JPS6049225B2 - 螢光増白組成物 - Google Patents

螢光増白組成物

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JPS6049225B2
JPS6049225B2 JP52061813A JP6181377A JPS6049225B2 JP S6049225 B2 JPS6049225 B2 JP S6049225B2 JP 52061813 A JP52061813 A JP 52061813A JP 6181377 A JP6181377 A JP 6181377A JP S6049225 B2 JPS6049225 B2 JP S6049225B2
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fluorescent whitening
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正雄 石原
耕二 時任
定次 寺田
幹雄 佐藤
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Konica Minolta Inc
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【発明の詳細な説明】 本発明は螢光増白組成物に関する。
更に詳しくはスチルベン誘導体またはジフェニル誘導体
から選はれる螢光増白剤の有する増白能をさらに強化せ
しめた螢光増白組成物に関するものである。一般に、繊
維、布地、紙あるいはハロゲン化銀写真感光材料等の有
機材料に種々の螢光増白剤を固着、含浸あるいは塗布す
ることによつてこれらの有機材料を増白することは周知
の技術である。しカルながら螢光増白剤のみを使用した
だけでは二その増白効果が不完全であるために螢光増白
剤とある種の化合物を組み合せて用いることによつて、
螢光増白剤の増白能をさらに強化しようとする試みがな
されている。たとえばハロゲン化銀写真感光材料の分野
においては、米国特許第4326984吟明細書にアミ
ノスチルベン誘導体の螢光増白剤とポリビニルピロリド
ン、ポリビニルオキサゾリドン等の高分子化合物を組み
合せて用いることによつて、その増白能をさらに強化す
ることができるとの記載がある。しカルながらこれらの
高分子化合物はその溶液の保存中に分解して着ク色しさ
らには写真性能に悪影響を与え、いまだ完全なものとは
いいがたいものであつた。したがつて本発明の目的は第
1にスチルベン誘導体またはジフェニル誘導体の螢光増
白剤から選ばれる螢光増白剤の増白能をさらに強化せし
めたグ螢光増白組成物を提供することにある。
第2の目的は耐光性に優れかつ経時変化によつても汚染
の少ない螢光増白組成物を提供することにある。第3の
目的は、水洗処理を行つても、螢光強度の減少が少ない
螢光増白組成物を提供することにJある。さらに第4に
スチルベン誘導体またはジフェニル誘導体から選ばれる
螢光増白剤を用いて増白されたハロゲン化銀写真感光材
料の増白効果をさらに強化めしめたハロゲン化銀写真感
光材料を提供することにある。本発明者らは種々の化合
物を検討した結果、上記の目的は下記一般式〔I〕て示
される繰り返し単位を有する重合体の少くとも1つと、
スチルベン誘導体またはジフェニル誘導体から選ばれる
少くとも1つの螢光増白剤とを組み合わせることによつ
て達成しうることを見い出した。
一般式〔I〕 〔式中Aは−CORI、−COOR2、−CONHR3
、−CONHCOR。
または−SO2R5(R、、R2、R3、R、およびR
5はそれぞれ水素原子またはそれぞれ置換あるいは非置
換のアルキル基(好ましくは炭素数1から22の置換ま
たは非置換のアルキル基であり例えばメチル基、エチル
基、イソブチル基、オクタデシル基、モノクロルメチル
基、ヒドロキシエチル基など)、アリール基(たとえば
フェニル基、トリル基、ナフチル基など)、シクロアル
キル基(たとえば、シクロプロピル基、シクロヘキ3
ジフェニル誘導体が下記一般式〔徂〕で示される化合物
であることを特徴とする特許請求の範囲囲第1項記載の
螢光増白組成物。一般式〔徂〕 〔式中E3,E,,E5およびE6はそれぞれ水素原子
、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基もし
くはその塩またはスルホニル基もしくはその塩、または
それぞれ置換もしくは非置換の低級アルキル基または低
級アルコキシ基を表わし、ろおよび4はそれぞれ置換も
しくは非置換のアリール基を形成するに必要な非金属原
子群を表わす。
〕4一般式〔1〕で示される繰り返し単位を有する重合
体が前記繰り返し単位を5モル%以上有することを特徴
とする特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載
の螢光増白組成物。
5螢光増白組成物がスチルベン誘導体またはジフェニル
誘導体から選ばれる少くとも1つの螢光増白剤に対し、
一般式〔1〕で示される繰り返し単位を有する重合体を
0.1乃至5鍾量比含有することを特徴とする特許請求
の範囲第1項,第2項,第3項または第4項記載の螢光
増白組成物。
発明の詳細な説明本発明は螢光増白組成物に関する。
更に詳しくはスチルベン誘導体またはジフェニル誘導体
から選はれる螢光増白剤の有する増白能をさらに強化せ
しめた螢光増白組成物に関するものである。一般に、繊
維、布地、紙あるいはハロゲン化銀写真感光材料等の有
機材料に種々の螢光増白剤を固着、含浸あるいは塗布す
ることによつてこれらの有機材料を増白することは周知
の技術である。しかしながら螢光増白剤のみを使用した
だけではその増白効果が不完全であるために螢光増白剤
