JPS6053275A - トランスミツシヨン連結装置用密封装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、定速トランスミッション連結装置、特に高
速度で回転するこのような装置の密封装置に関する。

この装置は、成る可変角度を相互の間でつくる軸線をも
つ２つの要素の両端に結合された変形可能な材料のベロ
ーズを含む型式のもので、このベローズは、その両端の
少くとも一端において隣接する要素に結合された部材に
締付けられたかかと部分を含む。

例えば三脚型連結装置のような現在使用されている高速
度定速連結装置において、潤滑剤の保持を保証する弾性
的に変形可能なベローズは主として大きい直径の折曲げ
区°域において高い遠心加速度を受け、これらの加速度
を受ける質量は、弾性的に変形可能なベローズの壁部及
びその中に収容された潤滑剤によって発生される。

壁部に作用する遠心力によって生じる圧力は、その直径
の２乗に比例し、従って高速度時におけるベローズの破
裂を避けるために、連結装置の隣接する要素へのその結
合区域におけるその外径は極力小さく造らなければなら
ない。

ベローズの強さに対する安全手段としての試みにおいて
選択された一つの手段は、かかと部分をベローズの軸線
と平行に設けるために軸方向の折曲げ部をベローズの一
端に設けることから成り、このかかと部分は、軸方向に
開口した環状溝内に締付けられ、かつ三脚型連結装置の
場合にチューリップ要素を取囲む金属薄板製のキャップ
の末端部分を１８０°に折曲げることによって得られた
。このかかと部分はさらに、かかと部分の肩部とチュー
リップ形要素間でこのかかと部分の後方に配置された軸
方向の保持リングを用いてこの溝内において軸方向に保
持される。

ＦＲ−Ａ　−１３４７８０９に開示されたこのような装
置は、連結装置の全軸方向サイズが極めて太きいという
大きい欠点をもち、これはＦＲ−Ａ−２４１６８１１に
記述されているように、互いに極めて短い距離で串形に
対称的に配置された２つの連結装置を用いている。さら
に、チューリップ要素に対してキャップの大きい軸方向
突出部は、トランスミッションの軸がキャップの縁部に
対するベローズの軸方向への保持のための壁部な割込ま
せるので、連結装置の可能な角運動を制限する。

この発明の目的は、これらの欠点を回避し、　５− すなわち小さい全軸方向サイズをもつ良好な高速時の性
能を保証する密封装置を提供するにある。これにより、
特にトランスミッション連結装置用の密封装置が得られ
、該装置は、両端において、連結装置の内側要素ととも
に回転するように結合された軸、及び連結装置の外側要
素に結合されたキャップそれぞれに結合された変形可能
な材料のベローズを含み、該ベローズは、キャップに近
いその末端にキャップの環状溝内に締付けられたかかと
部分を含み、かつ環状溝は外側要素の軸線に向いて半径
方向へ開口し、かつかかと部分は前記軸線に対し大むね
半径方向に向いかつ２つの大むね半径方向の折曲げ部を
介してベローズの他端に結合されたベローズの壁部の自
由端を構成する。

この発明の他の態様は。

前述の部材が隣接する要素に固定するための裾部と環状
溝を形成する湾曲縁部分を含む金属薄板製のキャップで
あるので、この湾曲縁部分は固定用裾部に対して半径方
向外方へ突出し、　６− この装置はその外周に沿って前記部材内に締付けられか
つ連結装置に対する軸方向の保持手段を構成する環状要
素を用いて完成され、かかと部分を形成する壁部な含む
折曲げがその内側面に軸に近接した支持面をもつ。

同一の要素については同一の参照数字を用いた図面を参
照してのこの発明の以下に述べる説明から、この発明は
十分に理解されるであろう。

第１図に示す三脚型連結装置は、通常の装置のように、
トランスミッション軸３の末端に結合された三脚要素２
を内側に取付けたチューリップ形要素１を含む。固定用
裾部５を含む金属薄板製のキャップ４がこのチューリッ
プ形要素ｌを囲みかつ裾部に対して半径方向内方へ突出
する部分６まで軸３に向って軸方向に延びる。

キャップ４は半径方向外方へ突出する折曲げられた縁部
分７内に終る。この折曲げ縁部分は、Ｕ形の断面をもち
かつ底部７ｃによって連結された２つの半径方向壁部７
ａ、７ｂを含む。この折曲げ縁部分７はチューリップ形
要素１の軸線に半径方向に向って開口する。

