JPS6042229Y2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPS6042229Y2
JPS6042229Y2 JP6808080U JP6808080U JPS6042229Y2 JP S6042229 Y2 JPS6042229 Y2 JP S6042229Y2 JP 6808080 U JP6808080 U JP 6808080U JP 6808080 U JP6808080 U JP 6808080U JP S6042229 Y2 JPS6042229 Y2 JP S6042229Y2
Authority
JP
Japan
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discharge
valve
closing valve
suction
passage
Prior art date
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Expired
Application number
JP6808080U
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JPS56167784U (ja
Inventor
久雄 小林
信 大野
千秋 内窪
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧縮機、特に車両空調用に好適な斜板式圧縮機
の改良に関する。
車両空調用圧縮機においては、クラッチがONになって
いる間は100%荷動で運転され、冷房負荷が減少した
ときはクラッチをOFFに切替えなければならない。
したがってクラッチに対するON、OFFの頻度が高い
場合にはクラッチが摩耗し易く、また、クラッチがON
、 OFFを反復することによって起動トルクが大きく
作用し、走行フィーリングに悪影響を及ぼしている。
さらに、起動の際、ときおり起こす液圧縮は、起動時の
一回転当りの吐出量を大きく、十分な吐出室容積を有し
ない圧縮機においては過酷な条件であり、圧縮機の耐久
性を著しく阻害するという欠点を有していた。
本考案の目的は上記の欠点を解消しようとするもので、
フロント側およびリア側のそれぞれに吸入室および吐出
室を有する斜板式圧縮機において、片側たとえばリア側
の吸入室と吐出室を適宜連通・遮断可能となし、圧縮能
力を100%、50%の二段階に選択できる圧縮機を提
供することである。
以下図示の実施例にもとづいて本考案を詳細に説明する
第1〜3図において、1,2はシリンダブロックであり
、互に対称な形状のシリンダブロック1.2が二個合せ
られることによって、圧縮機本体3を構成している。
各シリンダブロック1,2には三固ずつのシリンダボア
la、2aが形成され、これらシリンダボアla、2a
の両頭のピストン4が摺動可能に嵌合されている。
圧縮機本体3の中心孔3aには回転軸5が挿通され、軸
受6.7によって回転可能に支承されている。
この回転軸5の中央部には斜板8がスプリングピン9に
よって固定されており、この斜板8が回転するとき二対
のシュー10及びボール11を介して前記ピストン4が
シリンダボアla、2a内で往復運動させられるように
構成されている。
12,13はスラスト軸受である。
シリンダブロック2の端面にはサクションバルブシート
14及びバルブプレート15、ガスケット16を間に挾
んでフロートハウジング17が固定されている。
バルブプレート15には三個ずつの吸入口15a及び吐
出口15bが形成されており、それぞれサクションバル
ブシート14及びディスチャージバルブリードと協同し
て三個の吸入弁18及び吐出弁19を構成している。
各吸入弁18はフロートハウジング17に形成された共
通の吸入室20から冷媒ガスを吸入し得る位置に設けら
れており、各吐出弁19は共通の吐出室21へ冷媒ガス
を吐出し得る位置に設けられている。
前記回転軸5はフロートハウジング17の中央部を貫通
して外部に突出し、この突出端において駆動源に接続さ
れる。
回転軸5とフロートハウジング17とは軸封装置22に
よって気密が保たれている。
一方、シリンダブロック1の端部にはサクションバルブ
シート23及びバルブプレート24、ガスケット25が
中間ハウジング26を介して係留され、該中間ハウジン
グ26に端面にはリアハウジング27が固定されている
バルブプレート24には三個ずつの吸入口24a及び吐
出口24bが形成されており、それぞれサクションバル
ブシート23及びディスチャージバルブリードと協同し
て三個の吸入弁28及び吐出弁29を構成している。
各吸入弁28は中間ハウジング26に形成された共通の
吸入室30から冷媒ガスを吸入し得る位置に設けられて
おり、各吐出弁29は共通の吐出室31へ冷媒ガスを吐
出し得る位置に設けられている。
シリンダブロック1,2のシリンダボア挟間には吐出通
路空間51.52が形成され、該吐出通路空間51.5
2は、バルブプレート24.15に穿設された吐出連通
孔53,54によって、それぞれ吐出室31.21と連
