JPS6075554A - 析出硬化型プラスチツク金型用合金鋼 - Google Patents
析出硬化型プラスチツク金型用合金鋼Info
- Publication number
- JPS6075554A JPS6075554A JP18123083A JP18123083A JPS6075554A JP S6075554 A JPS6075554 A JP S6075554A JP 18123083 A JP18123083 A JP 18123083A JP 18123083 A JP18123083 A JP 18123083A JP S6075554 A JPS6075554 A JP S6075554A
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- Japan
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- alloy steel
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- treatment
- precipitation hardening
- wear resistance
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は析出硬化型プラスチック金型用合金鋼に関する
もので、C0,02%以下、Si O,10%以下、M
n O,10%以下、P O,015%以下、So、0
15%以下、Ni 12.0〜15.0 %、Mo9.
0〜11.0t16、Co13.0〜15、0 % 、
残部鉄および若干の不純物からなるマルエージング鋼で
あシ、約1000℃溶体化処理によってHRC35に軟
化するので機械加工が容易であ)、による寸法変化がき
わめて小さく、またTiを含有しないため、大気溶解に
よっても製造が可能であるという特徴を有するものであ
る。
もので、C0,02%以下、Si O,10%以下、M
n O,10%以下、P O,015%以下、So、0
15%以下、Ni 12.0〜15.0 %、Mo9.
0〜11.0t16、Co13.0〜15、0 % 、
残部鉄および若干の不純物からなるマルエージング鋼で
あシ、約1000℃溶体化処理によってHRC35に軟
化するので機械加工が容易であ)、による寸法変化がき
わめて小さく、またTiを含有しないため、大気溶解に
よっても製造が可能であるという特徴を有するものであ
る。
プラスチック金型用鋼としては、熱処理変形の小さいこ
と、加工性がよく、仕上面がきれいであること、十分な
強靭性を有すること、耐摩耗性の大きいことなどの性質
が必要である。とくに精密プラスチック金型の場合には
、熱処理による寸法変化の小さいことが要求されるので
、従来、18俤Niマルエージング鋼に窒化処理をほど
こしたものが使用されている0 18%Niマルエージング鋼は、18 ’1Ni 、
51Mo 。
と、加工性がよく、仕上面がきれいであること、十分な
強靭性を有すること、耐摩耗性の大きいことなどの性質
が必要である。とくに精密プラスチック金型の場合には
、熱処理による寸法変化の小さいことが要求されるので
、従来、18俤Niマルエージング鋼に窒化処理をほど
こしたものが使用されている0 18%Niマルエージング鋼は、18 ’1Ni 、
51Mo 。
9%Co 10−6 % Ti % 0−1%Alの化
学成分を有する低炭素マルテンサイト鋼であって、溶体
化処理すなわち820℃加熱後空冷処理によって’HR
C30〜32に軟化するので、加工が容易であシ、その
後480℃、3hの時効処理によって、HRC53に析
出硬化するが、この硬さでは耐摩耗性が不足するので、
480℃、4hのガス窒化処理をほどこして表面硬さを
Hv 800〜900に高くして、プラスチック金型に
使用されている。しかし、ガス窒化処理費が高いので用
途に制限をうける欠点がある。
学成分を有する低炭素マルテンサイト鋼であって、溶体
化処理すなわち820℃加熱後空冷処理によって’HR
C30〜32に軟化するので、加工が容易であシ、その
後480℃、3hの時効処理によって、HRC53に析
出硬化するが、この硬さでは耐摩耗性が不足するので、
480℃、4hのガス窒化処理をほどこして表面硬さを
Hv 800〜900に高くして、プラスチック金型に
使用されている。しかし、ガス窒化処理費が高いので用
途に制限をうける欠点がある。
本発明者は、時効処理のみによってHRC60以上に析
出硬化し、ガス窒化処理を必要としないプラスチック全
型用マルエージング鋼を得ることを目的として研究を重
ねた結果、Tlを添加しなくてもMoおよびCoを多く
添加することによって所期の目的が達せられるとの知見
に達した。すなわち、($) 次のごとき化学成ヘヲ有する合金鋼である。
出硬化し、ガス窒化処理を必要としないプラスチック全
型用マルエージング鋼を得ることを目的として研究を重
ねた結果、Tlを添加しなくてもMoおよびCoを多く
添加することによって所期の目的が達せられるとの知見
に達した。すなわち、($) 次のごとき化学成ヘヲ有する合金鋼である。
C81Mn P S Ni Mo Co Al!15.
