JPS609857A - 精密プラスチツク金型用鋼 - Google Patents
精密プラスチツク金型用鋼Info
- Publication number
- JPS609857A JPS609857A JP11567583A JP11567583A JPS609857A JP S609857 A JPS609857 A JP S609857A JP 11567583 A JP11567583 A JP 11567583A JP 11567583 A JP11567583 A JP 11567583A JP S609857 A JPS609857 A JP S609857A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- treatment
- less
- nitriding
- subjected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
プラスチックの成形金型用鋼としては、熱処理変形、熱
処理ひずみの小さいこと、加工性がよく仕上面がきれい
であること、十分な強靭性を有すること、窒化による表
面硬化が可能なこと、耐熱性、耐酸化性に優れ熱膨張係
数の小さいことなどの性質が必要である。とくに、精密
プラスチック金型および部品の、場合には、熱処理によ
る寸法変化の小さいことが要求されるので、従来、析出
硬化型の/ g Ni −jMo−9Oo型のマルエー
ジング鋼が用いられている。
処理ひずみの小さいこと、加工性がよく仕上面がきれい
であること、十分な強靭性を有すること、窒化による表
面硬化が可能なこと、耐熱性、耐酸化性に優れ熱膨張係
数の小さいことなどの性質が必要である。とくに、精密
プラスチック金型および部品の、場合には、熱処理によ
る寸法変化の小さいことが要求されるので、従来、析出
硬化型の/ g Ni −jMo−9Oo型のマルエー
ジング鋼が用いられている。
/fNi −jMn−9Oo型マルエージング鋼は。
/E%N+、J%No、9%On、θ、乙%Ti、θ、
/%AR,の化学成分の低炭素マルテンサイト鋼であっ
て、溶体化処理すなわちと20℃加熱後空冷処理によっ
て、HRC30〜3.2に軟化するので加工が容易に行
われ、その後ttgθ’c、’x、hのガス窒化処理に
より表面はHv gθθ〜りθθに硬化し。
/%AR,の化学成分の低炭素マルテンサイト鋼であっ
て、溶体化処理すなわちと20℃加熱後空冷処理によっ
て、HRC30〜3.2に軟化するので加工が容易に行
われ、その後ttgθ’c、’x、hのガス窒化処理に
より表面はHv gθθ〜りθθに硬化し。
内部はHnC,Sθ〜jグに析出硬化することができる
。また、窒化による膨張が時効硬化による収縮に打ち消
されて、熱処理による寸法変化がきわめて小さいという
長所を有する。また、窒化処理を行わない場合には、ご
くわずかの収縮を示し。
。また、窒化による膨張が時効硬化による収縮に打ち消
されて、熱処理による寸法変化がきわめて小さいという
長所を有する。また、窒化処理を行わない場合には、ご
くわずかの収縮を示し。
やはシ、他鋼種よシも寸法変化が小さいという特長があ
る。したがって、 /ffNi −jMo−9C。
る。したがって、 /ffNi −jMo−9C。
型マルエージング佃は精密プラスチック成形型用および
押出ピンなどに好適であるが、 Coを9%も含有する
ため価格が非常に高く、用途に制限を受ける欠点がある
。
押出ピンなどに好適であるが、 Coを9%も含有する
ため価格が非常に高く、用途に制限を受ける欠点がある
。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、
/gNr−jMo−9Oo型マルエージング鋼よりも価
格の安い経済的な精密プラスチック金型を提供すること
を目的とするものである。尚本発明の鋼は押出ピン用鋼
としても用いられる。
/gNr−jMo−9Oo型マルエージング鋼よりも価
格の安い経済的な精密プラスチック金型を提供すること
を目的とするものである。尚本発明の鋼は押出ピン用鋼
としても用いられる。
而して/にN i −5Mo−ワCO型マルエージング
鋼は、低炭素1g%Niマルテンサイトの基質にMo、
Tiの金属間化合物を析出硬化させて強度を高めたもの
で、9%Onの添加はMOによる析出硬化の促進を目的
としたものである。
鋼は、低炭素1g%Niマルテンサイトの基質にMo、
Tiの金属間化合物を析出硬化させて強度を高めたもの
で、9%Onの添加はMOによる析出硬化の促進を目的
としたものである。
本発明者はCo無添加のマルエージング鋼について研究
