JPH04138151A

JPH04138151A - レーザプローブ

Info

Publication number: JPH04138151A
Application number: JP2259092A
Authority: JP
Inventors: Masaya Yoshihara; 吉原　雅也; Seiji Kuramoto; 聖治倉本
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1990-09-28
Filing date: 1990-09-28
Publication date: 1992-05-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、例えば手術用として用いられるレーザプロー
ブに関する。

〔従来の技術〕

レーザ光を導いて切開等に用いる手術用レーザプローブ
が知られている。特開昭６１−５０２１６９号公報に記
載したものは、先端に円錐形の透光体チップを設け、こ
の透光体チップを通して導いてきたレーザ光を出射し、
生体組織を焼灼する。また、特開昭５３−４９８８３号
公報および特開昭６３−５７０４１号公報のものは、生
体組織を切開するために透光体チップを刃状に、したも
のである。

〔発明が解決しようとする課題〕

この種のレーザプローブの場合、発生する熱によって止
血をしながら、生体組織を切開するため、安全性が高く
大変に有用なものである。

反面、その透光体チップからレーザ光が漏れやすく、こ
の漏れたレーザ光が切開面以外の周辺組織に照射するこ
とにより周辺組織まで不必要に加熱し、熱的な悪影響を
与えていた。

また、透光体チップの出射先端以外の外周表面に組織等
が触れていると、レーザ光を透光体チップから出射する
とき、その接触面からレーザ光が漏れ、レーザ光を集中
的に照射できないとともに、これによっても周辺組織に
熱的な悪影響を与えることになっていた。

本発明は上記不具合に着目してなされたもので、その目
的とするところは、処置部位の周辺部に熱的なダメージ
を与えることなく、処置部位ヘレーザ光を集中的に照射
して効率的かつ安全に処置できるレーザプローブを提供
することにある。

〔課題を解決するだめの手段および作用〕上記課題を解
決するために本発明のレーザプローブは、レーザガイド
の出射端前方の出射光路の両側に位置して反射用板面を
対向させて配設した板部材を設けたものである。

レーザガイドの出射端から出射するレーザ光のうち周辺
に散ろうとするものは、前方の出射光路の両側で対向す
る反射用板面で反射され、周辺への漏れを防止する。ま
た、板部材を切離し対象部分に押し当てれば、周辺への
熱的ダメージを与えることなく、その部位を切り離すこ
とができる。

〔実施例〕

第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。

図中１は１ノーザブローブである。このレーザプローブ
１は可撓性のチューブ２内にレーザガイド３を挿通して
なり、チューブ２の先端にはボルダ４を固定している。

ホルダ４は第１図で示すように略中空環状に形成されて
いる。ホルダ４の基端側部分はチューブ２の先端に嵌め
込んで接着等により固着しである。ホルダ４の中空孔５
における基端側部分にはレーザガイド３の先端部外周が
ねじ込んで固定されている。レーザガイド３の先端部に
おけるコア６の部分は露出しており、この露出するコア
６の部分はホルダ４の中空孔５に触れることなく挿通さ
れている。そして、レーザガイド３を通じて導かれてき
たレーザ光はそのコア５の先端の出射端７から前方に向
けて出射するようになっている。また、ホルダ４の基端
側部分には中空孔５に連通ずる割り溝８が形成されてい
る。

そして、上記チューブ２とレーザガイド３との間で形成
される流体通路９がその割り溝８を通じて中空孔５に連
通している。

さらに、ホルダ４の先端部外周には例えば金属セラミッ
ク等の耐熱性と断熱性の高い材料から形成される後述す
る遮光部材としての板部材１０がねじ込まれて固定され
ている。板部材１０はレーザガイド３の出射端７の前方
における出射光路ｇの両側に、基端側部分を連設した一
対の板状部１１ａ、ｌｌｂが平行に配設してなり、全体
として断面二字状に形成されている。上記一対の板状部
１１ａ、ｌｌｂの対向する板面１２ａ、１２ｂは１ノー
導光を反射する互いに平行な反射面として形成されてい
る。上記板状部１１ａ、ｌｌｂの先端部外面は斜めにカ
ットし、この斜面１３ａ。

１３ｂにより先端外面が狭く薄くなるように構成してい
る。なお、この板面１２ａ、１２ｂには、効率よくレー
ザ光を反射するためにコーティングを施してもよい。

次に、二のレーザプローブ１の作用を述べる。

レーザガイド３を通じて導かれてきたレーザ光は、その
レーザガイド３の先端部におけるコア６の出射端７から
前方へ向けて出射する。出射光路ｇから逸れたレーザ光
は、その出射光路ｇの両側にある一対の板状部１１ａ、
ｌｌｂの板面１２ａ。

