JPH0480347A - 耐食性に優れたステンレス鋼 - Google Patents
耐食性に優れたステンレス鋼Info
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、耐食性に優れていることが要求される部品な
どの素材として好適に利用される耐食性に優れたステン
レス鋼に関するものである。 (従来の技術) 従来、部品の耐食性を向上させるためには、部品の素材
となる鋼中にM o 、 Cr 、 N i等の耐食性
向上元素を多量に添加することが有効であるとされてい
る。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、鋼中にMo、Cr、Ni等の耐食性向上
元素を多量に添加した場合には、鋼の冷間鍛造性を悪化
させることがあるという課題を有していた。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題にかんがみてなされた
もので、冷間鍛造性が良好であってニャネットシェイプ
の加工が可能であると共に耐食性が従来以上に優れてお
り、長期にわたって高い信頼性を維持することが可能で
ある部品の素材として好適な耐食性に優れたステンレス
鋼を提供することを目的としているものである。
どの素材として好適に利用される耐食性に優れたステン
レス鋼に関するものである。 (従来の技術) 従来、部品の耐食性を向上させるためには、部品の素材
となる鋼中にM o 、 Cr 、 N i等の耐食性
向上元素を多量に添加することが有効であるとされてい
る。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、鋼中にMo、Cr、Ni等の耐食性向上
元素を多量に添加した場合には、鋼の冷間鍛造性を悪化
させることがあるという課題を有していた。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題にかんがみてなされた
もので、冷間鍛造性が良好であってニャネットシェイプ
の加工が可能であると共に耐食性が従来以上に優れてお
り、長期にわたって高い信頼性を維持することが可能で
ある部品の素材として好適な耐食性に優れたステンレス
鋼を提供することを目的としているものである。
(課題を解決するための手段)
本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼は、重量%
で、C:0.015%以下、Si:4.0%以下、M
n : 0 、30%以下、P:0.030%以下、S
:0.015%以下、Cr:4〜30%、AfL:0.
01−10%、N:0.050%以下、0:0.010
%以下、および必要に応じてNb:1.5%以下、Ta
:1.5%以下、Ti:1.5%以下、Zr:1.5%
以下、V:1.5%以下のうちから選ばれる1種または
2種以上、同じく必要に応じてCu:5.0%以下、N
i:20.0%以下。 Mo:10.0%以下のうちから選ばれる1種または2
種以上、同じ〈必要に応じてPb:0.03〜0.30
%、Bi :0.002〜0.020%、Ca:0.0
02〜0.020%、Te:0.01〜0.20%、S
e:0.03〜0.30%のうちから選ばれる1種また
は2種以上を含み、残部Feおよび不純物よりなり、熱
処理により表面にAl203が形成されていて耐食性が
より向上したものとなっている構成としたことを特徴と
しており、必要に応じて研磨を施すことにより表面状態
が均一にそろったものとなっていて耐食性がさらに向上
したものとなっている構成としたことを特徴としており
、かかる耐食性に優れたステンレス鋼の構成を前述した
従来の課題を解決するための手段としている。 次に、本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼の成
分組成(重量%)の限定理由について説明する。 C:0.015%以下 Cは部材の耐食性や靭性を低下させると共に冷間鍛造性
を悪化させる元素でもあるので、C含有量の上限を0.
