JPS62180033A - 高靭性耐摩耗鋼 - Google Patents
高靭性耐摩耗鋼Info
- Publication number
- JPS62180033A JPS62180033A JP2159686A JP2159686A JPS62180033A JP S62180033 A JPS62180033 A JP S62180033A JP 2159686 A JP2159686 A JP 2159686A JP 2159686 A JP2159686 A JP 2159686A JP S62180033 A JPS62180033 A JP S62180033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toughness
- steel
- forming
- wear resistance
- resisting steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 13
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 13
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 2
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 abstract description 8
- 230000032683 aging Effects 0.000 abstract description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 4
- 238000011282 treatment Methods 0.000 abstract description 3
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 abstract description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 229910001240 Maraging steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 229910000765 intermetallic Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000004881 precipitation hardening Methods 0.000 description 3
- -1 3TL Chemical class 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000282342 Martes americana Species 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 238000005482 strain hardening Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は成形ロール、成形用金型なとの工具、あるいは
印字用ドラ1〜ワイヤー、各種機構部品等に用いる高靭
性耐摩耗41klに関するものである。
印字用ドラ1〜ワイヤー、各種機構部品等に用いる高靭
性耐摩耗41klに関するものである。
p2に18%Niマルエージング↑閣は、1氏炭素マル
テンリイ1〜の11にFe2MO1Ni3MO及びNi
3TLなどの全屈間化合物を析出硬化させた鋼で、強靭
性を要する機械構造用材料として広く用いられており、
またこの鋼の強靭性を利用して冷間加工用工具材料とし
ての用途も開発されている。
テンリイ1〜の11にFe2MO1Ni3MO及びNi
3TLなどの全屈間化合物を析出硬化させた鋼で、強靭
性を要する機械構造用材料として広く用いられており、
またこの鋼の強靭性を利用して冷間加工用工具材料とし
ての用途も開発されている。
18%Niマルエージング鋼を工具用に使用する場合に
は、窒化処理を施して耐摩耗性を向上させている。しか
し窒化処理を施しても耐摩耗性が不十分なところから、
用途に制限を受けており、耐摩耗性の改善か強く望まれ
ている。
は、窒化処理を施して耐摩耗性を向上させている。しか
し窒化処理を施しても耐摩耗性が不十分なところから、
用途に制限を受けており、耐摩耗性の改善か強く望まれ
ている。
(問題点を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、TLを含有するマ
ルエージング鋼にCを添加すると、CはすべてTiと結
合して安定な硬い炭化物TLCを形成し、これによって
耐摩耗性が著しく向上することを知見し、更に検討の結
果高靭性耐摩耗鋼を開発したもので、C0,30〜1.
50wt%(以下wt%を%と略記)、Ni16.0〜
19.0%、Mo3.0〜6.0%、Co11,0〜1
4.0%、八ぶ0.02〜0.25%を含み、更にTL
をC含有量の4倍に1.6%を加えた量を下限とし、そ
の1.2侶を上限として含み、残部Feと不可避的不純
物からなることを特徴とするものである。
ルエージング鋼にCを添加すると、CはすべてTiと結
合して安定な硬い炭化物TLCを形成し、これによって
耐摩耗性が著しく向上することを知見し、更に検討の結
果高靭性耐摩耗鋼を開発したもので、C0,30〜1.
50wt%(以下wt%を%と略記)、Ni16.0〜
19.0%、Mo3.0〜6.0%、Co11,0〜1
4.0%、八ぶ0.02〜0.25%を含み、更にTL
をC含有量の4倍に1.6%を加えた量を下限とし、そ
の1.2侶を上限として含み、残部Feと不可避的不純
物からなることを特徴とするものである。
(作用〕
TLを含有するマルエージング鋼にCを添加すると、C
はTiとの親和力が非常に強いため、CはすべてTLと
結合してTLCを形成する。
はTiとの親和力が非常に強いため、CはすべてTLと
結合してTLCを形成する。
TLCはHV3000の高硬度を有づるため、マルエー
ジング鋼の耐摩耗性を著しく向上することができる。
ジング鋼の耐摩耗性を著しく向上することができる。
本発明において鋼の組成を上記の如く限定したのは次の
理由によるものである。
理由によるものである。
CはTjと結合して特殊炭化物TLCを形成し、鋼の耐
摩耗性を茗しく向上させるために添加したもので、その
含有量を0.30〜1.50%と限定したのは、0.3
