JPS6047278B2 - セフアレキシンの精製方法 - Google Patents
セフアレキシンの精製方法Info
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- JPS6047278B2 JPS6047278B2 JP1877875A JP1877875A JPS6047278B2 JP S6047278 B2 JPS6047278 B2 JP S6047278B2 JP 1877875 A JP1877875 A JP 1877875A JP 1877875 A JP1877875 A JP 1877875A JP S6047278 B2 JPS6047278 B2 JP S6047278B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセフアレキシンの新規な精製方法に関する。
さらに詳細に述べれば、不純物と共にセフアレキシンを
含有する水溶液、特に結晶化廃母液のごとき不純物を多
量に含有するセフアレキシン水溶液を非イオン性ハイポ
ーラスポリマー樹脂、例えばタイヤイオンHP系樹脂(
三菱化成工業株式会社製)あるいはアンパーライト油系
樹脂(口ーム・アンド・ハース社製)、に通してセフア
レキシンを樹脂に吸着させ、この吸着後に樹脂を水で洗
浄し又は洗浄することなく樹脂をセフアレキシンの溶出
を惹起しない程度の低濃度の親水性有機溶剤を含む親水
性有機溶剤の水溶液て洗浄し、これにより樹脂に吸着し
た不純物を除去し、その後に、この洗浄した樹脂から吸
着したセフアレキシンを親水性有機溶剤の水溶液により
溶出し、該溶出液にN、N−ジメチルホルムアミドを添
加し、溶出液から該有機溶剤及び水を蒸留により除去し
て濃縮しながら溶出液中のN、N−ジメチルホルムアミ
ド濃度を増大することにより、あるいはフN、N−ジメ
チルホルムアミドの水溶液よりなる溶出剤により溶出し
た場合はそのまま(但しN、N−ジメチルホルムアミド
を添加しても差支えない)溶出液から水を溜去し濃縮し
て溶出液中のN、N−ジメチルホルムアミド濃度を増大
するこクとによりセフアレキシンを晶出させ、次いでセ
フアレキシン結晶を回収することによつて、セフアレキ
シンの精製を簡便、高能率で行い得ることを本発明者は
知見した。
含有する水溶液、特に結晶化廃母液のごとき不純物を多
量に含有するセフアレキシン水溶液を非イオン性ハイポ
ーラスポリマー樹脂、例えばタイヤイオンHP系樹脂(
三菱化成工業株式会社製)あるいはアンパーライト油系
樹脂(口ーム・アンド・ハース社製)、に通してセフア
レキシンを樹脂に吸着させ、この吸着後に樹脂を水で洗
浄し又は洗浄することなく樹脂をセフアレキシンの溶出
を惹起しない程度の低濃度の親水性有機溶剤を含む親水
性有機溶剤の水溶液て洗浄し、これにより樹脂に吸着し
た不純物を除去し、その後に、この洗浄した樹脂から吸
着したセフアレキシンを親水性有機溶剤の水溶液により
溶出し、該溶出液にN、N−ジメチルホルムアミドを添
加し、溶出液から該有機溶剤及び水を蒸留により除去し
て濃縮しながら溶出液中のN、N−ジメチルホルムアミ
ド濃度を増大することにより、あるいはフN、N−ジメ
チルホルムアミドの水溶液よりなる溶出剤により溶出し
た場合はそのまま(但しN、N−ジメチルホルムアミド
を添加しても差支えない)溶出液から水を溜去し濃縮し
て溶出液中のN、N−ジメチルホルムアミド濃度を増大
するこクとによりセフアレキシンを晶出させ、次いでセ
フアレキシン結晶を回収することによつて、セフアレキ
シンの精製を簡便、高能率で行い得ることを本発明者は
知見した。
従って、本発明の要旨とするところは、不純物’5を含
有するセフアレキシンの水溶液を非イオン性ハイポーラ
スポリマー樹脂に通過させ、この樹脂をセフアレキシン
の溶出を惹起しない程度の低濃度の親水性有機溶剤を含
む親水性有機溶剤の水溶液で洗浄して、樹脂に吸着され
た不純物を除去し、この洗浄した樹脂に吸着したセフア
