JPS598369B2 - アニオン性染料の安定な液状染料組成物 - Google Patents
アニオン性染料の安定な液状染料組成物Info
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- JPS598369B2 JPS598369B2 JP3960178A JP3960178A JPS598369B2 JP S598369 B2 JPS598369 B2 JP S598369B2 JP 3960178 A JP3960178 A JP 3960178A JP 3960178 A JP3960178 A JP 3960178A JP S598369 B2 JPS598369 B2 JP S598369B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアニオン性染料の液状水性染料組成物に関する
。
。
更に詳しくは、本発明は、一種または二種以上のアニオ
ン性染料を10〜40重量%、芒硝を1〜20重量%、
さらに多価アルコールまたはそのエーテル類もしくはそ
のエステル類を0.01〜10重量%含有することを特
徴とするアニオン性染料の安定な液状染料組成物に関す
るものである。
ン性染料を10〜40重量%、芒硝を1〜20重量%、
さらに多価アルコールまたはそのエーテル類もしくはそ
のエステル類を0.01〜10重量%含有することを特
徴とするアニオン性染料の安定な液状染料組成物に関す
るものである。
水溶性アニオン性染料の粉末製品は、一般に染料合成後
、その水性反応液から食塩、芒硝などの無機塩を使用し
て塩析し、濾別し、得られたプレスケーキを乾燥するか
、あるいは水性反応液をそのまま噴霧乾燥することによ
つてまずコンクケーキを得、次いで所定の染色濃度とす
るために、これに中性無機塩、例えば芒硝、食塩、炭酸
ナトリウムやナフタリンスルホン酸ナトリウムのホルマ
リン縮合物等の添加物を混和することによつて得られて
いる。しかしながら、このようにして得られる製品は粉
末状であることから、その製造過程において、あるいは
使用時に粉塵が発生するため取扱いが困難であるという
欠点を有している。
、その水性反応液から食塩、芒硝などの無機塩を使用し
て塩析し、濾別し、得られたプレスケーキを乾燥するか
、あるいは水性反応液をそのまま噴霧乾燥することによ
つてまずコンクケーキを得、次いで所定の染色濃度とす
るために、これに中性無機塩、例えば芒硝、食塩、炭酸
ナトリウムやナフタリンスルホン酸ナトリウムのホルマ
リン縮合物等の添加物を混和することによつて得られて
いる。しかしながら、このようにして得られる製品は粉
末状であることから、その製造過程において、あるいは
使用時に粉塵が発生するため取扱いが困難であるという
欠点を有している。
すなわち、染料製造工場においてコンクケーキを取扱う
ときや製品を秤量したり、詰め替えたとするとき、ある
いは染色工場において染浴や捺染ペーストを調製すると
きに発生する粉塵は、作業効率を著しく低下させるだけ
でなく、それにたずされる作業者にとつて衛生的にも好
ましくない。
ときや製品を秤量したり、詰め替えたとするとき、ある
いは染色工場において染浴や捺染ペーストを調製すると
きに発生する粉塵は、作業効率を著しく低下させるだけ
でなく、それにたずされる作業者にとつて衛生的にも好
ましくない。
また特に染色工場においては、未染色布や既に染色した
製品に粉塵が飛散付着して汚点を生ずることも少なくな
い。このような染料粉塵の発生を防止するため、鉱油を
ベースとするいわゆるノンダスト化剤を用いて製品を処
理する方法が知られている。
製品に粉塵が飛散付着して汚点を生ずることも少なくな
い。このような染料粉塵の発生を防止するため、鉱油を
ベースとするいわゆるノンダスト化剤を用いて製品を処
理する方法が知られている。
しかしながら、この方法は、しばしば染色や捺染時に油
状分離物を生じ、スポットなどのムラ染めの原因となる
欠点を有している。粉塵の発生を防止するもう一つの方
法として粉末製品を液状化する方法が知られている。
状分離物を生じ、スポットなどのムラ染めの原因となる
欠点を有している。粉塵の発生を防止するもう一つの方
法として粉末製品を液状化する方法が知られている。
この場合、粉塵の発生は完全になくなる土、ノンダスト
化剤を使用したときに生じるムラ染めの心配も起らない
