JP2928459B2 - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JP2928459B2
JP2928459B2 JP6142668A JP14266894A JP2928459B2 JP 2928459 B2 JP2928459 B2 JP 2928459B2 JP 6142668 A JP6142668 A JP 6142668A JP 14266894 A JP14266894 A JP 14266894A JP 2928459 B2 JP2928459 B2 JP 2928459B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板などのワ
ークの表面に付着した塵を除去する方法を改良した除塵
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、プリント基板に印刷処理を施す
直前にそのプリント基板の表面に付着した塵を除去する
場合や、樹脂材に研磨処理を施す直前にその樹脂材の表
面に付着した塵を除去する場合のように、ワークの表面
に付着した塵を除去するための除塵装置としては、次の
ようなものが公知である。
【0003】この除塵装置は、搬送コンベアによって搬
送されるワークの通過領域に、回転ブラシを設けると共
に、集塵ファン装置の吸引側に接続された吸塵ダクトを
設けた構成になる。そして、回転ブラシでワークの表面
を擦ることによりワークから塵を払い除けると共に、そ
の払い除けた塵を空気と一緒に吸塵ダクト内に吸引する
ことによって除塵を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来手段によって塵を排除しようとしても、実際には、
ワークの表面に付着した塵を十分に除去することができ
ないばかりでなく、回転ブラシによってワークから排除
された塵の一部が吸塵ダクトに吸引されずに再びワーク
に付着する恐れがあり、ワークの表面から塵を完全に取
り除くことができないというのが実情であった。
【0005】本発明の目的は、ワークの表面に付着した
塵を確実に除去できて後工程を能率的ならしめることが
できる除塵装置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明は、ワークが通過する領
域においてそのワークに外周の除塵用粘着性表面を接触
させつつ回転する除塵ロールと、前記除塵ロールの前記
除塵用粘着性表面に剥離用粘着性表面を接触させて走行
する剥離ベルトと、その剥離ベルトの前記剥離用粘着性
表面とは反対の面に接触してその剥離ベルトを緊張させ
るテンションロールと、前記剥離ベルトの前記剥離用粘
着性表面を洗浄する洗浄装置とを備え、この洗浄装置
は、前記剥離ベルトがその剥離用粘着性表面とは反対側
の面を接触させて転向されるバックアップロールと、そ
のバックアップロールとの間で前記剥離ベルトを挟むよ
うに位置して前記剥離用粘着性表面に接触する洗浄ブラ
シと、その洗浄ブラシに付着した異物を水洗する洗浄水
を貯留した洗浄タンクとからなり、前記バックアップロ
ールは、揺動部材によって前記剥離ベルトから離間する
方向への揺動変位を可能に支持されている構成としたと
ころに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記テンションロールは、ワークの通過面よりも上
方において前記剥離ベルトが掛け渡されるロール群のう
ちの最上部に位置している構成としたところに特徴を有
する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記揺動部材には支持軸が偏心軸を中
心として回動し得るように取り付けられ、この支持軸に
前記バックアップロールが回転自由に支持されている構
成としたところに特徴を有する。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、搬送されるワーク
の表面に、回転する除塵ロールの除塵用粘着性表面が接
触し、ワークの表面に付着している塵はこの除塵用粘着
性表面の粘着力により除塵ロールに移し取られてワーク
から除去される。ワーク表面から除塵用粘着性表面に移
し取られた塵は、その除塵用粘着性表面に接触する剥離
用粘着性表面の粘着力により剥離ベルトに移し取られて
除塵ロールから除去される。これによって、除塵ロール
の粘着力即ち除塵能力が維持される。また、剥離ベルト
の剥離用粘着性表面は洗浄装置によって洗浄され、除塵
ロールから剥離ベルトの剥離用粘着性表面に移し取られ
た塵が除去される。これにより、剥離ベルトの粘着力即
ち除塵能力が回復する。洗浄の際には、バックアップロ
ールが剥離用粘着性表面の反対側から剥離ベルトを支え
た状態で、その剥離用粘着性表面に移し取られた塵が洗
浄ブラシによって擦り取られ、その洗浄ブラシに付着し
た塵は洗浄タンク内の洗浄水によって洗い流される。ま