レキシンを親水性有機溶剤の水溶液よりなる溶出剤によ
り溶出し、得られた溶出液にN,N−ジメチルホルムア
ミドを加え、該溶出液から該有機溶剤及び水を蒸留によ
り除去して濃縮しながらN,N−ジメチルホルムアミド
濃度を増大させることにより、あるいは溶出剤としてN
,N−ジメチルホルムアミドの水溶液を用いた場合はN
,N−ジメチルホルムアミドを添加することなく又は添
加して溶出液から水を留去し濃縮しながらN,N−ジメ
チルホルムアミド濃度を増大させることにより、セフア
レキシンを晶出させ、次にセフアレキシン結晶を回収す
ることを特徴とするセフアレキシンの精製方法にある。
有するセフアレキシンの水溶液を非イオン性ハイポーラ
スポリマー樹脂に通過させ、この樹脂をセフアレキシン
の溶出を惹起しない程度の低濃度の親水性有機溶剤を含
む親水性有機溶剤の水溶液で洗浄して、樹脂に吸着され
た不純物を除去し、この洗浄した樹脂に吸着したセフア
レキシンを親水性有機溶剤の水溶液よりなる溶出剤によ
り溶出し、得られた溶出液にN,N−ジメチルホルムア
ミドを加え、該溶出液から該有機溶剤及び水を蒸留によ
り除去して濃縮しながらN,N−ジメチルホルムアミド
濃度を増大させることにより、あるいは溶出剤としてN
,N−ジメチルホルムアミドの水溶液を用いた場合はN
,N−ジメチルホルムアミドを添加することなく又は添
加して溶出液から水を留去し濃縮しながらN,N−ジメ
チルホルムアミド濃度を増大させることにより、セフア
レキシンを晶出させ、次にセフアレキシン結晶を回収す
ることを特徴とするセフアレキシンの精製方法にある。
通常、7−アミノデスアセトキシセフアロスポラン酸(
7−ADCA)とD−フェニルグリシンを出発原料とし
て合成されたセフアレキシンは、その水溶液から等電点
結晶化あるいはアセトニトリル(特公昭46−1445
7号、特開昭46−2522号公報、参照)、メタノー
ル(特公昭49−40237号公報参照)と接触させる
ことにより結晶化する方法により回収されるが、その収
率は低く多量のセフアレキシンが結晶化廃母液中に残留
する。又、不純,物を含有するセフアレキシン溶液を活
性炭と接触せしめ、セフアレキシンを吸着させ、溶出す
ることにより精製し、等電点結晶化収率を向上せしめる
方法(特開昭49−13195号公報参照)も、結晶化
廃母液中にかなりの量のセフアレキシンが残留jする。
本発明によれば、簡便な手段で、しかも非常に高収率で
セフアレキシンを高純度結晶として回収することが出来
るのて簡便に高能率で精製を達成てき、しかも特開昭4
7−1889涛公報て述べられ3ている様なセフアレキ
シンの錯化合物を不利に形成することもない。本発明の
方法の実施に当つては、まずセフアレキシンの水溶液例
えば、7ADCAとD−フェニルグリシンを出発原料と
し、化学的あるいは酵素化4(学的方法により合成させ
たセフアレキシンの水溶液、あるいは該水溶液より等電
点結晶化法により結晶化した結晶化廃母液のごとく不純
物を多量に含有するセフアレキシンの水溶液を弱酸性、
好ましくはPH4〜5に調整し、この水溶液を、これら
のセフアレキシン含量の1yに対して75〜200m1
1好ましくは100m1の非イオン性ハイポーラスポリ
マー樹脂を充填した塔に通過させてセフアレ7キシンを
吸着させる。
7−ADCA)とD−フェニルグリシンを出発原料とし
て合成されたセフアレキシンは、その水溶液から等電点
結晶化あるいはアセトニトリル(特公昭46−1445
7号、特開昭46−2522号公報、参照)、メタノー
ル(特公昭49−40237号公報参照)と接触させる
ことにより結晶化する方法により回収されるが、その収
率は低く多量のセフアレキシンが結晶化廃母液中に残留
する。又、不純,物を含有するセフアレキシン溶液を活
性炭と接触せしめ、セフアレキシンを吸着させ、溶出す
ることにより精製し、等電点結晶化収率を向上せしめる
方法(特開昭49−13195号公報参照)も、結晶化
廃母液中にかなりの量のセフアレキシンが残留jする。
