JP2001152294A - 耐食性及び被削性に優れたプラスチック成形金型用鋼 - Google Patents

耐食性及び被削性に優れたプラスチック成形金型用鋼

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JP2001152294A
JP2001152294A JP33661899A JP33661899A JP2001152294A JP 2001152294 A JP2001152294 A JP 2001152294A JP 33661899 A JP33661899 A JP 33661899A JP 33661899 A JP33661899 A JP 33661899A JP 2001152294 A JP2001152294 A JP 2001152294A
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Tamiki Yanagisawa
民樹 柳澤
Naoyuki Yamauchi
直行 山内
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、溶体化処理したままでほぼHRC
40以上にすることができ、耐食性及び被削性に優れた
プラスチック成形金型用鋼を提供すること。 【解決手段】 重量%で、C:0.05%以下、Si:
1.0%以下、Mn:2.0%以下、Cu:1.5〜
3.0%、Ni:4.0〜6.5%、Cr:11.0〜
13.0%、Mo:3.0〜5.0%とW:0.05〜
1.0%を複合して2Mo+Wで6.0〜10.0%、
V:0.10〜0.50%及びCo:2.1〜4.0%
を含有し、更にS:0.04〜0.15%、Pb:0.
03〜0.10%、Te:0.01〜0.06%及びB
i:0.02〜0.10%の1種又は2種以上を2種以
上含有させる場合には式(S%+1.3Pb%+4Te
%+1.7Bi%)で計算して0.04〜0.15%に
なるように含有し、残部が実質的にFeであること特徴
とする耐食性及び被削性に優れたプラスチック成形金型
用鋼。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食性、特にハロ
ゲンガスに対する耐食性及び被削性に優れたプラスチッ
ク成形金型用鋼に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは、自動車、電気製品、日
用品雑貨、インテリヤなどに多く使用されている。この
プラスチックのなかには、難燃化するためにハロゲン
(塩素、フッ素、臭素)化した炭素化合物か、ベンゼン
核をベースとする化合物を主剤とし、これに炭酸カルシ
ュウムなどの充填材を添加したものがある。この難燃化
した熱可塑性樹脂は、射出成形時に難燃化剤の一部が分
解してハロゲンガスを発生し、このガスにより金型のキ
ャビティ面に孔食にもとづく肌あれが生じている。その
ため、ハロゲンガスに対して優れた耐食性を有するプラ
スチック成形金型用鋼が求められていた。
【0003】従来のハロゲンガスに対して優れた耐食性
を有するプラスチック成形金型用鋼として、C:0.0
5%以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、
Ni:5.0〜8.0%、Cr:11.00〜15.0
0%、Mo:1.0〜4.0%、Cu:0.5〜4.0
%及びCo:0.5〜2.00%を含有し、必要に応じ
てS:0.04〜0.15%、Pb:0.03〜0.3
0%、Se:0.04〜0.40%、Te:0.01〜
0.20%、Ca:0.002〜0.020%及びB
i:0.03〜0.40%の1種又は2種以上を含有
し、更に必要に応じてW:3.0%以下、B:0.01
%以下、Ti又はV:0.5%以下、Al:1.0%以
下、Nb:0.5%以下及びTa:0.5%以下の1種
又は2種以上を含有し、残部が実質的にFeであるもの
が、特開平50ー79416号公報に開示されている。
【0004】このプラスチック成形金型用鋼は、Cuが
1.64%以下、Niが6.88%以上、Mo:3.0
9%以下、Co:1.1%以下のものが使用され、その
使用方法も溶体化処理した後硬さをHRC40以上にす
るための時効処理をし、その後金型に型彫加工して使用
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記プラスチ
ック成形金型用鋼は、プラスチック成形金型に必要な硬
さのHRC40以上にするための時効処理をする必要が
あり、また時効処理をするため、耐食性が10分の1程