0%未満ではその硬化が少なく、1.50%を越えると
靭性の低下が著しくなるためである。Si及びMnは1
悦酸の目的で添加したもので、その含有量をSio、2
0%以下、Mn0、20%以下と限定したのは、それぞ
れ0.20%を越えると靭性の低下か箸しくなるためで
ある。
摩耗性を茗しく向上させるために添加したもので、その
含有量を0.30〜1.50%と限定したのは、0.3
0%未満ではその硬化が少なく、1.50%を越えると
靭性の低下が著しくなるためである。Si及びMnは1
悦酸の目的で添加したもので、その含有量をSio、2
0%以下、Mn0、20%以下と限定したのは、それぞ
れ0.20%を越えると靭性の低下か箸しくなるためで
ある。
Niはマルテンサイト組織とすると共に、これを時効温
度まで安定化させるために添加したもので、その含有量
を16.0〜19゜0%と限定したのは16.0%未満
てはその効果が少なく、19.0%を越えると残留オー
スブナイトか生じて靭性を著しく低下するためである。
度まで安定化させるために添加したもので、その含有量
を16.0〜19゜0%と限定したのは16.0%未満
てはその効果が少なく、19.0%を越えると残留オー
スブナイトか生じて靭性を著しく低下するためである。
MoはFe及びNiと金属間化合物を形成させて析出硬
化させるために添加したもので、その含有量を3.0〜
8.0%と限定したのは、3,0%未満ではその効果が
少なく、6.0%を越えると靭性が低下するためである
。C○は析出硬化を促進させるために添加したもので、
その含有量を11.O〜14.0%と限定したのは、1
1%未満ではその効果が少なく、14.0%を越えると
効果の向上が少ないためである。AJ2はIIRIと共
に時効硬化性を向上させるために添加したもので、その
含有量を0.02〜0.25%と限定したのは、0.0
2%未満ではその効果が少なく、0.25%を越えると
靭性が低下するようになるためである。
化させるために添加したもので、その含有量を3.0〜
8.0%と限定したのは、3,0%未満ではその効果が
少なく、6.0%を越えると靭性が低下するためである
。C○は析出硬化を促進させるために添加したもので、
その含有量を11.O〜14.0%と限定したのは、1
1%未満ではその効果が少なく、14.0%を越えると
効果の向上が少ないためである。AJ2はIIRIと共
に時効硬化性を向上させるために添加したもので、その
含有量を0.02〜0.25%と限定したのは、0.0
2%未満ではその効果が少なく、0.25%を越えると
靭性が低下するようになるためである。
またTLは金属間化合物Ni3TLを形成して析出硬化
させると共に、特殊炭化物Ticを形成して耐摩耗性を
向上させるために添加するもので、その含有量をC含有
量の4倍に1.6%を加えた量を下限とし、その1.2
倍を上限と限定したのは、特殊炭化物TLCを形成する
のに必要なTjffiはC含有量の4倍であり、金属間
化合物Ni3TLの抽出物を生じさせるのに必要なTL
Nは1.6%となり、一方上限を越えると靭性が低下す
るためである。
させると共に、特殊炭化物Ticを形成して耐摩耗性を
向上させるために添加するもので、その含有量をC含有
量の4倍に1.6%を加えた量を下限とし、その1.2
倍を上限と限定したのは、特殊炭化物TLCを形成する
のに必要なTjffiはC含有量の4倍であり、金属間
化合物Ni3TLの抽出物を生じさせるのに必要なTL
Nは1.6%となり、一方上限を越えると靭性が低下す
るためである。
[実施例]
つぎに、本発明の効果を明確にするために実施例によっ
て説明する。
て説明する。
第1表は、供試材化学成分を示す。
記号Aは本発明鋼、Bは18%Niマルエージング鋼で
あり、記号CはS K D 11である。
あり、記号CはS K D 11である。
つぎに、第2表は熱処理硬さおよびシャルピー衝撃値を
示す。
示す。
本発明鋼記号Aは、溶体化処理状態では、HRC42,
5に軟化するが、530’CX2h時効によりFIRc
62.5に硬化する。
5に軟化するが、530’CX2h時効によりFIRc
62.5に硬化する。
また記号Aのシャルピー衝撃値は、記号Bの18%Ni
マルエージング鋼よりは、やや劣るが、S K D 1
1よりは、いちじるしく優れている。
マルエージング鋼よりは、やや劣るが、S K D 1
1よりは、いちじるしく優れている。
第3表 摩耗試験結果
第3表は、第2表に示す熱処理をほどこした試験片を用
い、S U J 2焼鈍材を相手月とし、大成式摩耗試
験機により摩耗試験を行ない、各回転速度における比摩
耗量を求めたもので、本発明鋼記号Aは、記号の5KD
11とほぼ同等であり、記号Bの18%Niマルエージ
ング鋼よりは、いちじるしく比摩耗量が少なく、耐摩耗
性が優れていることを示す。
い、S U J 2焼鈍材を相手月とし、大成式摩耗試
験機により摩耗試験を行ない、各回転速度における比摩
耗量を求めたもので、本発明鋼記号Aは、記号の5KD
11とほぼ同等であり、記号Bの18%Niマルエージ
ング鋼よりは、いちじるしく比摩耗量が少なく、耐摩耗
性が優れていることを示す。
(発明の効果〕
このように本発明によれば溶体化処理状態では比較的に
やわらかく、時効処理によって著しく硬化し、しかもマ
ルデンサイト基質に硬い特 “殊炭化物TLCが分散
するため、耐摩耗性が大きく、特に靭性が良好であるた
め、成形ロール、成形用金型などの工具、あるいは印字
用ドツトワイヤー、その他各種機構部品に使用し、その
耐用年数を著しく向上する等、工業上顕著な効果を秦す
るものである。
やわらかく、時効処理によって著しく硬化し、しかもマ
ルデンサイト基質に硬い特 “殊炭化物TLCが分散
するため、耐摩耗性が大きく、特に靭性が良好であるた
め、成形ロール、成形用金型などの工具、あるいは印字
用ドツトワイヤー、その他各種機構部品に使用し、その
耐用年数を著しく向上する等、工業上顕著な効果を秦す
るものである。
Claims (1)
- C0.30〜1.50wt%、Si0.20wt%以下
、Mn0.20%wt以下、Ni16.0〜19.0w
t%、Mo3.0〜6.0wt%、Co11.0〜14
.0wt%、Al0.02〜0.25wt%を含み、更
にTiをC含有量の4倍に1.6wt%を加えた量を下
限とし、その1.2倍を上限として含み、残部Feと不
可避的不純物からなる高靭性耐摩耗鋼