とある種の化合物を組み合せて用いることによつて、螢
光増白剤の増白能をさらに強化しようとする試みがなさ
れている。たとえばハロゲン化銀写真感光材料の分野に
おいては、米国特許第326984吋明細書にアミノス
チルベン誘導体の螢光増白剤とポリビニルピロリドン,
ポリビニルオキサゾリドン等の高分子化合物を組み合せ
て用いることによつて、その増白能をさらに強化するこ
とができるとの記載がある。
しかしながらこれらの高分子化合物はその溶液の保存中
に分解して着色しさらには写真性能に悪影響を与え、い
まだ完全なものとはいいがたいものであつた。したがつ
て本発明の目的は第1にスチルベン誘導体またはジフェ
ニル誘導体の螢光増白剤から選ばれる螢光増白剤の増白
能をさらに強化せしめた螢光増白組成物を提供すること
にある。
第2の目的は耐光性に優れかつ経時変化によつても汚染
の少ない螢光増白組成物を提供することにある。第3の
目的は、水洗処理を行つても、螢光強度の減少が少ない
螢光増白組成物を提供することにある。さらに第4にス
チルベン誘導体またはジフェニル誘導体から選ばれる螢
光増白剤を用いて増白されたハロゲン化銀写真感光材料
の増白効果をさらに強化めしめたハロゲン化銀写真感光
材料を提供することにある。本発明者らは種々の化合物
を検討した結果、上記の目的は下記一般式〔1〕て示さ
れる繰り返し単位を有する重合体の少くとも1つと、ス
チルベン誘導体またはジフェニル誘導体から選ばれる少
くとも1つの螢光増白剤とを組み合わせることによつて
達成しうることを見い出した。
一般式〔1〕 〔式中Aは−COR,,−COOR,,−CONHR3
,一CONHCOR,または−SO2R5lRェ,R2
,R3,R,およびR5はそれぞれ水素原子またはそれ
ぞれ置換あるいは非置換のアルキル基(好ましくは炭素
数1から22の置換または非置換のアルキル基であり例
えばメチル基、エチル基、イソブチル基、オクタデシル
基、モノクロルメチル基、ヒドロキシエチル基など)、
アリール基(たとえばフェニル基、トリル基、ナフチル
基など)、シクロアルキル基(たとえば、シクロプロピ
ル基、シクロヘキシル基、ハロゲン置換シクロヘキシル
基など)を表わす。
)を表わし、Bは炭素数2ないし5個からなるアルキレ
ン基(好ましくは非置換のアルキレン基であり例えば、
エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基など)を
表わす。〕上記一般式〔■〕で示される繰り返し単位を
有する重合体(以下1本発明に係る重合体ョと称する)
は、たとえば下記一般式(■)によつて示されるエンド
(EndO)イミノ環状化合物の少くとも1つの開環重
合によつて得られる単独重合体もしくは共重合体、また
は前記エンド−イミノ環状化合物の少くとも1つとガン
マ−プロビオラクトン、プロパンサルトン等との交互共
重合体、またはエチレンイミドの開環重合によつて得ら
れる重合体、またはエチレンイミンを開環重合させるこ
とによつて得られる重合体に酸無水物(例えば無水酢酸
、無水プロピオン酸、無水コハク酸、無水フタル酸など
)、酸ハロゲン化物(例えばアセチルクロライド、イソ
酪酸クロライド、ラウリン酸クロライド、ベンジルクロ
ライド、メタンスルホン酸クロライドなど)、塩化蟻酸
エステル(例えば、クロル蟻酸メチル、クロル蟻酸エチ
ル、クロル蟻酸ドデシルなど)、イソシアナート(例え
ばエチルイソシアナート、ヘキシルイソシアナート、フ
ェニルイソシアナートなど)を反応させて得られる重合
体等をあげることができる。
一般式〔■〕 〔式中、Rはそれぞれ置換または非置換のアルキル基(
好ましくは炭素数1乃至22の置換または非置換のアル
キル基であり例えば、メチル基、エチル基、イソブチル
基、オクタデシル基、モノクロルメチル基、アセトアセ
チル基など)、アリール基(例えばフェニル基、トリル
基、ナフチル基など)、シクロアルキル基(例えば、シ
クロプロピル基、シクロヘキシル基、ハロゲン置換シク
ロヘキシル基など)、または水素原子を表わし、zは炭
素数2乃至5個からなるアルキレン基(好ましくは非置
換のアルキレン基であり例えば、エチレン基、プロピレ
ン基、イソプロピレン基など)を表わす。
〕本発明に係る重合体が共重合体の場合には、般式〔1
〕によつて示される成分を5モル%以上含んでいること
が好ましく10モル%以上含んでいると特に好ましい結
果を得ることができる。
本発明に係る重合体は、種々の方法によつて、得ること
ができる。例えば米国特許第3483141号、あるい
はジャーナル・オブ・ポリマー●サイエンス誌(J.P
OlymerSci.)パートA−1、第6巻5頂〜6
2頁(1968)、あるいはジャーナル・オブ●ポリマ
ー●サイエンス・ポリマー●レターズ誌(J.POly
merSci.POlymerIj2tterS)第5
巻871頁〜879頁(1967)あるいは特開昭47
−42987号公報などには前記エンド・イミノ環状化
合物とカチオン重合触媒(例えばジメチル硫酸、バラト
ルエンスルホン酸メチル、ヨウ化メチル塩化第2スズ、
トリフツ化ホーソ、エーテラートなど)とを溶媒を用い
ることなく、あるいは必要ならば適切な溶媒(例えばア
セトニトリル、ニトロベンゼン、ジメチルフォルムアミ
ドなど)に溶解し、50℃ないし180℃、好ましくは
60゜Cないし120℃で6時間ないし4満間加熱する
ことによつて、本発明に係る重合体が得られるとの記載
がある。また、エンド・イミノ環状化合物とガンマ−プ
ロビオラクトンまたはプロパンサルトン等との共重合体
を得るには、マクロモレキユールズ誌j(MacrOm
Olecules)第5巻354頁〜358頁、あるい
は三枝武夫、池田弘治、平柳滋敏らによる第19回高分