。しかし、一般にアニオン性染料製品を液状化した場合
、通常無機塩を多重含有しているため冬期などの低温時
無機塩の析出が常に問題となる。
化剤を使用したときに生じるムラ染めの心配も起らない
。しかし、一般にアニオン性染料製品を液状化した場合
、通常無機塩を多重含有しているため冬期などの低温時
無機塩の析出が常に問題となる。
この無機塩とは一般に食塩や芒硝であり、通常の合成法
にて染料純分として10〜40重量%を含有する液状染
料製品を製造した場合、必ず芒硝、食塩等の無機塩が1
〜10%含まれている。ところで食塩のO℃における純
水中での溶解度は26.28%であることから低温時に
おける食塩の析出を問題にすることは殆んどないが、芒
硝のO℃における溶解度は4.31%であり、食塩との
混合系である場合には溶解度はさらに低下する。
にて染料純分として10〜40重量%を含有する液状染
料製品を製造した場合、必ず芒硝、食塩等の無機塩が1
〜10%含まれている。ところで食塩のO℃における純
水中での溶解度は26.28%であることから低温時に
おける食塩の析出を問題にすることは殆んどないが、芒
硝のO℃における溶解度は4.31%であり、食塩との
混合系である場合には溶解度はさらに低下する。
従つて冬期になると液状染料製品の貯蔵場所によつては
氷点下まで下ることは少なくなく、その結果、芒硝の結
晶が析出し、そのため製品の不均一や使用時の機器の破
損等のトラブルを生じている。上記の理由から、芒硝の
含有量を極力少なくする必要があり、そのためには染料
合成時に芒硝を生成しないように工夫しなければならな
い。その方法としては、例えば特開昭50136314
号公報には、過剰の硫酸イオンを水酸化カルシウムで中
和することによつて硫酸イオンを難溶性の硫酸カルシウ
ムとして分離除去してしまう方法が記載されている。
氷点下まで下ることは少なくなく、その結果、芒硝の結
晶が析出し、そのため製品の不均一や使用時の機器の破
損等のトラブルを生じている。上記の理由から、芒硝の
含有量を極力少なくする必要があり、そのためには染料
合成時に芒硝を生成しないように工夫しなければならな
い。その方法としては、例えば特開昭50136314
号公報には、過剰の硫酸イオンを水酸化カルシウムで中
和することによつて硫酸イオンを難溶性の硫酸カルシウ
ムとして分離除去してしまう方法が記載されている。
しかし、この方法では硫酸イオンの代わりに過剰のカル
シウムイオンが染料水溶液中に残存するため、これが液
状染料製品にも含まれてきて、たとえば捺染糊として、
またパデイング液のマイグレーシヨン防止剤としてアル
ギン酸ソーダを使用した場合、色糊またはパデイング液
のゲル化といつた悪影響を生ずる。
シウムイオンが染料水溶液中に残存するため、これが液
状染料製品にも含まれてきて、たとえば捺染糊として、
またパデイング液のマイグレーシヨン防止剤としてアル
ギン酸ソーダを使用した場合、色糊またはパデイング液
のゲル化といつた悪影響を生ずる。
従つて、この方法では更にカルシウムイオンも除去する
必要性を生ずることから製造土手数がかかり好ましい方
法とは言えない〜 また、特開昭52−9026号公報には、過剰の硫酸イ
オンを生じさせないように、水と混合可能であるような
溶剤、例えば低級脂肪族アルコール(メタノール、エタ
ノールなど)や低級脂肪族ケトン(ジエチルケトン、ア
セトン、シクロヘキサノン)等の溶剤中でジアゾ化カツ
プリング反応を行なつて合成する方法も提案されている
。
必要性を生ずることから製造土手数がかかり好ましい方
法とは言えない〜 また、特開昭52−9026号公報には、過剰の硫酸イ
オンを生じさせないように、水と混合可能であるような
溶剤、例えば低級脂肪族アルコール(メタノール、エタ
ノールなど)や低級脂肪族ケトン(ジエチルケトン、ア
セトン、シクロヘキサノン)等の溶剤中でジアゾ化カツ
プリング反応を行なつて合成する方法も提案されている
。
しかし、この方法は、工業的に実施するには、多量の溶
剤を使用するため、問題を有している。本発明者らは、
通常の合成法で得られる染料のウエツトケーキを用いて
低温でも安定な液状染料製品を製造すべく鋭意検討した
結果、前記本発明に到達した。すなわち、通常の合成法
にて合成したアニオン染料を10〜40重量%含み、芒
硝を1〜20重量%含む染料水溶液に、多価アルコール
