JPS6059386B2 - 組立式手術室 - Google Patents

組立式手術室

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JPS6059386B2
JPS6059386B2 JP5341477A JP5341477A JPS6059386B2 JP S6059386 B2 JPS6059386 B2 JP S6059386B2 JP 5341477 A JP5341477 A JP 5341477A JP 5341477 A JP5341477 A JP 5341477A JP S6059386 B2 JPS6059386 B2 JP S6059386B2
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佐和子 柳沢
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KENCHIKU KEIKAKU RENGO JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建造物内の既存の室内に組立てられる組立
式手術室に関するものである。
従来の手術室は、建造物内の既存の室内に壁面に沿つ
て化粧板を取付け、天井部に天井板を、床部に床板を張
設してなるもので、その横断面形状は既存室の原形のま
まで四角形であつた。
そのため、手術室の各コーナー部にほこり等が溜り易く
、清掃も不充分になり勝ちてあり、厳しい衛生管理が要
求されるこの種の手術室としては不適当であつた。また
、室内を空調する場合、室内に送り込まれた空気が壁コ
ーナー部で渦巻き流となつて停滞し、空気の流動効率が
悪く、室の隅々まで充分に空調できず、かつ、室のコー
ナー部にデッドスペースが生じ易く、スペースの有効利
用の点においても今一つ問題を残していた。 本発明は
、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、
その特徴とするところは、建造物内で、立方体または直
方体形状に形成された既存の室内に、その所定部位に出
入口を有する周壁と、該周壁にの上端に連結されかつ既
存室の天井との間に空間をあけて設けられる天井パネル
と、建造物の床上に設けられる床材からなる組立式手術
室において、上記周壁を、当該手術室内で前後左右に相
対向する複数枚の側壁パネルと、当該手術室のコーナー
部において上記側壁パネル間に所定の角度をもつて接続
されるコーナーパネルによつて、横断面形状を八角形状
に形成し、該コーナーパネルの背面と建造物の既存室の
壁コーナー部との間に横断面Ξ角形状の配管用空間部を
設けた点にある。
これによつて、手術室内の隅々まで容易に清掃でき、室
コーナー部において、空調用空気が渦巻き流となつて低
停滞することを防止して、室内空調を効率よく行い得る
と共に、室コーナー部にほこり等が溜ることを防止して
常に衛生的に利用でき、常に最適な環境内で手術でき、
また室コーナー部のスペースをも有効に利用できるよう
にしたのである。 以下、本発明の実施例を図によつて
説明する。
1は建造物内の既存の室空間、2はその床、3はその
天井、4a〜4dはその側壁、5は廊下、6は患者等の
出入口、7は無菌室(クリーンサプライスポール)、8
は医者等の出入口であり、上記建造物内の既存の室空間
1内に、所要数の傾斜パネル9〜11と、天井パネル1
2〜19と、側壁パネル、つまりメクラパネル20、各
種設備機器取付用パネル21a〜21f1コーナーパネ
ル22,23、補助パネル24,25と、扉取付枠26
,27と、扉28,29と、床材30等により、手術室
上部すなわち天井部の縦断面形状が台形状て、周壁の横
断面形状が八角形状の手術室31を組立てるのである。
このとき、上記各パネルと既存室の各側壁4a〜4dお
よび天井3との間に適当な空間部32a〜32mを設け
、これら空間部32a〜32m内に空調川ダクトや電気
およびガス等の配管をてきるようにする。また、上記各
パネルの組立て前またはその組立て後に、所要のパネル
に手術室で使用される各種設備機器を装備する。すなわ
ち、上記建造物内の既存の室空間1において、第7図お
よび第9図に示す如く、上部固定枠33を、目的とする
手術室31の周壁の平面形状に対応して平面八角形状に
接続しながら、既存室の側壁4a〜4dの上方所定部位
