JPS606048Y2 - 巻取機 - Google Patents

巻取機

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Publication number
JPS606048Y2
JPS606048Y2 JP11707578U JP11707578U JPS606048Y2 JP S606048 Y2 JPS606048 Y2 JP S606048Y2 JP 11707578 U JP11707578 U JP 11707578U JP 11707578 U JP11707578 U JP 11707578U JP S606048 Y2 JPS606048 Y2 JP S606048Y2
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JP
Japan
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arm
brake
winding
holder
attached
Prior art date
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Expired
Application number
JP11707578U
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English (en)
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JPS5535017U (ja
Inventor
順 高木
Original Assignee
東レエンジニアリング株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振動防止装置を有する巻取機に関するものであ
る。
一般に揺動アームに保持したボビンを駆動ローラーに圧
接しトラバースしなから糸条を巻取る構成の巻取機に於
いては、駆動ローラーの振れ、巻取機に保持したボビン
の振れ、巻取時に生じるリボン帯等により巻取機に振動
を生じ糸巻パッケージが多角形になる等の問題があった
そのため振動を防止する装置として実公昭44−251
63に示されるようなボビンを保持する揺動アームの揺
動部の軸にブレーキ片と該ブレーキ片を揺動アームに押
圧するスプリングを装着する装置が提案されているが、
揺動支点に於ける制動力をボビン保持部に伝達するには
剛性の非常に大きな揺動アームにする必要があり、巻取
機の構成、寸法上実施は不可能であり、振動を完全に防
止することは困難であった。
又実公昭49−32274に示されるようなボビンを保
持する揺動アームに縦孔を設け、ブレーキ材と押出体及
びスプリングを収め、該スプリングでブレーキ材を外方
へ押出すように付勢し、揺動アームの支軸を中心とする
円弧面をブレーキ面とする固定ブレーキ体に前記ブレー
キ材の外端を圧接させる装置が提案されている。
しかし前記構成の振動防止装置ではボビンを着脱するた
め回動する揺動アームには振動防止装置が設けていない
ため、片側の揺動アームは制動力が回動部の嵌合誤差、
剛性不足等により伝達されず制動力が片ぎきとなり振動
を完全に防止することは困難であった。
特に巻密度が高く(ρ≦0.6y/crJ以上)、巻取
速度が早< (V≦400m、/min以上)となると
前記のような構成の振動防止装置では振動を防止するこ
とはほとんど不可能であった。
本考案は前記のような振動防止装置を有する巻取機の欠
点を解決することを目的に検討の結果得られたものであ
る。
すなわち本考案は機台に一対のアームを揺動自在に装着
すると共に、該アームの一方を揺動方向と交叉する方向
に回動できるように形威し、各アームに装着されたホル
ダーによりボビンの両側ヲ支持し、摩擦駆動ローラに当
接させて糸条を巻き取る構成の巻取機において、前記各
アームの揺動支点とホルダーの間で、しいもホルダーよ
りにブレーキ片を内方に対向させて突設すると共に、円
弧状のブレーキ体をスプリングの付勢力により該ブレー
キ片に摺接するよう機台に装着し、かつ該ブレーキ体の
一方をアームと共に回動するように形成せしめた巻密度
、巻取速度等に関係なく振動を防止することができる巻
取機を提供するものである。
本考案の巻取機の概略正面図を第1図に2−2矢視図を
第2図にY−Y矢視図を第3図に示し、巻取機の構成を
説明する。
1は機台であり、軸受3を介して軸2を回動自在に装着
しである。
4は軸2に固着したアームである。
5は軸2に固着したブラケットであり、ピン6を介して
アーム7が回動自在に装着しである。
該アーム7の回動側には操作用握手が設けである。
8はブラケット5に内装したスプリングであり、アーム
7を押圧する。
9はベアリング10及び軸11により各アーム4,7に
回転自在に装着したボビンホルダーである。
12はアーム4,7にねじ13で固着したブツシュ−で
あり、ブレーキ片14を回動自在に装着しである。
15は機台1に固着した軸であり、一端に軸受16をね
じ17で固着し円弧状の摺接面aを有するブレーキ体1
8を回動自在に装着すると共に、他端に球面軸受19を
ねじ20で固着し、円弧状の摺接面aを有するブレーキ
体21を回転自在に装着しである。
22は機台1に固着した軸であり、23は軸22に装着
した調整ねじである。
24はブレーキ体18.21を各々アーム4.7に装置
したブレーキ片14に押圧するスプリングである。
前記構成の巻取機に於けるボビンの着脱及び巻取動作に
ついて説明する。
駆動ローラRから離れた位置にあるアーム7の取手Aを
握すイ方向に力を作用させスプリング8の押圧力に打勝
って該アーム7をピン6を支点にしてイ方向に開く。
この時ブレーキ体21はアーム7に装着したブツシュ−
12の鍔で挾持され球面軸受19を支点にしてアーム7
と一体的に移動する。
該状態で空ボビンBをまずアーム4に装着したホルダー
9に挿入し、次いで取手Aに作用させている力を減少さ
せアーム7を口方向に移動しアーム7に装着したホルダ
ー9を空ボビンの他端に挿入し取手Aに作用させていた
力を除去してスプリング8の押圧力により空ボビンBを
確実に保持する。
前記アーム7の口方向の移動に伴ないブレーキ体21も