通されるとともに、シリンダブロック1,2の外殻部に
穿設された吐出孔55.56を介して、外部冷凍回路と
連結するための吐出フランジ38の内空間と連通されて
いる。
ここで吐出通路空間51.52と吐出孔55.56を総
じてそれぞれ吐出通路と呼ぶこととする。
なお吸入室30.20は、図示しない吸入通路手段およ
び同じく図示しない吸入フランジを介して、外部冷凍回
路の吸入側と連通されている。
前記中間ハウジング26のほぼ中央(なおこのように中
央に限定されるものではなく、後述の凹部27bとの整
合関係がほぼ満足されるならば、その他の適宜位置に設
置可能である。
)には通孔26aが貫設されており、これが前記リアハ
ウジング27と中間ハウジング26の間に形成された空
隙とともに、前記吸入室30と吐出室31の連絡通路2
7aを構成している。
また、リアハウジング27のほぼ中央(既述と同様中央
位置に限定されるものではなく、前記通孔26aとの整
合関係がほぼ満足される適宜位置に設置可能である。
)には前記通孔26aと同心的に凹部27bが設けられ
、該凹部27b内には前記通孔26aを開閉するための
第1閉鎖弁32が出没可能に摺合されている。
前記通孔26aには第1閉鎖弁32を常時リアハウジン
グ27側へ付勢するためのスプリング33が挿通され、
該スプリング33の基端はバルブプレート24に当接さ
れている(ただし、前記スプリング33を通孔26aに
挿通することなく、その基端を中間ハウジング26に当
接するようにしても実施可能である。
)。一方、シリンダブロック1の吐出通路のうちの吐出
孔55には、該吐出孔55ひいてはシリンダブロック1
の吐出通路を開閉するための第2閉鎖弁35を有し、該
第2閉鎖弁35を常時開放方向へ付勢するためのスプリ
ング36を有する。
該スプリング36の自由長は第2閉鎖弁35と吐出孔5
5との間に僅少の空隙を保持できる程度でよい。
前記リアハウジング27には第1閉鎖弁32の背面に吐
出圧力を供給するための導入孔37を有し、該導入孔3
7と吐出フランジ38が、導圧管39で連設され、該導
圧管39の途中に開閉弁である電磁弁40が接続され、
該電磁弁40を励磁するための電磁弁コイル40aは第
4図の電気回路で示すように、吸入圧力スイッチ41及
び遅延装置42、温度スイッチ43、圧縮機スイッチ4
4を介して電源へ接続されている。
なお、前記吸入圧力スイッチ41と温度スイッチ43の
回路の途中にはクラッチコイル45が連結されている。
本考案は上記の構成てあり、つぎに作用を説明すると、
停止時には、第1閉鎖弁32、第2閉鎖弁35は、とも
にスプリング33.36の抗圧力によって開放され、第
1図に示すようにリア側の吸入室30と吐出室31が連
絡通路27aを介して連通ずるため、起動時にピストン
4が往復運動をはじめると、フロント側は正規に作動を
開始して、直ちに圧縮作用を行なうが、他方のリア側に
おいては吸入室30と吐出室31が短絡腰さらに吐出孔
55(シリンダブロック1側の吐出通路)が開放状態で
あるためフロント側の吐出室21もリア側の吸入室30
と連通している。
したがって圧縮機の全空間が短絡する。
しかし第2閉鎖弁35と吐出孔55の空隙周辺のリア側
への仕方流量が多いため第2閉鎖弁35は前記フロント
側の吐出圧力によって吐出孔55へ密着する。
したがってフロント側は、クラッチON時よりわずかに
遅れて正規運転に入る。
圧縮機内に液が溜っている場合でもフロント側しか圧縮
しないこと、リア吐出室へ逃げることなどから、液圧縮
は防止される。
なおスプリング36を省略しても本考案の実施は可能で
あるが、そのときはクラッチのONと同時にフロント側
で正規運転が開始される。
フロント側の正規運転により吐出圧力が上がりさらに前
記遅延装置42が作動して、クラッチコイル45よりも
一定時間遅れて第1閉鎖弁32の電磁弁40がONN腰
上1閉鎖弁32背面に吐出圧力が作用して、該第1閉鎖
弁がスプリング33の付勢力に抗して図示左方へ押しや
られて通孔26aを閉塞して吐出室31と吸入室30の
連絡通路27aを遮断すると、リア側においても正規の
圧縮作用が始まる。
このように、起動時は、0%、50%、100%と段階
的に能力が上がる(スプリング36を省略した場合は、
50%、100%と段階的に能力が上がる。
)ため、起動トルクが従来に比べ小さいものになる。
つぎに定常運転時において、大負荷時に圧縮機の100
%荷動を必要とする場合には、第2図に示すように第1
閉鎖弁32が通孔26aを閉鎖して、リア側の吐出圧力
とフロント側の吐出圧力がほぼ同一になると、第2閉鎖
弁35はリア側の吐出圧力によってスプリング36の頂
部よりも更に上方へ押し上げられる。
また、小負荷時に圧縮機の50%荷動で満足が得られる
場合には、第3〜4図に示すように吸入圧力スイッチ4
1によって電磁弁40がOFFになり第1閉鎖弁32を
開放することにより、リア側の圧縮作用が停止し、リア
側吐出室31の圧力が低下すると第2閉鎖弁35はスプ
リング36の頂部まで下降腰更にフロント側の吐出圧力
によって前記第2閉鎖弁35はスプリング36の圧力に
抗して吐出孔55に密着する。
