JPS607307Y2 - 仕切り付き容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は中仕切り板を貼着し、筒状に成形した公知六面体
容器の下方よりたて仕切り装置を中仕切り板に噛合嵌入
し、仕切り装置の添接板下方の貼着片を容器内面に貼着
して井げた状仕切りを構成する仕切り付き容器に関する
ものである。

本案の目的とする所は、添接板下方の貼着片を折目と切
目とにより添接板より分離し、手帖りによる仕切り装置
の容器内面への貼着を容易とし、仕切りの作成を簡単化
した仕切り付き容器を提供することにある。

今、ここに本願考案の構成につき、実施の一例を示した
添付図面に従って詳説する。

１は正面板１７の左右端に夫々上下にフラップ１９．１
９を付設した左右側板に１８．１８ａを連設し、先端に
差込み片２０を付設した底板２を正面板１７下端に連設
し、右側板１８ａ先端に背面板２１を連設し、先端に差
込み片２２を付設した蓋板３を背面板２１上端に連設し
、背面板２１先端に左右側板に１８．１８ａの幅のほぼ
半分の左側板１８内面への貼着片４を連設して成る底板
２及び蓋板３を開閉自在とした公知六面体容器である。

７は中仕切り板で、第２図に示す如く貼着片４先端に折
目５を介して連設したもので、下端より中間にかけて等
間隔に四個のたて仕切り仮挿入溝６を穿設したものであ
る。

９は中仕切り板７先端に折目８を介して連設した粘着片
で、前記貼着片４を貼着する左側板１８と対峙する右側
板１８ａ内面に貼着するものである。

１０は中仕切り板７の隣接するたて仕切り仮挿入溝６の
穿設間隔と同幅の添接板で、第５図に示す如く正面板１
７内面に添接するものである。

１６はたて仕切り装置で、添接板１０の両側に折目１１
．１１を介してたて仕切り板１３．１３を連設し、該た
て仕切り板１３．１３の中央部に上端より中間にかけて
上向きの中仕切り板挿入溝１２．１２を穿設し、添接板
１０の中間部に横方向折目１４を設け、該折目１４下方
の前記折目１１．１１上に折目１１ａ、１１ａを穿設し
、添接板１０の折目１４下方を貼着片１５とし、粘着片
１５を該折目１４及び切目１１ａ、ｌｌａにより添接板
１０より分離したものである。

本考案は以上の如き構成で、これを組み立てるに当って
は、先ず第３図に示す如く貼着片４及び中仕切り板７を
背面板２１及び右側板１８ａの内面に折曲重合せしめ、
中仕切り板７先端の粘着片９を右側板１８ａ内面に貼着
する。

次に正面板１７及び左側板１８を貼着片４及び中仕切り
板７上面に折曲重合し、貼着片４を左側板１８内面に貼
着して第４図に示す如き形態とする。

更に左右側板に１８，１８ａを背面板２１より起立せし
め、第５図に示す如く中央が中仕切り板７で仕切られた
筒状に底形し、下方より第６図に示す如く断面コの字型
に折曲した、たて仕切り装置１６を二個、中仕切り板７
の下向きのたて仕切り仮挿入溝６にたて仕切り板１３の
上向き中仕切り仮挿入溝１２が噛合嵌入するよう挿入し
、貼着片１５を添接板１０が添接する正面板１７内面に
指頭により押えて手貼りし、底板２を両側端面のフラッ
プ１９．１９を折曲し、先端の差込み片２０を背面板２
１内面に差込んで閉塞し、第１図に示す如き態様に完成
するものである。

このとき貼着片１５は折目１４、切目１１ａ、ｌｌａに
よって添接板１０より分離しているので、正面板１７内
面に貼着する際に、中仕切り板７及びたて仕切り板１３
．１３の相互に無理を与えず、容易に貼着することがで
き、井げた状仕切りの作成が簡単になるものである。

なお、本案は第７図に示す如く中仕切り板７の下方より
、第６図に示す如く成形したたて仕切り装置１６．１６
を前記同様に噛合嵌入して、粘着片９に糊を塗布し、第
８図に示す如く貼着片４及び中仕切り板７を背面板２１
及び右側板１８ａ内面に折曲重合し、該貼着片９を右側
板１８ａ内面に貼着し、貼着片４，１５，１５に糊２３
を塗布し、正面板１７及び左側板１８を貼着片４及び中
仕切り板７上面に折曲重合し、貼着片４を左側板１８内
面に、また貼着片１５，１５を正面板１７内面に夫々貼
着する如く威し、機械的大量生産にも適応させ得るもの
である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本案実施の一例を示したもので、第１図は開
蓋時斜視図、第２図は展開図、第３図乃至第５図は本案
の組み立て途次を示すもので、第３図は中仕切り板を折
曲し、先端の粘着片を右側板内面に粘着時の正面図、第
４図は正面板を中仕切り板上面に折曲し、背面板先端の
貼着片を正面板左端の左側板内面に粘着時の正面図、第
５図は左右側板を背面板より起立せしめ筒状に底形した
斜視図、第６図はたて仕切り装置の斜視図、第７図及び
第８図は本案の別の組立て途次を示すもので、第７図は
中仕切り板にたて仕切り装置を噛合嵌入時の平面図、第
８図は該中仕切り板をたて仕切り装置と共に背面板及び
右側板内面に折曲重合した正面図である。 １・・・・・・六面体容器、２・・・・・・底板、３・
・・・・・蓋板、４・・・・・・貼着片、５・・・・・
・折目、６・・・・・・たて仕切り仮挿入溝、７・・・
・・・中仕切り板、８・・・・・・折目、９・・・・・
・貼着片、１０・・・・・・添接板、１１・・・・・・
折目、１１ａ・・・・・・切目、１２・・・・・・中仕
切り仮挿入溝、１３・・・・・・仕切り板、１４・・・
・・・横方向折目、１５・・・・・・貼着片、１６・・
・・・・たて仕切り装置、１７・・・・・・正面板、１
８・・・・・・左側板、１８ａ・・・・・・右側板、１
９・・・・・・フラップ、２０・・・・・・差込み片、
２１・・・・・・背面板、２２・・・・・・差込み片、
２３・・・・・・糊。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板２及び蓋板３を開閉自在とした公知六面体容器１を
   設け、該容器１の粘着片４先端に折目５を介して下端よ
   り中間にかけて偶数個のたて仕切り仮挿入溝６を穿設し
   た中仕切り板７を連設し、中仕切り板７の先端に折目８
   を介して貼着片９を連設し、中仕切り板７の前記挿入溝
   ６の穿設間隔と聞出の添接板１０を設け、該添接板１０
   の両側に折目１１．１１を介して上端より中間にかけて
   中仕切り板挿入ｇ１２，１２を穿設したたて仕切り板１
   ３．１３を連設し、添接板１０の中間部に横方向折目１
   ４を設け、該折目１４より下方の前記折目１１．１１上
   に切目１１ａ、１１ａを穿設して折目１４下方の添接片
   １０を貼着片１５とした断面コの字型のたて仕切り装置
   １６を別設し、貼着片９を貼着片４と相対する側板内面
   に貼着し、容器１の下方より任意数のたて仕切り装置１
   ６を、中仕切り仮挿入溝１２．１２が中仕切り板７のた
   て仕切り仮挿入溝６に噛合するように挿入し、添接板１
   ０下方の貼着片１５を容器１の内面に貼着し、底板２を
   閉塞して成る仕切り付き容器。