JPH11324959A - 密閉型回転圧縮機 - Google Patents
密閉型回転圧縮機Info
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- JPH11324959A JPH11324959A JP11029246A JP2924699A JPH11324959A JP H11324959 A JPH11324959 A JP H11324959A JP 11029246 A JP11029246 A JP 11029246A JP 2924699 A JP2924699 A JP 2924699A JP H11324959 A JPH11324959 A JP H11324959A
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- vane
- pressure
- rotary compressor
- suction chamber
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/356—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベインの両側面に作用する圧力分布を均一に
することで、ベインをベインスロット内に円滑に移動さ
せる密閉型回転圧縮機を提供する。 【解決手段】 本発明の圧縮機は密閉容器１０、偏心軸
２１を持つモータ２０及び吸入された冷媒を圧縮して吐
出させるシリンダ組立体３０とを含む。シリンダ組立体
３０はシリンダ３３、シリンダの上下部に結合されて回
転軸を支持すると共にシリンダ３３の内部空間を密閉す
る上下部フランジ３１，３２、シリンダ３３に該シリン
ダ３３の内部空間で弾力設置されてシリンダ３３の内部
空間を圧縮室３３ｃと吸入室３３ｂとに区画するベイン
３５、ベイン３５が設けられてシリンダ３３の一側にそ
の内部空間と疎通するように形成されたベインスロット
３３ａ、及びベインスロット３３ａの吸入室３３ｂ側に
吐出圧力の一部を誘導してベイン３５の両側面に作用す
る圧力の平衡を合せるための手段を含む。
することで、ベインをベインスロット内に円滑に移動さ
せる密閉型回転圧縮機を提供する。 【解決手段】 本発明の圧縮機は密閉容器１０、偏心軸
２１を持つモータ２０及び吸入された冷媒を圧縮して吐
出させるシリンダ組立体３０とを含む。シリンダ組立体
３０はシリンダ３３、シリンダの上下部に結合されて回
転軸を支持すると共にシリンダ３３の内部空間を密閉す
る上下部フランジ３１，３２、シリンダ３３に該シリン
ダ３３の内部空間で弾力設置されてシリンダ３３の内部
空間を圧縮室３３ｃと吸入室３３ｂとに区画するベイン
３５、ベイン３５が設けられてシリンダ３３の一側にそ
の内部空間と疎通するように形成されたベインスロット
３３ａ、及びベインスロット３３ａの吸入室３３ｂ側に
吐出圧力の一部を誘導してベイン３５の両側面に作用す
る圧力の平衡を合せるための手段を含む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は冷媒を圧縮して凝縮
機に送る密閉型回転圧縮機に関する。
機に送る密閉型回転圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】冷蔵庫や空気調和機などに用いられる一
般の密閉型回転圧縮機は、図１及び図２に示したよう
に、円筒形の密閉容器１０、該容器１０の内部に設けら
れるモータ２０及び該モータ２０から動力を伝達されて
回転しつつ吸入された冷媒を圧縮するシリンダ組立体３
０を含む。前記モータ２０は偏心軸２１を持つ。前記偏
心軸２１は回転子２２に押し込み結合され、回転子２２
は密閉容器１０の内部に押し込まれた固定子２３の内径
に適正間隙を保って回転可能に設けられる。
般の密閉型回転圧縮機は、図１及び図２に示したよう
に、円筒形の密閉容器１０、該容器１０の内部に設けら
れるモータ２０及び該モータ２０から動力を伝達されて
回転しつつ吸入された冷媒を圧縮するシリンダ組立体３
０を含む。前記モータ２０は偏心軸２１を持つ。前記偏
心軸２１は回転子２２に押し込み結合され、回転子２２