本発明によれば、簡便な手段で、しかも非常に高収率で
セフアレキシンを高純度結晶として回収することが出来
るのて簡便に高能率で精製を達成てき、しかも特開昭4
7−1889涛公報て述べられ3ている様なセフアレキ
シンの錯化合物を不利に形成することもない。本発明の
方法の実施に当つては、まずセフアレキシンの水溶液例
えば、7ADCAとD−フェニルグリシンを出発原料と
し、化学的あるいは酵素化4(学的方法により合成させ
たセフアレキシンの水溶液、あるいは該水溶液より等電
点結晶化法により結晶化した結晶化廃母液のごとく不純
物を多量に含有するセフアレキシンの水溶液を弱酸性、
好ましくはPH4〜5に調整し、この水溶液を、これら
のセフアレキシン含量の1yに対して75〜200m1
1好ましくは100m1の非イオン性ハイポーラスポリ
マー樹脂を充填した塔に通過させてセフアレ7キシンを
吸着させる。
本発明に於て使用する、不純物を含有するセフアレキシ
ン水溶液中のセフアレキシンの濃度はどのような濃度で
もあり得るが、セフアレキシン水溶液中の全量のセフア
レキシンを吸着する足る樹脂を使用すれば特に限定がO
ない。本発明で使用される非イオン性ハイポーラスポリ
マー樹脂としてはセフアレキシンに対して吸着能をもつ
ものが用いられ、特に多孔性、非イオン性のスチレン系
樹脂例えばスチレンージビニルベ7ンゼン共重合からな
り且つ比表面積140〜800イ/9の範囲の多孔性を
有する合成吸着剤が適する。
ン水溶液中のセフアレキシンの濃度はどのような濃度で
もあり得るが、セフアレキシン水溶液中の全量のセフア
レキシンを吸着する足る樹脂を使用すれば特に限定がO
ない。本発明で使用される非イオン性ハイポーラスポリ
マー樹脂としてはセフアレキシンに対して吸着能をもつ
ものが用いられ、特に多孔性、非イオン性のスチレン系
樹脂例えばスチレンージビニルベ7ンゼン共重合からな
り且つ比表面積140〜800イ/9の範囲の多孔性を
有する合成吸着剤が適する。
この種の吸着剤の例としては、商品名タイヤイオンII
PlO、HP2O、HP3O、HP4O及びHP5O(
夫々の比表面積は501。3d/Yl7l8d/Fl5
7Orfl/y、705d/q及び590イ/q;最多
頻度細孔径は200A〜1000A)(三菱化成工業株
式会社製)並びに商品名アンパーライトXAD−2及び
XAD−4(夫々の比表面積は300イ/ダ及び784
d/q:平均孔径は90A及び50A)(ローム・アン
ド・ハース社製)が拳げられる。
PlO、HP2O、HP3O、HP4O及びHP5O(
夫々の比表面積は501。3d/Yl7l8d/Fl5
7Orfl/y、705d/q及び590イ/q;最多
頻度細孔径は200A〜1000A)(三菱化成工業株
式会社製)並びに商品名アンパーライトXAD−2及び
XAD−4(夫々の比表面積は300イ/ダ及び784
d/q:平均孔径は90A及び50A)(ローム・アン
ド・ハース社製)が拳げられる。
さらに多孔性、非イオン性のアクリル酸エステル樹脂と
して商品名アンパーライトXAD−7、(ローム●アン
ド●ハース社製)(比表面積450イ/y平均孔径90
A)及ひアンパーライトXAD−8(比表面積1407
TI/y1平均孔径235A)として知られる合成吸着
剤も適する。本発明て使用される吸着剤樹脂の細孔の最
多頻度細孔径は40A〜1000Aてあるのが好ましい
。本発明で使用できる好ましい非イオン性ハイポーラス
ポリマー樹脂には、三菱化成社製のダイヤイオンHP−
10、HP−20..HP−30、HP−40..HP
−50あるいは米国ローム・アンド・ハース社製アンパ
ーライトXAD−1,XAD−2、XAD−4などがあ
る。かくしてセフアレキシンを樹脂に吸着させたのちは
、吸着セフアレキシンの溶出を惹起しない程度の薄い濃
度の親水性有機溶剤の水溶液で樹脂を洗浄し、セフアレ
キシンを溶出することなく不純吻を除去する。
して商品名アンパーライトXAD−7、(ローム●アン
ド●ハース社製)(比表面積450イ/y平均孔径90
A)及ひアンパーライトXAD−8(比表面積1407
TI/y1平均孔径235A)として知られる合成吸着
剤も適する。本発明て使用される吸着剤樹脂の細孔の最
多頻度細孔径は40A〜1000Aてあるのが好ましい
。本発明で使用できる好ましい非イオン性ハイポーラス
ポリマー樹脂には、三菱化成社製のダイヤイオンHP−
10、HP−20..HP−30、HP−40..HP
−50あるいは米国ローム・アンド・ハース社製アンパ
ーライトXAD−1,XAD−2、XAD−4などがあ
る。かくしてセフアレキシンを樹脂に吸着させたのちは
、吸着セフアレキシンの溶出を惹起しない程度の薄い濃
度の親水性有機溶剤の水溶液で樹脂を洗浄し、セフアレ
キシンを溶出することなく不純吻を除去する。
この洗浄に先立ち、樹脂を水洗・しC予じめ不純物の一
部を除去するのが好ましい。この洗浄目的に使用される
親水性有機洗剤は、メタノール、エタノールの如き低級
アルカノール並びにアセトン等から適宣選ばれる。又、
その水溶液中の有機溶剤濃度は各溶剤により異るが5〜
10容量%程度であるのがよい。 5
次に樹脂に吸着させたセフアレキシンを親水性有機溶剤
の水溶液で溶出する。この溶出の目的に使用される親水
性有機溶剤はメタノール、エタノールの如き低級アルカ
ノール、アセトン、テトラヒドロプラン、アセトニトリ
ル、およびN,N−1ジメチルホルムアミドから適宣選
ばれる。有機溶剤は単独に又は二種又はそれ以上の混合
物として使用できる。この際の溶出用の親水性有機溶剤
の水溶液中濃度は各溶剤により異るが、20〜4喀量%
程度である。これ以上の濃度では、セフアレキシン以外
に、樹脂中に依然残留する不純物が溶出されることがあ
るので望ましくない。但し、上記の範囲内で、親水性有
機溶剤の濃度が高ければ高いほどセフアレキシンの溶出
はまとまつて来る。かくして樹脂から溶出したセフアレ
キシンを含む−溶出液は、N,N−ジメチルホルムアミ
ド以外の親水性有機溶剤の水溶液を溶出剤として用いて
溶出した場合は、N,N−ジメチルホルムアミドを添加
され、さらに減圧下に該有機溶剤および水蒸発、除去さ
せて溶出液中のN,N−ジメチルホルムアミド濃度を増
大させると、セフアレキシンの結晶が晶出して来る。N
,N−ジメチルホルムアミドの水溶液を溶出剤として用
いて溶出した場合は、そのまま溶出液から水を減圧下に
溜去して濃縮するとセフアレキシンの結晶が析出して来
る。この濃縮は水が殆んど全く留去され終るまで行うの
が好ましい。この際、N,N−ジメチルホルムアミドを
添加された溶出液の濃縮工程は溶出液を加温する加熱媒
質の温度(以下、外温という)が35゜C以下であつて
も、水及び使用者有機溶剤(N,N−ジメチルホルムア
ミドではない)が十分に蒸留、除去できる程度の減圧下
に行われることが望ましい。濃縮工程後は、濃縮液を冷
却して晶出を完了させるのがよい。
部を除去するのが好ましい。この洗浄目的に使用される
親水性有機洗剤は、メタノール、エタノールの如き低級
アルカノール並びにアセトン等から適宣選ばれる。又、
その水溶液中の有機溶剤濃度は各溶剤により異るが5〜
10容量%程度であるのがよい。 5
次に樹脂に吸着させたセフアレキシンを親水性有機溶剤
の水溶液で溶出する。この溶出の目的に使用される親水
性有機溶剤はメタノール、エタノールの如き低級アルカ
ノール、アセトン、テトラヒドロプラン、アセトニトリ
ル、およびN,N−1ジメチルホルムアミドから適宣選
ばれる。有機溶剤は単独に又は二種又はそれ以上の混合
物として使用できる。この際の溶出用の親水性有機溶剤
の水溶液中濃度は各溶剤により異るが、20〜4喀量%
程度である。これ以上の濃度では、セフアレキシン以外
に、樹脂中に依然残留する不純物が溶出されることがあ
るので望ましくない。但し、上記の範囲内で、親水性有
機溶剤の濃度が高ければ高いほどセフアレキシンの溶出
はまとまつて来る。かくして樹脂から溶出したセフアレ
キシンを含む−溶出液は、N,N−ジメチルホルムアミ
