JP6134896B2 - レーザハンドピース - Google Patents

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Description

本発明は、レーザハンドピースに関し、詳しくは、歯科治療の分野において、レーザ光を照射する歯列等の治療部位の切開性、視認性向上、レーザハンドピース自体の操作性向上を図ったレーザハンドピースに関するものである。
歯科治療の分野において、レーザ光を口腔内の切開部、歯列等の治療部位に照射して治療部位を切開又は治療するレーザ医療装置用ハンドピースが提案されている。
例えば、特許文献1には、集光レンズで集光したレーザ光を光ファイバに入射し、ケーシングの先端部から所定長さ前記光ファイバを突出させ、この光ファイバから患部にレーザ光を照射するように構成するとともに、ケーシング内に照明光を発するランプを設け、さらに光ファイバの先端から後退した場所に照明光の出光部を設け、照明光により前記光ファイバの先端部及びその周囲を照明するようにしたレーザ医療装置用ハンドピースが開示されている。
特開平11−104147号公報
特許文献1のハンドピースの場合、集光レンズで集光したレーザ光を一旦光ファイバに入射した後、この光ファイバの突出端から治療部位にレーザ光を照射する構成であり、集光レンズの焦点位置にレーザ光を集光させるものではなく、従って治療部位に対する十分な切開性を得ることは困難である。
また、特許文献1のハンドピースの場合、ハンドピースを構成するケーシングと、ホルダとが相対的に360度自由回転するような構造でないため、光ファイバの先端や照明光の出光部を治療部位に対して最適の配置とするためには施術者が手首をひねったりハンドピースを持ち替えたりしなければならず、操作性が良好ではなく、施術時の負担が大きくなるという問題も包含している。
よって、本発明が解決しようとする課題は、前記従来の特許文献1等における問題点を解消し、歯科治療の分野において、レーザ光による治療部位の切開性に優れ、治療部位のエリアの視認性が良好であり、レーザハンドピース自体の操作性にも優れるようなレーザハンドピースを提供することを目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するため請求項1のレーザハンドピースは、レーザ光を導光するレーザ光用ファイバ、可視光からなるガイド光を導光するガイド光用ファイバ及び可視光からなる照明光を導光する照明光用ファイバが挿入接続される筒状のグリップ部と、 前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で回転可能に、かつ、着脱可能に結合されるとともに、ガイド光と同軸光路のレーザ光を焦点位置に集光させる集光レンズを内蔵し、先端部に集光レンズを経たレーザ光、ガイド光を焦点位置を占める治療部位に照射する光照射口を具備するヘッド部を備える筒状のハンドピース本体と、を有するレーザハンドピースであって、 前記ハンドピース本体におけるヘッド部の光照射口の近傍位置にレーザ光軸とは異なる方向に向けられた照明光用ファイバからの照明光を前記集光レンズの焦点位置を含むエリアに照射する照明光照射口を設けることにより構成したことを特徴とする。
また、請求項2のレーザハンドピースは、レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で回転可能に、かつ、着脱可能に結合されるとともに、先端部に光照射口を具備するヘッド部を備える円筒状のハンドピース本体と、を有するレーザハンドピースであって、 前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する前記第1の照明光用ファイバ束の端部を円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、前記ハンドピース本体に、グリップ部側治療光用導光路からの治療用のレーザ光、可視光からなるガイド光を集光レンズを透過させヘッド部の光照射口を経て焦点位置に照射するハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の光照射口の近傍位置のレーザ光軸とは異なる方向に向けられた照明光照射口と、前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設け、
前記ロッドファイバの射出端からの可視光からなる照明光により前記集光レンズの焦点位置を含むエリアを照射するように構成したことを特徴とする。