１２ｂで反射し、出射光路ｇに沿う前方へ導かれる。こ
のように出射途中でレーザ光が漏れることなく、出射光
路ρに沿って板部材１０の先端まで導光されて集中的に
出射する。

このレーザプローブ１を使用して例えば第４図て示すよ
うに胆嚢１５を摘出する際、胆嚢１５と肝臓１６との癒
着部１７にその板部材１０の先端を押し当てながら、レ
ーザ光を出射させると、上述したように板部材１０の先
端に集められたレーザ光が、その押し当てた癒着部１７
へ集中的に照射する。したがって、癒着部１７の周辺に
はレーザ光を照射しないから、肝臓１６などにダメージ
を与えない。また、レーザガイド３の出射端７から前方
へ向けて出射したレーザ光はその板部材１０の先端まで
漏れることなく達するから、効率よく切り離すことがで
きる。さらに、板部材１０の先端を切離し部位に押し当
てているため、板部材１０が押し進み、その部分を順次
剥離していくことができる。

また、この処置中、上記チューブ２内の流体通路９を通
じて空気やガス等の流体を流す。この流体は流体通路９
からホルダ４の割り溝８を通じて中空孔５へ流れ、その
中空孔５から噴射する。そして、板部材１０の一対の板
状部１１ａ、ｌｌｂの間を通り、その対向する板面１２
ａ、１２ｂの焼灼煙や汚物による汚れを防ぎ、清浄に保
つ。

なお、第５図は第１の実施例の変形例であり、これは板
部材１０の一対の板状部１１ａ、ｌｌｂの先端付近に、
熱を逃がすための孔１８．１８を形成したものであるが
、この孔１８．１８の部分から漏れるレーザ光は僅かで
ある。

第６図は本発明の第２の実施例を示すものである。この
実施例は、板部材１０の一対の板状部１１ａ、ｌｌｂを
先端側程狭くさせたものである。

その他は上記第１の実施例のものと同様に構成されてい
る。

このように板状部１１ａ、ｌｌｂを先端側程狭くさせる
構成によれば、レーザ光をより狭い範囲に限定して集中
させることができる。したがって、照射部位以外の部位
に対するダメージをより少なくすることができる。また
、パワー密度が高まり、切り離しの効率を高めることが
できる。

第７図ないし第８図は本発明の第３の実施例を示すもの
である。この実施例は、板部材１０の一対の板状部１１
ａ、ｌｌｂの一方を先端側で短く他方を長くしたもので
ある。その他は上記第１の実施例のものと同様に構成さ
れている。

このように板状部１１ａ、ｌｌｂの一方を短くしたこと
により、その短い方ヘレーザ光を出射させることができ
る。したがって、第８図で示すように切り離しを行う場
合、ダメージを受ける側を特定し、他方側のダメージを
極力避けることかできるようになる。つまり、肝臓１６
のダメージを少なくして胆嚢１５側を集中的に照射して
その胆嚢１５を切り離すことができる。

第９図は本発明の第４の実施例を示すものである。この
実施例は、板部材１０の一対の板状部１１ａ、ｌｌｂを
板部材１０の基部に対して枢着して開閉自在に設けるも
のである。一対の板状部１１ａ、ｌｌｂは、例えば生検
鉗子で利用されるような図示しないリンク機構を操作ワ
イヤを介して牽引操作するような手段によって遠隔的な
操作によって強制的に開かれるようになっている。この
他は上記第１の実施例のものと同様に構成されている。

このような構成によれば、板部材１０の先端を切離し部
位に押し当ててレーザ照射を行う。そして、そのレーザ
照射と同時に板状部１１ａ。

１１ｂを強制的に開き、癒着部位を効率よく切り離すこ
とができる。

第１０図ないし第１１図はレーザプローブ２０を開示す
るものである。レーザブロック２０はカバーシース２１
の内部に回転カテーテル２２を回転自在で密に挿通して
なり、回転カテーテル２２内にはマルチルーメンチュー
ブ２３が回転自在で密に挿通されている。マルチルーメ
ンチューブ２３はその周部にその円周方向に沿う複数の
ルーメンと中央のルーメン２４とを形成してなり、その
周部の各ルーメンにはレーザガイド用ファイバ２５を配
設している。また、中央のルーメン２４にはガイドワイ
ヤ２６を挿通できるようになっている。上記マルチルー
メンチューブ２３におけるレーザガイド用ファイバ２５
はレーザ装置２７に接続されている。上記回転カテーテ
ル２２の先端部２８はカバーシース２１の先端から露出
しており、その先端部２８の周面は先端側が細いテーパ
に形成されている。また、このテーパ周面には螺旋条の
鋭い溝２９が複数条形成されている。なお、この溝の代
わりに凹凸としてもよい。

