JPH076445A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents
光磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JPH076445A JPH076445A JP31227193A JP31227193A JPH076445A JP H076445 A JPH076445 A JP H076445A JP 31227193 A JP31227193 A JP 31227193A JP 31227193 A JP31227193 A JP 31227193A JP H076445 A JPH076445 A JP H076445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- recording
- optical
- magneto
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光変調方式と磁気変調方式の夫々の利点を生
かした、小型な光磁気記録再生装置を提供すること。 【構成】 この装置は媒体に一定の磁界を印加する磁界
発生手段と光学ヘッドとを、一体的に記録媒体の半径方
向に移動させるよう構成している。半導体レーザー1,
光学系3,4,5,8,9からなる光学ヘッドと磁界印
加手段であるコイル10は不図示のハウジング内に収納
され、記録再生ヘッドとして光磁気記録媒体6の半径方
向に対して一体的に不図示の移動手段により移動可能と
なっており、それにより光磁気記録媒体6の任意の位置
に記録データを書き込める。 【効果】 光変調方式のために装置に固定された記録媒
体の記録領域全域に同時に磁界を印加可能な大型なバイ
アス磁界部が必要なくなり、小型な光変調方式の光磁気
ディスク装置を実現できる。
かした、小型な光磁気記録再生装置を提供すること。 【構成】 この装置は媒体に一定の磁界を印加する磁界
発生手段と光学ヘッドとを、一体的に記録媒体の半径方
向に移動させるよう構成している。半導体レーザー1,
光学系3,4,5,8,9からなる光学ヘッドと磁界印
加手段であるコイル10は不図示のハウジング内に収納
され、記録再生ヘッドとして光磁気記録媒体6の半径方
向に対して一体的に不図示の移動手段により移動可能と
なっており、それにより光磁気記録媒体6の任意の位置
に記録データを書き込める。 【効果】 光変調方式のために装置に固定された記録媒
体の記録領域全域に同時に磁界を印加可能な大型なバイ
アス磁界部が必要なくなり、小型な光変調方式の光磁気
ディスク装置を実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転しているディスク状
の光磁気記録媒体に光ビームを用いて情報を記録する光
磁気記録再生装置に関する。
の光磁気記録媒体に光ビームを用いて情報を記録する光
磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光磁気記録再生装置(光磁気ディ
スク装置とも称する)では、一般にGd・TbFeある
いはCd・Co等の磁性体薄膜に磁界および光ビームを
作用させて磁化の向きを変化させることにより情報信号
を記録し、再生にあたっては、直線偏光のレーザ光を磁
性体薄膜に照射し、反射または透過したときに磁気カー
効果、あるいはファラデー効果による直線偏光光の光の
振動面が磁化の向きに従って回転することを利用して記
録信号を読み出している。なお、媒体の表面で反射した
光が回転するのを磁気カー効果、透過した光が回転する
のをファラデー効果という。
スク装置とも称する)では、一般にGd・TbFeある
いはCd・Co等の磁性体薄膜に磁界および光ビームを
作用させて磁化の向きを変化させることにより情報信号
を記録し、再生にあたっては、直線偏光のレーザ光を磁
性体薄膜に照射し、反射または透過したときに磁気カー
効果、あるいはファラデー効果による直線偏光光の光の
振動面が磁化の向きに従って回転することを利用して記
録信号を読み出している。なお、媒体の表面で反射した
光が回転するのを磁気カー効果、透過した光が回転する
のをファラデー効果という。
【0003】特に、光磁気記録再生装置は極めて大容量
であり、かつ高速度で書き込みおよび再生が可能であ
り、かつVTRや磁気ディスクと同様に消去・再生書き
込みができる等の多くの利点を有するので、画像情報の
記録装置等として期待されている。
であり、かつ高速度で書き込みおよび再生が可能であ
り、かつVTRや磁気ディスクと同様に消去・再生書き
込みができる等の多くの利点を有するので、画像情報の
