JPH1047285A - ２気筒型回転式圧縮機 - Google Patents
２気筒型回転式圧縮機Info
- Publication number
- JPH1047285A JPH1047285A JP21551296A JP21551296A JPH1047285A JP H1047285 A JPH1047285 A JP H1047285A JP 21551296 A JP21551296 A JP 21551296A JP 21551296 A JP21551296 A JP 21551296A JP H1047285 A JPH1047285 A JP H1047285A
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- Japan
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- vane
- cylinder
- compressor
- sliding pin
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、摺動部潤滑のためのオイル供給能
力を損なうことなく、圧縮機の最小出力を半減すること
を可能にする。 【解決手段】 ２気筒型回転式圧縮機において、シリン
ダの一方にＢベーン挿入溝１７と密閉容器１内とを連通
する連通穴２５を形成し、一端に可動鉄心２６を有する
ソレノイド２７を取り付けた摺動ピン２８が連通穴２５
に挿入され、ソレノイド２７に電流を流すことにより、
摺動ピン２８がＢベーン挿入溝１７へ押され、摺動ピン
２８の先端がベーンの側面穴２９に挿入されてベーンの
動きを止める構成とした。
力を損なうことなく、圧縮機の最小出力を半減すること
を可能にする。 【解決手段】 ２気筒型回転式圧縮機において、シリン
ダの一方にＢベーン挿入溝１７と密閉容器１内とを連通
する連通穴２５を形成し、一端に可動鉄心２６を有する
ソレノイド２７を取り付けた摺動ピン２８が連通穴２５
に挿入され、ソレノイド２７に電流を流すことにより、
摺動ピン２８がＢベーン挿入溝１７へ押され、摺動ピン
２８の先端がベーンの側面穴２９に挿入されてベーンの
動きを止める構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置または空
気調和装置において、冷凍能力を制御する２気筒型回転
式圧縮機に関するものである。
気調和装置において、冷凍能力を制御する２気筒型回転
式圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より知られている２気筒型回転式圧
縮機について以下に説明する。
縮機について以下に説明する。
【０００３】図３，図４，図５において、１は密閉容器
で、この密閉容器１内に、電動機２と圧縮要素を収納し
ている。電動機２は、ロータ２ａとステータ２ｂから構
成され、前記ロータ２ａが回転することにより、圧縮要
素が駆動されるようになっている。圧縮要素はシャフト
３，Ａシリンダ４，Ｂシリンダ５，仕切板６，主軸受
７，副軸受８より構成され、Ａ圧縮室９，Ｂ圧縮室１０
を形成している。シャフト３は主軸１１，副軸１２，Ａ
偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４からなる。主軸１１には前記
ロータ２ａが取り付けられ、ロータ２ａが回転すること
により、シャフト３が回転する。副軸１２は副軸受８に
より支持されている。Ａ偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４は前
記Ａ圧縮室９，Ｂ圧縮室１０内にそれぞれ収納されてお
り、圧縮要素となる。前記Ａ偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４
のそれぞれに、Ａピストン１５，Ｂピストン１６が回転
自在に装着されている。前記Ａピストン１５，Ｂピスト
ン１６も前記Ａ圧縮室９，Ｂ圧縮室１０内にそれぞれ収
納されている。また、Ａシリンダ４，Ｂシリンダ５には
それぞれＡベーン挿入溝，Ｂベーン挿入溝１７，Ａ弾性
体挿入穴，Ｂ弾性体挿入穴１８が設けられており、Ａベ
ーン挿入溝，Ｂベーン挿入溝１７にはそれぞれＡベー
ン，Ｂベーン１９が、Ａ弾性体挿入穴，Ｂ弾性体挿入穴
