JPS6052745B2 - 新規な化合物 - Google Patents
新規な化合物Info
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- JPS6052745B2 JPS6052745B2 JP54003507A JP350779A JPS6052745B2 JP S6052745 B2 JPS6052745 B2 JP S6052745B2 JP 54003507 A JP54003507 A JP 54003507A JP 350779 A JP350779 A JP 350779A JP S6052745 B2 JPS6052745 B2 JP S6052745B2
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- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下記、一般式[1]
(ただし、式中Rは2−ベンゾチアゾリル;たは2−ピ
リジルー N−オキサイド基を示す[表わされる、新規
な化合物に関する。
リジルー N−オキサイド基を示す[表わされる、新規
な化合物に関する。
また、本;の一般式〔I〕で表わされる新規な化合物下
、化合物〔I〕と称す)は、その分子中に反応性の異な
る2種の5−5交換反応性を示す官能基]で15を有す
る新規な化合物である。
、化合物〔I〕と称す)は、その分子中に反応性の異な
る2種の5−5交換反応性を示す官能基]で15を有す
る新規な化合物である。
さらに本発明の化箔明 合物〔I〕は、その官能基に基
き、ハブチッ、抗(以 原、抗体、その他の受容体、酵
素などにおけるチ乏応 オール基を有する生理活性物質
やチオール基を導入された生理活性物質の架橋試薬、固
定化試薬として、またこれらの生理活性物質やチオール
基を有する担体などの反応性誘導体を得るに当つて有用
な化合物である。従来より多官能性基を有する化合物が
架橋試薬または固定化試薬として種々知られているが、
これらの化合物におけるその官能基は互いに等価の反応
性を示す同一または異なる官能基からなるものにすぎず
、従つてこの化合物を生理活性物質などに反応せしめれ
ば、得られる生成物において生理活性物質のダイマー状
結合物や生理活性物質の分子内結合物、さらには異なる
官能性によつて結合状態を異にする結合物などの多種の
副反応生成物を生じる欠点があつた。
き、ハブチッ、抗(以 原、抗体、その他の受容体、酵
素などにおけるチ乏応 オール基を有する生理活性物質
やチオール基を導入された生理活性物質の架橋試薬、固
定化試薬として、またこれらの生理活性物質やチオール
基を有する担体などの反応性誘導体を得るに当つて有用
な化合物である。従来より多官能性基を有する化合物が
架橋試薬または固定化試薬として種々知られているが、
これらの化合物におけるその官能基は互いに等価の反応
性を示す同一または異なる官能基からなるものにすぎず
、従つてこの化合物を生理活性物質などに反応せしめれ
ば、得られる生成物において生理活性物質のダイマー状
結合物や生理活性物質の分子内結合物、さらには異なる
官能性によつて結合状態を異にする結合物などの多種の
副反応生成物を生じる欠点があつた。
本発明者らは、上記の欠点のない優れた化合物について
種々研究した結果、一般式〔〕(ただし、式中Rは前記
と同じ基を示す)で表わされるカルボン酸誘導体に、式
〔〕で表わされるアミン誘導体を反応せしめて得られる
化合物〔1〕が、その2−ベンゾチアゾリル基、2−ピ
リジンーN−オキサイド基に結合するS−S基がチオー
ル基を有する化合物に対して第一段のS−S交換反応を
行ない、次いでその2−ピリジル基に結合するS−S基
が第二段のS−S交換反応を行なう逐次反応を示すS−
S交換反応.性を有する化合物であることを見い出した
。
種々研究した結果、一般式〔〕(ただし、式中Rは前記
と同じ基を示す)で表わされるカルボン酸誘導体に、式
〔〕で表わされるアミン誘導体を反応せしめて得られる
化合物〔1〕が、その2−ベンゾチアゾリル基、2−ピ
リジンーN−オキサイド基に結合するS−S基がチオー
ル基を有する化合物に対して第一段のS−S交換反応を
行ない、次いでその2−ピリジル基に結合するS−S基
が第二段のS−S交換反応を行なう逐次反応を示すS−
S交換反応.性を有する化合物であることを見い出した
。
また化合物〔1〕が、2種のチオール基を有する化合物
を化合物〔1〕に段階的に反応せしめることにより、化
合物〔1〕の目的とする部位に定量的に、各々のチオー
ル基を有する化合物をその両端.に結合せしめ得ること
のできる良好な化合物で、種々の試薬として有用な化合
物であることを知つた。本発明は上記の知見に基いて完
成されたもので、種々の有用性を有する優れた新規な化
合物を−提供するものである。
を化合物〔1〕に段階的に反応せしめることにより、化
合物〔1〕の目的とする部位に定量的に、各々のチオー
ル基を有する化合物をその両端.に結合せしめ得ること
のできる良好な化合物で、種々の試薬として有用な化合
物であることを知つた。本発明は上記の知見に基いて完
成されたもので、種々の有用性を有する優れた新規な化
合物を−提供するものである。
まず、本発明は化合物〔1〕を得るに当つては、例えば
、一般式〔〕で表わされるカルボン酸誘導体の反応性誘
導体と、式〔〕で表わされるアミン誘導体とを、不活性
