JPH0257826B2 - - Google Patents

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JPH0257826B2
JPH0257826B2 JP59101339A JP10133984A JPH0257826B2 JP H0257826 B2 JPH0257826 B2 JP H0257826B2 JP 59101339 A JP59101339 A JP 59101339A JP 10133984 A JP10133984 A JP 10133984A JP H0257826 B2 JPH0257826 B2 JP H0257826B2
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JP
Japan
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acid
dyeing
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JP59101339A
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JPS606754A (ja
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Yutaka Kashiwane
Masaki Sunami
Katsumasa Ootake
Yasuo Tezuka
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモノアゾ化合物およびその製法に関す
る。更に詳しくは、セルローズ系繊維を緋色に染
色するのに適したモノアゾ化合物、およびその製
法に関する。
β−スルフアートエチルスルホニル基を有する
染料がいわゆるビニルスルホン型反応染料として
繊維材料の染色に適用されることは公知である。
しかし、β−スルフアートエチルスルホニル基を
有するアゾ系の反応染料による染色物は、一般に
塩素堅牢度が低く、水道水に含まれる塩素による
退色現象がしばしば問題となつており、そのため
塩素堅牢度のすぐれた反応染料の出現が強く要望
されていた。
β−スルフアートエチルスルホニル基と異なる
もう一つの代表的な反応基としてモノクロルトリ
アジニル基を反応基とする染料も知られている
が、これらの反応染料は一般に染色温度に高温を
要し、また吸尽染色適性に欠けるため捺染用に使
用されるにすぎず、更に得られた染色物の酸安定
性が低いという欠点を有しているため、実用的に
は決して充分とは言えなかつた。このようなこと
から本発明者らは、特に塩素堅牢度のすぐれた緋
色のビニルスルホン型反応染料を求めて鋭意検討
を行つた結果、反応基としてβ−スルフアートエ
チルスルホニル基とモノクロルトリアジニル基を
有するモノアゾ化合物がすぐれた塩素堅牢度の緋
色の染色物を与えることを見い出した。また、本
発明のモノアゾ化合物は前記のようなモノクロル
トリアジニル基を有する反応染料の欠点をも解消
できることを見い出した。
すなわち本発明は、遊離酸の形で下記一般式
() (式中、Rは炭素数4までの低級アルキル基、
X1は水素、X2は水素、塩素、メチル基、メトキ
シ基またはスルホン酸基を表わす。mは0または
1を表わす。) で示されるモノアゾ化合物を提供する。このモノ
アゾ化合物は、遊離酸の形で下記一般式() (式中、mは前記の意味を有する。) で示されるアニリンスルホン酸をジアゾ成分と
し、J酸、塩化シアヌルおよび遊離酸の形で下記
一般式()または() (式中、R,X1,X2は前記の意味を有する。) で示されるアニリン化合物を任意の順序で反応さ
せ、一般式()で示されるアニリン化合物を用
いた場合は、次いで硫酸エステル化することによ
り製造することができる。
前記一般式()で示されるモノアゾ化合物は
優れた染料特性を有し、木綿、麻、ビスコース人
絹、ビスコーススフ等の天然あるいは再生セルロ
ーズ繊維の染色に好適であり、各種堅牢度に優れ
た緋色染色物を与えることができる。
前記一般式()で示されるモノアゾ化合物は
以下に述べる方法で製造することができる。
一般式()で示されるアニリンスルホン酸を
通常の方法でジアゾ化し、次いでJ酸と中性ない
しアルカリ性でカツプリングさせて、遊離酸の形
で一般式() (式中、mは前記の意味を有する) で示されるモノアゾ化合物を得、これを塩化シア
ヌルと一次的に縮合させてジクロルトリアジニル
化合物を得る。
ついで一般式()で示されるアニリン化合物
を二次的に縮合させて一般式()のモノアゾ化
合物を得ることができる。
あるいは塩化シアヌルに一次的に一般式()