１８にはＡ弾性体およびＢ弾性体２０がそれぞれ格納さ
れ、ＡベーンおよびＢベーン１９はそれぞれＡ弾性体お
よびＢ弾性体２０のバネ力により、それぞれＡピストン
１５，Ｂピストン１６に当接している。このＡベーンお
よびＢベーン１９により、それぞれＡ圧縮室９，Ｂ圧縮
室１０をＡ低圧室とＢ低圧室２１とＡ高圧室およびＢ高
圧室２２に分けている。さらに、それぞれのＡシリンダ
４，Ｂシリンダ５にはＡ吸入孔およびＢ吸入孔２３が形
成されている。主軸受７，副軸受８には吐出孔が形成さ
れている。圧縮された冷媒が設計された圧力になると吐
出孔よりそれぞれ吐出されるように、前記吐出孔を開閉
する吐出弁装置（図示しない）が設けられている。Ａ吸
入孔およびＢ吸入孔２３から吸い込んだ冷媒ガスは、Ａ
圧縮室９，Ｂ圧縮室１０内で圧縮され、吐出孔より密閉
容器１内へと吐出される。
で、この密閉容器１内に、電動機２と圧縮要素を収納し
ている。電動機２は、ロータ２ａとステータ２ｂから構
成され、前記ロータ２ａが回転することにより、圧縮要
素が駆動されるようになっている。圧縮要素はシャフト
３，Ａシリンダ４，Ｂシリンダ５，仕切板６，主軸受
７，副軸受８より構成され、Ａ圧縮室９，Ｂ圧縮室１０
を形成している。シャフト３は主軸１１，副軸１２，Ａ
偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４からなる。主軸１１には前記
ロータ２ａが取り付けられ、ロータ２ａが回転すること
により、シャフト３が回転する。副軸１２は副軸受８に
より支持されている。Ａ偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４は前
記Ａ圧縮室９，Ｂ圧縮室１０内にそれぞれ収納されてお
り、圧縮要素となる。前記Ａ偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４
のそれぞれに、Ａピストン１５，Ｂピストン１６が回転
自在に装着されている。前記Ａピストン１５，Ｂピスト
ン１６も前記Ａ圧縮室９，Ｂ圧縮室１０内にそれぞれ収
納されている。また、Ａシリンダ４，Ｂシリンダ５には
それぞれＡベーン挿入溝，Ｂベーン挿入溝１７，Ａ弾性
体挿入穴，Ｂ弾性体挿入穴１８が設けられており、Ａベ
ーン挿入溝，Ｂベーン挿入溝１７にはそれぞれＡベー
ン，Ｂベーン１９が、Ａ弾性体挿入穴，Ｂ弾性体挿入穴
１８にはＡ弾性体およびＢ弾性体２０がそれぞれ格納さ
れ、ＡベーンおよびＢベーン１９はそれぞれＡ弾性体お
よびＢ弾性体２０のバネ力により、それぞれＡピストン
１５，Ｂピストン１６に当接している。このＡベーンお
よびＢベーン１９により、それぞれＡ圧縮室９，Ｂ圧縮
室１０をＡ低圧室とＢ低圧室２１とＡ高圧室およびＢ高
圧室２２に分けている。さらに、それぞれのＡシリンダ
４，Ｂシリンダ５にはＡ吸入孔およびＢ吸入孔２３が形
成されている。主軸受７，副軸受８には吐出孔が形成さ
れている。圧縮された冷媒が設計された圧力になると吐
出孔よりそれぞれ吐出されるように、前記吐出孔を開閉
する吐出弁装置（図示しない）が設けられている。Ａ吸
入孔およびＢ吸入孔２３から吸い込んだ冷媒ガスは、Ａ
圧縮室９，Ｂ圧縮室１０内で圧縮され、吐出孔より密閉
容器１内へと吐出される。
【０００４】このように構成された２気筒型回転式圧縮
機において、電動要素が付勢され、ロータ２ａ，シャフ
ト３が回転すると、Ａ偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４，Ａピ
ストン１５，Ｂピストン１６がＡ圧縮室９，Ｂ圧縮室１
０内において偏芯回転し、Ａピストン１５，Ｂピストン
１６がＡベーンおよびＢベーン１９に当接しながら回転
移動し、それぞれ半回転ずれた周期でそれぞれのＡシリ
ンダ４，Ｂシリンダ５において、冷媒ガスの吸入，圧縮
が繰り返される。
機において、電動要素が付勢され、ロータ２ａ，シャフ
ト３が回転すると、Ａ偏芯軸１３，Ｂ偏芯軸１４，Ａピ
ストン１５，Ｂピストン１６がＡ圧縮室９，Ｂ圧縮室１
０内において偏芯回転し、Ａピストン１５，Ｂピストン
１６がＡベーンおよびＢベーン１９に当接しながら回転
移動し、それぞれ半回転ずれた周期でそれぞれのＡシリ
ンダ４，Ｂシリンダ５において、冷媒ガスの吸入，圧縮
が繰り返される。