媒体中反応せしめればよく、その際は各々等モル程度を
用いて、その反応条件として通常−20〜30℃程度、
1紛〜5時間程度にて行なえばよく、さらにその不活性
媒体としては例えばジメチルホルムアミド、クロロホル
ム、ベンゼン、酢酸エチル、メチレンクロライド、テト
ラヒドロフランまたはそれらの混合媒体が使用されるも
ので、次いでその反応終了後その反応生成物たる化合物
〔1〕を通常の分離、採・取、精製手段を用いて得れば
よい。
、一般式〔〕で表わされるカルボン酸誘導体の反応性誘
導体と、式〔〕で表わされるアミン誘導体とを、不活性
媒体中反応せしめればよく、その際は各々等モル程度を
用いて、その反応条件として通常−20〜30℃程度、
1紛〜5時間程度にて行なえばよく、さらにその不活性
媒体としては例えばジメチルホルムアミド、クロロホル
ム、ベンゼン、酢酸エチル、メチレンクロライド、テト
ラヒドロフランまたはそれらの混合媒体が使用されるも
ので、次いでその反応終了後その反応生成物たる化合物
〔1〕を通常の分離、採・取、精製手段を用いて得れば
よい。
また上記における一般式〔旧で表わされるカルボン酸誘
導体を得るに当つては、例えば2,2″ージチオビス(
ベンゾチアゾール)または2,2″ージチオビス(ピリ
ジンーN−オキサイド)と、3−メルカプトプロピオン
酸とを、各々等モル程度ないし、3−メルカプトプロピ
オン酸を多少過剰用いて、これを例えばベンゼン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、アセトン、メタノール、エタノ
ールなどの溶媒に加えて、10〜70℃程度、1紛〜5
時間程度の反応条件にて行ない、次いで反応終了後冷却
、濃縮、減圧乾燥などの通常の採取手段を用いて反応生
成物たる一般式〔旧で表わされるカルボン酸誘導体を得
ればよく、さらにこの誘導体は、ジメチルホルムアミド
、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの
溶媒中N−ヒドロキシスクシンイミドやp−ニトロフェ
ノールとともにシンクロヘキシルカルボジイミドを用い
るか、直接塩化チオニールなどにて処理して、そのカル
ボキシル基のN−スクシンイミドエステルやp−ニトロ
フェニルエステルなどの活性エステル、酸クロライドと
しての一般式〔旧で表わされるカルボン酸誘導体の反応
性誘導体とすればよく、また一般式〔旧で表わされるカ
ルホン酸誘導体にシンクロヘキシルカルボジイミドなど
の縮合剤を加えて式〔〕で表わされるアミン誘導体との
縮合反応を行なわせしめてもよい。
導体を得るに当つては、例えば2,2″ージチオビス(
ベンゾチアゾール)または2,2″ージチオビス(ピリ
ジンーN−オキサイド)と、3−メルカプトプロピオン
酸とを、各々等モル程度ないし、3−メルカプトプロピ
オン酸を多少過剰用いて、これを例えばベンゼン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、アセトン、メタノール、エタノ
ールなどの溶媒に加えて、10〜70℃程度、1紛〜5
時間程度の反応条件にて行ない、次いで反応終了後冷却
、濃縮、減圧乾燥などの通常の採取手段を用いて反応生
成物たる一般式〔旧で表わされるカルボン酸誘導体を得
ればよく、さらにこの誘導体は、ジメチルホルムアミド
、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの
溶媒中N−ヒドロキシスクシンイミドやp−ニトロフェ
ノールとともにシンクロヘキシルカルボジイミドを用い
るか、直接塩化チオニールなどにて処理して、そのカル
ボキシル基のN−スクシンイミドエステルやp−ニトロ
フェニルエステルなどの活性エステル、酸クロライドと
しての一般式〔旧で表わされるカルボン酸誘導体の反応
性誘導体とすればよく、また一般式〔旧で表わされるカ
ルホン酸誘導体にシンクロヘキシルカルボジイミドなど
の縮合剤を加えて式〔〕で表わされるアミン誘導体との
縮合反応を行なわせしめてもよい。
さらに式〔〕で表わされるアミン誘導体としては、ザ・
ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミ ス ト
リ 一 (TlleJOumalOfOrga
nicChemistry)?1635(196俳6月
)にて記載の化合物であり、この記載に従えば、2−メ
ルカプトエチルアミンを過酸化水素を用いて酸化して2
ーアミノエチルーJメ[アミノエタンチオールスルホナー
トを得、これに2−メルカプトピリジンを反応せしめる
ことによつて得られるものであり、また2,2″ージチ
オビス(ピリジン)と2−メルカプトエチルアミンとを
用いて得てもよい。さらに上記の一般式〔〕で表わされ
るカルボン酸誘導体またはその反応性誘導体や、式〔〕
て表わされるアミン誘導体を得るに当つて、上記の記載
はその一例であつて、何んら目的とする化合物〔1〕を
得るために限定されるものでなく、また本発明の化合物
〔1〕を得るに当つて、上記例示以外の方法によつて得
られたものであつてもよい。このようにして得られた本
発明の化合物〔1〕のS−S交換反応性についてみれば
次の通りである。
ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミ ス ト
リ 一 (TlleJOumalOfOrga
nicChemistry)?1635(196俳6月
