JPS605555B2 - 無段変速機用コ−ン材料 - Google Patents

無段変速機用コ−ン材料

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Publication number
JPS605555B2
JPS605555B2 JP13375377A JP13375377A JPS605555B2 JP S605555 B2 JPS605555 B2 JP S605555B2 JP 13375377 A JP13375377 A JP 13375377A JP 13375377 A JP13375377 A JP 13375377A JP S605555 B2 JPS605555 B2 JP S605555B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cone
continuously variable
friction
friction material
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP13375377A
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English (en)
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JPS5466911A (en
Inventor
康博 愛場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5466911A publication Critical patent/JPS5466911A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は摩擦伝導型の無段変速機における原動軸の回転
を従動軸に伝えるためのコーン材料に関する。
コーンとは原動軸と直結し従敷軸と直結した摩擦材に回
転を伝えるものである。摩擦伝導型の魚段変速機では接
触面における摩擦は大きい方が望ましい。
しかし接触面では常にすべりが生ずるため摩擦が大きす
ぎると摩擦力が不安定になり、かえってすべりが大きく
なり、また摩擦が小さすぎると潤滑性が大きくやはりす
べりが大きくなりさらにそこに発熱や摩耗などの余分な
損失を生ずることになる。通常鶏段変速機では原動側、
従敷側ともに超硬合金を用い潤滑油中で作動するように
なっているのはこのためである。そして潤滑油を用いな
い乾式の無段変速機では原動側に鋳鉄製コーン、従動側
には布、アスベスト等を基材とした樹脂系の摩擦材ある
いは樹脂含浸質の炭素材料からなる摩擦材が用いられて
いる。布、アスベストを基材としたものは摩擦を大きく
できる反面潤滑性に乏しいのでコーンを摩耗させる欠点
があった。樹脂含浸質の炭素材料のものは潤滑性に優れ
適度の摩擦力を持つため摩耗が少ない長所があるが、や
はり長時間運転すると相手のコーンを摩耗させる欠点が
ある。第1図に無段変速機の接触部の概略断面図を示す
。図においてコーン4と摩擦材3は曲面と平面で接触す
なわち線接触状態であり、コーン4に接する摩擦材3の
位置を半径方向に移動させることにより変速する方式で
ある。このため摩擦材3は摩耗してもよいが第3図に示
すようにコーン4がわずかでも摩耗すると接触が悪くな
り伝達力が不安定になり回転も安定しない。また摩擦材
3も強くあたるところが摩耗しやすくなる欠点がある。
なお第1図において1は従動軸、2は摩擦材ホルダー、
5は原動軸である。本発明は乾式において使用するのに
通した無段変速機用コーン材料を提供することを目的と
する。
本発明は気孔にある炭化珪素(以下SICと称す)に熱
硬化性樹脂を含浸硬化してなる鰻段変速機用コーン材料
に関する。
本発明のSICは潤滑性に優れ、摩耗しにくい性質を持
つもので、SIC粉を嘘結したものおよび黒鉛材料を珪
素含有ガスと反応させSIC化した材料が適している。
また熱硬化性樹脂を含浸硬化するのは、適度の摩擦力を
持たせるためである。このためSICはある程度の気孔
を持つことが必要であり、その気化率は5〜30%程度
が適している。また熱硬化性樹脂はある程度の耐熱性が
必要であり、120qo以上の温度で軟化しないことが
必要でありフランレジン、フェノールレジン、ェポキシ
レジン等が使用され特に制限はない。以下実施例により
説明する。
実施例 1 第2図に示す工程でコーンを作成した。
まず見掛比重1.75の黒鉛材料を外径10仇舷の形状
に加工し黒鉛基材6とした。これをシリカ粉75重量%
、コークス粉25重量%からなる反応原料と直接触れぬ
ようにして黒鉛ルツボに入れこれを180030で4時
間加熱し黒鉛基材の表面をSIC化した。このときのS
IC層7は約1肋であった。次にこれにレゾール型フェ
ノールレジン(樹脂分75%)8を2回含浸硬化し、コ
ーンホルダー9に固着し、さらに面を加工し、鏡面に研