た、剥離ベルトを交換する際には、揺動部材の作動によ
りバックアップロールを剥離ベルトから離間する方向へ
揺動変位させて剥離ベルトを弛ませ、この弛んだ剥離ベ
ルトを洗浄タンク内からその上方へ引き上げて側方へ移
動させることによりバックアップロールから抜くように
して取り外す。新たな剥離ベルトの装着は、上記の逆の
手順によって行う。さらに、テンションロールによって
剥離ベルトが緊張されることにより、剥離ベルトへの除
塵ロールの接触力が強くなって除塵ロールから剥離ベル
トへの塵の移し取りが確実になると共に、剥離ベルトの
洗浄装置への当接力が強くなって洗浄装置による剥離ベ
ルトの洗浄力が高められる。テンションロールは剥離ベ
ルトの剥離用粘着性表面には接触しないため、剥離ベル
トに移し取られた塵がテンションロールで剥離用粘着性
表面に押し付けられてその内部に埋め込まれてしまうと
いうことがない。
【0011】請求項2の発明においては、テンションロ
ールが、ワークの通過面よりも上方において剥離ベルト
が掛け渡されるロール群のうちの最上部に位置してい
て、その剥離ベルトを上方に押圧することによって剥離
ベルトを緊張させている。
【0012】請求項3の発明においては、揺動部材に対
して支持軸をその偏心軸を中心として回動させると、そ
の支持軸の軸心即ちバックアップロールの回転中心の位
置が変位し、バックアップロールが洗浄ブラシに対して
接近又は離間するように変位する。したがって、洗浄ブ
ラシが摩耗して剥離用粘着性表面への接触圧が低下した
ときには、上記のようにバックアップロールを偏心変位
させることによって剥離ベルトを洗浄ブラシに接近させ
ると、洗浄ブラシの剥離用粘着性表面への接触圧が正常
な大きさになるように調整される。
【0013】
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ワークの表面
の塵は、擦り払われて空気と共に吸引されるのではな
く、粘着力によって直に除塵ロールに移し取られるよう
にして除去されるから、ワーク表面の塵を完全に排除す
ることができるという優れた効果がある。また、除塵ロ
ールに移し取られた塵を剥離ベルトで除去すると共にそ
の剥離ベルトの洗浄を行うことによって除塵ロール及び
剥離ベルトの除塵能力を維持・回復させるようになって
いるから、除塵能力の低下した除塵ロールと剥離ベルト
を交換するという手間と時間のかかる作業が不要であ
り、しかも、この交換作業のために除塵を中断するとい
う必要がない。従って、ワークの除塵を長期間に亘って
継続して行うことができるという優れた効果がある。さ
らに、テンションロールが剥離用粘着性表面に接触して
塵をその剥離用粘着性表面内に埋め込んでしまうという
ことがないようにしたから、剥離用粘着性表面に移し取
られた塵は洗浄装置によって確実に除去することがで
き、もって、剥離ベルト及び除塵ロールの除塵能力の維
持・回復機能をより向上させるとができるという効果が
ある。また、剥離ベルトの交換に際してそのバックアッ
プロールに掛け回されて洗浄タンク内に位置している部
分が洗浄タンクの上方へ引き出されるようにするための
手段として、洗浄タンクを下降させるのではなく、バッ
クアップロールを揺動変位させて剥離ベルトを弛ませる
ようになっていて、このバックアップロールを揺動変位
させるための機構は、重量の大きい洗浄タンクを昇降駆
動するための大がかりな装置に比べると、構造が簡単で
小形化できるため、コストを低く抑えることができると
共に省スペース化を図ることができるという効果があ
る。
【0015】請求項2の発明によれば、上記効果に加
え、剥離ベルトが掛け渡されるロール群のうちの最上部
のロールがテンションロールとなっているから、通常の
転向ロールを最上部に位置させてテンションロールを除
塵ロールや洗浄装置と水平方向に並ぶように配置した場
合に比べると、剥離ベルトの走行経路が水平方向に広が
るのを抑えることができ、もって、除塵装置全体の小形
化を図ることができるという効果がある。
【0016】請求項3の発明によれば、洗浄ブラシが摩
耗してその剥離用粘着性表面への接触圧が低下したとき
におけるその接触圧の調整は、洗浄ブラシを洗浄タンク
と共にバックアップロールに接近する側へ変位させるの
ではなく、バックアップロールを偏心変位させることに
よって行うようになっていて、そのバックアップロール
を偏心変位させるための機構は、洗浄ブラシと洗浄タン
クを昇降駆動する機構に比べると、構造が簡単で小形化
できるため、コストを低く抑えることができると共に省
スペース化を図ることができるという効果がある。
【0017】
【0018】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明を具体化した実施例1を図1
乃至図9を参照して説明する。ハウジング1内には、複
数本の送りロール2が平行に並べられて設けられてい
て、その各送りロール2が図示しない送り機構により同
