JPS606223B2 - 基材表面に凹凸模様を形成する方法 - Google Patents

基材表面に凹凸模様を形成する方法

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JPS606223B2
JPS606223B2 JP53063834A JP6383478A JPS606223B2 JP S606223 B2 JPS606223 B2 JP S606223B2 JP 53063834 A JP53063834 A JP 53063834A JP 6383478 A JP6383478 A JP 6383478A JP S606223 B2 JPS606223 B2 JP S606223B2
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JP
Japan
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uneven pattern
forming
top coat
foaming
substrate
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JP53063834A
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English (en)
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JPS54155254A (en
Inventor
洋 中野
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基材表面に凹凸模様を形成する方法に関し、更
に詳細には、印刷模様に同調した凹凸模様を基体上に容
易に且つ経済的に形成する方法を提供することを目的と
する。
従来、化粧板等において木目等の自然感を現出させる目
的で、基材表面上に印刷模様に同調した凹凸模様を形成
する方法が多数提案されており、その中で発泡剤を使用
する方法がある。
例えば、特公昭51一49246号公報においては、発
泡剤として酸で気体を発生するジニトロソベンタメチレ
ンテトラミンを使用しているが、この方法では上塗り塗
料として酸性硬化性樹脂を使用せねばならないという欠
点があり、その応用範囲が限定される。他の方法として
は、樽閥昭48一59166〜8号公報があるが、これ
らの方法では加熱発泡性の発泡剤を使用しているので約
100〜200℃という高い温度を必要とし、従って熱
に対し耐性の低い基材、例えば合成紙や熱可塑性プラス
チックフィルム若しくはシート等は使用することができ
ない。また発泡が完了するまでかなりの時間を要し、均
一な発泡の達成が困難である。本発明者は上述の如き従
釆技術の欠点を解決すべく、鋭意研究の結果、いかなる
上塗り塗料でもよく、また従来技術よりも著しく低い温
度でも、極めて短時間で発泡が可能である方法を発明し
た。
すなわち、本発明は、液状媒体、被膜形成々分および紫
外線により分解して気体を発生するアゾ基含有化合物か
らなる発泡性インキ組成物を基材に適用し、次いで上塗
り塗料を適用し、しかる後紫外線を照射して基材表面に
凹凸模様を形成し、該凹凸模様の凸部を研削して凹部と
なし、次いで必要に応じて上塗り塗料を適用することを
特徴とする基材表面に凹凸模様を形成する方法である。
本発明を詳細に説明すると、本発明において使用する発
泡性インキとは、例えば酢酸ビニル樹脂、酢酸セルロー
ス、塩化ビニル樹脂、アクリル酸ェステル樹脂、ニトロ
セルロース等のビヒクルに、溶剤と必要に応じて着色剤
を加えた印刷インキ中に紫外線により分解して気体を発
生するァゾ基含有化合物を添加したものであり、これら
の化合物としては、2−アゾビスィソブチロニトリル(
MBN)、2ーアゾビスブロピオニトリル、ジメチル−
2ーアゾビスイソブチレート、2ーアゾビス−2−メチ
ルブチロニトリル、1−アゾビスー1−シクロヘキサン
ニトリル、2−アゾビスプロパン、アゾビスシアノバレ
リツクアシド(ACVA)等であり、これらのァゾ基含
有化合物は発泡性インキ中で約5〜7の重量%を占める
量で使用される。
本発明で使用される基材とは、化粧板、壁紙、化粧紙な
どにおいて使用されるあらゆる基材を含み、特に従来は
使用が困難であった合成紙やプラスチックフィルム若し
くはシート等も全く問題なく使用できる。
前述の如き発泡性ィンキを刑・て上述の如き基材表面に
任意の模様を印刷し、これに紫外線を照射すれば数秒〜
数十秒というおどろくべき短時間で発泡が完了し、印刷
部分が隆起し、印刷模様に全く同調した凹凸模様が形成
できる。
この紫外線を照射する際にはその周囲温度はインキビヒ
クルが若干軟化する温度で十分であり、例えば約30〜
10000という従来よりも著しく低い温度で十分であ
る。この発泡工程で使用する紫外線は約2500〜40
00Aの波長のものがよく「 このような紫外線は従来
公知のキセノンランプ、低圧、中圧、高圧あるいは超高
圧水銀灯、メタルハラィド灯により容易に発生させて使
用できる。上記の方法において発泡性インキで模様を印