記録装置等として期待されている。
【0004】このように、光磁気記録再生装置における
記録信号(データ)の書き込み方式としては、従来から
2つの方式が知られている。まず、第1の記録方式とし
ては、記録信号に応じて変調されたレーザビームを磁性
体薄膜からなるディスク面に照射して、情報を記憶する
方式がある。この場合には、一般にレーザビームの照射
と同時に、装置に固定されたディスクの記録領域全域に
同時に磁界を印加可能な大型なバイアス磁界手段によっ
て変調されていない一定磁界をディスク面に印加するこ
とによりディスクの磁化感度を高め、比較的弱いレーザ
ビームで記録することを可能にしている。しかし、この
ような磁界を印加しなくても、レーザビームが強ければ
記録することができるのは勿論である。以下、この第1
の記録方式を光変調方式と称する。
記録信号(データ)の書き込み方式としては、従来から
2つの方式が知られている。まず、第1の記録方式とし
ては、記録信号に応じて変調されたレーザビームを磁性
体薄膜からなるディスク面に照射して、情報を記憶する
方式がある。この場合には、一般にレーザビームの照射
と同時に、装置に固定されたディスクの記録領域全域に
同時に磁界を印加可能な大型なバイアス磁界手段によっ
て変調されていない一定磁界をディスク面に印加するこ
とによりディスクの磁化感度を高め、比較的弱いレーザ
ビームで記録することを可能にしている。しかし、この
ような磁界を印加しなくても、レーザビームが強ければ
記録することができるのは勿論である。以下、この第1
の記録方式を光変調方式と称する。
【0005】第2の記録方式としては、変調されていな
い光ビームを磁性体薄膜からなるディスク面に照射し、
これと同時に記録信号に応じて変調された磁界を加える
方式がある。その際に印加する磁界を、それ自体の磁界
強度では、記録できない程度の弱い磁界とすることによ
り、光ビームの照射されている部分にのみ情報を正確に
記録することができるようにしている。なお、その磁界
は、記録部近傍に配設したコイルに、記録信号に応じて
電流を流すことにより発生する。以下この第2の記録方
式を磁界変調方式と称する。
い光ビームを磁性体薄膜からなるディスク面に照射し、
これと同時に記録信号に応じて変調された磁界を加える
方式がある。その際に印加する磁界を、それ自体の磁界
強度では、記録できない程度の弱い磁界とすることによ
り、光ビームの照射されている部分にのみ情報を正確に
記録することができるようにしている。なお、その磁界
は、記録部近傍に配設したコイルに、記録信号に応じて
電流を流すことにより発生する。以下この第2の記録方
式を磁界変調方式と称する。
【0006】従来の光磁気記録再生装置においては、上
述の2つの記録方式のうちのいずれか一方を用いてい
た。上述の2つの記録方式を比較すると、極めて高速か
つ高密度の記録を行うには、光変調方式の方が適してい
る。
述の2つの記録方式のうちのいずれか一方を用いてい
た。上述の2つの記録方式を比較すると、極めて高速か
つ高密度の記録を行うには、光変調方式の方が適してい
る。
【0007】磁界変調方式では、コイルに高速度の記録
信号を与えなければならないが、コイルは所定のインダ
クタンスを有するため、高速度の信号を与えることは困
難であるからである。しかしながら、光変調方式では、
既に記録されている部分の記録データの偏光を行う時に
次のような欠点がある。
信号を与えなければならないが、コイルは所定のインダ
クタンスを有するため、高速度の信号を与えることは困
難であるからである。しかしながら、光変調方式では、
既に記録されている部分の記録データの偏光を行う時に
次のような欠点がある。
【0008】すなわち、光変調方式では、既に記録され
た部分に直接新たなデータを書き込むことはできず、記
録された部分を一度消去し、しかる後に新たなデータを
書き込む必要が有る。そのため、データの変更に当って
は消去および再書き込みの2行程を必要とする。
た部分に直接新たなデータを書き込むことはできず、記
録された部分を一度消去し、しかる後に新たなデータを
書き込む必要が有る。そのため、データの変更に当って
は消去および再書き込みの2行程を必要とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光変調方式を用いた光磁気記録再生装置においては、高
速かつ高密度記録を行える利点を有するが、大型なバイ
アス磁界手段を必要とするため、装置の小型化が困難で
あった。
光変調方式を用いた光磁気記録再生装置においては、高
速かつ高密度記録を行える利点を有するが、大型なバイ
アス磁界手段を必要とするため、装置の小型化が困難で