【０００５】圧縮機には、機械部品の摺動部を潤滑する
ため、オイルが注入されており、通常、圧縮機の下部に
油溜まり２４として存在している。前記シャフト３には
貫通穴が設けられており、前記油溜まり２４からシャフ
ト３の回転により、シャフト３の副軸１２側からオイル
を軸方向に吸い上げ、機械部品の摺動部へとオイルを供
給し、焼き付きが起こらないように、潤滑作用を行う。
ため、オイルが注入されており、通常、圧縮機の下部に
油溜まり２４として存在している。前記シャフト３には
貫通穴が設けられており、前記油溜まり２４からシャフ
ト３の回転により、シャフト３の副軸１２側からオイル
を軸方向に吸い上げ、機械部品の摺動部へとオイルを供
給し、焼き付きが起こらないように、潤滑作用を行う。
【０００６】シャフト３の副軸１２側からオイルを軸方
向に吸い上げる量については、シャフト３の回転数に係
わってくるため、シャフト３の回転数が低ければ低い
程、オイルの上がりは悪くなり、潤滑作用が低下する。
向に吸い上げる量については、シャフト３の回転数に係
わってくるため、シャフト３の回転数が低ければ低い
程、オイルの上がりは悪くなり、潤滑作用が低下する。
【０００７】従って、オイルを摺動部へ供給できる限界
を考えて、圧縮機回転数の下限を設けている。
を考えて、圧縮機回転数の下限を設けている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、２気筒
型回転式圧縮機の上記従来構成では、圧縮室を２つ設け
るために、２つのシリンダ４，５と仕切板６により構成
されているため、摺動部を潤滑するためオイルを供給す
るには、オイルポンプによりオイルをＡ圧縮室９，Ｂ圧
縮室１０へ導くためのヘッドが高くなり、圧縮機を低い
回転数で運転した場合、全摺動部までオイルが上がらな
い。
型回転式圧縮機の上記従来構成では、圧縮室を２つ設け
るために、２つのシリンダ４，５と仕切板６により構成
されているため、摺動部を潤滑するためオイルを供給す
るには、オイルポンプによりオイルをＡ圧縮室９，Ｂ圧
縮室１０へ導くためのヘッドが高くなり、圧縮機を低い
回転数で運転した場合、全摺動部までオイルが上がらな
い。
【０００９】従って、インバータ駆動の圧縮機の場合、
低周波数域で運転できないという課題があった。そこ
で、能力制御のため、圧縮機が限りなく低周波数域で運
転できることが要求されている。
低周波数域で運転できないという課題があった。そこ
で、能力制御のため、圧縮機が限りなく低周波数域で運
転できることが要求されている。
【００１０】空調機として、空調する空間が設定温度に
到達した後、圧縮機を停止させずに、圧縮機を限りなく
低出力で運転させることにより、快適環境の維持ができ
る。
到達した後、圧縮機を停止させずに、圧縮機を限りなく
低出力で運転させることにより、快適環境の維持ができ
る。
【００１１】圧縮機を停止させると、圧縮機の保護のた
め、再始動までに時間がかかる。そのため、せっかくの
快適環境が崩れるという問題がある。
め、再始動までに時間がかかる。そのため、せっかくの
快適環境が崩れるという問題がある。
【００１２】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、摺動部潤滑のためのオイル供給能力を損
なうことなく、最小出力を半減することを可能にした圧
縮機を提供することを目的とする。
るものであり、摺動部潤滑のためのオイル供給能力を損
なうことなく、最小出力を半減することを可能にした圧
縮機を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、２気筒型回転式圧縮機において、シリンダ
のベーン挿入溝に挿入されたベーンの摺動を、片方のシ
リンダのベーンのみ止めることにより、片側の圧縮室の
みベーンが圧縮室内を仕切らなくなるため、圧縮作用を
行わなくなり、圧縮機の回転数はそのままで、圧縮機出
力を半減することができる。また、摺動部潤滑のための
オイル供給能力を損なうことなく、圧縮機最小出力を半
減することを可能とするものである。
に本発明は、２気筒型回転式圧縮機において、シリンダ
のベーン挿入溝に挿入されたベーンの摺動を、片方のシ
リンダのベーンのみ止めることにより、片側の圧縮室の
みベーンが圧縮室内を仕切らなくなるため、圧縮作用を