ド以外の親水性有機溶剤の水溶液を溶出剤として用いて
溶出した場合は、N,N−ジメチルホルムアミドを添加
され、さらに減圧下に該有機溶剤および水蒸発、除去さ
せて溶出液中のN,N−ジメチルホルムアミド濃度を増
大させると、セフアレキシンの結晶が晶出して来る。N
,N−ジメチルホルムアミドの水溶液を溶出剤として用
いて溶出した場合は、そのまま溶出液から水を減圧下に
溜去して濃縮するとセフアレキシンの結晶が析出して来
る。この濃縮は水が殆んど全く留去され終るまで行うの
が好ましい。この際、N,N−ジメチルホルムアミドを
添加された溶出液の濃縮工程は溶出液を加温する加熱媒
質の温度(以下、外温という)が35゜C以下であつて
も、水及び使用者有機溶剤(N,N−ジメチルホルムア
ミドではない)が十分に蒸留、除去できる程度の減圧下
に行われることが望ましい。濃縮工程後は、濃縮液を冷
却して晶出を完了させるのがよい。
析出したセフアレキシンの結晶を淵過又は遠心分離によ
り採取し、アセトンで充分洗浄する。洗浄した結晶を乾
燥して、精製され1−セフアレキシンを原末を得る。か
くしてセフアレキシン溶出液中のセフアレ4ンンは高収
率で結晶として回収される。
り採取し、アセトンで充分洗浄する。洗浄した結晶を乾
燥して、精製され1−セフアレキシンを原末を得る。か
くしてセフアレキシン溶出液中のセフアレ4ンンは高収
率で結晶として回収される。
この結晶,まNMRスペクトルに於て、N,N−ジメチ
ルホルムアミドあるいはアセトンを含有していない。又
、本法では、不純なセフアレキシン水溶液の樹脂による
吸着処理は上記の連続法(塔法)のみならず、バッチ式
でも行うことが出来る。次に実施例を拳げて、本発明の
方法をさらに具体的に説明するが、これにより本発明の
方法を限定するものではない。実施例1 セフアレキシンの結晶化廃母液(抗菌活性:26200
μy/ml)100m1(セフアレキシン含量:2.6
2y)をPH5.Oにアンモニア水にて調整し、ダイヤ
イオン即−20,260m1の塔に通してセフアレキシ
ンを吸着させた。
ルホルムアミドあるいはアセトンを含有していない。又
、本法では、不純なセフアレキシン水溶液の樹脂による
吸着処理は上記の連続法(塔法)のみならず、バッチ式
でも行うことが出来る。次に実施例を拳げて、本発明の
方法をさらに具体的に説明するが、これにより本発明の
方法を限定するものではない。実施例1 セフアレキシンの結晶化廃母液(抗菌活性:26200
μy/ml)100m1(セフアレキシン含量:2.6
2y)をPH5.Oにアンモニア水にて調整し、ダイヤ
イオン即−20,260m1の塔に通してセフアレキシ
ンを吸着させた。
塔を1.3eの水および1.3fの10%メタノール水
で洗浄し、次いで1.3eの20%N,N−ジメチルホ
ルムアミド水で容出した。抗菌活性を示す溶出液750
mtを湯浴上で外温35℃で減圧下に水を溜去して濃縮
すると、蒸留残液が液量約140T!11位に濃縮した
ところで、セフアレキシンの針状結晶が晶出して来た。
ただちに濃縮を停止し、濃縮液を1時間、5℃に冷存し
て結晶を充分に晶出させた。該結晶を減圧t過により採
取し、冷アセトン50m1にてスラリーとして2度洗浄
し、真空乾燥して精製セフアレキシンの結晶2.35y
を得た。λMax262rlm(E(%226、水)、
〔α〕?+148(C1、水)抗菌活性970py/M
g、収率87%、NMRでN,N−ジメチルホルムアミ
ドおよびアセトン由来のプロトンのシグナルを認めず。
なお、水洗液および10%メタノール水洗液よりそれぞ
れ12.56qおよび0.167Vの抗菌活性を示さな
い固型物が得られた。又、セフアレキシンを溶出したあ
との塔に更にN,N−ジメチルホルムアミドを流して溶
出すると、0.484qの抗菌活性を5示さない固型物
が得られた。実施例2 セフアレキシンの結晶化廃母液(抗菌活性:32280
μg/ML)100mL(セフアレキシン含量:3.2
28g)をアンモニア水でPH5.Oに調整し、ダイ!
