JPH049193B2 - - Google Patents

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JPH049193B2
JPH049193B2 JP58057632A JP5763283A JPH049193B2 JP H049193 B2 JPH049193 B2 JP H049193B2 JP 58057632 A JP58057632 A JP 58057632A JP 5763283 A JP5763283 A JP 5763283A JP H049193 B2 JPH049193 B2 JP H049193B2
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dye
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sulfonic acid
dyeing
formaldehyde
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JP58057632A
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【発明の詳細な説明】 本発明は、水又は水性アルカリに対して、極め
て高い溶解度を有する染料組成物を提供するもの
である。
遊離の酸の形で下式(1) で表わされる染料はセルロース繊維を黄色に染色
する目的で使用されている有用な染料である。
近年、染色工業に於いては省エネルギーが重要
視され、連続染色法では一浴法が、又、捺染法で
は一相法の採用される例が増加しており、特に最
近では、コールド パツド バツチ染色法が注目
されている。
これらの染色法に於いて、使用する反応染料は
低温に於いて水及び水性アルカリ液に対し充分な
溶解性を有し、かつ安定であることが必要であ
る。
例えばコールド パツド バツチ染色法を実施
する場合には、苛性ソーダ、炭酸ナトリウム、ケ
イ酸ナトリウム、または第3リン酸ナトリウム、
及び場合によつては電解質をも含む水溶液1000重
量部中に少なくとも50重量部以上溶解し、且つ、
溶液の経時安定性の優れている事が要求される。
しかしながら製造工程から得られたままの前記
式(1)で表わされる染料は、水に対して溶解度及
び、上記水性アルカリ液に対する溶解度が低く、
更に一旦調整した水性アルカリ液での染料の溶解
安定性は不良で、短時間で染料結晶が析出する等
の欠点を有している。
従がつて該染料を用いて 一相捺染法、や一相
連染法、コールド パツド バツチ染色法に於い
て、均一で斑点のない濃い染色物を得る事は極め
て困難である。
前記式(1)で表わされる染料のこのような次点を
改善する方法としては、他の反応染料の溶解性改
良方法として知られているナフタレンスルフオン
酸とホルムアルデヒドとの縮合物を添加する方法
を採用しても、式(1)で表わされる染料の溶解度が
本質的に低い事もあつて、水性アルカリ液に対す
る溶解度を向上させることは困難である。
本発明者らは、このような問題を解決すべく
種々検討の結果、上記式(1)で示される染料、及び
アルキルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒ
ドとの縮合物を含有する組成物が、低温溶解度、
水性アルカリ液に対する溶解性及び、溶液の経時
安定性に優れ、前記の 一相捺染法、や一相連染
法、コールド パツド バツチ染色法に有効に適
用できる事を見い出し本発明を完成するに至つ
た。
即ち、本発明は前記式(1)で示される染料及びメ
チルまたはエチルナフタレンスルホン酸とホルム
アルデヒドとの縮合物からなる染料混合物を含有
してなる繊維反応性染料組成物を提供するもので
ある。
本発明におけるメチルまたはエチルナフタレン
スルホン酸はそれぞれ単独で用いてもよく、また
二種以上の併用であつてもよい。
これらのメチルまたはエチルナフタレンスルホ
ン酸のスルホン化度(メチルまたはエチルナフタ
レン1モルに対してスルホン酸1モルご付いたも
のをスルホン化度100%とする。)は好ましくは平
均50〜150%、更に好ましくは80〜120%である。
これらのメチルまたはエチルナフタレンスルホ
ン酸とホルムアルデヒドとの縮合物はアルカリ金
属塩としては用いることができ、また平均縮合度
は好ましくは1.1〜3.0、更に好ましくは1.5〜2.5
である。
本発明の染料混合物は、前記式(1)で示される染
料20〜90重量部、及びメチルまたはエチルナフタ
レンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物80
〜10重量部の割合で全体を100重量部となる様に
混合して得られる。
さらに本発明の染料組成物は、尿素やアントラ
キノン−2−スルホン酸などのヒドロトロープ
剤、デキストリンや蔗糖などの染料組成物の溶解
に全くまたはほとんど影響を与えない物質を含有
する事ができる。また少量で染料組成物の溶解性
に悪影響の無い範囲内で塩化ナトリウムや硫酸ナ
トリウムや硫酸ナトリウム等の混入や、鉱油エマ
ルジヨン等飛散防止剤の添加はさしつかえない。
これらの添加物の量は特に限定されないが、通常
上記染料混合物100重量部に対し70重量部までの
範囲で適宜決定することができる。
以下実施例によつて本発明を更に詳しく説明す
る。文中部は重量部を表わす。
実施例 1 下記構造を有する反応染料 の純度85%のコンクケーキ65部、スルホン化度
120%、平均縮合度1.8のメチルナフタレンスルホ
ン酸とホルムアルデヒドとの縮合物34部と、鉱油
エマルジヨン1部を加え充分混合して粉体染料
100部を得た。
(1) 得られた染料組成物100部を熱水で溶解し、
25℃に冷却する。これに32.5%苛性ソーダ20部
及び無水芒硝30部を添加し、更に水を加えて全
量を1000部とした。
染料浴調整後直ちに、この浴をパジング液と
して用いて、木綿ポブリンを絞り率70%でパツ
ドし、そのまま巻き上げ、ポリエチレンフイル
ムで密閉して25℃の室内に20時間放置した。次
いで染色物を冷水、熱湯で洗浄し、更に95〜98
℃の洗浄剤を含む浴でソーピング処理を行なつ
た後、水洗、乾燥して仕上げた。これによつて
きわめて濃い黄色の斑のない染色物が得られ
た。
(2) 上記(1)項のパジング液を25℃にて60分間放置
しても染料の析出は全く認められず、また(1)項
と同様に木綿ポプリンのパジング染色を行つた
所、均一で斑のないきわめて濃い黄色染色物が
得られた。
実施例 2 実施例1で用いた構造の反応染料コンクケーキ
(純度85%)70部、スルホン化度100%、平均縮合
度2.5のエチルフタレンスルホン酸とホルムアル
デヒドとの縮合物(ナトリウム塩)30部を加えて
充分混合し、粉体染料組成物を得た。
(1) 得られた染料組成物100部を熱湯にて溶解し、
これに水を加えて100部とした。
本染料溶液を一昼夜放置したが安定で、染料
の析出は認められなかつた。
(2) 上記染料組成物を使用して下記処方の捺染糊
を作成した。
染料組成物 80部 尿 素 50〃 捺染糊 550〃 熱 湯 300〃 炭酸水素ナトリウム 20〃 1000部 捺染糊を1昼夜放置した後、通常の方法で木
綿ポプリンに印捺後、100℃で5分間スチーミ
ング処理を行なつた。次いで水洗、湯洗ソーピ
ング、湯染、水洗、乾燥をして仕上げた所、木
綿ポプリンは均一にかつ極めて濃い黄色に染出
できた。
実施例 3 実施例1で用いた反応染料コンクケーキ(純度
85%)70部、スルホン化度100%のα−メチルナ
フタレンスルホン酸とβ−メチルナフタレンスル
ホン酸、ジメチルナフタレンスルホン酸の4:
3:3混合物と、ホルムアルデヒドとの平均縮合
度1.8の縮合物(ナトリウム塩)30部を充分混合
して粉体染料組成物100部を得た。
(1) 得られた染料組成物100部を用いて実施例1
の(1)項と同様にしてパジング液1を調整し、
木綿織物をパジングすると、斑のない均一なき
わめて濃い黄色の染色物が得られた。
(2) 上記(2)項のパジング液を25℃で60分間放置後
にも染料の析出は全く認められず、又この液を
用いて木綿織物をパジング染色した所、均一で
斑のない極めて濃い黄色の染色物が得られた。
比較例 実施例1で用いた構造の反応染料コンクケーキ
(純度85%)65部に、ナフタレンスルホン酸とホ
ルムアルデヒドの縮合物(ナトリウム塩)35部に
加えて充分混合した。
(1) 得られた染料組成物100grを用いて実施例1
の(1)項に従がつてパジング浴を調整した所、一
部染料の析出が認められ、木綿織物をパジング
染色した所、スペツク状の斑のある黄色染色物
が得られた。
(2) 上記(1)項の液を25℃にて60分間放置すると、
多量の染料が析出し、この液を用いて木綿織物
を染色しても著しく斑のある実用上価値のない
染色物しか得られなかつた。
(3) 得られた染料組成物を、実施例2の(1)項に従
つて溶解した所、一昼夜の放置で染料の析出が
認められた。
(4) 得られた染料組成物を用い、実施例2の(2)項
に従がつて捺染糊を調整した所、染料が析出
し、捺染を行なつても、カラーイールドが低く
斑染めとなり、実用上価値のない染色物しか得
られなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊離酸の形で下式(1) で表わされる染料、およびメチルまたはエチルナ
    フタレンスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合物
    からなる染料混合物を含有してなる繊維反応性染
    料組成物。 2 該染料混合物が式(1)で表わされる染料20ない
    し90重量%およびメチルまたはエチルナフタレン
    スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物80ない
    し10重量%からなる特許請求の範囲第1項記載の
    染料組成物。
JP5763283A 1983-03-31 1983-03-31 繊維反応性染料組成物 Granted JPS59182859A (ja)