にアンカーボルト34と取付金具35および取付ボルト
36を介して取付ける。
なお、該上部固定枠33は、既存室の天井3に対し吊ボ
ルト等を介して取付けてもよい。次いで、上部固定枠3
3に取付ボルト37を介してパネル支持枠38を取付け
る。パネル支持枠38は、その下端部に内向き水平姿勢
の傾斜パネル支持部38aと外側下方に逆L形に設けた
側壁パネル支持部38bを有し、該傾斜パネル支持部3
8aに各傾斜パネル9〜11の下端部を固定する。傾斜
パネル9,10は、それぞれ第7,8図に示す如く左右
両側の補強枠39,39の前面部間に銅板製の表面板4
0を張設すると共に、その上側辺部に縦断面1形の被取
付部41および下側辺部に縦断面〜形の被取付部42を
設けて構成さ.れ、それらの下側の被取付部42を上記
支持枠38の傾斜パネル支持部38aに係合支持させて
ボルト43等により固定する。
上側の被取付部41にはL形の部材44を連設しこの部
材44を建造物の天井3に対して吊ボルト45a等を介
して固・定する。このとき、各傾斜パネル9,10を、
上記建造物の室空間1の上部四周辺に沿つてパネル巾方
向に突き合わせながら、相対向する傾斜パネルが上穿ま
りの傾斜姿勢で対向するように配設し、その背面と建造
物の天井3および各側壁4a〜4dとの間に空調用ダク
ト等の配管用空間部32a〜32dを形成する。上記各
傾斜パネル9,10の上半部にはそれぞれ照明装置取付
穴46を設け、これら各穴にそれぞれ照明装置47を取
付け、以つて、天井部四周辺の斜め上方より手術室31
内全体を照明できようにする。
該照明装置47は、筐体47a内に照明灯47bを装備
し、その前面開口部に乳白色のjプラスチック製照明覆
い板47cを開閉自在に取付けて構成し、上記各照明装
置取付穴46に嵌め込んで適宜の手段により固定する。
このとき、該照明灯47bに示す如く円形の蛍光灯を用
いれば、直管式の蛍光灯に比べて照明装置47および傾
斜パネル9,10の設計上、その他種々の面で非常に好
都合である。また、上記傾斜パネル9,10のうち、と
くに無菌室7側の上側辺部に配置された傾斜パネル10
にはさらにその下半部に空調用空気等の吹出口48を設
け、該吹出口48に多数の風量、風向等の調整翼を具備
した吹出装置49を取付ける。
なお、他の側辺部に配置された傾斜パネル9の下半部に
おける表面板40の裏面には石膏ボード等の断熱材50
を貼り付けておく。補助傾斜パネル11は、鋼板により
ニ等辺三角形状に成形すると共に、その裏面に石膏ボー
ド等の断熱材を貼り付けてなり、上記天井部四周辺に配
設された各傾斜パネル9,10の突き合わせコーナー部
において、その底辺部を上記パネル支持枠38に対し各
傾斜パネル9,10と同様の手段て固定すると共に、左
右両側辺部をそれに隣接する傾斜パネル9,9または9
,10の側辺部に適宜の手段て固定する。
なお、上記各パネル9〜11の相隣接する側辺部同士は
、後述する側壁パネル同士の連結手段と同様の連結手段
て連結してもよいし、単に側辺部同士を突き合わせただ
けでもよい。そして、これら各パネル9〜11の接続部
あるいは突き合わせ部前面に生じた隙間部分には目地部
材またはコーキング材51を装填する。こうして各傾斜
パネル9〜11を傾斜姿勢で周方向に連続し、かつ上方
開口部が四角形状で下方開口部が八角形状となるように
配設するのである。次に、手術室上部すなわち天井部に
おいて、上記各傾斜パネル9,10の上端部内側面に、
ビス52を介して断面ほぼL形の天井パネル支持枠53
を取付けると共に、該支持枠53間に断面逆T字形の天
井パネル支持枠54を吊ボルト45b等を介して格子状
に配設し、これら支持枠53,54間にそれぞれ天井パ
ネル12〜19を、そ裏面と既存室の天井3との間に配
管用空間部32eを形成した状態で取付け、以つて、上
記各傾斜パネル9〜11と各天井パネル12〜19によ
り縦断面台形状の天井部を形成する。なお、上記各天井
パネル12〜19は、鋼板製の表面板55の周辺部に上
記各支持枠53,54への係合用段部5,6を設け、か
つ、該表面板55の裏面にグラスウール等の断熱材57
を貼り付けてなり、各段部56を各支持枠53,54に
係合させることによつて取付ける。そして、これら天井
パネルのうち所望のパネルに対し、その天井部への取付
前あるいは取付後に、第6図に示すような設備機器を取
付ける。すなわち、58は無影照明灯を移動自在に吊下