あった。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたので、
その目的は、小型な光変調方式の光磁気記録再生装置を
提供することにある。
その目的は、小型な光変調方式の光磁気記録再生装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転しているディスク状光磁気記録媒体
に光ビームを用いて情報を記録する光磁気記録再生装置
において、前記媒体に一定の磁界を印加する磁界印加手
段と、前記磁界印加手段による媒体の磁界印加部に前記
印加磁界と協働して前記媒体上に情報の記録を行うため
に光ビームを照射し、前記媒体上に記録された情報を再
生するために媒体からの反射光を検出する光学ヘッド
と、前記光学ヘッドと磁界印加手段とを一体的に前記媒
体の半径方向に移動させる移動手段とを備えることを特
徴とする。
め、本発明は、回転しているディスク状光磁気記録媒体
に光ビームを用いて情報を記録する光磁気記録再生装置
において、前記媒体に一定の磁界を印加する磁界印加手
段と、前記磁界印加手段による媒体の磁界印加部に前記
印加磁界と協働して前記媒体上に情報の記録を行うため
に光ビームを照射し、前記媒体上に記録された情報を再
生するために媒体からの反射光を検出する光学ヘッド
と、前記光学ヘッドと磁界印加手段とを一体的に前記媒
体の半径方向に移動させる移動手段とを備えることを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、媒体に一定の磁界を印加する磁界
発生手段と光学ヘッドとを、一体的に記録媒体の半径方
向に移動させるよう構成したので、光変調方式のために
装置に固定された記録媒体の記録領域全域に同時に磁界
を印加可能な大型なバイアス磁界部が必要なくなり、小
型な光変調方式の光磁気記録再生装置を実現することが
できる。
発生手段と光学ヘッドとを、一体的に記録媒体の半径方
向に移動させるよう構成したので、光変調方式のために
装置に固定された記録媒体の記録領域全域に同時に磁界
を印加可能な大型なバイアス磁界部が必要なくなり、小
型な光変調方式の光磁気記録再生装置を実現することが
できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】尚、以下で説明する本発明の光磁気記録再
生装置は光変調方式のみならず磁界変調方式も実施可能
となっている。
生装置は光変調方式のみならず磁界変調方式も実施可能
となっている。
【0015】図1は本発明の光磁気記録再生装置の一実
施例の構成を示し、ここで、1はレーザビームを発射す
る半導体レーザ、2は半導体レーザ1を駆動するレーザ
ドライバであり、レーザドライバ2は信号線L1を通じ
て供給される記録信号に応じてレーザビームを変調す
る。3は半導体レーザ2から出たレーザビームを平行光
線束にするコリメータレンズ、4はレーザビームの光路
を変える反射ミラー、5はレーザビームをスポット状に
集光する対物レンズである。
施例の構成を示し、ここで、1はレーザビームを発射す
る半導体レーザ、2は半導体レーザ1を駆動するレーザ
ドライバであり、レーザドライバ2は信号線L1を通じ
て供給される記録信号に応じてレーザビームを変調す
る。3は半導体レーザ2から出たレーザビームを平行光
線束にするコリメータレンズ、4はレーザビームの光路
を変える反射ミラー、5はレーザビームをスポット状に
集光する対物レンズである。
【0016】6は円盤状の光磁気記録媒体(光磁気ディ
スク)であり、その記録面はGd・TbFeあるいはC
dCo等の磁性体薄膜で形成され、対物レンズ5で集光
されたレーザビームスポットが照射される。7はその光
磁気記録媒体6を所定の回転速度で駆動する駆動モータ
である。8は反射ミラー4とコリメータレンズ3の間に
介在して、光磁気記録媒体6上で反射されたレーザビー
ムの反射光を分割するハーフミラー、9はハーフミラー
8を通った上述の反射光を受光してそのフォーカス状態
を検出するフォーカス検知光学系であり、このフォーカ
ス検知光学系9は、例えば集光レンズ、波長板(偏光
板)およびCCD等の受光素子(光電変換素子)とを有
する。
スク)であり、その記録面はGd・TbFeあるいはC
dCo等の磁性体薄膜で形成され、対物レンズ5で集光
されたレーザビームスポットが照射される。7はその光
磁気記録媒体6を所定の回転速度で駆動する駆動モータ
である。8は反射ミラー4とコリメータレンズ3の間に
介在して、光磁気記録媒体6上で反射されたレーザビー
ムの反射光を分割するハーフミラー、9はハーフミラー
8を通った上述の反射光を受光してそのフォーカス状態
