JP2587834B2 - 接触型レーザプローブ - Google Patents
接触型レーザプローブInfo
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- JP2587834B2 JP2587834B2 JP62252402A JP25240287A JP2587834B2 JP 2587834 B2 JP2587834 B2 JP 2587834B2 JP 62252402 A JP62252402 A JP 62252402A JP 25240287 A JP25240287 A JP 25240287A JP 2587834 B2 JP2587834 B2 JP 2587834B2
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- Japan
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- laser
- contact member
- laser light
- contact
- laser probe
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば前立線や血栓を切開、切除する場
合に使用される接触型レーザプローブに関する。
合に使用される接触型レーザプローブに関する。
[従来の技術] 一般的な接触型レーザプローブは、例えば特表昭61−
502168号公報および特開昭62−139642号公報に示される
ものがある。上述に示される接触型レーザプローブは基
本的に、レーザ光源に光学的に接続された光ファイバ
と、この光ファイバのレーザ光出射端に接続された接触
部材とによって構成されている。この接触部材は、例え
ば透光性耐熱性セラミックである透光性アルミナや透明
マグネシア等の材質によって形成されている。そして、
その形状は、レーザ光の光軸方向に軸芯を持つように形
成された円柱状や、照射端側程その断面積が減少する円
錐状に形成されている。
502168号公報および特開昭62−139642号公報に示される
ものがある。上述に示される接触型レーザプローブは基
本的に、レーザ光源に光学的に接続された光ファイバ
と、この光ファイバのレーザ光出射端に接続された接触
部材とによって構成されている。この接触部材は、例え
ば透光性耐熱性セラミックである透光性アルミナや透明
マグネシア等の材質によって形成されている。そして、
その形状は、レーザ光の光軸方向に軸芯を持つように形
成された円柱状や、照射端側程その断面積が減少する円
錐状に形成されている。
これらは、いずれも上記接触部材の先端面を患部に当
接しながら、レーザ光を照射することで、生態器管の組
織、切開、切除および凝血による止血、血管吻合等を行
なうものである。
接しながら、レーザ光を照射することで、生態器管の組
織、切開、切除および凝血による止血、血管吻合等を行
なうものである。
[発明が解決しようとする問題点] 上述のように、一般的な接触型レーザプローブの接触
部材は、その光軸方向の断面形状が円柱状または円錐状
に形成されている。ところが、このような形状の接触部
材を使用して、前立線の切除や血管内の血栓の除去を行
なう場合には、いずれも管腔内での処置であるため、上
記接触部材の形状が最適なものではなかった。つまり、
円柱状の接触部材の場合は患部に当接してレーザ光を照
射する出射端部が平坦であるため、前立線や血栓を削り
取る場合に、除去した異物が接触部材の出射端部に付着
してしまい、レーザ光の照射能力が低下してしまうこと
があった。また、円錐状の場合は、レーザ光の出射端部
の面積が小さく面積の大きな患部に対しては照射を反復
して行なわなければならず、照射を完全に行なうために
は相当な時間を必要とする問題点があった。
部材は、その光軸方向の断面形状が円柱状または円錐状
に形成されている。ところが、このような形状の接触部
材を使用して、前立線の切除や血管内の血栓の除去を行
なう場合には、いずれも管腔内での処置であるため、上
記接触部材の形状が最適なものではなかった。つまり、
円柱状の接触部材の場合は患部に当接してレーザ光を照
射する出射端部が平坦であるため、前立線や血栓を削り
取る場合に、除去した異物が接触部材の出射端部に付着
してしまい、レーザ光の照射能力が低下してしまうこと
があった。また、円錐状の場合は、レーザ光の出射端部
の面積が小さく面積の大きな患部に対しては照射を反復
して行なわなければならず、照射を完全に行なうために
は相当な時間を必要とする問題点があった。
この発明は上記事情に着目してなされたものであり、
