JPS6040874Y2 - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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Publication number
JPS6040874Y2
JPS6040874Y2 JP5809980U JP5809980U JPS6040874Y2 JP S6040874 Y2 JPS6040874 Y2 JP S6040874Y2 JP 5809980 U JP5809980 U JP 5809980U JP 5809980 U JP5809980 U JP 5809980U JP S6040874 Y2 JPS6040874 Y2 JP S6040874Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
housing
suction
valve
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP5809980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56159680U (ja
Inventor
久雄 小林
京司 小山田
公雄 加藤
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
Priority to JP5809980U priority Critical patent/JPS6040874Y2/ja
Publication of JPS56159680U publication Critical patent/JPS56159680U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧縮機、特に車両空調用に好適な斜板式圧縮機
の改良に関する。
車両空調用圧縮機においては、要求度合に応じて圧縮能
力を調節可能とするため例えば第4図に示すように負荷
減少時にリア側の吸入室55と吐出室56を直結にして
、リア側での圧縮作用を無効にするという技術手段が知
られているが、この手段では吐出弁52を通過する際の
抵抗が大きくシリンダ内ではいくらかの圧縮作用が避け
られないので、動力損失と温度上昇が大となる欠点を有
していた。
本考案の目的は上記の欠点を解消しようとするもので、
リアハウジング内に軸方向へ移動可能な内部ハウジング
を内装して、リアハウジングの内面と内部ハウジングの
背面との間に圧力室を形威し、内部ハウジングの端面に
バルブプレートを固着させるとともに切換弁を設けて、
圧縮機の能力を100%、50%の2段階に切換えがで
き、小能力時に不要な圧縮作用をしない圧縮機を提供す
ることである。
以下図示の実施例に基づき本考案を詳細に説明する。
第1〜3図において1,2はシリンダブロックであり、
互に対称な形状のシリンダブロック1゜2が二個合せら
れることによって、圧縮機本体3を構成している。
各シリンダブロック1,2には三個ずつのシリンダボア
la、2aが形成され、これらシリンダボア1ay2a
に両頭のピストン4が摺動可能に嵌合されている。
圧縮機本体3の中心孔3aには回転軸5が挿通され、軸
受6,7によって回転可能に支承されている。
この回転軸5の中央部には斜板8がスプリングピン9に
よって固定されており、この斜板8が回転するとき二対
のシュー10及びボール11を介して前記ピストン4が
シリンダボアla、2a内で往復運動させられるように
なっている。
12.13はスラスト軸受である。
シリンダブロック2の端面には、サクションバルブシー
ト14及びバルブプレート15、ガスケット16を間に
挟んでフロントハウジング17が固定されている。
バルブプレート15には三個ずつの吸入口15a及び吐
出口15bが形成されており、それぞれサクションバル
ブシート14、及びディスチャージバルブリードと協同
して三個の吸入弁18及び吐出弁19を構成している。
各吸入弁18はフロントハウジング17に形成された共
通の吸入室20から冷媒ガスを吸入し得る位置に設けら
れており、各吐出弁19は共通の吐出室21へ冷媒ガス
を吐出し得る位置に設けられている。
なお、前記吸入室20及び後述する吸入室、吸入通路、
吸入フランジ、吸入管は低圧側冷媒経路であり、前記吐
出室21及び後述する吐出室、吐出通路、吐出フランジ
、吐出管は高圧側冷媒経路である。
前記回転軸5はフロントハウジング17の中央部を貫通
して外部に突出し、この突出端において駆動源に接続さ
れる。
回転軸5とフロントノ1ウジング17とは軸封装置22
によって気密が保たれている。
一方、シリンダブロック1端面の縁部にはリアハウジン