そして請求項3のレーザハンドピースは、レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で360度回転可能に、かつ、着脱可能に結合される円筒状の接続筒部と、この接続筒部とネジ連結により着脱可能に連結されるとともに先端部に反射ミラー、光照射口を備えるヘッド部を固着した円筒状のハンドピース本体筒部と、を具備するハンドピース本体と、を有するレーザハンドピースであって、前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をミキシングミラーにより同軸光路でハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する第1の照明光用ファイバ束の端部をグリップ部側治療光用導光路の外周を囲む円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、前記接続筒部、ハンドピース本体筒部からなるハンドピース本体に、グリップ部治療光用導光路からの治療用のレーザ光を集光して前記反射ミラー、光照射口を経て焦点位置を前記ガイド光と同軸光路で照射する集光レンズを含むハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の近傍位置の照明光照射口と、前記ハンドピース本体筒部の内壁に沿って配置されるとともに前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設け、前記集光レンズの焦点位置のエリアを前記第1の照明光用ファイバ束、第2の照明光用ファイバ束及びロッドファイバを経て照明光照射口から射出される可視光からなる照明光により照射するように構成したことを特徴とする。
また、請求項4のレーザハンドピースは、請求項2又は3記載のレーザハンドピースにおいて、前記グリップ部側治療光用導光路を構成するミキシングミラーは、レーザ光が形成する光路の光軸中心をガイド光が占める同軸光路でハンドピース本体側に導光し、前記ハンドピース本体側治療光用導光路を構成する集光レンズにより、前記レーザ光が前記反射ミラー、光照射口を経て焦点位置を照射し、前記ガイド光が焦点位置を通過するように構成したことを特徴とする。
さらに、請求項5のレーザハンドピースは、請求項2乃至4のいずれかに記載のレーザハンドピースにおいて、前記照明光照射口から射出される照明光が焦点位置のエリアに形成する略円形の照射野の中心部に、前記ガイド光が照射される構成とし、前記集光レンズの焦点位置を視覚確認可能とすることにより構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、グリップ部とハンドピース本体とを軸受結合により回転可能に構成し、ハンドピース本体のヘッド部の光照射口から集光レンズを経たレーザ光、可視光からなるガイド光を同軸光路で焦点位置を占める治療部位に照射するとともに、ハンドピース本体におけるヘッド部の光照射口の近傍位置に設けた照明光照射口から照明光を前記集光レンズの焦点位置を含むエリアに照射する構成としているので、焦点位置を占める治療部位のエリアの視認性が良好であり、レーザ光による治療部位の切開性にも優れ、さらに、グリップ部とハンドピース本体との自由回転によるレーザハンドピース自体の操作性を向上をも図れ、さらには、グリップ部とハンドピース本体とは着脱可能であることからハンドピース本体の分離滅菌処理も可能なレーザハンドピースを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で回転可能に、かつ、着脱可能に結合されるとともに、先端部に光照射口を具備するヘッド部を備える円筒状のハンドピース本体と、を有し、前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する前記第1の照明光用ファイバ束の端部を円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、前記ハンドピース本体に、グリップ部側治療光用導光路からの治療用のレーザ光、可視光からなるガイド光を集光レンズを透過させヘッド部の光照射口を経て焦点位置に照射するハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の光照射口の近傍位置の照明光照射口と、前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設けた構成の基に、請求項1記載の発明と同様、焦点位置を占める治療部位のエリアの視認性が良好であり、レーザ光による治療部位の切開性にも優れ、さらに、グリップ部とハンドピース本体との自由回転によるレーザハンドピース自体の操作性を向上をも図れ、さらには、グリップ部とハンドピース本体とは着脱可能であることからハンドピース本体の分離滅菌処理も可能であり、第1の照明光用ファイバ束と第2の照明光用ファイバ束との非接触光結合により照明光の光量むらも防止できるレーザハンドピースを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で360度回転可能に、かつ、着脱可能に結合される円筒状の接続筒部と、この接続筒部とネジ連結により着脱可能に連結されるとともに先端部に反射ミラー、光照射口を備えるヘッド部を固着した円筒状のハンドピース本体筒部と、を具備するハンドピース本体と、を有し、前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をミキシングミラーにより同軸光路でハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する第1の照明光用ファイバ束の端部をグリップ部側治療光用導光路の外周を囲む円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、前記接続筒部、ハンドピース本体筒部からなるハンドピース本体に、グリップ部治療光用導光路からの治療用のレーザ光を集光して前記反射ミラー、光照射口を経て焦点位置を前記ガイド光と同軸光路で照射する集光レンズを含むハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の近傍位置の照明光照射口と、前記ハンドピース本体筒部の内壁に沿って配置されるとともに前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設けた構成の基に、請求項2記載の発明と同様な効果を奏するレーザハンドピースを提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、ミキシングミラーにより、レーザ光が形成する光路の光軸中心をガイド光が占める同軸光路でレーザ光、ガイド光をハンドピース本体側に導光し、集光レンズにより、レーザ光が反射ミラー、光照射口を経て焦点位置を照射し、ガイド光が焦点位置を通過するように構成しているので、集光レンズの焦点位置の視覚認識、焦点位置と治療部位との位置合わせが容易となり、施術性の向上を図ることができるレーザハンドピースを提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、照明光照射口から射出される照明光が焦点位置のエリアに形成する略円形の照射野の中心部に、前記ガイド光が照射される構成とし、前記集光レンズの焦点位置を視覚確認可能としているので、集光レンズの焦点位置の視覚認識が極めて容易となり、焦点位置と治療部位との位置合わせのさらなる簡略化が図れ、治療部位の視認性も良好となり、より施術性の向上を図ることができるレーザハンドピースを提供することができる。
図1は本発明の実施例に係るレーザハンドピースの全体構成を示す概略断面図である。 図2は本実施例に係るレーザハンドピースのファイバ要素を除去した状態の構成を示す概略断面図である。 図3は本実施例に係るレーザハンドピース、レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ、第1の照明光用ファイバ束及び治療装置本体の接続状態を示す説明図である。 図4は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるハンドピース本体と、グリップ部とを分離した状態を示す概略断面図である。 図5は本実施例に係るレーザハンドピースにおけるハンドピース本体のハンドピース本体筒部と接続筒部とを分離した状態を示す概略断面図である。 図6は本実施例に係るレーザハンドピースにおける第1の照明光用ファイバ束と第2の照明光用ファイバ束との非接触光結合部分を概念的に示す概略説明図である。
本発明は、歯科治療の分野において、レーザ光による治療部位の切開性に優れ、治療部位のエリアの視認性が良好であり、レーザハンドピース自体の操作性にも優れるようなレーザハンドピースを提供するという目的を、レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で回転可能に、かつ、着脱可能に結合されるとともに、先端部に光照射口を具備するヘッド部を備える円筒状のハンドピース本体と、を有するレーザハンドピースであって、前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する前記第1の照明光用ファイバ束の端部を円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