周速度で回転駆動されて図示しないワークを図1の右か
ら左方向に搬送されるようになっている。また、この送
りロール2列の搬送方向終端(図1の左端)に連続し
て、2個の受けロール3,3が、図示しない駆動機構に
より送りロール2と同じ周速度で回転駆動されるように
並べて設けられていて、送りロール2と共に搬送コンベ
アを構成して図示しないワークの搬送を行うようになっ
ている。
【0019】両受けロール3,3の真上にはその各々に
対応して第1と第2の2個の除塵ロール4a,4bが設
けられている。各除塵ロール4a,4bは、円筒支持体
(図示せず)の外周面に例えばウレタンゴム板(図示せ
ず)を巻回して構成されている。ウレタンゴム板は化学
構造としてはポリウレタンとして表されるもので比重は
1.00〜1.30である。ウレタンゴム板の表面は粘
着性を有しており、塵の粘着除去という観点からは、ウ
レタンゴム板の硬度は10〜30°であることが好まし
く、本実施例では硬度30°のものを使用している。こ
のウレタンゴム板の粘着性能により除塵ロール4a,4
bの外周面は除塵用粘着性表面5となっている。除塵ロ
ール4a,4bは、その円筒支持体の両端を、受けロー
ル3の両側に配置した一対のエアシリンダ6,6の上向
きのロッドa,6aの先端のブロック7,7に回転自由
に嵌装することによって支持されている。エアシリンダ
6は、予め切り替え時間の設定されたタイマーを備えた
図示しない制御機構によって駆動され、タイマーの設定
時間毎に両対のエアシリンダ6,6が交互に進退動作す
るようになっている。このエアシリンダ6の交互動作に
より、両除塵ロール4a,4bが、受けロール3,3と
の間でワークを一定の圧力で挟み付ける下降位置と、こ
の下降位置から上方に変位して後述する剥離ベルト10
に押圧する上昇位置との間で交互に昇降するようになっ
ている。また、除塵ロール4a,4bの端部にはギヤ
(図示せず)が取り付けられており、除塵ロール4a,
4bが加工位置に変位するとそのギヤが受けロール3の
端部に取り付けたギヤ(図示せず)に噛み合い、これに
よって、除塵ロール4a,4bが受けロール3,3と同
じ周速度で回転駆動されるようになっている。
【0020】送りロール2、受けロール3及び除塵ロー
ル4a,4bの上方には、剥離ベルト10が設けられて
いる。剥離ベルト10は、伸び防止用のベルト状基材
(図示せず)の外周側表面に特殊粘着エラストマーから
なるベルト状粘着材を貼り付けた構造であり、かかる剥
離ベルト10の外周面は剥離用粘着性表面11となって
いる。この剥離用粘着性表面11の粘着力は除塵ロール
4a,4bの除塵用粘着性表面5よりも強く、除塵用粘
着性表面5と剥離用粘着性表面11とが密着すると除塵
用粘着性表面5上の付着物が剥離用粘着性表面11に移
し取られるようになっている。また、剥離用粘着性表面
11上の付着物は擦り洗いすることによって容易に除去
することができ、これによって、剥離用粘着性表面11
の粘着能力が回復するようになっている。
【0021】かかる剥離ベルト10は、駆動ロール1
2、バックアップロール16およびテンションロール3
0の間に掛け回されることにより、略三角形の経路に沿
って循環走行するようになっている。両除塵ロール4
a,4bのぼぼ中間位置の真上には駆動ロール12が位
置しており、この駆動ロール12はその両端をハウジン
グ1に支持されることによって回転可能に支持されてい
る。この駆動ロール12の上方にはモータ13が固設さ
れていて、その出力軸49d(図示せず)に取り付けた
スプロケット14と駆動ロール12の一端に取り付けた
スプロケット15との間には駆動ベルト13aが掛け回
されており、モータ13の駆動によって駆動ロール12
が図2の反時計方向に回転されるようになっている。こ
の駆動ロール12には剥離ベルト10がその基材を接触
させつつ掛け回されており、これによって、剥離ベルト
10が転向されて後述するバックアップロール16に向
かって斜め下方に走行するようになっている。剥離ベル
ト10の駆動ロール12に掛け回されている部分に対し
ては、両除塵ロール4a,4bのうちの搬送方向終端
(図2の左端)側の第1除塵ロール4aが上昇位置に変
位したときに斜め下方から一定の圧力で押圧するように
なっている。なお、駆動ロール12とバックアップロー
ル16との間には、搬送方向始端側の第2除塵ロール4
bが上昇位置に変位したときにその第2除塵ロール4b
が剥離ベルト10を押圧できるようにするためのバック
アッププレート17が剥離ベルト10の走行経路に沿っ
て固定されている。また、両除塵ロール4a,4bの剥
離ベルト10への押圧力は、除塵ロール4a,4bのブ
ロック7がその剥離ベルト10とは反対側の面をガイド
部材18で押されることによって生じるようになってい
る。
【0022】駆動ロール12よりも搬送方向始端(図2
の右端)側の位置にはバックアップロール16が設けら
れている。バックアップロール16には剥離ベルト10