グ23が対接固定されており、該リアハウジング23の
内周面には内部ノ\ウジング24が軸方向へ摺動可能に
嵌入されている。
内部ノ)ウジング24は隔壁によって吸入室25と吐出
室26に区画され、該内部ハウジング24の端面にはガ
スケット27及びバルブプレート28、サクションバル
ブシート29が小ねじ30によって固定されている。
バルブプレート28には三個ずつの吸入口28a及び吐
出口28bが形成されており、それぞれサクションバル
ブシート14及びディスチャージバルブリードと協同し
て三個の吸入弁31及び吐出弁32を構成している。
各吸入弁31は内部ハウジング24に形成された共通の
吸入室25から冷媒ガスを吸入し得る位置に設けられて
おり、各吐出弁32は共通の吐出室26へ冷媒ガスを吐
出し得る位置に設けられている。
前記サクションバルブシート29はシリンタフロック1
の端面に衝接可能であり、内部ハウジング24の背面と
リアハウジング23との間には空隙が設けられ、圧力室
33が形成されている。
内部ハウジング24の背面にはガイド孔34が穿設され
、該ガイド孔34にはリアハウジング23に固定された
平行ピン35が摺合されて、内部ハウジング24の位置
決めと回転が阻止されている。
内部ハウジング24の外周部にはOリング溝が設けられ
、この溝にOリング36が装着されて圧力室33の気密
が保持されるように構成されている。
シリンダブロック1にはサクションバルブシート29、
バルブプレート28、ガスケット27を介して内部ハウ
ジング24をリアハウジング23側へ付勢するとともに
内部ハウジング24の圧力平衡度を保持するためのスプ
リング37が適数個配置されている。
リアハウジング23には圧力室33に連通ずる導入孔3
8が穿設される一方、吐出通路39には逆止弁40が具
備されている。
41は吐出フランジである。
吐出フランジ41には吐出管42が連結され、導入孔3
8には導入管43が連結されており、各管42,43は
吸入圧力、吸入温度の設定値を越えることによって作動
する切換弁44に接続されている。
45は吸入フランジSと切換弁44を連絡する吸入管で
ある。
本考案は上記の構成であり、圧縮機の起動時には第2図
に示すようにサクションバルブシート29、バルブプレ
ート28、ガスケット27、内部ハウジング24は一体
的にスプリング37によって、リアハウジング23側へ
押された状態にあるため、バルブプレート2δがシリン
ダブロック1の端面から離れており、リア側でのシリン
ダボアすべてにわたって冷媒が人出可能で抵抗がほとん
どないため圧縮作用はなく、起動トルクは小さい。
また、圧縮機内に液冷媒が溜っているような場合でも、
フロント側が作用するのみで、その吐出量は少なく異常
高圧の発生が緩和される。
フロント側の圧縮がはじまり、吐出フランジ41から出
た吐出ガスが、切換弁44を通って圧力室33内に供給
されると、この吐出圧力によって内部ハウジング24が
第1図に示すようにシリンダブロック1側へ押され、サ
クションバルブシート29がシリンダブロック1の端面
に密着する。
この時点からシリンダブロック1側においても圧縮作用
が行われる。
定常運転時において、大負荷時に圧縮機の100%荷動
を必要とする場合には、第1図に示すように切換弁44
は吐出管42と圧力室33を連通させ、小負荷時に圧縮
機の50%荷動で満足が得られる場合には、第2図に示
すように切換弁44は吸入管45と圧力室33を連通ず
る。
したがってシリンダブロック1側で圧縮作用が行われな
い50%荷動時にはリア側の吐出通路39と吐出フラン
ジ41は逆止弁40によって遮断されており、フロント
側の吐出ガスが逆流するようなことはない。
なお、切換弁44は、例えば圧力スイッチが吸入圧力を
検知し、切換弁44に組込まれた電磁石のON、OFF
作動によって切換えられる。
また、切換弁44と導入孔38との途中に絞りを設ける
ことによって、応答を遅らせることもでき、起動時の異
常高圧発生の緩和と起動時のトルク低減に有効である。
更に、フロントハウジング17側に前記装置を適用する
ことも可能であるが、軸封装置22の潤滑及び冷却作用
を優先した場合には、効果的ではない。
上述のように本考案によれば、リアハウジングの内部に
軸方向に移動可能な内部ハウジングを嵌入し、該内部ハ
ウジングの端面にバルブプレートを固定し、かつ、内部
ハウジングの背面とリアハウジングの内面との間に圧力
室を形威し、該圧力室に導入孔を貫設して導入管を連結
する一方、前記吐出通路に逆止弁を配設し、前記吐出フ
ランジに吐出管を連結するとともに、圧力検知装置によ
って作動する切換弁を備え、該切換弁に前記吐出管及び
吸入管を接続したことによって、圧縮機の能力を必要に
応じて100%荷動と50%荷動の2段階に切換えるこ
とができ、リヤハウジングのわずかな移動で十分な逃し
