JPS606695B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents

排ガス浄化用触媒

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JPS606695B2
JPS606695B2 JP52062147A JP6214777A JPS606695B2 JP S606695 B2 JPS606695 B2 JP S606695B2 JP 52062147 A JP52062147 A JP 52062147A JP 6214777 A JP6214777 A JP 6214777A JP S606695 B2 JPS606695 B2 JP S606695B2
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exhaust gas
titanium
catalysts
platinum
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哲嗣 小野
明 井上
基伸 小林
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、産業施設からの排ガスもしくは内燃機関の排
ガスの浄化用完全酸化触媒に関する。
詳しく述べると、炭化水素、アルデヒド類など有害もし
くは悪臭を呈する有機化合物および一酸化炭素などの可
燃性化合物を含有する排ガスを完全酸化し、排ガス中よ
りこれらの有害物質を除去浄化する触媒に関する。とく
に本発明は、硫黄化合物の共存下、有機化合物および一
酸化炭素などの有害物質を排ガスから除去するに際して
接触的に反応させることによりこれらを効率よく無害化
し同時に硫黄化合物とくに二酸化硫黄から三酸化硫黄へ
の変化率を低く保ち、しかも硫黄化合物の被毒を受ける
ことなく耐久性に優れだ性能を有する触媒を提供するも
のである。近年、排ガス中の有害もしくは悪臭を呈する
有機化合物および一酸化炭素などの可燃性化合物を除去
浄化する方法として、触媒を用いて完全燃焼せしめる方
法が有力視され、種々の触媒が提供されてきた。
とくに最近、このような触媒方式が適用されつつある分
野として、例えばエナメル線焼付炉排出ガス、カラー鉄
板嘘付炉廃ガス、オフセット印刷輪転機廃ガス等の如く
、主として溶剤を排出する排ガスの浄化あるいはビニロ
ン等の合成繊維製造工程より排出されるホルムアルデヒ
ド等の有害、刺激性有機化合物除去、また無水フタル酸
、無水マレィン酸、酸化エチレン製造等の接触反応プロ
セス廃ガス、煙草製造のプロセス廃ガスや、パルプ工場
からの悪臭を有する廃ガス等の産業プラント廃ガスより
の脱臭、また或る種の燃焼排ガス、例えば鉄鋼業界で使
用されている鉄鉱石の凝結炉排ガス、転炉排ガス、高炉
排ガスおよびコークス炉排ガス等の浄化および燃焼熱の
回収等が挙げられる。こらの分野で触媒方式が適用され
る目的として排ガスの脱臭、浄化に利すると共に排ガス
中の可燃性化合物を燃焼させることによる燃焼熱の回収
の二点が挙げられ、これらは、大気汚染の防止および省
資源という社会的意義をもつ。
このような接触酸化浄化方式に用いられる触媒の備える
べき特質としては、第1としては、排ガス中には上記可
燃性化合物以外に硫黄化合物としての硫黄酸化物(主と
してS02など、以下SQと略記)日2S、メルカプタ
ン「 さらに炭酸ガス〜 水蒸気などを含んでいるが、
それら共存ガスの影響を受けることなく、効率よく、且
つ耐久性よく可燃性化合物を完全酸化することができる
こと、第2に、これらの可燃性化合物をできるだけ低温
で酸化することができること、第3に、高空間遠度で十
分働ら〈こと(この空間速度は触媒反応器容積に関係す
るもので、大きいほど装置のコンパクト化が可能となる
)、第4に、長期使用に耐える物性を有することが必要
である。
この4点以外にも触媒の備えるべき特質はあるが「上記
4点が重要な特質である。従来、このような接触酸化浄
化方式に用いられる触媒として「担体として活性アルミ
ナに損持された白金あるいは銅、ニッケル、マンガンお
よびクロムなどの金属酸化物から成る触媒が知られてい
る。
そして、これらの触媒は適当な条件で使用する限り、触
媒活性をほとんど低下させることなく長期にわたり安定
した性能が認められるものである。しかしながら、浄化
対象となる排ガスの中にはS○x,日2S,メルカプタ
ン等が含まれているものも多く、これらの影響によって
上記触媒の活性は経時的に低下する傾向が見られる。本
発明者らが上記種々の触媒について検討したところによ
ると、例えば、無水フタル酸製造において、ドイツ型触
媒を用いるプロセスの廃ガス中には炭化水素(HC)、