もしくはそのエーテル類またはそのエステル類を0.0
1〜10重量%、好ましくは0.03〜1,0重量%添
加することによつて低温時での無機塩の析出を防止する
ことができることを見い出した。
剤を使用するため、問題を有している。本発明者らは、
通常の合成法で得られる染料のウエツトケーキを用いて
低温でも安定な液状染料製品を製造すべく鋭意検討した
結果、前記本発明に到達した。すなわち、通常の合成法
にて合成したアニオン染料を10〜40重量%含み、芒
硝を1〜20重量%含む染料水溶液に、多価アルコール
もしくはそのエーテル類またはそのエステル類を0.0
1〜10重量%、好ましくは0.03〜1,0重量%添
加することによつて低温時での無機塩の析出を防止する
ことができることを見い出した。
本発明において添加する多価アルコール類等添加剤は比
較的わずかであるにもかかわらず、得られた液状組成物
は氷点下4〜5℃で3週間放置しても芒硝等無機塩の析
出はほとんど認められないし、また室温で6ケ月間ある
いは50℃で8週間保存した後でも変化がみられず、調
製時と同濃度の染色物あるいは捺染物を得ることができ
ることは驚くべきことである。
較的わずかであるにもかかわらず、得られた液状組成物
は氷点下4〜5℃で3週間放置しても芒硝等無機塩の析
出はほとんど認められないし、また室温で6ケ月間ある
いは50℃で8週間保存した後でも変化がみられず、調
製時と同濃度の染色物あるいは捺染物を得ることができ
ることは驚くべきことである。
本発明において、多価アルコールもしくはそのエーテル
類またはそのエステル類としては、たとえば次のものが
あげられる。
類またはそのエステル類としては、たとえば次のものが
あげられる。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、チオジエチレングリコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフ
エニルエーテル、オレイン酸ジエチレングリコールエス
テル、コハク酸ジエチレングリコールエステル本発明に
おいて、アニオン性染料とは、直接染料、酸性染料、酸
性媒染染料、反応性染料等であり、これらの染料は、金
属錯塩体であつてもかまわない。
レングリコール、チオジエチレングリコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフ
エニルエーテル、オレイン酸ジエチレングリコールエス
テル、コハク酸ジエチレングリコールエステル本発明に
おいて、アニオン性染料とは、直接染料、酸性染料、酸
性媒染染料、反応性染料等であり、これらの染料は、金
属錯塩体であつてもかまわない。
本発明の液状染料組成物は、合成段階で得られた染料溶
液を直接使用するか、あるいは水の量が規定より多いと
きは適当な染料含量になるまで濃縮するか、もしくはそ
の染料溶液の一部を乾燥して得られた粉末染料を残りの
染料溶液に添加するなどして濃度を調整して得られた染
料溶液を使用し、これに多価アルコールまたはそのエー
テル類もしくはそのエステル類を添加することによつて
容易に得ることができる。
液を直接使用するか、あるいは水の量が規定より多いと
きは適当な染料含量になるまで濃縮するか、もしくはそ
の染料溶液の一部を乾燥して得られた粉末染料を残りの
染料溶液に添加するなどして濃度を調整して得られた染
料溶液を使用し、これに多価アルコールまたはそのエー
テル類もしくはそのエステル類を添加することによつて
容易に得ることができる。
なお、合成段階で得られた染料溶液中に芒硝等無機塩が
多量に存在するときは、染料溶液を冷却し、次いで沢過
して予め除去しておくことが望ましい。本発明の液状水
性染料組成物は、そのままあるいは水に稀釈した後、必
要に応じて染色助剤を添加して、あるいは捺染糊剤や捺
染助剤を添加して、天然または再生セルロース、羊毛、
絹、ポリアミドからなる繊維単独あるいは混合品の染色
または捺染に使用することができる。
多量に存在するときは、染料溶液を冷却し、次いで沢過
して予め除去しておくことが望ましい。本発明の液状水
性染料組成物は、そのままあるいは水に稀釈した後、必
要に応じて染色助剤を添加して、あるいは捺染糊剤や捺
染助剤を添加して、天然または再生セルロース、羊毛、
絹、ポリアミドからなる繊維単独あるいは混合品の染色
または捺染に使用することができる。