子研究発表会(於神戸、19731V−)における発表
等を参考にすることができる。
またエチレンイミドの開環重合による本発明に係る重合
体を得る方法は、たとえば工業化学雑誌第関巻123頁
〜126頁(1955)に記載されている。またエチレ
ンイミンを重合して得られるポリエチレンイミンに酸無
水物、酸ハロゲン化物、クロル蟻酸エステル、イソシア
ナートを反応させることによつて本発明に5係る重合体
を得るには公知の方法を用いることができる。例えばポ
リエチレンイミンを適当な溶媒、(例えば水、ピリジン
、ジメチルフォルムアミドなど)に溶解し、それぞれ相
当する酸無水物、酸塩化物、クロル蟻酸エステル、イソ
シアナ゛θ一トを、必要ならば冷却下に添加、反応させ
ることによつて得ることができる。本発明に係る重合体
の重合度は10〜10000のものが好ましいが特に好
ましくは50ないし5卯程度のものである。
しかし、これらの値は本発明の効果を得るための臨界的
なものではない。本発明にかかる重合体の具体的な例と
して以下具体的に例示するがむろん、これに限られるも
のではない。
なお、平均重合度(n)は、浸透圧法により、平均分子
量を求めることにより、決定した。I エンド.イミノ
環状化合物の開環重合体。
P−12−メチルオキサゾリンの開環重合 体。
重合体の構成部分としての繰り返 し単位。(以下
単に構成単位、と称す, る。)P−22−イソプ
ロピルオキサゾリンの開環, 重合体。
構成単位 P−32−n−オクチルオキサゾリンの開環 重合
体。
構成単位 P−42−ジクロロメチルオキサゾリンの開 環重合
体。
構成単位 P−52−トリフルオロメチルオキサゾリン の開環
重合体。
構成単位 P−62−(ベータメトキシカルボニル)工 チルオ
キサゾリンの開環重合体。
構成単位 P−72−フェニルオキサゾリンの開環重合 体。
構成単位 P−82−シクロヘキシルオキサゾリンの開 環重合
体。
構成単位 P−92,5−ジメチルー2−オキサゾリン の開環
重合体。
構成単位 P−102−メチルー5,6−ジヒドロー1,3−オキ
サジンの開環重合体。
構成単位 P−112−メチルオキサゾリン、2−エチル オキ
サゾリン共重合体。
構成単位 (モル比50:50,n:55)■ エン
ド・イミノ環状化合物と他のモノマーとの交互共重合体
P−122−メチルオキサゾリンとプロパンサ ル
トンとの交互共重合体。
構成単位 P−132−オキサゾリンとベータプロピオラ ク
トンとの交互共重合体。
構成単位 ■ エチレンイミドの開環重合体。
P−14アセト酢酸エチレンイミドの開環重合,
体。
構成単位 ■ エチレンイミンを重合して得られるポリエチレンイ
ミンに酸無水物等を反応して得られる重合体。
P−15ポリエチレンイミン(n=80)と無水.
酢酸とを反応させて得られる重合体。
構成単位 組成比k:l:m=24:53
:23P−16ポリエチレンイミン(n=50)と無水
コハク酸とを反応させて得られる重合 体。
構成単位 組成比k:l:m=25:51:24P−17ポ
リエチレンイミン(n=100)とク ロル蟻酸メチ
ルとを反応させて得られ る重合体。
構成単位 組成比k:1:m=23:50:27P−18ポ
リエチレンイミン(n=80)とクロ ル蟻酸オクチ
ルとを反応させて得られ る重合体。
構成単位 組成比k:I:m=24:53:23P−19ポ
リエチレンイミン(n=80)とエチ ルイソシアナ
ートとを反応させて得ら れる重合体。
構成単位 組成比k:l:m=25:52:23P−20ポ
リエチレンイミン(n=80)とバラ トリルイソシ
アナートとを反応させて 得られる重合体。
構成単位 組成比k:1:m=24:53:23P−21
ポリエチレンイミン(n=100)と7 セチルイ
ソシアナートとを反応させ了 得られる重合体。
構成単位 組成比k:l:m=23:50:27P−22
ポリエチレンイミン(n=80)とメタ ンスルホ
ニルクロライドとを反応させ て得られる重合体。
構成単位 組成比k:1:m=24:51
:25化合物例15ないし22の重合体においては1級
アミンの定性試験(たとえばRimini試験)及び2
級アミンの定性試験(たとえばSimOn試験)を行い
1級および2級アミンは存在しないことを確認すること
で、上記組成比を決定した。
以上の例示化合物NO.lないしNO.22の溶解性及
び赤外線吸収スペクトルでの3級アミドの−CO−特性
吸収の波数を以下示す。
なお溶解度は各溶媒1%濃度、室温での溶解性を検討し
、溶解するものはO不溶のものは×として示した。次に
上に例示した重合体のうち代表的な重合体について、そ
の重合体の合成法を示す。
合成例1化合物P−1の合成 十分に乾燥した耐圧アンプル中に2−メチルオノキサゾ
リン10yと重合開始剤としてバラトルエンスルホン酸
メチル0.5yを入れ溶封したのち、60℃の恒温槽中
に6時間放置し重合させた。
室温まで冷却した後、得られた固体メタノール20m1
に溶解し、この溶液を300m1のエーテルにそそぎ、
沈澱した重合体を淵過したのち、50℃にてl夜減圧乾
燥し8y得た。このものを分析した結果重合度200で
あつた。赤外吸収スペクトルにおいて、1630c7n
−1に3級アミドの−CO−の吸収が観測された。
合成例2化合物例P−13の合成 2−オキサゾリン7.1gとベータープロビオラクトン
7.2yとを窒素置換した重合管中に仕込み、溶封後4
0℃にて1時間静置した。
室温まで冷却したのち反応混合物をエーテル中にそそぎ
生じた沈澱を分離したのち、真空中で5時間吸引乾燥し
8yの重合体を得た。分析した結果、重合度20であり
、赤外線吸収スペクトルにおいて、1670d一1に〉
NHCO基の吸収、及び1740cm−1に−COO一
の吸収を観測した。合成例3化合物例P−14の合成 エチレンイミン4.3qの20m1エーテル溶液中にか