、前記ハンドピース本体に、グリップ部側治療光用導光路からの治療用のレーザ光、可視光からなるガイド光を集光レンズを透過させヘッド部の光照射口を経て焦点位置に照射するハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の光照射口の近傍位置の照明光照射口と、前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設け、前記ロッドファイバの射出端からの可視光からなる照明光により前記集光レンズの焦点位置を含むエリアを照射するように構成したレーザハンドピースにより実現した。
以下に本発明の実施例に係るレーザハンドピースについて図面を参照して詳細に説明する。
本実施例に係るレーザハンドピース1は、図1、図2に示すように、詳細は後述する3種類のファイバ要素が一端側から挿入され内部で接続される円筒状のグリップ部2と、前記グリップ部2の他端側に対して、軸受結合により同軸配置で360度回転可能に、かつ、着脱可能に嵌着結合されるハンドピース本体31と、を有している。
前記グリップ部2の一端側から挿入され内部で接続されるファイバ要素は、口腔内の歯等のような治療部位を蒸散し切開するための例えば波長10600nmのレーザ光(不可視光であるCOレーザ光)を導光するレーザ光用ファイバ11、例えば波長635nmの可視光からなるガイド光を導光するガイド光用ファイバ12(図1に実線で示す)、可視光からなる照明光を導光する多数の小径のファイバを束ねた第1の照明光用ファイバ束13(図1に第1の照明光用ファイバ束13の輪郭を想像線で示す)から構成される。
前記グリップ部2は、図1、図2に示すように、両端が開口したグリップ用円筒部14と、両端が開口した端部円筒部15とを直列に連結し、これらの内部に前記レーザ光、ガイド光をハンドピース本体31側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、前記照明光をハンドピース本体側に導光するグリップ部側照明光用導光路とを形成するグリップ部側導光機構部16を設けている。
前記グリップ部側導光機構部16は、前記端部円筒部15の一端内部から、グリップ用円筒部14内に突出する状態に配置したファイバ挿入筒17と、ファイバ挿入筒17の他端内部に一端が嵌装されるとともに、レーザ光用ファイバ11の端部が装着されるファイバ受部18aを一端側の端面に具備し、長さ方向中心部を貫通して前記レーザ光をハンドピース本体31側に導光する導光孔19を設けた円筒状で前記ファイバ挿入筒17と同軸配置のレーザ光導光体18と、レーザ光導光体18の他端が一端内部に嵌装されるとともに、他端側に設けた段付き円筒部20aをハンドピース本体31側に向けた同軸配置のアダプタ円筒体20と、アダプタ円筒体20の外周に嵌着して配置した前記第1の照明光用ファイバ束13の円環状配置とした第1の照明光用ファイバ束端面13aがハンドピース本体31側に露出する状態で円形配置に取り付けられるとともに、内周の一部に前記ガイド光用ファイバ12を挿通する挿通孔21aを設けた円環状接続体21と、を具備している。
さらに、前記グリップ部側導光機構部16は、アダプタ円筒体20の段付き円筒部20aの外周の一部に設けた前記ガイド光用ファイバ12の端部が装着される装着受筒22と、アダプタ円筒体20の段付き円筒部20aに対してハンドピース本体31側から一端側が嵌着されるとともに、一端側内部で例えばZnSe(ジンクセレナイド)からなるミキシングミラー24を45度傾斜配置で保持する略円筒状でカートリッジ形式のミキシングミラー保持筒23と、ミキシングミラー保持筒23の外周の一部に前記装着受筒22と対向する配置で取り付けたガイド光反射ミラー25と、を具備している。前記ミキシングミラー24は、レーザ光透過、可視光反射の光学特性を有している。
前記ミキシングミラー保持筒23には、前記ガイド光用ファイバ12の端部から射出されガイド光反射ミラー25で反射したガイド光を通過させミキシングミラー24に入射するためのガイド光通過孔23aを設けている。
また、前記ミキシングミラー保持筒23には、その長さ方向中央部外周に環状突部23bが設けられ、環状突部23bを前記段付き円筒部20aの端面に密着させるように構成している。
前記ミキシングミラー保持筒23の他端側は後述する軸受46の内周部に装着するように構成している。
前記ハンドピース本体31は、前記グリップ部2のグリップ用円筒部14に対して軸受結合により同軸配置で360度回転可能に、かつ、着脱可能に結合される円筒状の接続筒部32と、この接続筒部32に一端側をねじ結合により着脱可能に連結し、他端側、すなわち、先端部に反射ミラー35、光照射口36を備えるヘッド部34を固着した円筒状のハンドピース本体筒部33と、を有している。
