JPS6312104B2 - - Google Patents

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JPS6312104B2
JPS6312104B2 JP55048253A JP4825380A JPS6312104B2 JP S6312104 B2 JPS6312104 B2 JP S6312104B2 JP 55048253 A JP55048253 A JP 55048253A JP 4825380 A JP4825380 A JP 4825380A JP S6312104 B2 JPS6312104 B2 JP S6312104B2
Authority
JP
Japan
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dye
water
sodium
sulfonic acid
dye composition
Prior art date
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Expired
Application number
JP55048253A
Other languages
English (en)
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JPS56143257A (en
Inventor
Sadaji Abeta
Takemi Tokieda
Masaki Sunami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP4825380A priority Critical patent/JPS56143257A/ja
Publication of JPS56143257A publication Critical patent/JPS56143257A/ja
Publication of JPS6312104B2 publication Critical patent/JPS6312104B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は水または水性アルカリ液にきわめてよ
く溶解する反応染料の組成物に関する。 更に詳しくは、本発明は、反応染料20〜99重量
%と、スルホン化度が100〜200%のアルキルナフ
タレンスルホン酸80〜1重量%とを含有すること
を特徴とするセルロース繊維用反応染料組成物、
およびそれを用いるセルロース系繊維の染色法で
ある。 本発明の目的は、水または水性アルカリ液に対
してきわめて高い溶解度を有するとともに、セル
ロース繊維を染色したとき高いカラーイールドを
得ることができるセルロース繊維用反応染料を提
供することにある。 反応染料は高い鮮明度と湿潤堅牢度を有し、ま
た種々の手段によりセルロース繊維上に固着させ
ることができることから、セルロース繊維の染色
及び捺染用として多用されている。 反応染料の用途がふえるにつれてそれに対する
品質上の要求も厳しくなり、たとえば、省エネル
ギー染色法として注目されているコールド・バツ
ド・バツチ染色法においては水性アルカリ液に対
して低温で高い溶解度をもつ染料が要求されるよ
うになつた。 一般に反応染料は比較的低温での溶解性がよい
が、中には高いカラーイールドと鮮明度及び温潤
堅牢度を有しているにもかかわらず、低温におけ
る水および水性アルカリ液に対する溶解性が非常
に低いためにコールド・バツド・バツチ染色、或
いは捺染に使用できないものも多い。 本発明者らは、低温における溶解度の低い反応
染料について、その溶解度向上をはかるべく鋭意
検討した結果、前記のような染料組成物が目的に
かなうものであることを見出した。 本発明の染料組成物は、水および水性アルカリ
液に対してすぐれた溶解性を示し、上記コール
ド・バツド・バツチ染色法および捺染、連続染色
においても均一でカラーイールドの高い染色物を
得ることができる。 本発明において反応染料とは、スルフアートエ
チルスルホン基、もしくはビニルスルホン基、ま
たは/およびハロゲノトリアジン基を有し、少く
とも1個のスルホン酸基を有するものでセルロー
ス繊維の染色および捺染用として広く使用されて
いるものである。 本発明でいうアルキルナフタレンスルホン酸と
しては、例えばメチルナフタレンスルホン酸、エ
チルナフタレンスルホン酸、プロピルナフタレン
スルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸があげ
られ、これらの内から選ばれた一種または二種以
上のものが好ましく用いられる。ここでアルキル
ナフタレンスルホン酸のスルホン化度(アルキル