くはんしつつケテンダイマー8.4′の10m1エーテ
ル溶液をO℃に保ちつつ滴下した。
滴下終了後、0℃にてさらに1時間かくはんをつづけた
の−ち減圧にて、溶媒を留去する。残渣を蒸留して、ア
セト酢酸エチレンイミド7yを得た。沸点60〜67C
/1.5T$LHylこのものは室温に24時間放置す
ることで、発熱して重合する。この重合体をエーテル中
に注いでろ過したのち、1〔間減圧乾燥して、重合度6
2の重合体6yを得た。赤外線吸収 I
スペクトルにおいて−NCσ一の吸収が16300−1
−CO−の吸収が1720cm−1に観測された。
合成例4化合物例P−15の合成エチレンイミンを重合
して得られたポリエチレンイミン(平均重合度80)1
0Vをピリジン100wL1にとかしたのち、この溶液
をかくはんしながら無水酢酸100mtを室温にて滴下
した。
滴下終了後60℃にて6時間加熱した。この反応溶液を
室温に冷却したのち、1夜透析し凍結乾燥して重合体1
5yを得た。赤外線吸収スペクトルにおいて1630C
77!−1に−N−CO−の吸収を観測した。合成例5
化合物例P−17の合成 エチレンイミンを重合して得られたポリエチレンイミン
(平均重合度100)10yを水100m1にとかし、
この溶液に水酸化ナトリウムを水50mLにとかした溶
液と塩化蟻酸メチル80yとを室温にて同時に滴下した
滴下終了後さらに60℃にて1時間力!熱した溶液を放
冷したのち、15A間透析処理し、凍結乾燥によつて重
合体18Vを得た。赤外線吸琳スペクトルにおいて、1
730cwL−1に−NC(1)−の込収を観測した。
合成例6化合物例P−19の合成 合成例4と同じポリエチレンイミン10qをジンチルス
ルホキシド100mLにとかし、触媒としてトリエチル
アミン1yを加え、冷却しつつ、エチノイソシアナート
を滴下した。
滴下終了後室温に]さらに2時間かくはんを続けた。こ
の溶液をエテル2′中にそそぎ、析出した重合体をろ過
し、50゜Cにて化時間減圧乾燥して、目的の重合体を
17ダ得た。赤外線吸収スペクトルにおいて、1630
C71−1に−N−CONH−の吸収を観測した。合成
例7化合物例P−22の合成合成例4と同じポリエチレ
ンイミン10yを100mtの水に溶解し冷却下に40
yの水酸化ナトリウムを50m1の水に溶解した水溶液
と、メタンスルホニルクロライド70gを同時に滴下し
た。
滴下終了後、室温にてさらに1時間かくはんをつづけ、
15時間透析処理し、凍結乾燥によつて重合体14qを
得た。赤外線吸収スペクトルによつて、スルホンアミド
の吸収を1350cm−1に観測した。本発明に係る重
合体と組み合せて用いられる螢光増白剤(以下特に断わ
りのない限り単に螢光増白剤という)はスチルベン誘導
体またはジフェニル誘導体であるが、特に好ましいスチ
ルベン誘導体は下記一般式〔■〕で示される化合物であ
る。一般式〔■〕〔式中C1およびC2はそれぞれ水素
原子、低級アルキル基(好ましくは炭素数1乃至5個の
非置換のアルキル基であり例えばメチル基、エチル基な
ど)、ヒドロキシル基、カルボキシル基もしくはその塩
(例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、バ
リウム塩、アンモニウム塩、アミフン塩など)、スルホ
ニル基もしくはその塩(例えばナリウム塩、カリウム塩
、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニア塩、アミン塩
など)を表わiし、D1およびD2はそれぞれ N
自 Y(E1およびE2
はそれぞれ水素原子、ヒドロキシル基、またはそれぞれ
置換もしくは非置換の低級アノルコキシ基(好ましくは
炭素数1乃至5個のアルコキシ基であり例えばメトキシ
基、ニトキシ基など)、アリールオキシ基(例えばフェ
ノキシ基、p−トルロキシ基、p−スルホフェノキシ基
など)、複素環基(例えばモルホニル基、ピペリジル基
、フルフリル基など)、低級アルキルチオ基(好ましく
は炭素数1乃至5個のアルキルチオ基例えばメチルチオ
基、エチルチオ基など)、アリールチオ基(例えばフェ
ニルチオ基)、チオ複潔環基(例えばチオベンゾアジル
基)またはアミノ基(例えはアミ/基、N−メチルアミ
ノ基、N−プロピルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ
基、N−シクロヘキシルアミノ基、N−(P −ヒドロ
キシエチル)アミノ基、N,N−ジー(F3−ヒドロキ
シエチル)アミノ基、N−(F3−スルホエチル)アミ
ノ基、アニリノ基、p−スルホアニリ/基、O−クロロ
アニリノ基、p−アシルアニリノ基、O−トルイシノ基
、m−カルボキシアニリノ基、p−ヒドロキシアニリノ
基、p−アセトアミドアニリノ基などを表わす。
)あるいは一NHCOE3(E3はそれぞれ置換もしく
は非置換のアリール基(例えばフェニル基、トリル基、
メトキシフェニル基、ナフチル基、p−アミノフェニル
基など)アルコキシ基など)アルコキシ基(好ましくは
炭素数1乃至w個のアルコキシ基例えばメトキシ基、エ
トキシ基、ヘキシル基など)アリールオキシ基(例えば
フェノキシ基、p−トルロヰシ基、p−スルホフェノキ
シ基など)複素環基(例えばモルホニル基、ピペリジル
基、フルフリル基など)低級アルキルチオ基(好ましく
は炭素数1乃至5個のアルキルチオ基であり例えばメチ
ルチオ基、エチルチオ基など)チオ複素環基(侯えばチ
オベンゾアジル基)またはアミノ基(例えばアミノ基、
N−メチルアミノ基、N−プロピルアミノ基、N,N−
ジメチルアミノ基、N−シクロヘキシルアミ/基、N−
P−ヒドロキシエチルアミノ基、N,N−ジー(F3−
ヒドロキシエチル)アミノ基、N −P −スルホエチ