支持するためのトラック、59は輸血その他の手術用補
助器具を移動自在に吊下支持するためのトラック、60
は煙感知器、61は非常用照明灯、62はスピーカーで
ある。63a〜63dは酸素、圧縮空気、吸引、窒素等
の各医療用ガス取出具で、それらのガスホースを天井よ
り導出、引込自在に垂下している。
上記各天井パネルとの既存室の天井3との間に形成され
た空間部32eには各電気、ガス等の配管をなし、また
図外のガスホースの引込装置やガス供給または中継装置
等を装備する。一方、上記各傾斜パネル9〜11の下端
開口部において、これら各パネル9〜11の下端部と建
造物の床2との間に複数枚の側壁パネル、つまりメクラ
パネル20、各種設備機器取付用パネル21a〜21f
1コーナーパネル22,23、補助パネル24,25等
を、それらの背面と建造物の各側壁4a〜4dの間に適
当な空間部32f〜32mを存して配設する。
このとき、床2の所定部位に上記各側壁パネルに対応す
る平面八角形状の配置てアンカーボルト64を介して下
地部材65を取付ける。下地部材65の上端部には縦断
面L形のパネル支持部65aを設けると共に、同支持部
65aの底部にパネル下部係合用兼調整ボルト66を昇
降自在に螺合突設し、該ボルト66の中間部にナットを
溶接する等により鍔部66aを設けておく。而して、上
記各側壁パネル20〜25の上端部を、上記各傾斜パネ
ル9〜11の下端部外側面とパネル支持枠38と側壁パ
ネル支持部38bとの間に形成されたパネル係合部38
cに障子式に係合すると共に、同パネルの下端部両側に
設けられた係合穴67を上記ボルト66の上端突出部に
係合し、同ボルト66を介して各パネルの高さおよび水
平レベルを調整した後、上部において、上記各傾斜パネ
ル9〜11の下端部にビス68等を介して位置変更自在
に設けられた押え金具69により、各側壁パネル20〜
25の上端部背面をパネル支持枠38の傾斜パネル支持
部38bに圧接させて固定する。
なお該側壁パネル20〜25の下端部は上記ボルト66
と係合穴67の係合によつて固定されている。70は見
切板で、下地部材65にビス71等を介して上下方向に
位置変更自在に取付けられ、上記各側壁パネル20〜2
5の下端面と下地部材65との間に生じた隙間および上
記ボルト66等を隠蔽しうるようになつている。
ところで、上記各側壁パネル20〜25は、それぞれ上
下両側の補強枠72,72と左右両側の補強枠73,7
3等からなる縦長長方形状の枠組の前面部に鋼板製の表
面板74を張設すると共に、該表面板74の裏面に石膏
ボード等の断熱材75を貼り付けて構成され、かつ、該
左右両補強枠73,73の外側面にはそれぞれ上下方向
に沿つた段部73aを設け、この段部73aの上下数箇
所にパネル連結用の穴76を設けてあり、上記各側壁パ
ネル20〜25の取付時に隣接するパネルの左右両補強
枠73,73を突き合わせた状態で、相対応する各連結
用穴76,76間に連結金具77を弾性的に係合させて
、相隣接するパネル同士を互いに連結することにより、
周壁コーナー部をいわゆる隅切り構造とした横断面八角
形状の周壁を組立てる。
78は目地部材で、上記各側壁パネル20〜25の継目
部分に弾性的に係合止着し、上記各段部73aおよび連
結金具77等を隠”蔽している。
上記各側壁パネルのうち、とくに設備機器取付用パネル
21a〜21fには、上記周壁の組立て後において、そ
れぞれ手術室31内て使用される各種設備機器を取付け
る。
すなわち、パネル21aにはシヤーカステン79を、パ
ネル21bには時計80aや空調用サーモ装置80b1
インターホン80cそれに起立閉塞姿勢と傾斜または水
平使用姿勢とに変更自在の記録台80d等からなる情報
装備80を、パネル21cには保温庫81を、パネル2
1dには手術室31と無菌室7を連通しかつその両端開
口部に開閉自在の扉を具備したバスボックス82を、パ
ネル21eには包帯やガーゼ等の医療補助微、薬品およ
び医療器具類を収納するための収納棚83を、パネル2
1には酸素、圧縮空気、吸引、窒素等の各種医療用ガス
取出器具84aおよびそれらガスの調整具や計器84b
等を具備したガス取出装置84を、それぞれ装備せしめ
る。このとき、各設備機器取付用パネル21a〜21e
の上下方向中間部にそれぞれ前後方向に貫通する開口部
85a〜85fを設け、これら開口部に上記設備機器7
9〜84を嵌め込んで固定し、各機器の前面がパネル表