そして、前記ハンドピース本体31を前記グリップ部2に対して360度回転可能に連結する旋回機構部41を設けるとともに、前記接続筒部32とハンドピース本体筒部33とヘッド部34とにわたって、レーザ光、ガイド光を導光するハンドピース本体側治療光用導光路、照明光を導光するハンドピース本体側照明光用導光路を形成するハンドピース本体側導光機構部42を形成している。
前記接続筒部32の内周部には、図5に示すように、一端側から他端側に順に、外周を接続筒部32の内周部に固着され、前記円環状接続体21の他端側の外周部が遊嵌されるガイドリング43と、前記アダプタ円筒体20の段付き円筒部20a、ミキシングミラー保持筒23、ガイド光反射ミラー25が嵌装される内側円筒体44と、前記接続筒部32の内周部に固着した軸受保持筒45とを配置している。
前記内側円筒体44の他端側は軸受保持筒45の一端側に一体的に連結され、また、内側円筒体44の一端側の外周には、第2の照明光用ファイバ束47の一端側に形成した第2の照明光用ファイバ束端面47aを円形配置に保持する円環状接続体48を取り付け、この円環状接続体48を前記円環状接続体21とを、図6に概念的に示すように、隙間をもって対向配置し、第2の照明光用ファイバ束端面47aと第1の照明光用ファイバ束端面13aとを非接触光結合させる構成としている。尚、第1の照明光用ファイバ束13、第2の照明光用ファイバ束47の各ファイバ本数は、図6では10本の例を示しているが、ファイバ本数については特に限定するものではない。
前記軸受保持筒45の内周部には、円環状の軸受(ラジアル軸受)46が配置され、この軸受46の内周部に、前記ミキシングミラー保持筒23の他端側が装着されて、前記ハンドピース本体31の接続筒部32を前記グリップ部2に対して360度回転可能に連結する旋回機構部41を構成している。
さらに、前記接続筒部32の他端側からハンドピース本体筒部33側に突出する配置に接続補助筒50の一端が一体的に配置されるとともに、接続補助筒50の他端には前記ミキシングミラー24と対向する配置に集光レンズ52を保持する集光レンズ保持筒51を嵌着している。
前記接続補助筒50、集光レンズ保持筒51の外径は、前記接続筒部32の内径よりも小径で、接続筒部32の内周部との間に隙間を有するように形成され、その外周の一部に沿う配置で、かつ、前記軸受保持筒45と隣り合う配置で前記接続筒部32の他端側から前記第2の照明光用ファイバ束47の束ねられた他端を光結合するためのファイバ接続筒53をハンドピース本体筒部33側に突出する状態に配置している。
また、前記接続補助筒50の前記ファイバ接続筒53とは反対側の外周部には、この接続補助筒50の一端側に位置して前記ハンドピース本体筒部33の内周部に接合する突部50aを設け、さらに、突部50aと横並びに前記ハンドピース本体筒部33の内周部に接合する接続補助片54を固着している。
前記ハンドピース本体筒部33の外周側からねじ込む2個のねじ56を、前記突部50aに設けたねじ孔50bと前記接続補助片54に設けたねじ孔55に各々螺着することで、前記接続補助筒50をハンドピース本体筒部33に螺着することができ、その結果、前記接続筒部32を前記ハンドピース本体筒部33に対して着脱可能にねじ結合する構成としている。
前記ハンドピース本体筒部33は、先端部(他端)に前記集光レンズ52と対向する配置に反射ミラー35、及び、反射ミラー35からの反射光(レーザ光、ガイド光)を透過させる例えば透明ガラス材からなる光照射口36を備えるヘッド部34を配置し、このヘッド部34の装着筒部34aをハンドピース本体筒部33の他端に嵌着して一体化している。前記反射ミラー35は、レーザ光、ガイド光をいずれも反射する光学特性を有している。また、前記ハンドピース本体筒部33の一端側からは、上述したように、前記接続補助筒50、集光レンズ保持筒51、ファイバ接続筒53が挿入され、前記集光レンズ52と反射ミラー35とを対向させるとともに、ファイバ接続筒53を取り付けた側の接続補助筒50、集光レンズ保持筒51の外周と、ハンドピース本体筒部33の内周との間にハンドピース本体筒部33の長さ方向に沿って形成される隙間に、照明光を導光するロッドファイバ57を配置している。
また、前記ハンドピース本体筒部33の他端側における前記ヘッド部34に設けた光照射口36の近傍位置に、照明光用の照明光照射口58を設けている。