ナフタレン1モルに対してスルホン酸1モルが付
いたものをスルホン化度100%とする)は、平均
値で100〜200%のものが好ましくまたアルキルナ
フタレンスルホン酸は通常ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩の形で用
いられる。 本発明の染料組成物には更に尿素、チオ尿素な
どのヒドロトロープ剤、トリポリリン酸ソーダ、
ヘキサメタリン酸ソーダ、リン酸水素二ナトリウ
ム、リン酸一水素ナトリウムなどの緩衡剤、ある
いは/及びデキストリンやシヨ糖など染料組成物
の溶解に全くまたはほとんど影響を与えない物質
を含有することができる。また少量で染料組成物
の溶解性に悪影響が無い範囲内で塩化ナトリウム
や硫酸ナトリウムなどの電解質の混入や鉱油エマ
ルジヨンなどの飛散防止剤などの添加はさしつか
えない。 次に実施例によつて本発明を説明する。文中、
部は重量部を表わす。 実施例 1 特公昭46―28901号に記載の方法で製造した次
の構造式 の乾燥染料56部(純染料含量90%)に、スルホン
化度150%のメチルナフタレンスルホン酸ソーダ
43部と鉱油エマルジヨン1部とを加え、充分混合
して染料組成物を得た。 (イ) 得られた染料組成物100gを熱湯にて溶解し、
これに水を加えて1000mlとする。 本染料溶液は一昼夜放冷したが、安定で染料
の析出は認められなかつた。 この染料溶液にマイグレーシヨン防止剤とし
てアルギン酸ソーダ1gを加えて染液とし、こ
こへ木綿ニツト品を浸し、ピツクアツプ75%で
絞り、乾燥後1中に無水芒硝250g、32.5%
苛性ソーダ水溶液20mlおよび炭酸ソーダ10gを
含む浴に浸し、ピツクアツプ90%で絞り、次い
で100℃で30秒間スチーミング処理する。 ついで水洗、湯洗、ソーピング、水洗、乾燥
して仕上げる。木綿ニツトは均一にかつ極めて
濃い橙色に染色された。 ここでメチルナフタレンスルホン酸ソーダの
代りに通常希釈剤としてよく使用されている無
水芒硝或いはナフタレンスルホン酸ソーダのホ
ルマリン縮合物を用いた場合はその一昼夜放冷
後の溶解度はいずれも30g/以下であつたた
め濃色において均一な染色をおこなうことはで
きなかつた。 (ロ) 上記染料組成物80gを熱水で溶解し、25℃に
冷却する。これに32.5%苛性ソーダ20mlおよび
無水芒硝30gを添加し、さらに水を加えて全量
を25℃で1とした。直後にこの浴を用いて木
綿ポプリンを浸し、ピツクアツプ70%で絞り、
そのまま巻き上げ、ポリエチレンフイルムで密
閉して25℃の室内に20時間放置後、染色物を冷
水、次いで熱湯で洗浄し、ついで沸騰している
洗剤浴中でソーピングし、さらに冷水で洗浄後
乾燥して仕上げた。木綿ポプリンは均一に濃い
橙色に染色された。 ここでメチルナフタレンスルホン酸ソーダの
代りに、無水芒硝或いはナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物を用いた場合は、上記アルカ
リ共存下では30g/以下しか溶解できなかつ
た。 実施例 2 特公昭43―24793に記載の方法により製造した
下記 の乾燥染料58部(純染料含量90%)に、スルホン
化度170%のメチルナフタレンスルホン酸ソーダ
41部と鉱油エマルジヨン1部を加え、充分混合し
て染料組成物を得た。 (イ) 得られた染料組成物150gを熱湯にて溶解し、
これに水を加えて1000mlとする。 本染料溶液は一昼夜放冷したが、安定で染料
の折出は認められなかつた。 この染料溶液にマレグレーシヨン防止剤とし
てアルギン酸ソーダ1gを加えて染液とし、こ
こへ木綿ニツト品を浸しピツクアツプ80%で絞
り、乾燥後、1中に無水芒硝250g、32.5%
苛性ソーダ水溶液20mlおよび炭酸ソーダ10gを
含む浴に浸し、ピツクアツプ90%で絞り、次い
で100℃で30秒間スチーミング処理する。つい
で水洗、湯洗い、ソーピング、水洗、乾燥して
仕上げる。木綿ニツトは均一に極めて濃い紫色
に染色された。 ここでメチルナフタレンスルホン酸ソーダの
代りに通常希釈剤としてよく使用されている無
水芒硝、或いはナフタレンスルホン酸ソーダの
ホルマリン縮合物を用いた場合、一夜間放冷後
の溶解度はいずれも50g/以下であつたため
濃色において均一な染色をすることはできなか
つた。 (ロ) 上記染料組成物100gを熱水で溶解し、25℃
に冷却する。これに32.5%苛性ソーダ水溶液15
mlおよび50度ボーメの水ガラス150gを添加し、
さらに水を加えて全量を25℃で1とした。直
後に、この浴を用いて木綿ニツトをパツドしピ
ツクアツプ80%で絞り、そのまま巻き上げポリ
エチレンフイルムで密閉して20℃の室内に20時
間放置後、染色物を冷水、次いで熱湯で洗浄