面とほぼ面一になるように構成する。また、上記各開口
部85a〜85eの寸法形状を均一化すると共に、各設
備機器79〜84の少なくとも前面形状を額縁状の化粧
枠を介して均一化することにより、各開口部85a〜8
5eに対し、各設備機器79〜84を選択的に取付け得
るようにする。また、上記周壁コーナー部に配置された
コーナーパネル22,23の下端部にはそれぞれコンセ
ントボックス86を取付け、さらに廊下側のコーナーパ
ネル22の下端部には空調用空気等の吸込口87をも設
け、該吸込口87に多数の風量、風向等の調整翼を具備
した吸込装置88を取付ける。
この吸込口87および吸込装置88は廊下側のメクラパ
ネル20または補助パネル24,25の下端部に設けて
もよい。上記周壁を組立てる際、この周壁の上記出入口
6,8に対応する部分には上記側壁パネルの代りに門形
の扉取付枠26,27を取付け、該枠26,27にそれ
ぞれ扉18,19を取付ける。
このとき、廊下5側の出入口6には自動開閉式扉28を
取付けると共に、その扉取付枠26に隣接する補助パネ
ル25に扉開閉用スイッチ装置89およびロック用スイ
ッチ装置90を取付け、無菌室7側の出入口8にはばね
等を具備した周知の枢支装置により閉塞姿勢を弾性的に
保持されるスイング式扉29を取付ける。なお、91は
ステンレス鋼板にて成形されたパネル保護板で、上記各
側壁パネル20〜25および扉取付枠26,27の表面
の所定高さ位置に取付けられている。然る後、床部にお
いて、建造物の既存室の床2上に床材30として床板3
0aを張設し、その上面に床面シート30bを敷設する
等により床仕上げをし、以つて、目的とする手術室31
の組立てを完了する。
なお、上記実施例では、上記固定枠33、パネル支持枠
38、傾斜パネル9〜11、天井パネル12〜19、下
地部材65、側壁パネル20〜25、床材30の順に取
付けて組立てるようにしたが、この組立順序は上記実施
例に限らず適宜変更して差支えない。
ただ、上部固定枠3β/を既存室の壁面に取付けた後、
パネル支持枠3″8を上部固定枠33に、下地部材65
を床2にそれぞれ鉛直レベルをわせて取付け、然る後、
傾斜パネル9〜11、側壁パネル20〜25、天井パネ
ル112〜19、床材30の順に組立てれば、作業性が
よく非常に能率的に組立てることがてきるのて好都合で
ある。上記組立式手術室31によれば、第14図に示す
ように、天井部の周辺に傾斜パネル9,10および三角
形の補助傾斜パネル11を設けて手術室上部すなわち天
井部の縦断面形状を台形状に形成すると共に、各傾斜パ
ネル9,10に照明装置47を設けて天井部四周辺から
室全体を照明できるように構成してあるので、照明効率
がよく、室全体を非常に明るく照明することができる。
しかも、無菌室7側の上側辺部に位置する傾斜パネル1
0に空調用空気等の吹出口48および吹出装置49を設
け、廊下5側のコーナーパネル22の下端部に同空気等
の吸込口87および吸込装置88を設けてあるので、第
15図に示すように室内に送り込まれた空調用空気等が
同室内をスムーズに流動し、かつ、第16図に示す如く
、従来ではデツドスペースとなつていた既存室のコーナ
ー部に対向する手術室の周壁コーナー部にコーナーパネ
ルを設けて、隅切り構造の横断面八角形に形成してある
ので、有効床面積を小さくしないで、手術室の内容積を
小さくして、空調負荷を軽減でき、さらに、従来のよう
な周壁コーナー部での渦巻き流による停滞が生じること
を防止して、平面視における空調用空気等の流動効率を
高め、手術室全体を極めて効率よく空調できる。とくに
、横断面形状を八角形にすれば、室の隅々まで容易に清
掃でき、室のコーナー部にほこり等が溜ることを防止し
得て常に衛生的に利用できる。また、上記各パネルと既
存室の壁面との間に形成した空間部を利用して、空調用
ダクトや電気、ガス等の配管を室内作業に干渉しない配
置でかつ完全に隠蔽した状態で配管できる。さらに、各
コーナーパネル22,23の下端部にそれぞれコンセン
トボックス86を設けることにより、室の各コーナー任
意の位置から給電できるので、室内での各種電動機器の
使用上非常に好都合である。以上説明した如く、本発明
によるときは、建造物内において、柱等が突出して室内
形状が異なる既存の室に対し、工場生産によつて容易に
規格化される各パネルを用いて、所定形状の手術室を容
易に組立てることができる。
とくに、その手術室の周壁において、従来ではデツドス
