JPS6059938B2 - 反応染料組成物およびそれを用いる染色法 - Google Patents

反応染料組成物およびそれを用いる染色法

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JPS6059938B2
JPS6059938B2 JP55006141A JP614180A JPS6059938B2 JP S6059938 B2 JPS6059938 B2 JP S6059938B2 JP 55006141 A JP55006141 A JP 55006141A JP 614180 A JP614180 A JP 614180A JP S6059938 B2 JPS6059938 B2 JP S6059938B2
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木代春 中塚
貞治 安部田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、保存安定性がよく、かつアルカリ液との相容
性のよいC、I、リアクチブ ブルー 19の水性液状
組成物と、それを用いるセルロース繊維の染色法に関す
るものである。
更に詳しくは、本発明はC、I、リアクチブ ブルー
19を10−5腫量%と、スルホン化度が50−150
%であり、かつ平均縮合度が1.1−3.0であるアル
キルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合
物を1−4腫量%および水10−8踵量%とを含有する
ことを特徴とする反応染料組成物およびそれを用いるセ
ルロース繊維の染色法に関するものである。
本発明の目的は、保存安定性がよく、かつ、反応染料の
セルロース繊維への固着に必要なアルカリ液との相容性
がすぐれ、セルロース繊維を種々の染色方法、とりわけ
、一浴パジングー巻上げ染色法において高いカラーイー
ルドと均染を得ることができるセルロース繊維用反応染
料水性液状組成物を提供することにある。
C、I、リアクチブ ブルー 19のような反応染料を
用いて天然および再生セルロース繊維を染色する方法と
して、50−60℃の染浴から吸戻する方法、染料液を
繊維上に均一にパッドしてから乾燥し、アルカリパッド
後100〜15(fCでスチーミングすることにより固
着する方法などがあるが、いずれもかなりの熱エネルギ
ーが必要である。
ところが近年、石油資源の減少、石油価格の高騰が著し
く、このため染色業界においても省エネルギー化ヨは最
大の研究課題であり、反応染料によるセルロース繊維の
染色においても熱エネルギーをまつたく使用しない一浴
パジングー巻上げ法が著しく増加してきている。この一
浴パジングー巻上げ法を実施する際には、使用する染料
あるいは染料の水・性溶液が染料の固着に必要な水性ア
ルカリ液に対して充分な溶解性を有することが必要であ
る。例えば、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、または第三リン
酸ソーダならびに電解質の水溶液あるいはケイ酸ソーダ
と苛性ソーダの混合物の水溶液など100呼量部の中に
染料の水性溶液20娼を添加しても沈澱が出ないような
ものが必要である。C.l.リアクチブ ブルー19に
ついて、公知の方法により得られた水性液状製品の場合
には水性アルカリ液と混合すると2−3分後に沈澱が生
じセルロース繊維に対して均一にパジングすることがで
きず、斑染めとなり、またカラーイールドも著しく低い
。反応染料の水性液状組成分としては、たととえは特開
昭50−136314号公報には、反応性基とスルホン
酸基をもつ染料5−35重量%および緩衡物質1−5重
量%を含有し、PH値が3−7である反応染料の水性液
状組成物が記載されている。
C.I.リアクチブ ブルー19もこの方法により保存
に対して安定な水性液状品を製造することはある程度可
能てある。しかし、この水性液状品は、反応染料のセル
ロース繊維への固着に必要なアルカリ液と共存させると
2〜3分後に沈澱を発生するためにセルロース繊維に対
して均一に付与することが困難であり、またカラーイー
ルドも著しく低いことがわかつた。
本発明者らは、反応染料の中で工業的に極めて多く使用
されているC.I.リアクチブ ブルー19について、
省エネルギー染色法として近年増加しつつある一浴パジ
ングー巻上げ法に適用可能な水性液状品、すなわち、ア
ルカリ液と混合しても安定で沈澱の発生がなく、セルロ
ース繊維を均一にかつカラーイールドを高く染色できる
水性液状品の工業化について鋭意検討した結果、前記の
よノうな染料組成物力泪的にかなうものであることを見
出した。
本発明による染料組成物は、C.I.リアクチブブルー
19を10−5踵量%、好ましくは20−40重量%と
、スルホン化度が50−150%、好ましくは80−1
20%であり、かつ平均縮合度が1.1一3.へ好まし
くは1.5−2.5である。
アルキルナフタレンスルホン酸どホルムアルデヒドとの
縮合物を1−4呼量%、好ましくは10−2踵量%、お
よび水を10−8踵量%、好ましくは30−7踵量%含
有する。C.I.リアクチブ ブルー19とは、遊離酸
の形で下記の構造を有する公知染料である。
アルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの
縮合物は、それ自体公知の方法で製造することができる
アルキルナフタレンスルホン酸としては、例えばメチル
ナフタレンスルホン酸、エチルナフタレンスルホン酸、
プロピルナフタレ.ンスルホン酸およびブチルナフタレ
ンスルホン酸があげられ、これらの内から選ばれた一種
または二種以上のものが好ましく用いられる。これらの
アルキルナフタレンスルホン酸のスルホン化度(アルキ