酸化炭素(CO)以外に二酸化硫黄(S02)が80〜
10の風含まれており、このガス中のHCおよびCOを
上記触媒を用いて接触酸化すると、経時的に活性の低下
が認められた。
これらの触媒を蟹光X線で分析すると、経時的に触媒に
硫黄化合物が蓄積してゆくことが知見された。すなわち
、銅、ニッケル、マンガンおよびクロムなどの金属酸化
物はSQと反応して硫酸塩となり活性が低下し、さらに
担体の活性アルミナの一部も同様に硫酸アルミニウムに
変化し、それらの変化が結果的に触媒活性に影響し、経
時的低下をもたらすものであることが判明したのである
。すなわち、活性アルミナを担体とする触媒およびS○
x等と反応して硫酸塩となり、活性の低下する金属酸化
物触媒などは上記条件の排ガスの浄化触媒として使用で
きないことになり、また使用できる条件としては、硫黄
化合物が蓄積しないような形で用いるか「あるいは硫黄
化合物が蓄積しても触媒性能は全く影響を受けないよう
な形で用いることが必要である。一方「燃焼熱回収を目
的とする錫合ト接触酸化方式に用いられる触媒の条件と
して、燃焼熱の回収をより経済的に行わしめることが可
能なことである。
例えば「鉄鉱石の糠給炉排ガス等にはN0x,S02,
日20,C02,02以外に0.5〜2%のCOが含ま
れており、このCOを共存する15%内外の02で酸化
触媒を用いて接触酸化して発生する燃焼熱を回収する必
要がある。従釆t公知の酸化触媒ではCOと同時に共存
するS02をもかなりの量をS03に酸化する。
排ガス中に生成したS03は霧点温度の上昇を余儀なく
しL熱交換器による熱回収を経済的に行わしめることが
不可能になり「 またS03の器壁付着による材質腐蝕
の要因となり、さらに以後の脱硫プロセスにおいてS0
3がミストとなり弊害が生ずる。したがって、酸素の存
在下S02の酸化をできる限り抑制しCOのみを選択的
に酸化する性能を有する触媒を開発することが必要であ
る。本発明者らは上記の点に鑑み研究した結果、チタン
およびケイ素からなる二元系複合酸化物および/または
チタン〜ケイ素およびリンからなる三元系複合酸化物を
触媒A成分とし、白金および/またはパラジウムを触媒
B成分とし、必要に応じてロジウムを含有してなる触媒
が上記の欠点を克服して、長期にわたり優れた浄化能を
持続することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の触媒の最も特徴とする処は「チタン
およびケイ素よりなる二元系複合酸化物(以下、Ti0
2一Si02と略記)あるいはチタン「ケイ素およびリ
ンよりなる三元系複合酸化物(以下、Ti02−Si0
2一P205と略記)を使用することにある。
Ti02−Si02およびTi02−Si02−P20
5はそれらの特異な物性によって完成触媒に対し好まし
い物性を与えると同時に担体の役割も果しうるものであ
る。
本発明におけるTi02−Si02は、例えば、田部浩
三〔J.Catal.,Vol.35,225〜231
(1974)〕によつて周知のように横成するおのおの
単独の酸化物には見られない顕著な酸性を示す所謂固体
酸であって「また高表面積を有する。
すなわち、Ti02−Si02は酸化チタンおよび酸化
ケイ素を単に混合したものではなく、チタンおよびケイ
素が所謂、二元系複合酸化物を形成することによりその
特異な物性が発現するものと認めることのできるもので
ある。Ti02−Si02−P205もTi02一Si
02と同様であり、チタン、ケイ素およびリンが三元系
複合酸化物を形成することにより、好ましい物性が発現
する。Ti02−Si02およびTi02−Si02−
P205を使用する有利点は、本発明の触媒自身が酸性
であるために顕しい耐酸性を有し、処理ガス中に含まれ
る硫黄化合物やハロゲン化合物の影響を全く受けないで
、長期にわたって安定した浄化能を示す点にある。
さらに、本発明の触媒は、Ti02−Si02およびT
i02−Si02−P205を用いているために貴金属
を触媒成分として使用しているにも拘わらず、処理ガス
中に存在するS02をS03に酸化する能力が極めて低
く、HC,COおよび可燃性有機物を選択的に酸化する
特性を示す。このS02の酸化能が低いことは、上記し
たように熱交換の経済性および材質の腐蝕という点で工
業的には極めて有利となる。またさらに他の特徴として
本発明の触媒は高表面積のTj02−S云02およびT
iQ−Sj02−P205を用いるために、後述の実施
例に示すように低温活性を示し、また高空間速度におい
ても良好な浄化能を示す。そして、その他本発明にかか
る触媒の特徴としては、触媒調製の容易なことである。
それゆえに触媒形状としてもべレット状、板状、円筒状
、格子状など任意の形状に成型することが可能である。
