JPH041789B2 - - Google Patents

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JPH041789B2
JPH041789B2 JP59116194A JP11619484A JPH041789B2 JP H041789 B2 JPH041789 B2 JP H041789B2 JP 59116194 A JP59116194 A JP 59116194A JP 11619484 A JP11619484 A JP 11619484A JP H041789 B2 JPH041789 B2 JP H041789B2
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JP
Japan
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dyeing
fastness
dye
group
water
Prior art date
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JP59116194A
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JPS60260654A (ja
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Toshio Niwa
Yoshiaki Kato
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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【発明の詳細な説明】
発明の目的 (イ) 産業上の利用分野 本発明は新規なセルロース繊維類用アゾ反応性
染料に関するものである。 詳しくは、本発明はセルロース繊維類、特に天
然または再生セルロース繊維を堅牢かつ濃厚な橙
色から赤色に染色するビニルスルホニル型アゾ反
応性染料に関するものである。 (ロ) 従来の技術 反応性染料は鮮明な色調と良好なる湿潤堅牢度
を有し、各種の染色法でセルロース繊維類に固着
させることができることから、セルロース繊維類
の浸染および捺染用として多用されている。しか
し近年水道水中の塩素による退色現象で表わされ
る耐塩素堅牢度およびスポーツウエアー等で代表
される汗と日光とが複合的に作用する汗−日光堅
牢度という堅牢度が重要視されてきた。一方濃厚
な被染物を得るため染着性を向上させる手段とし
て染色時に多量の電解質、例えば芒硝、食塩等を
50〜100g/程度添加する必要があり、染色廃
水等で問題となる。さらには染色工業における省
エネルギー問題からコールドパツドバツチ染色法
が注目され、この染法への対応として低温におけ
る水およびアルカリ水溶液に対する充分なる溶解
性と安定性が必要とされる。例えば苛性ソーダ、
炭酸ソーダ等の酸結合剤ならびに芒硝、食塩等の
電解質の水溶液1000重量部の中に染料が最低40g
は溶解することが必要である。これら諸問題につ
いて従来のビニルスルホニル型反応性染料につい
て考察すると、水に対する溶解性は概ね良好であ
るが染色時の電解質は50〜100g/が必要不可
欠であり、耐塩素堅牢度、耐汗一日光堅牢度はほ
とんどの染料が不良である。 以上の問題点を改良する方法として下記一般式
〔〕 (式中、Cpはベンゼンまたはナフタレンのカツ
プリング成分残基を表わし、Mは水素原子または
アルカリ金属を表わし、R2およびR3は水素原子、
メチル基、メトキシ基またはスルホニル酸基を表
わす。) で表わされる従来のビニルスルホニル型アゾ染料
に対し、ビニルスルホニル基をトリアジン環を介
して導入する方法が知られている。例えば特公昭
39−18184の実施例1に示される下記染料 は塩素堅牢度は向上しているが、汗−日光堅牢度
は不良でありアルカリ水に対する溶解度は20g/
である。また特公昭46−824の実施例1に示さ
れる下記染料 は単なる湿潤堅牢度(例えば汗堅牢度、洗タク堅
牢度等)は良好であるが汗−日光堅牢度は不良で
塩素堅牢度も不良である。さらに特開昭57−
74363の実施例1に示される下記染料 は塩素堅牢度、アルカリ水に対する溶解度は良好
であるが汗−日光堅牢度は不良であり染色時の電
解質も50g/必要である。 本発明は、上記諸問題を解決したセルロース繊
維類用アゾ染料の提供をその目的とするものであ
る。 すなわち、本発明は 一般式〔〕 (式中、Aはスルホン酸基、メチル基またはメト
キシ基で置換されていてもよいベンゼンまたはナ
フタレン残基を表わし、Mは水素原子またはアル
カリ金属を表わし、R1は水素原子または低級ア
ルキル基を表わし、R2およびR3は水素原子、メ
チル基、メトキシ基またはスルホン酸基を表わ
し、mは0または1を表わす) で示されるセルロース繊維類用アゾ反応性染料を
要旨とするものである。 本発明の一般式〔〕で表わされるアゾ染料に
おいて、Mで表わされるアルカリ金属としては、
ナトリウム、カリウム等が挙げられ、R1で表わ
される低級アルキル基としては、炭素数1〜4の
アルキル基が挙げられる。 前示一般式〔〕で表わされるアゾ染料は以下
の方法により製造することができる。 たとえば一般式〔〕 (式中、R1、Mおよびmは前記定義に同じ)で
示される化合物と塩化シアヌルおよびN−メチル
アニリンを水性媒質中、任意の順序で縮合させ下
記一般式〔〕 (式中、R1、Mおよびmは前記定義に同じ)で
示される化合物としさらに下記一般式〔〕 (式中、R2、R3およびMは前記定義に同じ)で
示される化合物を水性媒質中90〜95℃で縮合させ
下記一般式〔〕 (式中R1、R2、R3、Mおよびmは前記定義に同
じ)で示される化合物を製造する。 一方、下記一般式〔〕 A−NH2 ……〔〕 (式中、Aは前記定義と同じ)で示される化合物