ルアミノ基、アニリノ基、p−スルホアニリノ基、O−
クロロアニリノ基、p−アシルアニリノ基、0−トルイ
ジノ基、m−カルボキシアニリノ基、p−ヒドロキシア
ニリノ基、p−アセトアミドアニリノ基など)を表わす
)または−N、()Zはたは(ここで乙およびろはそれ
ぞれ置換または非置換のアリール基(例えばそれぞれ置
換または非置換のフェニル基、ナフチル基など)を形成
するに必要な非金属原子群を表わし、置換基としては例
えは非置換の低級アルキル基(好ましくは炭素数1乃至
5個のアルキル基であり例えばメチル基、エチル基など
)、低級アルコキシ基(好ましくは炭素数1乃至5個の
アルコキシ基であり例えばメトキシ基、エトキシ基など
)、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホニル基も
しくはそれらの塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩アミン塩など)をあげることができる。
Rは水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキル
基(好ましくは炭素数1乃至5個のアルキル基であり例
えばメチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、D−ヒ
ドロキシエチル基など)を表わす。)または水素原子を
表わす。)特に好ましいジフェニル誘導体としては下記
一般式〔徂〕で表わされる化合物である。
一般式〔狙〕 〔式中E3,E,,E5およびE6はそれぞれ水素原子
、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子など)、ヒ
ドロキシル基、カルボキシル基もしくはその塩(例えば
ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アミン塩な
ど)、スルホニル基もしくはその塩(例えばナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、アミン塩など)、また
はそれぞれ置換もしくは非置換の低級アルキル基(好ま
しくは炭素数1乃至5個のアルキル基であり例えばメチ
ル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチ
ル基、P−アセチルヒドロキシエチル基など)、または
低級アルコキシ基(好ましくは炭素数1乃至5個のアル
コキシ基であり例えばメトキシ基、エトキシ基など)を
表わし、Z3およびZ4は、それぞれ置換もしくは非置
換のアリール基(例えはそれぞれ置換もしくは非置換の
フェニル基、ナフチル基など)を形成するに必要な非金
属原子群を表わし置換基としては例えは置換もしくは非
置換の低級アルキル基(好ましくは炭素数1乃至5個の
アルキル基てあり例えばメチル基、エチル基、ヒドロキ
シエチル基など)、低級アルコキシ基(好ましくは炭素
数1乃至5個のアルコキシ基であり例えばメトキシ基、
エトキシ基など)、ヒドロキシ基、カルボキシ基、スル
ホニル基またはそれらの塩(例えばナトリウム塩、カリ
ウム塩、カルシウム塩、アミン塩など)などである。
〕以下螢光増白剤の具体例をあげるがもちろんこれによ
り限定されるものではない。種々の有機材料を増白する
目的で本発明に係る螢光増白剤のみならず種々の螢光増
白剤が用いられていることは周知のことであるが、これ
らの螢光増白剤を大量に用いたとしても、ある濃度以上
では飽和に達してしまい、これらの螢光増白剤のみで増
白を行うという技術はおのずと限界があつた。
さらにはこれらの螢光増白剤のみで増白処理を行つた布
、紙あるいはハロゲン化銀写真感光材料等の有機材料の
水洗処理を行う際に、これらのうち水溶性螢光増白剤を
用いた場合は特に該螢光増白剤が流出してしまい、その
後の螢光増白強度が著しく落ちてしまうことも周知のこ
とである。本発明に係る重合体および螢光増白剤を組み
合せてなる螢光増白組成物においては、用いる螢光増白
剤のもつある濃度(螢光増白強度が飽和に達した濃度で
もよい)での螢光増白強度をさらに強めることができる
のみならず、水洗処理後におい.ても螢光強度の減少が
少いことが判明した。本発明にかかる螢光増白組成物に
用いられる本発明の重合体および螢光増白剤の組み合せ
は必要に応じて任意に選択することができるが特に本発
明に係る重合体および螢光増白剤がともに水溶性jのも
のが好ましい。とりわけ螢光増白剤がスチルベン誘導体
であるものが顕著な効果をもたらす。本発明に係る螢光
増白組成物は増白されるべき有機材料に対して任意の範
囲で含有せしめることができるが、好ましくは0.1重
量%乃至3唾量%クてあり、より好ましくは0.5重量
%乃至1踵量%てある。螢光増白組成物としての螢光増
白剤と本発明に係る重合体の比は螢光増白剤に対し、本
発明に係る重合体の量は任意に変化できるが0.1乃至
5呼量比含有することが好ましい。7 本発明にかかる
螢光増白組成物は周知の方法によつて増白されるべき有
機材料に適用することができる。
例えば本発明に係る重合体および螢光増白剤を水あるい
は有機溶剤(例えばメタノール、アセトン、酢酸エチル
、ジメチルフオルムアミ)ド、ジメチルスルホキシドな
ど)に溶解するかあるいは水に分散させ、有機材料をそ
の溶液あるいは分散液中に含浸固着せしめるか、または
有機材料に塗布、乾燥するか、あるいはその有機材料が
成形される段階(例えば繊維の紡糸工程、フィルムの成
形工程など)に含有せしめてもよい。本発明に係る螢光
増白組成物を効果的に適用できる有機材料としては次の
ようなものをあげることができるが、これに限られるも
のではない。例えばもめん、麻、ラミーなどのセルロー
ス繊維、レーヨン、ビスコースなどの再生繊維、アセチ