また、回転カテーテル２２の基端部もカバーシース２１
から露出しており、この露出部外周には回転駆動装置３
０の被駆動用歯車３１が取り付けられている。被駆動用
歯車３１には操作っまみ３２を有した駆動用歯車３３が
係合している。そして、操作つまみ３２を回して駆動用
歯車３３を回転すれば、これに係合する被駆動用歯車３
１を介して回転カテーテル２２を回転ぎせることができ
るようになっている。

このレーザプローブ２０は必要に応してガイドワイヤ２
６を利用して体腔内に導入され、その先端がレーザ光を
照射して例えば閉塞部や狭窄部等の非処置部位まで案内
される。レーザ装置２７からのレーザ光をマルチルーメ
ンチューブ２３におけるレーザガイド用ファイバ２５を
通じて非処置部位へ照射して穴を開通する。この穴に対
してカバーシース２１内で回転する回転カテーテル２２
の先端部２−８を押し込みながら、回転駆動装置３０を
操作してその回転カテーテル２２を回転させると、その
穴は先端部のテーバと溝２９の作用で押し広げられる。

なお、このとき、カバーシース２１とマルチルーメンチ
ューブ２３は回転しない。また、回転カテーテル２２の
回転方向は溝２９の旋回方向に応じて捩じ込む方向へ回
転するのがよい。このようにしてレーザ光を照射して穿
孔すれば、レーザ光で穿孔した穴の径よりかなり大きな
径までその穴を拡張することができる。したがって、カ
テーテルやプローブが充分に入り込むまでレーザ光で穴
を広げる必要がない。

第１２図は上記レーザプローブ２０におけるマルチルー
メンチューブ２３の中央ルーメン４１に第２のマルチル
ーメンチューブ４２を挿通した変形例を示すものである
。この第２のマルチルーメンチューブ４２は細径なもの
であるが、上記マルチルーメンチューブ２３と同様に構
成され、周囲部に複数のルーメンを、中央にルーメン４
３を形成してなり、その周部の各ルーメンにはレーザガ
イド用ファイバ４４を配設している。また、中央のルー
メン４３には同様な第３のマルチルーメンチューブ４５
を挿通する。

しかして、このものでは上記各マルチルーメンチューブ
２３．４２．４５を選択することで、開通させる穴の径
を選択できる。また、第３のマルチルーメンチューブ４
５、第２のマルチルーメンチューブ４２、マルチルーメ
ンチューブ２３の順で選択することにより徐々に大きな
穴が得られ、この開通穴に対して押し進めることにより
無理なく拡張できる。

なお、本発明は上記実施例のものに限定されるものでは
なく、その要旨を変更することなく種々の変形例が考え
られるものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、照射処置部位の周
辺部に熱的なダメージを与えることなく、処置対象部位
ヘレーザ光を集中的に照射し７て効率的で安全な処置か
できる。また、レーザガイドの出射端前方の出射光路の
両側に位置して反射用板面を対向させて配設した板部材
を切離し対象部分に押し当てれば、周辺への熱的ダメー
ジを与えることなく、その部位を確実かつ迅速に切り離
すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示し、第
１図はレーザプローブの先端部の断面図、第２図はレー
ザプローブの先端部の平面図、第３図はレーザプローブ
の先端部の斜視図、第４図はその使用状態の説明図であ
る。第５図は第１の実施例の変形例を示すその先端部の
断面図である。第６図は本発明の第２の実施例における
レーザプローブの先端部の側面図である。第７図および
第８図は本発明の第３の実施例を示し、第７図はそのレ
ーザプローブの先端部の側面図、第８図はその使用状態
の説明図である。第９図は本発明の第４の実施例におけ
るレーザプローブの先端部の側面図である。第１０図お
よび第１１図は別形式のレーザプローブ装置を示し、第
１０図はその斜視図、第１１図は駆動装置部を概略的に
示す説明図である。第１２図はそのレーザプローブ装置
の変形例を示す先端部の斜視図である。１・・・レーザプローブ、３・・・レーザガイド、１０
　・＝板部材、ｌｌａ、１ｌｂ−・・板状部、１２ａ。１２ｂ・・・板面、ｇ・・・出射光路。

Claims

【特許請求の範囲】

レーザガイドの出射端前方に、出射光路の両側に位置し
て反射用板面を対向させて配設した板部材を設けたこと
を特徴とするレーザプローブ。