JPS6045580B2 - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPS6045580B2
JPS6045580B2 JP54133194A JP13319479A JPS6045580B2 JP S6045580 B2 JPS6045580 B2 JP S6045580B2 JP 54133194 A JP54133194 A JP 54133194A JP 13319479 A JP13319479 A JP 13319479A JP S6045580 B2 JPS6045580 B2 JP S6045580B2
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JP
Japan
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prepreg
resin
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resin layer
paper
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JP54133194A
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JPS5656851A (en
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昌雄 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は積層板の基材として異なる材質の基材を用い
るコンポジット積層板の製造方法に関するものである。
積層板は、基材に樹脂を含浸せしめて乾燥することに
より得られるプリプレグを複数枚上下に重ね、加熱加圧
成形をすることにより、各プリプレグの樹脂を相溶硬化
せしめて各基材を積層接着させることにより製造される
。しかし、基材としてガラス布等のガラス基材と紙基材
とを用いた場合は、基材間の界面でガラス布と紙の繊維
同志が接触するため、樹脂による接着が十分に得られな
いという欠点がある。そこでこれを改善する方法として
、基材間の界面の樹脂層を厚くすることが考えられるが
、このように界面の樹脂層が厚くなるようプリプレグを
作成しても熱圧成形後には薄くなつて、基材の繊維の一
部が界面に出て繊維同志が接触するようになり、十分な
効果を得ることができないのが現状である。 本発明は
かかる点に鑑み、基材の界面の樹脂層の厚みが熱圧成形
によつてあまり減じないようにすれは各基材の層間剥離
を防止し得るという結論に達してなしたものであり、積
層板の層間剥離を防止することて耐熱性に優れた積層板
を得ることのできる積層板の製造方法を提供することを
目的とするものである。
以下本発明を詳細に説明する。
ガラス基材プリプレグはガラス織布やガラス不織布等の
ガラス布にエポキシ樹脂ワニスを含浸し、これを乾燥す
ることにより、常法によつて得ることができる。このガ
ラス基材プリプレグの樹脂分率(RC)は30〜5腫量
%が好ましι、、。紙基材プリプレグは紙にエポキシ樹
脂ワニスを含浸して乾燥することにより同様にして得る
ことができるが、予じめ紙をメラミン樹脂やフェノール
樹脂処理しておいてエポキシ樹脂を含浸させるのが好ま
しい。このように2段で含浸する場合、紙基材プリプレ
グの樹脂分率は1段目も含めて40−印重量%が好まし
い。紙としてはリンター紙、クラフト紙など任意のもの
を用いることができる。紙基材にエポキシ樹脂ワニスを
含浸させる前に予め紙基材をメラミン樹脂やフェノール
樹脂などで処理しておいてもよい。接着樹脂層は熱硬化
性樹脂をベースとし柔軟性付、与樹脂としてブチラール
樹脂を30〜7腫量%含有する接着剤であるものである
。3喧量%未満であれば接着剤の融解性が悪くなつて接
着界面へのなじみが悪くなり、また7鍾量%を超えると
積層成形時に熱ブレスで接着剤層の厚みが薄くなつて効
果が低下する傾向が生じる。
熱硬化性樹脂としてはフェノール樹脂及びエポキシ樹脂
を単独又は併用することができ、さらにこれにメラミン
樹脂を混合したものを用いることもできる。またブチラ
ール樹脂としては分子量10000〜100000のも
のを用いるのが好ましい(プリプレグに使用される樹脂
