JPS59142760A - 光学的情報記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学的情報記録装置に係り、更に詳しくは磁性
膜を有する円板を回転せしめ光ビームを利用して該磁性
膜に同心円状或いは渦巻状に情報信号を記録し、或いは
該磁性膜に記録された信号を記録再生する光学的情報記
録装置に関する。

上記のような光学的情報記録装置には一般に光磁気ディ
スク装置と呼ばれるものがあり、非磁性体上に強磁性材
料の薄膜を形成しだ円板を記録媒体として用られる。記
録の際は予め記録媒体上の磁性膜は垂直方向に向きをそ
ろえて磁化されている。外部磁用を作用させておきレー
ザ光源、結像レンズ等から構成される記録部から情報に
応じて変調された光ビームをこの磁性膜に照射する。光
ビームが照射された部分は、光エネルギーにより昇温し
温度がキューリ一点温度（約／乙０゛Ｃ）に達すると磁
化方向が無秩序となる。次に記録媒体の移動に伴い光ビ
ームの位置が他の部分に移動すると温度が低下し、外部
の磁束によって磁化方向を周囲と逆にして再び磁化され
る。こうして情報は磁性膜に磁化の反転として記録され
、信号列が形成される。

一方読み取りの際には再生部の半導体レーザ等から発振
し偏光子で偏光された光ビームが、磁性膜に形成された
信号列に照射され、磁気カー（Ｋｅ　ｒ　ｒ　）効果に
よって照射部分の磁化方向に従って旋光された光として
反射される。この反射光を再生部のビームスプリンター
等で入射光と分別し検光子を通して受光素子に導き、偏
光方向から磁化方向を検出することによって情報を再生
する。

この程の装置は、高密度記録が可能なことで磁気ディス
クと比較し７〜２桁高い記録密度を有する。例えばグ３
０θ關の光磁気ディスクで、Ａｑザイズの原稿を／乙本
／　ｍｍの解像度で／万ページ収納可能となる。この記
録の様子を第１図に示す。

第１図において／は記録ビームのスポット、ノは記録ビ
ットを示す。ここで記録ビームスポットの走査方向の１
１　Ｄ　ｗは１３〜／ｇμｍ程度で、記録ビット列の半
径方向のピッチＰはＤ　’ｗの２〜３倍程度である。

ところで、光磁気ディスクの特徴は、記録再生、再記録
が可能なことで、不必要な情報は消去できることにある
。

記録ビットを消去する場合には、記録媒体を回転させ記
録ビット列上をトラッキングしながら光ビームを記録ビ
ット部分に照射し、この部分を−Ｈキューリ一点まで上
げ、記録媒体の記録ビット■以外の部分の磁化方向と同
方向の直流バイアス磁界をかけながら冷却することによ
って消去を行い、再記録にそなえる。

従来この消去時も光ビームを用いる方法が知られている
。この様子を第２図に示す。第２図で／′ハ記録ビーム
のスポット、λ′は記録ビットである。

ここで記録ビームは記録ビット列上を走査するように制
御されるが、完壁な匍制御は不可能でありトラッキング
にずれが生じた場合第λ図コ′に示すように消去されな
い残留部分が生じて、この記録媒体に情報を再記録する
ような場合に悪影響を与える。このように従来の記録ビ
ームを記録ビットの消去に用いる光磁気記録装置では、
記録ビットが完全に消去しきれないという欠点があった
。

上述の欠点を解消する一つの方法としては、記録ビット
に照射される光ビームのスポットの径を大きくしたシ、
光ビームのエネルギーを高めだりする方法が考えられる
が、これらの方法では隣接した記録ビットまでも消去さ
れる恐れが有り、より高密度な情報記録を行なう上での
妨げになる。

他の方法として前記直流バイアス磁界を強める方法があ
る。一般に光磁気記録装置では、対物レンズと記録媒体
との距離を一定に保つ必要があるので対物レンズがフォ
ーカシングのためボイスコイルにより駆動される。更に
上記直流バイアス磁界をかけるだめのコイルは、対物レ
ンズ付近に設けられている。したがって記録ビットを消
去するために強い直流バイアス磁界をかけると、ボイス
コイルに悪影響を及ぼし、オートフォーカスがかからず
記録ビットが完全に消去されないという事態が生じる。

