JPS6046946B2 - 穴子および鰻類かば焼風加工食品の製造法 - Google Patents

穴子および鰻類かば焼風加工食品の製造法

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JPS6046946B2
JPS6046946B2 JP57015261A JP1526182A JPS6046946B2 JP S6046946 B2 JPS6046946 B2 JP S6046946B2 JP 57015261 A JP57015261 A JP 57015261A JP 1526182 A JP1526182 A JP 1526182A JP S6046946 B2 JPS6046946 B2 JP S6046946B2
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JP
Japan
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eel
conger
kabayaki
producing
conger eel
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JP57015261A
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JPS58134971A (ja
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文隆 東耀
幸照 谷本
登 中谷
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AJIKAN KK
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AJIKAN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は魚肉すり身を主原料とし、それに少量の動
植物性の繊維性食品素材と少量の穴子、鰻およびはも等
を加え、0.2〜0、踵量%の食塩存在下において、独
特の撹拌混合したものを、加熱凝固させた天然の穴子、
鰻等のかば焼に極似した食感・風味が得られる穴子およ
び鰻かば焼風食品の製造法に関するものである。
この発明の要点の1つは、魚肉すり身との配合−にあ
たつて少量加えられる穴子、鰻およびはもなどを筋繊維
を残存させる程度に組織を破壊することである。
通常孔の荒いチョッパーを用いて挽肉する。この挽肉の
操作は穴子、鰻およびはもなどの未処理物あるいはかは
焼用調味加工物をそれそ。れ単独に挽肉するか、または
魚肉すり身を加えて同時に挽肉してもよい。 この筋繊
維を完全に破壊しないことは少量の配合であつても製品
の口溶けがよく、ソフトな食感を与え、また咀しやくに
より旨味が徐々に感じられるという、いわゆる天然物特
有の食感・風味を維持できる重要な要件である。
配合物の中には繊維状植物蛋白の他にそぼろがある。
これら両者は製品の組織を連続的に連結し、組織をポ
ーラスでソフトなものにし、さらに水分や旨味成分を保
持する作用がある。 しカルこれらの食品素材を多量に
添加すると、魚肉すり身中のアクトミオシンの溶出、お
よびΞ次元構造生成に影響を与え、加熱を行なつた後の
ゲル物性が脆弱になる。
逆に繊維性物の量が少なく、魚肉すり身の割合が増加す
ると、蛋白質のネットワーク形成が緻密に行なわれる。
その結果、かえつてゲル強度が増し、製品の口溶けが悪
化する。従つてよい食感を得るには製品に対して約8〜
2腫量%程度を加えるのがよい。 次に少量の穴子、鰻
およびはもなどに対してその約1.4〜4倍量の魚肉す
り身をサイレントカツターて細断したものを直径4.5
Tn!ftの孔を有するチョッパープレートから押し出
す。
この操作はすり身を単独に用いて行なうか、あるいはサ
イレントカツターなどで細断した繊維状植物蛋白を添加
して同時に行なつてもよい。 ここでの操作は魚肉すり
身が繊維状植物蛋白およびそぼろ、あるいは動物性脂肪
と充分に混合できる程度に魚肉すり身を破砕すればよく
、破砕した魚肉すり身は食塩共存下で攪拌混合を行なう
ことにより、塩可溶性の蛋白質であるアクトミオシンが
溶出し、粘稠性を帯びるようになる。これが上記配合物
を接着するようになる。又、製品の物性、風味に影響を
与える添加物に動物性脂肪がある。
これは上記繊維性物がアクトミオシンの架橋形成に対す
る立体障害とは異なり、阻水基の作用により、蛋白質の
親水性基結合の形成を阻害する。その結果製品の口当り
はよくなり、風味も向上する。
これまで記述してきた各種原材料はホイツピングミキサ
ーのホッパーに投入し、攪拌混合を行なう。
即ち、穴子、鰻およびはもの未処理物あるいは、その調
味加工したものの挽肉をホッパーに投入し、これに魚肉
すり身および繊維状植物蛋白、そぼろ、さらに動物性脂
肪および食塩を加え、低速で数分攪拌混合を行なう。配
合物が均一に混合され粘稠性を帯びるようになると、ホ
ッパーからとり出し、成型を行ない、続いて80〜10
0℃,2〜7分蒸煮を行なう。この蒸煮による均一な熱
量供給により、攪拌混合物は蛋白質の熱変性に基づく均
一なゲルを形成する。そしてこの成型された素材を調味
液に浸漬し焼成を行なう。焼成によつて表面を適度に強
固なものとし、さらに穴子、鰻およびはも特有の香気を
発生させる。この発明により製造した製品は天然物に近
似した食感を示すが、これは前記してきたように、用い
た原料とその配合割合ならびに攪拌混合、蒸煮、焼成な
どの製造方法の影響の他に、加工品の水分および脂肪含
量が天然物に近いことも基因している。
焼成後の水分含量は45〜60%で、製品として認めら
れるこの数値は天然物の穴子および鰻等のかば焼の水分
含量と同じような値である。又、粗脂肪含量も同様で、
穴子かば焼風加工品の場合は約6.5%、鰻かば焼の場
合は16〜18%であつた。これに対して天然物の場合
は穴子かば焼の粗脂肪量は約6.3%、鰻かば焼の場合
は19%前後であることから粗脂肪含量においてもこの
発明の加工品と天然物は近似した値を示すことになる。
以上のようにこの発明による製造法で製造した製品は天
然物の穴子および鰻かば焼の食感、風味を保持している
ことを特徴としているがその製造法の詳細を穴子かは焼
風加工品の製造の実施例を用いて説明する。
実施例 解凍した助宗鱈すり身 16.鍾量%繊維状植
物蛋白 8.4重量%調味料 1
.鍾量%を直径4.5Twtの孔を有するチョッパープ
レートから押し出し挽肉する。
次に同様に 助宗鱈すり身 42.1重量%天然物
の穴子かば焼 16.鍾量%を共に挽肉する
そしてこれらの挽肉をホイツピングミキサーのホッパー
に入れ、食 塩 0.25重
量%動物性脂肪 5.1重量%助宗
鱈そぼろ 6.鍾量%調味液
3.踵量%を130r′Pm,3〜5分間攪拌混合する

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 製品に対して50〜70%の魚肉すり身を主原料と
    し、8〜25%の動植物性の繊維性食品素材および3〜
    7%の動物性脂肪を加え、さらに35%以下の穴子類の
    末処理物あるいは調味加工したものを筋繊維を残存する
    程度に荒挽きして加え、これらを攪拌して素材を作り、
    この素材を成型、蒸煮して調味後に浸漬後、焼成を行な
    い天然物の穴子類かば焼に極似した食感および風味を有
    する加工品を得ることを特徴とする穴子および鰻類かば
    焼風加工食品の製造法。
JP57015261A 1982-02-01 1982-02-01 穴子および鰻類かば焼風加工食品の製造法 Expired JPS6046946B2 (ja)

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JPS58134971A JPS58134971A (ja) 1983-08-11
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JPS59175864A (ja) * 1983-03-24 1984-10-04 San Ei Chem Ind Ltd 鰻の蒲焼き香を有する蒲鉾
JPS619269A (ja) * 1984-06-26 1986-01-16 Yukio Yoshino うなぎの練成加工品およびその製造方法
JPH0475571A (ja) * 1990-03-07 1992-03-10 Ideno Suisan:Kk 魚介類を入れた竹輪の製造方法
JP5681315B1 (ja) * 2014-06-10 2015-03-04 知生 粟谷 擬似ウナギ加工食品

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JPS58134971A (ja) 1983-08-11

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