管腔内で前立線や血栓等の除去をするのに適した形状の
接触部材を有する接触型レーザプローブを提供すること
を目的とする。
管腔内で前立線や血栓等の除去をするのに適した形状の
接触部材を有する接触型レーザプローブを提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] この発明はレーザ光伝達手段のレーザ光照射側にレー
ザ光を透過し出射端部の光軸方向断面が環状もしくは円
弧状に形成された接触部材を設けたことにより、管腔内
での切除術等に適した接触型レーザプローブにある。
ザ光を透過し出射端部の光軸方向断面が環状もしくは円
弧状に形成された接触部材を設けたことにより、管腔内
での切除術等に適した接触型レーザプローブにある。
[実施例] 以下、この発明における第1実施例を第1図乃至第5
図を参照して説明する。この実施例における接触型レー
ザプローブ1は図示しないレーザ光源に光学的に接続さ
れたレーザ光伝達手段としての例えば3本の光ファイバ
ー2の出射端に接触部材3の入射端部4が対向されて設
けられている。
図を参照して説明する。この実施例における接触型レー
ザプローブ1は図示しないレーザ光源に光学的に接続さ
れたレーザ光伝達手段としての例えば3本の光ファイバ
ー2の出射端に接触部材3の入射端部4が対向されて設
けられている。
この接触部材3は耐熱性が高くレーザ光を透過する材
質で形成されており、例えば、透光性耐熱性セラミック
である。透光性アルミナ、透明マグネシア等によって形
成されている。そして、その形状は管体を軸心に沿って
2分割し、先端を斜めにカットした形状となっている。
つまり、接触部材3のレーザ光が透過される光軸方向の
断面が略円筒状に形成されており、その光軸方向の射出
側の射出端部5は、上記円弧状の周方向に対して略垂直
な縁部から中央に向けてレーザ光の出射方向に順次突出
されるように構成されている。また、この出射端部5は
円弧状の径方向の外側に向かうほどレーザ光の出射側に
突出されることで、すくい面6が形成されている。
質で形成されており、例えば、透光性耐熱性セラミック
である。透光性アルミナ、透明マグネシア等によって形
成されている。そして、その形状は管体を軸心に沿って
2分割し、先端を斜めにカットした形状となっている。
つまり、接触部材3のレーザ光が透過される光軸方向の
断面が略円筒状に形成されており、その光軸方向の射出
側の射出端部5は、上記円弧状の周方向に対して略垂直
な縁部から中央に向けてレーザ光の出射方向に順次突出
されるように構成されている。また、この出射端部5は
円弧状の径方向の外側に向かうほどレーザ光の出射側に
突出されることで、すくい面6が形成されている。
一方、上記入射端部4は、接触部材3に入射するレー
ザ光軸に対して略垂直な平坦面に形成されている。そし
て、円弧状の入射端部4に対向される上記3本の光ファ
イバー2は、それぞれ、等間隔で配設されており、レー
ザ光が均一に入射されるよう構成されている。
ザ光軸に対して略垂直な平坦面に形成されている。そし
て、円弧状の入射端部4に対向される上記3本の光ファ
イバー2は、それぞれ、等間隔で配設されており、レー
ザ光が均一に入射されるよう構成されている。
上述のような位置関係を維持し切除術等を行なうため
に接触部材3と光ファイバー2は共にガイドシース7に
対して固定されている。このガイドシース7は、パイプ
状に形成されて、その先端部に上記接触部材3が設けら
れるとともに、この接触部材3の入射端部4に対向する
ように光ファイバー2の出射端が対向されている。ここ
で、光ファイバー2はガイドシース7内に挿通されて、
その先端部から照射されるレーザ光の光軸が上記接触部
材3の入射光軸に一致するように固定されている。
に接触部材3と光ファイバー2は共にガイドシース7に
対して固定されている。このガイドシース7は、パイプ
状に形成されて、その先端部に上記接触部材3が設けら
れるとともに、この接触部材3の入射端部4に対向する
ように光ファイバー2の出射端が対向されている。ここ
で、光ファイバー2はガイドシース7内に挿通されて、
その先端部から照射されるレーザ光の光軸が上記接触部
材3の入射光軸に一致するように固定されている。
そして、上記ガイドシース7は硬性鏡8の挿入部9内
に挿通されている。この硬性鏡8は、上記挿入部9内に
ガイドシース7と平行に光学視管10が設けられており、
この光学視管10は挿入部9の後側まで延長されて接眼部
11が設けられている。
に挿通されている。この硬性鏡8は、上記挿入部9内に
ガイドシース7と平行に光学視管10が設けられており、
