JPH09194938A - 磁気特性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法 - Google Patents

磁気特性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法

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JPH09194938A
JPH09194938A JP244296A JP244296A JPH09194938A JP H09194938 A JPH09194938 A JP H09194938A JP 244296 A JP244296 A JP 244296A JP 244296 A JP244296 A JP 244296A JP H09194938 A JPH09194938 A JP H09194938A
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stainless steel
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magnetic
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JP244296A
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Hiroyuki Miyamoto
博之 宮本
Shinji Tsuge
信二 柘植
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気特性に優れるとともに、高い寸法精度を備
えたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法を
提供する。 【解決手段】重量%で、 C :0.015%以下、 Si:2%以下 Mn:2%以下、 Cr:10〜14%、 P :0.04%以下、 S :0.02%以下、 Ti:0.05〜0.4%、 Al:0.005〜0.1%、 N :0.015%以下、 Cu:0〜0.5%、 V :0〜0.5%、 Ni:0〜0.5%、 Mo:0〜1.0% を含有し、かつ、下記の(1)式および(2)式を満足
し、残部がFeおよび不可避の不純物からなるフェライ
ト系ステンレス鋼を冷間で成形加工した後、670〜7
50℃の温度で焼鈍処理を行うことを特徴とする磁気特
性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造
方法。 C+N≦0.02% (1) Ti/(C+N)≧5 (2) 元素記号:各元素の含有率(重量%)を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気特性に優れたフ
ェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法に関し、
さらに詳しくは、磁気特性に優れるとともに、高い寸法
精度を備えた磁気シ−ルド部材等の成形加工品の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼は耐食軟磁性
材料として、腐食環境下で用いられる電磁弁、磁気シ−
ルド部材、モ−タ鉄心等に広く利用されている。磁気特
性としては、用途により交流磁気特性あるいは直流磁気
特性が要求される。磁気シ−ルド部材に対しては、直流
磁気特性が要求され、高い透磁率(磁気シ−ルド性)と
低い保磁力(消磁性)が求められている。
【0003】これらの磁気特性を向上させるためには、
磁壁の移動や回転を妨げる固溶C、固溶Nあるいは微細
な析出物を極力減らすことが必要であるので、対策の1
つとして、可能な限り高純度化する方法が採られている
(例えば、特開平6−49605号公報、特開平6−4
9606号公報)。また、Nb、Ti、V等を添加し、
固溶C、Nを固定することによって安定化させ、磁気特
性を改善させる方法も提案されている(例えば、特開平
4−318153号公報、特開平5−98352号公
報)。
【0004】しかし、磁気特性が良好とされる上記フェ
ライト系ステンレス鋼においても、加工歪が存在すると
磁気特性が著しく低下するため、プレス加工等で成形加
工が施された場合、用途によっては磁気特性を回復させ
るために、焼鈍処理(磁気焼鈍ともいう)が必要とな
る。
【0005】焼鈍処理による磁気特性の改良方法につい
ては、特開昭50−78516号公報、特開昭58−1
26920号公報、特開平5−98352号公報、特開
平5−255817号公報、特開平6−49605号公
報などに開示されている。焼鈍条件は、通常、850〜
1000℃で2〜4時間保持というように、高温かつ長
時間の処理となっている。
【0006】商業的な生産を考慮した場合、上記の高温
長時間の焼鈍処理は非効率的であるので、生産性あるい
は経済性の面で好ましくない。また、高温長時間の焼鈍
処理により、成形加工された被焼鈍材の形状が変化する
ので、高い寸法精度が要求される電気機器等の部材とし
ては、その要求に応えられない場合が多い。したがっ
て、商業的な生産性の観点から、可能な限り低温かつ短
時間の焼鈍処理によって、所定の磁気特性が得られる材