を検出するフォーカス検知光学系であり、このフォーカ
ス検知光学系9は、例えば集光レンズ、波長板(偏光
板)およびCCD等の受光素子(光電変換素子)とを有
する。
【0017】さらに、10は光磁気記録媒体6の光ビー
ムの照射位置に磁界を与える磁界発生用コイル、11は
この磁界発生用コイル10を駆動するコイルドライバで
あり、コイルドライバ11は信号線L2を通じて供給さ
れる記録信号に応じてコイル10の磁界を変調する。
ムの照射位置に磁界を与える磁界発生用コイル、11は
この磁界発生用コイル10を駆動するコイルドライバで
あり、コイルドライバ11は信号線L2を通じて供給さ
れる記録信号に応じてコイル10の磁界を変調する。
【0018】次に、動作を説明すると、半導体レーザ1
から発した光ビームは、コリメーターレンズ3、ミラー
4、および対物レンズ5を通って、光磁気記録媒体6上
に直径約2μm程度のスポット状に結像される。光磁気
記録媒体6面での反射光の一部は、ハーフミラー8によ
りフォーカス検知光学系9に導かれ、その光学系9の受
光により対物レンズ5と光磁気記録媒体6間の距離の誤
差信号を得、この誤差信号に応じて対物レンズ5を上下
方向に移動して、光磁気記録媒体6上に正確にスポット
を結像する。
から発した光ビームは、コリメーターレンズ3、ミラー
4、および対物レンズ5を通って、光磁気記録媒体6上
に直径約2μm程度のスポット状に結像される。光磁気
記録媒体6面での反射光の一部は、ハーフミラー8によ
りフォーカス検知光学系9に導かれ、その光学系9の受
光により対物レンズ5と光磁気記録媒体6間の距離の誤
差信号を得、この誤差信号に応じて対物レンズ5を上下
方向に移動して、光磁気記録媒体6上に正確にスポット
を結像する。
【0019】対物レンズ5の近傍には図示のように磁界
発生用コイル10が設けてあり、一方、光磁気記録媒体
6はモータ7によって例えば1800r.p.mで回転
されている。さらに、半導体レーザー1,光学系3,
4,5,8,9からなる光学ヘッドと磁界印加手段であ
るコイル10は不図示のハウジング内に収納され、記録
再生ヘッドとして光磁気記録媒体6の半径方向に対して
一体的に不図示の移動手段により移動可能となってお
り、それにより光磁気記録媒体6の任意の位置に記録デ
ータを書き込むことができる。
発生用コイル10が設けてあり、一方、光磁気記録媒体
6はモータ7によって例えば1800r.p.mで回転
されている。さらに、半導体レーザー1,光学系3,
4,5,8,9からなる光学ヘッドと磁界印加手段であ
るコイル10は不図示のハウジング内に収納され、記録
再生ヘッドとして光磁気記録媒体6の半径方向に対して
一体的に不図示の移動手段により移動可能となってお
り、それにより光磁気記録媒体6の任意の位置に記録デ
ータを書き込むことができる。
【0020】以上の構成により、高速度で情報を記録す
る時には、光変調方式を採用して信号線L1を通じて記
録信号を与え、レーザドライバ2によりその記録信号に
応じて、半導体レーザ1を駆動し、光ビームを変調す
る。この時、コイル10にはコイルドライバ11から一
定の直流電流を流して、光磁気記録媒体6が予め磁化さ
れている方向と逆方向の磁界を発生させても良く、また
光ビームが強ければコイルドライバ11に通電しなくて
も良い。これにより、光ビームの当った部分の温度が局
所的に上昇して磁化が反転し、信号が記録される。
る時には、光変調方式を採用して信号線L1を通じて記
録信号を与え、レーザドライバ2によりその記録信号に
応じて、半導体レーザ1を駆動し、光ビームを変調す
る。この時、コイル10にはコイルドライバ11から一
定の直流電流を流して、光磁気記録媒体6が予め磁化さ
れている方向と逆方向の磁界を発生させても良く、また
光ビームが強ければコイルドライバ11に通電しなくて
も良い。これにより、光ビームの当った部分の温度が局
所的に上昇して磁化が反転し、信号が記録される。
【0021】このようにして記録した光磁気記録媒体6
上の記録信号を消去する時には、コイルドライバ2に上
述と逆極性の直流電流を通電し、予め磁化されている方
向と同じ方向、つまり記録ピットと逆方向の磁界をコイ
ル10により発生し、それと同時に一定の光ビームを照
射することにより、記録信号を消去する。このように、
光変調方式により記録を行い、既に記録された部分(記
録ピット)を書きかえるには、その前に予め記録信号の
消去を行う必要が有る。
上の記録信号を消去する時には、コイルドライバ2に上
述と逆極性の直流電流を通電し、予め磁化されている方
向と同じ方向、つまり記録ピットと逆方向の磁界をコイ
ル10により発生し、それと同時に一定の光ビームを照