を、通常の方法でジアゾ化したジアゾニウム化合
物を前記〔〕の化合物とカツプリングさせるこ
とにより前示一般式〔〕のアゾ反応性染料を製
造することができる。 本発明の染料で染色し得る繊維としては木綿、
ビスコースレーヨン、キユプラアンモニウムレー
ヨン、麻などのセルロース系繊維を挙げることが
できる。またセルロース系繊維を含有するポリエ
ステル、トリアセテート、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド、羊毛、絹などの混合繊維中の該
セルロース系繊維はもちろん良好に染色すること
ができる。 本発明のアゾ反応性染料を用いてセルロース繊
維類を染色するには、酸結合剤例えば重炭酸ソー
ダ、炭酸ソーダ等の無機アルカリまたはトリエチ
ルアミン等の有機塩基の存在下通常行われる方法
で染色することができる。例えば浸染法で染色す
る場合芒硝または食塩等の電解質および酸結合剤
の存在下40〜60℃の温度条件下通常の方法により
染色することができるが電解質の量は通常用いら
れる1/5〜1/10程度で充分濃厚な染色物を得るこ
とができる。 さらに捺染法で染色する場合にも通常用いられ
る方法、例えばアルギン酸ソーダ、尿素、還元防
止剤、酸結合剤を用いて行う方法で染色すること
ができる。またコールドパツドバツチ法、パツド
スチーム法などビニルスルホニル型反応性染料に
用いられる各種の染色法が適用できる。なお、本
発明の染料は非常に高い染着率を有しており染色
後の廃水処理の点においても有利である。 以下、本発明の方法を実施例によつて具体的に
説明するが、本発明は、以下の実施例に限定され
るものではない。 実施例 1 遊離酸の形で下記構造式 で示されるアゾ染料0.2gを水200mlに溶解し、芒
硝10gを加え溶解して調製した染浴に末シルケツ
ト綿メリヤス10gを浸漬し30分を要して50℃迄昇
温した。次いで炭酸ソーダ3.0gを添加し50℃で
1時間染色した後水洗、ソーピング、水洗、乾燥
を行い、青味赤色の染色物を得た。本染料の染着
度は非常に高く得られた染色物は極めて濃厚であ
りこれは芒硝の添加量を2gに減らしてもほとん
ど変らなかつた。また耐塩素堅牢度は5級(JIS
0884に準拠し有効塩素20ppm)と非常にすぐれ、
耐光堅牢度、汗−日光堅牢度も良好であつた。 なお、本実施例で使用したアゾ染料は1−アミ
ノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸31.9gと塩化シアヌル18.5gを0℃以下で
縮合させた後、N−メチルアニリン10.7gを20℃
で縮合させ下記式 の化合物を製造した。一方、4−メチル−アニリ
ン−2−スルホン酸18.7gを常法でジアゾ化し上
記縮合物とカツプリングを行い下記式 の化合物を製造し、該反応液中に3−(β−ヒド
ロキシエチル)スルホニルアニリン硫酸エステル
28.1gを加え90℃で縮合させた後塩化カリウムで
塩析することにより上記アゾ染料を製造した。 実施例 2 遊離酸の形で下記構造式 で示されるアゾ染料を用いて下記の処法で未シル
ケツト綿メリヤスを捺染した。 染 料 2.0g 尿 素 10.0g アルギン酸ソーダ 3.0g 3−ニトロベンゼンスルホン酸ソーダ 0.5g ヘキサメタリン酸ソーダ 0.5g 重炭酸ソーダ 1.0g水 残部 合 計 100.0g すなわち、上記組成の捺染糊を綿メリヤスに印
捺し80℃で中間乾燥後100℃で蒸発処理、次いで
水洗、ソーピング、水洗、乾燥を行つた。 その結果、耐光堅牢度、耐塩素堅牢度、耐汗一
日光堅牢度の良好な橙色の染色物を得た。 なお、本実施例で使用したアゾ染料は2−アミ
ノ−5−ヒドロキシナフタレン−7−スルホン酸
23.9gと塩化シアヌル18.5gを0℃以下で縮合さ
せた後、N−メチルアニリン10.7gを20℃で縮合
させた。さらに4−(β−ヒドロキシエチル)ス
ルホニルアニリン硫酸エステル28.1gを90℃で縮
合させ下記式 の化合物を製造した。一方1−アミノベンゼン−
2−スルホン酸17.3gを常法でジアゾ化し上記縮
合物とカツプリングを行つた後塩化ナトリウムで
塩析することにより上記アゾ染料を製造した。 実施例 3 遊離酸の形で下記構造式 で示されるアゾ染料40gを熱湯800mlに溶解し、
25℃に冷却し、これに32.5苛性ソーダ20mlおよび
芒硝30gを添加し、さらに水を加えて全量を25℃
で1とした。この浴に木綿サテンを浸しピツク
アツプ70%でしぼりそのまま巻き上げ、ポリエチ
レンフイルムで密閉して25℃の室内に20時間放置
後染色物を冷水、次いで熱湯で洗浄後、ソーピン
グ、水洗、乾燥して仕上げた。木綿サテンは均一
に濃い青味赤色に染色された。 なお、本実施例で使用したアゾ染料は実施例1
において使用した4−メチル−アニリン−2−ス
ルホン酸18.7gを2−ナフチルアミン−1,5−
ジスルホン酸30.3gに代えた他は実施例1と同様
に製造したものである。 実施例 4 実施例1に準じた方法で下記一般式 で表わされるアゾ染料により綿布を染色し、結果
を第1表に示した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式〔〕 (式中、Aはスルホン酸基、メチル基またはメト
    キシ基で置換されていてもよいベンゼンまたはナ
    フタレン残基を表わし、Mは水素原子またはアル
    カリ金属を表わし、R1は水素原子または低級ア
    ルキル基を表わし、R2およびR3は水素原子、メ
    チル基、メトキシ基またはスルホン酸基を表わ
    し、mは0または1を表わす) で示されるセルロース繊維類用アゾ反応性染料。
JP11619484A 1984-06-06 1984-06-06 セルロ−ス繊維類用アゾ反応性染料 Granted JPS60260654A (ja)

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