色信号R1 、G1 、B
1 を使ってプリント時の露光制御を行う。また、演算制
御部46は、前記補正後の画像色信号R1 、G 1 、B1
を外部記憶装置52に記憶する。
【0025】演算制御部46の入出力I/F46Eに
は、また、固体撮像素子制御部50を介して固体撮像素
子38が接続されている。演算制御部46は、LATD
センサ34から取り込まれたLATD情報r、g、bに
基づいて固体撮像素子38の電子シャッター時間(信号
蓄積時間)Tを決定し、固体撮像素子制御部50に指示
する。固体撮像素子制御部50は、演算制御部46から
指示された時間Tで固体撮像素子38の電子シャッター
部(図示せず)を制御することによって、固体撮像素子
38の信号蓄積時間を前記LATDに応じて変更し、固
体撮像素子38から出力される画像色信号のレベルを調
整する。
【0026】また、演算制御部46の入出力I/F46
Eには、オペレータが各種のデータやコマンド等を入力
するためのキーボード54の他、画像表示装置としての
CRT56、外部記憶装置52に記憶された画像色信号
に基づいてプリントを行うデジタルプリント部58が接
続されている。
【0027】次に本第1の実施形態の作用を説明する。
ネガフィルム12に記録された画像をコマ毎に印画紙2
8へ焼付ける場合、オペレータは、まず現像済のネガフ
ィルム12をネガキャリア14にセットした後、キーボ
ード54上で所定のキー操作を行う。キーボード54の
所定のキーが操作されると、図2に示す撮像処理ルーチ
ンが実行される。
【0028】図2のルーチンにおいて、ステップ100
では、ネガフィルム12を搬送し、ネガフィルム12の
先頭側の画像コマを焼付位置に位置決めする。次のステ
ップ102では、前記焼付位置に位置決めされた画像の
測光を行う。すなわち、白色光源16を点灯させて位置
決めされた画像に光を照射すると共に、画像を透過した
光を第1の光分岐部材22、レンズ30及び第2の光分
岐部材32を通じてLATDセンサ34で受光させる。
このとき、ブラックシャッタ26は閉じられており、印
画紙28への画像の焼付は行われない。また、固体撮像
素子38の電子シャッター部は制御されておらず、固体
撮像素子38による画像の撮像も行われない。
【0029】次のステップ104では、LATDセンサ
34側から前記画像のRGB各色のLATD情報r、
g、bを取り込み、RAM46C等のメモリに記憶す
る。ステップ106では、取り込んだLATD情報に基
づいて固体撮像素子38の電子シャッター時間Tを決定
する。すなわち、固体撮像素子38の感度には十分なダ
イナミックレンジがないため、ネガフィルム12に記録
された画像の濃度によっては、固体撮像素子38の各画
素が飽和する可能性がある。このため、ステップ106
では、前記画像の濃度(LATD)に対応する固体撮像
素子感度に電子シャッター時間Tを決定する。ステップ
108では、決定した電子シャッター時間Tで画像の撮
像を行う。すなわち、電子シャッター時間Tを固体撮像
素子制御部50に指示することによって、固体撮像素子
制御部50で、指示された時間Tで固体撮像素子38の
電子シャッター部を開閉制御させる。これにより、固体
撮像素子38では、信号蓄積時間Tで信号の蓄積が行わ
れ、蓄積された信号が画像色信号として出力端から出力
される。
【0030】固体撮像素子38から出力されたRGBの
画像色信号R0 、G0 、B0 は、増幅器40及びA/D
変換器42を介して画像メモリ44に記憶される。この
とき、固体撮像素子38の電子シャッター時間Tを焼付
けすべき画像の濃度(LATD)に応じて定めているの
で、固体撮像素子38から出力される画像色信号R0
0 、B0 は略所定のレベルとなっている。
【0031】ステップ110では、前記画像色信号
0 、G0 、B0 を画像メモリ44から取込む。次のス
テップ112では、取り込んだ画像色信号R0 、G0
0 の比率を、前記LATDセンサ34のRGB出力比
(LATD情報r、g、bの比率)に等しくなるように
補正する。すなわち、ステップ112では、まずネガフ
ィルム12の種類を判断し、判断したネガフィルム12
の種類を選択基準としてROM40B内に記憶されてい
るテーブルを探索することにより、該テーブルから、ネ
ガフィルム12の種類に対応するマトリクス係数(補正
係数)Aを取り込む。次に、取り込んだマトリクス係数
Aを次の(1)式の行列式に代入し、画像色信号R1
1 、B1 を得る。
【0032】
【数1】
【0033】前記マトリクス係数Aは、補正後の画像色
信号R1 、G1 、B1 の各々の平均値の比がLATDセ
ンサ34からの出力r、g、bの比に極力等しくなるよ
うに定められている。このため、前記マトリクス係数A
で補正された後の画像色信号は、固体撮像素子38の分
光感度特性に拘わらず、LATDセンサ34を用いて測
定された実際の画像の色に則した色バランスとなり、画
像色信号の色情報が最適化される。なお、前記ネガフィ
ルム12を透過するRGB各色光の光量、即ちネガフィ
ルム12の透過分光特性は、ネガフィルムの種類によっ