)にて記載の化合物であり、この記載に従えば、2−メ
ルカプトエチルアミンを過酸化水素を用いて酸化して2
ーアミノエチルーJメ[アミノエタンチオールスルホナー
トを得、これに2−メルカプトピリジンを反応せしめる
ことによつて得られるものであり、また2,2″ージチ
オビス(ピリジン)と2−メルカプトエチルアミンとを
用いて得てもよい。さらに上記の一般式〔〕で表わされ
るカルボン酸誘導体またはその反応性誘導体や、式〔〕
て表わされるアミン誘導体を得るに当つて、上記の記載
はその一例であつて、何んら目的とする化合物〔1〕を
得るために限定されるものでなく、また本発明の化合物
〔1〕を得るに当つて、上記例示以外の方法によつて得
られたものであつてもよい。このようにして得られた本
発明の化合物〔1〕のS−S交換反応性についてみれば
次の通りである。
まず本発明の化合物〔1〕として、下記式〔1a〕,〔
Ib〕で表わされる化合物を用いた。
Ib〕で表わされる化合物を用いた。
また上記の式〔1a〕,〔Ib〕で表わされる化合物の
各々のS−S交換反応性を求めるために、これらの化合
物に対して、チオール基を有する化一合物としてグルタ
チオンをモル比で0.5倍から2倍の各量で用いた。ま
たその反応においては、第一表に示す通りの各濃度に調
整したもので、またその反応媒体としてリン酸緩衝液(
1mMのEDTA含有0.1M,.PH7.2)を用い
、25℃、3紛間反応せしめたものである。そのS−S
交換反応の結果、生成した2−メルカプトベンゾチアゾ
ール、2−メルカプトピリジンーN−オキサイド、2−
メルカプトピリジンの各吸収極大波長である310nm
1333r1m1343r1mにおける各吸光度を求め
た。
各々のS−S交換反応性を求めるために、これらの化合
物に対して、チオール基を有する化一合物としてグルタ
チオンをモル比で0.5倍から2倍の各量で用いた。ま
たその反応においては、第一表に示す通りの各濃度に調
整したもので、またその反応媒体としてリン酸緩衝液(
1mMのEDTA含有0.1M,.PH7.2)を用い
、25℃、3紛間反応せしめたものである。そのS−S
交換反応の結果、生成した2−メルカプトベンゾチアゾ
ール、2−メルカプトピリジンーN−オキサイド、2−
メルカプトピリジンの各吸収極大波長である310nm
1333r1m1343r1mにおける各吸光度を求め
た。
また吸光度の測定は、各反応液を、上記反応媒体を用い
て、5@希釈して行なつたものである。
て、5@希釈して行なつたものである。
さらに、グルタチオンを等モル以上用いる場合は、あら
かじめグルタチオンを等モル加えて反応せしめ、その反
応生成物を確認した後、その残部のグルタチオンを必要
量加えて行なつた。なお、第一表におけるΔAは、反応
開始後と反応開始前での各吸収極大波長における吸光度
の差を示す。
かじめグルタチオンを等モル加えて反応せしめ、その反
応生成物を確認した後、その残部のグルタチオンを必要
量加えて行なつた。なお、第一表におけるΔAは、反応
開始後と反応開始前での各吸収極大波長における吸光度
の差を示す。
さらに、それらの各吸収極大波長におけるモル吸光係数
は、次の通りであつた。
は、次の通りであつた。
2−メルカプトベンゾチアゾール
19300(310r1m)、160(343nn1)
2−メルカプトピリジンーN−オキサイド3830(3
33nn1)、3190(343r1m)2−メルカプ
トピリジン3170(310r1m)、7270(33
3r1m)、8130(343nn1)その結果、各条
件における、そのΔAおよび考察は、第一表に示す通り
であつた。
2−メルカプトピリジンーN−オキサイド3830(3
33nn1)、3190(343r1m)2−メルカプ
トピリジン3170(310r1m)、7270(33
3r1m)、8130(343nn1)その結果、各条
件における、そのΔAおよび考察は、第一表に示す通り
であつた。
上記の第一表に示す通り、本発明の化合物〔1〕は、チ
オール基を有する化合物に対し、2段階の異なる反応性
を示すS−S交換反応基を有する新規な化合物であり、
かつそのS−S交換反応性も反応方向の一定したもので
、また定量的に反応し得るもので極めて良好なものであ
る。
オール基を有する化合物に対し、2段階の異なる反応性
を示すS−S交換反応基を有する新規な化合物であり、
かつそのS−S交換反応性も反応方向の一定したもので
、また定量的に反応し得るもので極めて良好なものであ
る。
従つてまた、本発明の化合物〔1〕は、例えば酵素免疫
測定法や酵素レセプターアツセイにおいて用いられる酵
素とハプテン、抗原、抗体またはレセプターとの結合体
を得るための架橋試薬、抗体産生に必要なハプテンと蛋
白質との結合体を得るための架橋試薬、固相体としての
担体とハプテン、抗原、抗体またはレセプターとの固定
化のための固定化試薬などの免疫測定などへの利用、酵
素と担体との結合体たる固定化酵素としての固定化試薬
、ハプテン、抗原、抗体またはレセプターと担体とのア
フイニテイークロマトグラフイー用としての固定化試薬
としての種々の試薬としての利用が挙られ、またこれら
の生理活性物質や担体にこの化合物〔1〕を反応せしめ
ることによつ,て、S−S交換反応性を有するそれらの
反応性誘導体を得ることもできる有用な化合物であり、
これらの有用な化合物を得るに当つては、一般に不活性
媒体、例えば水、リン酸緩衝液、ジメチルホルムアミド
、テトラヒドロフランまたはそれらのl混合媒体を用い