を重ねた結果、主としてTiの金属間化合物Ni3Ti
の析出硬化を利用すれば、 Co無添加でも十分、/に
Ni −jMo−9Co型マルエージング鋼相当の性能
が得られることを発見した。
を重ねた結果、主としてTiの金属間化合物Ni3Ti
の析出硬化を利用すれば、 Co無添加でも十分、/に
Ni −jMo−9Co型マルエージング鋼相当の性能
が得られることを発見した。
すなわち、 Tiを/、77〜2.θ係と多(1,、M
oは/J−2,79チとし、O,P、Sなどの不純物を
いちじるしく低く制限して1次のごとき化学成分(%)
の鋼を真空誘導炉溶解によって製造すれば、(3) 約に2θ℃溶体化処理、4/gθ℃時効処理によって)
IRQ ! /の硬度が得られることを発見した。
oは/J−2,79チとし、O,P、Sなどの不純物を
いちじるしく低く制限して1次のごとき化学成分(%)
の鋼を真空誘導炉溶解によって製造すれば、(3) 約に2θ℃溶体化処理、4/gθ℃時効処理によって)
IRQ ! /の硬度が得られることを発見した。
OSi Mn P S Ni Mo AJ!T+残部鉄
および若干の不純物よりなる鋼である。
および若干の不純物よりなる鋼である。
次に本発明鋼の組成限定理由を述べる。Cは低炭素マル
テンサイトの靭性を害し、またTi と結合してTiO
’iつくって靭性を低下させるのでθθ2チ以下とし、
SiおよびMnは脱酸効果を有するが0..2%をこ
えると靭性を低下するので、それぞれθ0.2チ以下と
した。
テンサイトの靭性を害し、またTi と結合してTiO
’iつくって靭性を低下させるのでθθ2チ以下とし、
SiおよびMnは脱酸効果を有するが0..2%をこ
えると靭性を低下するので、それぞれθ0.2チ以下と
した。
P、Sは不純物であシ、靭性を害するので、それぞれθ
、θ/jチ以下とする。Niは鋼をマルテンサイト組織
とするために必要であシ、またマルチ(4) ンサイトを時効温度まで安定化させるのに必要であるが
、/j、θ係未満ではその効果少なく、また2θ%’(
rこえると残留オーステナイトがあられnてくるので/
j、θ〜コθ、θチの範囲であるのが良い。Moはre
およびNiと金属間化合物Pe2Mo、N13Moをつ
くり1時効処理によって析出硬化を生ずるのに必要であ
るが、/、j%未満ではその効果少なく、またコ、7り
俤をこえても効果の向上が少ないので/1−−2.79
%とした。A2は脱酸剤として添加し、また時効硬化性
を改善するが、θコ5St−こえると靭性を低下するの
でρθ2〜θ、2jチとした。Tiは金属間化合物Ni
3 Tiを形成して。
、θ/jチ以下とする。Niは鋼をマルテンサイト組織
とするために必要であシ、またマルチ(4) ンサイトを時効温度まで安定化させるのに必要であるが
、/j、θ係未満ではその効果少なく、また2θ%’(
rこえると残留オーステナイトがあられnてくるので/
j、θ〜コθ、θチの範囲であるのが良い。Moはre
およびNiと金属間化合物Pe2Mo、N13Moをつ
くり1時効処理によって析出硬化を生ずるのに必要であ
るが、/、j%未満ではその効果少なく、またコ、7り
俤をこえても効果の向上が少ないので/1−−2.79
%とした。A2は脱酸剤として添加し、また時効硬化性
を改善するが、θコ5St−こえると靭性を低下するの
でρθ2〜θ、2jチとした。Tiは金属間化合物Ni
3 Tiを形成して。
時効硬化を生ずるのに必要で、/、7/1未満では。
その効果少なく、また2、θチヲこえると靭性を低下す
るので/、77〜コ、θ係とした。
るので/、77〜コ、θ係とした。
本組成の鋼は、溶体化処理によって硬さは)IRO3θ
〜32に軟化するため切削加工が可能であシ。
〜32に軟化するため切削加工が可能であシ。
また<tgθ℃×3h時効処理によってHRC3/に析
出硬化する。
出硬化する。
以下、実験結果によって本発明の詳細な説明する。第1
表は供試材化学成分を示す。試料Aは/ g Ni −
3Mo −9Co型マルエージング鋼であシ、試料Bは
本発明鋼であり、つぎに第2表は熱処理硬さを示したも
のである。本発明鋼試料Bは試料Aとほぼ同−硬さに析
出硬化することができ第1表 供試材化学成分 第2表 熱処理硬さ る。また、第3表は試料A、Bの/θ嗣角試片をガス窒
化したのちの表面硬さおよび窒化拡散層深さを示したも
のであり1本発明鋼試料Bは、試料Aとほぼ同一の窒化
特性を有することがわかる。
表は供試材化学成分を示す。試料Aは/ g Ni −
3Mo −9Co型マルエージング鋼であシ、試料Bは
本発明鋼であり、つぎに第2表は熱処理硬さを示したも