刷後、発泡処理前の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂「反応
硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂などからなる上塗り塗料
を適用し、しかる後紫外線照射により発泡処理すれば、
形成される凹凸模様の表面性質を改質することができる
またこのような方法に代えて、発泡処理後に上述の如き
上塗り塗料を適用してもよい。以上の如くして形成した
上塗り塗料層を有する凹凸模様において、発泡により隆
起した凸部は他の部分より強度が低いから「 この凸部
をバフロールやサンダ−で研削するとt逆に凹部が形成
される。
この場合、上塗り塗料層が厚いほど、それだけ凹部は深
くなり「凹凸模様層がそれだけ顕著になる。このような
方法は基材表面に木材の導管模様等を形成する際に有利
である。いずれにしてもこのように形成した凹凸模様は
印刷模様に全く同調しているのが特徴である。このよう
に凹部を形成した場合に更にその上に全面にあるいは部
分的に更に上塗り塗料を適用してその凹部の保護強化を
図ってもよい。以上の如き本発明によれば、インキ中の
発泡剤を発泡させるのに紫外線を用いるので「発泡剤を
分解させるための触媒や肋剤の使用が不要であるので、
特公昭51一49246号公報発明における如く上塗り
塗料の種類が制限されず、あらゆる上塗り塗料の使用が
可能であるからその応用範囲が広い。
特に上塗り塗料として紫外線硬化性塗料を使用すれば工
程的に非常に有利である。また、特開昭48−5916
6〜8号公報発明におけるごとく、高い温度と長時間を
必要としないから、熱に対し耐久性の低い基材、例えば
合成紙や熱軟化性のプラスチックフィルム若しくはシー
トが使用できるという利点がある。
更に本発明においては発泡処理時間が著しく短縮されて
いるので連続生産が容易であり生産性も高いので工業的
に有利である。次に実施例を挙げて本発明を具体的に説
明する。
文中部または%とあるのは重量基準である。実施例 1
セルロース系樹脂5部、顔料3部、アゾビスシアノバレ
リック酸4の郡および溶剤52部からなる発泡性組成物
を用いて、薄葉紙に80ミクロン、100線の版を使用
して導管模様を印刷した。
この印刷物を合板に貼合せ、この上にウレタン系のりコ
ート可能な上塗り塗料を5夕/尺の割合で塗布し、その
後紫外線ランプ(出力200W/ィンチ)3本、照射面
までの距離15肌、コンベア速度5の′min、雰囲気
温度約60℃の条件で紫外線を照射したところ導管模様
部分が隆起した。この凸部分をバフロールあるいはサン
ダーで研削すると、導管部分が削りとられて凹模様とな
る。この同調ェンボス化粧板にウレタン系の上塗り塗料
をロールコ−夕一で2多/尺の割合で塗布、乾燥するこ
とによって表面性質のすぐれた同調ェンボス化粧板が得
られた。実施例 2 実施例1で使用した薄葉紙に代えて、合成紙コホ(王子
油化製)を用いて、実施例1と同様にして同様の同調ェ
ンボス化粧板が得られた。
実施例 3 実施例1で使用した薄葉紙に代えて、ポリ塩化ビニルフ
イルムを使用し、パーチクボ−ド‘こ貼合せ「実施例1
と同様にして、同様にすぐれた同調ェンボスキャビネツ
トが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液状媒体、被膜形成々分および紫外線により分解し
    て気体を発生するアゾ基含有化合物からなる発泡性イン
    キ組成物を基材に適用し、次いで上塗り塗料を適用し、
    しかる後紫外線を照射して基材表面に凹凸模様を形成し
    、該凹凸模様の凸部を研削して凹部となし、次いで必要
    に応じて上塗り塗料を適用することを特徴とする基材表
    面に凹凸模様を形成する方法。
JP53063834A 1978-05-30 1978-05-30 基材表面に凹凸模様を形成する方法 Expired JPS606223B2 (ja)

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JPS54155254A JPS54155254A (en) 1979-12-07
JPS606223B2 true JPS606223B2 (ja) 1985-02-16

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ID=13240767

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BE1018680A5 (nl) 2008-12-19 2011-06-07 Flooring Ind Ltd Sarl Werkwijzen voor het vervaardigen van panelen en paneel hierbij bekomen.
KR101616593B1 (ko) 2008-12-19 2016-05-12 플로어링 인더스트리즈 리미티드 에스에이알엘 코팅 패널 및 이러한 패널의 제조 방법

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