て、室温下、1紛ないし24時間程度反応せしめて得ら
れるものである。なお、上記の生理活性物質や担体にお
いては、β−ガラクトシダーゼ、ウレアーゼなどの酵素
のチオール基をあらかじめ有している化合物や市販のチ
オール基;を有する担体、例えばアクリルアミド系ポリ
チオール、ガラス系チオール基含有化合物などのチオー
ル基を有する化合物に限らす、生理活性物質や担体にお
いて、特に蛋白質やペプタイド分子中のS−S基を還元
して得られたものであつてもよく、また官能基にチオー
ル基を導入する手段、例えばS−アセチルメルカプトサ
クシニツク・アンハイドライドを用いてそれらのアミノ
基をもつて導入してもよく(アーカイブス・オブ・バィ
オケミストリー・アンド●バイオフィジックス,ARC
HIVESOfBIOCHEMISTRYANDBlO
PHYSICS,.?,605−612(1962))
、また2ーベンゾチアゾリル基または2−ピリジルーN
−オキサイド基を有するジスルフィド誘導体の反応性誘
導体を用いてそれらのアミノ基をもつて反応せしめ(特
願昭53−8590吋)、このS−S基をジチオスライ
トールまたはアルカリ性、例えば約PH9.5以上の水
性媒体にて処理して開裂せしめてチオール基を導入せし
めたものであつてもよい。
測定法や酵素レセプターアツセイにおいて用いられる酵
素とハプテン、抗原、抗体またはレセプターとの結合体
を得るための架橋試薬、抗体産生に必要なハプテンと蛋
白質との結合体を得るための架橋試薬、固相体としての
担体とハプテン、抗原、抗体またはレセプターとの固定
化のための固定化試薬などの免疫測定などへの利用、酵
素と担体との結合体たる固定化酵素としての固定化試薬
、ハプテン、抗原、抗体またはレセプターと担体とのア
フイニテイークロマトグラフイー用としての固定化試薬
としての種々の試薬としての利用が挙られ、またこれら
の生理活性物質や担体にこの化合物〔1〕を反応せしめ
ることによつ,て、S−S交換反応性を有するそれらの
反応性誘導体を得ることもできる有用な化合物であり、
これらの有用な化合物を得るに当つては、一般に不活性
媒体、例えば水、リン酸緩衝液、ジメチルホルムアミド
、テトラヒドロフランまたはそれらのl混合媒体を用い
て、室温下、1紛ないし24時間程度反応せしめて得ら
れるものである。なお、上記の生理活性物質や担体にお
いては、β−ガラクトシダーゼ、ウレアーゼなどの酵素
のチオール基をあらかじめ有している化合物や市販のチ
オール基;を有する担体、例えばアクリルアミド系ポリ
チオール、ガラス系チオール基含有化合物などのチオー
ル基を有する化合物に限らす、生理活性物質や担体にお
いて、特に蛋白質やペプタイド分子中のS−S基を還元
して得られたものであつてもよく、また官能基にチオー
ル基を導入する手段、例えばS−アセチルメルカプトサ
クシニツク・アンハイドライドを用いてそれらのアミノ
基をもつて導入してもよく(アーカイブス・オブ・バィ
オケミストリー・アンド●バイオフィジックス,ARC
HIVESOfBIOCHEMISTRYANDBlO
PHYSICS,.?,605−612(1962))
、また2ーベンゾチアゾリル基または2−ピリジルーN
−オキサイド基を有するジスルフィド誘導体の反応性誘
導体を用いてそれらのアミノ基をもつて反応せしめ(特
願昭53−8590吋)、このS−S基をジチオスライ
トールまたはアルカリ性、例えば約PH9.5以上の水
性媒体にて処理して開裂せしめてチオール基を導入せし
めたものであつてもよい。
次に本発明の実施例を挙げて具体的に述べるが、本発明
は何んらこれにより限定されるものてはない。実施例1 (1)2,2″ージチオビス(ベンゾチアゾール)40
yをベンゼン1.5eに溶解し、これに3−メルカプト
プロピオン酸8.0yを滴下し、70℃、3時間攪拌し
た。
は何んらこれにより限定されるものてはない。実施例1 (1)2,2″ージチオビス(ベンゾチアゾール)40
yをベンゼン1.5eに溶解し、これに3−メルカプト
プロピオン酸8.0yを滴下し、70℃、3時間攪拌し
た。
その後反応液を室温まて冷却し、これを減圧濃縮し、さ
らに5゜C1一晩静置して析出した粗結晶を淵取し、こ
の粗結晶をベンゼンにて再結晶化して3−(2″−ベン
ゾチアゾリルージチオ)プロピオン酸の結晶16.25
yを得た(構造163〜164℃)。
らに5゜C1一晩静置して析出した粗結晶を淵取し、こ
の粗結晶をベンゼンにて再結晶化して3−(2″−ベン
ゾチアゾリルージチオ)プロピオン酸の結晶16.25
yを得た(構造163〜164℃)。
次いで、この3−(2″−ベンゾチアゾリルージチオ)
プロピオン酸8.13fをジメチルホルムアミド80m
1に溶解し、氷冷下、攪拌しながらN−ヒドロキシスク
シンイミド3.45yおよびジシグクロヘキシルカルボ
ジイミド6.8f1を加えて1時間氷冷下攪拌し、さら
に2時間室温下攪拌した。
プロピオン酸8.13fをジメチルホルムアミド80m
1に溶解し、氷冷下、攪拌しながらN−ヒドロキシスク
シンイミド3.45yおよびジシグクロヘキシルカルボ
ジイミド6.8f1を加えて1時間氷冷下攪拌し、さら
に2時間室温下攪拌した。
その後生成したシンクロヘキシル尿素を枦別した枦液を
1@量の水に加えてその析出物を戸取し、これを減圧下
にて乾燥し、この乾燥物9.94yをベンゼンを用いて
再結晶を繰り返して3−(2″−ベンゾチアゾリルージ
チオ)プロピオン酸●N−スクシンイミドエステル7.