は密閉容器１０の内部に押し込まれた固定子２３の内径
に適正間隙を保って回転可能に設けられる。
【０００３】前記シリンダ組立体３０は上部及び下部フ
ランジ３１、３２、シリンダ３３、ローラー３４、ベイ
ン３５及びスプリング３６を持つ。上部及び下部フラン
ジ３１、３２はモータ２０の偏心軸２１を回転可能に支
持する。上部フランジ３１の一側には吐出口３１ａが形
成され、その上側には吐出口３１ａを開閉するための吐
出弁３７が設けられる。
ランジ３１、３２、シリンダ３３、ローラー３４、ベイ
ン３５及びスプリング３６を持つ。上部及び下部フラン
ジ３１、３２はモータ２０の偏心軸２１を回転可能に支
持する。上部フランジ３１の一側には吐出口３１ａが形
成され、その上側には吐出口３１ａを開閉するための吐
出弁３７が設けられる。
【０００４】そして、上部フランジ３１と下部フランジ
３２との間にはシリンダ３３が配置される。これに伴い
上下部フランジ３１、３２及びシリンダ３３により限定
される所定の空間が形成される。この空間部にはモータ
２０の偏心軸２１が受容され、偏心軸２１の周りにはロ
ーラー３４が設けられる。
３２との間にはシリンダ３３が配置される。これに伴い
上下部フランジ３１、３２及びシリンダ３３により限定
される所定の空間が形成される。この空間部にはモータ
２０の偏心軸２１が受容され、偏心軸２１の周りにはロ
ーラー３４が設けられる。
【０００５】また、シリンダ３３はその一側に内部の空
間と疎通されるように形成されたベインスロット３３ａ
を持つ。このベインスロット３３ａにはベイン３５が直
線移動可能に設けられる。ベイン３５の後端側はスプリ
ング３６により弾力支持され、これに伴いベイン３５は
常にその前端がローラー３４に密着された状態を保つ。
このベイン３５とローラー３４によりシリンダ３３の内
部空間は吸入室３３ｂと圧縮室３３ｃとに区画される。
シリンダ３３の吸入室３３ｂは吸入口３３ｄを通じて吸
入管１１と連結され、圧縮室３３ｃは上部フランジ３１
の吐出口３１ａと疎通される。参考に、図面において符
号４０はアキュムレータ（ａｃｃｕｍｕｌａｔｏｒ）で
ある。
間と疎通されるように形成されたベインスロット３３ａ
を持つ。このベインスロット３３ａにはベイン３５が直
線移動可能に設けられる。ベイン３５の後端側はスプリ
ング３６により弾力支持され、これに伴いベイン３５は
常にその前端がローラー３４に密着された状態を保つ。
このベイン３５とローラー３４によりシリンダ３３の内
部空間は吸入室３３ｂと圧縮室３３ｃとに区画される。
シリンダ３３の吸入室３３ｂは吸入口３３ｄを通じて吸
入管１１と連結され、圧縮室３３ｃは上部フランジ３１
の吐出口３１ａと疎通される。参考に、図面において符
号４０はアキュムレータ（ａｃｃｕｍｕｌａｔｏｒ）で
ある。
【０００６】このように構成された一般の密閉型回転圧
縮機の作用は次の通りである。モータ２０が動作するこ
とによりモータ２０の偏心軸２１に設けられたローラー
３４がシリンダ３３の内部空間で自転及び公転を反復す
るようになる。これに伴い、吸入室３３ｂと圧縮室３３
ｃの体積が変化し続けることにより冷媒の吸入と圧縮が
連続的になされる。圧縮された冷媒の圧力が吐出空間の
圧力より高まれば、吐出弁３７が開くようになり、圧縮
された冷媒は吐出口３１ａを通じてシリンダ組立体３０
の外部に吐き出される。ここで、シリンダ３３のベイン
スロット３３ａに設けられたベイン３５はその前端がロ
ーラー３４の外周面に密着された状態でベインスロット
３３ａを追って往復移動し続ける。
縮機の作用は次の通りである。モータ２０が動作するこ
とによりモータ２０の偏心軸２１に設けられたローラー
３４がシリンダ３３の内部空間で自転及び公転を反復す
るようになる。これに伴い、吸入室３３ｂと圧縮室３３
ｃの体積が変化し続けることにより冷媒の吸入と圧縮が
連続的になされる。圧縮された冷媒の圧力が吐出空間の
圧力より高まれば、吐出弁３７が開くようになり、圧縮
された冷媒は吐出口３１ａを通じてシリンダ組立体３０
の外部に吐き出される。ここで、シリンダ３３のベイン
スロット３３ａに設けられたベイン３５はその前端がロ
ーラー３４の外周面に密着された状態でベインスロット
３３ａを追って往復移動し続ける。