て大きく変化するが、前記のようにネガフィルムの種類
毎に異なるマトリクス係数Aを用意しておき、ネガフィ
ルム12の種類によってマトリクス係数Aを選択させる
ことで、画像色信号の色情報は、ネガフィルム12の種
類に拘わらず、最適化される。
【0034】上記では、ROM46Bに記憶したテーブ
ルに、ネガフィルム12の種類毎に異なるマトリクス係
数Aを記憶させたが、更に画像の濃度毎に異なるマトリ
クス係数を記憶させてもよい。このようにネガ種及び濃
度毎にマトリクス係数を用意すれば、より高精度に画像
色信号を補正できる。
【0035】また、前記ネガフィルム12の種類を判断
する方法としては、オペレータによってキーボード54
を通じてネガフィルム12の種類を入力させる方法で
も、また、ネガフィルム12の種類を表す情報をネガフ
ィルム12に光学的又は磁気的に記録しておき、読取ヘ
ッドによって読み取る方法でもよい。
【0036】次のステップ114では、画像焼付時の露
光量EiをRGB毎に演算する。すなわち、前記補正後
の画像色信号を用いてカラーフェリアの補正値等を算出
し、算出結果に基づいて露光量Eiを演算する。なお、
前述した露光量Eiの演算を、前記補正後の画像色信号
に局所平滑処理を施して見かけ上の画素数(データ数)
を減らした上で行えば、前記演算を迅速に行うことがで
きる。
【0037】ステップ116では、前記露光量Eiの演
算の際に算出したカラーフェリア等の補正値を使用し
て、画像の表示及びデジタルプリント時の条件を決定す
る。このとき、画像をCRT56に表示し、必要があれ
ばオペレータが修正してもよい。
【0038】次のステップ118では焼付露光処理を行
う。この焼付露光処理では、前記演算した露光量Eiに
基づいて調光フィルタ18の位置を制御した後、ブラッ
クシャッタ26を開放する。これにより、白色光源16
から射出された光が調光フィルタ18、拡散ボックス2
0、ネガフィルム12、第1の光分岐部材22、結像レ
ンズ系24及びブラックシャッター28を順に通って印
画紙28に照射され、焼付位置に位置決めされた画像
(1コマ)が印画紙28上に焼付けられる。
【0039】ステップ120では、1本のネガフィルム
12に記録された全ての画像コマに対して上記の処理が
終了したか否かを判断する。ステップ120の判断が否
定された場合には印画紙28の紙送りを行ってステップ
100に戻り、上記操作を繰り返す。これにより、ネガ
フィルム12に記録された複数の画像が順に印画紙28
に焼付けられると共に、固体撮像素子38によって読み
取られる。固体撮像素子38より得られたRGBの画像
色信号は随時色情報が適性に補正された後、外部記憶装
置52に記憶される。ネガフィルム12に記録された複
数の画像について上記処理が全て終了すると、ステップ
120の判断が肯定されてルーチンを終了する。
【0040】なお、外部記憶装置52に記憶された画像
色信号は、適宜CRT56に送信されてCRT56に画
像表示され、オペレータに検定を行わせたり、また、デ
ジタルプリント部58に送信され、写真プリントの作成
に利用される。
【0041】以上説明したように、本実施の形態では、
固体撮像素子38から出力されるRGBの画像色信号
を、LATDセンサ34のRGBの出力比即ちLATD
センサ34を用いて測定した画像の色バランスに近くな
るように補正するので、固体撮像素子38の分光感度特
性がネガフィルム12の透過分光特性に合っていない場
合でも、RGBの画像色信号の色バランス(色情報)を
実際の画像の色に合わせることができる。このため、画
像色信号を用いてCRT56へ画像を表示したり、ある
いはデジタルプリント部58で所謂インデックスプリン
トを行う際に、正しい色を再現できるようになる。
【0042】また、本実施の形態では、前記補正後の画
像色信号に基づいて画像焼付時の露光量を決定し、決定
した露光量で焼付処理を行うので、従来のMOSセンサ
を使用する必要がなくなり、装置の低価格化を図れる。
すなわち、固体撮像素子38からの画像色信号を補正す
ることにより、補正後の画像色信号を用いてカラーフェ
リア補正値等を演算して適性な露光量を決定できるの
で、従来のようにMOSセンサ等によって画像情報を得
る必要はなくなり、画像の色情報のみを得ればよい。こ
のため、高価なMOSセンサ等に代えて安価なホトダイ
オード等のLATDセンサ34ですむ。
【0043】また、本実施の形態では、LATDセンサ
34の出力に基づいて固体撮像素子38の信号蓄積時間
(感度)を変更するので、濃いネガから薄いネガまでの
全てのネガに対して、常に最適なレベルの画像色信号を
固体撮像素子38から出力させることができる。しか
も、LATDセンサ34の出力に基づき固体撮像素子3
8の感度を変更することで、固体撮像素子の感度を段階
的に調整する場合に比し、固体撮像素子の感度を迅速に
変更して測光を迅速に行えるようになる。
【0044】また、本実施の形態では、図4に模式的に
示すように、ネガフィルム12の透過光の一部を第1の
光分岐部材22によって焼付光路Yから分岐し、分岐さ
れた光をLATDセンサ34で受光するので、図5に示
