JPS5922649B2 - 化粧材の製造方法 - Google Patents

化粧材の製造方法

Info

Publication number
JPS5922649B2
JPS5922649B2 JP52054654A JP5465477A JPS5922649B2 JP S5922649 B2 JPS5922649 B2 JP S5922649B2 JP 52054654 A JP52054654 A JP 52054654A JP 5465477 A JP5465477 A JP 5465477A JP S5922649 B2 JPS5922649 B2 JP S5922649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
resin
curable resin
pattern
resin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52054654A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53139666A (en
Inventor
秀夫 石沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP52054654A priority Critical patent/JPS5922649B2/ja
Publication of JPS53139666A publication Critical patent/JPS53139666A/ja
Publication of JPS5922649B2 publication Critical patent/JPS5922649B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は化粧材の製造方法に係り、とくに、同調エン
ボス模様を有する化粧材の製造方法に関する。
同調エンボス模様を有する化粧材は建築内装材、家具、
キャビネット等の高級表面材として広汎な分野に利用さ
れている。
このような化粧材を製造する方法はエンボスロールや平
版プレスによる方法を初めとしていくつか知られている
が、最近、紫外線硬化型樹脂を利用した方法がおこなわ
れるようになつてきた。すなわち、化粧紙上に紫外線硬
化型樹脂を塗布し、これにフィルムを被覆し、このフィ
ルム上に紫外線不透過部を設け、これに紫外線を照射す
ることによつて紫外線不透過部を陥没させる方法である
しかし、この方法では、化粧紙と紫外線不透過部との同
調が比較的困難である。また、特開昭48−93681
号公報に、透明フィルムに紫外線不透過インキで柄印刷
したものを紫外線硬化型樹脂層を形成してなる基材に被
着し、紫外線を照射することによつて柄印刷部を樹脂層
に移行させるとともにその部分を陥没させる方法が開示
されている。
透明フィルムを剥離して製品が得られる訳であるが、こ
の方法では、製品表面が印刷柄面となるので、耐摩耗性
、耐シンナー性等の表面物性に難点があるのである。こ
の発明は上記背景に基づいてなされたものであり、優れ
た同調エンボス模様を有し、表面物性の良好な化粧材を
製造することのできる方法を提供することを目的とする
この発明の製造方法は、(一下地シートを被着してなる
基材に紫外線硬化型樹脂よりなる第1の層を形成し、(
”紫外線透過性インキと紫外垂下透過性インキとにより
柄模様を形成してなる透明紙を前記第1の層上に被着し
、(c)前記透明紙上に熱硬化性樹脂、前記紫外線硬化
型樹脂よりも硬化速度の遅い紫外線硬化型樹脂またはこ
れらの混合物からなる硬化性樹脂で第2の層を形成し、
((i)紫外線を照射することによつて前記第1の層に
おける前記紫外線不透過性インキで構成された柄模様対
応/部分を陥没させることを特徴とするものである。
以下、添付の図面を参照しつつこの発明を詳述する。第
1図に示すように、合板、、パーチクルボード、ハード
ボード等の木質材や石綿板、ケイ酸カルシウム板、パル
プセメント板等の不燃材のような基材10の表面に例え
ばポリ酢酸ビニルエマルジョンのような接着剤を用いて
下地シート12を被着する。
この下地シート12は基材10の隠蔽と絵柄の下地色と
するためのもので、例えばチタン紙やポリ塩化ビニルフ
イルムが用いられる。上記下地シート上に、カーテンフ
ローコート、ロールコート、刷毛塗り、ハンドロールコ
ート、スキージ等の手段により紫外線硬化型樹脂層14
を形成する。
この塗布量は50f/M2ないし500t/M2が一般
である。この紫外線硬化型樹脂は不飽和ポリエステル樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の架橋性樹脂にベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾフエノン、アゾビスイソブチロニトリ
ル等の光増感刷を添加配合してなるものである。次に、
紫外線透過性イYキ16と紫外線不透過性インキ18に
よつて木目柄や抽象柄等任意の柄模様を印刷した透明紙
20よりなる化粧紙を被着する。透明紙20は本来透明
なものであつても、また樹脂の含浸によつて透明になる
不織布等であつてもかまわない。紫外線透過性インキは
透明顔料を用いたインキであり、紫外線不透過性インキ
は不透明顔料を用いたインキであるが、透明顔料を用い
たインキに紫外線吸収剤や螢光増白剤を加えて紫外線不
透過性インキとして用いることもできる。上記透明紙2
0上に硬化性樹脂層22を形成する。
この硬化性樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂Jアクリル
樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アルキツ
ド樹脂、アミノアルキツド樹脂、メラミン樹脂等の熱硬
化性樹脂または前記した紫外線硬化型樹脂あるいはこれ
らの混合物であり、その硬化速度は樹脂層14を構成す
る紫外線硬化3型樹脂の七れよりも遅いことが必要であ
る。すなわち、樹脂層22を構成する硬化性樹脂の硬化
は樹脂層14を構成する紫外線樹脂の硬化の達成よりも
後に達成されるようにする。この硬化速度の調節は硬化
剤や光増感剤の量を減らしたり、反応こ速度の遅いもの
を用いたりすることによつて}こなうことができる。\
硬化性樹脂が熱硬化性樹脂である場合、その熱硬化の機