この光学視管10は挿入部9の後側まで延長されて接眼部
11が設けられている。
さらに、上記挿入部9と接眼部11との間には、軸方向
に進退自在なスライダ12が設けられている。そして、こ
のスライダ12の指かけ操作部13にそれぞれ指をかけて操
作することにより、上記ガイドシース7を進退させるこ
とができる。
に進退自在なスライダ12が設けられている。そして、こ
のスライダ12の指かけ操作部13にそれぞれ指をかけて操
作することにより、上記ガイドシース7を進退させるこ
とができる。
一方、挿入部9内に挿入された光ファイバー2は、そ
の基端側が図示しないレーザ装置に光学的に接続されて
いる。
の基端側が図示しないレーザ装置に光学的に接続されて
いる。
そして、上述のように構成された接触型レーザプロー
ブによりレーザTUR(Trans Urethral Resection)を
行なう場合には、上記硬性鏡8の挿入部9を管腔内に挿
入し、上記スライダ12を進退操作しながら接触部材3を
被切除部分に当接し、さらに、レーザ光を照射すること
により切除を行なう。
ブによりレーザTUR(Trans Urethral Resection)を
行なう場合には、上記硬性鏡8の挿入部9を管腔内に挿
入し、上記スライダ12を進退操作しながら接触部材3を
被切除部分に当接し、さらに、レーザ光を照射すること
により切除を行なう。
このとき、上記接触部材3はレーザ光の光軸方向の断
面が円弧状に形成されているため、管腔内の切除術に適
しており、管腔内の内壁部に沿って被切除部分に当接す
ることが容易である。また、切除された異物は上記すく
い面6に沿って後方へ移動されるので、レーザ光の出射
端部5に異物が付着することが防止されている。これに
より、常にレーザ光は所定の出力を維持することができ
るので常に安定した切除能力を得ることができる。
面が円弧状に形成されているため、管腔内の切除術に適
しており、管腔内の内壁部に沿って被切除部分に当接す
ることが容易である。また、切除された異物は上記すく
い面6に沿って後方へ移動されるので、レーザ光の出射
端部5に異物が付着することが防止されている。これに
より、常にレーザ光は所定の出力を維持することができ
るので常に安定した切除能力を得ることができる。
以下、この発明における第2実施例を第6図および第
7図を参照して説明する。この実施例における接触型レ
ーザプローブ1は図示しないレーザ光源に光学的に接続
されたレーザ光伝達手段としての例えば4本の光ファイ
バー2の出射端に接触部材3が、その入射端部4が対向
されて設けられている。
7図を参照して説明する。この実施例における接触型レ
ーザプローブ1は図示しないレーザ光源に光学的に接続
されたレーザ光伝達手段としての例えば4本の光ファイ
バー2の出射端に接触部材3が、その入射端部4が対向
されて設けられている。
この接触部材3は耐熱性が高くレーザ光を透過する材
質で形成されており、例えば、透光性耐熱性セラミック
である、透光性アルミナ、透明マグネシア等によって形
成されている。そして、その形状は円筒状に形成されて
いる。つまり、接触部材3のレーザ光が透過される光軸
方向の断面が略環状に形成されており、その光軸方向の
射出側の射出端部5は、円筒状の径方向の外側に向かう
ほどレーザ光の出射側に突出されることで、すくい面6
が形成されている。
質で形成されており、例えば、透光性耐熱性セラミック
である、透光性アルミナ、透明マグネシア等によって形
成されている。そして、その形状は円筒状に形成されて
いる。つまり、接触部材3のレーザ光が透過される光軸
方向の断面が略環状に形成されており、その光軸方向の
射出側の射出端部5は、円筒状の径方向の外側に向かう
ほどレーザ光の出射側に突出されることで、すくい面6
が形成されている。
一方、上記入射端部4は、接触部材3に入射するレー
ザ光軸に対して略垂直な平坦面に形成されている。そし
て、円筒状の入射端部4に対向される上記4本の光ファ
イバー2は、それぞれ、等間隔で配設されており、レー
ザ光が均一に入射されるよう構成されている。
ザ光軸に対して略垂直な平坦面に形成されている。そし
て、円筒状の入射端部4に対向される上記4本の光ファ
イバー2は、それぞれ、等間隔で配設されており、レー
ザ光が均一に入射されるよう構成されている。
上述のように構成された接触部材3に光ファイバー2
が光学的に接続されることで、図示しないガイドシース
が形成されている。
が光学的に接続されることで、図示しないガイドシース
が形成されている。
そして、このガイドシースが管腔内に挿入された図示
しない硬性鏡の挿入部に挿入されることで、上記接触部