また、本発明にかかる触媒は機械的物理特性、例えば圧
嬢強度、磨耗性、落下強度などに極めて優れており、安
定して長期使用に耐えうるものである。優れた物理特性
を有する触媒は、ダストを多く含む排ガスを処理する際
にさらに必要性が増す。
すなわち、排ガス中にダストが多く含まれる場合、固定
床方式で処理することは困難であり、移動床方式を採用
する必要があり、触媒を移動床方式で用いるためには上
記の極めて優れた物理的諸特性が要求されるが、本発明
にかかる触媒は十分にその耐久性を備えたものである。
Ti02−Si02の二元系複合酸化物およびTi02
−Si02−P205の三元系複合酸化物と単独の酸化
物を単に混合した酸化物との相違点は、以下の比較例に
示すように完成触媒の活性、耐酸性による触媒活性の耐
久性また触媒調製に関する機械的物理特性等の点におい
て著しく異なり、本発明に用いるTi02−Si02の
二元系複合酸化物およびTi02−Si02−P205
の三元系複合酸化物が優れた特性を示すものである。
したがって、このような種々の要求項目を満足する本発
明の触媒は、工業的に見れば極めて有利な触媒といえる
。本発明にかかる触媒は「チタンおよびケイ素からなる
二元系複合酸化物および/またはチタン、ケイ素および
リンからなる三元系複合酸化物を触媒A成分とし「白金
およびノまたはパラジウムを触媒B成分とし、さらに必
要に応じてロジウム(Rh)を含有してなる排ガス中の
炭化水素および一酸化炭素を水および二酸化炭素に酸化
浄化する排ガス浄化用触媒であり、上記以外にその有す
る高比表面積がきわめて有効に作用することも特徴的で
ある。とくに好ましい比表面積としては10〜450で
′夕である。また、本発明の触媒において用いるTi0
2一Sj02およびTi02−Si02−P205はい
ずれもその比表面積として10で′タ以上のものが好ま
しく、酸化物に換算してTi02が5〜95モル%、S
i02またはSi02とP2Qとの和が5〜95モル%
(いずれもTi02十Sj02十P205=100モル
%に対して)の範囲を構成してなるものである。Tj0
2一Si02,Ti02−Si02一P2Qをえること
は上記範囲以外でも可能であるけれども、その使用上、
触媒の機械的強度が若干弱くなり、余り好ましくないo
本発明において用いられるTi02一Si02を調製す
るにはtまずチタン源として塩化チタン類、硫酸チタン
などの無機性チタン化合物および修酸チタン「テトライ
ンプロピルチタネートなどの有機性チタン化合物などか
ら選ぶことができ、またケイ素源としてはコロイド状シ
リカ、水ガラス、四塩化ケイ素、シリカゲルなど無機性
のケイ素化合物およびテトラエチルシリケートなど有機
ケイ素化合物などから選ぶことができる。
そしてこれら原料中には、徴量の不純物、混入物のある
ものがあるが、えられるTj02−Si02の物性に大
きく影響を与えるものでない限り問題とならない。好ま
しいTj02−Sj02の調製法としては、以下の方法
が挙げられる。■ 四塩化チタンをシリカゲルに含浸せ
しめ、150〜650ooにて熱処理して分解せしめT
i02−Si02を形成せしめる方法。
■ 四塩化チタンをシリカゾルと共に混合し、アンモニ
アを添加して沈澱を生成せしめ「 この沈澱を洗縦、乾
燥後150〜650o○で焼成せしめる方法。
■ 四塩化チタンにケイ酸ナトリウム水溶液を添加し、
反応せしめて沈澱を生成させ、これを洗縦乾燥後150
〜650COで焼成せしめる方法。
■ 四塩化チタンの水−アルコール溶液にエチルシリケ
ート〔(C2KO)4Sj〕を添加し加水分解反応せし
め沈澱を形成させ〜 これを洗糠、乾燥後150〜65
000で焼成せしめる方法。■ 酸化塩化チタン(Ti
OC12)とエチルシリケートの水−アルコール溶液に
アンモニアを加えて沈澱を形成せしめ、これを洗縦乾燥
後150〜650℃で焼成せしめる方法。以上の好まし
い方法のうちでもとくに■の方法が好ましく、この方法
は具体的には以下のごとく実施される。
すなわち、上記チタン源およびケイ素源の化合物をTi
02とSj02のモル比が所定量になるようにとり、酸
性の水溶液状態またはゾル状態でチタンおよびケイ素を
酸化物換算して0.01〜1.0多′その濃度としio
〜10000に保つ。その中へ雌伴下中和剤としてアン
モニア水を滴下し「 1び分間ないし3時間pH2〜1
0にてチタンおよびケイ素よりなる共沈化合物を生成せ
しめ、炉別しよく洗総したのち80〜140oCで1〜
1畑時間乾燥し「 150〜650qoで1〜1畑時間
焼成してTi02−Si02をえることができる。また
、別法として上記所定のケイ素源の化合物と十分中和に
必要なアンモニア水を混合し、蝿梓下所定のチタン源の