015%以下とした。 Si :4.0%以下 Siは耐食性を向上させる効果を有しているが、このよ
うな効果は4.0%程度で飽和し、4.0%を超える添
加は冷間鍛造性を著しく劣化させるので、Si含有量の
上限を4.0%とした。 Mn:0.30%以下 Mnが多量に含有されていると冷間鍛造性が損われるの
で、Mn含有量の上限を0.30%とした。 P:0.030%以下 Pが多量に含有されていると冷間鍛造性の低下を招くの
で、このような理由からP含有量の上限を0.030%
とした。 S:0.015%以下 Sが多量に含有されていると冷間鍛造性の低下を招くの
で、このような理由からS含有量の上限を0.015%
とした。 Cr:4〜30% Crは耐食性の向上に有効な元素であり、このような効
果を得るためにCr含有量を4%以上とした。しかし、
30%を超えて含有させた場合に冷間鍛造性の劣化につ
ながるので、Cr含有kYは30%以下とした。 Al:0.01〜10% Alは真空焼鈍等の熱処理によって部材の表面にA立2
03を形成して耐食性をより一層向上させるのに有効な
元素であると共に1体積抵抗の増加にも有効な元素であ
るので、これらの効果が得られるように0.01%以上
含有させることとした。しかし、10%よりも多く含有
させても効果の向上は得がたく、10%を超える含有は
むしろ冷間鍛造性の劣化につながるので、An含有間は
0.01〜10%の範囲とした。 N:0.050%以下 NはCと同様に部材の耐食性や靭性な低下させると共に
冷間鍛造性を悪化させる元素でもあるので、N含有量の
上限を0.050%とした。 0:0.010%以下 0は酸化物系の介在物を生成して冷間鍛造性を劣化させ
、また、低酸素含有量とすることによって保磁力を低下
させて電磁気特性を向上させるので、0含有量の上限を
0.010%とした。 Nb:1.5%以下、Ta:1.5%以下、Ti:1.
5%以下、Zr:1.5%以下、v:1.5%以下のう
ちから選ばれる1種または2種以上 CおよびNは前述したように冷m1鍛造性の悪化を招く
元素であるが、このCおよびNによる悪影響を軽減させ
るために、炭窒化物形成元素であるNb、Ta、Ti、
Zr、Vの1種または2種以上を必要に応じて添加し、
結晶粒の微細化をはかるようにすることも望ましい、そ
して、例えば、上述のようにC,Nの悪影響を軽減させ
るためにTiを添加すると、このTiはT i C、T
i Nの形成を促進し、冷間鍛造性および靭性を向上
させる。このような作用はNb、Ta、Zr、Vにおい
ても同様である。しかし、多く添加しすぎると冷間鍛造
性を悪化させたり、被削性を低下させたりして加工性能
を害するので、添加するとしてもそれぞれの元素の上限
を1.5%とした。 Cu:5.0%以下、Ni :20.0%以下。 Mo:10.0%以下のうちから選ばれる1種または2
種以上 Cu、Ni、Moは耐食性を向上させるのに有効な元素
であるので、これらの元素の1種または2種以上を必要
に応じて添加するのも良い、しかしながら、あまり多く
添加しすぎると冷間#9造性を悪化させるので、添加す
るとしてもCuについては5.0%以下、Niについて
は20.0%以下、MOについてはio、o%以下とす
る必要がある。 Pb:0.03〜0.30%、Bi:0.002〜0.
020%、Ca:0−.002〜0.020%、Te:
0.01〜0.20%、Se:0.03〜0.30%の
うちから選ばれる1種または2.!J以上 Pb、Bi 、Ca、Te、Seは被削性を向上させる
のに有効な元素であり、例えば冷間鍛造加工によって部
品の形状に近いニャネットシェイプの加工を行ったち微
細なドリル孔を形成する場合などにおける被削性を向上
させるのに有効な元素であるので、このような効果を得
るためにこれらの元素の1種または2種以上を必要に応
じて添加するのも良い、しかしながら、多量に添加する
と冷間鍛造性を低下させるので、このような特性を損わ
ない範囲内で添加するのが良く、Pbについては0.0
3〜0.30%、Biについては0.002〜0.02
0%、Caについては0.002〜0.020%、Te
については0.01〜0.20%、Seについては0.