構は、当該技術サ野でよく知られているように、使用し
た硬化剤の種類・性質によつて異4なる。
例えば、ベンゾイルパーオキサイドのようにやや高めの
温度範囲で樹脂の硬化機能を発現するような硬化剤を用
いた場合には加熱装置を用いて当該樹脂層を必要な温度
まで熱しなければ樹脂は硬化しない。一方、メチルエチ
ルケトンパーオキサイドのような硬化剤を用いた場合に
は、特に外部から熱することなく常温で徐々に硬化反応
が開始され、自己発熱しながら時間の経過とともに硬化
反応が完結する。したがつて、その場合は、単に放置す
るだけで樹脂の硬化が達成・完了する。な訃、硬化性樹
脂が紫外線硬化型樹脂と熱硬化性樹脂との混合物である
場合、当業者に明らかなように、紫外線を照射しつつ熱
を加えるか加えないで(熱硬化剤の種類による)硬化を
訃こなう。エンボス効果をよくするためには樹脂層14
の厚みを樹脂層22のそれよりも厚くし、しかも樹脂層
22の厚みをできるだけ少なくすることが望ましい。樹
脂層14の塗布量を前記した範囲内に訃いて200f7
/M2以上とするのがことに好ましい。な訃、樹脂層2
2に予め熱硬化剤を加えて訃くと、紫外線のみによつて
は樹脂層22が下地シートとうまく接着しないという時
折生ずる問題も回避できる。また、樹脂層14$?よび
22に厚みムラのないよう精度よく樹脂を塗布すること
が製品外観の面でことに望ましい。最後に、ビニロンフ
イルム等の表面保護フイルム24を被着後、高圧水銀ラ
ンプ、螢光ケミカルランプ等の適当な手段により紫外線
を照射すると、樹脂層14の光不透過性インキに対応す
る部分が陥没し、保護フィルム24を剥離すると絵柄模
様と同調したエンボス化粧材が得られる(第2図)。
以上述べたように、この発明方法によれば、同調エンボ
ス模様を有する化粧材が容易に得られるとともに、その
化粧材は表面に硬化性樹脂層を備えているため、耐摩耗
性、耐引掻き性、耐溶剤性等表面物性に優れている。ま
た、硬化速度の早い紫外線硬化型樹脂を利用しているた
め、生産性が良好である。次にこの発明の実施例を記す
実施例 1 坪量80t/M2の着色チタン紙をポリ酢酸ビ[ャ旧n接
着剤により合板に貼合せ、この上に下記配合Aの紫外線
硬化型樹脂を400t/M2の割合でロールコートした
υアノ/ノ′甲j− ′− v・
νド次に、坪量40t/M2の透明紙に木目柄をグラビ
ア印刷した化粧紙を樹脂層上に被着した。
この木目柄は木目の下地色は印刷せず、調子柄を透明イ
ンキで印刷し、導管部を茶色の不透明インキで印刷した
ものである。この化粧紙の上に下記配・合Bの硬化性樹
脂を200f/M2の割合で塗布し、ぞの上にビニロン
フイルムを被着し、ロールで均一面とした。ついで、高
圧水銀ランプにより80W/Cm2の照度で30秒間紫
外線を照射し、配合Aの樹脂層の所望部分を硬化させ、
ぞのままの状態で10分間放置してMEKPOの硬化作
用により配合Bの硬化性樹脂層を硬化させた後ビニロン
フイルムを剥離した。
こうして、導管部のみ陥没した同調エンボス木目模様を
有するポリエステル化粧板を得た。実施例 2 紫外線硬化型樹脂、化粧紙}よび硬化性樹脂としてそれ
ぞれ下記に示すものを用い、螢光ケミカルランプを10
分間照射した以外は実施例1の工程に従つて凹凸抽象模
様を有するポリエステル化粧板を得た。
紫外線硬化型樹脂配合 用いた化粧紙:坪量307/M2の不織布に紫外線透過
性インキと不透過性インキにより抽象柄を印刷したも の 硬化性樹脂配合 実施例 3 合板に厚さ100μの着色ポリ塩化ビニルフイルムを貼
合せ、その上に紫外線硬化型アクリル樹脂を1001/
M2の割合でロールコートした。
この樹脂層上に、導管部のみを不透明インキで他部を透
明インキで木目柄を印刷してなる50μのポリ塩化ビニ
ルフイルムを被着し、ぞの上に反応性(すなわち、硬化
剤を含む反応硬化型)アクリルウレタン樹脂を20t/
M2の割合で塗布し、乾燥してなるポリ塩化ビニルフイ
ルムを被着した。ついで、高圧水銀ランプ80W/dの
照度で紫外線を30秒間照射して紫外線硬化型アクリル
樹脂の所望部分を硬化させた後、硬化剤の作用により反
応硬化型アクリル樹脂層を硬化させた。こうして、導管
部の陥没した同調エンボス木目模様を有する化粧材を得
た。これは本物の木質感のある高級キヤビネツト材とし
て有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図訃よび第2図は七れぞれこの発明方法を工程順に
示す断面図。 10・・・・・・基材、12・・・・・・下地シート、
14・・・・・・紫外線硬化型樹脂層、16・・・・・
・光透過性インキ、18・・・・・・光不透過性インキ
、20・・・・・・透明紙、22・・・・・・硬化性樹
脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (a)下地シートを被着してなる基材に紫外線硬化
    型樹脂よりなる第1の層を形成し、(b)紫外線透過性
    インキと紫外線不透過性インキとにより柄模様を形成し
    てなる透明紙を前記第1の層上に被着し、(c)前記透
    明紙上に熱硬化性樹脂、前記紫外線硬化型樹脂よりも硬
    化速度の遅い紫外線硬化型樹脂またはこれらの混合物か
    らなる硬化性樹脂で第2の層を形成し、ついで(d)紫
    外線を照射することによつて前記第1の層における前記
    紫外線不透過性インキで構成された柄模様対応部分を陥
    没させることを特徴とする同調エンボス模様を有する化
    粧材の製造方法。
JP52054654A 1977-05-12 1977-05-12 化粧材の製造方法 Expired JPS5922649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52054654A JPS5922649B2 (ja) 1977-05-12 1977-05-12 化粧材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52054654A JPS5922649B2 (ja) 1977-05-12 1977-05-12 化粧材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53139666A JPS53139666A (en) 1978-12-06
JPS5922649B2 true JPS5922649B2 (ja) 1984-05-28