摩しコーン10とした。実施例 2見掛比重1.65の
黒鉛材料を用いて実施例1と同様な工程を経てコーン1
0を作成した。
実施例 3 見掛比重1.55の黒鉛材料を用いて実施例1と同様な
工程を経てコーン10を作成した。
実施例 4 実施例1で表面をSIC化した黒鉛基材にフェノールレ
ジンのかわりにフランレジン(日立化成工業■製VF−
303)を合浸した。
実施例 5 実施例1で表面をSIC化した黒鉛基材にフェノールレ
ジンのかわりにェポキシレジン(日立化成工業■製HR
−720、硬化剤、MHAC−P)を合浸した。
実施例 6 100メッシュ以下のSIC粉をレゾール型フェノール
レジンで成型し、炭化後シリカ粉70重量%、コークス
粉3の重量%よりなる反応原料中に埋め込み2000o
oで8時間加熱し、バインダ−をSIC化した。
このものを黒鉛基材と同形状に加工し、フェノールレジ
ンを2回合浸硬化後実施例1と同様な工程を経てコーン
10を作成した。以上の実施例で得たコーンを原動軸6
と直結し、摩擦材として、アスベストをフィラ−とした
フェノールレジン成形品(摩擦材A)、カーボンブラッ
ク系炭素材料にフェノールレジンを含浸硬化したもの(
摩擦材B)を用いて試験を行なった。
摩擦材3は外径100側内径87側の形状で第1図のよ
うに摩擦材ホルダー2に固着したもので従敷軸1に直結
し、原動側を1450回転(rpm)にし、従動側を1
000回転(rpm)になるようにコーンに対する摩擦
材の位置を設定し、トルク0.5k9一仇の負荷をかけ
て100餌時間試験を行なった。実施例における本発明
のコーンと2種の摩擦材の組み合わせおよび従来の鋳鉄
製コーンと比較した試験結果を第1表に示す。第1表 以上のごとく、従来の鋳鉄製コーンは摩擦材を摩耗させ
、コーン自体も摩耗するが本発明による気孔のあるSI
Cに熱硬化性樹脂を含浸硬化したコーンは摩耗せず、摩
擦材の摩耗も減ずる効果がある。
また100独時間テスト後、コーン上の摩擦材の位置を
1肋程度移動させると従来の鋳鉄製コーンでは第3図の
ように接触状態が悪くなり従動側の回転が不安定になる
が本発明のコーンは摩耗しないため常に従動側の回転は
安定している効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は無段変速機の接触部を示す概略断面図、第2図
は本発明の実施例におけるコーンの製造方法を示す説明
図、第3図は従来のコーンを用いた場合の摩耗状態と接
触位置を移動させた場合のコーンと摩擦材の接触状態を
示す概略断面図である。 符号の説明、1・・・・・・従動髄、2・・・・・・摩
擦材ホルダー、3・・・・・・摩擦材、4・・・・・・
コーン、5・・・・・・原動麹、6・・・・・・黒鉛基
材、7・・・・・・SIC層、8・・・・・・レジン
、 9……コーンホルダー、10……コー、ン。 第1図 第2図 寮3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 気孔のある炭化珪素に熱硬化性樹脂を含浸硬化して
    なる無段変速機用コーン材料。
JP13375377A 1977-11-08 1977-11-08 無段変速機用コ−ン材料 Expired JPS605555B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13375377A JPS605555B2 (ja) 1977-11-08 1977-11-08 無段変速機用コ−ン材料

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JP13375377A JPS605555B2 (ja) 1977-11-08 1977-11-08 無段変速機用コ−ン材料

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JPS5466911A JPS5466911A (en) 1979-05-29
JPS605555B2 true JPS605555B2 (ja) 1985-02-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61174182A (ja) * 1985-01-26 1986-08-05 イビデン株式会社 寸法精度と摺動特性の優れた炭化珪素質複合体の製造方法
JPS61220868A (ja) * 1985-03-27 1986-10-01 Ibiden Co Ltd ワイヤ−ドツトプリンタ−用ガイド板とその製造方法
JPH0729303Y2 (ja) * 1990-05-25 1995-07-05 株式会社神崎高級工機製作所 伝動用回転体

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JPS5466911A (en) 1979-05-29

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