【０００７】前記ベイン３５の両側面には図３に示した
ように、圧縮室３３ｃの圧縮圧力Ｐｃと、吸入室３３ｂ
の吸入圧力Ｐｉが各々作用する。そして、シリンダ３３
のベインスロット３３ａの内部に位置されたベイン３５
については、その圧縮室側面には吐出圧力Ｐｄと圧縮圧
力Ｐｃが作用し、その反対側、即ち吸入室側面には吐出
圧力Ｐｄと吸入圧力Ｐｉが作用する。
ように、圧縮室３３ｃの圧縮圧力Ｐｃと、吸入室３３ｂ
の吸入圧力Ｐｉが各々作用する。そして、シリンダ３３
のベインスロット３３ａの内部に位置されたベイン３５
については、その圧縮室側面には吐出圧力Ｐｄと圧縮圧
力Ｐｃが作用し、その反対側、即ち吸入室側面には吐出
圧力Ｐｄと吸入圧力Ｐｉが作用する。
【０００８】圧縮室３３ｃの圧縮圧力Ｐｃと吐出圧力Ｐ
ｄはさほど差がない反面、吸入室３３ｂの吸入圧力Ｐｉ
は吐出圧力Ｐｄと大きな差を持つため、ベイン３５の両
側面に作用する圧力は示したように、相異なる大きさの
分布を示すことになる。このような圧力分布の差によっ
てベイン３５がベインスロット３３ａを追って往復移動
する時、ベイン３５はベインスロット３３ａの吸入室側
の内面に対して大きな荷重を受けるようになる。これに
伴い、摩擦損失が増大されて圧縮機の消費電力が増加さ
れる。
ｄはさほど差がない反面、吸入室３３ｂの吸入圧力Ｐｉ
は吐出圧力Ｐｄと大きな差を持つため、ベイン３５の両
側面に作用する圧力は示したように、相異なる大きさの
分布を示すことになる。このような圧力分布の差によっ
てベイン３５がベインスロット３３ａを追って往復移動
する時、ベイン３５はベインスロット３３ａの吸入室側
の内面に対して大きな荷重を受けるようになる。これに
伴い、摩擦損失が増大されて圧縮機の消費電力が増加さ
れる。
【０００９】また、前述したような理由のため、ベイン
３５がベインスロット３３ａに対して過度な荷重で接触
されることにより、この接触部にオイルが円滑に供給さ
れなくなって接触部の摩耗が発生し、この摩耗による圧
縮機の信頼性低下及び起動時の異常騒音が発生する短所
があった。
３５がベインスロット３３ａに対して過度な荷重で接触
されることにより、この接触部にオイルが円滑に供給さ
れなくなって接触部の摩耗が発生し、この摩耗による圧
縮機の信頼性低下及び起動時の異常騒音が発生する短所
があった。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述したよう
な短所を解消するために案出されたもので、ベインの両
側面に作用する圧力分布を均一にすることで、ベインを
ベインスロット内で円滑に移動させる密閉型回転圧縮機
を提供するところにその目的がある。
な短所を解消するために案出されたもので、ベインの両
側面に作用する圧力分布を均一にすることで、ベインを
ベインスロット内で円滑に移動させる密閉型回転圧縮機
を提供するところにその目的がある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明に係る密閉型回転圧縮機は、密閉容器、該
密閉容器内に設けられて偏心軸を持つモータ及び前記モ
ータから動力を伝達されて作動しつつ吸入された冷媒を
圧縮して吐き出させるシリンダ組立体を含む。
ための本発明に係る密閉型回転圧縮機は、密閉容器、該
密閉容器内に設けられて偏心軸を持つモータ及び前記モ
ータから動力を伝達されて作動しつつ吸入された冷媒を
圧縮して吐き出させるシリンダ組立体を含む。
【００１２】前記シリンダ組立体はモータの偏心軸を受
け入れる空間部を揃えて密閉容器の下部側に設けられた
シリンダ、該シリンダの上下部に結合され回転軸を支持
すると共にシリンダの内部空間を密閉する上下部フラン
ジ、前記シリンダにこのシリンダの内部空間に出没する
ように弾力設置され、前記偏心軸に結合されたローラー
と協同してシリンダの内部空間を圧縮室と吸入室とに区
画するベイン、前記ベインの設置のためにシリンダの一
側にその内部空間と疎通するように形成されたベインス
ロット、及び前記ベインスロットの吸入室側に吐出圧力
の一部を誘導してベインの両側面に作用する圧力の平衡
を合せるための手段を含む。
け入れる空間部を揃えて密閉容器の下部側に設けられた