化合物を滴下し、共牝化合物を生成せしめ〜以下上記の
方法と同様にしてTj02一Si02をえることもでき
る。また、Ti02−Si02−P205についてはT
i02−Si02と同様の方法で調製されるものであり
、リン源として、無機性リン化合物および有機性リン化
合物のなかから選ぶことができるが、リン酸、リン酸ア
ンモニウム等の水溶性リン化合物が好ましい。すなわち
、リン化合物をケイ素化合物と共に上述の方法と同様に
扱うことにより、Ti02一Si02−P205は容易
に調製しうるのである。
そして、このリンの存在量は酸化物としてTi02十S
i02十P2Qの合計量に対し3増量量%までの範囲に
あることが好ましい。上記方法で調製されたTi02−
Si02あるいはTi02−Sj02−P2Qを用いて
以下の触媒調製法によって完成触媒がえられる。一例を
示せば、えられたTi02−Si02あるいはTj02
−Si02−P205に適当な成型助剤を加え混合し適
量の水を加えよく練った後、押出機で円柱状に成型し、
ついで乾燥、焼成してTi02−Si02あるいはTj
02−Si02一P205の成型物をえる。成型勤剤と
して「微結晶性セルローズ、メチルセルロ−ズ、ポリエ
チレングリコール、ポリピニルアルコール、ポリアクリ
ルアミド、ポリ酢酸ビニル、でん粉等焼成により分解、
酸化して飛散する公知の有機物を適宜添加することがで
きる。
また成型をさらに容易にならしめるために酸も用いうる
。酸としては硫酸「硝酸等の鉱酸、そして蟻酸、酢酸、
綾酸等の有機酸のうちから適宜選び添加することができ
る。その他触媒強度を高めるためにガラス繊維やガラス
粉末等を加えることができる。また「Ti02一Sj0
2あるいは/またはTi02一Si02−P205と通
常担体として用いられている粉末と混合して使用するこ
とも可能である。例えばアルミナ「シリカ「シリカ。ア
ルミナ「ベントナイト、ケイソウ士、チタニア、ジルコ
ニア、リン酸チタン、マグネシア、酸化バリウム、酸化
亜鉛〜酸化スズなどが用いることができる。成型物の形
成はべレット状、板状、ハニカム状、ドーナツ状、リボ
ン状、波板状など任意に成型しえるが、通常、押出成型
機によって押出成型される。
また、上記の如き通常の担体にTi02一Si02ある
いはTi02一Si02−P2Qをスラリー状で吹付け
、上記成型物と同機に扱うこともできる。成型された成
型物は10〜14000で1〜48時間乾燥した後、焼
成される。焼成は通常空気雰囲気下あるいは空気流通下
1,000oo以下、好ましくは200〜9000○で
1〜1畑時間行われる。このようにしてえられたべレッ
ト等の成型物にTi02−Si02および/またはTi
02−Si02−P205と共に用いる他の触媒成分B
、すなわち、白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属触
媒物質を担持せしめ、完成触媒がえられる。
これらの触媒成分Bとしては、周期律表第肌族の金属が
用いられるが、特に白金、パラジウム、ロジウムが好ま
しい。触媒成分Bの出発原料としては、塩化物、硝酸塩
、有機酸塩、塩化貴金属塩、銭化合物などが好ましい。
触媒成分Bは金属としてTj02一Si02および/ま
たはTi02−Sj02−P205の成型物1〆当り0
.05〜20夕、好ましくは0.1〜5夕、更に好まし
くは0.3〜3タ担特せしめる。本発明触媒の調製方法
において、触媒成分の担特に際してポリオキシェチレン
系非イオン界面活性剤の使用は本発明の触媒調製に対し
て非常に有用である。
ポリオキシェチレン系非イオン界面活性剤を存在させる
事により適度の泡立ちが生じ、触媒成分水溶液と担体粒
子と調製容器器壁との相互接触が円滑になり、触媒成分
を担持する際は均一な再現性のある担持結果を果せるし
、資金属成分の担特の場合は界面活性剤の持つ低惨透性
のゆえに触媒表面および表層への有効な分散担特が行な
われ、最小の担持量で希望する水準の性能を有する触媒
をえることができる。とくに触媒を大量に調製する場合
はこれらの長所が有利に発揮される。本発明の方法で用
いられる界面活性剤として挙げられるものは以下の通り
である。ポリエチレングリコール日O(CH2C技○)
nH(n:11〜900)、ポリオキシエチレングリコ
ールアルキルェーテルR○(CH2CH20)nH(R
は炭素数6〜30のアルキル基でありn=3〜i20)
、ポリオキシエチレンーポリオキシプロピレン−ポリオ
キシエチレングリコール日○(CH2C&○)a(CH
2CQCH20)b(CH2C比○)cH(a,b,c
は1以上でありa+b+c=20〜400)、一般式で
表わされる「テトロニック型含窒素非イオン界面活性剤
(x,〜x4,y.〜y4は1以上であり、x,十&十
×3十ね+y,十y2十y3十y4=20〜800)、