射することにより、記録信号を消去する。このように、
光変調方式により記録を行い、既に記録された部分(記
録ピット)を書きかえるには、その前に予め記録信号の
消去を行う必要が有る。
【0022】一方、比較的低速のデータ(例えば、前述
の管理情報等)を記録する時には、不図示のスイッチン
グ手段により磁界変調方式に切り換え、レーザードライ
バ2によりレーザ1から一定のレベルの光ビームを連続
して発生させ、これと同時に信号線L2を通じて記録信
号をコイルドライバ11に与え、コイルドライバ11か
ら記録信号に応じて正逆方向に変換する電流をコイル1
0に通電し、記録信号に応じた交番磁界を発生する。こ
れにより、光ビームの当った部分は記録信号に応じて、
磁化の方向が反転し、情報が記録される。この磁界変調
方式で記録する時には、その記録部分に既に記録された
データが有るか否かにかかわらず記録することができ、
記録情報の消去の必要がない。
の管理情報等)を記録する時には、不図示のスイッチン
グ手段により磁界変調方式に切り換え、レーザードライ
バ2によりレーザ1から一定のレベルの光ビームを連続
して発生させ、これと同時に信号線L2を通じて記録信
号をコイルドライバ11に与え、コイルドライバ11か
ら記録信号に応じて正逆方向に変換する電流をコイル1
0に通電し、記録信号に応じた交番磁界を発生する。こ
れにより、光ビームの当った部分は記録信号に応じて、
磁化の方向が反転し、情報が記録される。この磁界変調
方式で記録する時には、その記録部分に既に記録された
データが有るか否かにかかわらず記録することができ、
記録情報の消去の必要がない。
【0023】このように、本例では一つの装置で、画像
情報等の主情報を高速度で記録することと、低速でもよ
い管理情報等の補助的情報を消去せずに書き換えること
との両方ができるので、実用上非常に便利となる。実際
に使用するときには、記録すべきデータを高速で記録
し、それに応じて管理情報を低速で書き換えるなどが好
適である。
情報等の主情報を高速度で記録することと、低速でもよ
い管理情報等の補助的情報を消去せずに書き換えること
との両方ができるので、実用上非常に便利となる。実際
に使用するときには、記録すべきデータを高速で記録
し、それに応じて管理情報を低速で書き換えるなどが好
適である。
【0024】なお、記録された情報を読み出す時には、
単一の光学ヘッドによって行うことができ、上述の2つ
の方式の夫々に対して独立に光学ヘッドを設ける必要は
ない。ただし、変調信号の復調にあたっては、それぞれ
の方式の記録時の変調方式にあわせて行うことが必要で
あるのは勿論である。
単一の光学ヘッドによって行うことができ、上述の2つ
の方式の夫々に対して独立に光学ヘッドを設ける必要は
ない。ただし、変調信号の復調にあたっては、それぞれ
の方式の記録時の変調方式にあわせて行うことが必要で
あるのは勿論である。
【0025】さらに、本例における2つの記録方式によ
って記録する部分の領域を、記録媒体6上に記録方式別
にそれぞれ区分して予め定めて置くことは、有効であ
る。この場合に、記録媒体6の内側中心部を磁界変調方
式に割当て、記録媒体6の外側近傍を光変調方式に割当
てるとよい。
って記録する部分の領域を、記録媒体6上に記録方式別
にそれぞれ区分して予め定めて置くことは、有効であ
る。この場合に、記録媒体6の内側中心部を磁界変調方
式に割当て、記録媒体6の外側近傍を光変調方式に割当
てるとよい。
【0026】すなわち、光変調方式での記録速度の限界
は、記録媒体6上の記録ピットの大きさによって制限を
受ける。つまり、記録信号に応じて形成される記録ピッ
トは、確実に独立して形成される範囲内で記録する必要
があるからである。そこで、記録媒体6が一定回転数で
回転している時にはその外側ほど線速度が高く、高速記
録が可能となる。一方、磁界変調方式ではコイル10の
インダクタンスによって、記録速度が制限される。つま
り、コイル10のインダクタンスのために、高速度でコ
イル10に流れる電流を変化させることが困難であり、
それによって記録速度が制限を受けるからである。従っ
て、記録媒体6の内側中心部であっても外側周辺部であ
っても、記録密度の上限はほぼ変わらないこととなる。
は、記録媒体6上の記録ピットの大きさによって制限を
受ける。つまり、記録信号に応じて形成される記録ピッ
トは、確実に独立して形成される範囲内で記録する必要
があるからである。そこで、記録媒体6が一定回転数で
回転している時にはその外側ほど線速度が高く、高速記
録が可能となる。一方、磁界変調方式ではコイル10の
インダクタンスによって、記録速度が制限される。つま
り、コイル10のインダクタンスのために、高速度でコ