ルセルロースなどのセルロースフィルム、ポリエチレン
、ポリスチレンなどの重合性高分子の成形品、重縮合反
応によつて得られる6,6−ナイロン、ポリエチレンテ
レフタレートなどのポリアミド、ポリエステルの成形品
、一般に用いられる紙およびハロゲン化銀写真感光材料
等であり、ハロゲン化銀写真感光材料に対して特に好ま
しく用いることができる。本発明の螢光増白組成物をハ
ロゲン化銀写真感光材料に適用する場合はハロゲン化銀
写真感光材料中の感光性ハロゲン化銀乳剤層あるいは非
感光性補助層(例えば中間層、保護層など)の少くとも
1つの層に含有させて用いることができるが、特に非感
光性補助層中に含有させることが好ましい。
もつとも本発明にかかる重合体および螢光増白剤の少く
とも1つや拡散性の場合には別々の層に添加しても同一
層に添加した場合と同様な効果を得ることができる。螢
光増白組成物の添加量は任意に選択できるが6非感光性
補助層に含有させる場合には、その層に用いられるバイ
ンダー(例えばゼラチンおよびその誘導体またはポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルアミド等の合成高分子な
ど)に対して0.01重量比乃至20重量比であること
が好ましく、特に10.1重量比乃至10重量比である
ことが好ましい。
また螢光増白組成物を感光性乳剤層中に添加する場合に
はその層のバインダーに対し0.01重量比乃至10重
量比であることが好ましい。本発明に係る螢光増白組成
物に用いられる螢光増白剤と重合体の組成比は任意に選
ぶことができるが螢光増白剤に対して本発明に係る重合
体の量は0.1乃至50重量比であることが好ましい。
さらに螢光増白剤と本発明に係る重合体をそれぞれ別層
に添加する場合、好ましくは本発明に係る重合体は乳剤
層中に−又螢光増白剤は、非感光性補助層中に別々に含
有せしめてもよいが本発明に係る重合体はこの場合、層
中を拡散して非感光性層に達するような重合体(例えば
前記の本発明に係る重合体のうち水溶性のもの)である
ことが必要であり、この場合の重合体の量は螢光増白剤
に対して、1重量比ないし80重量比が好ましい。添加
方法は水あるいは水と混和する有機溶剤(例えばメタノ
ール、アセトン、ジメチルフォルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなど)に溶解し、塗布液に添加してもよいし
、あるいは水と混和しない有機溶剤(例えば酢酸エチル
、酢酸ブチル、ジブチルフタレートなど)に溶解し、そ
れらの水中分散物を作製したのち、添加してもよい。
本発明の螢光増白組成物を有利に適用てきるハロゲン化
銀写真感光材料としては例えばハロゲン化銀白黒写真用
印画紙、ハロゲン化銀カラー写真用印画紙、さらには拡
散転写法写真感光材料の受像層等をあげることができる
。ノ田ゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲン化銀
は臭化銀、料沃化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀お
よびそれらの混合物等をあげることができ、それらは化
学増感剤によつて増感される。
またそのハロゲン化銀写真乳剤層中には写真業界におい
て周知の種々の添加剤、例えば保護コロイド(例えばゼ
ラチン、ゼラチン誘導体またはポリビニルアルコール、
ポリビニルアクリルアミド等の合成ポリマー)、安定剤
(例えばアザインデン類、ポリヒドロキシベンゼン類な
ど)、帯電防止剤、塗布助材としての界面活性剤等を添
加してもよい。また、ハロゲン化銀写真感光材料は適当
な硬膜剤によつて硬膜処理を行うことができる。
代表的な硬膜剤としてアルデヒド類、活性ビニル化合物
、カルホジイミド化合物等があげられる。又、ハロゲン
化銀写真感光材料にはカプラーをハロゲン化銀乳剤層に
添加することができる。代表的カプラーとしては例えば
ベンゾイルアセトアニリド型またはピパロイルアセトア
ニリド型イエロ−カプラー、ピラゾロン型、ピラゾロト
リアゾール型、ピラゾリベンツイミダゾール型またはイ
ンダゾロン型マゼンタカプラー、フェノール型またはナ
フトール型シアンカプラー等をあげることができる。ノ
釦ゲン化銀写真感光材料の支持体としては、セルロース
トリアセテートなどのセルロース誘導体、ポリエチレン
テレフタレートなどのプラスチックフィルムあるいはポ
リエチレンラミネート紙あるいはバライタ紙などがあげ
られるが、特にポリエチレンラミネート紙あるいはバラ
イタ紙が特に好ましく用いられる。
ハロゲン化銀写真感光材料は像様露光されたのち現像処
理および定着処理が行われるが、必要に)応じて、現像
処理と定着処理などの前後に硬膜処理、中和処理、安定
処理、漂白処理が行われてもよく、漂白処理と定着処理
が同時に行われる漂白定着処理が行われてもよい。
現像処理浴中には例えばハイドロキノン、フエ5ニドン
、3−メチルー4−アミノーN,N−ジエチルアニリン
、N−エチルーN−β−メタンスルホンアミドエチルー
3−メチルー4−アミノアニリン、3−メチルー4−ア
ミノーN−エチルーβ−ヒドロキシエチルアニリン等の
現像剤が含まれOており適宜他の無機あるいは有機化合
物が含まれていてもよい。
定着浴中あるいは漂白定着浴中はチオ硫酸ナトリウム、
チオ硫酸アンモニウム等のハロゲン化銀溶解剤が含まれ
ており、又、適宜他の無機あるいは有機化合物が含まれ
てもよい。さらに硬膜浴、中和浴、安定浴、漂白液中に
は写真業界で周知の無機あるいは有機の化合物を含有さ
せることができる。実施例1 螢光増白剤WF−11%(対繊維重量比)の水浴液を調
製し、この中に精製したもめん布を入れ90℃にて3紛
間浸漬したのち、熱風乾燥しこの試料を比較試料NO.