シリンダ、該シリンダの上下部に結合され回転軸を支持
すると共にシリンダの内部空間を密閉する上下部フラン
ジ、前記シリンダにこのシリンダの内部空間に出没する
ように弾力設置され、前記偏心軸に結合されたローラー
と協同してシリンダの内部空間を圧縮室と吸入室とに区
画するベイン、前記ベインの設置のためにシリンダの一
側にその内部空間と疎通するように形成されたベインス
ロット、及び前記ベインスロットの吸入室側に吐出圧力
の一部を誘導してベインの両側面に作用する圧力の平衡
を合せるための手段を含む。
【００１３】前記圧力平衡手段はベインスロットの吸入
室側の壁面について垂直に形成された少なくとも一つの
圧力ホールと、該圧力ホールとシリンダの外部の圧縮冷
媒吐出空間を疎通させる圧力誘導通路とから構成され
る。これによれば、吐出空間の高い吐出圧力が前記圧力
誘導通路を通じてベインスロットの吸入室側の壁面に形
成された圧力ホールに誘導されるので、ベイン両側面に
作用する圧力の差を縮められる。従って、ベインとベイ
ンスロットとの間の摩擦損失を大きく低減することがで
きる。
室側の壁面について垂直に形成された少なくとも一つの
圧力ホールと、該圧力ホールとシリンダの外部の圧縮冷
媒吐出空間を疎通させる圧力誘導通路とから構成され
る。これによれば、吐出空間の高い吐出圧力が前記圧力
誘導通路を通じてベインスロットの吸入室側の壁面に形
成された圧力ホールに誘導されるので、ベイン両側面に
作用する圧力の差を縮められる。従って、ベインとベイ
ンスロットとの間の摩擦損失を大きく低減することがで
きる。
【００１４】そして、前記圧力誘導通路は上部フランジ
及び／または下部フランジに形成できる。ここで、下部
フランジに圧力誘導通路が形成される場合、密閉容器の
内底部に貯蔵されているオイルが前記圧力誘導通路を通
じてベインスロットの圧力ホールに流入されるので、ベ
インとベインスロットとの摺動面にオイル供給を円滑に
することができる。
及び／または下部フランジに形成できる。ここで、下部
フランジに圧力誘導通路が形成される場合、密閉容器の
内底部に貯蔵されているオイルが前記圧力誘導通路を通
じてベインスロットの圧力ホールに流入されるので、ベ
インとベインスロットとの摺動面にオイル供給を円滑に
することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の望ましい実施形態を詳述する。図４乃至図６には本
発明の一実施形態にともなう密閉型回転圧縮機が示され
ている。本発明の一実施形態による圧縮機は図１に示し
た従来の密閉型回転圧縮機と同じ構成を持つ。従って、
従来と同じ本発明の構成部分については同一符号を付
し、図１を参照して説明する。
明の望ましい実施形態を詳述する。図４乃至図６には本
発明の一実施形態にともなう密閉型回転圧縮機が示され
ている。本発明の一実施形態による圧縮機は図１に示し
た従来の密閉型回転圧縮機と同じ構成を持つ。従って、
従来と同じ本発明の構成部分については同一符号を付
し、図１を参照して説明する。
【００１６】図１、図４及び図５に示したように、本発
明の密閉型回転圧縮機は、円筒形の密閉容器１０、この
容器１０の内部に設けられるモータ２０及び該モータ２
０から動力を伝達されて回転しつつ吸入された冷媒を圧
縮するシリンダ組立体３０を含む。前記モータ２０は偏
心軸２１を持つ。前記偏心軸２１は回転子２２に押し込
み結合され、回転子２２は密閉容器１０の内部に押し込
まれた固定子２３の内径に適正間隙を保って回転可能に
設けられる。
明の密閉型回転圧縮機は、円筒形の密閉容器１０、この
容器１０の内部に設けられるモータ２０及び該モータ２
０から動力を伝達されて回転しつつ吸入された冷媒を圧
縮するシリンダ組立体３０を含む。前記モータ２０は偏
心軸２１を持つ。前記偏心軸２１は回転子２２に押し込
み結合され、回転子２２は密閉容器１０の内部に押し込
まれた固定子２３の内径に適正間隙を保って回転可能に
設けられる。
【００１７】前記シリンダ組立体３０は上部及び下部フ
ランジ３１、３２、シリンダ３３、ローラー３４、ベイ
ン３５及びスプリング３６を持つ。上部及び下部フラン
ジ３１、３２はモータ２０の偏心軸２１を回転可能に支