さらに強い直流バイアス磁界をかけるだめには多いコイ
ルの巻数もしくは大きな電流が必要であり、またコイル
の構造上かなりのスペースを要する欠点がある。

更に他の方法として、第３図に示すように、磁化された
強磁性体、２０を用いて、基板／３□と磁性薄膜／３　
から構成される記録媒体／３に、外■ 部磁界を印加する方法が知られている。ここで強磁性体
２０は、記録時には磁性薄膜／３１の光ビーム／３が照
射された部分に、磁化を反転させる方向の補助磁界を与
え、信号列を形成する。又、再生時には該強磁性体、２
０を不図示の機構により、磁性薄膜／３□よシ遠ざけ、
磁化の反転として記録された情報に悪影響を及ぼさない
よう構成されている。更に、消去時には強磁性体２０の
極性を逆転させ、再び記録媒体／３に近ずけることによ
って、光エネルギーによる温度上昇に加えて、該強磁性
体２０による磁界によって磁性薄膜／３□の磁化方向が
揃えられ、情報が消去される。

しかしながら、上記例では再生時に強磁性体２０を記録
媒体／３の近傍から退避させる為のスペースが必要で、
又、該磁性体、２０の１駆動機構も複雑であるという欠
点があった。

本発明の目的は、簡単、コンパクトな機構の補助磁極を
有する光学式情報記憶装置を提供することにある。

以下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。

第ｊ図は、本発明の一実施例の概略斜視図であシ、第３
図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃｌは、それぞれ第９図
の情報記録時、再生時、消去時の説明断面図である。

第９図において、情報を記録する場合を説明すると、半
導体レーザ／により発生され情報に従って変調された光
ビーム／左は、コリメータレンズ！によシ平行にされ、
更に偏光子３にょシ偏光方向が揃えられた後、ビームス
プリッタｑ％ｉ／４波長板９、ミラー５．）ラッキング
ミラー乙を介し、対物レンズ７によシ、第９図に示すご
とく、非磁性体の基板／３上に予め垂直上方向に均一に
磁化された強磁性薄膜層／３□を有する記録媒体／３上
に照射されるｄこのとき強磁性体ｇは、第３図ｆａ）に
示すごとく、記録媒体／３の磁化方向と逆方向、すなわ
ちＳ極を記録媒体／３に向けて垂直に配置されており、
この磁界と前記照射された光ビーム／左と協働して薄膜
層／３□の光ビーム／Ｓが照射された部分の磁界が反転
し、情報が記録される。同時に照射された光ビーム／Ｓ
の一部が反射して、第９図の如く、光路の一部に沿って
戻り、ビームスプリッタｑによシ反射され、集光レンズ
１０、円筒レンズ／／、検光子／２を介して受光素子／
９に導びかれる。この反射光は、集光レンズ１０２円筒
レンズ／／より成る非点収差系を用いて、公知の手段に
より、対物レンズ７と記録媒体／３との距離を一定に保
つこと（フォーカシング）や、記録媒体／３上の信号列
に光ビームラ一致させるトラッキングに利用される。な
お、トラッキングミラー乙は、光路軸方向に回転可能に
配置され、第９図に示す矢印方向に高周波数で振動する
。対物レンズ７は、通常、レンズ７の近傍に設けられた
ボイスコイル（図示せず）にょシ駆動され、フォーカシ
ングを行なう。これらの光学系は、記録媒体／３の半径
方向に移動可能な部材（図示せず）に載置、固定されて
おシ、記録媒体／３の回転と運動して移動し、情報を媒
体／３上に同円周状若しくはラセン状に記録する。

記録媒体／３上に記録された情報を再生するときは、記
録された情報に影響を与えないように、すなわち強磁性
薄膜層／３□がキューリ温度に達しない程度（通常は記
録時のｌ／２）の光ビームであって無変調のものが、半
導体レーザ／によシ発生される。この時、強磁性体ｇは
、第３図（ｂ）に示すごとく、軸／乙を中心に直角に回
転して記録媒体／３と平行に、すなわち記録媒体／３の
磁化方向と直角に配置され、記録媒体／３の強磁性薄膜
層／３□の磁界に影響を与えない構成になる。記録媒体
／３上に照射された光ビームは、磁気カー（Ｋｅｒｒ）
効果によって照射部分の磁化方向に従って旋光された光
として反射される。その反射光の偏光方向の変化を、ビ
ームスプリツタグ、集光しンズ１０１円筒レンズ／／、
検光子／２を介し受光素子／弘によシ判別し、所定の回
路を通じて情報が再現される。