し、ついで沸騰している洗剤浴中でソーピング
し、さらに冷水で洗浄後、乾燥して仕上げた。
木綿ニツトは均一に濃い紫色に染色された。 ここでメチルナフタレンスルホン酸ソーダの
代りに、無水芒硝或いはナフタレンスルホン酸
ホルマリン縮合物を用いた場合は苛性ソーダお
よび水ガラスの共存下では直後でも50g/以
下しか溶解することができなかつた。 実施例 3 特公昭48―17856号に記載の方法で製造した次
の構造式 の乾燥染料55部(純染料含量90%)に、スルホン
化度150%のエチルナフタレンスルホン酸ソーダ
35部、リン酸水素二ナトリウム9部および鉱油エ
マルジヨン1部を加え、充分混合して染料組成物
を得た。 (イ) 得られた染料組成物100部を熱湯にして溶解
し、これに水を加えて1000mlとする。 本染料溶液は一昼夜放冷したが、安定で染料
の析出は認められなかつた。 一方エチルナフタレンスルホン酸ソーダの代
りにナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン
縮合物を用いた染料組成物100部を1000mlの水
に溶解したものは数時間後にゲル化した。 (ロ) 得られた染料組成物50gに熱水300gを加え
て溶解し、ここへ尿素30g、アルギン酸ソーダ
元糊(5%)500g、重曹20gおよび水60gを
加えて色糊1000gを調製する。 この色糊を用いて木綿サテン上にスクリーン
紗用いて印なつし、乾燥後、100℃で5分間ス
チーミングする。濃紺色の木綿サテン捺染物が
得られた。 ここに用いた捺染糊は、常温で3日間放置し
ても染料の析出、ゲル化等が認められなかつ
た。 一方エチルナフタレンスルホン酸ソーダの代
りにナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物や
無水芒硝を用いた場合は色糊は常温で1日放置
後すでにゲル化した。 実施例 4〜6 以下の実施例で組成物内容及びその一夜間放冷
後の溶解度を示す。溶解度欄で実施例とは本発明
の組成物の数値であり、参考例はアルキルナフタ
レンスルホン酸塩の代りにナフタレンスルホン酸
のホルマリン縮合物を用いた場合の数値である。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 反応染料を20〜99重量%と、スルホン化度が
    100〜200%のアルキルナフタレンスルホン酸80〜
    1重量%とを含有することを特徴とする反応染料
    組成物。 2 アルキルナフタレンスルホン酸がメチルナフ
    タレンスルホン酸である特許請求の範囲第1項に
    記載の反応染料組成物。 3 反応染料を20〜99重量%と、スルホン化度が
    100〜200%のアルキルナフタレンスルホン酸80〜
    1重量%とを含有する反応染料組成物を使用する
    ことを特徴とするセルロース系繊維の染色法。
JP4825380A 1980-04-11 1980-04-11 Reactive dye composition and dyeing method employing the same Granted JPS56143257A (en)

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JPS56143257A JPS56143257A (en) 1981-11-07
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JPS58118860A (ja) * 1982-01-08 1983-07-15 Sumitomo Chem Co Ltd セルロ−ス繊維用反応染料組成物
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US4435181A (en) * 1982-04-21 1984-03-06 Mobay Chemical Corporation Concentrated flowable storage stable aqueous formulations of cold dyeing fiber reactive dyestuffs
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CN1060546C (zh) * 1996-10-24 2001-01-10 江苏省一帆集团公司 无泛黄帆布的漂白方法

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JPS56143257A (en) 1981-11-07

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