持する。上部フランジ３１の一側には吐出口３１ａが形
成され、その上側には吐出口３１ａを開閉するための吐
出弁３７が設けられる。
ランジ３１、３２、シリンダ３３、ローラー３４、ベイ
ン３５及びスプリング３６を持つ。上部及び下部フラン
ジ３１、３２はモータ２０の偏心軸２１を回転可能に支
持する。上部フランジ３１の一側には吐出口３１ａが形
成され、その上側には吐出口３１ａを開閉するための吐
出弁３７が設けられる。
【００１８】そして、上部フランジ３１と下部フランジ
３２との間にはシリンダ３３が配置される。これに伴い
上下部フランジ３１、３２及びシリンダ３３により限定
される所定の空間が形成される。この空間部にはモータ
２０の偏心軸２１が受容され、偏心軸２１の周りにはロ
ーラー３４が設けられる。
３２との間にはシリンダ３３が配置される。これに伴い
上下部フランジ３１、３２及びシリンダ３３により限定
される所定の空間が形成される。この空間部にはモータ
２０の偏心軸２１が受容され、偏心軸２１の周りにはロ
ーラー３４が設けられる。
【００１９】また、シリンダ３３はその一側に内部の空
間と疎通されように形成されたベインスロット３３ａを
持つ。このベインスロット３３ａにはベイン３５が直線
移動可能に設けられる。ベイン３５の後端側はスプリン
グ３６により弾力支持され、これに伴いベイン３５は常
にその前端がローラー３４に密着された状態を保つ。こ
のベイン３５とローラー３４によりシリンダ３３の内部
空間は吸入室３３ｂと圧縮室３３ｃとに区画される。シ
リンダ３３の吸入室３３ｂは吸入口３３ｄを通じて吸入
管１１と連結され、圧縮室３３ｃは上部フランジ３１の
吐出口３１ａと疎通される。
間と疎通されように形成されたベインスロット３３ａを
持つ。このベインスロット３３ａにはベイン３５が直線
移動可能に設けられる。ベイン３５の後端側はスプリン
グ３６により弾力支持され、これに伴いベイン３５は常
にその前端がローラー３４に密着された状態を保つ。こ
のベイン３５とローラー３４によりシリンダ３３の内部
空間は吸入室３３ｂと圧縮室３３ｃとに区画される。シ
リンダ３３の吸入室３３ｂは吸入口３３ｄを通じて吸入
管１１と連結され、圧縮室３３ｃは上部フランジ３１の
吐出口３１ａと疎通される。
【００２０】また、前記ベインスロット３３ａの吸入室
側面にはこの面に対して垂直方向に圧力ホール３３ｅが
形成される。そして、下部フランジ３２には前記圧力ホ
ール３３ｅとシリンダ組立体３０の外部、即ち吐出空間
を疎通させるための圧力誘導通路３２ａが形成される。
これに伴い、吐出空間の高い吐出圧力がベインスロット
３３ａの圧力ホール３３ｅに誘導される。従って、ベイ
ン３５の両側面に作用する圧力の差を縮められるように
なる。
側面にはこの面に対して垂直方向に圧力ホール３３ｅが
形成される。そして、下部フランジ３２には前記圧力ホ
ール３３ｅとシリンダ組立体３０の外部、即ち吐出空間
を疎通させるための圧力誘導通路３２ａが形成される。
これに伴い、吐出空間の高い吐出圧力がベインスロット
３３ａの圧力ホール３３ｅに誘導される。従って、ベイ
ン３５の両側面に作用する圧力の差を縮められるように
なる。
【００２１】ここで、前記圧力ホール３３ｅ及び圧力誘
導通路３２ａはできるだけシリンダ３３の吸入室３３ｂ
に近く位置されるように形成される。また前記圧力誘導
通路３２ａは、図示例では下部フランジ３２に形成され
た例を示しているが、これは上部フランジ３１に形成さ
れる場合もあり、また上下部フランジ３１，３２の両方
に形成されることもできる。
導通路３２ａはできるだけシリンダ３３の吸入室３３ｂ
に近く位置されるように形成される。また前記圧力誘導
通路３２ａは、図示例では下部フランジ３２に形成され
た例を示しているが、これは上部フランジ３１に形成さ
れる場合もあり、また上下部フランジ３１，３２の両方
に形成されることもできる。
【００２２】以下、前述したような構成を有する本発明
に係る密閉型回転圧縮機の作用を説明する。モータ２０
が起動するようになれば、ローラー３４はモータ２０の
偏心軸２１によりシリンダ３３の内部空間で自転と公転
を反復するようになる。これに伴い，吸入室３３ｂと圧
縮室３３ｃの体積が変化し続けることにより冷媒の吸入