度に低下するという問題点があった。本発明は、溶体化
処理したままでほぼHRC40以上にすることができ、
耐食性及び被削性に優れたプラスチック成形金型用鋼を
提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは、プラスチック成形金型用鋼の成分組
成について研究していたところ、上記公報に記載されて
いる実施例のものよりCu、Mo及びCoを多くし、N
iを少なくすることにより溶体化処理したままでもほぼ
HRC40以上になり、また耐食性及び被削性も優れた
ものとなるとの知見を得た。本発明は、上記知見に基づ
いて発明されたものである。
【0007】すなわち、本発明の耐食性及び被削性に優
れたプラスチック成形金型用鋼においては、C:0.0
5%以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、
Cu:1.5〜3.0%、Ni:4.0〜6.5%、C
r:11.0〜13.0%、Mo:3.1〜5.0%と
W:0.05〜1.0%を複合して2Mo+Wで6.2
〜10.0%及びCo:1.5〜4.0%を含有し、更
にS:0.04〜0.15%、Pb:0.03〜0.1
0%、Te:0.01〜0.06%及びBi:0.02
〜0.10%の1種又は2種以上を2種以上含有させる
場合には下記式で計算して0.04〜0.15%になる
ように含有し、必要に応じてTi:0.5%以下、N
b:0.5%以下及びTa:0.5%以下の1種又は2
種以上を含有し、残部が実質的にFeであるものとする
ことである。 式;S%+1.3Pb%+4Te%+1.7Bi%
【0008】また、本発明の耐食性及び被削性に優れた
プラスチック成形金型用鋼においては、C:0.05%
以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、S:
0.03%以下、Cu:1.5〜3.0%、Ni:4.
0〜6.5%、Cr:11.0〜13.0%、Mo:
3.1〜5.0%とW:0.05〜1.0%を複合して
2Mo+Wで6.2〜10.0%、Co:1.5〜4.
0%及びCa:0.0003〜0.0050%含有し、
必要に応じてTi:0.5%以下、Nb:0.5%以下
及びTa:0.5%以下の1種又は2種以上を含有し、
残部が実質的にFeであるものとすることある。
【0009】
【作用】次に、本発明の耐食性及び被削性に優れたプラ
スチック成形金型用鋼の成分組成を上記のように限定し
た理由を説明する。 C:0.05%以下 Cは、少ないほど耐食性を高めるので、少ないほうが好
ましいが、少なくするには溶解精錬時に特殊な脱炭操作
を必要とし、コストも高くなるので、その上限を0.0
5%以下とする。
【0010】Si:1.0%以下 Siは、耐酸化性、耐応力腐食割れ性入れ性を高め、溶
解精錬時に脱酸剤として作用する元素であるが、1.0
%を超えて含有させると靱性、延性及び熱間加工性を低
下するので、その含有量を1.0%以下とする。 Mn:2.0%以下 Mnは、溶解精錬時に脱酸剤として作用するとともに、
被削性元素として添加するSなどと化合して介在物を作
り、被削性を改善するので、それらのために含有させる
元素であるが、2.0%を超えると靱性を低下するの
で、その含有量を2.0%以下とする。好ましくは、
1.2%以下である。
【0011】Cu:1.5〜3.0% Cuは、耐食性を向上させる作用を有するので、そのた
めに含有させる元素である。その含有量が1.5%より
少ないと耐食性を改善する効果が小さく、3.5%を超
えると残留オーステナイトが増加して必要な硬さを確保
することが困難となり、また靱性も低下するので、その
含有量を1.5〜3.0%とする。好ましくは1.7〜
2.8%、より好ましくは1.8〜2.2%である。
【0012】Ni:4.0〜6.5% Niは、耐食性を向上させる作用を有するので、そのた
めに含有させる元素である。その含有量が4.0%より
少ないと耐食性を改善する効果が小さく、6.5%を超
えると残留オーステナイトが増加して必要な硬さを確保
することが困難となり、また靱性も低下するので、その
含有量を4.0〜6.5%とする。好ましくは4.2〜
6.2%、より好ましくは5.1〜5.7%である。
【0013】Cr:11.0〜13.0% Crは、耐食性を向上させるとともに、硬さを高くし強
度を向上させる作用を有するので、それらのために含有
させる元素である。その含有量が11.0%より少ない
と、これらの作用効果が十分でなく、13.0%を超え
ると耐食性を向上させる効果が飽和するので、その含有
量を11.0〜13.0%とする。好ましくは、11.