18fを得た(構造式:M.p.l22〜123そCX
max27Onm(ジメチルホルムアミドリリン酸緩衝
液+(イ).1M,PH7.5)=1:9)、Rf値:
0.53(ベンゼンニ酢酸エチルニ3:1によるシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー))
1((2)2−メルカプトエチルアミ
ン●塩酸塩10.0yを水40m1に溶解し、氷冷下攪
拌しながら30%過酸化水素水4.5m1を滴下し、3
紛間攪拌し、さらに30%過酸化水素水9.0m1を滴
下した後室温下2@間静置した。
1@量の水に加えてその析出物を戸取し、これを減圧下
にて乾燥し、この乾燥物9.94yをベンゼンを用いて
再結晶を繰り返して3−(2″−ベンゾチアゾリルージ
チオ)プロピオン酸●N−スクシンイミドエステル7.
18fを得た(構造式:M.p.l22〜123そCX
max27Onm(ジメチルホルムアミドリリン酸緩衝
液+(イ).1M,PH7.5)=1:9)、Rf値:
0.53(ベンゼンニ酢酸エチルニ3:1によるシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィー))
1((2)2−メルカプトエチルアミ
ン●塩酸塩10.0yを水40m1に溶解し、氷冷下攪
拌しながら30%過酸化水素水4.5m1を滴下し、3
紛間攪拌し、さらに30%過酸化水素水9.0m1を滴
下した後室温下2@間静置した。
次いで室温にて反応液を減1.″圧濃縮し、シロツプ状
物を得、これに無水エタノールを添加して結晶化を行な
い、粗結晶10.7qを得た。さらにこれを氷酢酸を用
いて再結晶を行ない白色針状晶の2−アミノエチル2″
−アミノエタンチオールスルホナート・2塩酸塩2(9
.77yを得た(構造式:H2N−CH2−CH2一S
O2−S−CH2−CH2−NH2●2HC1、M.p
.l65〜166゜C(分解))。次いで、この2−ア
ミノエチル2″−アミノエタンチオールスルホナート・
2塩酸塩7.71y2jを、濃塩酸3m1を含む水溶液
12m1に溶解し、これに、2−メルカプトピリジン3
.33yを溶解した工タール溶液12m1を室温下攪拌
しながら滴下した。
物を得、これに無水エタノールを添加して結晶化を行な
い、粗結晶10.7qを得た。さらにこれを氷酢酸を用
いて再結晶を行ない白色針状晶の2−アミノエチル2″
−アミノエタンチオールスルホナート・2塩酸塩2(9
.77yを得た(構造式:H2N−CH2−CH2一S
O2−S−CH2−CH2−NH2●2HC1、M.p
.l65〜166゜C(分解))。次いで、この2−ア
ミノエチル2″−アミノエタンチオールスルホナート・
2塩酸塩7.71y2jを、濃塩酸3m1を含む水溶液
12m1に溶解し、これに、2−メルカプトピリジン3
.33yを溶解した工タール溶液12m1を室温下攪拌
しながら滴下した。
2C@間攪拌した後反応液より減圧下エタノールを留去
せしめ、これにクロロホルムを加3′えて未反応物を抽
出除去し、さらにこの溶液に氷冷下、冷却した水酸化カ
リウム8.4ク含有水溶液を加え、クロロホルムを加え
て抽出し、さらに2回抽出し、これらの抽出液は直ちに
濃塩☆N−〔2−(2″−ピリジルージチオ)エチル〕
−3−(2″ベンゾチアゾリルージチオ)プ4Cロピオ
ンアミド入NlaX282nnl、E(%=235(ジ
メチノレホノレムアミドニ0.1Mリン酸緩衝液(PH
7.5)=19)Y酸を用いて転溶せしめ、その塩酸層
を回収し、併合し、これを濃縮してシロツプ状物を得た
。
せしめ、これにクロロホルムを加3′えて未反応物を抽
出除去し、さらにこの溶液に氷冷下、冷却した水酸化カ
リウム8.4ク含有水溶液を加え、クロロホルムを加え
て抽出し、さらに2回抽出し、これらの抽出液は直ちに
濃塩☆N−〔2−(2″−ピリジルージチオ)エチル〕
−3−(2″ベンゾチアゾリルージチオ)プ4Cロピオ
ンアミド入NlaX282nnl、E(%=235(ジ
メチノレホノレムアミドニ0.1Mリン酸緩衝液(PH
7.5)=19)Y酸を用いて転溶せしめ、その塩酸層
を回収し、併合し、これを濃縮してシロツプ状物を得た
。
次いでこれに無水エタノールを加えて析出した粗結晶4
.91fを得、さらにこれを無水エタノールより再結晶
化して、2−ピリジルJメ[アミノエチルジスルフィド・
2塩酸塩3.68yを得た(構造式:))まず、2−ピ
リジルJメ[アミノエチルジスルフィド・2塩酸塩2.0
gを水20m1に溶解し、これを1N水酸化カリウム水
溶液にてPHlOに調整した後酢酸エチルを加えて抽出
し、この酢酸エチル層を回収し、これを水洗した後芒硝
を加えて脱水した。
.91fを得、さらにこれを無水エタノールより再結晶
化して、2−ピリジルJメ[アミノエチルジスルフィド・
2塩酸塩3.68yを得た(構造式:))まず、2−ピ