のである。本発明鋼試料Bは試料Aとほぼ同−硬さに析
出硬化することができ第1表 供試材化学成分 第2表 熱処理硬さ る。また、第3表は試料A、Bの/θ嗣角試片をガス窒
化したのちの表面硬さおよび窒化拡散層深さを示したも
のであり1本発明鋼試料Bは、試料Aとほぼ同一の窒化
特性を有することがわかる。
第3表 窒化特性
(7)
プラスチック成形金型或いは押出ピンであって。
耐摩耗性を必要とする場合には、溶体化処理状態で加工
したのち、906℃前後に数時間加熱する窒化処理を行
なうが、この処理によって表面硬さは)Iv9θθと高
くなシ、同時に内部もHRO5/に析出硬化し、耐摩耗
性と強靭性が同時に附与さn、しかも窒化による膨張が
析出硬化による収縮によって打消されるため1寸法変化
が非常に小さいという特徴を有する。
したのち、906℃前後に数時間加熱する窒化処理を行
なうが、この処理によって表面硬さは)Iv9θθと高
くなシ、同時に内部もHRO5/に析出硬化し、耐摩耗
性と強靭性が同時に附与さn、しかも窒化による膨張が
析出硬化による収縮によって打消されるため1寸法変化
が非常に小さいという特徴を有する。
以上説明したごとく、本発明鋼は、OO1θ、2チ以上
、 Siθ、βθチ以下、MnO,,2θチ以下、Pθ
。
、 Siθ、βθチ以下、MnO,,2θチ以下、Pθ
。
θ/jチ以下、S/2θ/j%以下、Ni/j、θ〜2
θ、θチ、Mo /、3 = J79 % 、 A11
.θ、θコ〜θ、、!Sチ、Ti/、7/〜コ、θ係残
部鉄および若干の不純物からなり、溶体化処理後加工し
、その後q7θ(8) ℃前後で数時間ガス窒化処理を行なうことにより。
θ、θチ、Mo /、3 = J79 % 、 A11
.θ、θコ〜θ、、!Sチ、Ti/、7/〜コ、θ係残
部鉄および若干の不純物からなり、溶体化処理後加工し
、その後q7θ(8) ℃前後で数時間ガス窒化処理を行なうことにより。
表面硬化と同時に内部はHRO3/前後に析出硬化する
ことを特徴とし、無coのため価格が比較的安価であり
、精密プラスチック金型用鋼として好適のものである。
ことを特徴とし、無coのため価格が比較的安価であり
、精密プラスチック金型用鋼として好適のものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量%でCθ、θ2チ以下、 Siθ1.2θチ以下。 Mn O,2θチ以下、Po、θ/S%以下、Sθ、θ
/、ff%以下、 Ni / 、5.θ〜2θ、0 %
、 Mo /、5−.2.79 % 。 Afl、θ、θコ〜θ、コjチ、Ti/、7/〜コ、θ
チ残部鉄および若干の不純物からなり、約に2θ℃溶体
化処理後、&70℃前後で数時間ガス窒化処理を行なう
ことによ91表面硬化と同時に内部が81057前後に
析出硬化することを特徴とする精密プラスチック金型用
鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11567583A JPS609857A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 精密プラスチツク金型用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11567583A JPS609857A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 精密プラスチツク金型用鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS609857A true JPS609857A (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=14668502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11567583A Pending JPS609857A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 精密プラスチツク金型用鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609857A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1176224A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Nitrided maraging steel and method of manufacturing thereof |