がその基材を接触させつつ掛け回されており、これによ
って、剥離ベルト10が、斜め下向きからほぼ真上に向
かうように転向されて後述するテンションロール30に
向かって走行するようになっている。バックアップロー
ル16の支持構造について説明すると、ハウジング1に
は、その支持孔19に両端部を貫通させた回動軸20が
回転自由に支持され、この回動軸20の貫通端部には一
対の平行なアーム(本発明の構成要件である揺動部材)
21,21が回動軸20と一体回動可能に取り付けられ
ている。両アーム21,21のうちの一方のアーム21
には、その回動中心からアーム21に対して直角方向に
延びるレバー22が一体回動可能に形成されていると共
に、その回動中心から僅かに偏心した位置にはロック孔
(図示せず)を有する突部23が形成されている。両ア
ーム21,21の先端に形成した支持孔24,24に
は、図7に示すように、両端面に偏心軸26,26を突
成してなる支持軸25がその両偏心軸26,26を嵌装
することによって偏心軸26を中心とする回転を可能に
支持されている。両アーム21,21のうちの前記レバ
ー22が形成されている側のアーム21の外面には、支
持軸25から連続して偏心軸26を囲むように突出する
保持筒部21aが形成されており、この保持筒部21a
の外周から内周に貫通して螺合したロックボルト29の
先端で偏心軸26の外周を押圧することによって、支持
軸25がアーム21に対して相対的な回動不能にロック
されるようになっている。かかる支持軸25には、ベア
リング27を介すことによってバックアップロール16
が支持軸25に対する相対的回転自由に支持されてい
る。このようにして支持されたバックアップロール16
は、作業者がレバー22を把持して揺動させることによ
ってアーム21と共に回動し、図5(a)に示すように
アーム21が下向きになるのに伴って剥離ベルト10を
後述する洗浄ブラシ45との間で挟む洗浄位置と、同図
(b)に示すようにアーム21が搬送方向終端側に水平
向きになるのに伴って洗浄ブラシ45に対して斜め上方
に離間する退避位置との間で変位するようになってい
る。バックアップロール16が洗浄位置から退避位置へ
変位するときには剥離ベルト10に対してその内周側へ
移動することになるため、これに伴って、剥離ベルト1
0のバックアップロール16による緊張が解除されて剥
離ベルト10に弛みが生じるようになっている。なお、
バックアップロール16が洗浄位置にある状態では、ア
ーム21の突部23のロック孔にロックボルト28を貫
通させてハウジング1に螺合することにより、バックア
ップロール16がその洗浄位置に遊動不能にロック保持
されるようになっている。
【0023】バックアップロール16の上方には剥離ベ
ルト10に緊張力を付与するためのテンションロール3
0が設けられている。このテンションロール30には剥
離ベルト10がその剥離用粘着性表面11とは反対側の
基材を接触させつつ掛け回されており、これによって、
剥離ベルト10が上方の向きから斜め下向きに転向され
て前述した駆動ロール12に向かって走行するようにな
っている。テンションロール30の支持構造について説
明する。ハウジング1に固定したエアシリンダからなる
テンションシリンダ31の上向きに突出したロッド32
の先端には、細長い可動ブラケット33が、その長さの
中心位置において上下方向の相対移動不能、且つ、上下
方向の軸心回りの相対回転を自由に支持されている。こ
の可動ブラケット33の両端に立設した軸受部34,3
4の間には、テンションロール30をベアリング(図示
せず)を介して回転自由に支持してなる支持軸35が差
し渡されて取り付けられている。この支持軸35の一方
の端部はピン36によって軸受部34に軸支されてい
て、このピン36を中心として支持軸35が上下に傾動
可能となっていると共に、支持軸35の他端には、下端
が軸受部34に支えられたロックボルト37が貫通状態
で螺合されており、このロックボルト37のねじ込み量
を変えることによって支持軸35の姿勢の傾きが調整さ
れるようになっている。また、可動ブラケット33の一
端部には舵取りアーム38が可動ブラケット33と一体
回転するように取り付けられていて、その舵取りアーム
38には、ハウジング1に固定したエアシリンダからな
るオシレーションシリンダ39のロッド39aの先端部
が取り付けられている。このオシレーションシリンダ3
9は、そのロッド39aを例えば30分を一周期として
一定ストロークで進退させるように駆動され、これによ
って、テンションロール30がその長さ方向の中間位置
において上下方向の軸心回りに(ロッド32を中心に)
一定の小角度の範囲内で首振り状に姿勢を往復変化させ
るようになっている。このようにして支持されたテンシ
ョンロール30は、そのテンションシリンダ31のロッ
ド32の上昇力により、駆動ロール12、バックアップ
ロール16及びテンションロール30との間において剥
離ベルト10の緊張状態を保つようになっている。ま