なお、電磁弁40から第1閉鎖弁32に至る導圧管39
に十分な低抗を与えれば電気回路に遅延装置42を設け
る必要はない。
また電磁弁40を吸入圧力スイッチ41で開閉するよう
にしたが、吸入圧力で直接導圧管39を開閉させるよう
にしてもよい。
さらに電磁弁40を閉じたとき、第1閉鎖弁32の開放
を速やかにするため、導圧管39を吸入系を連通させ凹
部27b内の高圧冷媒を逃がすようにしてもよい。
上述のように本考案によれば、リアハウジングとシリン
ダブロックとの間に、吐出室と吸入室が区画形成された
中間ハウジングが介在され、前記リアハウジングに前記
吐出室と吸入室とを継ぐ連絡通路を設け、該連絡通路を
開閉するための第1閉鎖弁をリアハウジングに内装する
とともに、該第1閉鎖弁を常時リアハウジング側へ付勢
するためのスプリングを、前記中間ハウジングのほぼ中
央を貫通してバルブプレートに対接させる一方、前記吐
出フランジに連通ずる前記シリンダブロックのリア側吐
出通路に、該吐出通路を開閉するための第2閉鎖弁を設
け、更に、前記吐出フランジとリアハウジング内の第1
閉鎖弁の背部に連通する管路を有腰該管路を途中に電磁
弁を介在させたことにより、圧縮機の能力を負荷に応じ
て100%荷動と50%荷動の2段階に選択的に切換え
ることが可能となり、低負荷運転時においてはフロント
側のみの圧縮工程によって目的が遠戚でき、不必要な動
力の低減と圧縮機の温度上昇が防止できる。
また、起動時においては、トルクの低減と液圧縮の防止
ができ、圧縮機の耐久性と省エネルギーに有効であり、
駆動部以外で切換えができるため、構造や比較的に簡単
で故障がなく、能力切換えの際フロント側の吐出圧力が
利用でき制御が容易である等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は側断面図、
第2図は要部側断面図、第3図は要部側断面図、第4図
は電気回路図、第5図は第1図におけるI−I断面図、
第6図は第1図における■−■断面図である。 1・・・・・・シリンダブロック、26・・・・・・中
間ハウジング、26a・・・・・・通孔、27・・・・
・・リアハウジング、27a・・・・・・連絡通路、2
7b・・・・・・凹部、30・・・・・・吸入室、31
・・・・・・吐出室、32・・・・・・第1閉鎖弁、3
3,36・・・・・・スプリング、35・・・・・・第
2閉鎖弁、37・・・・・・導入孔、38・・・・・・
吐出フランジ、39・・・・・・導圧管、40・・・・
・・電磁弁、40a・・・・・・電磁弁コイル、41・
・・・・・吸入圧力スイッチ、42・・・・・・遅延装
置、43・・・・・・温度スイッチ、44・・・・・・
圧縮機スイッチ、45・・・・・・クラッチコイル、5
5・・・・・・吐出孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 左右の軸方向に対状に結合したシリンダブロックと
    、その前後端に位置してシリンダブロックの両端を密封
    するフロント並びにリアハウジングと、吸入弁口及び吐
    出弁口等が穿設され、前記ブ陥ツクとハウジングの間に
    介在されたバルブプレートと、シリンダブロックに穿設
    された吐出通路と連通ずる吐出フランジと、吸入通路と
    連通ずる吸入フランジとをそれぞれ有し、シリンダ中心
    部を挿通して駆動源により駆動される駆動軸と、駆動軸
    に楔着された斜板をまたいてその両側剖と噛合腰部動軸
    と平行なシリンダボア内を往復運動する両頭のピストン
    群とを備えた圧縮機において、前記リアハウジングとシ
    リンダブロックとの間に吐出室と吸入室が区画形成され
    た中間ハウジングが介在され、前記リアハウジングに前
    記吐出室と吸入室とを継ぐ連絡通路を設け、該連絡通路
    を開閉するための第1閉鎖弁をリアハウジングに内装す
    るとともに、該第1閉鎖弁を常時リアハウジング側へ付
    勢するためのスプリングを配設させる一方、前記吐出フ
    ランジに連通ずる前記シリンダブロックのリア側吐出通
    路に該吐出通路を開閉するための第2閉鎖弁を設け、更
    に、リアハウジング内の第1閉鎖弁の背部に吐出冷媒を
    導く管路を有腰該管路の途中に開閉弁を介在させたこと
    を特徴とする圧縮機。 ■ 前記スプリングの抗圧力が、前記第1閉鎖弁に吐出
    圧力が付加されたとき、前記連絡通路が前記第1閉鎖弁
    によって閉塞される程度に設定されたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の圧縮機。
JP6808080U 1980-05-16 1980-05-16 圧縮機 Expired JPS6042229Y2 (ja)

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JPS56167784U JPS56167784U (ja) 1981-12-11
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