材3が上記挿入部の先端側から突出され被切除部分に当
接され、さらに、出射端部4からレーザ光が照射される
ことで、切除術を行なうことができる。
しない硬性鏡の挿入部に挿入されることで、上記接触部
材3が上記挿入部の先端側から突出され被切除部分に当
接され、さらに、出射端部4からレーザ光が照射される
ことで、切除術を行なうことができる。
このとき、上記接触部材4は円筒状に形成されている
ことで挿入された管腔内壁に沿って容易に切除術を行な
うことができる。また、接触部材3の軸心方向の中心部
には前後方向に貫通される貫通孔14が形成されており、
出射端部4からレーザ光を照射することで切除された異
物は上記すくい面6に沿って移動され上記貫通孔14を通
過することで後方へ排除される。これにより切除により
生じた異物は上記レーザ光の出射端部5に付着してしま
うことがなく、常に一定のレーザ出力を得ることができ
る。
ことで挿入された管腔内壁に沿って容易に切除術を行な
うことができる。また、接触部材3の軸心方向の中心部
には前後方向に貫通される貫通孔14が形成されており、
出射端部4からレーザ光を照射することで切除された異
物は上記すくい面6に沿って移動され上記貫通孔14を通
過することで後方へ排除される。これにより切除により
生じた異物は上記レーザ光の出射端部5に付着してしま
うことがなく、常に一定のレーザ出力を得ることができ
る。
なお、この発明は上記各実施例にのみ限定されるもの
ではない。例えば上記接触部材3の材質は透光性アルミ
ナ、透明マグネシア等であるが、透明スピネル、透明イ
ットリア、透光性ジルコニア、βサイアロン等でもよ
く、透光性耐熱性のあるその他の材質であってもよい。
さらに、上記レーザプローブはレーザTURに使用されて
いるが、これに限定されず当然他のレーザ処置、例えば
血栓の除去等にも使用される。つまり、上述のような接
触部材3の形状が適応できる処置に応用してもよい。
ではない。例えば上記接触部材3の材質は透光性アルミ
ナ、透明マグネシア等であるが、透明スピネル、透明イ
ットリア、透光性ジルコニア、βサイアロン等でもよ
く、透光性耐熱性のあるその他の材質であってもよい。
さらに、上記レーザプローブはレーザTURに使用されて
いるが、これに限定されず当然他のレーザ処置、例えば
血栓の除去等にも使用される。つまり、上述のような接
触部材3の形状が適応できる処置に応用してもよい。
以下、この発明における第3実施例を第8図を参照し
て説明するが、接触型レーザプローブの構造は上述の第
1実施例と同様のため、同一構成部分に関しては説明を
省略する。
て説明するが、接触型レーザプローブの構造は上述の第
1実施例と同様のため、同一構成部分に関しては説明を
省略する。
第8図に示されるレーザ装置は、本体15内に1つのレ
ーザ発振装置16が設けられており、このレーザ発振装置
16のレーザ光出射部には、分光手段としてのビーム分光
器17が光学的に接続されている。このビーム分光器17か
らは、3本のコネクター18がそれぞれ導出されており、
このコネクター18には、それぞれレーザ光伝達手段とし
ての光ファイバー2が接続されている。この光ファイバ
ー2は図示しないガイドシースに挿入され、先端側には
接触部材に光学的に接続されることで接触型レーザプロ
ーブが形成されている。
ーザ発振装置16が設けられており、このレーザ発振装置
16のレーザ光出射部には、分光手段としてのビーム分光
器17が光学的に接続されている。このビーム分光器17か
らは、3本のコネクター18がそれぞれ導出されており、
このコネクター18には、それぞれレーザ光伝達手段とし
ての光ファイバー2が接続されている。この光ファイバ
ー2は図示しないガイドシースに挿入され、先端側には
接触部材に光学的に接続されることで接触型レーザプロ
ーブが形成されている。
このように構成されたレーザ装置を使用することによ
り、1つのレーザ発振装置16から3本の光ファイバー2
を導出することができるので、レーザ装置のコストを低
減できる。
り、1つのレーザ発振装置16から3本の光ファイバー2
を導出することができるので、レーザ装置のコストを低
減できる。
以下、この発明における第4実施例について第9図を
参照して説明するが、接触型レーザプローブの構造は上
述の第1実施例と略同様のため、同一構成部分に関して
は説明を省略する。
参照して説明するが、接触型レーザプローブの構造は上
述の第1実施例と略同様のため、同一構成部分に関して
は説明を省略する。
図中に示されるレーザ装置は、その本体15内に1つの
レーザ発振装置16が設けられている。このレーザ発振装