6〜12.4%である。
【0014】Mo:3.1〜5.0%とW:0.05〜
1.0%を複合して2Mo+Wで6.2〜10.0% Mo及びWは、基地に固溶して基地を硬化するとともに
強化させる作用を有するので、そのために含有させる元
素である。Mo含有量が3.1%、Wが0.05%、2
Mo+Wで6.2%より少ないと、その作用効果が十分
でなく、Mo含有量が5.0%、W含有量が1.0%、
2Mo+Wで10.0%を超えると、熱間加工性が低下
するので、その含有量をMoは3.1〜5.0%、好ま
しくは3.6〜4.4%とWは0.05〜1.0%を複
合して2Mo+Wでは6.2〜10.0%、好ましくは
7.3〜8.8%である。
【0015】V:0.10〜0.50% Vは、結晶粒を微細化し、靱性を向上させる作用を有す
るので、そのために含有させる元素である。その含有量
が0.10%より少ないとこれらの効果がなく、0.5
%を超えると耐食性が低下するので、その含有量を0.
10〜0.50%とする。好ましくは0.15〜0.3
3%である。 Co:2.1〜4.0% Coは、基地に固溶して基地を硬化するとともに強化さ
せる作用を有するので、そのために含有させる元素であ
る。含有量が2.1%より少ないとその作用効果が十分
でなく、4.0%を超えると含有させる量に応じた効果
が得られず、またコストも高くなるので、その含有量を
2.1〜4.0%とする。好ましくは、2.7〜3.3
%である。
【0016】S:0.04〜0.15%、Pb:0.0
3〜0.10%、Te:0.01〜0.06%、Bi:
0.02〜0.10%及びS%+1.3Pb%+4Te
%+1.7Bi%=0.04〜0.15% S、Pb、Te及びBiは、被削性を向上させるために
含有させる元素で、単独添加の場合にはSが0.04
%、Pbが0.03%、Teが0.01及びBiが0.
02より少なく、また複合添加の場合には上記式で計算
して0.04%より少ないと被削性が改善されず、一方
Sが0.15%、Pbが0.10%、Teが0.06及
びBiが0.10を超えると、また複合添加の場合には
上記式で計算して0.15%を超えると靱性、硬さ、熱
間加工性などを低下するので、その含有量を上記のとお
りとする。
【0017】S:0.03%以下 Sは、被削性を改善するが、靱性、硬さ及び熱間加工性
を低下す元素であるので、Caを含有させて被削性を向
上させる場合には、Sによって被削性を向上させる必要
がないので、その含有量を0.03%以下とする。 Ca:0.0003〜0.0050% Caは、MnSに固溶し、また酸化物としてMnSの核
となることによりMnSを均一微細に分散させ、靱性の
劣化を抑制するとともに被削性を向上させるので、その
ために含有させる元素である。含有量が0.0003%
より少ないとその効果がなく、0.0050%を超える
と靱性が低下するので、その含有量を0.0003〜
0.0050%とする。
【0018】Ti:0.5%以下、Nb:0.5%以下
及びTa:0.5%以下 Ti、Nb及びTaは、耐食性などを損なうことなく硬
さ及び靱性を向上させる作用を有するので、そのために
含有させる元素である。これらの元素の上限を超えると
熱間加工性を低下するので、その含有量の上限を上記の
とおりとする。好ましくは、それぞれ0.2%以下であ
る。
【0019】本発明の耐食性及び被削性に優れたプラス
チック成形金型用鋼は、ハロゲンを含有するプラスチッ
クを成形する射出成形機などの金型に使用するのが最適
であるが、他のプレス型、曲げ型、抜き型、絞り型など
の従来からある冷間工具鋼の用途と同様に使用すること
ができる。また、本発明の耐食性及び被削性に優れたプ
ラスチック成形金型用鋼は、通常の製造工程で製造する
ことができ、溶体化処理した状態で金型などに機械加工
などの加工をして使用するのが最適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によって説