イル10に流れる電流を変化させることが困難であり、
それによって記録速度が制限を受けるからである。従っ
て、記録媒体6の内側中心部であっても外側周辺部であ
っても、記録密度の上限はほぼ変わらないこととなる。
【0027】よって、磁界変調方式によって記録する部
分を記録媒体6の内側に設定することにより、一つの記
録媒体6に対し、より多くのデータを記録することがで
きる。なお、記録する部分に応じて、モータ7の回転数
を変化させる場合であっても、上述のように記録領域を
区分して設定することにより、モータ7の回転数の可変
幅をより小さくすることができる利点もある。
分を記録媒体6の内側に設定することにより、一つの記
録媒体6に対し、より多くのデータを記録することがで
きる。なお、記録する部分に応じて、モータ7の回転数
を変化させる場合であっても、上述のように記録領域を
区分して設定することにより、モータ7の回転数の可変
幅をより小さくすることができる利点もある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
媒体に一定の磁界を印加する磁界発生手段と光学ヘッド
とを、一体的に記録媒体の半径方向に移動させるよう構
成したので、光変調方式のために装置に固定された記録
媒体の記録領域全域に同時に磁界を印加可能な大型なバ
イアス磁界部が必要なくなり、小型な光変調方式の光磁
気記録再生装置を実現することができる。
媒体に一定の磁界を印加する磁界発生手段と光学ヘッド
とを、一体的に記録媒体の半径方向に移動させるよう構
成したので、光変調方式のために装置に固定された記録
媒体の記録領域全域に同時に磁界を印加可能な大型なバ
イアス磁界部が必要なくなり、小型な光変調方式の光磁
気記録再生装置を実現することができる。
【図1】本発明の光磁気記録再生装置の一実施例の構成
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
1 半導体レーザ 2 レーザドライバ 3 コリメータレンズ 4 反射ミラー 5 対物レンズ 6 光磁気記録媒体 7 モータ 8 ハーフミラー 9 フォーカス検知光学系 10 コイル 11 コイルドライバ L1,L2 信号線
Claims (1)
- 【請求項1】 回転しているディスク状光磁気記録媒体
に光ビームを用いて情報を記録する光磁気記録再生装置
において、 前記媒体に一定の磁界を印加する磁界印加手段と、前記
磁界印加手段による媒体の磁界印加部に前記印加磁界と
協働して前記媒体上に情報の記録を行うために光ビーム
を照射し、前記媒体上に記録された情報を再生するため
に媒体からの反射光を検出する光学ヘッドと、前記光学
ヘッドと磁界印加手段とを一体的に前記媒体の半径方向
に移動させる移動手段とを備えることを特徴とする光磁
気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31227193A JPH076445A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 光磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31227193A JPH076445A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 光磁気記録再生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8749683A Division JPS59215008A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 光磁気記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076445A true JPH076445A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=18027237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31227193A Pending JPH076445A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 光磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076445A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5495250A (en) * | 1978-01-11 | 1979-07-27 | Kokusai Denshin Denwa Co Ltd | Heat magnetic recording system |