03〜0.30%の範囲で必要に応じて添加するのもよ
い。 本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼は、上記し
た成分組成を有しているものであり、真空焼鈍等の熱処
理を施すことにより表面にAl203が形成されてこの
Al203の存在により耐食性がさらに向上したものと
なる。そして、このような表面でのAM、03の形成に
よる耐食性のより一層の向上を得るための熱処理を施す
場合には、全圧が10−”Torr〜10気圧、酸素分
圧が0≦Po2≦1(すなわち、0%≦Po2≦100
%)、温度が400℃〜1300℃の条件で行うように
することが望ましい。 また表面を研磨することによって表面状態が均一にそろ
ったものとすることにより耐食性のより一層の向上をは
かるようになすことができるようになり、この際の研磨
手段は適宜選択することが望ましい。 (発明の作用) 本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼は、上述し
た成分組成を有するものであるから、C,Si 、Mn
、P、S、N、Oの適切なる規制によって冷間鍛造性が
良好なものとなっており、また、Alの適量添加は引張
り強さを低く抑えたまま電気抵抗を高め、熱処理や表面
研磨により耐食性の著しい向上をもたらすので、高周波
用電磁材料への適用が有望となり、さらに、Nb。 Ta、Ti、Zr、Vを適量添加した場合の作用および
C,N、Oの規制によって結晶粒が微細化されたものと
なっており、さらにCr、Cu。 Ni、Moを適量添加した場合の作用によって耐食性も
良好なものとなっており、さらにまたPb、Bi、Ca
、Te、Seを適量添加した場合の作用によって被削性
も良好なものになっている。 (実施例) 第1表に示す成分組成のステンレス鋼を溶製したのち、
各ステンレス鋼の機械的性質、耐食性。 被削性、電気抵抗および磁束密度を調査した。これらの
結果を第2表に示す、なお、被削性の調査は2mmφの
ドリルを用いた穴あけ試験により行い、第2表において
、■は被削性が良好であったこと、0は被削性が普通程
度であったこと、Δは被削性があまり良くなかったこと
を示している。 また、第1表に示す各ステンレス鋼の大気ばくろ試験に
よる耐食性を評価するにあたり、表面研磨(# 400
)を行いかつ熱処理を施さなかった場合、表面研磨も熱
処理も行わなかった場合、および表面研磨を行わずかつ
熱処理(850℃X2hr;真空1O−5Torr)を
施した場合について、それぞれ耐食性の評価を行った。 これらの結果を同じく第2表に示す、なお、第2表の耐
食性評価において、Aは発錆が全くなかったこと、Bは
発錆が実質的になかったこと、Cは発錆がごくわずかに
あったこと、Dは発錆があったこと、Eは赤錆が発生し
たことを示している。 第1表および第2表に示すように、Cr含有量が少なす
ぎる比較例No、 lでは、耐食性にかなり劣ったも
のとなっていると共に、鉢植抵抗の増7IUが十分でな
いため1に気抵抗が著しく小さいものとなっており、ま
た、C含有量が多すぎる比較例No、 2では耐食性が
あまり良くないものとなっており、さらに、AM含有量
が多すぎる比較例No。 3では熱処理後の耐食性が良好なものとなっているが、
Ti、気抵抗が高い値を示し、引張強さが大であるため
冷間鍛造性に劣るとともに磁気特性および被削性に劣る
ものとなっており、さらにまた、Si含有量が多すぎる
比較例N084の場合は熱処理を施すことによって耐食
性がかえって劣るものとなっているとともに、引張強さ
が大で冷間鍛造性に劣ったものとなっており、さらにま
た。 An含有量が少なすぎる比較例N015の場合には熱処
理を施すことによって耐食性がかえって劣るものとなっ
ているとともに、電気抵抗が小さなものとなっており、
さらにまた、0含有量が多すぎる比較例N006の場合
には被削性および耐食性ならびに冷間鍛造性があまり良
くないものとなっていることが認められた。 これに対して、C,Si 、Mn、P、S、N。 0含有量を適切なる範囲内で規制すると共に、Cr、A
交合有量を適切なものとした本発明実施例No、 1
〜11では、表面研磨も熱処理も行わない場合に比べて
表面研磨を行った場合の方が耐食性により優れたものと
なっており、また、熱処理を施すことによって耐食性が
より一層向上したものとなっており、冷間鍛造性にも優
れていると共に電気抵抗、磁束密度も良好なものになっ
ており、さらに、Pb、Bi 、Ca、Te、5ecy
)うちの1種または2種以上を添加することによって被
削性のより一層の向上をはかることが可能であることが
確かめられた。 そして、本発明実施例N098と比較例N005の供試
材について、深さ1000スまでのオージェ・ニス力元
素強度分析を行ったところ、本発明実施例No、 8で
は、第1図に示すように、熱処理によってAnの外向拡
散を生じて表面にAn203が形成されることにより表
層部分のAM量およびO量が多くなっており1表面にA
す203が形成されて、熱処理時の脱Crが抑制される
と共に0の内向拡散を抑えることによって耐食性のより
一層の向上が実現されることが認められた。 これに対して比較例N025では、熱処理によって脱C
rを生ずるため熱処理後の耐食性がかえって熱処理前に
比べて劣るものとなっていることが認められた。
で、C:0.015%以下、Si:4.0%以下、M
n : 0 、30%以下、P:0.030%以下、S
:0.015%以下、Cr:4〜30%、AfL:0.