すネガフィルム12からの拡散光を受光する場合に比
べ、ネガ画像のLATDを正確に測定でき、画像色信号
の補正を正確に行うことができる。しかも、単一のLA
TDセンサ34で画像全域のLATDを均一に測定でき
るため、部品点数を増加させることもない。
【0045】なお、前述した実施の形態では、単一の固
体撮像素子38から出力されるRGBの画像色信号をL
ATDセンサ34のRGB出力比に基づいて補正した
が、図3に示す如く、ネガフィルム12の透過し、第1
及び第2の光分岐部材22、32によって分岐された光
を色分解プリズム60によってRGBの3色に分解し、
分解されたRGBの各色光を各々固体撮像素子38R、
38G、38Bによって読み取るようにしてもよい。こ
の場合、固体撮像素子38R、38G、38Bを各々図
示しない固体撮像素子制御部を介して演算制御部46に
接続し、演算制御部46で、LATDセンサ34からの
RGB出力比に応じて固体撮像素子38R〜38Bの電
子シャッター時間(信号蓄積時間)TR 、TG 、TB
各々独立して制御すれば、固体撮像素子38R〜38B
から、正確な色情報をもつRGBの画像色信号R0 ,G
0 、B0 を得ることができる。しかも、ネガフィルム1
2の透過光をRGB3色に分解して各々固体撮像素子3
8R〜38Bで撮像するので、より高空間分解能の画像
色信号を得ることもできる。
【0046】また、上記の実施形態では、光分岐部材2
2としてハーフプリズムを使用したが、焼付光路Y中に
配置した状態と焼付光路Yから退避した状態とに切り替
えることができる可動式の反射ミラーを使用してもよ
い。これによれば、ネガフィルム12の透過光をLAT
Dセンサ34で大きな光量を受光でき、画像のLATD
を正確に検出できる。また、LATDセンサ34の配置
部位としては、上述に限られず、例えばブラックシャッ
タ26に取り付けてもよい。
【0047】また、上記実施の形態では、LATDセン
サ34として、RGB3色に対応して3個のホトダイオ
ードを設けたが、本発明はこれに限られるものでなく、
例えばホトトランジスタ、ホトマル等を使用してもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
価なMOSセンサを使用することなく、高空間分解能で
色情報の正確な画像色信号を得ることができる、という
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される写真焼付装置を示す概略図
である。
【図2】画像焼付・撮像処理ルーチンを示したフローチ
ャートである。
【図3】写真焼付装置の他の例を示す概略図である。
【図4】写真フィルムの透過光を焼付光路から分岐して
受光する場合のLATDセンサの配置部位を説明するた
めの図である。
【図5】写真フィルムからの拡散光を受光する場合のL
ATDセンサの配置部位を説明するための図である。
【符号の説明】
10 写真焼付装置 12 ネガフィルム(写真フィルム) 28 印画紙(記録材料) 34 LATDセンサ(濃度測定用センサ) 38 固体撮像素子 46 演算制御部(補正手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された画像を読み取
    る撮像装置であって、 前記写真フィルムを透過した光による画像が結像される
    固体撮像素子と、 前記画像の透過光を受光して該画像の積算透過濃度をR
    GBの各色毎に測定するための濃度測定用センサと、 前記固体撮像素子から出力されるRGB各色の画像色信
    号を前記濃度測定用センサのRGBの出力により求めた
    画像のRGB毎の積算透過濃度比に基づいて補正する補
    正手段と、 を備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度測定用センサの出力に基づいて
    前記固体撮像素子による撮像時のダイナミックレンジを
    変更するダイナミックレンジ変更手段を、更に備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度測定用センサの分光感度を、プ
    リントすべき記録材料の分光感度に一致させることを特
    徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度測定用センサが、前記透過光の
    光路上に配置されかつ前記固体撮像素子へ至る光の一部
    を分岐させる光分岐手段による光分岐方向に配置されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段により補正された前記画像
    色信号に基づいてカラーフェリアの補正値を算出し、露
    光データを演算することを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項記載の撮像装置。
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