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JP5763283A JPS59182859A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 繊維反応性染料組成物

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JP5763283A JPS59182859A (ja) 1983-03-31 1983-03-31 繊維反応性染料組成物

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Publication Number Publication Date
JPS59182859A JPS59182859A (ja) 1984-10-17
JPH049193B2 true JPH049193B2 (ja) 1992-02-19

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ID=13061264

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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53145842A (en) * 1977-05-24 1978-12-19 Sandoz Ag Aqueous dyestuff formulation
JPS55107582A (en) * 1979-02-13 1980-08-18 Sumitomo Chemical Co Reactive dyestuff composition for cellulosic fiber
JPS56103250A (en) * 1980-01-21 1981-08-18 Sumitomo Chem Co Ltd Reactive dye composition and dyeing using the same
JPS56140186A (en) * 1980-03-31 1981-11-02 Sumitomo Chemical Co Reactive dyestuff liquid composition
JPS56143257A (en) * 1980-04-11 1981-11-07 Sumitomo Chem Co Ltd Reactive dye composition and dyeing method employing the same
JPS57153054A (en) * 1981-03-17 1982-09-21 Sumitomo Chem Co Ltd Reactive dye composition and method for dyeing by using the same
JPS57171773A (en) * 1981-03-24 1982-10-22 Hoechst Ag Solid compound comprising water soluble fiber reactive dye and use thereof in dyeing or printing fiber material

Patent Citations (7)

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JPS59182859A (ja) 1984-10-17

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