明する。
【実施例】実施例1 下記表1に示す成分組成の本発明の実施例及び比較例の
鋼を電気炉を用いて通常の方法で溶製し、通常の鋳造方
法でインゴットにし、その後通常の加工方法によって鋼
材を製造した。これらの本発明例及び比較例の鋼材を9
80℃で加熱し、その温度から水冷する溶体化処理し、
その後比較例の No.5のみ500℃で時効処理をした
後、硬さ試験片、耐食性を測定するためのHCl腐食試
験片及び被削性試験片を採取し、硬さ試験、下記HCl
腐食試験及び下記被削性試験をし、その結果を下記表2
に記載した。
【0021】また、上記熱処理をした鋼材から配管用継
手を射出成形するための金型を作製し、この金型を使用
して射出成形してその金型寿命を測定し、その結果を下
記表2に記載した。なお、比較例の No.1及び No.5の
ものは、成分組成が上記従来のハロゲンガスに対して優
れた耐食性を有するプラスチック成形金型用鋼と同じで
あり、またNo.5のものは、熱処理方法も同じである。
【0022】HCl腐食試験 上記試験片を1%HCl溶液中に室温で連続24時間浸
漬して腐食減量を測定し、試験片の表面1m2 で1時間
当たり腐食減量で表した。 被削性試験 工具;SKH51、φ10mmドリルを使用し、ドリル
の送り速度が20m/分(0.10mm/rev)、切
込深さが5mmの条件で溝切削をし、ドリルが摩耗して
溝切削ができなくなるまでの切削距離で表した。 金型寿命 上記金型を使用して塩ビを射出成形し、金型のキャビテ
ィ面に孔食に起因する肌あれが生じて使用することがで
きなくなるまでの射出成形の回数で表した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】これらの結果によると、本発明例のもの
は、溶体化後の硬さHRC39〜43、耐食性を表すH
Cl腐食試験値がいずれも0.1g/m2 h、被削性が
7〜9mであり、また金型寿命が110.2〜148.
7万回であった。これに対し、比較例のものの溶体化後
の硬さHRC33〜40、耐食性を表すHCl腐食試験
の結果が0.1〜4.5g/m2 h、被削性が7〜15
mであり、また金型寿命が5.1〜45.2万回であっ
た。
【0026】比較例のものを詳細に検討すると、Cu及
びCo含有量が本発明より少ない比較例のNo. 1のもの
は、本発明例のものより軟らかく、被削性が優れている
が、金型寿命が本発明例のもの約36%以下であった。
Cu含有量が本発明より少ない比較例のNo. 2のもの
は、本発明例のものよりやや軟らかく、被削性がやや優
れているが、HCl腐食試験値が4.5g/m2hと本
発明例のものより悪く、金型寿命が本発明例のもの約
4.6%以下であった。Mo含有量が本発明より少ない
比較例のNo. 3のものは、本発明例のものより軟らか
く、被削性が優れているが、HCl腐食試験値が2.2
g/m2 hと本発明例のものより悪く、金型寿命が本発
明例のもの約4.7%以下であった。
【0027】Co含有量が本発明より少ない比較例のN
o. 4のものは、本発明例のものより軟らかく、被削性
が優れているが、HCl腐食試験の結果が本発明例のも
のと同じであるが、金型寿命が本発明例のものの約41
%以下であった。また、Cu及びCo含有量が本発明よ
り少なく、また溶体化処理後に時効処理をした比較例の
No. 5のものは、硬さ及び被削性が本発明例のものと同
程度であるが、HCl腐食試験値が本発明例のものの1
0倍であり、金型寿命が本発明例のものの約9%以下で
あった。
【0028】
【発明の効果】本発明のプラスチック成形金型用鋼は、
上記構成にしたことにより、溶体化処理のみで硬さがH
RC39以上になり、耐食性が従来のものの10分の1
程度になるとともに金型寿命が従来のものの10倍以上
になるという優れた効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で(以下同じ)、C:0.05%