01−10%、N:0.050%以下、0:0.010
%以下、および必要に応じてNb:1.5%以下、Ta
:1.5%以下、Ti:1.5%以下、Zr:1.5%
以下、V:1.5%以下のうちから選ばれる1種または
2種以上、同じく必要に応じてCu:5.0%以下、N
i:20.0%以下。 Mo:10.0%以下のうちから選ばれる1種または2
種以上、同じ〈必要に応じてPb:0.03〜0.30
%、Bi :0.002〜0.020%、Ca:0.0
02〜0.020%、Te:0.01〜0.20%、S
e:0.03〜0.30%のうちから選ばれる1種また
は2種以上を含み、残部Feおよび不純物よりなり、熱
処理により表面にAl203が形成されていて耐食性が
より向上したものとなっている構成としたことを特徴と
しており、必要に応じて研磨を施すことにより表面状態
が均一にそろったものとなっていて耐食性がさらに向上
したものとなっている構成としたことを特徴としており
、かかる耐食性に優れたステンレス鋼の構成を前述した
従来の課題を解決するための手段としている。 次に、本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼の成
分組成(重量%)の限定理由について説明する。 C:0.015%以下 Cは部材の耐食性や靭性を低下させると共に冷間鍛造性
を悪化させる元素でもあるので、C含有量の上限を0.
015%以下とした。 Si :4.0%以下 Siは耐食性を向上させる効果を有しているが、このよ
うな効果は4.0%程度で飽和し、4.0%を超える添
加は冷間鍛造性を著しく劣化させるので、Si含有量の
上限を4.0%とした。 Mn:0.30%以下 Mnが多量に含有されていると冷間鍛造性が損われるの
で、Mn含有量の上限を0.30%とした。 P:0.030%以下 Pが多量に含有されていると冷間鍛造性の低下を招くの
で、このような理由からP含有量の上限を0.030%
とした。 S:0.015%以下 Sが多量に含有されていると冷間鍛造性の低下を招くの
で、このような理由からS含有量の上限を0.015%
とした。 Cr:4〜30% Crは耐食性の向上に有効な元素であり、このような効
果を得るためにCr含有量を4%以上とした。しかし、
30%を超えて含有させた場合に冷間鍛造性の劣化につ
ながるので、Cr含有kYは30%以下とした。 Al:0.01〜10% Alは真空焼鈍等の熱処理によって部材の表面にA立2
03を形成して耐食性をより一層向上させるのに有効な
元素であると共に1体積抵抗の増加にも有効な元素であ
るので、これらの効果が得られるように0.01%以上
含有させることとした。しかし、10%よりも多く含有
させても効果の向上は得がたく、10%を超える含有は
むしろ冷間鍛造性の劣化につながるので、An含有間は
0.01〜10%の範囲とした。 N:0.050%以下 NはCと同様に部材の耐食性や靭性な低下させると共に
冷間鍛造性を悪化させる元素でもあるので、N含有量の
上限を0.050%とした。 0:0.010%以下 0は酸化物系の介在物を生成して冷間鍛造性を劣化させ
、また、低酸素含有量とすることによって保磁力を低下
させて電磁気特性を向上させるので、0含有量の上限を
0.010%とした。 Nb:1.5%以下、Ta:1.5%以下、Ti:1.