た、テンションロール30の姿勢が往復変化することに
よって剥離ベルト10が各ロール12,16,30の長
さ方向に沿って往復スライドし、これにより、例えば剥
離ベルト10がその特定の箇所のみを除塵ロール4a,
4bの端縁の角で押されて変形を生じるといったことが
防止されるようなっている。
【0024】剥離ベルト10の下方には、この剥離ベル
ト10に付着した塵を洗浄するための洗浄装置40が設
けられている。洗浄装置40は、前記バックアップロー
ル16と洗浄タンク41と洗浄ブラシ45とから構成さ
れている。洗浄タンク41は、バックアップロール16
の長さ方向に沿って細長く上面が開放した箱形形状をな
しており、内部には一定の流量で注水された洗浄水41
aが常に一定量貯留されるようになっている。洗浄タン
ク41は、バックアップロール16の下方位置において
ワークの搬送路を跨ぐように設けた水平な板状をなすタ
ンクホルダ42に載置されている。洗浄タンク41は、
タンクホルダ42にボルト43で取り付けたストッパ4
4を外し、水平方向にスライドさせることによりワーク
搬送路の側方に抜き出すことが可能となっている。な
お、前記バックアップロール16が洗浄位置に変位した
状態では、そのバックアップロール16が、その下側部
分を洗浄タンク41の内部に入り込ませているものの、
洗浄水41aの水面よりも上方に位置するようになって
いる。また、バックアップロール16が退避位置に変位
した状態では、バックアップロール16は洗浄タンク4
1の上方に完全に浮き上がった高さに位置するようにな
っている。洗浄ブラシ45は、回転軸46の外周に、適
度な剛性と弾性を備えた例えばナイロン製の多数本の毛
材を径方向外向きに植設したものであって、図7に示す
ように、その回転軸46の両端部を洗浄タンク41に設
けた軸受体47に貫通させることによって回転自由に支
持されている。なお、回転軸46と軸受体47との間の
隙間は、スプリング49a及びセラミック製のシール4
9bによって漏水防止が図られている。また、洗浄ブラ
シ45の下側の部分は常に洗浄水41a中に浸漬されて
いる。回転軸46の一端部は、軸方向の相対的接離移動
によって連結と連結の解除が可能な一対のカップリング
48,48を介してモータ49cの出力軸49dに接続
されており、バックアップロール16を洗浄位置に変位
させた状態でモータ49cを駆動すると、洗浄ブラシ4
5が回転して剥離ベルト10の剥離用粘着性表面11を
その走行方向とは逆方向に擦るようになっている。ま
た、洗浄タンク41が抜出し方向へスライドするのに伴
い、カップリング48,48が外れてモータ49cと回
転の連結が解除されるようになっていると共に、洗浄タ
ンク41が抜出しとは逆の装着方向にスライドするのに
伴い、カップリング48,48が結合してモータ49c
と回転軸46が連結されるようになっている。
【0025】なお、洗浄タンク41から流出する洗浄水
41aの排水経路にはフィルターを設け、洗浄水41a
を濾過して洗浄水41a中の異物が垂れ流しになること
を防止するようにすることが望ましい。
【0026】洗浄装置40の上方には水切り装置50が
設けられている。水切り装置50は、剥離ベルト10の
基材側に位置する受けロール51と剥離用粘着性表面1
1側に位置する押えロール52とを同じ高さに並べて設
けた構成である。両ロール51,52は支持軸53の外
周に筒形のスポンジ54を装着したものであり、スポン
ジ54は、親水性高分子であるポリビニルアルコールを
原料とし、極微細な連続気孔により優れた吸水及び保水
能力を有すると共に柔軟性及び耐摩耗性を備えた材料か
らなっている。
【0027】受けロール51は、その支持軸53の両端
をハウジング1に固定した軸受体55,55に嵌装する
ことによって回転自由に支持されている。一方、押えロ
ール52は、その支持軸53の一方の端部がハウジング
1に固定した軸受体56にベアリング57を介して回転
自由に支持されていると共に、他方の端部が軸受板58
にベアリング(図示せず)を介して相対的回転自由に嵌
装されている。一端側のベアリング57のアウターレー
スにはその上下両側に突出する球形突起57aが形成さ
れていてこの球面突起57aが軸受体56の球面凹部5
6aに嵌合していて、この球面突起57aと球面凹部5
6aの球心を通る上下方向の軸線を中心として押えロー
ル52が回動可能となっている。これにより、押えロー
ル52が、図8(A)に示すように受けロール52との
間で剥離ベルト10を挟持する挟持位置と、同図(B)
に示すように受けロール51から離間して剥離ベルト1
0の挟持を解除する開放位置との間で変位するようにな
っている。押えロール52の軸受板58とハウジング1
とには、夫々、図9に示すスプリング錠60のレバー6
1とフック63とが取り付けられている。押えロール5
2が挟持位置にあるときには、レバー61に支持したス
プリングリング62をフック63に係止することによっ