ルナフタレン1モルに対してスルホン酸・1モルが付い
たものをスルホン化度100%とする)は、平均50−
150%、好ましくは80−120%であることが必要
である。これらのアルキルナフタレンスルホン酸とホル
ムアルデヒドとの縮合物はアルカリ金属塩として用いる
ことができ、またその平均縮合度は1.1−3へ好まし
くは1.5−2.5である。
さらに、本発明の染料組成物には、尿素やアントラキノ
ンー2−スルホン酸などのヒドロトロープ剤、PH安定
用の緩衡物質、ポリ燐酸塩などの硬水軟化物、多価アル
コールまたはそのエステル類などの溶剤を含有すること
ができる。
また少量で染料組成物の溶解性と保存安定性とに悪影響
のない範囲内て塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムなどの
電解質の混入はさしつかえない。以下、実施例によつて
本発明を更に詳しく説明する。
文中部は重量部を表わす。実施例1 純度74%のC.I.リアクチブ ブルー19(ナトリ
ウム塩)34部に、スルホン化度110%、平均縮合度
1.8のメチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒ
ドとの縮合物(ナトリウム塩)16部と水5CBを加え
、40−50℃に加温して6紛間攪拌する。
染料およびメチルナフタレンとホルムアルデヒドとの縮
合物を充分に溶解後、室温にまで放冷し、硫酸の5%水
溶液と10%の炭酸水素ナトリウム水溶液とでPHを5
.5に調節する。(イ)染料組成物を調製直後に240
yとりこれを水で稀釈し、これに32.5重量%の苛性
ソーダ水溶液15m1および比重50度ボーメの水ガラ
ス150yを添加し、さらに水を加えて全量を25℃で
1eとした直後にこの液をパジング液として用いて木綿
織物をパジングする。
パジングした木綿織物を巻き上げ、ポリエチレンフィル
ムで密閉して20℃の室内に2m間放置する。ついで染
色物を冷水、次に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤中で
ソーピングし、さらに冷水で洗浄後、乾燥して仕上げる
。これによりきわめて濃い青色の斑のない染色物が得ら
れた。(ロ)上記(イ)項のパジング液を25℃にて9
紛間放置後も染料の析出は全く認められず、また(イ)
項と同様に木綿織物のパジング染色を行なうと均一で斑
のないきわめて濃い染色物が得られた。
(ハ)上記の染料組成物を60℃で7日間保存したが、
染料組成物に変化は認められず、上記(イ)項と同様に
して木綿織物をパジング染色して均一で斑のない染色物
を得た。(ニ)上記の染料組成物を0℃で14日間保存
した.が、染料ならびに無機塩などの析出は認められず
、上記(イ)項と同様にして木綿布をパジング染色して
均一で斑のない染色物を得た。
実施例2 純度74%のC.I.リアクチブ ブルー19(ナトリ
ウム塩)34部に、スルホン化度100%平均縮合度2
.5のエチルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒド
との縮合物(ナトリウム塩)15部、ジエチレングリコ
ールモノブチエーテル1部と水50部とを加え実施例1
と同様にして染料水性液状組成物を調製する。
(イ)染料組成物の調製直後にこの組成物240yをと
つて実施例1の(イ)項と同様にしてパジング液を調製
し、この直後に木綿織物をパジング染色して均一で斑の
ない染色物を得た。
(ロ)上記(イ)項で調製したパジング液を25℃で9
紛間放置したが染料の析出は全く認められず、このパジ
ング液を用いて木綿織物をパジング染色して均一で斑の
ない染色物を得た。
(ハ)上記の染料組成物を60℃で7日間保存後にも組
成物に変化は認められず、上記(イ)項と同様にして木
綿織物をパジング染色して均一で斑のない染色物を得た
(ニ)上記の染料組成物を0℃で14日間保存したが、
組成物に変化は認められず、上記(イ)項と同様にして
木綿織物をパジング染色して均一で斑のない染色物を得
た。
比較例1 純度74%のC.I.リアクチブ ブルー19(ナトリ
ウム塩)34部に燐酸水素二ナトリウム5部および水6
1部を加え実施例1と同様にして染料組成物を作成する
(イ)作成直後に得られた組成物240yを用いて実施
例1の(イ)項と同様にしてパジング液を調製したが、
、調製直後に著しい染料の析出が認められ、木綿織物を
パジング染色しても斑が多く商品価値のない染色物しか
得られなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C.I.リアクチブブルー19を10−50重量%
    と、スルホン化度が50−150%であり、かつ平均縮
    合度が1.1−3.0であるアルキルナフタレンスルホ
    ン酸とホルムアルデヒドとの縮合物1−40重量%およ
    び水10−89重量%とを含有することを特徴とする反
    応染料組成物。 2 アルキルナフタレンスルホン酸がメチルナフタレン
    スルホン酸である特許請求範囲第1項に記載の反応染料
    組成物。 3 C.I.リアクチブブルー19を10−50重量%
    と、スルホン化度が50−150%であり、かつ平均縮
    合度が1.1−3.0であるアルキルナフタレンスルホ
    ン酸とホルムアルデヒドとの縮合物1−40重量%およ
    び水10−89重量%とを含有する反応染料組成物を用
    いることを特徴とするセルロース繊維の染色法。
JP55006141A 1980-01-21 1980-01-21 反応染料組成物およびそれを用いる染色法 Expired JPS6059938B2 (ja)

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