面積が確保できるため低負荷運転時においては不必要な
圧縮がなく動力の低減と圧縮機の温度上昇が防止できる
また、起動時においてはトルクの低減と液圧縮の防止が
でき、したがって、圧縮機の耐久性と省エネルギーに有
効であり、機構的には駆動部以外で切換えることができ
るため、構造が比較的に簡単で故障がなく、圧縮機長さ
の増加量は小さくてよく能力切換えの際、フロント側の
吐出圧が利用でき制御が容易である等、種々の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は側断面図、
第2図は要部側断面図、第3図は要部側断面図、第4図
は従来技術を示す側断面図である。 1・・・・・・シリンダブロック、23・・・・・・リ
アハウジング、24・・・・・・内部ハウジング、2B
・・・・・・バルブプレート、30・・・・・・小ねじ
、33・・曲圧力室、34・・・・・・ガイド孔、35
・・・・・・平行ピン、37・・・・・・スプリング、
38・・・・・・導入孔、39・・・・・・吐出通路、
40・・・・・・逆止弁、41・・・・・・吐出フラン
ジ、42・・・・・・吐出管、43・・・・・・導入管
、44・・・・・・切換弁、45・・・・・・吸入管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 左右の軸方向に対状に結合したシリンダブロックと
    、その前後端に位置してシリンダブロックの両端を密封
    するフロント並びにリアハウジングと、吸入弁口及び吐
    出弁口等が穿設され、前記ブロックとハウジングとの間
    に介在されたバルブプレートと、シリンダブロックに穿
    設された吐出通路と連通ずる吐出フランジと、吸入通路
    と連通ずる吸入フランジとをそれぞれ有し、シリンダ中
    心部を挿通して駆動源により駆動される駆動軸と、駆動
    軸に楔着された斜板をまたいでその両側面と噛合し、駆
    動軸と平行なシリンダボア内を往復運動する両頭のピス
    トン群とを備えた圧縮機において、前記リアハウジング
    内に軸方向に移動可能で内部が隔壁によって吸入室と吐
    出室とに区画形成された有底筒状の内部ハウジングを嵌
    入し、該内部ハウジングの前面にバルブプレートを固定
    し、該バルブプレートと共に内部ハウジングを常時リア
    ハウジング側へ付勢するためのスプリングを装着すると
    ともに、前記内部ハウジングの背面とりアノ)ウジング
    の内面との間に導入孔を有する圧力室を形威し、該圧力
    室と高圧側冷媒経路又は低圧側冷媒径路を管路で結び、
    該管路の途中に両フランジのいずれか一方が圧力室と選
    択的に連通されるように切換弁を設け、さらに前記吐出
    通路に逆止弁を設けたことを特徴とする斜板式圧縮機。 ■ 前記スプリングの抗圧力が、前記圧力室に吐出圧力
    が付加されたとき、該吐出圧力によって前記内部ハウジ
    ングと、前記シリンダブロック端面との間の空隙が消去
    される程度に設定されたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の斜板式圧縮機。
JP5809980U 1980-04-25 1980-04-25 斜板式圧縮機 Expired JPS6040874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5809980U JPS6040874Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25 斜板式圧縮機

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JP5809980U JPS6040874Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25 斜板式圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPS56159680U JPS56159680U (ja) 1981-11-28
JPS6040874Y2 true JPS6040874Y2 (ja) 1985-12-10

Family

ID=29652586

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5809980U Expired JPS6040874Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25 斜板式圧縮機

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