一体的に移動する。
ボビンの装着がすむとアーム7の取手を押し下げ駆動ロ
ーラRに空ボビンBを接触させ面圧機構(図示せず)で
所定の面圧を掛けながらトラバース装着(図示せず)で
糸条をトラバースし巻取る。
巻取量が増加するにつれアーム4,7は軸2を支点にし
て上方に回動する。
この時アーム4,7に装着したブレーキ片14は常にブ
レーキ体18.21と接触しスプリング24で押圧され
設定された制動力が掛けられている。
所定の巻取量に達すると前記空ボビン装着動作と同じく
アーム7の取手にイ方向の力を作用させアーム7を開き
、ホルダー9から満ボビンを取外し空ボビンと交換する
前記操作を繰返し糸条の巻取を行なう。
巻取機を一時休止させる場合にはアーム7を押上げブレ
ーキ18.21の円弧状摺接面aの端部に直線状摺接面
すを設け、接触しているブレーキ片を該直線状摺接面す
に乗り上げさせる。
該状態から巻取操作に復帰させる時はアーム7の取手を
押下げるとブレーキ片9が直線状摺接面すから円弧状摺
接面aに移動する。
本考案は前記のように実施することができるが実施例に
限定されるものではない。
○ ブレーキ片とブレーキ体との摺接構成は実施例のよ
うな外接形のものでもよい。
○ ブレーキ体の制動のための接合部は制動力が巻量の
増加と共に漸減する円弧状のものでもよく巻量に関係な
く制動力が一定のものでもよい。
○ ブレーキ片は大型でもよいが制動力を大きくするた
め多角形にするとよく、材質も耐摩耗性の合成樹脂がよ
い。
又ブツシュ−を介してブレーキ片を装着する構成でもよ
く、ブレーキ片を装着する構成でもよく、ブレーキ片単
体構成でもよい。
○ ブレーキ体の回動支点である球面軸受は合成樹脂、
合金等のブツシュでもよく、外輪が球面のベアリングで
もよい。
○ アーム、ブレーキ体及びスプリング等の取付ける機
台の形状、装着方法は特に限定されない。
○ アームの形状、駆動ローラとの接触方向等特に限定
されない。
本考案は前記のように各アームの揺動支点とホルダーの
間で、しかもホルダーよりにブレーキ片を内方に対向さ
せて突設すると共に、円弧状のブレーキ体をスプリング
の付勢力により該ブレーキ片に摺接するよう機台に装着
し、かつ該ブレーキ体の一方をアームと共に回動するよ
うに形成せしめることにより次のような効果を奏する。
○ 各揺動アームに装着したブレーキ片とブレーキ体に
より振動源に近い位置で制動力を掛けるため高密度、高
速巻取を行なっても振動の発生を防止することができる
O振動を防止する制動力を片側のアームから他のアーム
に伝達したり、揺動支点部より伝達しないため、大きな
剛性を有するアームを必要とせず、小型、軽量にするこ
とができる。
○ ブレーキ片を多角形にしておくと、ブレーキ片が摩
耗してもその接触面を変えるだけでよく、巻取機を長時
間停止する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の巻取機の1実施例を示す概略正面図で
あり、第2図はz−2矢視図であって、第3図はY−Y
矢視図である。 1・・・・・・機台、2. 11. 15.22・・・
・・・軸、4.7・・・・・・アーム、5,23・・・
・・・ブラケット、6・・・・・ピン、8,24・・・
・・・スプリング、9・・・・・・ホルダー、12・・
・・・・ブツシュ−113,17,20・・・・・・ね
じ、14・・・・・・ブレーキ片、3,16・・・・・
・軸受、18.21・・・・・・ブレーキ体、19・・
・・・・球面軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機台に一対のアームを揺動自在に装着すると共に、該ア
    ームの一方を揺動方向と交叉する方向に回動できるよう
    に形威し、各アームに装着されたホルダーによりボビン
    の両側を支持し、摩擦駆動ローラに当接させて糸条を巻
    き取る構成の巻取機において、前記各アームの揺動支点
    とホルダーの間で、しかもホルダーよりにブレーキ片を
    内方に対向させて突設すると共に、円弧状のブレーキ体
    をスプリングの付勢力により該ブレーキ片に摺接するよ
    う機台に装着し、かつ該ブレーキ体の一方をアームと共
    に回動するように形威せしめたことを特徴とする巻取機
JP11707578U 1978-08-25 1978-08-25 巻取機 Expired JPS606048Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11707578U JPS606048Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 巻取機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11707578U JPS606048Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 巻取機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5535017U JPS5535017U (ja) 1980-03-06
JPS606048Y2 true JPS606048Y2 (ja) 1985-02-25

Family

ID=29070187

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JP11707578U Expired JPS606048Y2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 巻取機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2928459B2 (ja) * 1994-05-31 1999-08-03 アミテック株式会社 除塵装置

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JPS5535017U (ja) 1980-03-06

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