JP2016505092A (ja) * | 2012-12-24 | 2016-02-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 駆動ベルト用リングセットの製造方法における熱処理プロセス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5741351A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-08 | Kobe Steel Ltd | Super-hightensile steel |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP11567583A patent/JPS609857A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5741351A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-08 | Kobe Steel Ltd | Super-hightensile steel |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1176224A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Nitrided maraging steel and method of manufacturing thereof |
US6733600B2 (en) | 2000-07-24 | 2004-05-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Nitrided maraging steel and method of manufacture thereof |
JP2016505092A (ja) * | 2012-12-24 | 2016-02-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 駆動ベルト用リングセットの製造方法における熱処理プロセス |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007077411A (ja) | 疲労強度および摩耗特性にすぐれた機械構造部品とその製造方法 | |
JPS6029446A (ja) | 精密プラスチツク金型部品用合金鋼 | |
KR101044741B1 (ko) | 가열 경화 강판의 제조방법과 그 방법에 의해 제조된 강판및 부품 | |
JP2906996B2 (ja) | 冷間鍛造性及び疲労特性に優れた窒化鋼部材の製造方法 | |
JPS609857A (ja) | 精密プラスチツク金型用鋼 | |
JP4946617B2 (ja) | 軟窒化処理用鋼板およびその製造方法 | |
JPH0559488A (ja) | 機械加工性の優れた析出硬化型高強度軟窒化用鋼 | |
JP2588057B2 (ja) | 金型用型材の製造方法 | |
JPH1150203A (ja) | 表面高硬度、高耐食性、高靭性マルテンサイト系ステンレス鋼 | |
JPS6036646A (ja) | 精密プラスチツク金型用鋼 | |
JPS5916948A (ja) | 軟窒化用鋼 | |
JPH0254403B2 (ja) | ||
JP2885061B2 (ja) | 疲労特性に優れた窒化鋼部材の製造方法 | |
JP3907986B2 (ja) | 冷間加工性と結晶粒度特性に優れた肌焼き鋼の製造方法 | |
JPS6075554A (ja) | 析出硬化型プラスチツク金型用合金鋼 | |
JPS61177358A (ja) | 押出ピン用鋼 | |
JPH0214418B2 (ja) | ||
JPH0480347A (ja) | 耐食性に優れたステンレス鋼 | |
JPS624849A (ja) | AlおよびAl合金の熱間加工用金型 | |
KR0151662B1 (ko) | 고인성형 쾌삭 경면 플라스틱 금형강 및 그의 제조방법 | |
JPH0270056A (ja) | 窒化部品の製造方法 | |
JPS626614B2 (ja) | ||
JPH108199A (ja) | 浸炭硬化性に優れた肌焼鋼 | |
JPH07138701A (ja) | 窒化用鋼 | |
JP2907011B2 (ja) | 熱処理歪みの少ない窒化鋼部材の製造方法 |