て押えロール52が挟持位置に保持されるようになって
いる。また、この状態からレバー61を起こしてスプリ
ングリング62をフック63から外すと、押えロール5
2を開放位置に変位させることができるようになってい
る。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、送りロール2及び受けロール3を回転させると共
に、駆動ロール12を駆動して剥離ベルト10を循環走
行させ、エアシリンダ6,6を作動させて、図2に実線
で示すように、第1除塵ロール4aを上昇位置に変位さ
せることにより駆動ロール12との間で剥離ベルト10
を挟んでその剥離用粘着性表面11に密着させると共
に、第2除塵ロール4bを下降位置に変位させて受けロ
ール3と連動回転させる。さらに、バックアップロール
16を洗浄位置に変位させると共に、洗浄ブラシ45を
回転させて剥離ベルト10を擦るようにする。
【0029】かかる状態で、送りロール2及び受けロー
ル3によって上面に塵の付着したワークを搬送すると、
ワークが受けロール3と第2除塵ロール4bとの間を通
過する間に、その第2除塵ロール4bがその除塵用粘着
性表面5を密着させつつワークの上面を転動し、ワーク
上面の塵は除塵用粘着性表面5に粘着して第2除塵ロー
ル4bへ移し取られることにより除去される。
【0030】そして、前記図示しないタイマーに設定し
た切換え時間が経過すると、第2除塵ロール4bの粘着
力が大きく低下する前に、両エアシリンダ6,6の作動
により、図2に鎖線で示すように、第2除塵ロール4b
が上昇位置に変位してバックアッププレート17との間
で剥離ベルト10を挟んでその剥離用粘着性表面11に
密着すると共に、第1除塵ロール4aが下降位置に変位
して受けロール3と連動回転する。
【0031】この後は、ワークが受けロール3と第1除
塵ロール4aとの間を通過する間に、その第1除塵ロー
ル4aが、前記第2除塵ロール4bと同様に、除塵用粘
着性表面5を密着させつつワークの上面を転動し、ワー
ク上面の塵は除塵用粘着性表面5に粘着して第1除塵ロ
ール4aへ移し取られることにより除去される。
【0032】このようにして第1除塵ロール4aによっ
て除塵が行われている間に、上昇した第2除塵ロール4
bは剥離ベルト10の剥離用粘着性表面11に密着しな
がら転動し、第2除塵ロール4bの除塵用粘着性表面5
上の塵は剥離ベルト10の剥離用粘着性表面11の強い
粘着力によって剥離ベルト10に移し取られ、これによ
って、この第2除塵ロール4bの除塵能力が回復する。
【0033】この第2除塵ロール4bから塵を移し取っ
た剥離ベルト10は、まず、洗浄装置40を通過する。
洗浄装置40においては、洗浄ブラシ45がバックアッ
プロール16との間で剥離ベルト10を挟むようにして
その剥離用粘着性表面11を擦り、これによって、その
剥離用粘着性表面11の塵が除去される。また、洗浄ブ
ラシ45に付着した塵は洗浄水41a中で洗い落とされ
る。
【0034】こうして塵が除去されながら洗浄装置40
を通過した剥離ベルト10は、水切り装置50の受けロ
ール51と押えロール52との間を挟まれて通過し、こ
の間に、洗浄装置40において剥離用粘着性表面11に
付着した水分が両ロール51,52に吸収されて除去さ
れる。これによって剥離ベルト10は除塵能力を回復す
る。剥離ベルト10は、テンションロール30を通過し
た後、再び、剥離用粘着性表面11に第2除塵ロール4
bの塵を移し取って除去する。
【0035】そして、前記図示しないタイマーの作動に
より、第2除塵ロール4bが完全に除塵能力を回復した
状態で下降して再びワークの塵の除去を行うと共に、第
1除塵ロール4aが、その除塵能力を大きく低下させる
前に上昇してワークから移し取った塵を剥離ベルト10
に移し取られることとなる。
【0036】上述のようにして、第1除塵ロール4aと
第2除塵ロール4bが一定時間毎に交互に上下動する動
作を繰り返すことにより、ワークの塵の除去が連続して
行われ続ける。
【0037】このように、本実施例によれば、ワークの
表面の塵は粘着力によって直に除塵ロール4a,4bに
移し取られるようにして除去されるから、ワーク表面の
塵を完全に排除することができる。また、除塵ロール4
a,4bに移し取られた塵を剥離ベルト10で除去する
と共にその剥離ベルト10の洗浄を行うことによって除
塵ロール4a,4bと剥離ベルト10の除塵能力を維持
・回復させ、しかも、除塵ロール4a,4bを2個設け
てワークからの塵の除去と洗浄とを交互に行うようにな
っているから、除塵能力の低下した除塵ロール4a,4
bと剥離ベルト10を交換するという手間と時間のかか
る作業が長期間に亘って不要となり、ワークの除塵を長
期間に渡って継続して行うことができる。
【0038】また、除塵能力の低下した剥離ベルト10
を交換する際には、図5(A)に示す状態からロックボ
ルト28を外して、図5(B)に示すようにアーム21