ペースとなつていた既存室のコーナー部に対向する手術
室の周壁コーナー部にコーナーパネルを設けて、隅切り
構造の横断面八角形に形成してあるので、有効床面積を
小さくしないで、手術室の内容積を小さくして、空調負
荷を軽減できる。さらに、従来のような周壁コーナー部
での渦巻き流による停滞が生じることを防止して、空調
用空気等の流動効率を高め、手術室全体を効率よく空調
でき、かつ、室の隅々まで容易に清掃でき、室コーナー
部にほこり等が溜まることを防止し得て、常に衛生的に
利用でき、厳しい衛生管理が要求される手術室として最
適なものが得られ、常に最適な環境内で手術.できる。
また、コーナーパネルの背面空間を利用して空調用ダク
トや電気、ガス等の配管を行なうことにより、これら配
管が手術室内に露出することなく、非常に体裁よく配管
できると共に、室内作業に何ら支障をきたすことなく、
かつ、コーナー部のいわゆるデツドスペースを有効に利
用できる等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す全体の概略縦断面図、第
2図は第1図の■−■線断面図、第3図は同■−■線断
面図、第4図は第2図の■−■線断面図、第5図は第1
図の■−■線断面図、第6図は同■−■線断面図、第7
図は各パネルの連結方法を示す要部の概略縦断面図、第
8図は傾斜パネルの一例を示す概略縦断面図、第9図は
傾斜パネルと側壁パネル上部の連結方法を示す部分拡大
縦断面図、第10図は側壁パネル下部の固定方法を示す
部分拡大縦断面図、第11図は側壁パネル同士の連結方
法を示す部分拡大横断面図、第12はその■−■線断面
図、第13図はその連結金具の斜視図、第14図は照明
状態を示す概略縦断面説明図、第15図は空調用空気の
流動状態を示す概略縦断面説明図、第16図はその概略
横断面説明図である。 1・・・・・・建造物の室空間、2・・・・・・その床
、3・・・その天井、4a〜4d・・・・・・その側壁
、5・・・・・・廊下、6・・・・・患者等の出入口、
7・・・・・・無菌室、8・・・・・・医者等の出入口
、9〜11・・・・・・傾斜パネル、12〜19・・・
・・天井パネル、20〜25・・・・・・側壁パネル、
26,27・・・・・・扉取付枠、28・・・・・・自
動開閉式扉、29・・・・スイング式扉、30・・・・
・床材、31・・・・・・組立式手術室、32a〜32
m・・・・・空間部、47・・・・照明装置、48・・
・・・・空調用空気の吹出口、49・・・・・・同吹出
装置、79・・・・シヤーカステン、80・・・・・・
情報設備、81・・・・・保温庫、82・・・・バスボ
ックス、83・・・・・・収納棚、84・・・・・・ガ
ス取出装置、86・・・・・・コンセントボックス、8
7・・・・空調用空気の吸込口、88・・・・・・吸込
装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建造物内で、立方体または直方体形状に形成された
    既存の室内に、その所定部位に出入口を有する周壁と、
    該周壁の上端に連結されかつ既存室の天井との間に空間
    をあけて設けられる天井パネルと、前記既存室の床面上
    に設けられる床材からなる組立式手術室において、上記
    周壁を、当該手術室内で前後左右に相対向する複数枚の
    側壁パネルと、当該手術室のコーナー部において上記側
    壁パネル間に所定ろ角度をもつて接続されるコーナーパ
    ネルによつて、横断面形状を八角形に形成し、該コーナ
    ーパネルの背面と建造物の既存室の壁コーナー部との間
    に横断面三角形状の配管用空間部を設けたことを特徴と
    する組立式手術室。
JP5341477A 1977-05-09 1977-05-09 組立式手術室 Expired JPS6059386B2 (ja)

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US8668881B2 (en) * 2012-02-22 2014-03-11 American Sterilizer Company Vaporized hydrogen peroxide decontamination structure

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