5%以下、Zr:1.5%以下、v:1.5%以下のう
ちから選ばれる1種または2種以上 CおよびNは前述したように冷m1鍛造性の悪化を招く
元素であるが、このCおよびNによる悪影響を軽減させ
るために、炭窒化物形成元素であるNb、Ta、Ti、
Zr、Vの1種または2種以上を必要に応じて添加し、
結晶粒の微細化をはかるようにすることも望ましい、そ
して、例えば、上述のようにC,Nの悪影響を軽減させ
るためにTiを添加すると、このTiはT i C、T
i Nの形成を促進し、冷間鍛造性および靭性を向上
させる。このような作用はNb、Ta、Zr、Vにおい
ても同様である。しかし、多く添加しすぎると冷間鍛造
性を悪化させたり、被削性を低下させたりして加工性能
を害するので、添加するとしてもそれぞれの元素の上限
を1.5%とした。 Cu:5.0%以下、Ni :20.0%以下。 Mo:10.0%以下のうちから選ばれる1種または2
種以上 Cu、Ni、Moは耐食性を向上させるのに有効な元素
であるので、これらの元素の1種または2種以上を必要
に応じて添加するのも良い、しかしながら、あまり多く
添加しすぎると冷間#9造性を悪化させるので、添加す
るとしてもCuについては5.0%以下、Niについて
は20.0%以下、MOについてはio、o%以下とす
る必要がある。 Pb:0.03〜0.30%、Bi:0.002〜0.
020%、Ca:0−.002〜0.020%、Te:
0.01〜0.20%、Se:0.03〜0.30%の
うちから選ばれる1種または2.!J以上 Pb、Bi 、Ca、Te、Seは被削性を向上させる
のに有効な元素であり、例えば冷間鍛造加工によって部
品の形状に近いニャネットシェイプの加工を行ったち微
細なドリル孔を形成する場合などにおける被削性を向上
させるのに有効な元素であるので、このような効果を得
るためにこれらの元素の1種または2種以上を必要に応
じて添加するのも良い、しかしながら、多量に添加する
と冷間鍛造性を低下させるので、このような特性を損わ
ない範囲内で添加するのが良く、Pbについては0.0
3〜0.30%、Biについては0.002〜0.02
0%、Caについては0.002〜0.020%、Te
については0.01〜0.20%、Seについては0.
03〜0.30%の範囲で必要に応じて添加するのもよ
い。 本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼は、上記し
た成分組成を有しているものであり、真空焼鈍等の熱処
理を施すことにより表面にAl203が形成されてこの
Al203の存在により耐食性がさらに向上したものと
なる。そして、このような表面でのAM、03の形成に
よる耐食性のより一層の向上を得るための熱処理を施す
場合には、全圧が10−”Torr〜10気圧、酸素分
圧が0≦Po2≦1(すなわち、0%≦Po2≦100
%)、温度が400℃〜1300℃の条件で行うように
することが望ましい。 また表面を研磨することによって表面状態が均一にそろ
ったものとすることにより耐食性のより一層の向上をは
かるようになすことができるようになり、この際の研磨
手段は適宜選択することが望ましい。 (発明の作用) 本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼は、上述し
た成分組成を有するものであるから、C,Si 、Mn
、P、S、N、Oの適切なる規制によって冷間鍛造性が
良好なものとなっており、また、Alの適量添加は引張
り強さを低く抑えたまま電気抵抗を高め、熱処理や表面
研磨により耐食性の著しい向上をもたらすので、高周波
用電磁材料への適用が有望となり、さらに、Nb。 Ta、Ti、Zr、Vを適量添加した場合の作用および
C,N、Oの規制によって結晶粒が微細化されたものと
なっており、さらにCr、Cu。 Ni、Moを適量添加した場合の作用によって耐食性も
良好なものとなっており、さらにまたPb、Bi、Ca
、Te、Seを適量添加した場合の作用によって被削性
も良好なものになっている。 (実施例) 第1表に示す成分組成のステンレス鋼を溶製したのち、
各ステンレス鋼の機械的性質、耐食性。 被削性、電気抵抗および磁束密度を調査した。これらの
結果を第2表に示す、なお、被削性の調査は2mmφの
ドリルを用いた穴あけ試験により行い、第2表において
、■は被削性が良好であったこと、0は被削性が普通程
度であったこと、Δは被削性があまり良くなかったこと
を示している。 また、第1表に示す各ステンレス鋼の大気ばくろ試験に
よる耐食性を評価するにあたり、表面研磨(# 400
)を行いかつ熱処理を施さなかった場合、表面研磨も熱
処理も行わなかった場合、および表面研磨を行わずかつ
熱処理(850℃X2hr;真空1O−5Torr)を
施した場合について、それぞれ耐食性の評価を行った。 これらの結果を同じく第2表に示す、なお、第2表の耐