と圧縮が連続的になされる。ここで、圧縮された冷媒は
その圧力が吐出空間の圧力より高まれば、吐出弁３７が
開くことにより吐出口３１ａを通じて吐出空間に吐出さ
れる。
に係る密閉型回転圧縮機の作用を説明する。モータ２０
が起動するようになれば、ローラー３４はモータ２０の
偏心軸２１によりシリンダ３３の内部空間で自転と公転
を反復するようになる。これに伴い，吸入室３３ｂと圧
縮室３３ｃの体積が変化し続けることにより冷媒の吸入
と圧縮が連続的になされる。ここで、圧縮された冷媒は
その圧力が吐出空間の圧力より高まれば、吐出弁３７が
開くことにより吐出口３１ａを通じて吐出空間に吐出さ
れる。
【００２３】そして、シリンダ３３のベインスロット３
３ａに設置されたベイン３５はその前端がローラー３４
の外周面に密着された状態でベインスロット３３ａを追
って往復移動し続ける。この際、吐出空間に吐出された
高い圧力（吐出圧力）の圧縮冷媒が下部フランジ３２に
形成された圧力誘導通路３２ａを通じてベインスロット
３３ａの吸入室３３ｂ側に供給される。従って、ベイン
スロット３３ａに挿入されたベイン３５の両面に作用さ
れる圧力分布は図６に示したように現れる。即ち、ベイ
ン３５の吸入室側面にはその後端から圧力ホール３３ｅ
に対応される位置まで作用する圧力、即ち吐出圧力Ｐｄ
はベインの圧縮室面に作用する圧力と同一である。
３ａに設置されたベイン３５はその前端がローラー３４
の外周面に密着された状態でベインスロット３３ａを追
って往復移動し続ける。この際、吐出空間に吐出された
高い圧力（吐出圧力）の圧縮冷媒が下部フランジ３２に
形成された圧力誘導通路３２ａを通じてベインスロット
３３ａの吸入室３３ｂ側に供給される。従って、ベイン
スロット３３ａに挿入されたベイン３５の両面に作用さ
れる圧力分布は図６に示したように現れる。即ち、ベイ
ン３５の吸入室側面にはその後端から圧力ホール３３ｅ
に対応される位置まで作用する圧力、即ち吐出圧力Ｐｄ
はベインの圧縮室面に作用する圧力と同一である。
【００２４】このように、ベインスロット３３ａに挿入
されたベイン３５の両側面に同じ圧力が作用されるた
め、従来のようにベイン３５の両面に作用する不平衡圧
力によってベイン３５がベインスロット３３ａの吸入室
側について大きな荷重で接触する現象が発生しない。こ
れに伴い、ベイン３５とベインスロット３３ａとの間の
摩擦損失が大幅に低減される。
されたベイン３５の両側面に同じ圧力が作用されるた
め、従来のようにベイン３５の両面に作用する不平衡圧
力によってベイン３５がベインスロット３３ａの吸入室
側について大きな荷重で接触する現象が発生しない。こ
れに伴い、ベイン３５とベインスロット３３ａとの間の
摩擦損失が大幅に低減される。
【００２５】また、前記圧力誘導通路３２ａを通じて密
閉容器１０の内底部に貯蔵されているオイルが圧力ホー
ル３３ｅに供給されてベイン３５とベインスロット３３
ａとの間の摺動面を円滑に潤滑するので、圧縮機の起動
時、ベイン３５が停止したり異常騒音が発生する現象を
防止できる。
閉容器１０の内底部に貯蔵されているオイルが圧力ホー
ル３３ｅに供給されてベイン３５とベインスロット３３
ａとの間の摺動面を円滑に潤滑するので、圧縮機の起動
時、ベイン３５が停止したり異常騒音が発生する現象を
防止できる。
【００２６】ひいては、圧縮機の組立時、シリンダ３３
が溶接熱により変形されてベインスロット３３ａの幅が
狭くなってもベインスロット３３ａに形成された圧力ホ
ール３３ｅ及び該ホール３３ｅを通した充分なオイル供
給でベインは円滑に移動することができる。
が溶接熱により変形されてベインスロット３３ａの幅が
狭くなってもベインスロット３３ａに形成された圧力ホ
ール３３ｅ及び該ホール３３ｅを通した充分なオイル供
給でベインは円滑に移動することができる。
【００２７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る密閉型
回転圧縮機は、ベインとベインスロットとの間の摩擦損
失が大幅に低減され、ベイン摺動面にオイル供給も円滑
になされるので性能と信頼性が高められる。以上では本
発明の望ましい実施形態について示しかつ説明したが、