のアニリン化合物を縮合させ、ついで二次的に一
般式()のモノアゾ化合物を縮合させることに
よつても一般式()のモノアゾ化合物を得るこ
とができる。
あるいは、J酸と一般式()のアニリン化合
物を任意の順序で塩化シアヌルと縮合させて遊離
酸の形で一般式() (式中、R,X1,X2は前記の意味を有する) で示されるモノクロルトリアジニル化合物を得、
続いて一般式()のジアゾ成分とカツプリング
させることによつても一般式()のモノアゾ化
合物を得ることができる。
あるいはJ酸を塩化シアヌルと一次的に縮合さ
せた後、一般式()のジアゾ成分とカツプリン
グさせて遊離酸の形で一般式() (式中、mは前記の意味を有する) で示されるジクロルトリアジニル化合物を得、こ
れに一般式()のアニリン化合物を縮合させる
ことによつても一般式()のモノアゾ化合物を
得ることができる。
あるいは一般式()で示されるβ−ヒドロキ
シエチルスルホン体を一般式()のアニリン化
合物の代わりに用いそれぞれ同様の反応を行つた
後、最後に硫酸中でエステル化することにより一
般式()のモノアゾ化合物としてもよい。
上記した縮合反応はいずれの場合も公知の脱ハ
ロゲン化水素縮合の方法に従つて実施することが
できる。
上記の方法によつて製造されたモノアゾ化合物
はアルカリの作用によつて容易にスルフエートエ
チルスルホニル基が変化してビニルスルホニル基
を有するモノアゾ化合物とすることができる。
このようにして得られる本発明のモノアゾ化合
物は各種染色法によつてセルローズ系繊維を緋色
に染色することができる。
染色に際しては、吸尽法の場合、炭酸ソーダ、
第三リン酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存
在下に芒硝または食塩を加えた染浴で比較的低い
温度で行われる。また、捺染法による染色もでき
例えば重炭酸ソーダ、炭酸ソーダ、第三リン酸ソ
ーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤と尿素および糊剤
好ましくはアルギン酸ソーダ等を含む色糊を繊維
に印捺し、中間乾燥後100〜200℃で蒸熱または乾
熱することにより行なわれる。
更に本発明の染色は連続法により行われてもよ
い。
この様にして得られた染色物は特に塩素堅牢
度、耐光堅牢度、汗日光堅牢度にすぐれている。
塩素堅牢度はISO法で4級ないし4〜5級であ
り、特に最近一般家庭における洗濯に塩素系漂白
剤を使用することが普及してきていることを考え
ると、塩素堅牢度にすぐれている本発明化合物の
価値は高い。また近年スポーツウエアの量的拡大
とともに問題となつている汗日光堅牢度も3−4
級ないし4級とすぐれており、この点からも本発
明染料の価値は高い。更に従来の反応染料におい
ては、その染色物が空気中の酸性ガス等により変
化を受け時間の経過とともに堅牢度の低下をきた
す現象が見られたが、本発明化合物はその問題点
も解消している。すなわち、本発明化合物の染色
物の酸安定性(試験法は染布を1%酢酸に30分浸
漬後、パースピロメータを使用して37±2℃の温
度で125g/cm2で6時間処理する)は4〜5級ない
し5級と良好であり、この点からも価値が高い。
また、本発明化合物はアルカリ安定性が良好で
あり、吸尽染色において高い吸尽率および固着率
を示しまた捺染でも高い固着率を示すので、濃度
の高い染色物を得ることができるのみならず、同
時にウオツシユオフ性もすぐれており、未固着染
料の除去が簡単にできると言う大きな利点を有し
ている。
さらに本発明化合物は吸尽染色において染色に
おいて染色温度、アルカリ剤、無機塩添加量、浴
比を変化させても影響を受けにくく、極めて再現
性良く染色できると言う特異的な性能を有してい
る。
本発明に近似する染料として、たとえば特公昭
39−18184号公報には、下記式 で示される染料が記載されている。
しかし、これらの染料は、本発明化合物に比べ
て溶解度が低く、さらにビルドアツプ性が劣るた
め濃度の高い染色物が得られないと言うだけでな
く、ウオツシユオフ性が極めて劣る欠点を有して
おり、実用上の価値は小さい。
さらに後者の染料では特に耐光堅牢度も劣つて
いる。
次に本発明を実施例によつて説明する。
文中、部は重量部を表わす。
実施例 1 0.1部のノニオン系界面活性剤を水100部に溶解
した液に0〜5℃で塩化シアヌル9.2部を加えて
分散させる。これにJ酸11.3部を水100部にPH7
〜8で溶解した液を0〜5℃で1時間で滴下す
る。滴下終了後、20%炭酸ナトリウム水溶液を加
えてPH3に調整し、さらに2時間撹拌する。つい
で1−N−エチルアミノベンゼン−3−β−ヒド
ロキシエチルスルホン硫酸エステル16部を加え、