リジルJメ[アミノエチルジスルフィド・2塩酸塩2.0
gを水20m1に溶解し、これを1N水酸化カリウム水
溶液にてPHlOに調整した後酢酸エチルを加えて抽出
し、この酢酸エチル層を回収し、これを水洗した後芒硝
を加えて脱水した。
次いで、この酢酸エチル層を−15℃に冷却下、酢酸エ
チルに溶解した3−(2″−ベンゾチアゾリルージチオ
)プロピオン酸・N−スクシンイミドエステル2.27
y溶液を攪拌滴下し、90分間反応せしめてその析出物
を枦取し、これを乾燥した。さらにこれをクロロホルム
に溶解し、氷冷下5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、水洗し、さらに芒硝で乾燥した後そのクロロホルム
層を濃縮した。この濃縮液にヘキサンを加えて、下記構
造を有する目的物2.07gを得た。Rf値:0.41
(クロロホルムニ酢酸エチルニ1:1によるシリカゲル
薄層クロマトグラフィー)0.12(ベンゼンニ酢酸エ
チルニ3:1によるシリカゲル薄層クロマトグラフィー
)また、本目的物は、次の反応よりも、その反応性およ
び有用性が明らかである。
チルに溶解した3−(2″−ベンゾチアゾリルージチオ
)プロピオン酸・N−スクシンイミドエステル2.27
y溶液を攪拌滴下し、90分間反応せしめてその析出物
を枦取し、これを乾燥した。さらにこれをクロロホルム
に溶解し、氷冷下5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
し、水洗し、さらに芒硝で乾燥した後そのクロロホルム
層を濃縮した。この濃縮液にヘキサンを加えて、下記構
造を有する目的物2.07gを得た。Rf値:0.41
(クロロホルムニ酢酸エチルニ1:1によるシリカゲル
薄層クロマトグラフィー)0.12(ベンゼンニ酢酸エ
チルニ3:1によるシリカゲル薄層クロマトグラフィー
)また、本目的物は、次の反応よりも、その反応性およ
び有用性が明らかである。
後述の通り行つて得られた抗インスリン抗体一Fab″
2.0m9含有0.85%(イ).15M)NaCl・
1mMEDTA含有リン酸緩衝液(PBS)(0.01
M..pH7.2)2.0m1に、50rncg/Ml
N−〔2−(2′ーピリジルージチオ)エチル〕−3−
(7ーベンゾチアゾリルージチオ)プロピオンアミドの
10%ジメチルホルムアミド含有PBS(イ).01M
..PH7.2)溶液36SPeを加えて25℃、3紛
間反応せしめた。
2.0m9含有0.85%(イ).15M)NaCl・
1mMEDTA含有リン酸緩衝液(PBS)(0.01
M..pH7.2)2.0m1に、50rncg/Ml
N−〔2−(2′ーピリジルージチオ)エチル〕−3−
(7ーベンゾチアゾリルージチオ)プロピオンアミドの
10%ジメチルホルムアミド含有PBS(イ).01M
..PH7.2)溶液36SPeを加えて25℃、3紛
間反応せしめた。
次いで、この反応液を分取して、波長
310r1m343r1mにて吸収値を求めた結果、該
反応液中のN−〔2−(2′−ピリジルージチオ)エチ
ル〕−3−(2″ベンゾチアゾリルージチオ)プロピオ
ンアミドのうち、96%の2−メルカプトベンゾチアゾ
ールおよび3%の2−メルカプトピリジンが検出された
。
反応液中のN−〔2−(2′−ピリジルージチオ)エチ
ル〕−3−(2″ベンゾチアゾリルージチオ)プロピオ
ンアミドのうち、96%の2−メルカプトベンゾチアゾ
ールおよび3%の2−メルカプトピリジンが検出された
。
さらに、別に分取したこの反応液に、2−メルカプトエ
タノールを加えた結果、2−メルカプトベンゾチアゾー
ルの吸収の増加はみられなかつたが、2−メルカプトプ
リジンの吸収は増加し、その93%が生成した。
タノールを加えた結果、2−メルカプトベンゾチアゾー
ルの吸収の増加はみられなかつたが、2−メルカプトプ
リジンの吸収は増加し、その93%が生成した。
その結果、抗インスリン抗体−Fab″の約96%が、
その2−ベンゾチアゾリル基に結合するS−S基とS−
S交換反応をしたものと認められる。
その2−ベンゾチアゾリル基に結合するS−S基とS−
S交換反応をしたものと認められる。
また、その反応液0.5mtを分取し、0.1N水酸化
ナトリウム水溶液てPH8.5に調節した後、PBS(
イ).01M,PH8.5)に溶解した4.37m9含
有β−ガラクトシダーゼ溶液を加え、25℃、1時間反
応せしめた。
ナトリウム水溶液てPH8.5に調節した後、PBS(
イ).01M,PH8.5)に溶解した4.37m9含
有β−ガラクトシダーゼ溶液を加え、25℃、1時間反
応せしめた。
反応後これを、セフアデツクスG−50(商品名:フア
ルマシア、ファインケミカル社製)を充填したカラム(
径1.5×84cm)を用いてゲルp過(展開溶媒:P