Oヤイオン即−20,320m1の塔に通して、セフア
レキシンを吸着させた。
で洗浄し、次いで1.3eの20%N,N−ジメチルホ
ルムアミド水で容出した。抗菌活性を示す溶出液750
mtを湯浴上で外温35℃で減圧下に水を溜去して濃縮
すると、蒸留残液が液量約140T!11位に濃縮した
ところで、セフアレキシンの針状結晶が晶出して来た。
ただちに濃縮を停止し、濃縮液を1時間、5℃に冷存し
て結晶を充分に晶出させた。該結晶を減圧t過により採
取し、冷アセトン50m1にてスラリーとして2度洗浄
し、真空乾燥して精製セフアレキシンの結晶2.35y
を得た。λMax262rlm(E(%226、水)、
〔α〕?+148(C1、水)抗菌活性970py/M
g、収率87%、NMRでN,N−ジメチルホルムアミ
ドおよびアセトン由来のプロトンのシグナルを認めず。
なお、水洗液および10%メタノール水洗液よりそれぞ
れ12.56qおよび0.167Vの抗菌活性を示さな
い固型物が得られた。又、セフアレキシンを溶出したあ
との塔に更にN,N−ジメチルホルムアミドを流して溶
出すると、0.484qの抗菌活性を5示さない固型物
が得られた。実施例2 セフアレキシンの結晶化廃母液(抗菌活性:32280
μg/ML)100mL(セフアレキシン含量:3.2
28g)をアンモニア水でPH5.Oに調整し、ダイ!
Oヤイオン即−20,320m1の塔に通して、セフア
レキシンを吸着させた。
塔を1.6eの水及び1.6eの10%メタノール水で
洗浄したのち、30%メタノール水(30%メタノール
70%水の混合物)吸着しているセフアレキシンを溶出
した。抗菌活性を示す溶出液920mtにN,N−ジメ
チルホルムアミド16〔mlを加え、湯浴上で外温35
℃で減圧下に水及びメタノールを留去して濃縮すると、
蒸留残液が液量約160m1位に濃縮したところで、セ
フアレキシンの針状結晶が晶出して来た。ただちに濃縮
を停止し、濃縮液を1時間5℃に放置して結晶を充分に
晶出させたのち、減圧枦過により結晶を採取し、冷アセ
トン75mLにてスラリーとして2度洗浄した。洗浄し
た結晶を真空乾燥して2.91yに精製セフアレキシン
を得た。λMax262rlm(E(%227、水)、
〔α〕?+150(Cl.水)抗菌活性985μ′/M
9、収率89%、NMRでN,N−ジメチルホルムアミ
ドおよびアセトン由来のプロトンのシグナルを認めず。
なお、水洗液および10%メタノール水洗液よりそれぞ
れ13.06yおよび0.211y1又セフアレキシン
溶出後、更にメタノールで溶出した溶出液より0.11
7yのいずれも抗菌活性を示さない固型物が得られた。
洗浄したのち、30%メタノール水(30%メタノール
70%水の混合物)吸着しているセフアレキシンを溶出
した。抗菌活性を示す溶出液920mtにN,N−ジメ
チルホルムアミド16〔mlを加え、湯浴上で外温35
℃で減圧下に水及びメタノールを留去して濃縮すると、
蒸留残液が液量約160m1位に濃縮したところで、セ
フアレキシンの針状結晶が晶出して来た。ただちに濃縮
を停止し、濃縮液を1時間5℃に放置して結晶を充分に
晶出させたのち、減圧枦過により結晶を採取し、冷アセ
トン75mLにてスラリーとして2度洗浄した。洗浄し
た結晶を真空乾燥して2.91yに精製セフアレキシン
を得た。λMax262rlm(E(%227、水)、
〔α〕?+150(Cl.水)抗菌活性985μ′/M
9、収率89%、NMRでN,N−ジメチルホルムアミ
ドおよびアセトン由来のプロトンのシグナルを認めず。
なお、水洗液および10%メタノール水洗液よりそれぞ
れ13.06yおよび0.211y1又セフアレキシン
溶出後、更にメタノールで溶出した溶出液より0.11
7yのいずれも抗菌活性を示さない固型物が得られた。
実施例3セフアレキシンの結晶化廃母液(抗菌活性:2
0800μV/TrLt)1e(セフアレキシン含量:
20.8y)のPHを5.0にアンモニア水にて調整し
、ダイヤイオン即−20,2′の塔に通してセフアレキ
シンを吸着させた。
0800μV/TrLt)1e(セフアレキシン含量:
20.8y)のPHを5.0にアンモニア水にて調整し
、ダイヤイオン即−20,2′の塔に通してセフアレキ
シンを吸着させた。
塔を10eの水および10e,の10%メタノール水で
洗浄したのち、10%アセトン水で吸着しいるセフアレ
キシンを溶出した。抗菌活性を示す溶出液6.05′に
N,N−ジメチルホルムアミド1fを添加し、外温35
℃で減圧下に水及びアセトンを留去して濃縮し、結晶の
晶出した3来た濃縮液約1eを5℃に冷存した。減圧ろ
過により結晶を採取し、冷アセトン500m1にてスラ
リーとし、2度洗浄し、真空乾燥して19.1yのセフ
アレキシンの結晶を得た。λMax262nm(EI%
22\水)、〔α〕?+147(C1、水)、抗菌活性
9603μy/M9、収率88%、NMR′C′N,N
−ジメチルホルムアミドおよびアセトン由来のプロトン
のシグナルを認めず。実施例4 抗菌活性750μg/Mgの粗セフアレキシンの粉末1
35f(セフアレキシン含量:101y)を水5eに懸
濁し、濃塩酸40m1を加えて溶解し、アンモニア水で
PH5.Oに調整した溶液をダイヤイオン即一2へ10
eの塔に通してセフアレキシンを吸着させた。
洗浄したのち、10%アセトン水で吸着しいるセフアレ
キシンを溶出した。抗菌活性を示す溶出液6.05′に
N,N−ジメチルホルムアミド1fを添加し、外温35
℃で減圧下に水及びアセトンを留去して濃縮し、結晶の
晶出した3来た濃縮液約1eを5℃に冷存した。減圧ろ
過により結晶を採取し、冷アセトン500m1にてスラ
リーとし、2度洗浄し、真空乾燥して19.1yのセフ
アレキシンの結晶を得た。λMax262nm(EI%
22\水)、〔α〕?+147(C1、水)、抗菌活性
9603μy/M9、収率88%、NMR′C′N,N
−ジメチルホルムアミドおよびアセトン由来のプロトン
のシグナルを認めず。実施例4 抗菌活性750μg/Mgの粗セフアレキシンの粉末1
35f(セフアレキシン含量:101y)を水5eに懸
濁し、濃塩酸40m1を加えて溶解し、アンモニア水で
PH5.Oに調整した溶液をダイヤイオン即一2へ10
eの塔に通してセフアレキシンを吸着させた。
50′の水および50eの10%メタノール水にて洗浄
したのち、30%メタノール水で溶出した。
したのち、30%メタノール水で溶出した。
抗菌活性を示す溶出液27′にN,N−ジメチルホルム
アミド51を加え、外温35℃で減圧下で水及びメタノ
ールを留去して濃縮し、結晶が晶出して来た濃縮液約5
eを得た。該濃縮液を5℃に冷却して結晶化を完了させ
たのち、減圧P過により結晶を採取し、2.5eの冷ア
セトンで2度洗浄後、真空乾燥してセフアレキシンの結
晶90.7gを得た。λMax262nm(E(%22
9、水)、〔α〕Z2+150(C1、水)抗菌活性9
80pq/M9、収率88%。実施例5実施例1で用い
た結晶化廃母液100m1をPH5.Oにアンモニア水
で調整し、ダイヤイオン即−10、500mLの塔に通
じてセフアレキシンを吸着させ、2.5fの水および2
.5fの10%メタノール水て洗浄後、20%N,N−
ジメチルホルムアミド水で溶出し、実施例1と同様の操
作により、精製セフアレキシンの結晶2.21yを得た
。
アミド51を加え、外温35℃で減圧下で水及びメタノ
ールを留去して濃縮し、結晶が晶出して来た濃縮液約5
eを得た。該濃縮液を5℃に冷却して結晶化を完了させ
たのち、減圧P過により結晶を採取し、2.5eの冷ア
セトンで2度洗浄後、真空乾燥してセフアレキシンの結
晶90.7gを得た。λMax262nm(E(%22
9、水)、〔α〕Z2+150(C1、水)抗菌活性9
80pq/M9、収率88%。実施例5実施例1で用い
