JPH0860452A - ボビンハンガーの回転制動装置 - Google Patents

ボビンハンガーの回転制動装置

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Publication number
JPH0860452A
JPH0860452A JP22554594A JP22554594A JPH0860452A JP H0860452 A JPH0860452 A JP H0860452A JP 22554594 A JP22554594 A JP 22554594A JP 22554594 A JP22554594 A JP 22554594A JP H0860452 A JPH0860452 A JP H0860452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
bobbin hanger
free end
weight
bobbin
Prior art date
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Pending
Application number
JP22554594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuaki Oohira
益彰 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANEBO MENSHI KK
Kanebo Ltd
Original Assignee
KANEBO MENSHI KK
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KANEBO MENSHI KK, Kanebo Ltd filed Critical KANEBO MENSHI KK
Priority to JP22554594A priority Critical patent/JPH0860452A/ja
Publication of JPH0860452A publication Critical patent/JPH0860452A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】傘部と、該傘部の下部にベアリングを介して懸
垂状に支承される回転部の両者からなる精紡機用ボビン
ハンガーにおいて、回転部の回動を容易に制動し得る回
転制動装置の提供を目的とする。 【構成】傘部(2)の頭部に固着するワイヤー体のブラ
ケット(11)と、ワイヤー体でもって横倒U字形に形
成し、上側の自由端(15)を前記ブラケットの下端凹
部(12)に嵌合し、下側の自由端(17)を前記回転
部(4)の頭部(9)に接触せしめたワイヤーC(1
3)と、該ワイヤーC(13)の上側水平杆(14)と
下側水平杆(16)に渡って嵌合するウェート(18)
の3者からなり、上側水平杆の自由端(15)が前記下
端凹部(12)に対して起伏自在に遊嵌合し、ウェート
(18)が水平方向に移動可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精紡機のクリールパート
に使用するボビンハンガーに関するものであり、更に詳
しくは、ボビンハンガーの回転部の回転を適確に制動す
ることのできるボビンハンガーの形状に関する。
【0002】
【従来の技術】精紡機で使用される篠巻はクリールパー
トにおいて、従来JISに規定するスキュアにより鉛直
に支承されていたが、近時、図2または図3に示すボビ
ンハンガーが出現するに至って、このボビンハンガーに
全面的に切り換えられている。ところがスキュアの場合
と同様、ボビンハンガーにおいても支承する粗糸の回転
を所定の範囲に制動する必要がある。例えば精紡機のギ
アエンド側のボビンハンガーはアウトエンド側のものに
比べて機台振動を受け易く、それが原因となって、粗糸
の解舒張力による回動以上にボビンハンガーの回転部が
過剰に惰性回転する恐れがあり、又解舒時の粗糸の走行
速度が速い場合、すなわちボビンハンガーの回転が速い
場合も惰性回転の恐れがある。更に粗糸の単位長重さで
比較すると、重いものは軽いものに比較して過剰回転を
生じ易い。このように個々の粗糸の解舒状態に応じてボ
ビンハンガーの回転部の回転は制御する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2及び図3に示す従
来のボビンハンガーにもその回転部の制動を行う装置が
取り付けられている。即ち図2に示すボビンハンガーA
(1)は、機台のブラケットに取り付けた傘部(2)
と、該傘部(2)の下部にベアリング(3)を介して懸