料の開発あるいは成形加工品の製造方法の開発が望まれ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するためになされたものであって、磁気特性に優
れるとともに、高い寸法精度を備えた磁気シ−ルド部材
等のフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために、フェライト系ステンレス鋼を対象
に、冷間における成形加工後の焼鈍温度を極力低下する
ことができる化学組成と焼鈍条件との関係について研究
を行った。その結果、(a)鋼中にTiを含有させるこ
と、(b)鋼中のTi、CおよびN含有率の関係を所定
の条件とすること、(c)冷間での成形加工後、所定の
温度条件で焼鈍処理を行うことにより、磁気特性が成形
加工前とほぼ同レベルで、かつ、成形加工品の寸法精度
が良好な製品を得ることができることを知見した。
【0009】本発明は、これらの知見を基に完成したも
のであって、その要旨は、「重量%で、 C :0.015%以下、 Si:2%以下 Mn:2%以下、 Cr:10〜14%、 P :0.04%以下、 S :0.02%以下、 Ti:0.05〜0.4%、 Al:0.005〜0.1%、 N :0.015%以下、 Cu:0〜0.5%、 V :0〜0.5%、 Ni:0〜0.5%、 Mo:0〜1.0% を含有し、かつ、下記の(1)式および(2)式を満足
し、残部がFeおよび不可避の不純物からなるフェライ
ト系ステンレス鋼を冷間で成形加工した後、670〜7
50℃の温度で焼鈍処理を行うことを特徴とする磁気特
性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造
方法。
【0010】 C+N≦0.02% (1) Ti/(C+N)≧5 (2) ここで、元素記号は、各元素の含有率(重量%)を表
す。」にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のフェライト系ステンレス
鋼成形加工品の製造方法に用いられるステンレス鋼(以
下、単に本ステンレス鋼と記す)の化学組成および冷間
における成形加工後の焼鈍処理について、具体的に説明
する。
【0012】(1)化学組成 CおよびN:いずれも磁気特性に有害な元素であるの
で、できるだけ低い方が望ましい。本発明では、C、N
含有率とも、0.015重量%(以下、化学組成の%表
示は重量%を表す)以下、かつ、C+N≦0.02%と
した。好ましくはC、N含有率とも0.01%以下、C
+N≦0.015%である。
【0013】Cr:本ステンレス鋼の耐食性を担う重要
な元素であり、10%以上含むことが必要である。一
方、含有率が高すぎる場合には、磁気特性と加工性を害
するので、上限は14%とした。したがって、Cr含有
率の範囲は、10〜14%であり、好ましくは11〜1
3%である。
【0014】Si:溶鋼の脱酸に用いられる元素であ
り、磁気特性を向上させる作用もある。しかし、過剰な
場合は、焼鈍処理の際の磁気特性の回復を遅らせるばか
りでなく、加工性を損なうので、2%以下とした。好ま
しくは1%以下である。なお、Siは、Al等の他の脱
酸元素を含む場合には特に添加しなくてもよいが、本ス
テンレス鋼の場合にはTiが添加されるので、Tiの歩
留まり向上の観点から、下限は0.1%程度とすること
が望ましい。
【0015】Mn:おもに脱酸剤として用いられる元素
である。ただし、過剰の場合には、磁気特性および加工
性を害するので、2%以下とした。好ましくは1%以下
である。Mnの下限は特に限定しないが、安定した脱酸
効果を得るために、0.1%程度とすることが望まし
い。
【0016】P:磁気特性、耐食性および成形性に有害
な元素であるので、できるだけ低い方が望ましい。しか
し、原料等から不可避的に混入してくる元素であり、工
業的には、極端に低くすることは困難である。したがっ
て、実操業上製造可能で、本発明鋼で許される範囲であ
る0.04%以下とした。好ましくは、0.02%以下
である。
【0017】S:原料等から不可避的に混入してくる元
素であるが、微量の場合は、磁気特性、耐食性および成
形性を高める働きがある。しかし、過剰に含む場合は、
逆にこれらの特性を損なうので、0.02%以下とし
た。好ましくは0.01%以下である。Sは特に添加す
る必要がある元素ではない。
【0018】Al:溶鋼の脱酸効果が大きい元素であ
り、磁気特性を高める働きもある。本ステンレス鋼で
は、溶鋼中の酸素との親和力が強いTiが添加されるの
で、Tiの添加歩留まりを高めるためにも必要な元素で
ある。その効果を得るためには、0.005%以上を必
要とする。一方、過剰に含む場合は、鋼の硬質化を招
き、加工性を低下させるので、上限は0.1%とした。
【0019】Ti:Tiは、磁気特性に有害な固溶Cお
よび固溶NをTiCあるいはTiNとして固定し、固溶
C、固溶Nを安定化するのに必要な元素である。また、
熱間加工性および耐食性を高める効果があるとともに、
加工後の焼鈍処理において磁気特性の回復を速める元素
でもある。その効果を発揮させるためには、0.05%
以上、かつ、Ti/(C+N)≧5(元素記号は、各元
素の含有率を表す)を必要とする。また、0.4%を超
える場合には、逆に磁気特性の回復を遅らせるばかりで
なく、鋼を硬質化させ、加工性を損なう原因になるの
で、上限は0.4%とした。したがって、Ti含有率
は、0.05〜0.4%、かつ、Ti/(C+N)≧5
である。Ti含有率の範囲は、好ましくは0.1〜0.