た結晶化廃母液100m1をPH5.Oにアンモニア水
で調整し、ダイヤイオン即−10、500mLの塔に通
じてセフアレキシンを吸着させ、2.5fの水および2
.5fの10%メタノール水て洗浄後、20%N,N−
ジメチルホルムアミド水で溶出し、実施例1と同様の操
作により、精製セフアレキシンの結晶2.21yを得た
。
λMax262Tlm(E(?22&水)、〔α〕?+
145(C1、水)、抗菌活性950μy/Mg、収率
83.4%実施例6 実施例2て用いた結晶化廃母液100mtをPH5.O
にアンモニア水で調整し、ダイヤイオン即−50150
0m1の塔に通してセフアレキシンを吸着させ、2.5
eの水および2.5eのメタノール水て洗浄後30%メ
タノールにてセフアレキシンを溶出した。
145(C1、水)、抗菌活性950μy/Mg、収率
83.4%実施例6 実施例2て用いた結晶化廃母液100mtをPH5.O
にアンモニア水で調整し、ダイヤイオン即−50150
0m1の塔に通してセフアレキシンを吸着させ、2.5
eの水および2.5eのメタノール水て洗浄後30%メ
タノールにてセフアレキシンを溶出した。
Claims (1)
- 1 不純物を含有するセフアレキシンの水溶液を非イオ
ン性ハイポーラスポリマー樹脂に通過させ、この樹脂を
セフアレキシンの溶出を惹起しない程度の低濃度の親水
性有機溶剤を含む親水性有機溶剤の水溶液で洗浄して、
樹脂に吸着された不純物を除去し、この洗浄した樹脂に
吸着したセフアレキシンを親水性有機溶剤の水溶液より
なる溶出剤により溶出し、得られた溶出液にN,N−ジ
メチルホルムアミドを加え、該溶出液から該有機溶剤及
び水を蒸留により除去して濃縮しながらN,N−ジメチ
ルホルムアミド濃度を増大させることにより、あるいは
溶出剤としてN,N−ジメチルホルムアミドの水溶性を
用いた場合はN,N−ジメチルホルムアミドを添加する
ことなく又は添加して溶出液から水を留去し濃縮しなが
らN,N−ジメチルホルムアミド濃度を増大させること
により、セフアレキシンを晶出させ、次にセフアレキシ
ン結晶を回収することを特徴とするセフアレキシンの精
製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1877875A JPS6047278B2 (ja) | 1975-02-17 | 1975-02-17 | セフアレキシンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1877875A JPS6047278B2 (ja) | 1975-02-17 | 1975-02-17 | セフアレキシンの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5195089A JPS5195089A (en) | 1976-08-20 |
JPS6047278B2 true JPS6047278B2 (ja) | 1985-10-21 |
Family
ID=11981082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1877875A Expired JPS6047278B2 (ja) | 1975-02-17 | 1975-02-17 | セフアレキシンの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047278B2 (ja) |
-
1975
- 1975-02-17 JP JP1877875A patent/JPS6047278B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5195089A (en) | 1976-08-20 |
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