BS(0.01M,PH7.2)を行ない、5.0m1
分画を行なつて、その11〜1鉢目のフラクシヨンを回
収し、併合した。この得られた溶出液は、未反応のβ−
ガラクトシダーゼを4.6%含有し、また未反応の抗イ
ンスリン抗体−Fab″は検出されなかつた。
ルマシア、ファインケミカル社製)を充填したカラム(
径1.5×84cm)を用いてゲルp過(展開溶媒:P
BS(0.01M,PH7.2)を行ない、5.0m1
分画を行なつて、その11〜1鉢目のフラクシヨンを回
収し、併合した。この得られた溶出液は、未反応のβ−
ガラクトシダーゼを4.6%含有し、また未反応の抗イ
ンスリン抗体−Fab″は検出されなかつた。
また、このことよりも、この溶出液において、抗インス
リン抗体−Fab″はβ−ガラクトシダーゼに対して1
対1の結合比をもつてなる、2−ベンゾチアゾリル基に
結合したS−S基に抗インスリン抗体−Fab″のSH
基との交換反応、2−ピリジル基に結合したS−S基に
β−ガラクトシダーゼのSH基との交換反応によつて得
られた結合体と認められた。なお上記の抗インスリン抗
体−Fab″の調製は次の通りの方法に従つたものであ
る。
リン抗体−Fab″はβ−ガラクトシダーゼに対して1
対1の結合比をもつてなる、2−ベンゾチアゾリル基に
結合したS−S基に抗インスリン抗体−Fab″のSH
基との交換反応、2−ピリジル基に結合したS−S基に
β−ガラクトシダーゼのSH基との交換反応によつて得
られた結合体と認められた。なお上記の抗インスリン抗
体−Fab″の調製は次の通りの方法に従つたものであ
る。
インスリン抗体含有1gG50WL9を、0.1M酢酸
緩衝液(PH4.5)2m1に溶解し、これにペプシン
(シグマ社製)11n9を加えて3rC、16時間反応
せしめた。
緩衝液(PH4.5)2m1に溶解し、これにペプシン
(シグマ社製)11n9を加えて3rC、16時間反応
せしめた。
次いで、この反応液をセフアデツクスG−150(商品
名)のカラム(径1.5×50cm1展開溶媒0.1M
ホウ酸緩衝液(PH8.O))にてゲル淵過して、その
F(Ab″)2の活性分画を得、さらにこれをコロジオ
ンバツグにて濃縮後、0.1M酢酸緩衝液(PH5.O
)に対して4℃、1晩透析を行なつた。透析内液にメル
カプトエタノールアミンを10mM濃度に添加し、3T
C190分間反応させ、この反応液を、セフアデツクス
G一25(商品名)のカラム(径1.5×50c!n1
展開溶媒:0.1M酢酸緩衝液(PH5.O))にてゲ
ルろ過を行ない、そのFab゛分画15mgを得た。得
られた抗インスリン抗体−Fablモル当りのSH基は
約0.95モルであつた(文献:′NleJOumal
OfImmunOlOgy,U?6)1554(197
6)参照)。実施例22,7ージチオビス(ピリジンー
N−オキサイド)5.05yを、クロロホルム200m
1に溶解し、これに3−メルカプトプロピオン酸2.5
5yを滴下し、40℃、1時間攪拌し、その後反応液を
室温まで冷却して析出物をp取し、さらにこの析出物を
クロロホルムにて再結晶化して、3−(2″−ピリジル
ーN−オキサイドージチオ)プロピオン酸3.72f!
を得た(Rf値:0.63(nブタノールニ酢酸:水=
4:1:1によるシリカゲル薄層クロマトグラフィー)
また実施例1と同様にして得られた2−ピリジルーJメ
[アミノエチルジスルフィド・2塩酸塩2.0fを水2
0r1Ltに溶解し、氷冷下1N水酸化ナトリウム水溶
液にてPHを10に調整した後クロロホルムにて抽出し
、そのクロロホルム層を回収し、水洗した後芒硝を加え
て乾燥し、さらにこれを減圧濃縮した。
名)のカラム(径1.5×50cm1展開溶媒0.1M
ホウ酸緩衝液(PH8.O))にてゲル淵過して、その
F(Ab″)2の活性分画を得、さらにこれをコロジオ
ンバツグにて濃縮後、0.1M酢酸緩衝液(PH5.O
)に対して4℃、1晩透析を行なつた。透析内液にメル
カプトエタノールアミンを10mM濃度に添加し、3T
C190分間反応させ、この反応液を、セフアデツクス
G一25(商品名)のカラム(径1.5×50c!n1
展開溶媒:0.1M酢酸緩衝液(PH5.O))にてゲ
ルろ過を行ない、そのFab゛分画15mgを得た。得
られた抗インスリン抗体−Fablモル当りのSH基は
約0.95モルであつた(文献:′NleJOumal
OfImmunOlOgy,U?6)1554(197
6)参照)。実施例22,7ージチオビス(ピリジンー
N−オキサイド)5.05yを、クロロホルム200m
1に溶解し、これに3−メルカプトプロピオン酸2.5
5yを滴下し、40℃、1時間攪拌し、その後反応液を
室温まで冷却して析出物をp取し、さらにこの析出物を
クロロホルムにて再結晶化して、3−(2″−ピリジル
ーN−オキサイドージチオ)プロピオン酸3.72f!