3%である。
【0020】Cu、Ni、V、Mo:これらの元素は、
本ステンレス鋼の耐食性を付加的に高めるためる作用が
あり、必要に応じて少なくとも1種を添加する。Cu、
V、Niについてはそれぞれ0.5%、Moについては
1.0%を超えて含有する場合には、耐食性の改善効果
が低下することに加えて、磁気特性の低下および製造コ
ストの上昇を招くので、Cu、VおよびNiはそれぞれ
0.5%以下、Moは1.0%以下とした。なお、これ
らの元素を添加する場合、好ましくは、Cu、V、Ni
はそれぞれ0.2%以下、Moは0.5〜1.0%であ
る。
【0021】(2)焼鈍処理 磁気焼鈍としての焼鈍条件は、次のとおりである。
【0022】焼鈍温度は、前述のように、成形加工品の
寸法精度および生産性の観点から、できるだけ低い方が
望ましい。本発明者らは、上記化学組成の本ステンレス
鋼の鋼板を対象に、冷間加工の際の圧下率(加工歪)と
焼鈍温度と磁気特性との関係を調査した。
【0023】その結果、後述の実施例1で述べるよう
に、焼鈍温度670〜750℃の条件で、冷間加工前と
同レベルの保磁力が得られることを確認した。すなわ
ち、保磁力は、焼鈍温度の上昇とともに低下し、特に6
70℃以上での低下が著しく、加工前と同レベルの値ま
で低下する。また、750℃を超える温度で焼鈍して
も、保磁力の低下効果がほとんどなく、逆に加熱に伴う
変形に起因する寸法精度不良あるいは成形品の表面にお
けるスケ−ルの発生等の問題が生じる。
【0024】上記の理由により、冷間加工後の焼鈍温度
は、670〜750℃とした。
【0025】なお、磁気特性としては、高い透磁率(磁
気シ−ルド性)と低い保磁力(消磁性)保磁力の両者が
要求される。後述の実施例で示すように、670〜75
0℃の焼鈍処理によれば、低い保磁力と同時に高い透磁
力も得られる。
【0026】
【実施例】本実施例に用いた供試材は、工業的に製造さ
れた厚さ2mmの冷延鋼板である。
【0027】表1に、供試材の化学組成を示す。供試材
A〜Iは本発明例、供試材J〜Pは化学組成の一部が本
発明の範囲外の比較例である。これらの供試材について
は、本発明で重要な役割を果たすC、NおよびTiの含
有率に注目し、比較例としては、これらの合金元素が本
発明の範囲外のものを選んだ。
【0028】
【表1】
【0029】これらの供試材から、幅50mm、長さ3
00mmの素材を切り出し、実施例1の場合は圧下率
5、10および20%の3条件、実施例2の場合は圧下
率20%の条件で冷間圧延を施し、加工歪を付与した。
冷間加工後の素材から、JISC 2504に規定され
ている外径45mm、内径33mmのリング状試験片を
採取した。この試験片に対して、温度600、650、
700および750℃、保持時間15分の条件で焼鈍処
理を施した。焼鈍処理後の試験片について、磁気特性
(最大透磁力および保磁力)を測定した。磁気特性の測
定方法は、エプスタイン法であり、リング状試験片を2
枚重ね、最大印加磁界50エルステッド、印加速度6.