記録媒体／３の情報を消去するときは、半導体レーザ／
は、無変調であって、強磁性薄膜層／３＋〜がキューリ
温度に達する程度の高出力光ビームを発生する。この時
、強磁性体とは、第４図（Ｃ）に示すごとく、記録媒体
の磁化方向と同方向に、すなわちＮ極を記録媒体／３に
向けて配置される。

このように強磁性薄膜層／３□の光ビームを照射された
部分は、光エネルギによる温度上昇に加えて、強磁性体
ｇによる磁界によって磁化方向が揃えられ、情報が消去
される。

なお、再生時、消去時とも、信号列のフォーカシング、
トラッキングは、記録時と同様なので説明は省略する。

本発明の他の実施例が第６図に示されている。

第４図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は、それぞれ情
報記録時、再生時、消去時の強磁性体ｇ′の位置関係を
示す断面図である。前記実施例では強磁性体ｇがその両
極の中心に設けられた軸／乙に沿って回転するのに対し
、この実施例では、強磁性体ｇ′の一方の極、すなわち
Ｓ極に偏って回転軸／乙′が配置されている。

従って強磁性体／乙′の強磁性薄膜層／３１への磁界の
大きさは、記録時には小さく、消去時には大きくなるよ
うに構成される。従ってこの実施例では、記録時には、
強磁性体ｇ′のＳ極は、強磁性薄膜層７３□′のビーム
が照射された部分にのみ働くような距離に配置され、再
生時には、強磁性体ｇ／のＮ極は、消去時の前記Ｓ極と
薄膜層／３□′の距離よシ近くに配置されて、周囲の磁
区からの磁界に弱められても、情報を消去するのに十分
な強さとなる。

更に、上記実施例では、１つの光学系が記録、再生、消
去機能を兼用する装置について説明したが、再生用の光
学系が記録・消去光学系と分離。

独立している装置に特に効果がある。記録、消去光学系
にのみ強磁性体を配置して、記録時、消去時にはそれぞ
れ第３図ｉａ３又は第６図（ａ）、第３図（ｃ）又は第
６図（ｃｌの如く動作し、再生時、すなわち再生光学系
動作時には、この強磁性体を第Ｓ図（ｂ）又は第４図（
ｂｌの如く磁性体層の磁化方向と直角に配置すれば、再
生用光ビームと強磁性体の磁界が協動することがないの
で、記憶された情報に影響を与え橙くすることが可能に
なる。

以上説明したように、強磁性体を、その磁化方向が、記
録時には記録媒体の磁性体層の磁化方向と反対方向にな
るように配置し、再生時には磁性体層の磁化方向と直角
方向になるように配置し、消去時には磁性体層の磁化方
向に一致するように配置するという構成にしたので簡単
、コンパクトな機構で信頼性の高い記録性能、再生性能
、消去性能を有する光学式情報記録装置を提供すること
ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、光磁気ディスクの表面の要部拡大正
面図、第３図は、従来の光磁気記録装置の要部断面図、
第４図は、本発明の一実施例の概略斜視図、第３図は、
第４図の要部断面図、第６図は、本発明の他の実施例の
要部断面図である。 ｇ、ｇ’・・・強磁性体。 ／３．／３’・・・記録媒体（ディスク）。 ／！；、　Ｉ！；’・・・光ビーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め同一方向にかつ均一に磁化された記録媒体に
   、光ビームと強磁性体とによシ情報を記録、再生、消去
   する光学的情報記録装置において、情報記録時には、該
   強磁性体をその磁化方向が該記録媒体の磁化方向と反対
   方向になるように配置し、 情報再生時には、該強磁性体を、その磁化方向が該記録
   媒体の磁化方向と直角方向にな名ように配置し、 情報消去時には、該強磁性体を、その磁化方向が該記録
   媒体の磁化方向と同方向なるように配置したことを特徴
   とする光学的情報記録装置。 （２、特許請求の範囲第（１１項に記載の発明において
   」二記強磁性体を情報記録時には、情報消去時よりも上
   記記録媒体から遠ざける位置に配置することを特徴とす
   る光学的情報記録装置。