JPS6048806B2 - 熱磁気記録方式 - Google Patents

熱磁気記録方式

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JPS6048806B2
JPS6048806B2 JP108378A JP108378A JPS6048806B2 JP S6048806 B2 JPS6048806 B2 JP S6048806B2 JP 108378 A JP108378 A JP 108378A JP 108378 A JP108378 A JP 108378A JP S6048806 B2 JPS6048806 B2 JP S6048806B2
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JP
Japan
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thin film
magnetization
recording medium
writing
magnetic field
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Expired
Application number
JP108378A
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English (en)
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JPS5495250A (en
Inventor
栄紀 三村
修武 今村
俊彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁性薄膜記録媒体上に昇温用ビームを照射して
信号を記録する熱磁気記録方式に関するものである。
従来、この種の装置では、一般に書き込み用熱源として
連続発振のレーザーが用いられてきた。
連続発振レーザーを書き込み用ビームとして用いた熱磁
気記録装置による情報信号の書き込み方法は、ます磁性
薄膜の磁化を一方向に飽和させた後、強誘電体等を利用
した光変調器によつて、情報信号に対応したパルス光に
変調したレーザ光を移動している磁性薄膜上に照射する
ことにより、情報信号を磁性薄膜上に温度分布として再
現し、磁性薄膜の温度がキューリー温度以上に上昇する
か、あるいは、保磁力が急激に減少した部分の磁化を媒
体自身から生する反磁界によつて反転せしめ、1Θの2
つの磁化の向きの差として情報信号を記録するものであ
る。また、磁化反転を助けるために、書き込み方向に印
加磁界をかける揚合もあるが、この書き込み磁界は通常
、反磁界に比較して小さく、補助的な意味しかもつてい
ない。このように、従来の連続発振レーザーを書き込み
用・ビームとして用いた熱磁気記録装置では、連続ビー
ムを情報信号に対応したパルスビームに変調するための
光変調器が不可欠であつた。光変調器には通常、誘電体
が用いられ、これを駆動させるためには数KVの大きな
電源が必要とされる。その丁ため、装置全体が大型、高
価になるという欠点があつた。本発明は、このような従
来技術の欠点を除去して、ビームを変調することなく連
続ビームのまま使用し、デジタル情報信号に対応した極
性の磁界oを印加することによつて磁性薄膜上にデジタ
ル情報信号を記録することを特徴とする小型で低廉な熱
磁気記録方式を提供するものである。
以下に本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は本発明の熱磁気記録方式の構成例であつて、1
は磁性薄膜記録媒体、2は書き込み消去用電磁石、3は
集光用凸レンズ、4は昇温用ビーム4aを発生する連続
発振レーザー装置(ここで 門はレーザービーム発生器
を例にとつて説明する)、5は電磁石用電流発生器、6
は信号入力端子てある。
この装置の書き込み原理としては、まず、連続発振する
ガスあるいは固体レーザー等の昇温用レーザー発生器4
から発生するレーザービーム4aを集光レンズ3を通し
て磁性薄膜記録媒体1上に照射し、照射部分の温度をキ
ューリー温度以上になるまで温度上昇させる。この状態
で、磁性薄膜記録媒体1を移動させることによりビーム
4aによる走査を行いながら、信号入力端子6から入力
する入力信号の状態に対応した交流電流を、電流発生器
5から集光レンズ3の先端に取り付けてある書き込み消
去用電磁石2に供給することによつて、磁性薄膜記録媒
体1のビーム照射部分に、入力信号の状態に対応した極
性の磁界を印加することによつて書き込みを行う。また
、記録された信号の消去は連続発振レーザービームを照
射しながら、書き込み消去用電磁石2によつて消去磁界
を印加することによつて行う。このように本発明の熱磁
気記録方式は昇温用レ.ーザービーム4aをオン、オフ
させて信号を書き込む代りに集光レンズ3の先端に取り
付けた小さな電磁石2によつて入力デジタル信号の状態
に対応する極性の磁界を印加して書き込みを行うもので
あるので、磁性薄膜記録媒体1としては、微小こな磁界
(o〜1000e)によつてその磁化の向きが制御され
るようなもの、即ち、反磁界の小さな磁性体であること
が必要である。従つて通常熱磁気記録材料として良く知
られているMnBl、MnAlGe)PtCO等のフェ
ロ磁性薄膜は本発明の装3置には適さない。これらの自
発磁化の大きなフェロ磁性体にレーザービームを照射す
ると、レーザー照射領域の磁化はすべて磁性薄膜自身の
大きな反磁界によつて反転してしまうので、磁化反転用