本発明は前述した一実施形態に限らず、請求の範囲で請
求する本発明の要旨を逸脱せず当該発明の属する分野に
おいて通常の知識を持つ者ならば誰でも多様な変更実施
が可能である。
回転圧縮機は、ベインとベインスロットとの間の摩擦損
失が大幅に低減され、ベイン摺動面にオイル供給も円滑
になされるので性能と信頼性が高められる。以上では本
発明の望ましい実施形態について示しかつ説明したが、
本発明は前述した一実施形態に限らず、請求の範囲で請
求する本発明の要旨を逸脱せず当該発明の属する分野に
おいて通常の知識を持つ者ならば誰でも多様な変更実施
が可能である。
【図１】 一般的な密閉型回転圧縮機を示した縦断面図
である。
である。
【図２】 図１の主要部を示した横断面図である。
【図３】 図１に示した圧縮機においてベインの両側面
にかかる圧力分布を示した図面である。
にかかる圧力分布を示した図面である。
【図４】 本発明の一実施形態にともなう密閉型回転圧
縮機のシリンダ組立体を示した横断面図である。
縮機のシリンダ組立体を示した横断面図である。
【図５】 図４の主要部を拡大して示した断面図であ
る。
る。
【図６】 図４に示した圧縮機においてベインの両側面
にかかる圧力分布を示した図面である。
にかかる圧力分布を示した図面である。
１０ 容器 ２１ 偏心軸 ３３ シリンダ ３３ａ べインスロット ３３ｂ 吸入室 ３３ｃ 圧縮室 ３３ｅ 圧力ホール ３４ ローラ ３５ べイン ３６ スプリング
Claims (6)
- 【請求項１】 密閉容器と、 前記密閉容器内に設けられ、偏心軸を持つモータと、 前記モータの偏心軸を受け入れる空間部を持っており、
密閉容器の下部に設けられたシリンダと、 前記シリンダの上下部に結合され回転軸を支持すると共
にシリンダの内部空間を密閉する上下部フランジと、 前記シリンダに該シリンダの内部空間に出没するように
弾力設置され、前記偏心軸に結合されたローラーと協同
してシリンダの内部空間を圧縮室と吸入室とに区画する
ベインと、 前記ベインが設けられ、シリンダの一側にその内部空間
と疎通するように形成されたベインスロットと、 前記ベインスロットの吸入室側に吐出圧力の一部を誘導
してベインの両側面に作用する圧力の平衡を合せるため
の手段とを含むことを特徴とする密閉型回転圧縮機。 - 【請求項２】 前記圧力平衡手段はベインスロットの吸
入室側の壁面について垂直に形成された少なくとも一つ
の圧力ホールと、該圧力ホールとシリンダ外部の圧縮冷
媒吐出空間を疎通させる圧力誘導通路とから構成された
ことを特徴とする請求項１に記載の密閉型回転圧縮機。 - 【請求項３】 前記圧力ホールはシリンダの吸入室に近
く形成されたことを特徴とする請求項２に記載の密閉型
回転圧縮機。 - 【請求項４】 前記圧力誘導通路は下部フランジに形成
されたことを特徴とする請求項２に記載の密閉型回転圧
縮機。 - 【請求項５】 前記圧力誘導通路は上部フランジに形成
されたことを特徴とする請求項２に記載の密閉型回転圧
縮機。 - 【請求項６】 前記圧力誘導通路は上部及び下部フラン
ジの両方に形成されたことを請求項２に記載の特徴とす
る密閉型回転圧縮機。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR199814915 | 1998-04-27 | ||
| KR1019980014915A KR19990081137A (ko) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 밀폐형 회전 압축기 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11324959A true JPH11324959A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=19536725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11029246A Pending JPH11324959A (ja) | 1998-04-27 | 1999-02-05 | 密閉型回転圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11324959A (ja) |