以下に実施例を示す。
文中、部%は重量部、重北量%を表わす。実施例 1
硫酸中でジアゾ化、カツプリングし、ついで中和、冷却
、沢過して得られた次式の染料溶液285.5部(染料
含量9.0%)のうち、160部をとり、これに、残り
の染料溶液125.5部を噴霧乾燥して得られた乾燥染
料粉末19.3部(染料含量58.8%)と、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル0.5部を撹拌しなが
ら添加溶解させた。
、沢過して得られた次式の染料溶液285.5部(染料
含量9.0%)のうち、160部をとり、これに、残り
の染料溶液125.5部を噴霧乾燥して得られた乾燥染
料粉末19.3部(染料含量58.8%)と、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル0.5部を撹拌しなが
ら添加溶解させた。
PH6、2、芒硝含量3.3%、染料含量14.3%の
液状染料組成物179.8部を得た。この染料組成物は
、氷点下4℃に3週間保存した後でも無機塩の析出はな
かつた。
液状染料組成物179.8部を得た。この染料組成物は
、氷点下4℃に3週間保存した後でも無機塩の析出はな
かつた。
これに対し、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
無添加の場合、o℃、3日間で無機塩が析出した。
無添加の場合、o℃、3日間で無機塩が析出した。
本実施例の染料組成物2部を用いて公知方法に従つて染
浴、パジング液または捺染ペーストを調製し、これを用
いて木綿を染色あるいは捺染してところ、染料含量28
.6%の粉末染料組成物1部を用いて同一濃度の染浴、
パジング液または捺染ペーストを調製して染色あるいは
捺染したものとそれぞれ全く同等の濃度を有する赤色の
染色物あるいは捺染物が得られた。
浴、パジング液または捺染ペーストを調製し、これを用
いて木綿を染色あるいは捺染してところ、染料含量28
.6%の粉末染料組成物1部を用いて同一濃度の染浴、
パジング液または捺染ペーストを調製して染色あるいは
捺染したものとそれぞれ全く同等の濃度を有する赤色の
染色物あるいは捺染物が得られた。
またこの染色または捺染物の濃度は、液状染料組成物を
50℃、5週間密閉容器中に保存したものを使用した場
合でも低下することがなかつた。実施例 2 硫酸中でジアゾ化、カツプリングし、ついで中和、冷却
、沢過して得られた次式の染料溶液244部(染料含量
10.0%)のうち、130部をとり、これに残りの染
料溶液144部を噴霧乾燥して得られた乾燥粉末染料1
8.3部(染料含量62.5%)と、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル0.7部を撹拌しながら添加、溶
解させた。
50℃、5週間密閉容器中に保存したものを使用した場
合でも低下することがなかつた。実施例 2 硫酸中でジアゾ化、カツプリングし、ついで中和、冷却
、沢過して得られた次式の染料溶液244部(染料含量
10.0%)のうち、130部をとり、これに残りの染
料溶液144部を噴霧乾燥して得られた乾燥粉末染料1
8.3部(染料含量62.5%)と、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル0.7部を撹拌しながら添加、溶
解させた。
PH5.5、芒硝含量4.5%、染料含量16.4%の
液状染料組成物149部を得た。この液状染料組成物は
、−4℃にて3週間保存したが、芒硝の析出はなかつた
。これに対し、エチレングリコールモノメチルエーテル
を添加しない場合、o℃、1日で芒硝は析出した。本実
施例の染料組成物2部を用いて実施例1と同様にして木
綿を染色あるいは捺染したところ、粉末染料組成物1部
(染料含量32.8%)を用いて同一濃度の染浴、パジ
ング浴または捺染ペーストを調製して染色あるいは捺染
したものと全く同等の濃度を有する青色の染色物および
捺染物が得られた。
液状染料組成物149部を得た。この液状染料組成物は
、−4℃にて3週間保存したが、芒硝の析出はなかつた
。これに対し、エチレングリコールモノメチルエーテル
を添加しない場合、o℃、1日で芒硝は析出した。本実
施例の染料組成物2部を用いて実施例1と同様にして木