第１半径方向折曲げ部１０と第２半径方向折曲げ部１１
それぞれを含む例えばエジストマのような変形可能材料
のぺｐ−ズ９が普通の方法でその両端の一つにおいて（
び部分１２によってトランスミッション軸３に固定され
る。ベローズ９はその他端に折曲げられた縁部分７に挿
入されたかかと部分１３を含む。

折曲げ部１０．１１は３つの壁部２１ｍ、２１ｂ。

２１（＋によって形成され、壁部２１ｂは２つの折曲げ
部に共通であり、折曲げ部１１はその内側に、円筒形が
好適でかつ軸３に接近した支持面をもつ。

第２図は、キャップ４の折曲げ縁部分７と、締付は作業
によって容易に組立てられるベローズ９のかかと部分を
示す。矢印Ｆ方向へ軸方向に可動でかつ固定された当接
部材１５と組合わされた締付は部材１４は、第３図に示
す最終状態を得るように折曲げ縁部分７の第２壁部７ｂ
をＵ形部分１３上に接近させることができる。

第３図から分かるように、折曲げ縁部分７の第２壁部７
ｂは、かかと部分１３の肉厚部分に能動的な圧力を作用
し、これはこのようにして折曲げ縁部分７の底部７ｃに
対し半径方向に保持されかつこの締付けがかかと部分１
３を半径方向に保持するための部材を必要とせずに完全
に信頼性を保証する。事実、第４図から詳細に分かるよ
うに、壁部７ｂＫよって作用される力は非圧縮性エラス
トマ内に接線方向の圧縮力を生じこの圧縮力はかかと部
分１３を底部７ｃに対して押動してかかと部分が半径方
向内方へ逃げるのを防ぐ。このような流体静力学的圧力
効果を得るために、第３図に示すような位置にかかと部
分１３の厚さまたは軸方向寸法はその高さくまたは半径
方向寸法）の％より小さいかあるいは等しくなげれはな
ならないことが重要である。かかと部分１３のこの半径
方向の構成によって、キャップ４がチューリップ形要素
１を越えて延びる長さｌは現在まで知られている諸装置
に比して減少される。

　９− また、第５図から分かるように、壁部７ｂ上に一層積極
的な締付は効果を与えることが可能となり、ここにおい
て、この壁部７ｂは第１壁部７ａとで溝８内にかかと部
分１３の固定を補強するために締付は角αを形成する。

第６図に示す実施例においては、延長に関してこの連結
装置用の軸方向保持装置を具備する。

このために、折曲げ縁部分７は、その自由端に先端部分
７ｄを含みこれは例えば成形輪などにより、軸３の十分
な角運動を許すために設けられた肩部１７をその内周に
沿って含む円板１６上にかぶさって形成される。ベロー
ズ７のかかと部分１３は、折曲げ縁部分７の先端部分７
ｄにより円板１６０半径方向外縁部分１８と折曲げ縁部
分の第１壁部分間に締付けられる。

さらに軸３に滑動可能に取付けられたプラスチック材料
の受け部材が、三脚要素２かその最大軸方向延長部に達
しかつ受け部材１９のフランジ２２と接触状態となると
き、その球状面２０によってベローズの外壁部２１ｃを
介して円板１０− １６の肩部１７に当接する。このようにして軸方向の保
持効果がベローズの弾性によって緩衝効果の利点をもっ
て保証される。

第７図は、この発明による密封装置の一変形実施例を示
し、この装置はベローズの軸線Ｘ−Ｘに垂直な平面Ｐに
対して対称である二重ベローズ２３を含む。この二重ベ
ローズは第６図に示すものから発展し、かつ特に２つの
かかと部分１３と半径方向壁部２１ｏを含む。この変形
実施例は、このようにして連結装置の最小軸方向全長を
保証する。

別の実施例（図示せず）によれば、ベローズのかかと部
分を囲む部材はそのかかと部分の周辺にわたって連続的
には配置されていない。

所望の目的により、この発明による装置は、小さい全軸
方向サイズをもちかつ必要ならば連結装置の大きい軸方
向運動を許しつつ、高い回転速度においてさえも、遠心
力に関しては改良された機能を提供する。