    以下、Si:1.0%以下、Mn:2.0%以下、C
    u:1.5〜3.0%、Ni:4.0〜6.5%、C
    r:11.0〜13.0%、Mo:3.0〜5.0%と
    W:0.05〜1.0%を複合して2Mo+Wで6.0
    〜10.0%、V:0.10〜0.50%及びCo:
    2.1〜4.0%を含有し、更にS:0.04〜0.1
    5%、Pb:0.03〜0.10%、Te:0.01〜
    0.06%及びBi:0.02〜0.10%の1種又は
    2種以上を2種以上含有させる場合には下記式で計算し
    て0.04〜0.15%になるように含有し、残部が実
    質的にFeであること特徴とする耐食性及び被削性に優
    れたプラスチック成形金型用鋼。 式;S%+1.3Pb%+4Te%+1.7Bi%
  2. 【請求項2】 C:0.05%以下、Si:1.0%以
    下、Mn:2.0%以下、S:0.03%以下、Cu:
    1.5〜3.0%、Ni:4.0〜6.5%、Cr:1
    1.0〜13.0%、Mo:3.0〜5.0%とW:
    0.05〜1.0%を複合して2Mo+Wで6.0〜1
    0.0%、V:0.10〜0.50%、Co:2.1〜
    4.0%及びCa:0.0003〜0.0050%を含
    有し、残部が実質的にFeであること特徴とする耐食性
    及び被削性に優れたプラスチック成形金型用鋼。
  3. 【請求項3】 C:0.05%以下、Si:1.0%以
    下、Mn:2.0%以下、Cu:1.5〜3.0%、N
    i:4.0〜6.5%、Cr:11.0〜13.0%、
    Mo:3.0〜5.0%とW:0.05〜1.0%を複
    合して2Mo+Wで6.0〜10.0%、V:0.10
    〜0.50%及びCo:2.1〜4.0%を含有し、更
    にS:0.04〜0.15%、Pb:0.03〜0.1
    0%、Te:0.01〜0.06%及びBi:0.02
    〜0.10%の1種又は2種以上を2種以上含有させる
    場合には下記式で計算して0.04〜0.15%になる
    ように含有し、更にまたTi:0.5%以下、Nb:
    0.5%以下及びTa:0.5%以下の1種又は2種以
    上を含有し、残部が実質的にFeであること特徴とする
    耐食性及び被削性に優れたプラスチック成形金型用鋼。 式;S%+1.3Pb%+4Te%+1.7Bi%
  4. 【請求項4】 C:0.05%以下、Si:1.0%以
    下、Mn:2.0%以下、S:0.03%以下、Cu:
    1.5〜3.0%、Ni:4.0〜6.5%、Cr:1
    1.0〜13.0%、Mo:3.0〜5.0%とW:
    0.05〜1.0%を複合して2Mo+Wで6.0〜1
    0.0%、V:0.10〜0.50%、Co:2.1〜
    4.0%及びCa:0.0003〜0.0050%を含
    有し、更にTi:0.2%以下、Nb:0.2%以下及
    びTa:0.2%以下の1種又は2種以上を含有し、残
    部が実質的にFeであること特徴とする耐食性及び被削
    性に優れたプラスチック成形金型用鋼。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7429174B2 (en) 2003-06-25 2008-09-30 United Technologies Corporation Clean atmosphere heat treat for coated turbine components
CN110527922A (zh) * 2019-10-18 2019-12-03 福建三钢闽光股份有限公司 一种自回火全贝氏体组织塑料模具钢及其制备方法

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