綿を染色あるいは捺染したところ、粉末染料組成物1部
(染料含量32.8%)を用いて同一濃度の染浴、パジ
ング浴または捺染ペーストを調製して染色あるいは捺染
したものと全く同等の濃度を有する青色の染色物および
捺染物が得られた。
また、この染色または捺染物の濃度は、染料組成物を5
0℃、8週間密閉容器中で保存した後でも同等に得られ
た。本実施例において、エチレングリコールモノメチル
エーテルの代わりにジエチレングリコール30.1部を
用いても同等の効果が得られた。
0℃、8週間密閉容器中で保存した後でも同等に得られ
た。本実施例において、エチレングリコールモノメチル
エーテルの代わりにジエチレングリコール30.1部を
用いても同等の効果が得られた。
実施例 3塩酸中でジアゾ化、カツプリングし、ついで
中和、冷却、P過して得られたの染料溶液200部(染
料含量16.4%)を60℃、50〜60薦麗Hgの減
圧下で水を55部留去した後、ジエチレングリコールモ
ノフエニルエーテル0.05部を撹拌しながら添加した
。
中和、冷却、P過して得られたの染料溶液200部(染
料含量16.4%)を60℃、50〜60薦麗Hgの減
圧下で水を55部留去した後、ジエチレングリコールモ
ノフエニルエーテル0.05部を撹拌しながら添加した
。
PH6.O、芒硝含量2.4%、染料含量22.6%の
液状染料組成物を145部得た。この染料組成物は−4
℃で3週間保存しても無機塩の析出はなかつた。
液状染料組成物を145部得た。この染料組成物は−4
℃で3週間保存しても無機塩の析出はなかつた。
これに対して、ジエチレングリコールモノフエニルエー
テルを添加しない場合、−4℃、1日でメ・芒硝が多量
析出した。
テルを添加しない場合、−4℃、1日でメ・芒硝が多量
析出した。
本実施例の染料組成物2部を用いて、実施例1と同様の
比較を行なつたところ、粉末染料組成物(純染料含量4
5%)を1部使用した場合と全く同等の濃度を有する黒
色の染色物が得られた。
比較を行なつたところ、粉末染料組成物(純染料含量4
5%)を1部使用した場合と全く同等の濃度を有する黒
色の染色物が得られた。
また、この染色物の濃度は、染料組成物を50℃、8週
間密閉容器中保存した後でも同等に得られた。実施例
4次式 の染料溶液290部(染料含量10.0%)のうち15
0部をとり、これに残りの染料溶液の140部を噴霧乾
燥して得られた粉末染料20部(染料含量70%)と、
エチレングリコール0.5部を撹拌しながら添加、溶解
させた。
間密閉容器中保存した後でも同等に得られた。実施例
4次式 の染料溶液290部(染料含量10.0%)のうち15
0部をとり、これに残りの染料溶液の140部を噴霧乾
燥して得られた粉末染料20部(染料含量70%)と、
エチレングリコール0.5部を撹拌しながら添加、溶解
させた。
PH7.O、芒硝含量3.5%、染料含量17.1%の
液状染料組成物170.5部を得た。この染料組成物は
50℃、5週間密閉容器中に保存した場合でも変化する
ことがなかつた。
液状染料組成物170.5部を得た。この染料組成物は
50℃、5週間密閉容器中に保存した場合でも変化する
ことがなかつた。
また、−4℃で3週間保存しても結晶析出が認められな
かつた。これに対してエチレングリコール無添加の場合
、o℃、3日間で無機塩が析出した。また、本実施例の
染料組成物2部を用いて、常法により染浴、捺染ペース
トを作成し、ポリアミド繊維ナイロンを染色すると、染
料含量34.2%の粉末染料組成物1部を含む同一濃度
の染浴、捺染ペーストを対応して使用した場合と全く同
等の色の濃さを有する赤色の染色物および捺染物が得ら
れた。実施例 5 次式 なる染料溶液150部(染料含量10%)を、減圧濃縮
により水分を蒸発させて染料溶液100部を得た。
かつた。これに対してエチレングリコール無添加の場合
、o℃、3日間で無機塩が析出した。また、本実施例の
染料組成物2部を用いて、常法により染浴、捺染ペース
トを作成し、ポリアミド繊維ナイロンを染色すると、染
料含量34.2%の粉末染料組成物1部を含む同一濃度
の染浴、捺染ペーストを対応して使用した場合と全く同
等の色の濃さを有する赤色の染色物および捺染物が得ら
れた。実施例 5 次式 なる染料溶液150部(染料含量10%)を、減圧濃縮
により水分を蒸発させて染料溶液100部を得た。
これに、ジエチレングリコールモノエチルエーテル0.