Family

ID=12976759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52054654A Expired JPS5922649B2 (ja) 1977-05-12 1977-05-12 化粧材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5922649B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5318807A (en) * 1991-10-28 1994-06-07 Juan Grifoll Casanovas Process for preparing printed sheets with optical effects
CN108248236A (zh) * 2018-02-02 2018-07-06 浙江迈高工艺礼品有限公司 一种浮雕贴纸印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53139666A (en) 1978-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3554827A (en) Method of forming a decorative panel
JPS5936874B2 (ja) 化粧板の製造方法
JPS5922649B2 (ja) 化粧材の製造方法
JPS6235517B2 (ja)
JP3076355B2 (ja) 凹凸模様の形成方法
JPH0782693A (ja) 立体模様化粧紙の製造方法
JPH1128799A (ja) 化粧板およびその製造方法
JPS6227377B2 (ja)
JPH01253449A (ja) 凹凸模様形成体の製造方法
JPH0759626A (ja) 化粧板
JP3087405B2 (ja) 化粧シートの製造方法
JP2951688B2 (ja) 化粧材の製造方法
JP2660260B2 (ja) 着色凹凸模様を転写する方法
JPS59225774A (ja) 凹凸化粧材の製造方法
JPH05115833A (ja) 凹凸模様を有するシートの製造方法
JP3285822B2 (ja) 化粧材及びその製造方法
JP2764128B2 (ja) 凹凸模様を形成する方法及びその方法に使用する凹凸模様形成用シート
JPS606223B2 (ja) 基材表面に凹凸模様を形成する方法
JP3173167B2 (ja) 化粧紙の製造方法
JPH07285207A (ja) 樹脂化粧板の製造方法
JPH10119174A (ja) 防汚性に優れた無機質系化粧板及びその製造方法
JPH0852418A (ja) レリーフ模様仕上方法
JP2001301113A (ja) 目地付化粧板、及びそのの製造方法
JPH07237286A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JP2826729B2 (ja) 凹凸模用の形成方法及び該方法に使用される転写シート