20%炭酸ナトリウム水溶液でPHを5〜6に調整し
ながら40℃に昇温し、同温度で2時間撹拌する。
ついで再度0〜5℃に冷却した後、炭酸水素ナ
トリウム12.6部を加える。これに、2−アミノ−
5−メトキシベンゼンスルホン酸9.6部を通常の
方法でジアゾ化した液を、0〜5℃で1時間で加
える。同温度で2時間撹拌した後、塩酸でPHを5
〜6に調整し、塩化ナトリウムを20部加えて結晶
を析出させ、吸引過し、洗浄した後60℃で乾燥
してモノアゾ化合物(1)を得た。
実施例1と同様にして下記のモノアゾ化合物(2)
〜(6)が得られた。
参考例 1 式(1)で示されるモノアゾ化合物0.3部を200部の
水に溶解し芒硝20部を加え、木綿10部を加えて50
℃に昇温する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ4
部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、
水洗、ソーピングを行つて塩素堅牢度のすぐれた
緋色の染色物が得られた。
また、式(2)、(3)で示されるモノアゾ化合物を用
い、同様に染色したところいずれも塩素堅牢度の
優れた緋色の染色物が得られた。また式(1)で示さ
れるモノアゾ化合物のスルフアートエチルスルホ
ニル基がビニルスルホニル基である化合物を用い
上記と同様の方法で染色すると同様の染色物が得
られる。
参考例 2 式(4)で示されるモノアゾ化合物0.3部を200部の
水に溶解し、芒硝30部を加え、木綿10部を加えて
60℃に昇温する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ
4部を加え同温度で1時間染色する。染色終了
後、水洗、ソーピングを行つて塩素堅牢度のすぐ
れた緋色の染色物が得られた。
同様にして下記の染料(5)、(6)を用いて染色した
ところいずれも塩素堅牢度のすぐれた緋色の染色
物が得られた。
参考例 3 色糊組成 前記(1)式のモノアゾ化合物 5部 尿 素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱 湯 25部 重 曹 2部 バランス 13部 上記組成を持つた色糊をシルケツト加工綿ブロ
ード上に印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間ス
チーミングを行ない、湯洗い、ソーピング、湯洗
い、乾燥して仕上げる。
このようにして塩素堅牢度のすぐれた緋色の捺
染物が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊離酸の形で下記一般式 (式中、Rは炭素数4までの低級アルキル基、
    X1は水素、X2は水素、塩素、メチル基、メトキ
    シ基またはスルホン酸基を表わす。mは0または
    1を表わす。) で示されるモノアゾ化合物。
JP59101339A 1984-05-18 1984-05-18 モノアゾ化合物 Granted JPS606754A (ja)

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JP59101339A JPS606754A (ja) 1984-05-18 1984-05-18 モノアゾ化合物

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JPS606754A JPS606754A (ja) 1985-01-14
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JPS61171770A (ja) * 1985-01-25 1986-08-02 Sumitomo Chem Co Ltd モノアゾ化合物およびそれを用いる染色又は捺染方法
JPH0791789B2 (ja) * 1986-07-01 1995-10-04 住友化学工業株式会社 カチオン化改質セルロ−ス系繊維材料の染色および捺染方法
DE3704660A1 (de) * 1987-02-14 1988-08-25 Hoechst Ag Wasserloesliche azoverbindungen, verfahren zu deren herstellung und ihre verwendung als farbstoffe
JP2010013658A (ja) * 1998-05-22 2010-01-21 Sumitomo Chemical Co Ltd 反応染料組成物およびその適用

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