ポリオキシエチレンアルキルアリルヱーテル(R′は炭
素数 6〜12のアルキル基でn=3〜120)、ポリオキシ
エチレンアルキルエステルR一COO(C2日40)n
HまたはR一COO(C2日40)n‐,一CH2CH
2COO−R(Rは炭素数6〜24のアルキル基であり
n=3〜120)、ポリオキシエチレンアルキルアミン
R−NH(C2日40>nH または(Rは炭素数6
〜30の アルキル基でありn,n,およびn2は3〜120)、
ポリオキシエチレンアルキルアマイドR−CON日(C
2日20)nHまたは(Rは炭素数6〜30の アルキル基でありn,n,およびn2は3〜120)、
ポリオキシェチレンソルビタンの脂肪酸ェステル(Rは
炭素数6〜24のアルキル基でありnは3〜60)これ
らのポリオキシェチレン系非イオン界面活性剤のうち好
ましいのは平均分子量500以上、とくに1,000以
上のものである。
平均分子量が500より小さいと浸透性が大きくなり、
触媒成分(特に貴金属成分)が担体内部にまで均一に担
持分布するようになり、担持量を増加させる必要が生ず
るからである。この界面活性剤は担体1夕当り0.1〜
50夕、好ましくは0.2〜20夕用いられ、触媒成分
水溶液中に加えた場合は0.01〜1の重量%、好まし
くは0.02〜5重量%の範囲で用いられる。かくして
、白金、パラジウム、ロジウム化合物を担持した組成物
は30〜200qo、好ましくは70〜170qoで乾
燥され、ついで空気中300〜700℃、好ましくは4
00〜600qoで焼成するかあるいは水素ガス、水素
−窒素ガス中150〜60000、好ましくは250〜
50000で還元処理する。なお、これらの空気加熱処
理、水素ガス、水素−窒素ガス処理の代りに被処理排出
ガスで処理して活性化して完成触媒とすることもできる
。本発明の触媒が使用される処理の対象となる排ガスと
しては、可燃性有機化合物や一酸化炭素を含有してなる
産業施設からの排ガスもしくは内燃機関の排ガスで「と
くに本発明の触媒はS○x等の硫黄化合物存在下の完全
酸化用触媒として優れる。
本発明の触媒は、上記排ガスの温度として100〜50
000とくに150〜4000C、空間速度として1,
000〜100.000hrl(STP)の範囲で有効
に作用する圧力は特に限定はないが0.01〜10k9
′cその範囲が好ましい。
反応器の形式としては特に限定はないが、通常の固定床
、移動床、流動床等の反応器が適用できる。
以下に実施例および比較例を用いて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
実施例 1 水80れこ四塩化チタン11.4kgを氷冷櫨拝しなが
ら徐々に滴下し、次に20%Si02のコロイダルシリ
カ(日産化学工業■製、スノーテックス0)45k9を
加えた。
これを温度約30qoもこ保った後アンモニア水を冷却
下よく燈拝しながら徐々に滴下しpH7.5になるまで
加え、そのま)2時間熟成した。かくして得られたTテ
02−Sj02ゲルを炉週、水洗後150oCで1畑時
間乾燥し「 アトマィザーで粉砕した。
この粉体500のこ微結晶性セルローズ(旭化成工業欄
製tアビセル)10夕を加え「水を滴下しながらニーダ
ーでよく練り合わせ直径4柳、長さ5脚のべレットに押
し出し成型し、乾燥後空気中55000で6時間焼成し
た。得られたTi02−Si02のべレットの組成はT
i02:Si02=80;20(モル比)であり、かご
比重は0.701cc′夕、紬孔容積は0.448cc
/夕、比表面積は142〆′夕であった。なお、これは
X線回折結果によれば不定形であつた。次に白金金属と
して0.5夕を含む塩化白金酸水溶液230ccを蒸発
皿にとり、更に平均分子量11,000の酸化プロピレ
ン(PO)と酸化エチレン(EO)とのブロック共重合
体で全分子中のEO重量が80%であるところの高分子
非イオン界面活性剤(旭電化工業■製、プルロニックF
88)を1タ添加して溶解させた後「上記のべレット5
00ccを添加し、充分混合して含浸させ、湯浴上で濃
縮乾固し150ooで乾燥した。
その後水素を5%含有する窒素−水素気流中400oo
で2時間還元焼成した。
得られた触媒の白金担持量は1夕/そ一触嬢であり、触
媒強度(庄嬢強度)は木屋式硬度計で測定したところ9
.1kgノベレットであった。上記触媒をC−1とする
。実施例 2 出発原料として次の組成を有する硫酸チタニルの硫酸水
溶液i9.2夕および20%Si02のコロィダルシリ
カ(日産化学工業■製、スノーテックス0)4.5k9
を用いた以外は実施例1に準じてTi02−Si02の
べレツトを調製した。
TiOS04(Ti02換算) 250タ′夕−
溶液全硫酸量 1,200夕/ムー溶液得