前記ロッドファイバ57の一端はファイバ接続筒53に接続し、他端は前記照明光照射口58に臨ませ、前記ファイバ接続筒53内で前記第2の照明光用ファイバ束47の束ねられた他端と、前記ロッドファイバ57の一端とを突き合わせて光結合し、前記第2の照明光用ファイバ束47からロッドファイバ57に照明光を導光するように構成し、さらに前記照明光照射口58に臨ませたロッドファイバ57の他端からの照明光により治療部位のエリアを照射する構成としている。
次に、前記グリップ部2におけるグリップ部側治療光用導光路及びグリップ部側照明光用導光路について詳述する。
前記グリップ部側治療光用導光路は、前記端部円筒部15側から挿通されたレーザ光用ファイバ11の端部をレーザ光導光体18のファイバ受部18aに装着し、レーザ光用ファイバ11の端部から射出されるレーザ光を、前記導光孔19を経て前記ミキシングミラー24に導光し、また、前記端部円筒部15側から挿通し前記挿通孔21aを貫通させて前記装着受筒22に装着したガイド光用ファイバ12の端部から射出されるガイド光を、前記ガイド光反射ミラー25で反射し、ミキシングミラー保持筒23に設けたガイド通過孔23aを経て前記ミキシングミラー24に導光している。
そして、前記ミキシングミラー24によりレーザ光、ガイド光を同軸状態としてハンドピース本体31側の集光レンズ52に向けて導光する構成としている。
この場合、前記ミキシングミラー24によるレーザ光、ガイド光の導光は、レーザ光が形成する光路の光軸中心をガイド光が占める状態でハンドピース本体31側の集光レンズ52に向けて導光する構成としている。
前記グリップ部側照明光用導光路は、前記端部円筒部15側から前記レーザ光用ファイバ11、ガイド光用ファイバ12の外周を覆うようにして挿通されるとともに、前記円環状接続体21に円形配置に取り付けられる第1の照明光用ファイバ束13における第1の照明光用ファイバ束端面13aから照明光を円環状形態でハンドピース本体31側に射出する構成としている。
次に、前記ハンドピース本体31におけるハンドピース本体側治療光用導光路、ハンドピース本体側照明光用導光路について詳述するする。
前記ハンドピース本体31におけるハンドピース本体側治療光用導光路は、前記ミキシングミラー24を経て同軸光路で導光されてくるレーザ光、ガイド光を、集光レンズ52を透過させ、さらにヘッド部34の反射ミラー35で反射し、光照射口36を経て光照射口36の前方に位置する治療部位を照射する構成としている。
すなわち、集光レンズ52は、前記ミキシングミラー24を経て導光される前記ガイド光、レーザ光を、前記ガイド光が集光レンズ52の中心位置を透過し、ガイド光の外側をレーザ光が同軸光路で透過するようにして前記反射ミラー35、光照射口36を経て前記集光レンズ52の焦点位置を占める治療部位にレーザ光が集光し、その治療部位をガイド光が照射するように構成している。
ハンドピース本体側照明光用導光路は、前記ハンドピース本体31を構成する接続筒部32に設けられ、前記円環状接続体21と隙間をもって対向配置される円環状接続体48により保持される第2の照明光用ファイバ束47の第2の照明光用ファイバ束端面47aにより、非接触光結合で前記第1の照明光用ファイバ束13における第1の照明光用ファイバ束端面13aからの照明光を受光し、第2の照明光用ファイバ束47の他端と、前記ロッドファイバ57の一端とをファイバ接続筒53内で突き合わせて光結合して照明光を導光して、照明光照射口58に臨ませたロッドファイバ57の他端から集光レンズ52の焦点位置のエリアを照射するように構成している。
この場合、本実施例においては、図1に示すように、前記照明光照射口58から射出される照明光が前記集光レンズ52の焦点位置を占めるエリアに形成する略円形の照射野の中心部に、前記ガイド光が照射されるように、前記反射ミラー35の設置角度、前記ロッドファイバ57の他端の端面角度を予め設定し、これにより、前記集光レンズ52の焦点位置を容易に視覚確認できる構成とし、この焦点位置を治療部位に合致させることで効率よく治療部位に対する治療を実行可能としている。
すなわち、レーザ光は不可視光であるため、レーザ光のみで治療部位を照射しようとしても集光レンズ52の焦点位置を判別できないが、いずれも可視光である前記照明光、ガイド光の照射位置の関係を上述の構成とすることで、前記集光レンズ52の焦点位置を容易に視覚確認でき、この焦点位置を目的とする治療部位に合致させることが簡略容易となる。
次に、本実施例に係るレーザハンドピース1、レーザ光用ファイバ11、ガイド光用ファイバ12、第1の照明光用ファイバ束13及び治療装置本体61の接続状態及び治療装置本体61の概略構成について図3を参照して説明する。