5部を攪拌しながら添加溶解することによつて、PH8
.O、芒硝含量3.2%、染料含量15%の液状染料組
成物を100.5部得た。この染料組成物は、50℃、
5週間密閉容器中に保存した場合にも変化することがな
く、また、5℃で3週間保存しても結晶析出が認められ
なかつた。これに対して、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテルを添加しない場合、0℃、3日間の保存で
芒硝の結晶が析出した。本実施例の染料組成物は、純染
料含量60%である粉末染料組成物に対して25%の染
色能力を有し、これを用いて常法により木綿、ビスコー
スレーヨン、パルプの染色を行なつたところ、粉末染料
組成物と同等の色相の染色物が得られた。
5部を攪拌しながら添加溶解することによつて、PH8
.O、芒硝含量3.2%、染料含量15%の液状染料組
成物を100.5部得た。この染料組成物は、50℃、
5週間密閉容器中に保存した場合にも変化することがな
く、また、5℃で3週間保存しても結晶析出が認められ
なかつた。これに対して、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテルを添加しない場合、0℃、3日間の保存で
芒硝の結晶が析出した。本実施例の染料組成物は、純染
料含量60%である粉末染料組成物に対して25%の染
色能力を有し、これを用いて常法により木綿、ビスコー
スレーヨン、パルプの染色を行なつたところ、粉末染料
組成物と同等の色相の染色物が得られた。
Claims (1)
- 1 一種または二種以上のアニオン性染料を10〜40
重量%、芒硝を1〜20重量%、さらに多価アルコール
またはそのエーテル類もしくはそのエステル類を0.0
1〜10重量%含有することを特徴とするアニオン性染
料の安定な液状染料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3960178A JPS598369B2 (ja) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | アニオン性染料の安定な液状染料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3960178A JPS598369B2 (ja) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | アニオン性染料の安定な液状染料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54131627A JPS54131627A (en) | 1979-10-12 |
| JPS598369B2 true JPS598369B2 (ja) | 1984-02-24 |
Family
ID=12557623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3960178A Expired JPS598369B2 (ja) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | アニオン性染料の安定な液状染料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598369B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US4523924A (en) * | 1982-12-20 | 1985-06-18 | Ciba-Geigy Corporation | Process for the preparation of stable aqueous solutions of water-soluble reactive dyes by membrane separation |
| CH660599A5 (de) * | 1984-07-26 | 1987-05-15 | Ciba Geigy Ag | Loesungen anionischer farbstoffe. |
| JPH0745635B2 (ja) * | 1987-03-26 | 1995-05-17 | 住友化学工業株式会社 | 反応染料の液状水性組成物 |
| CN104294673A (zh) * | 2014-09-24 | 2015-01-21 | 安徽省中彩印务有限公司 | 一种酸性染料的染色工艺 |
-
1978
- 1978-04-03 JP JP3960178A patent/JPS598369B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54131627A (en) | 1979-10-12 |
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