られたべレットの表面積は140淋/夕であった。
それを担持基材として用い実施例1に準じて白金担持量
が1タ′〆一触煤の触媒を調製した。得られた触媒の氏
懐強度は8.9k9/べレットであり、この触媒をC−
2とする。実施例 3 Ti02/Si02のモル比を変える以外は実施例iに
準じてTi02−Si02のべレットを調製した。
得られたべレットの組成、比表面積及び圧嬢強度を表1
に示す。こられのTi02−Si02のべレットを担持
基材として用いて実施例1に準じて白金担持量が1タ′
ぞ−触媒の触媒(C−3〜C−8)を調製した。表IT
i○−Si○のべレソト なお、X線回折の結果、上記組成を有したTi02−S
j02のべレットは全て不定形であった。
実施例 4実施例1に準じてTi02−Si02粉体を
調製した。
この粉体500のこ微結晶セルローズ(旭化成工業樹製
、アビセル)1Mを適当量の水と共に加え、次に85%
リン酸63.6夕を加え、更に水を滴下しながらニーダ
ーで充分混線し、直径4柳、長さ5柳のべレットに押し
出し成型し、乾燥後550℃で6時間焼成した。得られ
たべレットの組成はTj02:Si02:P2Q=80
:20:0.5(モル比)であり、かさ比重は0.69
5cc/夕、紬孔容積は0.485cc′夕、比表面積
は148淋/夕であった。次に白金金属として0.5夕
を含む塩化白金酸水溶液230ccを蒸発皿にとり、実
施例1で使用したのと同じ非イオン界面活性剤1多添加
して溶解させた後、上記べレツト500ccを担持基材
として用い、実施例1と同様の方法で含浸させ濃縮乾固
させ、150ooで乾燥した後、実施例1と同様の方法
で還元焼成した。
得られた触媒の白金担持量は1タ′夕−触媒であり、圧
壊強度は10.2kg/べレツトであった。この触媒を
C−9とする。実施例 5 Ti02として200夕を含む5の重量%の四塩化チタ
ン水溶液に40q0においてよく櫨拝しながらリン酸二
水素アンモニウム287.9夕を含む1の重量%水溶液
を徐々に滴下した。
沈澱生成後70ooで6時間放置し、炉別し遠心分離機
で炉液中の塩素イオンがなくなるまで水洗した。。これ
を12000で6時間乾燥してリン酸チタンを得た。得
られたリン酸チタンの組成は、酸化物としてTi02:
P2Q=2:1(モル比)であった。このリン酸チタン
粉末67.8夕と実施例1において得られたTi02−
Si02粉体500夕を微結晶性セルローズ(旭化成工
業■製、アビセル)10夕と共に加え、水を滴下しなが
らニーダーでよく濠練し、直径4柳、長さ5柳のべレッ
トに押し出し成型し、乾燥後空気中55000で6時間
焼成した。得られたべレットの組成は、Ti02:Sj
02:リン酸チタン=84:16:20(重量比)であ
り、かさ比重は0.710cc′夕、紬孔容積は0.4
52cc/夕、比表面積134力/夕であった。次に、
上記のべレットを担持基材として用いて実施例1と同様
の方法で白金の担持量が1夕/そ一触煤の触媒を調製し
た。得られた触媒の圧嬢強度は10.5kg/べレット
であり、この触媒をC−10とする。実施例 6 白金金属として0.35夕を含む塩化白金酸水溶液23
0ccを蒸発皿にとり、実施例1で使用したのと同じ非
イオン界面活性剤1夕を添加し熔解させた後、実施例2
で得られたTi02−Si02のべレット500ccを
担持基村として使用し、実施例1と同様の方法で含浸さ
せ濃縮乾固させ、150ooで乾燥した。
この乾燥物をパラジウム金属として0.15夕を含む硝
酸パラジウムと上記の非イオン界面活性剤1夕を含む2
30ccの水溶液に含浸させ、濃縮乾団を行い150o
oで乾燥させた後水素を5%含有する窒素−水素気流中
400003時間還元焼成した。得られた触媒の白金担
持量は0.7タ′〆一触媒、バラジウム担持量は0.3
タ′夕−触媒であり、圧嬢強度は9.0kg/べレツト
であった。上記触媒をC−11とする。実施例 7 実施例6において硝酸パラジウムの代わりに三塩化ロジ
ウムを使用し、得られた触媒の白金担持量0.99/〆
一触煤、ロジウム担持量は0.1タ′そ−触媒とした。
圧懐強度は9.2k9/べレットであった。上記触媒を
C−12とする。実施例 8 実施例1で得られたTi02一Si○2べレットを担持
基材として使用し、実施例1と同様の方法で白金担持量
が0.5夕/そ−触媒、及び0.2タ′夕−触媒の触媒
を調製した。
得られた触媒をそれぞれC−1入C−14とする。実施
例 9 実施例で得られた触媒について一酸化炭素(CO)およ
び炭化水素(HC)に対する活性試験を次の要領で行っ
た。
触媒10ccを熔融塩格に浸潰された内径2仇帆のステ
ンレス製反応管に充填し、下記組成の合成ガスをガス入
口温度200〜30000、空間速度15,00価r‐