lとした。
NO.lを処理した同じ溶液中に本発明に係る重量体P
−1を3%(対繊維重量比)添加し、NO.lと同じ処
理を行い本発明試料NO.2とした。これら2つの試料
を観察したところ、NO.2はNO.lよりも優れた漂
白効果を示した。WF−1に代えて本発明以外の螢光増
白剤であるミカホワイトATN(三菱化成株式会社製)
を使用し溶媒としてジメチルホルムアミドを使用して試
料NO.2と同様の検討を行つたが何ら増白強化の効果
は観察されなかつた。実施例2 4.5yのゼラチンおよび螢光増白剤WF−10.05
yを含む水溶液100m1をポリエチレン被覆紙からな
る支持体上にゼラチンの塗布量が8mg/Dm2となる
ように塗布乾燥し、比較試料NO.3とした。
さらに上記水溶液に本発明に係る重合体P−1、P一2
、P−10、P−12、P−15、P−17、P−22
をそれぞれ0.25y添加した水溶液をNO,3と同様
に,塗布乾燥し、本発明の試料NO.4、NO.5、N
O.6、NO.7、NO.8、NO.9およびNOlO
とした。これら8種の試料の相対螢光強度と30℃の流
水で2紛水洗したのちの相対螢光強度とを測定したとこ
ろ表1の結果を得た。表1の結果から明らかなように比
較試料NO.3と比較して本発明に係る重合体を添加し
た試料の螢光強度は明らかに増加している。
さらに水洗処理による螢光増白剤WF−1の流出も著し
く抑制していることがわかる。
実施例3 ハロゲン化銀写真乳剤(30モル%の臭化銀を含む塩臭
化銀乳剤であり、ハロゲン化銀1モルあたりゼラチン4
00yを含む)に螢光増白剤WF−1、3、5、6およ
び9の5%水溶液をそれぞれJ添加し、ポリエチレン被
覆紙からなる支持体上にゼラチンが20m9/Dm2、
螢光増白剤が3mg/Dm2となるように塗布乾燥し、
比較試料NO.l7、12、1人1本15とした白黒写
真用印画紙を作成した。
また上記の5種類の螢光増白剤を添加した乳剤にさらに
本発明に係る重合体P−1をそれぞれ塗布量にして5m
9/Dm2となるように添加し、同様に塗布乾燥したも
のを本発明の試料NO.l6.l7、18、1λ20と
した。さらに比較試料として本発明に係る重合体P−1
のかわりにポリビニルピロリドン(PVP,K−60)
を同様に添加塗布乾燥した試料を比較試料NO.2l、
22、2く24、25とした。
これら計托種類の試料を光楔を通して露光したのちハイ
ドロキノン、フエニドンを含む白黒現像液、チオ硫酸ナ
トリウムを含む定着液にて下記のプロセスに従い処理を
行つた。
これらb種類の処理ずみ試料の相対螢光強度および相対
感度を測定したところ表−2の結果を得た。
表−2から明らかなごとく本発明にかかる重合体NO,
lを含有していない比較試料NO.ll〜NOl5は、
螢光強度が著しく低下している。
一方ポリビニルピロリドンを添加した比較試料NO.2
l〜NO.25は比較に比べ螢光強度は増加しているが
しかしながら著しく写真感度を低下せしめてしまつてい
ることがわかる。一方NO.l6〜NO2Oの本発明の
試料は螢光強度を著しく強めておりさらに写真感度への
影響は全く認められなかつた。
実施例4 ポリエチレン被覆紙からなる支持体上に下記にあける各
層を支持体側より順次塗布乾燥し、比較試料NO26を
作製した。
層1・・・・・黄色カプラーを含有する青感性ハロゲ
ン化銀乳剤(1モル%の沃化銀および80モル%の臭
化銀を含む塩沃臭化銀乳剤 で、ハロゲン化銀1モル
あたりゼラチン 400gを含みハロゲン化銀1モルあ
たり 増感色素2.5X10−4モルを用いて増感さ
れ、ジブチルフタレートに溶解して分散せしめた黄色カ
プラーをハロゲン化銀1モルあたり2X10−1モル含
有する。
)を塗布銀量が4m9/Dm2となるように塗布する。
層2・・・・・・ゼラチン層(中間層、乾燥膜厚1μ)
層3・・・・マゼンタカプラーを含有する緑感性ハ,ロ
ゲン化銀乳剤(80モル%の臭化銀を含む塩臭化銀乳剤
でハロゲン化銀1モルあ たりゼラチン500yを含みハロゲン化銀1モルあたり
増感色素 2.5×10−4モルを用いて増感され、トリクレジル
フオスフエートに溶解して分散せしめたマゼンタカプラ
ーをハロゲン化銀1モルあたり2×10−ゝモル含有す
る)を塗布銀量5mg/Dm2となるように塗布する。
層4・・・・・・ゼラチン層(中間層、乾燥膜厚1p)
層5・・・・・・シアンカプラーを含有する赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤(80モル%の臭化銀を含む塩臭化銀乳剤
でハロゲン化銀1モルあた りゼラチン500gを含みハロゲン化銀1モルあたり増
感色素 2.5×10−ゞモルを用いて増感され、トリクレジル
フオスフエートに溶解分散せしめたシアンカプラをハロ
ゲン化銀1モルあたり2×10−ゝモル含有する。
)を塗布銀量が5mg/Dm2になるように塗布する。
層6・・・・・・ゼラチン層(保護層)乾燥膜厚1p層
1、層3および層5に用いた各ハロゲン化銀乳剤は特公
昭46−777夢公報に記載されている方法で調製し、
それぞれチオ硫酸ナトリウム・5水和物を用いて化学増
感し、安定剤として4−ヒドロキシー6−メチルー1,
3,3a,7−テトラザインテン・ナトリウム塩、また
硬膜剤としてビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル
を含有せしめた。
次に比較試料NO,27として試料NO.26の層4中
にWF−1を塗布量にして2m9/Dm2となるように
添加して他は同じ条件のものを作成した。
さらに、比較試料NO28としてNO26の層4にWF
−12mg/Dm2、ポリビニルピロリドン(K−60
)3.5mg/Dm2の塗布量となるように添加したも
のを作成した。
さらに、本発明の試料NO.29として、NO.26の
層4にWF−12mg/Dm2、本発明にかかる重合体
P−15が3.5mg/Dm2塗布量になるように添加