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159686A JPS62180033A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 高靭性耐摩耗鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159686A JPS62180033A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 高靭性耐摩耗鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62180033A true JPS62180033A (ja) | 1987-08-07 |
Family
ID=12059414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2159686A Pending JPS62180033A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 高靭性耐摩耗鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62180033A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102071378A (zh) * | 2011-01-14 | 2011-05-25 | 南京信息工程大学 | 一种耐磨钢材料及制备方法 |
RU2487958C2 (ru) * | 2011-03-11 | 2013-07-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Камская государственная инженерно-экономическая академия" (ИНЭКА) | Суспензионная литая дисперсионно-твердеющая ферритокарбидная штамповая сталь |
CN110055462A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-07-26 | 东北大学 | 一种双尺度TiC粒子复合强化低合金超级耐磨钢及其制造方法 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP2159686A patent/JPS62180033A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102071378A (zh) * | 2011-01-14 | 2011-05-25 | 南京信息工程大学 | 一种耐磨钢材料及制备方法 |
RU2487958C2 (ru) * | 2011-03-11 | 2013-07-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Камская государственная инженерно-экономическая академия" (ИНЭКА) | Суспензионная литая дисперсионно-твердеющая ферритокарбидная штамповая сталь |
CN110055462A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-07-26 | 东北大学 | 一种双尺度TiC粒子复合强化低合金超级耐磨钢及其制造方法 |
CN110055462B (zh) * | 2019-04-25 | 2020-05-05 | 东北大学 | 一种双尺度TiC粒子复合强化低合金超级耐磨钢及其制造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5714114A (en) | High hardness martensitic stainless steel with good pitting corrosion resistance | |
US5503797A (en) | Stainless steel for case hardening with nitrogen | |
JPH028350A (ja) | 耐熱耐摩耗性鉄基焼結合金 | |
JP3438121B2 (ja) | プラスチツク用金型用の合金 | |
CA1149198A (en) | Lens quality die steel | |
US5666634A (en) | Alloy steel powders for sintered bodies having high strength, high fatigue strength and high toughness, sintered bodies, and method for manufacturing such sintered bodies | |
JPH10504354A (ja) | 耐孔食性の優れた高硬度マルテンサイト系ステンレス鋼 | |
WO1993024671A1 (en) | Steel for ball and roller bearings | |
JPH0693375A (ja) | 浸炭ギア製造用ホウ素処理鋼 | |
JPS62180033A (ja) | 高靭性耐摩耗鋼 | |
JPH04231438A (ja) | 析出硬化性工具鋼 | |
JPS6029446A (ja) | 精密プラスチツク金型部品用合金鋼 | |
EP0274542A1 (en) | Alloy steel powder for powder metallurgy | |
JPS62136555A (ja) | 高疲労強度耐摩耐食部品用鋼線 | |
JPH01119645A (ja) | 粉末高速度鋼 | |
JPS5677365A (en) | Die steel | |
JP3931230B2 (ja) | 窒化層を有する超微細粒鋼 | |
JPH08134623A (ja) | 炭化物分散浸炭鋼部品 | |
JPS62164850A (ja) | 耐摩耗性鉄系焼結合金及びその製造法 | |
JPH04228536A (ja) | 耐摩耗性に優れた鋼 | |
JPH02163348A (ja) | 切削用高硬度ステンレス鋼 | |
JPH07138701A (ja) | 窒化用鋼 | |
SU1145047A1 (ru) | Штампова сталь | |
JPS60215743A (ja) | 耐摩耗鋼 | |
JPH108199A (ja) | 浸炭硬化性に優れた肌焼鋼 |