1(STP)の条件で導入し、それぞれの測定温度で定
常状態に達した時点での流出ガスをCOについては非分
散型赤外分析計(NDIR法)によって、又プロピレン
については連続式水素炎イオン化電流計(FID法)に
よって測定した。
合成ガス組成N。
10■肌S○2
50Q血02
1皮容量%CO I容量% C02 1舷容量%フ。
。ピレン 50■m水蒸気
1筋容量%N2
残り 得られた結果を表2に示す。
なお、表中の数値はCO及びHCの完全酸化率(%)を
示すものである。本発明にかかる触媒は低温でも高活性
を示すことがわかる。表2 実施例 10 実施例において得られたC−1,6,9,10の触媒に
ついて次の様な方法で耐久試験を行った。
触媒60ccを内蓬25脚のステンレス製反応管に充填
し、S021,00■m、COl容量%、プロピレン5
0■肌、0213容量%、水蒸気1庇容量%、残り窒素
よりなる合成ガスを反応温度300oo及び空間速度1
5,000hrl(STP)の条件で触媒層に導入して
接触反応せしめた。CO及びHCの分析については、実
施例8に準じて行った。
表3に示している結果からわかるように、本発明の触媒
はすぐれた耐久性を示すことがわかる。
表3実施例 11 実施例において得られた触媒(C−1,6,7,9,1
0,11,12)についてS02酸化能を測定した。
実施例9におけるのと同一組成の合成ガスを反応温度2
5000、SV15,000hr‐1(STP)の条件
で触媒層に導入し、入口ガス中と出口ガス中におけるS
02濃度を測定してS02転化率を測定した。
得られた結果は表4に示した。表4 比較例 1 白金金属として0.59を含む塩化白金酸水溶液250
ccを蒸発皿にとり、実施例1で使用したのと同じ非イ
オン界面活性剤1夕を添加して溶解させた後、市販の球
状活性アルミナ(平均粒蓬4側め、BET表面積120
で′夕)500夕を含浸させ濃縮乾固させ、15000
で乾燥させた後、水素を5%含有する窒素−水素気流中
40000で3時間還元焼成した。
得られた触媒の白金担持量は1夕/そ−触媒であった。
またこの触媒の圧嬢強度を木犀式硬度計で測定したとこ
ろ4.2k9/べレツトであった。比較例 2 試薬特級のTIC141,240夕を水に徐々に滴下し
て60%水溶液とし、このTIC14水溶液に試薬特級
の硫酸640夕を蝿梓下添加した。
他方、特級の硫酸アンモニウム860夕を含む100q
Cに加溢された飽和水溶液を作り、この飽和水溶液を上
記TIC14−仏S04水溶液へ損拝しながら加え、加
え終った後放置し、硫酸チタニウムアンモン(N比)2
S04TiOS041日20を析出させた。
これを炉別分離した後650q0で10時間焼成し、硫
酸チタニウムアンモンを熱分解して500夕のT手02
を得た。かくして得られたTi02粉体を実施例1に準
じて押し出し成型し、空気中550ooで焼成した。
得られたべレツトの比表面積は45め/夕であった。上
記べレットを担持基材として実施例1と同様の方法で白
金担持量が1夕/そ一触煤の触媒を調製した。得られた
触媒の圧壊強度は1.3k9/べレットであった。比較
例 3 エチルオルトシリケートを用いてSj02粉体を実施例
1に準じて調製し、実施例1と同様の方法で押し出し成
型し、空気中550ooで6時間焼成した。
得られたべレットの比表面積は205の/夕であった。
このべレツトを坦持基材として実施例1と同様の方法で
白金坦持量が1夕/そ一触煤の触媒を調製した。得られ
た触媒の圧嬢強度は0.9k9/べレツトであった。比
較例 4 比較例2で得られたTi02粉体500夕と比較例3で
得られたSi02粉体93.8夕をニーダーでよく混合
し、この混合粉体を実施例1に準じて押し出し成型し「
空気中55000で焼成した。
得られたべレットの組成はTj02:Si02=80:
20(モル比)であり、比表面積は75力′夕であった
。上記べレットを担持基村として実施例1と同様の方法
で白金担持量が19/〆一触煤の触媒を調製した。
得られた触媒の圧懐強度は1.5k9/べレツトであっ
た。比較例 5 市販のチタニア担体(不二見研磨材工業■製、比表面積
1の′夕)を担持基村として実施例1と同様の方法で白
金担待量が1タ′夕−触媒の触媒を調製した。
得られた触媒の圧嬢強度は6kg/べレツトであった。
比較例 6 比較例1〜5で得られた触媒につき、実施例9に従って
活性テストを、又実施例10に従って耐久テストを行っ
た。
得られた結果を表6、表7に示した。表2、表5の結果
により本発明の触媒は心203を担持基材として用いた
比較例1の触媒を除いて全て比較例の触媒よりもすぐれ
た活性を示すことがわかる。
耐久性については表3、表6に示している様に実施例の
触媒は比較例の触媒に比較してすぐれていることがわか