の分子量は通常500〜4000でこれよりかなり大き
い)。分子量が1000昧満であれば、積層成形時の熱
ブレスで接着樹脂層の厚みが薄くなつてプリプレグ界面
における接着性の効果が小さくなる傾向が生じ、また分
子量が100000を超えると熱ブレスしても接着樹脂
層の融解性が悪くなつて、接着界面へのなじみか悪くな
り接着剤としての作用もなさなくなる傾向を生じる。か
かる接着樹脂層としては上記配合物をフィルム化してこ
のフィルムをプリプレグ間に挾んで使用するようにして
も、また上記配合物をワニスとしてこのワニスをプリプ
レグの表面に塗布して使用するようにしてもよ−い。し
かして、積層板を製造するにあたつて、ガラス基材プリ
プレグ2を紙基材プリプレグ1の上面側と下面側に配す
る。
このようにガラス基材プリプレグ2を積層板の表層側に
用いるが好ましい。5接着樹脂層3をフィルム化して用
いる場合は第1図のようにフィルムの接着樹脂層3を紙
基材プリプレグ1とガラス基材プリプレグ2と間に挾ん
で使用し、また接着樹脂層3をワニスとして用いる場合
は第2図のように紙基材プリプレグ1やガラ.ス基材プ
リプレグ2の、両プリプレグ1,2の界面側表面にこの
ワニスを塗布することにより使用する。
しかし、接着樹脂層はフィルム化して使用する方か好ま
しい。すなわち接着樹脂層をワニスとしてプリプレグに
塗布するようにすれば、プリ.プレグの作成時に1回、
接着樹脂層としてのワニスの塗布の後にもう1回乾燥を
行なう必要があるためプリプレグは2回乾燥されること
になり、プリプレグの樹脂の反応性のコントロールが複
雑になつて困難となり、良好な成形性を得られず実際く
の効果は十分に満足できないからである。ただしこれは
成形性の問題であつて本発明の範囲を超えるものではな
い。上記積載物上にさらに銅箔等の金属箔4を載せ、こ
れを型板間に挾み、熱ブレス成形することにより、接着
樹脂層3を介して紙基材とガラス基材とが接着積層され
金属箔4が付着された金属箔張積層板を得るのである。
上記のようにして得た積層板はガラス基材プリプレグと
紙基材プリプレグとの間にブチラール樹脂を主成分とす
る接着樹脂層が介在されているために、ガラス基材と紙
基材の繊維同志が接触しないように接着樹脂層で隔離す
ることができ、さらに接着樹脂層は熱硬化性樹脂をベー
スとし柔軟性付与樹脂としてブチラール樹脂を30〜7
唾量%含有するので、熱ブレス時にこの接着樹脂層が薄
くなつてガラス基材と紙基材の繊維同志が熱ブレス後に
接触するようになるおそれもなく、異なる基材の繊維同
志の接触で積層板に層間剥離が生じることを防止できる
のである。
上記のようにして得た本発明の積層板は、ガラス基材プ
リプレグと紙基材プリプレグとの間に接着樹脂層を介在
させたので、ガラス基材と紙基材の繊維同士が接触しな
いように接着樹脂層で隔離することができ、しかもこの
接着樹脂層は熱硬化性樹脂をベースとし柔軟性付与樹脂
としてブチラール樹脂を30〜7鍾量%含有するもので
あるので、積層体の熱ブレス時にこの接着樹脂層が薄く
なつてガラス基材と紙基材の繊維同士が熱ブレス後に接
触するということがなく、異なる基材の繊維同士の接触
で積層板に層間剥離が生じるのを防止することができて
積層板の耐熱性を向上することができるものである。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
1 ガラス基材プリプレグ(プリプレグA)の作成表1
の配合のエポキシ樹脂ワニスをガラス布(日東紡18K
)に含浸乾燥して、樹脂分率(RC)43%、樹脂流出
分率(RF)10〜20%のガラス基材プリプレグ(プ
リプレグA)を得た。
2紙基材プリプレグ(プリプレグB)の作成表2のエポ
キシ樹脂ワニスを、メラミン樹脂で予じめ処理した10
ミルスのリンター紙に含浸乾燥し、RC5O%、RF5
%の紙基材プリプレグ(プリプレグB)を得た。
3紙基材プリプレグ(プリプレグC)の作成表3のエポ
キシ樹脂ワニスを、メラミン樹脂で予じめ処理した10
ミルスのリンター紙に含浸乾燥し、RC5O%、RF5
%の紙基材プリプレグ(プリプレグC)を得た。
4接着樹脂層 接着樹脂層としては、ADF−70TP(福田金属箔紛
工業(株)製)とSC−155(三井金属(株)製)と
を用いた。
ADF−70TPは分子量約30000のブチラール樹