前記治療装置本体61は、筐体62内にCOレーザ発信器を用いレーザ光を発光するレーザ光光源部71、可視光を発光するガイド光光源部72、LED(発光ダイオード)を用い照明光を発光する照明光光源部73、装置全体の制御を行う制御部74、治療部位の治療に必要な各種操作を行う操作部75、各要素に所要の電力供給を行う電源部76を搭載するとともに、筐体62の外壁部にファイバプローブ81、ファイバプローブ82、ファイバプローブ83を配置している。
そして、レーザ光光源部71からのレーザ光をファイバプローブ81に接続したレーザ光用ファイバ11を経てレーザハンドピース1に、ガイド光光源部72からのガイド光をファイバプローブ82に接続したガイド光用ファイバ12を経てレーザハンドピース1に、照明光光源部73からの照明光をファイバプローブ83に接続した第1の照明光用ファイバ束13を経てレーザハンドピース1に、各々導光するように構成している。
以上説明した本実施例によれば、口腔内の歯等のような治療部位を蒸散し切開するためのレーザ光をレーザハンドピース1内の集光レンズ52により集光させてその焦点位置に照射し、同時にその焦点位置を可視光からなるガイド光が通過する構成とし、さらに、照明光照射口58からの照明光が焦点位置を占めるエリアに形成する略円形の照射野の中心部に前記ガイド光が照射される構成としているので、集光レンズ52の焦点位置を容易に視覚確認でき、この焦点位置を簡略容易に目的とする治療部位に合致させることができ治療部位の視認性が良好になるとともに、治療部位に明るい照射野を確保することもできる。
これにより、効率よく治療部位に対するレーザ光治療を実行することができるレーザハンドピース1を提供することができる。
また、グリップ部2と、ヘッド部34と一体のハンドピース本体31とは、その内部の第1の照明光用ファイバ束13と、第2の照明光用ファイバ束47とを非接触光結合とし、照明光を光量むらを伴うことなく導光できるとともに、軸受46を用いて360度自由回転可能に構成しているので、ハンドピース本体31とともにヘッド部34を治療部位に対して最適の配置としてレーザ光、ガイド光及び光量むらのない照明光を照射することが簡略容易となり、施術者の操作性の向上及び負担軽減を図ることができる。
さらに、グリップ部2と、ハンドピース本体31とを着脱可能とし、かつ、ハンドピース本体31を構成するハンドピース本体筒部33と接続筒部32とをねじ結合により着脱可能としているので、グリップ部2から接続筒部32を分離させ、さらに接続筒部32とハンドピース本体筒部33とを分離することで、ヘッド部34を含むハンドピース本体筒部33の滅菌処理を実行することも容易となる。
本発明のレーザハンドピースは、歯科治療に用いる場合の他、例えば外科の医療分野において肉部のような軟組織からなる患部等の蒸散切開用として広範に適用可能である。
1 レーザハンドピース
2 グリップ部
11 レーザ光用ファイバ
12 ガイド光用ファイバ
13 第1の照明光用ファイバ束
13a 第1の照明光用ファイバ束端面
14 グリップ用円筒部
15 端部円筒部
16 グリップ部側導光機構部
17 ファイバ挿入筒
18 レーザ光導光体
18a ファイバ受部
19 導光孔
20 アダプタ円筒体
20a 段付き円筒部
21 円環状接続体
21a 挿通孔
22 装着受筒
23 ミキシングミラー保持筒
23a ガイド光通過孔
23b 環状突部
24 ミキシングミラー
25 ガイド光反射ミラー
31 ハンドピース本体
32 接続筒部
33 ハンドピース本体筒部
34 ヘッド部
34a 装着筒部
35 反射ミラー
36 光照射口
41 旋回機構部
42 ハンドピース本体側導光機構部
43 ガイドリング
44 内側円筒体
45 軸受保持筒
46 軸受
47 第2の照明光用ファイバ束
47a 第2の照明光用ファイバ束端面
48 円環状接続体
50 接続補助筒
50a 突部
50b ねじ孔
51 集光レンズ保持筒
52 集光レンズ
53 ファイバ接続筒
54 接続補助片
55 ねじ孔
56 ねじ
57 ロッドファイバ
58 照明光照射口
61 治療装置本体
62 筐体
71 レーザ光光源部
72 ガイド光光源部
73 照明光光源部
74 制御部
75 操作部
76 電源部
81 ファイバプローブ
82 ファイバプローブ
83 ファイバプローブ

Claims (5)

  1. レーザ光を導光するレーザ光用ファイバ、可視光からなるガイド光を導光するガイド光用ファイバ及び可視光からなる照明光を導光する照明光用ファイバが挿入接続される筒状のグリップ部と、
    前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で回転可能に、かつ、着脱可能に結合されるとともに、ガイド光と同軸光路のレーザ光を焦点位置に集光させる集光レンズを内蔵し、先端部に集光レンズを経たレーザ光、ガイド光を焦点位置を占める治療部位に照射する光照射口を具備するヘッド部を備える筒状のハンドピース本体と、