食性評価において、Aは発錆が全くなかったこと、Bは
発錆が実質的になかったこと、Cは発錆がごくわずかに
あったこと、Dは発錆があったこと、Eは赤錆が発生し
たことを示している。 第1表および第2表に示すように、Cr含有量が少なす
ぎる比較例No、 lでは、耐食性にかなり劣ったも
のとなっていると共に、鉢植抵抗の増7IUが十分でな
いため1に気抵抗が著しく小さいものとなっており、ま
た、C含有量が多すぎる比較例No、 2では耐食性が
あまり良くないものとなっており、さらに、AM含有量
が多すぎる比較例No。 3では熱処理後の耐食性が良好なものとなっているが、
Ti、気抵抗が高い値を示し、引張強さが大であるため
冷間鍛造性に劣るとともに磁気特性および被削性に劣る
ものとなっており、さらにまた、Si含有量が多すぎる
比較例N084の場合は熱処理を施すことによって耐食
性がかえって劣るものとなっているとともに、引張強さ
が大で冷間鍛造性に劣ったものとなっており、さらにま
た。 An含有量が少なすぎる比較例N015の場合には熱処
理を施すことによって耐食性がかえって劣るものとなっ
ているとともに、電気抵抗が小さなものとなっており、
さらにまた、0含有量が多すぎる比較例N006の場合
には被削性および耐食性ならびに冷間鍛造性があまり良
くないものとなっていることが認められた。 これに対して、C,Si 、Mn、P、S、N。 0含有量を適切なる範囲内で規制すると共に、Cr、A
交合有量を適切なものとした本発明実施例No、 1
〜11では、表面研磨も熱処理も行わない場合に比べて
表面研磨を行った場合の方が耐食性により優れたものと
なっており、また、熱処理を施すことによって耐食性が
より一層向上したものとなっており、冷間鍛造性にも優
れていると共に電気抵抗、磁束密度も良好なものになっ
ており、さらに、Pb、Bi 、Ca、Te、5ecy
)うちの1種または2種以上を添加することによって被
削性のより一層の向上をはかることが可能であることが
確かめられた。 そして、本発明実施例N098と比較例N005の供試
材について、深さ1000スまでのオージェ・ニス力元
素強度分析を行ったところ、本発明実施例No、 8で
は、第1図に示すように、熱処理によってAnの外向拡
散を生じて表面にAn203が形成されることにより表
層部分のAM量およびO量が多くなっており1表面にA
す203が形成されて、熱処理時の脱Crが抑制される
と共に0の内向拡散を抑えることによって耐食性のより
一層の向上が実現されることが認められた。 これに対して比較例N025では、熱処理によって脱C
rを生ずるため熱処理後の耐食性がかえって熱処理前に
比べて劣るものとなっていることが認められた。
本発明に係わる耐食性に優れたステンレス鋼は、上述し
た成分組成を有するものであるから、C,Si 、Mn
、P、S、N、Oの適切なる規制によって冷間鍛造性が
良好なものとなっており、また、AM、Nb、Ta、T
i 、Zr、Vを適量添加した場合の作用およびC,N
、Oの規制によって結晶粒が微細化されたものとなって
おり、さらに電磁気特性もより向上したものになってい
ると共に、Cr、Cu、Ni、Moを適量添加した場合
の作用によって耐食性も良好なものとなっており、Al
の適量添加によって真空焼鈍等の熱処理により表面にA
n、03が形成されるようにすることによって耐食性が
より向上したものとなっており、さらには表面状態が均
一なものとなっているようにすることによって耐食性が
さらに向上したものとなり、さらにまたPb、Bi。 Ca、Te、Seを適量銖加した場合の作用によって被
削性も良好なものになっていて、各種部品の耐食性およ
び冷間鍛造性の向上と合わせて電磁気特性を良好なもの
とすることが可能であり、部品の高い信頼性を長期にわ
たって維持することができるようなるという著しくゆれ
た効果がもたらされる。
た成分組成を有するものであるから、C,Si 、Mn
、P、S、N、Oの適切なる規制によって冷間鍛造性が
良好なものとなっており、また、AM、Nb、Ta、T
i 、Zr、Vを適量添加した場合の作用およびC,N
、Oの規制によって結晶粒が微細化されたものとなって
おり、さらに電磁気特性もより向上したものになってい
ると共に、Cr、Cu、Ni、Moを適量添加した場合
の作用によって耐食性も良好なものとなっており、Al
の適量添加によって真空焼鈍等の熱処理により表面にA
n、03が形成されるようにすることによって耐食性が
より向上したものとなっており、さらには表面状態が均
一なものとなっているようにすることによって耐食性が
さらに向上したものとなり、さらにまたPb、Bi。 Ca、Te、Seを適量銖加した場合の作用によって被
削性も良好なものになっていて、各種部品の耐食性およ
び冷間鍛造性の向上と合わせて電磁気特性を良好なもの
とすることが可能であり、部品の高い信頼性を長期にわ
たって維持することができるようなるという著しくゆれ
た効果がもたらされる。