脂58〜5踵量%、フェノール樹脂40〜4鍾量%の組
成よりなる。
これをワニスとして使用するときは溶媒メチルエチルケ
トンに固型分20%となるように溶解させる。SC−1
55は分子量約30000のブチラール樹脂37〜4鍾
量%、フェノール樹脂47〜50重量%、メラミン樹脂
14〜15重量%の組成よりなる。
これをワニスとして使用する場合は、メタノール、エタ
ノール、メチルエチルケトン、トルエン等の等量混合物
の溶媒に固型分20%となるように溶解させる。実施例
1 プリプレグB倣とプリプレグA2枚及び接着樹脂層とし
てADF−70TP(厚み25μ)2枚、35p厚の電
解銅箔(古河電工(株)製)を第1図の如き構成で上下
に重ね、これを金型プレートに挾んで165℃、6紛、
100kg/dの条件により加熱加圧ブレスをし、厚さ
1.6?の片面銅張積層板を得た。
実施例2実施例1に於て、ADF−70′IPフィルム
の代りに厚み30p(7)SC−155フィルムを用い
、あとは実施例1と同様にして片面銅張積層板を得た。
実施例3実施例1に於て、プリプレグBに替えてプリプ
レグCを使用し、あとは実施例1と同様にして片面銅張
積層板を得た。実施例4 実施例2において、プリプレグBに替えてプリプレグC
を使用し、あとは実施例2と同様にして片面銅張積層板
を得た。
実施例5 実施例1に於て、ADF−70TPフィルムの代りにA
DF−70TPワニスを用い、このワニスをプリプレグ
BとプリプレグAの表面に両プリプレグ間の界面で30
p厚の塗膜厚となるよう第2図のように塗布し、80℃
で1紛間乾燥して、あとは実施例1と同様にして片面銅
張積層板を得た。
実施例6 実施例2に於て、SC−155フィルムの代りに5SC
−155ワニスを用い、このワニスをプリプレグBとプ
リプレグAの表面に両プリプレグ間の界面で40p厚の
塗膜厚となるように第2図のように塗布し、80℃で1
吟間乾燥して、あとは実施例2と同様にして片面銅張積
層板を得た。
θ比較例1 実施例1において、ADF−70TPを使用せず、あと
は実施例1と同様にして片面銅張積層板を得た。
比較例2 比較例1において、プリプレグA(7)RCを60%と
し、プリプレグB(7)RCを65%とし、あとは比較
例1と同様にして片面銅張積層板を得た。
比較例3比較例1において、プリプレグAの樹脂分率を
65%としプリプレグBの樹脂分率を60%とし他は比
較例1と同様にして片面銅張積層板を得た。
上記のようにして得た実施例1〜6、比較例1〜3の積
層板の性能試験の結果を下記表4に示す。尚、半田耐熱
性は、260゜Cの半田浴に25藺角の試料を銅箔面を
下にフロートし、フクレの発生するまでの時間(秒)を
測定した。
またネジ締め後の半田耐熱性は、第3図のようにh1×
H2=50×80順に形成した試料Aの銅箔にパターン
aを作成し−て3.?の穴bを形成し、この穴bに銅箔
面側よりボルトcを通してワッシャd及びナットeをト
ルク圧10k9−Gて締め付け、260℃の半田浴にこ
の試料を銅箔面を下に5秒間フロート、1[相]冷却の
サイクルを3回繰返し、フクレ発生の有無を判定する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は積層板製造の一工程を示す分解図、第
3図は試験を示す斜視図である。 1は紙基材プリプレグ、2はガラス基材プリプレグ、3
は接着樹脂層てある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガラス基材にエポキシ樹脂を含浸したガラス基材プ
    リプレグと、紙基材にエポキシ樹脂を含浸した紙基材プ
    リプレグとの間に、熱硬化性樹脂をベースとし柔軟性付
    与樹脂としてブチラール樹脂30〜70重量%含有した
    接着樹脂層を介在せしめてこれを熱圧成形することを特
    徴とする積層板の製造方法。
JP54133194A 1979-10-15 1979-10-15 積層板の製造方法 Expired JPS6045580B2 (ja)

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JPS5656851A JPS5656851A (en) 1981-05-19
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