0 11.0 15.0 0.25残部鉄および若干の
不純物よシなる。
0 11.0 15.0 0.25残部鉄および若干の
不純物よシなる。
次に、本発明合金鋼の組成限定理由を述べる。
Cはマルテンサイトの靭性を害するので0.02%以下
に限定した。
に限定した。
Slおよび出は脱酸・効果を有するが0.10%をこえ
ると靭性を低下するので、それぞれ0.10 %以下と
した。
ると靭性を低下するので、それぞれ0.10 %以下と
した。
PlSは不純物であシ、靭性を害するので、それぞれ0
.015−以下とした。
.015−以下とした。
Niは鋼をマルテンサイト組織とするために必要であシ
、またマルテンサイトを時効温度まで安定化させるのに
必要であるが、12.04未満ではその効果少なく、ま
た15%をこえると残留オーステナイトが生成されるの
で、12.0〜15.0%に限定した。
、またマルテンサイトを時効温度まで安定化させるのに
必要であるが、12.04未満ではその効果少なく、ま
た15%をこえると残留オーステナイトが生成されるの
で、12.0〜15.0%に限定した。
Moは金属間化合物Fe * Mo % Ni s M
oをっくル、時効処理によって析出硬化を生ずるのに必
要であるが、9.0%未満ではその効果少なく、また1
1.0%をこえると靭性を低下するので、9.0〜11
.0%とした。
oをっくル、時効処理によって析出硬化を生ずるのに必
要であるが、9.0%未満ではその効果少なく、また1
1.0%をこえると靭性を低下するので、9.0〜11
.0%とした。
AIは脱酸剤として添加し、また時効硬化性を改善する
が、0.01%未満ではその効果少なく、また0、25
%をこえると靭性を低下するので0.01〜0.25饅
とした。
が、0.01%未満ではその効果少なく、また0、25
%をこえると靭性を低下するので0.01〜0.25饅
とした。
CoはFa ! Mo % Ni s Moによる析出
硬化を促進するのに有効であるが、13−未満では効果
少なく、また15チをこえても効果の向上が少ないので
13.0〜15.0%とした。
硬化を促進するのに有効であるが、13−未満では効果
少なく、また15チをこえても効果の向上が少ないので
13.0〜15.0%とした。
上記組成の合金鋼は、950〜1050℃溶体化処理に
よってHuC35前後に軟化するので切削加工が可能で
あり、また、その後480℃、3h時効処理によって、
HRC62に析出硬化するので耐摩性が大である。また
Tiを含有しないため、大気溶解によっても製造が可能
である。
よってHuC35前後に軟化するので切削加工が可能で
あり、また、その後480℃、3h時効処理によって、
HRC62に析出硬化するので耐摩性が大である。また
Tiを含有しないため、大気溶解によっても製造が可能
である。
以下、実験結果によって本発明合金鋼の特性を説明する
。
。
第1表は供試材の化学成分を示す。
第2表は熱処理硬さを示す。18%Niマルエージング
鋼は時効処理によってHRC53にしか硬化しないが、
本発明合金鋼mは、HRC62,5の高い硬さに析出硬
化するので、18%Niマルエージング鋼よシも耐摩耗
性が著るしく大きい。しかも、時効処理による寸法変化
が、本発明合金鋼はO,Oaチの収縮であシ、非常に小
さい。
鋼は時効処理によってHRC53にしか硬化しないが、
本発明合金鋼mは、HRC62,5の高い硬さに析出硬
化するので、18%Niマルエージング鋼よシも耐摩耗
性が著るしく大きい。しかも、時効処理による寸法変化
が、本発明合金鋼はO,Oaチの収縮であシ、非常に小
さい。
以上説明したごとく、本発明合金鋼は約1000’C溶
体化処理によってHRC35に軟化するので切削加工が
可能でhF)、4so℃X3h時効処理によってHuC
62に析出硬化するので耐摩性が大きく、ガス窒化処理
を必要としない。また、時効処理による寸法変化が、ご
くわずかの収縮を示すのみであるため、精密プラスチッ
ク金型に最適である。
体化処理によってHRC35に軟化するので切削加工が
可能でhF)、4so℃X3h時効処理によってHuC
62に析出硬化するので耐摩性が大きく、ガス窒化処理
を必要としない。また、時効処理による寸法変化が、ご
くわずかの収縮を示すのみであるため、精密プラスチッ
ク金型に最適である。
第1表
第2表
代理人荒垣恒輝
Claims (1)
- 重量%でC0,02チ以下、Si0.10チ以下、Mn
0.10 %以下、Po、015%以下、80.01
5%以下、Nl 12.0〜15.0 %、Mo 9.
0〜11.0 q6、Co13.0〜15.0%、残部
鉄および若干の不純物からなシ、1000℃前後の溶体
化処理によってHRC35に軟化し、その後480℃前
後で数時間時効処理することによってHRC62に硬化
し、窒化などの表面硬化処理を必要とせず、時効処理に
よる寸法変化がきわめて小さいことを特徴とする析出硬
化型プラスチック金型用合金鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18123083A JPS6075554A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 析出硬化型プラスチツク金型用合金鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18123083A JPS6075554A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 析出硬化型プラスチツク金型用合金鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075554A true JPS6075554A (ja) | 1985-04-27 |
Family
ID=16097076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18123083A Pending JPS6075554A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 析出硬化型プラスチツク金型用合金鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075554A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113528975A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-10-22 | 首钢集团有限公司 | 盾牌用钢及其制备方法、盾牌及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5716116A (en) * | 1980-05-22 | 1982-01-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacture of ultra-high strength steel product having excellent ductility and toughness |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP18123083A patent/JPS6075554A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5716116A (en) * | 1980-05-22 | 1982-01-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacture of ultra-high strength steel product having excellent ductility and toughness |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113528975A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-10-22 | 首钢集团有限公司 | 盾牌用钢及其制备方法、盾牌及其制备方法 |
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