したものを作成した。これら4種の試料を光楔を通して
露光したのち下記の処理工程にしたがつて、発色現像処
理を行つた。
処理工程(3rc) 処理時間 発色現像・・・ ・・・・3分 漂白定着・・・ ・・・・1.粉 水 洗・・・・ ・・・・3.粉 乾 燥・・・・ ・(95゜C以下) 各処理液工程において使用した処理液組成は下記の如く
である。
発色現像液組成 N−エチルーN−P−メタンスルホ ンアミドエチルー3−メチルー4ー アミノアニリン硫酸塩4.0ダ ヒドロキシルアミン2.0ダ 炭酸カリウム25.0y 塩化ナトリウム0.1ダ 臭化ナトリウム0.2ダ 無水亜硫酸ナトリウム2.0g ベンジルアルコール10.0mt ポリエチレングリコール (平均重合度400)3.0m1 水を加えて1fとし、水酸化ナトリウムを用いてPHI
O.Oに調整する。
漂白定着液組成 エチレンジアミンテトラ酢酸鉄 ナトリウム塩 60.0qチオ硫
酸アンモニウム 100.0q重亜硫酸ナトリ
ウム 10.0fメタ重亜硫酸ナトリウム
3.0y水を加えて1eとし、アンモニア水
を用いて*PH7.4に調整する。
上記の処理液および処理プロセスにしたがつて現像処理
を行つたのちの写真特性、相対螢光強度、直射日光に1
(1)時間曝射した後の相対螢光強度および汚染濃度(
小西六写真工業社製PDR一印型濃度計による青色反射
濃度)を表−3に示した。
表−3から明らかな如く、本発明に係る重合体を添加し
た試料NO29は写真性能に実質的に影響を与えること
なく螢光強度が高く、又日光曝射による螢光強度に低下
および汚染の発生が最も少い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式〔 I 〕で示される繰り返し単位を有す
    る重合体の少くとも1つとスチルベン誘導体またはジフ
    ェニル誘導体から選ばれる少くとも1つの螢光増白剤と
    を組み合せて含有することを特徴とする螢光増白組成物
    。 〔 I 〕▲数式、化学式、表等があります▼〔式中Aは
    −COR_1,−COOR_2,CONHR_3,CO
    NHCOR_4または−SO_2R_5(R_1,R_
    2,R_3,R_4およびR_5はそれぞれ水素原子ま
    たはそれぞれ置換もしくは非置換のアルキル基、アリー
    ル基、またはシクロアルキル基を表わす。 )を表わし、Bは炭素数2ないし5個のアルキレン基を
    表わす。〕2 スチルベン誘導体が下記一般式〔II〕で
    示される化合物であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の螢光増白組成物。 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中C_1およびC_2はそれぞれ水素原子、低級ア
    ルキル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基もしくはそ
    の塩、またはスルホニル基もしくはその塩を表わし、D
    _1およびD_2はそれぞれ▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(E_1およびE_2はそれぞれ水素原子、ヒ
    ドロキシル基またはそれぞれ置換もしくは非置換の低級
    アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環基、低級アル
    キルチオ基、アリールチオ基、チオ複素環基またはアミ
    ノ基を表わす。 )あるいは、−NHCOE_3(E_3はそれぞれ置換
    もしくは非置換の低級アルコキシ基、アリール基、アリ
    ールオキシ基、複素環基、低級アルキルチオ基、チオ複
    素環基またはアミノ基を表わす。)または▲数式、化学
    式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等がありま
    す▼(Z_1およびZ_2は、それぞれ置換または非置
    換のアリール基を形成するに必要な非金属原子群を表わ
    し、Rは水素原子または置換もしくは非置換の低級アル
    キル基を表わす。 )または水素原子を表わす。〕3 ジフェニル誘導体が
    下記一般式〔III〕で示される化合物であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の螢光増白組成物。 一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中E_3,E_4,E_5およびE_6はそれぞれ
    水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシ
    ル基もしくはその塩またはスルホニル基もしくはその塩
    、またはそれぞれ置換もしくは非置換の低級アルキル基
    または低級アルコキシ基を表わし、Z_3およびZ_4
    はそれぞれ置換もしくは非置換のアリール基を形成する
    に必要な非金属原子群を表わす。 〕4 一般式〔 I 〕で示される繰り返し単位を有する
    重合体が前記繰り返し単位を5モル%以上有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    記載の螢光増白組成物。 5 螢光増白組成物がスチルベン誘導体またはジフェニ
    ル誘導体から選ばれる少くとも1つの螢光増白剤に対し
    、一般式〔 I 〕で示される繰り返し単位を有する重合
    体を0.1乃至50重量比含有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載
    の螢光増白組成物。
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