置16には同じく本本15内に設けられた分光手段としての
後述するように形成された反射分光装置19が光学的に接
続されている。
レーザ発振装置16が設けられている。このレーザ発振装
置16には同じく本本15内に設けられた分光手段としての
後述するように形成された反射分光装置19が光学的に接
続されている。
上記反射分光装置19は本体15に設けられた3つのコネ
クター18に対して複数個の固定ミラー20と複数個の可動
ミラー21が配設されて上記可動ミラー21が、ごく短く刻
まれた一定時間ごとに反射状態および否反射通光状態と
に移動されることにより、上記3つのコネクター18に対
してそれぞれ、時間ごとに分光され均一にレーザ光が供
給される。このようにごく短時間で区切ってレーザ光を
分光することにより、それぞれのコネクター18に供給さ
れるレーザ光の出力は、1つのコネクター18に対して1
つの発振装置16を設けた場合と略同様となる。そして、
1つのレーザ発振装置16でもレーザ出力を低下すること
なく処置を行なうことができる。
クター18に対して複数個の固定ミラー20と複数個の可動
ミラー21が配設されて上記可動ミラー21が、ごく短く刻
まれた一定時間ごとに反射状態および否反射通光状態と
に移動されることにより、上記3つのコネクター18に対
してそれぞれ、時間ごとに分光され均一にレーザ光が供
給される。このようにごく短時間で区切ってレーザ光を
分光することにより、それぞれのコネクター18に供給さ
れるレーザ光の出力は、1つのコネクター18に対して1
つの発振装置16を設けた場合と略同様となる。そして、
1つのレーザ発振装置16でもレーザ出力を低下すること
なく処置を行なうことができる。
以下、この発明における第5実施例を第10図を参照し
て説明する。図中に示されるレーザ装置の本体15には3
つのコネクター18が設けられており、このコネクター18
には例えば上記第1実施例に示される接触型レーザプロ
ーブが接続されている。
て説明する。図中に示されるレーザ装置の本体15には3
つのコネクター18が設けられており、このコネクター18
には例えば上記第1実施例に示される接触型レーザプロ
ーブが接続されている。
さらに、上記3つのコネクター18とレーザ発振装置16
との間には、分光手段としての複数個の電気光学素子22
が配設されている。そして、これら電気光学素子22がご
く短時間ごとに自動操作されることにより、短く刻まれ
た時間ごとに1つのレーザ発振装置16からのレーザ光が
上記電気光学素子22に反射されて、各コネクター18に順
次入射される。
との間には、分光手段としての複数個の電気光学素子22
が配設されている。そして、これら電気光学素子22がご
く短時間ごとに自動操作されることにより、短く刻まれ
た時間ごとに1つのレーザ発振装置16からのレーザ光が
上記電気光学素子22に反射されて、各コネクター18に順
次入射される。
なお、上記第3乃至第5実施例に示される分光手段
は、いずれも3つのコネクター18に対して分光されるよ
うに構成されているが、これに限定されず、同様の構造
により2つもしくは4つ以上のコネクター18に対して分
光するように構成されたものも含まれる。
は、いずれも3つのコネクター18に対して分光されるよ
うに構成されているが、これに限定されず、同様の構造
により2つもしくは4つ以上のコネクター18に対して分
光するように構成されたものも含まれる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、レーザ光が
透過される接触部材の光軸方向の断面を円弧状もしくは
円筒状に形成することにより、管腔内壁に沿っての切除
術や切開術等を容易に効率よく行なうことができる。ま
た、レーザ光の出射短部で患部から離脱された異物が、
スムーズに後方に移動されるため、上記出射端部に異物
が付着することを防止できる。これにより常に一定のレ
ーザ出力を維持することができる接触型レーザプローブ
を提供できる。
透過される接触部材の光軸方向の断面を円弧状もしくは
円筒状に形成することにより、管腔内壁に沿っての切除
術や切開術等を容易に効率よく行なうことができる。ま
た、レーザ光の出射短部で患部から離脱された異物が、
スムーズに後方に移動されるため、上記出射端部に異物
が付着することを防止できる。これにより常に一定のレ
ーザ出力を維持することができる接触型レーザプローブ
を提供できる。
第1図乃至第5図はこの発明における第1実施例であ
り、第1図は接触部材にレーザ光伝達手段が配設された
状態を示す斜視図、第2図は接触部材の平面図、第3図
は接触部材の側面図、第4図はレーザプローブが硬性鏡