| KR (1) | KR19990081137A (ja) |
| CN (1) | CN1233716A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015105574A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 三菱電機株式会社 | ロータリー圧縮機 |
| CN109882412A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-06-14 | 江西臻万汽车空调有限公司 | 一种一体旋转式空调压缩泵头及其压缩方法 |
| CN111648959A (zh) * | 2015-03-30 | 2020-09-11 | 海客尔技术公司 | 压缩机 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003227485A (ja) * | 2002-02-01 | 2003-08-15 | Hitachi Ltd | 複数シリンダ圧縮機 |
| KR20070001358A (ko) * | 2005-06-29 | 2007-01-04 | 삼성전자주식회사 | 회전압축기 |
| CN1966983B (zh) * | 2006-11-24 | 2011-06-01 | 西安交通大学 | 一种旋转/摇摆式压缩机结构 |
| CN102454609B (zh) * | 2010-10-27 | 2016-03-02 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 密闭型压缩机的挡板结构 |
| CN205089369U (zh) * | 2014-07-24 | 2016-03-16 | 摩尔动力(北京)技术股份有限公司 | 流体机构 |
| CN105275809B (zh) * | 2015-11-23 | 2017-09-22 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种转子压缩机、滑片振动系统及空调 |
| CN110454389A (zh) * | 2019-08-08 | 2019-11-15 | 珠海凌达压缩机有限公司 | 用于旋转式压缩机的压缩结构、旋转式压缩机、空调 |
-
1998
- 1998-04-27 KR KR1019980014915A patent/KR19990081137A/ko not_active Application Discontinuation
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11029246A patent/JPH11324959A/ja active Pending
- 1999-02-10 CN CN99102183A patent/CN1233716A/zh active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015105574A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 三菱電機株式会社 | ロータリー圧縮機 |
| CN111648959A (zh) * | 2015-03-30 | 2020-09-11 | 海客尔技术公司 | 压缩机 |
| CN109882412A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-06-14 | 江西臻万汽车空调有限公司 | 一种一体旋转式空调压缩泵头及其压缩方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR19990081137A (ko) | 1999-11-15 |
| CN1233716A (zh) | 1999-11-03 |
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