る。なかでも強度及び活性の面で比較的良好であるN2
03を担持基材として用いた比較例1の触媒は耐久性が
ないためにS02含有ガス条件下においては実用に供し
ない。一方、実施例及び比較例の触媒について触媒強度
(圧壕強度)を木屋式硬度計で測定したところ、実施例
の触媒は8k9/べレット以上の強度であったが、比較
例の触媒は耐久性に乏しい山203を担持基材として用
いた比較例1及び活性の悪い低表面積Tj02を用いた
比較例5の触媒を除いてすべて2kgノベレット以下の
強度であり、実用触媒として満足すべきものでない。表
5 表6 比較例 7 比較例1〜4で得られた触媒について実施例11に準じ
てS02酸化能を測定した。
得られた結果は表7に示した。表4、表7によれば、本
発明の触媒はいずれも比較例の触媒に比較してS02か
らS03への酸化能が低いことを示している。
‐表 7 実施例 12 実施例において得られたC−1,6,9?10,11,
12の触媒及び比較例1〜4の各触媒について「 反応
温度25000における空間速度(SV)とHC「及び
COの完全酸化率との関係を実施例9に準じて求めた。
得られた結果を表8に示した。表8本発明の触媒は比較
例の触媒に比較して高空間遠度でも良好な完全酸化能を
示すことがわかる。
実施例 13パラジウム金属として0.75夕を含む硝
酸パラジウム水溶液230ccを蒸発皿にとり実施例1
におけると同様にして得られたTi02mSi02のべ
レツト500ccを担持基材として使用し「実施例1と
同様の方法で触媒(C−15)を調製した。
得られた触媒のバラジウム担持量は1.5タ′〆一触煤
であり、圧嬢強度は9k9/べレットであった。
上記触媒(C−15)を用いて実施例9の操作に準じて
一酸化炭素(CO)および炭化水素(HC)に対する活
性試験を行った。
結果を表9に示す。実施例 14ロジウム金属として0
.15夕を含む三塩化ロジウム水溶液230ccおよび
パラジウムとして0.7夕を含む硝酸パラジウム水溶液
230ccを用いる以外は実施例6の操作に準じて触媒
(C−16)を調製した。
得られた触媒のロジウム担持量は0.3タ′そ一触煤、
バラジゥム担持量は1.4タ′そ一触媒であり圧壌強度
は9k9/べレットであった。
上記触媒(C−16)を用いて実施例9の操作に準じて
一酸化炭素(CO)および炭化水素(HC)に対する活
性試験を行った。
結果を表9に示す。実施例 15白金金属として0.3
夕を含む塩化白金酸水溶液、パラジウム金属として0.
2夕を含む塩化パラジウム水溶液およびロジウム金属と
して0.2夕を含む三塩化ロジウム水溶液をそれぞれ蒸
発皿にとり230ccの均一溶液とした。
実施例1におけると同様にして得られたTi02一Si
02のべレツト500ccを担持基材として使用し、実
施例1と同様の方法で触媒(C−17)を調製した。得
られた触媒の白金(Pt)、パラジウム(Pb)および
ロジウム(Rh)の担持量はそれぞれ0.6タ′ぞ−触
媒、0.4タ′クー触媒および0.4タ′〆−触媒であ
り、圧嬢強度は8.5k9ノベレットであった。
上記触媒(C−i7)を用いて実施例9の操作に準じて
一酸化炭素(CO)および炭化水素(HC)に対する活
性試験を行った。
結果を表9に示す。表9実施例 16 各実施例において得られた触媒(C−1,6,9,10
,11,12,17)について、ホルムアルデヒド等の
悪臭成分が共存するガスにおける一酸化炭素(CO)お
よび炭化水素(HC)に対する活性試験を実施例9の操
作に準じて測定した。
測定した結果を表10に示す。各触媒は以下に示す組成
の悪臭成分を含有するガスにおいても高い浄化活性を示
し、出口ガスはほぼ無臭に近い状態を維持した。
ガス組成 NO − low血S02
50の肌02
1接客量%CO
I容量%プロピレン
50の風ホルムアルデヒド 10の風C
02 1舷容量%水蒸気
1筋容量%N2
残り表10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 チタン(Ti)およびケイ素(Si)からなる二元
    系複合酸化物および/またはチタン、ケイ素およびリン
    (P)からなる三元系複合酸化物を触媒A成分とし、白
    金(Pt)および/またはパラジウム(Pd)を触媒B
    成分とし、さらに必要に応じてロジウム(Rh)を含有
    してなる排ガス中の炭化水素および一酸化炭素を水およ
    び二酸化炭素に酸化浄化する排ガス浄化用触媒。
JP52062147A 1977-05-30 1977-05-30 排ガス浄化用触媒 Expired JPS606695B2 (ja)

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