第1図および第2図は各々本発明実施例No、 8およ
び比較例N005の供試材の表層部分におけるFe、C
r、Ai、O量を分析した結果を例示するグラフである
。
び比較例N005の供試材の表層部分におけるFe、C
r、Ai、O量を分析した結果を例示するグラフである
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、残部Feおよび不純物よりなり、熱処理によ
り表面にAl_2O_3が形成されていて耐食性がより
向上したものとなっていることを特徴とする耐食性に優
れたステンレス鋼。 (2)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、およびNb:1.5%以下、Ta:1.5%
以下、Ti:1.5%以下、Zr:1.5%以下、V:
1.5%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を
含み、残部Feおよび不純物よりなり、熱処理により表
面にAl_2O_3が形成されていて耐食性がより向上
したものとなっていることを特徴とする耐食性に優れた
ステンレス鋼。 (3)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、およびCu:5.0%以下、Ni:20.0
%以下、Mo:10.0%以下のうちから選ばれる1種
または2種以上を含み、残部Feおよび不純物よりなり
、熱処理により表面にAl_2O_3が形成されていて
耐食性がより向上したものとなっていることを特徴とす
る耐食性に優れたステンレス鋼。(4)重量%で、C:
0.015%以下、Si:4.0%以下、Mn:0.3
0%以下、P:0.030%以下、S:0.015%以
下、Cr:4〜30%、Al:0.01〜10%、N:
0.050%以下、O:0.010%以下、およびPb
:0.03〜0.30%、Bi:0.002〜0.02
0%、Ca:0.002〜0.020%、Te:0.0
1〜0.20%、Se:0.03〜0.30%のうちか
ら選ばれる1種または2種以上を含み、残部Feおよび
不純物よりなり、熱処理により表面にAl_2O_3が
形成されていて耐食性がより向上したものとなっている
ことを特徴とする耐食性に優れたステンレス鋼。 (5)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、およびNb:1.5%以下、Ta:1.5%
以下、Ti:1.5%以下、Zr:1.5%以下、V:
1.5%以下のうちから選ばれる1種または2種以上、
さらにCu:5.0%以下、Ni:20.0%以下、M
o:10.0%以下のうちから選ばれる1種または2種
以上を含み、残部Feおよび不純物よりなり、熱処理に
より表面にAl_2O_3が形成されていて耐食性がよ
り向上したものとなっていることを特徴とする耐食性に
優れたステンレス鋼。 (6)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、およびNb:1.5%以下、Ta:1.5%
以下、Ti:1.5%以下、Zr:1.5%以下、V:
1.5%以下のうちから選ばれる1種または2種以上、
さらにPb:0.03〜0.30%、Bi:0.002
〜0.020%、Ca:0.002〜0.020%、T
e:0.01〜0.20%、Se:0.03〜0.30
%のうちから選ばれる1種または2種以上を含み、残部
Feおよび不純物よりなり、熱処理により表面にAl_
2O_3が形成されていて耐食性がより向上したものと
なっていることを特徴とする耐食性に優れたステンレス
鋼。 (7)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、およびCu:5.0%以下、Ni:20.0
%以下、Mo:10.0%以下のうちから選ばれる1種
または2種以上、さらにPb:0.03〜0.30%、
Bi:0.002〜0.020%、Ca:0.002〜
0.020%、Te:0.01〜0.20%、Se:0
.03〜0.30%のうちから選ばれる1種または2種
以上を含み、残部Feおよび不純物よりなり、熱処理に
より表面にAl_2O_3が形成されていて耐食性がよ
り向上したものとなっていることを特徴とする耐食性に
優れたステンレス鋼。 (8)重量%で、C:0.015%以下、Si:4.0
%以下、Mn:0.30%以下、P:0.030%以下
、S:0.015%以下、Cr:4〜30%、Al:0
.01〜10%、N:0.050%以下、O:0.01
0%以下、およびNb:1.5%以下、Ta:1.5%
以下、Ti:1.5%以下、Zr:1.5%以下、V:
1.5%以下のうちから選ばれる1種または2種以上、
さらにCu:5.0%以下、Ni:20.0%以下、M
o:10.0%以下のうちから選ばれる1種または2種
以上、さらにまたPb:0.03〜0.30%、Bi:
0.002〜0.020%、Ca:0.002〜0.0
20%、Te:0.01〜0.20%、Se: 0.03〜0.30%のうちから選ばれる1種または2
種以上を含み、残部Feおよび不純物よりなり、熱処理
により表面にAl_2O_3が形成されていて耐食性が
より向上したものとなっていることを特徴とする耐食性
に優れたステンレス鋼。 (9)研磨により表面状態が均一にそろったものとなっ
ていて耐食性がさらに向上したものとなっていることを
特徴とする請求項第1項ないし第8項のいずれかに記載
の耐食性に優れたステンレス鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19525390A JP2917450B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 耐食性に優れたステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19525390A JP2917450B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 耐食性に優れたステンレス鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0480347A true JPH0480347A (ja) | 1992-03-13 |
JP2917450B2 JP2917450B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=16338060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19525390A Expired - Fee Related JP2917450B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 耐食性に優れたステンレス鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917450B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07118816A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-09 | Tohoku Tokushuko Kk | 粉末焼結電磁ステンレス鋼 |
JP2006518007A (ja) * | 2003-01-13 | 2006-08-03 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー ハンデルスボラーグ | 表面改質した析出硬化型ステンレス鋼 |
JP2013076153A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Disco Corp | ステンレス鋼 |
JP2017160494A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 日新製鋼株式会社 | Al含有フェライト系ステンレス鋼 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101833404B1 (ko) | 2017-08-04 | 2018-02-28 | 한국과학기술원 | 고강도 Fe―Cr―Ni―Al 멀티플렉스 스테인리스강 및 이의 제조방법 |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP19525390A patent/JP2917450B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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JP2006518007A (ja) * | 2003-01-13 | 2006-08-03 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー ハンデルスボラーグ | 表面改質した析出硬化型ステンレス鋼 |
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JP2017160494A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 日新製鋼株式会社 | Al含有フェライト系ステンレス鋼 |
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JP2917450B2 (ja) | 1999-07-12 |
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