JPS6051900B2 - 歯科医療用レ−ザ−ハンドピ−ス - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 に−λｎ口・ι ・、庶一卑尤自控Ｉ■−日射１、てへ
その患部を切削或いは切関する歯科医療用レーザーハン
ドピースに関するものである。

従来、歯科、口腔外科では、術者は、レーザー光の照射
部位を口腔用の歯鏡で観察しながら、所望のスポット径
でレーザー光が患部に照射されるように、歯科医療用レ
ーザーハンドピースを操作して、患部を切削或いは切関
していた。

しかしながら、患部の切削或いは切開を始めるときは、
術者は、レーザー光が患部に正確に照射され、且”つ、
患部に照射されるレーザー光のスポット径が適当である
ように、歯科医療用レーザーハンドピースを勘で操作し
なければならず、又、患部の切削或いは切開を行なつて
いるときは、歯鏡で観察できる口腔部位が限定されて、
レーザー光が照射丁されている患部及び患部に照射して
るレーザー光のスポット径を、術者が正確に把握できな
いため、治療に関係ない口腔部位を切削或いは切関して
しまう欠点があつた。更に、レーザー光が歯鏡に直接照
射されると、この歯鏡によつて反射されｏたレーザー光
が、治療に全く関係のない口腔部位を切削或いは切関し
たり、術者の目等を傷付ける欠点があつた。本発明は、
前記従来例の欠点を解消するために、レーザー光が照射
される患部を、レーザー光！５の照射光軸上から観察で
きる歯科医療用レーザーハンドピースを提供するもので
ある。以下、図由により、本発明の実施例を詳細に説明
する。図は、本発明の一実施例の構造を示すもので、１
は歯科医療用レーザーハンドピースの把持ケース、２は
この把持ケース１の内部に装架したガラスファイバで、
このガラスファイバ２の放射端面２ａは把持ケース１の
先端に設置されている。３は把持ケース１の内部にガラ
スファイバ２と平行に装架した画像伝送用のガラスファ
イバで、このガラスファイバ３の受像端面３ａは把持ケ
ース１の先端に設置されている。

４は歯科医療用レーザーハンドピースのＬの字形に屈折
したヘッドケース、５はヘッドケース４の屈折部に内装
した反射鏡、６はヘッドケース４の先端開口部に内装し
た凸形のレンズ、７はガラスファイバ２の放射端面２ａ
から反射鏡５に向けて放射されるレーザー光の光路に傾
けて設置したハーフミラーで、このハーフミラー７は、
ガラスファイバ２の放射端面２ａから反射鏡５に向かう
光を真直に透過し、又、反射鏡５からガラスファイバ２
の放射端面２ａに向かう光を直角に反射する。

８はハーフミラー７からガラスファイバ３の受像端面３
ａに向かう光の光路上に傾けて設置した反射鏡で、ハー
フミラー７から反射鏡８を介してガラスファイバ３の受
像端面３ａまでに至るまでの光路長は、ハーフミラー７
からガラスファイバ２の放射端面２ａまでの光路長と等
しい。