行わなくなり、圧縮機の回転数はそのままで、圧縮機出
力を半減することができる。また、摺動部潤滑のための
オイル供給能力を損なうことなく、圧縮機最小出力を半
減することを可能とするものである。
【００１４】上記によって、空調機の能力制御のため、
圧縮機最小出力を半減した信頼性に優れた圧縮機が得ら
れる。
圧縮機最小出力を半減した信頼性に優れた圧縮機が得ら
れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明は、２気筒型回転式圧縮機
において、２つのシリンダの一方に、シリンダのベーン
挿入溝と密閉容器内とを連通する連通穴を形成し、一端
にシリンダに配設した可動鉄心を有するソレノイドを取
り付けた摺動ピンが、前記連通穴に挿入され、シリンダ
のベーン挿入溝に挿入されたベーンの側面には、側面穴
が形成され、ソレノイドに電流を流すことにより、摺動
ピンがベーン挿入溝側へ押され、前記摺動ピンの先端が
ベーンの側面穴に挿入され、ベーンの動きを止めるよう
に構成して実施できるものである。
において、２つのシリンダの一方に、シリンダのベーン
挿入溝と密閉容器内とを連通する連通穴を形成し、一端
にシリンダに配設した可動鉄心を有するソレノイドを取
り付けた摺動ピンが、前記連通穴に挿入され、シリンダ
のベーン挿入溝に挿入されたベーンの側面には、側面穴
が形成され、ソレノイドに電流を流すことにより、摺動
ピンがベーン挿入溝側へ押され、前記摺動ピンの先端が
ベーンの側面穴に挿入され、ベーンの動きを止めるよう
に構成して実施できるものである。
【００１６】そしてこの構成によれば、圧縮機の回転数
はそのままで、圧縮機最小出力を半減することができ、
摺動部潤滑のためのオイル供給能力を損なうことなく、
圧縮機最小出力を半減することを可能とするものであ
る。
はそのままで、圧縮機最小出力を半減することができ、
摺動部潤滑のためのオイル供給能力を損なうことなく、
圧縮機最小出力を半減することを可能とするものであ
る。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図１，図２
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１８】なお、本発明の全体構成は、前述した図
３，図４，図５に示した従来例と同一であるので、同じ
部品に対して同じ符号を付けてその説明は省略し、主要
部の構成のみを説明する。
３，図４，図５に示した従来例と同一であるので、同じ
部品に対して同じ符号を付けてその説明は省略し、主要
部の構成のみを説明する。
【００１９】図１，図２において、２つのシリンダのう
ちの１つ、Ｂシリンダ５にはＢベーン挿入溝１７と密閉
容器１内とを連通する連通穴２５が形成されており、前
記連通穴２５に、一端に可動鉄心２６を有するソレノイ
ド２７を取り付けた摺動ピンが、挿入されている。Ｂベ
ーン１９の側面には側面穴２９が形成されている。ソレ
ノイド２７に電流が流れると、摺動ピン２８がＢベーン
挿入溝１７側へ押され、前記摺動ピン２８の先端が前記
Ｂベーン１９の側面穴２９に挿入され、ベーンの動きを
止める。容量制御運転時には、図２に示すように、ベー
ンを保持する。
ちの１つ、Ｂシリンダ５にはＢベーン挿入溝１７と密閉
容器１内とを連通する連通穴２５が形成されており、前
記連通穴２５に、一端に可動鉄心２６を有するソレノイ
ド２７を取り付けた摺動ピンが、挿入されている。Ｂベ
ーン１９の側面には側面穴２９が形成されている。ソレ
ノイド２７に電流が流れると、摺動ピン２８がＢベーン
挿入溝１７側へ押され、前記摺動ピン２８の先端が前記
Ｂベーン１９の側面穴２９に挿入され、ベーンの動きを
止める。容量制御運転時には、図２に示すように、ベー
ンを保持する。
【００２０】ベーンの保持手段は、ソレノイド２７のコ
イル３０に通電すると、可動鉄心２６は固定鉄心３１に
吸引され、図１の状態から図２の状態になり、可動鉄心
２６の先端に取り付けられている摺動ピン２８が、Ｂベ
ーン１９の側面の側面穴２９に挿入される。摺動ピン２
８がＢベーン１９の側面の側面穴２９に挿入されると、
Ｂベーン１９は動かなくなり、Ｂシリンダ５内を仕切ら
なくなるため、図３，図５に示すＢピストン１６が回転
しても、図３に示すＢ圧縮室１０内の容量変化はなく、
圧縮作用を行わなくなる。