内に位置された状態を示す側断面図、第5図は硬性鏡に
レーザプローブが挿入された状態を示す側面図、第6図
および第7図はこの発明における第2実施例であり、第
6図は円筒状に形成された接触部材にレーザ光伝達手段
が配設された状態を示す斜視図、第7図は第6図に示さ
れる接触部材の側断面図、第8図はこの発明における第
3実施例におけるレーザ装置の概略的構成を示す側断面
図、第9図はこの発明における第4実施例のレーザ装置
の概略的構成を示す側断面図、第10図はこの発明におけ
る第5実施例のレーザ装置の概略的構成を示す側断面図
である。 2……光ファイバー(レーザ光伝達手段)、3……接触
部材、5……射出端部。
り、第1図は接触部材にレーザ光伝達手段が配設された
状態を示す斜視図、第2図は接触部材の平面図、第3図
は接触部材の側面図、第4図はレーザプローブが硬性鏡
内に位置された状態を示す側断面図、第5図は硬性鏡に
レーザプローブが挿入された状態を示す側面図、第6図
および第7図はこの発明における第2実施例であり、第
6図は円筒状に形成された接触部材にレーザ光伝達手段
が配設された状態を示す斜視図、第7図は第6図に示さ
れる接触部材の側断面図、第8図はこの発明における第
3実施例におけるレーザ装置の概略的構成を示す側断面
図、第9図はこの発明における第4実施例のレーザ装置
の概略的構成を示す側断面図、第10図はこの発明におけ
る第5実施例のレーザ装置の概略的構成を示す側断面図
である。 2……光ファイバー(レーザ光伝達手段)、3……接触
部材、5……射出端部。
Claims (1)
- 【請求項1】レーザ光を透過する接触部材と、この接触
部材にレーザ光を入射するレーザ光伝達手段とを具備す
る接触型レーザプローブにおいて、上記接触部材のレー
ザ光の出射端部の光軸方向断面が環状もしくは円弧状に
形成されたことを特徴とする接触型レーザプローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62252402A JP2587834B2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | 接触型レーザプローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62252402A JP2587834B2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | 接触型レーザプローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0194843A JPH0194843A (ja) | 1989-04-13 |
JP2587834B2 true JP2587834B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17236838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62252402A Expired - Lifetime JP2587834B2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | 接触型レーザプローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587834B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3046315B2 (ja) * | 1989-09-05 | 2000-05-29 | 株式会社エス・エル・ティ・ジャパン | レーザ光の照射装置 |
ITFI20050196A1 (it) * | 2005-09-22 | 2007-03-23 | El En Spa | Strumento multifibra per chirurgia laser a contatto |
JP5325518B2 (ja) | 2008-07-22 | 2013-10-23 | ショット アクチエンゲゼルシャフト | 透明セラミック及びその製造方法ならびにその透明セラミックスを用いた光学素子 |
-
1987
- 1987-10-08 JP JP62252402A patent/JP2587834B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0194843A (ja) | 1989-04-13 |
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