さらに、これに関し、単一型か、二重型ベローズにせよ
、この発明はベローズの製造時にベローズの鋳造が好適
でありなぜならば、ベローズが軸方向部分を含む場合の
ように負のチー）Ｒをもつ鋳型を設けることが不必要で
ただ牛径方向凹部なもつ鋳型のみを準備すればよいから
である。

このようなベローズの組立はまた、第２図に示すような
単純な工具のみを必要とするのみであるから製造が容易
でかつ信頼性に富む。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明による密封装置を具備する三脚型連
結装置の図解縦断面図、第２図は、第１図の装置の部分
をなすベローズ末端の締付は手段を示す縦断面図、第３
図は、第２図のベローズの末端部分にこの締付は手段を
実施した結果作用される圧力分布を示す第２図と類似の
図、第４図は、第３図において図式に示した圧力分布の
部分端間図、第５図は、この発明によるベローズの固定
構造の一変形実施例の部分縦断面図、第６図は、この発
明による装置の一変形実施例の縦断面図、第７図は、こ
の発明の他の実施例の縦断面図を示す。 ｌ・・・チューリップ形要素　２・・・三脚要　素３・
・・軸　４・・・キャップ ５・・・裾　部　６・・・突出部分 ７・・・折曲げ縁部分　７ａ・・・半径方向壁部７ｂ・
・・半径方向壁部　７ａ・・・底　部７ｄ・・・先端部
分　８・・・環状溝 ９・・・ベローズ　１０・・・折曲ケ部−１１・・・折
曲げ部　１２・・・くび部分１３・・・かかと部分　１
４・・・締付は部材１５・・・当接部材　１６・・・円
　板１７・・・肩　部　１８・・・外縁部分１９・・・
受は部材　２０・・・球状面２１ａ…壁　部　２１ｂ・
・・壁　部 ２１ａ・・・半径方向壁部　２２・・・フ　ラ　ン　ジ
２３・・・二重ベローズ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　特にトランスミッション連結装置用の密封装置に
   おいて、連結装置の内側要素とともに回転するように結
   合された軸に結合されかつ連結装置の外側要素に結合さ
   れたΦヤツプに結合された変形材料のベローズを含み、
   該ベローズがその一端にキャップに接近してキャップの
   環状溝内に締付けられたかかと部分を含み、環状溝が外
   側要素の軸線に向って半径方向に開口し、かつかかと部
   分が前記軸線に対し太むね半径方向に向きかつ２つの太
   むね半径方向の折曲げ部によってベローズの他端に結合
   されたベローズの壁部の自由端を構成するトランスミッ
   ション連結装置用密封装置。 ２　キャップが連結装置の隣接要素に固定するための裾
   部及び球状溝を形成する折曲げ縁部分を含む金属薄板の
   キャップで、折曲げ縁部分が固定用裾部に対し半径方向
   外方へ突出する特許請求の範囲第１項記載のトランスミ
   ッション連結装置用密封装置。 ３、　キャップが裾部と折曲げ縁部分間に裾部に対して
   半径方向内方に突出する部分を形成する特許請求の範囲
   第２項記載のトランスミッション連結装置用密封装置。 ４、　溝を形成する折曲げ縁部分が、２つの脚部が半径
   方向に向きかつ互いに太むね平行であるＵ形断面をもつ
   特許請求の範囲第２項記載のトランス建ツション連結装
   置用密封装置。 ５、　溝を形成する折曲げ縁部分がＵ形断面をもち、そ
   の２つの脚部が半径方向に向きかつそれらの両端におい
   て互いに近接押動される特許請求の範囲第２項記載のト
   ランスミッション連結装置用密封装置。 ６、　その外周縁に沿ってキャップ内に把握されかつ連
   結装置用の軸方向保持装置を構成する環状部材によって
   完成される特許請求の範囲第１項から＠５項までのいず
   れか１項記載のトランスミッション連結装置用密封装置
   。 ？、ｆｉ状溝内に配置されたかかと部分の軸方向寸法が
   その半径方向寸法の％より小さいかこれに等しい特許請
   求の範囲第１項から第６項までのいずれか１項記載のト
   ランスミッション連結装置用密封装置。 ＆　かかと部分を形成する壁部な含む折曲げ部がその内
   側に軸に接近した支持面をもつ特許請求の範囲第１項記
   載のトランスミッション連結装置用密封装置。 ９、　支持面が円筒状である特許請求の範囲第８項記載
   のトランスミッション連結装置用密封装置。