垂状に支承される回転部(4)の両者からなり、該回転
部(4)に粗糸ボビンを着脱自在に装着することによ
り、これを直立状に且つ回転自在に支承している。しか
して傘部(2)と回転部(4)の間にはコイルスプリン
グ(5)が装着されており、ベアリング(3)を媒体と
する回転部(4)の回動をスプリング圧により制動する
構成となっている。
【0004】又図3に示すボビンハンガーB(6)は、
図2に示すボビンハンガーA(1)と同様、傘部(2)
と回転部(4)の両者からなっており、制動装置として
コイルスプリング(5)に加えて、傘部(2)に支点部
(7)を一体的に形成し、該支点部(7)にバネ体のワ
イヤーB(8)の一端を回動自在に装着すると共に、そ
の他端を回転部(4)の頭部(9)周壁に接触せしめて
いる。かかる構成によりワイヤーB(8)の自重とバネ
の反発力によるワイヤーB(8)と頭部(9)との摩擦
により回転部(4)の回転を制動している。
【0005】上記の構成からなるボビンハンガー回転部
(4)の制動装置においては、両機構共、コイルスプリ
ング圧、ワイヤーBの形状及びワイヤーBの自重と、そ
の制動力が夫々の形状に依存した固有のものであり、制
動力を変えるにはスプリング又はワイヤーBの規格を変
える必要があり、又、図3図示のものはワイヤー取付部
の支持部がボビンハンガー傘部と一体のものであるの
で、図2図示のものとの互換性を全く備えておらず、か
かる点が従来装置の大きな問題点であった。
【0006】一方ボビンハンガーA(1)及びB(6)
に懸垂支持される粗糸ボビンの解舒状態をみると、先に
説明した通り、取付位置、粗糸重量に応じてボビンハン
ガー回転部の制動を調整する必要があり、更に、粗糸を
構成する原料の種類、解舒時の粗糸走行速度、紡出品種
等により解舒粗糸に適正な解舒張力を与えることが必要
で、場合によっては、ボビンハンガー固有の回転による
引出しテンションより強い解舒張力を加えることも要求
され、これらの解舒張力の付加に応じてボビンハンガー
回転部の制動を強くすることが必要である。
【0007】本発明は上記の問題点を一挙に解消するこ
との出来る新規なボビンハンガー回転部用制動装置の提
供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明装置は次の構成を備えている。即ち、精紡機
のクリールパートの支持杆等に固着した傘部と、該傘部
の下部にベアリングを介して懸垂状に支承される回転部
の両者からなり、該回転部に粗糸ボビンを着脱自在に装
着することによりこれを直立状に且つ回転自在に支持す
るボビンハンガーにおいて、傘部の頭部に固着するワイ
ヤー体のブラケットと、ワイヤー体でもって横倒U字形
に形成し、上側の自由端を前記ブラケットの下端凹部に
嵌合し、下側の自由端を前記回転部の頭部に接触せしめ
たワイヤーCと、該ワイヤーCの上側水平杆と下側水平
杆に渡って嵌合するウェートの3者からなり、上側の自
由端が下側凹部に対して起伏自在に遊嵌合し、ウェート
が水平方向に移動可能に形成されていることを特徴とす
る構成である。
【0009】
【作用】本発明の上記構成によれば、精紡機のクリール
パートの支持杆等に固着するボビンハンガーの傘部がワ
イヤー体のブラケットを備えており、該ブラケットの下
部凹部に遊嵌合するワイヤーCがウェートを備え、且つ
該ワイヤーCの下側自由端がボビンハンガーの回転部頭
部に接触しているので、ウェートの自重が即制動力とな
り、ウェート自重を変えることにより固有の制動力を容
易に変更することが出来る。更に1錘毎に制動力を加減
したい場合は、ウェートを水平方向に移動させ、所定位
置へこれを位置せしめることにより所望の制動力を得る
ことが出来る。
【0010】
【実施例】以下図面に示す実施例により本発明装置を具
体的に説明する。図1は本発明の回転制動装置を装着し
たボビンハンガーの全体を示す説明図である。図1に示
す通り、実施例のボビンハンガーC(10)は、図2及
び図3を参照して説明した従来のボビンハンガーと同
様、精紡機のクリールパートの支持杆等に固着する傘部
(2)と、該傘部(2)の下部にベアリング(3)(図
2参照)を介して懸垂状に支承される回転部(4)の両
者からなっており、周知の通り、前記回転部(4)に粗
糸ボビン(図示しない)を着脱自在に装着することによ
りこれを直立状に且つ回転自在に支持している。
【0011】実施例のボビンハンガーC(10)におい
ては、ワイヤー体から形成され、且つ傘部(2)の周壁
に沿うように屈曲するブラケット(11)が傘部(2)
の頭部に螺子等で止着されており、該ブラケット(1
1)の下端には円弧状の凹部(12)が形成され、後述
する形状のワイヤーC(13)が前記凹部(12)に軸