JPS5715204A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-26 | Sharp Corp | Photomagnetic recording and reproducing device |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP31227193A patent/JPH076445A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5495250A (en) * | 1978-01-11 | 1979-07-27 | Kokusai Denshin Denwa Co Ltd | Heat magnetic recording system |
JPS5715204A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-26 | Sharp Corp | Photomagnetic recording and reproducing device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5199022A (en) | Disk having data memorizing portion including land-shaped and groove-shaped areas, and writing/reading apparatus for the same | |
JPH0321961B2 (ja) | ||
JPH053642B2 (ja) | ||
JPH0416865B2 (ja) | ||
KR100241984B1 (ko) | 광 자기 기록 재생 장치 | |
US4972395A (en) | Opto-magnetic recording apparatus for sequentially driving optical head drive means and biasing magnetic field generation means | |
JP2540012B2 (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
KR100292604B1 (ko) | 오버라이트가능한광기록매체및그의기록방법 | |
JPH076445A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
JPS61196446A (ja) | 光磁気記録装置 | |
JPS61214266A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
US4863228A (en) | Apparatus and a method of deflecting laser convergent light | |
JPS6234333A (ja) | 光学式情報記録再生装置 | |
US7277363B1 (en) | Magneto-optical recording or reproducing device | |
JP3271205B2 (ja) | 光学ヘッド装置 | |
JPH01191330A (ja) | 光学的情報処理装置 | |
EP0689204A2 (en) | Magneto-optical recording apparatus capable of erasing/writing or direct overwriting in dependence on the medium type | |
JP2511232B2 (ja) | 光磁気記憶再生装置 | |
JPH04278242A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
JPH01191328A (ja) | カートリツジ及びそれを用いた光学的情報処理装置 | |
JPS61188750A (ja) | 情報記録再生装置 | |
JPS59142760A (ja) | 光学的情報記録装置 | |
JPS61269202A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
JPH0567336A (ja) | 光記録媒体および光記録装置 | |
JPS6313151A (ja) | 光磁気デイスク記録再生装置 |