イル３０に通電すると、可動鉄心２６は固定鉄心３１に
吸引され、図１の状態から図２の状態になり、可動鉄心
２６の先端に取り付けられている摺動ピン２８が、Ｂベ
ーン１９の側面の側面穴２９に挿入される。摺動ピン２
８がＢベーン１９の側面の側面穴２９に挿入されると、
Ｂベーン１９は動かなくなり、Ｂシリンダ５内を仕切ら
なくなるため、図３，図５に示すＢピストン１６が回転
しても、図３に示すＢ圧縮室１０内の容量変化はなく、
圧縮作用を行わなくなる。
【００２１】上記２気筒型回転式圧縮機において、片方
のベーンの動きを止めることにより、圧縮機の回転数は
そのままで、圧縮機最小出力を半減することができ、摺
動部潤滑のためのオイル供給能力を損なうことなく、圧
縮機最小出力を半減することを可能とすることができ
る。
のベーンの動きを止めることにより、圧縮機の回転数は
そのままで、圧縮機最小出力を半減することができ、摺
動部潤滑のためのオイル供給能力を損なうことなく、圧
縮機最小出力を半減することを可能とすることができ
る。
【００２２】従って、空調機として、空調する空間が設
定温度に到達した後、圧縮機を停止させずに、圧縮機を
現行の半分の最小出力で運転させることにより、快適環
境の維持，継続を向上できる。
定温度に到達した後、圧縮機を停止させずに、圧縮機を
現行の半分の最小出力で運転させることにより、快適環
境の維持，継続を向上できる。
【００２３】
【発明の効果】上記説明から明らかなように本発明は、
２気筒型回転式圧縮機において、シリンダのベーン挿入
溝に挿入されたベーンの摺動を、片方のシリンダのベー
ンのみ止めることにより、圧縮機の回転数はそのまま
で、圧縮機出力を半減することができる。また、摺動部
潤滑のためのオイル供給能力を損なうことなく、圧縮機
最小出力を半減することを可能とするもので、この構成
によれば、圧縮機最小出力を半減した信頼性に優れた圧
縮機が得られることで、空調システムによる快適環境の
維持，継続を向上できるという効果を奏する。
２気筒型回転式圧縮機において、シリンダのベーン挿入
溝に挿入されたベーンの摺動を、片方のシリンダのベー
ンのみ止めることにより、圧縮機の回転数はそのまま
で、圧縮機出力を半減することができる。また、摺動部
潤滑のためのオイル供給能力を損なうことなく、圧縮機
最小出力を半減することを可能とするもので、この構成
によれば、圧縮機最小出力を半減した信頼性に優れた圧
縮機が得られることで、空調システムによる快適環境の
維持，継続を向上できるという効果を奏する。
【図１】（ａ）本発明における２気筒型回転式圧縮機の
運転時の要部拡大平面図 （ｂ）同ベーンの側面穴の説明図
運転時の要部拡大平面図 （ｂ）同ベーンの側面穴の説明図
【図２】同ベーン保持状態の要部拡大平面図
【図３】従来の２気筒型回転式圧縮機の縦断面図
【図４】同シリンダの平面図
【図５】同シリンダにピストン，ベーン，弾性体を挿入
した状態を示す平面図
した状態を示す平面図
１ 密閉容器 ２ 電動機 ３ シャフト ４ Ａシリンダ ５ Ｂシリンダ ６ 仕切板 ９ Ａ圧縮室 １０ Ｂ圧縮室 １３ Ａ偏芯軸 １４ Ｂ偏芯軸 １５ Ａピストン １６ Ｂピストン １７ Ｂベーン挿入溝 １９ Ｂベーン ２０ Ｂ弾性体 ２１ Ｂ低圧室 ２２ Ｂ高圧室 ２３ Ｂ吸入孔 ２５ 連通穴 ２７ ソレノイド ２８ 摺動ピン ２９ 側面穴 ３０ コイル
Claims (1)
- 【請求項１】 密閉容器内に、電動機によって駆動され
る２つの圧縮要素を有し、前記各圧縮要素は、前記電動
機によって回転する偏芯軸を有すると共に偏芯軸に中空
部を形成し上下方向位置に配設されたシャフトと、２つ
のシリンダが仕切板を介して軸方向に配設され、前記シ
リンダの軸方向両端に、前記シャフトの軸受部を設け
て、２つの圧縮室を形成し、前記偏芯軸に回転自在に設
けられ、かつ圧縮室内を前記偏芯軸と共に偏芯回転する
ピストンと、前記シリンダに設けられたベーン挿入溝に
摺動自在に挿入され、圧縮室内を低圧室と高圧室に仕切
るベーンと、前記ピストンにベーンを押接する弾性体
と、圧縮される冷媒を導入する吸入孔と、圧縮した冷媒
を吐出する吐出孔と、この吐出孔を開閉する吐出弁装置
をそれぞれ設けた２気筒型回転式圧縮機であって、前記
シリンダの一方に、前記ベーン挿入溝と密閉容器内とを
連通する連通穴を形成し、一端に前記密閉容器内の前記