９は把持ケース１に設けたネジ穴、１０はヘッドケース
４に穿設した案内溝で、この案内溝１０はヘッドケース
４の中心軸方向に伸長している。

１１は案内溝１０を挿通して３ネジ穴９に螺合した止め
ネジで、この止めネジ１１と案内溝１０の周壁とは互い
に摺接している。

このように構成された本実施例では、ガラスファイバ２
によつて伝送されてきたレーザー光が、ガラスファイバ
２の放射端面２ａから放射される３と、レーザー光は、
ハーフミラー７を真直ぐに透過して、その進路を反射鏡
５によつて直角に反射された後、レンズ６によつて集束
点Ｆに集束される。又、照明された患部に集束点Ｆを合
わせると、患部からの光は、レンズ６を屈折しながら透
４過して、反射鏡５、ハーフミラー７及び反射鏡８によ
つて順次直角に反射された後、ガラスファイバ３の受像
端面３ａに入射し、患部の像がレンズ６によつてガラス
ファイバ３の受像端面３ａに結像される。そこで、術者
は、歯科医療用レーザーハンドピースを操作しながら、
ガラスファイバ３の受像端面３ａの像を観察して、患部
における切削或いは切開の開始部位を捜すと共に、非常
に出７力の小さいガイド用のレーザー光を切削或いは切
開の開始部位に照射して、レーザー光のスポット径が適
当であるか否かを確認した後、出力の大きい治療用レー
ザー光を患部に照射して、ガラスファイバ３の受像端面
３ａの像を観察しながら、患ク部を切削或いは切関する
。又、レーザー光のスポット径が適当でないときは、止
めネジ１１を緩めて、ヘッドケース４を把持ケース１か
ら引き出したり、把持ケース１に押し込んで、レンズ６
と集束点Ｆとの間の距離を伸縮すると、レーザー光の７
スポット径が変化する。尚、ヘッドケース４に内装する
光学系は、本実施例のものに限定されるものでなく、例
えば、下端がヘッドケース４に回動自在に軸支されたハ
ーフミラーを歯科医療用レーザーハンドピースの外部か
ら操作して、大出力のレーザー光をガラスファイバ２の
放射端面２ａから放射するときに、ハーフミラーを倒し
てレーザー光の光路上から排除してもよく、又、把持ケ
ース１に固定するヘッドケース４に焦点の長いレンズ６
を取り付けて、集束点Ｆを固定させてもよい。

更に、照明光を、ガラスファイバ２の放射端面２ａから
放射したり、或いは、光学系の光軸の周辺部から集束点
Ｆ周辺に向けて放射すると、口腔外部からの光が当りに
くい部位や、患部の奥が照明されて、口腔内部が正確に
観察てきる。以上説明したように、本発明によれば、術
者は、ガラスファイバの受像端面に結像する像を観察し
ながら、レーザー光の照射開始部位を捜して、その部位
に適当なスポット径の大出力のレーザー光を正確に照射
でき、又、大出力のレーザー光を照射して患部を切削或
いは切関しているときも、切削或いは切開部位が観察で
きるので、治療すべき患部のみを正確に切削或いは切開
できる利点がある。

又、口腔用の歯鏡を使用しなくても口控内を観察できる
ため、不用意にレーザー光を歯境に照射して、治療に関
係のない口腔部位を切削戊いは切関したり、術者の目等
を傷付ける事故を千防できる利点がある。更に、患部の
照明手段をユ備した歯科医療用レーザーハンドピースは
、口腔外部の光の当りにくい部位や、患部の奥を正確に
観察できるため、内視鏡又は歯鏡の代りに使用できる利
点がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の構成図である。 １・・・把持ケース、２，３・・・ガラスファイバ、２
ａ・・・放射端面、３ａ・・・受像端面、４・・・ヘッ
ドケース、５，８・・・反射鏡、６・・ルンズ、７・・
・ハーフミラー、９・・・ネジ孔、１０・・・案内溝、
１１・・・止めネジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ レーザー光を照射して、患部を切削或いは切開する
   歯科医療用レーザーハンドピースにおいて、レーザー光
   を伝送する第１の光伝送体と、映像を伝送する第２の光
   伝送体と、前記第１の光伝送体の放射端面の前方に設置
   したレンズと、前記放射端面と前記レンズとの間の光軸
   上に設置して、前記放射端面から入射するレーザー光を
   透過すると共に、前記放射端面と前記レンズとの光軸外
   に設置した第２の光伝送体の受像端面に向けて、前記レ
   ンズの前方から入射する光を反射する鏡体とがそれぞれ
   先端部に具備され、前記レンズ及び前記鏡体を介して前
   記受像端面に結像する前記レーザー光の集束点周辺の患
   部を観察しながら、前記放射端面から射出されて前記レ
   ンズで集束される前記レーザー光を照射して、前記患部
   を切削、切開等することを特徴とする歯科医療用レーザ
   ーハンドピース。 ２ 前記放射端面から射出される前記レーザー光の光軸
   上或いはその周辺には、前記レーザー光の集束点周辺の
   患部を照明する手段が具備されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の歯科医療用レーザーハンド
   ピース。