を揺動させることによってバックアップロール16を退
避位置に回動変位させる。これにより、剥離ベルト10
が緊張状態から開放されて弛みを生じ、また、バックア
ップロール16は洗浄タンク41の上方に浮き上がった
状態となるため、剥離ベルト10は弛ませて洗浄タンク
41よりも上方に持ち上げた状態で側方に移動させるこ
とにより、洗浄タンク41と干渉することなく取り外す
ことができる。新しい剥離ベルト10を装着する際に
は、バックアップロール16を退避位置に変位させた状
態のままで、剥離ベルト10を洗浄タンク41とその上
方のバックアップロール16との間の空間内に側方から
差し入れるようにし、その後、バックアップロール16
を回動させて洗浄位置に変位させる。これにより、剥離
ベルト10が緊張状態になってバックアップロール16
と洗浄ブラシ45との間で挟まれ、剥離ベルト10の洗
浄が可能な状態となる。なお、この剥離ベルト10の交
換のときには、水切り装置50のスプリング錠60を外
して図8(B)に示すように押えロール52を受けロー
ル51から離間させると、両ロール51,52による剥
離ベルト10の挟持が解除されるため、剥離ベルト10
の取外し及び装着を容易に行うことができるようにな
る。このように、本実施例では、剥離ベルト10の交換
に際して、そのバックアップロール16に掛け回されて
洗浄タンク41の内部に位置している部分が洗浄タンク
41の上方へ引き出されるようにするための手段とし
て、洗浄タンク41を下降させるのではなく、バックア
ップロール16を揺動変位させて剥離ベルト10を弛ま
せるようになっている。このバックアップロール16を
揺動変位させる機構はバックアップロール16を支持す
るアーム21を手動で回動させるというものであって、
重量の大きい洗浄タンク41を昇降駆動するために必要
とされる油圧シリンダ等を用いた大がかりな装置に比べ
ると、構造が簡単で小形となっているため、コストが低
く抑えられていると共に、省スペース化が図られてい
る。
【0039】また、洗浄ブラシ45の毛先が摩耗した場
合には、図6(A)に示す状態からアーム21のロック
ボルト29を緩めて支持軸25をその偏心軸26の軸心
Oを中心に回動させることにより、図6(B)に示すよ
うにバックアップロール16の回転中心Pの位置を洗浄
ブラシ45に対して接近させるように変位させ、所定の
位置まで変位させたら、ロックボルト29を締め付けて
支持軸25をアーム21に固定する。これにより、洗浄
ブラシ45が剥離ベルト10に対して所定の接触圧力で
接触するように調整される。このように、本実施例で
は、洗浄ブラシ45が摩耗してその剥離用粘着性表面1
1への接触圧が低下したときにおけるその接触圧の調整
は、洗浄ブラシ45をその洗浄ブラシ45を支持してい
る洗浄タンク41と共に上昇させてバックアップロール
16に接近させるのではなく、バックアップロール16
を偏心変位させることによって行うようになっている。
このバックアップロール16を偏心変位させるための機
構は、洗浄ブラシ45と共に重量の大きい洗浄タンク4
1を昇降駆動するために必要とされる油圧シリンダ等を
用いた大がかりな装置に比べると、構造が簡単で小形と
なっているため、コストが低く抑えられていると共に、
省スペース化が図られている。
【0040】また、剥離ベルト10を緊張させるための
テンションロール30は、剥離ベルト10の剥離用粘着
性表面11にではなく、それと反対側の基材に接触する
ように設けられている。したがって、テンションロール
30が剥離用粘着性表面11に接触している場合のよう
に除塵ロール4a,4bから剥離用粘着性表面11に移
し取られた塵がテンションロール30で押圧されるため
にその剥離用粘着性表面11の内部に埋め込まれてしま
うということはなく、テンションロール30が剥離用粘
着性表面11に接触してその内部に塵を埋め込んでしま
った場合のように洗浄ブラシ45が剥離用粘着性表面1
1を擦っても塵が剥離用粘着性表面11から除去されな
くなるという事態は起きず、剥離用粘着性表面11に移
し取られた塵は確実に除去される。このように、本実施
例では、剥離ベルト10の除塵能力を維持・回復させる
機能が極めて高く、ひいては、除塵ロール4a,4bの
除塵能力を維持・回復させる機能が高いということがで
きる。
【0041】さらに、本実施例では、剥離ベルト10が
掛け渡されるロール群のうちの最上部のロールがテンシ
ョンロール30となっているから、例えば図10に示す
ように通常の転向ロール70を最上部に位置させてテン
ションロール71を駆動ロール72とバックアップロー
ル73との間に配置してこれらが水平方向に並ぶように
した場合に比べると、ワークの搬送方向において剥離ベ
ルト10の走行経路がしめる寸法が短く抑えられてい
る。このように、本実施例の除塵装置は全体として小形
化が図られている。しかも、テンションロール30は、
バックアップロール16から駆動ロール12に向かう剥
離ベルト10を転向させるための転向ロールを兼用して