7エルステッド/秒、1サイクル当たりの時間30秒の
条件で測定した。
【0030】(実施例1)表1に示した本発明例の供試
材Aおよび比較例の供試材Jを対象に、保磁力(HC
に及ぼす焼鈍温度の影響を調査した。
【0031】図1、図2に、それぞれ本発明例のステン
レス鋼である供試材A、比較例のステンレス鋼である供
試材Jを対象に、焼鈍温度と保磁力と圧下率の関係を調
査した結果を示す。図1から明らかなように、本発明例
のステンレス鋼の保磁力は、焼鈍温度の上昇とともに低
下する傾向があり、特に650℃以上での低下が著し
い。670℃以上では、加工前(図1中、温度AS で圧
下率0%の値)の3エルステッドに近い値まで回復し
た。670℃以上では、保磁力は温度を上昇させてもほ
とんど低下しない。
【0032】一方、図2に示したように、化学組成が本
発明の範囲外である比較例の供試材Jは、焼鈍温度の上
昇とともに、保磁力が徐々に低下する傾向がある。しか
し、図1に見られた650℃以上での急激な保磁力の低
下は認められなかった。したがって、焼鈍後の保磁力が
高く、700℃においても圧下率5%の場合で4.3エ
ルステッド、圧下率20%の場合で5.8エルステッド
と高い値であった。供試材Jは、CおよびN含有率が本
発明の範囲より高く、Ti含有率が本発明の範囲より低
いために、前記(1)式および(2)式を満足していな
い。このように、焼鈍温度と化学組成の内のいずれか1
方が本発明の範囲外である場合には、磁気特性の良好な
成形加工品が得られなかった。
【0033】上記の結果から、冷間における成形加工後
の焼鈍温度は、670〜750℃が適当であることが確
認された。
【0034】(実施例2)冷間加工における圧下率20
%の場合について、磁気特性に及ぼす化学組成の影響を
調査した。表1に示した本発明例の供試材A〜Iおよび
比較例の供試材J〜Pを対象に、前記のように600、
650、700および750℃の温度で焼鈍処理を行
い、磁気特性の調査を行った。
【0035】表2、表3に、それぞれ本発明例の供試材
A〜I、比較例の供試材J〜Pに関する磁気特性の調査
結果を示す。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】表2から明かなように、本発明例の供試材
で、かつ、焼鈍温度が本発明の範囲内である700℃お
よび750℃の場合には、最大透磁率μmax が930〜
2580と高く、かつ、保磁力Hc が1.7〜4.8エ
ルステッドと低く、磁気特性は良好であった。それに対
して、供試材の化学組成が本発明の範囲内であっても、
焼鈍温度が600℃および650℃と本発明の範囲より
低い場合には、最大透磁率が401〜1140と低く、
保磁力が4.9〜8.2エルステッドと高く、磁気特性
は不良であった。この結果は、上記の実施例1とも一致
しており、化学組成と焼鈍温度の両者が本発明の範囲で
なければ、満足できる磁気特性を得ることができないこ
とが確認された。
【0039】化学組成が本発明の範囲外の供試材の磁気
特性は、表3に示したように、焼鈍温度が700℃ある
いは750℃の本発明の範囲であっても、最大透磁率が
556〜984と低く、保磁力が5.2〜7.1エルス
テッドと高く、磁気特性は不良であった。焼鈍温度が6
00℃および650℃の場合は、さらに思わしくない結
果であった。
【0040】
【発明の効果】本発明の方法で得られるフェライト系ス
テンレス鋼成形加工品は、素材の化学組成と冷間加工後
の成形品の焼鈍温度の組み合わせが適切なため、最大透
磁率が高く、かつ、保磁力が低く磁気特性に優れてい
る。また、本発明の焼鈍温度は従来の焼鈍温度に比べて
低い。そのために、焼鈍処理の際に成形加工品の形状の
変化、寸法精度の悪化などの問題が生じない。したがっ
て、磁気特性とともに高い寸法精度が要求される用途に
好適であり、電気機器用の磁気シ−ルド部材等として利
用することができる。また、焼鈍処理は、従来の方法に
比べて温度が低く、かつ、短時間であるので、生産性が
著しく向上し、製造コストの低減効果も得られる。
【0041】このように、本発明の方法は、良好な磁気
特性と高い寸法精度が要求される成形加工品の製造に多
大の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明例の供試材Aを対象に、保磁力Hc と焼
鈍温度と圧下率との関係を調査した結果を示す図であ
る。
【図2】比較例の供試材Jを対象に、保磁力Hc と焼鈍
温度と圧下率との関係を調査した結果を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、 C :0.015%以下、 Si:2%以下 Mn:2%以下、 Cr:10〜14%、 P :0.04%以下、 S :0.02%以下、 Ti:0.05〜0.4%、 Al:0.005〜0.1%、 N :0.015%以下、 Cu:0〜0.5%、 V :0〜0.5%、 Ni:0〜0.5%、 Mo:0〜1.0% を含有し、かつ、下記の(1)式および(2)式を満足
    し、残部がFeおよび不可避の不純物からなるフェライ
    ト系ステンレス鋼を冷間で成形加工した後、670〜7
    50℃の温度で焼鈍処理を行うことを特徴とする磁気特
    性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造
    方法。 C+N≦0.02% (1) Ti/(C+N)≧5 (2) 元素記号:各元素の含有率(重量%)を表す。
JP244296A 1996-01-10 1996-01-10 磁気特性に優れたフェライト系ステンレス鋼成形加工品の製造方法 Pending JPH09194938A (ja)

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