シリンダに配設した可動鉄心を有するソレノイドを取り
付けた摺動ピンが、前記連通穴に挿入され、ソレノイド
に電流を流すことにより、摺動ピンがベーン挿入溝側へ
押され、前記摺動ピンの先端が、前記ベーンの側面に設
けた側面穴に挿入され、ベーンの動きを止めることを特
徴とした２気筒型回転式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21551296A JPH1047285A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | ２気筒型回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21551296A JPH1047285A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | ２気筒型回転式圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1047285A true JPH1047285A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16673647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21551296A Pending JPH1047285A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | ２気筒型回転式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1047285A (ja) |
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006090978A1 (en) * | 2005-02-23 | 2006-08-31 | Lg Electronics Inc. | Capacity varying type rotary compressor |
| WO2006126399A1 (ja) * | 2005-05-27 | 2006-11-30 | Toshiba Carrier Corporation | 密閉型圧縮機と冷凍サイクル装置 |
| KR100664293B1 (ko) | 2005-01-17 | 2007-01-04 | 엘지전자 주식회사 | 로터리 압축기의 용량 가변 장치 및 이를 적용한 에어콘 |
| KR100724450B1 (ko) | 2005-12-29 | 2007-06-04 | 엘지전자 주식회사 | 용량 가변형 로터리 압축기 |
| KR100727881B1 (ko) | 2006-03-20 | 2007-06-14 | 삼성전자주식회사 | 용량가변 회전압축기 |
| EP1851434A1 (en) * | 2005-02-23 | 2007-11-07 | LG Electronics, Inc. | Capacity varying type rotary compressor and refrigeration system having the same |
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| CN100404867C (zh) * | 2005-03-24 | 2008-07-23 | 松下电器产业株式会社 | 转子式密闭压缩机 |
| ES2319598A1 (es) * | 2003-12-03 | 2009-05-08 | Toshiba Carrier Corporation | Sistema de ciclo de refrigeracion. |
| EP2295720A1 (en) * | 2008-05-19 | 2011-03-16 | Panasonic Corporation | Two-stage rotary expander, expander-integrated compressor, and refrigeration cycle device |
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