いるから、ロールの個数が少なくて済んでいる。
【0042】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0043】(1)除塵ロール4a,4bの除塵用粘着
性表面5を構成する材料としては、ウレタンゴムに限ら
ず、他の粘着性材料であってもよい。なお、ウレタンゴ
ムとする場合には、ワークに付着する塵の材質や大きさ
等に応じて適宜選択することができる。
【0044】(2)上記実施例では、2個の除塵ロール
4a,4bを設けて交互に上下動させることによってワ
ークからの塵の除去を行うようにしたが、1個の除塵ロ
ールを用いてワークの塵を除去する動作と除塵ロールに
移し取った塵を除去する動作とを同時に行わせる構成で
あってもよい。
【0045】(3)上記実施例では、除塵ロール4a,
4bに付着した塵を除去するための剥離ベルト10とし
て無端状のものを用いて循環走行させるようにしたが、
例えば2つのドラムの間に巻き渡した1本の長い剥離ベ
ルトを一方のドラム側から他方のドラム側へ片道走行さ
せ、または、両ドラムの間を往復走行させる構成であっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図
【図2】要部の拡大側面図
【図3】要部の拡大正面図
【図4】テンションロールの平面図
【図5】剥離ベルトの交換作業を示す洗浄装置の一部切
欠側面図
【図6】洗浄ブラシの摩耗に伴うバックアップロールの
調節作業を示す洗浄装置の一部切欠側面図
【図7】洗浄装置の部分拡大一部切欠正面図
【図8】水切り装置の平面図
【図9】スプリング錠の斜視図
【図10】テンションロールの配置について本実施例に
対する比較例を示す側面図
【符号の説明】
4a,4b…除塵ロール 5…除塵用粘着性表面 10…剥離ベルト 11…剥離用粘着性表面 16…バックアップロール 21…アーム(揺動部材) 25…支持軸 26…偏心軸 30…テンションロール 40…洗浄装置 41…洗浄タンク 45…洗浄ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−69861(JP,A) 特開 昭63−48678(JP,A) 特開 昭55−99374(JP,A) 特開 平3−165902(JP,A) 実開 昭55−16890(JP,U) 実開 平1−28991(JP,U) 実開 昭61−74899(JP,U) 実開 平1−177095(JP,U) 実開 昭60−76034(JP,U) 実公 平3−4516(JP,Y2) 実公 平6−14860(JP,Y2) 実公 平6−39832(JP,Y2) 実公 平1−5879(JP,Y2) 実公 昭55−35017(JP,Y2) 実公 平5−9164(JP,Y2) 特公 昭47−13964(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 1/00 - 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが通過する領域においてそのワー
    クに外周の除塵用粘着性表面を接触させつつ回転する除
    塵ロールと、 前記除塵ロールの前記除塵用粘着性表面に剥離用粘着性
    表面を接触させて走行する剥離ベルトと、 その剥離ベルトの前記剥離用粘着性表面とは反対の面に
    接触してその剥離ベルトを緊張させるテンションロール
    と、 前記剥離ベルトの前記剥離用粘着性表面を洗浄する洗浄
    装置とを備え、 この洗浄装置は、 前記剥離ベルトがその剥離用粘着性表面とは反対側の面
    を接触させて転向されるバックアップロールと、 そのバックアップロールとの間で前記剥離ベルトを挟む
    ように位置して前記剥離用粘着性表面に接触する洗浄ブ
    ラシと、 その洗浄ブラシに付着した異物を水洗する洗浄水を貯留
    した洗浄タンクとからなり、 前記バックアップロールは、揺動部材によって前記剥離
    ベルトから離間する方向への揺動変位を可能に支持され
    ていることを特徴とする除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記テンションロールは、ワークの通過
    面よりも上方において前記剥離ベルトが掛け渡されるロ
    ール群のうちの最上部に位置していることを特徴とする
    請求項1に記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動部材には支持軸が偏心軸を中心
    として回動し得るように取り付けられ、この支持軸に前
    記バックアップロールが回転自由に支持されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の除塵装置。
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