    を有するレーザハンドピースであって、
    前記ハンドピース本体におけるヘッド部の光照射口の近傍位置にレーザ光軸とは異なる方向に向けられた照明光用ファイバからの照明光を前記集光レンズの焦点位置を含むエリアに照射する照明光照射口を設けることにより構成したとを特徴とするレーザハンドピース。
  2. レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で回転可能に、かつ、着脱可能に結合されるとともに、先端部に光照射口を具備するヘッド部を備える円筒状のハンドピース本体と、を有するレーザハンドピースであって、
    前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する前記第1の照明光用ファイバ束の端部を円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、
    前記ハンドピース本体に、グリップ部側治療光用導光路からの治療用のレーザ光、可視光からなるガイド光を集光レンズを透過させヘッド部の光照射口を経て焦点位置に照射するハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の光照射口の近傍位置のレーザ光軸とは異なる方向に向けられた照明光照射口と、前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、
    一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設け、
    前記ロッドファイバの射出端からの可視光からなる照明光により前記集光レンズの焦点位置を含むエリアを照射するように構成したことを特徴とするレーザハンドピース。
  3. レーザ光用ファイバ、ガイド光用ファイバ及び第1の照明光用ファイバ束が挿入接続される円筒状のグリップ部と、前記グリップ部に対して軸受結合により同軸配置で360度回転可能に、かつ、着脱可能に結合される円筒状の接続筒部と、この接続筒部とネジ連結により着脱可能に連結されるとともに先端部に反射ミラー、光照射口を備えるヘッド部を固着した円筒状のハンドピース本体筒部と、を具備するハンドピース本体と、を有するレーザハンドピースであって、
    前記グリップ部に、レーザ光用ファイバからのレーザ光、ガイド光用ファイバからの可視光からなるガイド光をミキシングミラーにより同軸光路でハンドピース本体側に導光するグリップ部側治療光用導光路と、可視光からなる照明光を導光する第1の照明光用ファイバ束の端部をグリップ部側治療光用導光路の外周を囲む円環状配置としハンドピース本体側に臨ませた第1の円環状ファイバ束端面と、を設け、
    前記接続筒部、ハンドピース本体筒部からなるハンドピース本体に、グリップ部治療光用導光路からの治療用のレーザ光を集光して前記反射ミラー、光照射口を経て焦点位置を前記ガイド光と同軸光路で照射する集光レンズを含むハンドピース本体側治療光用導光路と、前記ヘッド部の近傍位置の照明光照射口と、前記ハンドピース本体筒部の内壁に沿って配置されるとともに前記照明光照射口に射出端を臨ませたロッドファイバと、一端側を前記第1の円環状ファイバ束端面と対向配置で非接触光結合する第2の円環状ファイバ束端面とし、他端側を束ねて前記ロッドファイバの入射端と光結合した第2の照明光用ファイバ束と、を設け、
    前記集光レンズの焦点位置のエリアを前記第1の照明光用ファイバ束、第2の照明光用ファイバ束及びロッドファイバを経て照明光照射口から射出される可視光からなる照明光により照射するように構成したことを特徴とするレーザハンドピース。
  4. 前記グリップ部側治療光用導光路を構成するミキシングミラーは、レーザ光が形成する光路の光軸中心をガイド光が占める同軸光路でハンドピース本体側に導光し、前記ハンドピース本体側治療光用導光路を構成する集光レンズにより、前記レーザ光が前記反射ミラー、光照射口を経て焦点位置を照射し、前記ガイド光が焦点位置を通過するように構成したことを特徴とする請求項2又は3記載のレーザハンドピース。
  5. 前記照明光照射口から射出される照明光が焦点位置のエリアに形成する略円形の照射野の中心部に、前記ガイド光が照射される構成とし、前記集光レンズの焦点位置を視覚確認可能とすることにより構成したとを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のレーザハンドピース。
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