支されている。ワイヤーC(13)はワイヤー体(針
金)を横倒U字形に屈曲形成してなっており、上側水平
杆(14)の自由端(15)は屈曲して先に説明した凹
部(12)に嵌合し、下側水平杆(16)の自由端(1
7)は回転部(4)の頭部(9)に接触している。前記
ワイヤーC(13)の上側水平杆(14)と下側水平杆
(16)の間には、両杆(14)(16)を跨ぐように
形成された手札形のウェート(18)が嵌合しており、
該ウェート(18)は水平方向に移動可能であり、必要
時所定位置へ移動し、該位置で固定出来るようになって
いる。尚、ワイヤーC(13)の上側水平杆(14)の
自由端(15)とブラケット(11)の下端凹部(1
2)との嵌合はワイヤーC(13)の全体が起伏自在に
なるように遊嵌合している。
【0012】本発明にかかる実施例の回転制動装置は上
述の如き構成からなるものであって、次いでその作動状
態について説明する。ウェート(18)を含むワイヤー
C(13)の全体は、ブラケット(11)の下端凹部
(12)を支点として図1上時計回りの方向に向かって
回動し、その下側水平杆(16)の自由端(17)が回
転部の頭部(9)に常時接触し、これの回転を制動し得
る。しかして制動力の増減はウェート(18)の位置を
左右動されることによりボビンハンガーC(10)毎に
自由に調整することが出来る。又ウェート(18)の位
置調整のみで所望の制動力が得られない場合は、ウェー
ト(18)の自重自体を変えることにより、これを得る
ことが出来る。
【0013】
【発明の効果】上記実施例に示す通り、本発明装置によ
れば、ボビンハンガー本体とは別にその傘部にワイヤー
C及び該ワイヤーC取付用ブラケットを取り付けること
により、ボビンハンガーの形状に関係なく、各錘ごとに
回転部の回動を制動することが可能となる。しかもその
制動力の変更はウェート位置及びウェート量の調整で極
めて容易に実施することが出来、冒頭記載の従来機構に
おける問題点を完全に解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のボビンハンガーを示す説明図
である。
【図2】従来のボビンハンガーを示す説明図である。
【図3】従来の他のボビンハンガーを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 傘部 4 回転部 9 回転部の頭部 11 ブラケット 12 凹部 13 ワイヤーC 14 上側水平杆 15 自由端 16 下側水平杆 17 自由端 18 ウェート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精紡機のクリールパートの支持杆等に固
    着した傘部(2)と、該傘部(2)の下部にベアリング
    を介して懸垂状に支承される回転部(4)の両者からな
    り、該回転部(4)に粗糸ボビンを着脱自在に装着する
    ことによりこれを直立状に且つ回転自在に支持するボビ
    ンハンガーにおいて、傘部(2)の頭部に固着するワイ
    ヤー体のブラケット(11)と、ワイヤー体でもって横
    倒U字形に形成し、上側の自由端(15)を前記ブラケ
    ットの下端凹部(12)に嵌合し、下側の自由端(1
    7)を前記回転部(4)の頭部(9)に接触せしめたワ
    イヤーC(13)と、該ワイヤーC(13)の上側水平
    杆(14)と下側水平杆(16)に渡って嵌合するウェ
    ート(18)の3者からなり、上側水平杆の自由端(1
    5)が前記下端凹部(12)に対して起伏自在に遊嵌合
    し、ウェート(18)が水平方向に移動可能に形成され
    ていることを特徴とするボビンハンガーの回転制動装
    置。
JP22554594A 1994-08-26 1994-08-26 ボビンハンガーの回転制動装置 Pending JPH0860452A (ja)

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JPH0860452A true JPH0860452A (ja) 1996-03-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534852A (ja) * 2004-09-03 2007-11-29 タイタン ペインツ アンド ケミカルズ リミテッド 回転ボビンホルダ
CN112239902A (zh) * 2019-07-19 2021-01-19 铜陵松宝智能装备股份有限公司 一种粗纱自动停喂和复喂的驱动机构、装置及方法

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