の印加磁界(書き込み磁界)は殆んど必要ない4・が、
磁化をもとの方向に保持するためには5000e以上の
大きな磁界(消去磁界)が必要となり、本発明の装置の
記録媒体としては適さない。本発明に最も適した磁性薄
膜記録媒体1の例は自発磁化の小さな非晶質フェリ磁性
薄膜であり、このようなフェリ磁性膜の例としては例え
ばスパッタリング法、蒸着法などで作成した膜面に垂直
方向に磁化容易軸を有するTb−Fe)Dy−FeNG
d−Feな,どがある。これらの磁性薄膜のように室温
における自発磁化の小さな磁性薄膜では反磁界が小さい
ために(0 〜1000e)、小さな印加磁界によつて
レーザービーム照射領域内の磁化の向きを容易かつ高速
に制御することが可能である。本実施例でクいうと、1
〜5TrLWのレーザービーム4aを4賠の集光レンズ
2を通して磁性薄膜記録媒体1に照射したときに、Gd
−Fe膜では0.1〜100e)Tb一Fe,.Dy−
Fe膜では1〜1000eの印加磁界によつて書き込み
消去を行なうことが可能であつた。丁 第2図は、入力
信号a、及び書き込み消去用電磁石2に供給する電流の
状態と書き込まれた記録媒体の磁化分布との関係を示す
。aに示すような’’1’’、’’0’’の状態の入力
信号があつた場合、これと同じオンオフの電流を電磁石
2に供給したのヨでは1Θ2つの磁化の向きの状態が記
録されるのではなく、bに示すように電流オフの状態は
磁気的消磁状態として記録される。し力化、本発明によ
りcに示すように、入力信号の状態に対応した極性の交
流電流によつて記録を行うと、入力信号の状態を記録媒
体1の磁化の1Θ2つの向きとして記録することができ
るので、S/N比をbの場合に比べ2倍にすることがで
きる。なお、昇温用ビームとしては、上記のレーザービ
ーム以外に、電子線ビーム、イオンビーム等も用いるこ
とができる。第3図は本発明の熱磁気記録方式の機構に
、光読み出し機構を組み合わせた、光による書き込み読
み出しの可能なディスク・メモリー装置の構成例を示す
第3図中、点線で囲んだ部分が光読み出し機構であり、
その動作原理としては、磁性薄膜記録媒体1に偏光をあ
てた場合、書き込まれた部分と書き込まれていない部分
、即ち磁化の向きが互いに反対方向である部分から反射
された偏光では、磁気カー効果のため、その偏光面が逆
方向に回転することを利用している。まず、磁性薄膜記
録媒体1から反射された偏光はハーフミラー11−、偏
光アナライザー8を通過した後、光検知器9によつて電
気変換され、差動アンプ10によつて電気信号として取
り出される。この場合、2つの偏光アナライザー8の角
度は入射光の偏光面に対して、それぞれ1Θの逆方向に
ずらして設定してあるのて、偏光アナライザー8を通過
する光の偏光面が異なると、各光検知器9に入射する光
量に差が生じるため、反射光の偏光角の差を差動アンプ
10によつて電気信号として取り出すことができる。こ
こで7はディスク回転用モータであり、13は信号出力
端子である。以上説明したように、本発明の熱磁気記録
方式は、昇温用レーザービームを変調することなく、連
続ビームのまま使用できるので、光変調器が必要でなく
、小型で低廉な熱磁気記録装置を提供できる。
また、書込み磁界を印加するための電磁石は、小さなL
を有するものでよいため、高速書込みが実現できる。し
たがつて、第3図に示すように、本装置光読み出し機構
を組合わせると、小型で低廉な光ディスクメモリー、光
ディスクレコードなど各種の光メモリー装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の概略図、第2図は本発明の実
施例に用いるTb−FeNDy−FeNGd−Fe等非
晶質フェリ磁性膜の記録媒体に書き込みを行つた時の特
性図、第3図は本発明の熱磁気記録装置に光読み出し機
構を加えた光ディスクメモリーの構成例を示す構成図で
ある。 1 ・・・・・・磁性薄膜記録媒体、2・・・・・・書
き込み消去用電磁石、3・・・・・・集光用凸レンズ、
4 ・・・・・・連続発振レーザー装置、4a・・・・
・ルーザービーム、5 ・・・・・・電流発生器、6・
・・・・・入力信号端子、7・・・・・・デイクス回転
用モーター、8・・・・・・アナライザー、9 ・・・
・ ・・光ディテクター、10・・・・・・差動増幅器
、11・・・・・・ハーフミラー、12・・・・・・全
反射ミラー、13・・・・・・信号出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自発磁化が小さくキューリー温度が室温より充分高
    く膜面に垂直な磁化容易軸を有する非晶質フェリ磁性薄
    膜記録媒体を連続する昇温用ビームにより順次走査しな
    がら、前記キューリー温度以上に熱せられたその順次走
    査による照射領域に入力デジタル信号電流の状態に対応
    する極性の磁界を印加することにより、前記入力デジタ
    ル信号電流の状態を前記磁性薄膜に記録することを特徴
    とする熱磁気記録方式。
JP108378A 1978-01-11 1978-01-11 熱磁気記録方式 Expired JPS6048806B2 (ja)

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JPS5495250A JPS5495250A (en) 1979-07-27
JPS6048806B2 true JPS6048806B2 (ja) 1985-10-29

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