を得た(Rf値:0.63(nブタノールニ酢酸:水=
4:1:1によるシリカゲル薄層クロマトグラフィー)
また実施例1と同様にして得られた2−ピリジルーJメ
[アミノエチルジスルフィド・2塩酸塩2.0fを水2
0r1Ltに溶解し、氷冷下1N水酸化ナトリウム水溶
液にてPHを10に調整した後クロロホルムにて抽出し
、そのクロロホルム層を回収し、水洗した後芒硝を加え
て乾燥し、さらにこれを減圧濃縮した。
さらに、上記の3−(2″−ピリジルーN−オキサイド
ージチオ)プロピオン酸1.19yを、テトラヒドロフ
ラン50m1に溶解し、この溶液に、氷冷下攪拌しなが
ら、シンクロヘキシルカルボジイミド1.06f含有テ
トラヒドロフラン溶液2mtを滴下した。
ージチオ)プロピオン酸1.19yを、テトラヒドロフ
ラン50m1に溶解し、この溶液に、氷冷下攪拌しなが
ら、シンクロヘキシルカルボジイミド1.06f含有テ
トラヒドロフラン溶液2mtを滴下した。
2紛後、この溶液と、上記の濃縮液とを氷冷下攪拌しな
がら合し、1時間攪拌した後室温下、3時間攪拌し続け
た。
がら合し、1時間攪拌した後室温下、3時間攪拌し続け
た。
反応後生成したシンクロヘキシル尿素を枦去し、その戸
液に水を加え、さらにクロロホルムを加えて、そのクロ
ロホルム抽出液を回収した。
液に水を加え、さらにクロロホルムを加えて、そのクロ
ロホルム抽出液を回収した。
さらにこのクロロホルム層を、5%塩酸、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液、水の順にて洗浄した後、芒硝を加え
て乾燥し、クロロホルムを留去して、下記構造を有する
目的物1.46g(純度91%)を得た。N−〔2−(
2″−ピリジルージチオ)エチル〕−3−(2″−ピリ
ジルーN−オキサイドージチオ)プロピオンアミドRf
値:0.55(n−ブタノールリピリジンニ酢酸:水=
10:3:0.1:11の上層液によるシリカゲル薄層
クロマトグラフィー)。
ナトリウム水溶液、水の順にて洗浄した後、芒硝を加え
て乾燥し、クロロホルムを留去して、下記構造を有する
目的物1.46g(純度91%)を得た。N−〔2−(
2″−ピリジルージチオ)エチル〕−3−(2″−ピリ
ジルーN−オキサイドージチオ)プロピオンアミドRf
値:0.55(n−ブタノールリピリジンニ酢酸:水=
10:3:0.1:11の上層液によるシリカゲル薄層
クロマトグラフィー)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ](ただし、
式中Rは2−ベンゾチアゾリル基または2−ピリジル−
N−オキサイド基を示す)で表わされる新規な化合物。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54003507A JPS6052745B2 (ja) | 1979-01-12 | 1979-01-12 | 新規な化合物 |
SE8000146A SE446184B (sv) | 1979-01-12 | 1980-01-09 | Polyfunktionell disulfidforening anvendbar som tverbindande medel |
FR8000490A FR2446287A1 (fr) | 1979-01-12 | 1980-01-10 | Nouveau compose disulfure polyfonctionnel |
GB8000907A GB2040935B (en) | 1979-01-12 | 1980-01-10 | Polyfunctional pyridyl disulphide compounds |
CA000343477A CA1134830A (en) | 1979-01-12 | 1980-01-11 | Polyfunctional disulfide compound |
US06/111,482 US4287345A (en) | 1979-01-12 | 1980-01-11 | Polyfunctional disulfide compounds having S--S exchange reactivity |
NL8000188A NL8000188A (nl) | 1979-01-12 | 1980-01-11 | Nieuwe polyfunctionele disulfideverbindingen. |
DE19803000879 DE3000879A1 (de) | 1979-01-12 | 1980-01-11 | Neue polyfunktionelle disulfidverbindungen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54003507A JPS6052745B2 (ja) | 1979-01-12 | 1979-01-12 | 新規な化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5594367A JPS5594367A (en) | 1980-07-17 |
JPS6052745B2 true JPS6052745B2 (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=11559261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54003507A Expired JPS6052745B2 (ja) | 1979-01-12 | 1979-01-12 | 新規な化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052745B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE8102194L (sv) * | 1981-04-06 | 1982-10-07 | Pharmacia Ab | Terapeutiskt aktiv organisk forening och farmaceutisk beredning innehallande denna |
JPS5880558A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 免疫化学的測定試薬 |
-
1979
- 1979-01-12 JP JP54003507A patent/JPS6052745B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5594367A (en) | 1980-07-17 |
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